JPH07120547A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH07120547A
JPH07120547A JP26368893A JP26368893A JPH07120547A JP H07120547 A JPH07120547 A JP H07120547A JP 26368893 A JP26368893 A JP 26368893A JP 26368893 A JP26368893 A JP 26368893A JP H07120547 A JPH07120547 A JP H07120547A
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transmission
data
signal
analysis
reception
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JP26368893A
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Akira Iiboshi
明 飯星
Minoru Kojima
穣 小島
Yasushi Okada
泰仕 岡田
Taku Sugawara
卓 菅原
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダ受信信号をA/D変換して得た受信デ
ータをメモリ等の記憶装置に記憶させ、記憶させた受信
データを読み出して解析装置で解析するレーダ装置にお
いて、メモリ等の記憶装置から読み出したデータのみに
基づいて送信と受信との同期を取り、受信データの解析
を行なえるようにする。 【構成】 ビート信号BSをA/D変換した受信データ
DSをメモリ42の特定ビットD0〜D11へ供給し、
掃引信号SSならびにアンテナ選択信号S0,S1をメ
モリ42の他のビットD12〜D14へ供給して、受信
データDSと送信情報SS,S0,S1とを同時に記憶
させる。解析装置5は、メモリ42から読み出した送信
情報MSS,MS0,MS1に基づいて送信タイミング
を判断し、送信と同期を取って受信データMDSを信号
解析し、物標の存在やその距離を表示装置6に表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ受信信号をデ
ジタル信号へ変換してメモリに記憶させた後に、メモリ
に記憶されたデータを解析して物標の存在や位置を検出
するようにしたレーダ装置に係り、特に送信タイミング
や送信信号の種別等の送信情報を受信データとともにメ
モリに記憶させることで、受信信号の解析に際して同期
信号や送信情報を供給しなくても、メモリから受信デー
タとともに読み出される送信情報に基づいてデータ処理
期間の同期や送信信号の種別に応じた信号解析を可能に
したレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダ受信信号をデジタル信号へ変換し
てメモリに記憶させ、メモリに記憶させたデータを周波
数解析することで、物標の存在や位置等を検出するよう
にしたレーダ装置は、実開昭61−131679号公報
で知られている。
【0003】レーダ装置は、送信信号と受信信号との時
間差、位相差、もしくは送信信号と受信信号のビート周
波数に基づいて距離測定等を行うので、メモリに記憶さ
せたデータを解析する場合、送信信号の発射タイミング
もしくは送信信号の掃引タイミング等のタイミング情報
が必要である。このため、従来のレーダ装置では、送信
信号の発射時点や掃引の開始時点からカウンタ等の計時
手段を動作させ、所定のタイミングからA/D変換動作
を開始させるとともに、メモリの特定のアドレスから受
信データを順次記憶させることで、メモリのアドレス自
体を送信時点からの経過時間に対応付けている。
【0004】または、A/D変換動作ならびにメモリへ
の記憶は所定のサンプリングクロックに基づいて連続的
に行なうとともに、送信開始時点や掃引開始時点のデー
タが記憶されるメモリのアドレスを他の記憶装置に記憶
させておき、他の記憶装置に記憶させたメモリアドレス
を解析装置に供給することで、メモリから読み出して一
連の受信データと送信タイミングとの対応付けを行なう
ようにしている。さらに、複数のビームを切り換えて送
信を行なうレーダ装置においては、送信ビーム情報を他
の記憶装置に記憶させておき、メモリから読み出したデ
ータがどのビームのデータであるかの対応が付けられる
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のレー
ダ装置では、メモリへの書き込みタイミングを制御する
ための回路や、メモリから読み出したデータと送信状態
との対応を付けるための各種のデータの記憶装置が受信
データ記憶用のメモリの他に必要である。したがって、
レーダ装置の構成が複雑となる。
【0006】また、受信データを一時保管しておき別の
機会に解析を行なったり、受信データを他の記録媒体を
介して他の装置へ供給して各種の処理を行なうことを想
定した場合、受信データだけでは送信情報との対応付け
ができないので、受信データと送信情報とを同時に記憶
させておき、そのデータだけで信号解析ができるように
することが望まれていた。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、タイミング制御回路や送信タイミン
グ,ビーム種別等の送信情報と受信データとの対応を付
けるための他の記憶装置等を不要にしてレーダ装置の構
成を簡略化するとともに、メモリに記憶したデータに基
づいて信号解析ができるようにしたレーダ装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係るレーダ装置は、レーダ受信信号を所定の
サンプリング周期でA/D変換して得た受信データを時
間経過との対応を付けて記憶装置もしくは記憶媒体に記
憶させ、前記記憶装置もしくは記憶媒体から読み出した
受信データを解析装置で解析して物標の存在や位置を検
出するレーダ装置において、データを解析するために必
要な送信信号の送信もしくは掃引タイミング,送信ビー
ムの種別等の送信データを受信データと共に記憶装置も
しくは記憶媒体に記憶させるとともに、解析装置は記憶
装置もしくは記憶媒体から受信データと共に読み出され
る送信データに基づいて解析期間の基準点ならびに解析
条件を設定して解析を行うよう構成したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】記憶装置もしくは記憶媒体には、受信データと
共に送信データが記憶される。解析装置は、受信データ
と共に読み出される送信データに基づいて、送信タイミ
ングもしくは掃引タイミングを把握し受信データの解析
基準点を設定することができる。また、解析装置はどの
送信ビームによる受信データであるか等の送信条件を把
握し、把握した送信条件に基づいて所定の解析処理を行
うことができる。
【0010】記憶装置もしくは記憶媒体から読み出した
データのみに基づいて送信信号との同期をとった解析処
理が行えるので、送信装置から解析装置へ送信情報を供
給するための回路ならびに信号伝送路が不要となり、レ
ーダ装置の構成が簡略化される。また、送信情報と受信
データとが時間的対応を付けて記憶されているので、記
憶媒体に記憶したデータを他の場所で解析することも可
能であり、さらに、例えば定時観測したデータをバッチ
処理することも可能となる。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る送信ビーム切換型FM
−CW式のレーダ装置のブロック構成図である。このレ
ーダ装置1は、送受信部2と、同期情報生成部3と、サ
ンプリング部4と、解析装置5と、表示装置6とからな
る。
【0012】送受信部2は、変調制御回路21から供給
される周波数指定電圧信号21aに基づいて基本周波数
を掃引したFM信号22aを発生する電圧制御発振器
(VCO)22と、アイソレータ23を介して供給され
るFM信号23aを送信信号TSと局部信号LSとに分
配する方向性結合器24と、送信信号TSをアンテナ切
換回路25へ供給するとともに、このアンテナ切換回路
25で選択された送受信アンテナA〜Dで受信した信号
を効率良く取り出すサーキュレータ26と、サーキュレ
ータ26から供給される受信信号RSと局部信号LSと
を混合してビート信号BSを生じさせるミキサ27と備
える。
【0013】同期情報生成部3は、例えば水晶振動子等
Xを用い周波数精度の高く経時的にも安定した基準クロ
ックMCKを発生するとともに、これを分周等してサン
プリングクロックSCKを生成する基準クロック発生回
路31と、サンプリングクロックSCKに基づいて2ビ
ットのアンテナ選択信号S0,S1、ならびに、掃引指
令信号SSを生成するタイミング信号発生回路32と、
付加情報生成手段33と備える。
【0014】図2は掃引ならびにアンテナ切換の動作を
示す説明図である。図2(a)に示す掃引指令信号SS
の例えば立上りに同期して、図2(b)に示すアンテナ
選択信号S0,S1を変化させるようにしている。図1
に示したアンテナ切換回路25は、2ビット情報で与え
られるアンテナ選択信号S0,S1をデコードし、アン
テナ選択信号S0,S1で指定されたアンテナA〜Dを
選択してサーキュレータ26との接続を行うよう構成し
ている。これにより、図2(c)に示すように、各アン
テナA〜Dの選択切換がなされる。
【0015】図3に各アンテナのビーム指向特性を示
す。各アンテナA〜Dのビーム指向特性は、相互に重複
する領域を有するよう設定している。
【0016】図1に示した変調制御回路21は、掃引指
令信号SSの例えば立上りに基づいて送信周波数を予め
設定した変化速度で上昇させ、掃引指令信号SSの例え
ば立下りに基づいて送信周波数を予め設定した変化速度
で下降させるよう周波数指定電圧信号21aを発生す
る。これにより、図2(d)に示すように、基本周波数
f0から周波数f0+Δfの範囲に亘って三角波形状に
周波数変調された送信信号TSが選択されたアンテナA
〜Dから放射される。
【0017】したがって、送信信号TSと図2(e)に
示す受信信号RSとの間には、物標までの距離に応じた
時間差が生じ、図1に示したミキサ27を介して、図2
(f)に示すように物標までの距離に応じた周波数のビ
ート信号BSが出力され、このビート信号BSはサンプ
リング部4へ供給される。
【0018】サンプリング部4は、サンプリングクロッ
クSCKに基づいてビート信号BSを標本化・量子化す
るA/D変換器41と、A/D変換器41から出力され
た受信データ(デジタルビート信号)DSを記憶する例
えばRAM等の記憶装置(以下半導体メモリと記す)4
2と、この半導体メモリ42の書き込む・読み出しを制
御する書込・読出制御手段43とを備える。
【0019】A/D変換器41は、例えば12ビット並
列出力型のものを用いている。なお、A/D変換器41
の分解能(ビット数)は、データ解析の精度や処理時間
等に基づいて適宜設定されるべきものである。この実施
例では、A/D変換器41から出力された受信データD
Sを半導体メモリ42のデータ入力端子の下位ビット側
(D0〜D11)へ供給している。そして、データ入力
端子の12ビット,13ビット(D12,D13)にア
ンテナ選択信号S0,S1を、データ入力端子の14ビ
ット(D14)に送信指令信号SSをそれぞれ供給して
いる。さらに、データ入力端子の最上位ビット(D1
5)には、付加情報生成手段33からビット直列で供給
される付加情報HJを供給している。
【0020】付加情報HJは、送信の日付・時刻データ
や、送受信アンテナの種別、ビーム指向特性、送信の基
本周波数f0とその周波数偏位Δf、サンプリング周期
等のデータ解析時に参照すべき各種の情報である。この
付加情報HJは、半導体メモリ42に記憶した受信デー
タDSを他の解析装置へ供給してデータ解析を行う場合
や、定時観測データをバッチ処理する場合等に必要とな
るものである。なお、送信の基本周波数f0とその周波
数偏位Δf、サンプリング周期等の解析条件が設定され
ている解析装置5で解析を行う場合は、付加情報HJを
記憶させなくても受信データDSの解析は可能である。
【0021】付加情報生成手段33は、時計機能や図示
しないキーボード等の入力手段から入力された各種のデ
ータを記憶するRAM等を備えるとともに、サンプリン
グクロックSCKに同期して、日付・時刻データや外部
から設定された各種の情報を予め設定されたデータフォ
ーマットに基づいて、ビット直列に出力するよう構成し
ている。なお、付加情報HJを記憶する必要のない場合
は、付加情報生成手段33を設ける必要はない。
【0022】書込・読出制御手段43は、サンプリング
クロックSCKに基づいて書込アドレスを歩進させる書
込アドレス制御手段と、解析装置5から供給される読出
要求5aに基づいて読出アドレスを設定する読出アドレ
ス制御手段と、基準クロックMCKをカウントすること
でサンプリングクロックSCKから所定時間後(A/D
変換データが確定したタイミング)で書込アドレス信号
43aを半導体メモリ42のアドレス入力端子ADDへ
供給し、その後に書込指令信号43bを出力して、受信
データDSを書き込まさせるとともに、書き込み動作以
外の時間は読出要求5aに基づく読出アドレス信号43
cを供給するとともに、読出指令信号43dを出力して
半導体メモリ42に記憶した受信データMDSを読み出
させる書込・読出時分割処理手段等を備え、半導体メモ
リ42への受信データDSの書き込みとその読み出しを
行なうよう構成している。
【0023】解析装置5は、受信データ解析手段51
と、同期・解析条件設定手段52と、受信データ読出制
御手段53とを備える。同期・解析条件設定手段52
は、半導体メモリ42のデータ出力端子O12,O13
から供給されるアンテナ選択信号MS0,MS1、なら
びに、データ出力端子O14から供給される掃引指令信
号MSSとに基づいて、送信信号TSの送信タイミング
や、アンテナ切換のタイミングを判定し、半導体メモリ
42から読み出した受信データMDSの解析対象範囲や
解析条件52aを受信データ解析手段51へ供給して解
析条件を設定する。
【0024】また、この同期・解析条件設定手段52
は、半導体メモリ42のデータ出力端子O15から供給
されるビット直列の付加情報MHJを所定のフォーマッ
トの情報へ復元し、例えば必要に応じて日時情報や送信
アンテナの種別等の情報を抽出して、これ付加表示情報
5cとして表示装置6へ供給する。
【0025】さらに、この同期・解析条件設定手段52
は、半導体メモリ42から読み出されたアンテナ選択信
号MS0,MS1に基づいて送信アンテナA〜Dの切換
タイミングを把握した後は、その切換時点から所定の時
間が経過するまでの受信データにはアンテナ切換に伴う
雑音が混入していると判断し、図4(a)に示すよう
に、その間の受信データの読み出しを行なわないように
受信データ読み出し禁止区間TKを設定したり、もしく
はその読み出し禁止区間TK内の受信データDSを除い
て信号解析を行なうよう構成している。また、図4
(b)に示すように、アンテナ切換時点もしくは掃引指
令信号MSSに基づいて判断した掃引タイミングに同期
させて受信信号解析期間Taを設定し、設定した受信信
号解析期間Ta内の受信データMDSのみを読み出した
り、もしくはその受信解析期間Ta内の受信データDS
のみに対してい信号解析を施すよう構成している。
【0026】受信データ読出制御手段53は、同期・解
析条件設定手段52から特定の読み出し範囲が指定され
ない場合は、半導体メモリ42に記憶された受信データ
DSを時系列順(例えばメモリアドレスの0番地から順
次)読み出すよう読み出し要求5aを発生するが、同期
・解析条件設定手段52から特定の読み出し範囲が指令
された場合は、その指定された範囲の読み出し要求5a
をサンプリング部4へ供給するよう構成している。
【0027】受信データ解析手段51は、半導体メモリ
42のデータ出力端子O0〜O11から出力された受信
データMDSに対して、同期・解析条件設定手段52か
ら指定された解析対象範囲や解析条件52aに基づい
て、受信データの解析を行ない、物標の存在の検出や距
離の測定を行ない、その解析結果データ5bを表示装置
6へ供給する。受信データの解析には、例えば高速フー
リエ変換等のデジタル演算処理が利用される。
【0028】表示装置6は、受信データ解析手段51か
ら出力される解析結果データ5bを予め設定した所定の
表示フォーマットに変換して可視表示するとともに、同
期・解析条件設定手段52から必要に応じて出力される
付加表示情報5cを可視表示表示するよう構成してい
る。なお、この表示装置6は、音声合成装置等を備え、
物標までの距離等を可聴表示する構成としてよい。
【0029】以上の構成における動作を次に説明する。
同期情報生成部3内のタイミング信号発生回路32は、
サンプリングクロックSCKに同期させて掃引指令信号
SS、ならびに、アンテナ選択信号S0,S1を発生す
る。サンプリング部4内のA/D変換器41は、サンプ
リングクロックSCKに基づいて送受信部2の受信出力
であるビート信号BSをデジタル信号へ変換する。書込
・読出制御手段43は、A/D変換された受信データD
SをサンプリングクロックSCKに同期して半導体メモ
リ42へ記憶させる。この時、同一アドレスの他のビッ
トには、掃引指令信号SS、ならびに、アンテナ選択信
号S0,S1をそれぞれ供給しているので、受信データ
DSと同時に、掃引指令信号SS、ならびに、アンテナ
選択信号S0,S1等の送信情報が半導体メモリ42に
記憶される。なお、送信情報(SS,S0,S1等)
は、サンプリングクロックSCKに同期させて生成して
おり、また、半導体メモリ42へのデータ書き込み動作
もサンプリングクロックSCKに同期させているので、
A/D変換の動作タイミングや半導体メモリ42への書
き込みタイミングによって、送信情報と受信データと間
に時間的なずれが生ずることはない。
【0030】解析装置5は、半導体メモリ42から受信
データMDSと共に読み出される掃引指令信号SS、な
らびに、アンテナ選択信号S0,S1等の送信情報に基
づいて、送信タイミングや送信アンテナの種別を判定す
ることができるので、送信タイミングに同期させて受信
信号解析期間を設定し、その受信信号解析期間内の受信
データDSに対してデジタル信号処理を施して、物標の
存在や物標までの距離を検出することができ、その結果
を表示装置6で表示させることができる。
【0031】受信データDSとともに送信情報(SS,
S0,S1等)を同期させて記憶しているので、解析装
置5は半導体メモリ42から読み出したデータのみに基
づいて送信タイミングと受信信号との同期を取ることが
でき、また、送信アンテナの種別を判別することができ
る。さらに、アンテナ切換時点から所定の期間内の受信
データを解析対象外として、アンテナ切換に伴う雑音成
分を除去するデータ処理を解析装置5側で行なうことも
可能となる。また、解析装置5側で、送信情報に即して
より高精度の検出が可能となるよう、もしくはより短時
間での解析が可能となるよう受信信号の解析対象範囲を
適宜変更することもできる。
【0032】なお、この実施例では複数の送信ビームを
切り換えるFM−CWレーダ装置につて説明したが、ア
ンテナ切り換えを行なわないレーダ装置においては、掃
引信号SSのみを記憶させる構成としてもよい。また、
図2に示したように、掃引信号SSとアンテナ選択信号
S0,S1が同期している場合は、掃引信号SSを記憶
させずし、アンテナ選択信号S0,S1のみを記憶させ
る構成として、半導体メモリ42のデータビット数を減
少させてもよい。パルスレーダにおいては、送信パルス
の送信タイミングを示す2値信号を記憶させる構成とす
ることで、送信信号と受信信号の同期を取ることができ
る。
【0033】この実施例では、受信データDSならびに
送信情報(SS,S0,S1)を記憶する手段として1
個の半導体メモリ42を用いる構成を示したが、メモリ
アドレスを同一もしくは関連付けられた2個の半導体メ
モリを備え、受信データDSと送信情報(SS,S0,
S1)とはそれぞれ別の半導体メモリに記憶するように
してもよい。
【0034】また、半導体メモリ42の代わりに磁気デ
ィスク駆動装置もしくは光磁気ディスク駆動装置を用
い、磁気ディスクもしくは光磁気ディスク等の記憶(記
録)媒体に受信データDSならびに送信情報を記録させ
るようにしてもよい。また、移動可能な磁気ディスクも
しくは光磁気ディスク等の記憶(記録)媒体を用いて、
記録したデータを他の解析装置へ供給したり、長期間に
亘るデータを保存するようにしてもよい。なお、このよ
うな場合、付加情報HJを含めて記録する構成であれ
ば、データ解析時の受信データの時刻や送信アンテナの
種別等を確認することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るレー
ダ装置は、レーダ受信信号をA/D変換して得た受信デ
ータを解析するために必要な送信データを、受信データ
と共に記憶装置もしくは記憶媒体に記憶させる構成とし
たので、解析装置は記憶装置もしくは記憶媒体から読み
出した受信データと送信データとに基づいて、送信と受
信との同期を取り、受信データの信号解析を行なうこと
ができる。
【0036】記憶装置もしくは記憶(記録)媒体から読
み出したデータのみに基づいて送信信号との同期を取っ
た解析処理が行なえるので、送信装置から解析装置へ送
信情報を供給するための回路ならびに信号伝送路等が不
要となり、レーダ装置に構成が簡略化される。また、送
信情報と受信データとが時間的に対応付けて記憶されて
いるので、記憶(記録)媒体に記憶したデータを他の場
所で解析することも可能であり、さらに、定時観測した
データをバッチ処理することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る送信ビーム切換型FM−CW式
のレーダ装置のブロック構成図
【図2】掃引ならびにアンテナ切換の動作を示す説明図
【図3】各アンテナのビーム指向特性の一例を示す説明
【図4】送信信号との同期を取った信号解析処理の一例
を示す説明図
【符号の説明】
1 レーダ装置 2 送受信部 3 同期情報生成部 4 サンプリング部 5 解析装置 6 表示装置 32 タイミング信号発生回路 41 A/D変換器 42 半導体メモリ(記憶手段) 51 受信データ解析手段 52 同期・解析条件設定手段 A,B,C,D 送受信アンテナ BS ビート信号 DS 受信データ(デジタルビート信号) MDS 半導体メモリから読み出した受信データ MS0,MS1 半導体メモリから読み出したアンテナ
選択信号 MSS 半導体メモリから読み出した掃引指令信号 S0,S1 アンテナ選択信号 SS 掃引指令信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 卓 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ受信信号を所定のサンプリング周
    期でA/D変換して得た受信データを時間経過との対応
    を付けて記憶装置もしくは記憶媒体に記憶させ、前記記
    憶装置もしくは記憶媒体から読み出した受信データを解
    析装置で解析して物標の存在や位置を検出するレーダ装
    置において、 受信データを解析するために必要な送信信号の送信タイ
    ミングもしくは掃引タイミングや送信ビームの種別等の
    送信データを前記受信データと共に前記記憶装置もしく
    は記憶媒体に記憶させるとともに、 前記解析装置は前記記憶装置もしくは記憶媒体から受信
    データと共に読み出される前記送信データに基づいて解
    析期間の基準点ならびに解析条件を設定して解析を行う
    よう構成したことを特徴とするレーダ装置。
JP26368893A 1993-10-21 1993-10-21 レーダ装置 Withdrawn JPH07120547A (ja)

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