JP2000348928A - マグネットリング - Google Patents
マグネットリングInfo
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- JP2000348928A JP2000348928A JP11157239A JP15723999A JP2000348928A JP 2000348928 A JP2000348928 A JP 2000348928A JP 11157239 A JP11157239 A JP 11157239A JP 15723999 A JP15723999 A JP 15723999A JP 2000348928 A JP2000348928 A JP 2000348928A
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- JP
- Japan
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- magnet ring
- magnet
- magnets
- ring
- resin case
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/02—Permanent magnets [PM]
- H01F7/0231—Magnetic circuits with PM for power or force generation
- H01F7/0252—PM holding devices
- H01F7/0268—Magnetic cylinders
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- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リング状に加工しなくて済み、その上、磁気
特性に優れたマグネットリングを提供する。 【解決手段】 円筒形状の樹脂ケース2の内部に、板状
のFe−Cr−Co系磁石1を配置する。
特性に優れたマグネットリングを提供する。 【解決手段】 円筒形状の樹脂ケース2の内部に、板状
のFe−Cr−Co系磁石1を配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ーの紙送り装置として使用するマグネットクラッチにお
ける半硬質磁性材料からなるマグネットリングに関す
る。
ーの紙送り装置として使用するマグネットクラッチにお
ける半硬質磁性材料からなるマグネットリングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】マグネットクラッチに使用する半硬質磁
性材料からなるマグネットリングには、一般的に、Fe
−Cr−Co系磁石材料をリング状に加工したものが利
用されている。一般的なFe−Cr−Co系磁石は、C
rが20〜40重量%、Coが5〜30重量%及び残部
Feからなる合金であって、高温で溶体化処理後、磁場
中でスピノーダル分解及び濃度差拡大熱処理の3種類の
熱処理を行って磁石特性を得るものである。
性材料からなるマグネットリングには、一般的に、Fe
−Cr−Co系磁石材料をリング状に加工したものが利
用されている。一般的なFe−Cr−Co系磁石は、C
rが20〜40重量%、Coが5〜30重量%及び残部
Feからなる合金であって、高温で溶体化処理後、磁場
中でスピノーダル分解及び濃度差拡大熱処理の3種類の
熱処理を行って磁石特性を得るものである。
【0003】しかし、上述のFe−Cr−Co系磁石材
料は、リング状に加工するために異方性の材料を利用で
きず、等方性の磁石が主として使われている。この材料
の磁気特性は、残留磁束密度Br=8kG、保磁力Hc
=400Oe程度が現状である。
料は、リング状に加工するために異方性の材料を利用で
きず、等方性の磁石が主として使われている。この材料
の磁気特性は、残留磁束密度Br=8kG、保磁力Hc
=400Oe程度が現状である。
【0004】さらに、Fe−Cr−Co系磁石材料の中
には、保磁力が700Oeを越える特性を有するものも
あるが、同様に、リング状に加工することが困難であ
り、実用化されていない。
には、保磁力が700Oeを越える特性を有するものも
あるが、同様に、リング状に加工することが困難であ
り、実用化されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決し、リング状に加工しなくて済み、その上、磁気
特性に優れたマグネットリングを提供することにある。
を解決し、リング状に加工しなくて済み、その上、磁気
特性に優れたマグネットリングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂ケースの
内部に、該樹脂ケースに沿ってFe−Cr−Co系磁石
が配置されたマグネットリングである。
内部に、該樹脂ケースに沿ってFe−Cr−Co系磁石
が配置されたマグネットリングである。
【0007】即ち、本発明は、円周方向に異方性を有す
る板状のFe−Cr−Co系磁石をリング状に配置した
ことを特徴とする。磁気特性に優れた異方性Fe−Cr
−Co系磁石を使用するため、磁石をリング状に加工す
ることが不要となる。また、形状を薄板状に単純化する
ことができる。よって、磁石の使用量が少なくなり、低
コスト化、軽量化を図ることができる。
る板状のFe−Cr−Co系磁石をリング状に配置した
ことを特徴とする。磁気特性に優れた異方性Fe−Cr
−Co系磁石を使用するため、磁石をリング状に加工す
ることが不要となる。また、形状を薄板状に単純化する
ことができる。よって、磁石の使用量が少なくなり、低
コスト化、軽量化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
明する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態におけるマグ
ネットリングを示す平面図である。図1に示すように、
内径φ14、外径φ15、高さ10mmの円筒形状の樹
脂ケース2の内部に、1×4×10mmのFe−Cr−
Co系磁石(磁化方向が4mm方向)1を12個配置
し、本発明のマグネットリングを作製した。磁石の磁気
特性は、Br=12kG、Hc=720Oe、BHma
x=4.5MGOeである。
ネットリングを示す平面図である。図1に示すように、
内径φ14、外径φ15、高さ10mmの円筒形状の樹
脂ケース2の内部に、1×4×10mmのFe−Cr−
Co系磁石(磁化方向が4mm方向)1を12個配置
し、本発明のマグネットリングを作製した。磁石の磁気
特性は、Br=12kG、Hc=720Oe、BHma
x=4.5MGOeである。
【0010】この内側に、図2に示すような8極着磁を
施したプラスチックマグネット3を挿入し、回転トルク
伝達力について、従来の円筒状のFe−Cr−Co系磁
石を使用したものと比較した。表1に、その結果を本発
明品1として示した。また、同時に、磁石の磁気特性を
変化させた場合についても、本発明品2として示した。
トルク伝達力の評価は、マグネットリング内で8極着磁
されたプラスチックマグネットを回転させ、マグネット
リングに発生したトルク量を測定することで行った。ト
ルク量は、従来品を100とし、相対値で示した。
施したプラスチックマグネット3を挿入し、回転トルク
伝達力について、従来の円筒状のFe−Cr−Co系磁
石を使用したものと比較した。表1に、その結果を本発
明品1として示した。また、同時に、磁石の磁気特性を
変化させた場合についても、本発明品2として示した。
トルク伝達力の評価は、マグネットリング内で8極着磁
されたプラスチックマグネットを回転させ、マグネット
リングに発生したトルク量を測定することで行った。ト
ルク量は、従来品を100とし、相対値で示した。
【0011】
【表1】
【0012】表1より、本発明において、従来の円筒状
のFe−Cr−Co系磁石を使用した場合に比較して大
きなトルク伝達力が得られることがわかる。
のFe−Cr−Co系磁石を使用した場合に比較して大
きなトルク伝達力が得られることがわかる。
【0013】なお、磁石形状、個数は円筒形状に合わせ
て任意の形状を選択することができる。
て任意の形状を選択することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リング状に加工しなくて済み、その上、磁気特性に優れ
たマグネットリングを提供することができた。
リング状に加工しなくて済み、その上、磁気特性に優れ
たマグネットリングを提供することができた。
【図1】本発明の実施の形態におけるマグネットリング
を示す平面図。
を示す平面図。
【図2】トルク伝達性の評価に用いたプラスチックマグ
ネットを示す図。
ネットを示す図。
1 Fe−Cr−Co系磁石 2 樹脂ケース 3 プラスチックマグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂ケースの内部に、該樹脂ケースに沿
ってFe−Cr−Co系磁石が配置されたことを特徴と
するマグネットリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11157239A JP2000348928A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | マグネットリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11157239A JP2000348928A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | マグネットリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000348928A true JP2000348928A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15645298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11157239A Withdrawn JP2000348928A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | マグネットリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000348928A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112382501A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-19 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种用于无线耳机充电的磁铁的制造工艺 |
CN112435848A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-02 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种无线充电用磁铁单元的制造方法 |
CN114799787A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-29 | 浙江英洛华引力科技有限公司 | 无线充电环形磁体装配方法 |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP11157239A patent/JP2000348928A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112382501A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-19 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种用于无线耳机充电的磁铁的制造工艺 |
CN112435848A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-02 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种无线充电用磁铁单元的制造方法 |
CN112382501B (zh) * | 2020-11-30 | 2021-07-20 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种用于无线耳机充电的磁铁的制造工艺 |
CN112435848B (zh) * | 2020-11-30 | 2021-07-20 | 东莞金坤新材料股份有限公司 | 一种无线充电用磁铁单元的制造方法 |
CN114799787A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-29 | 浙江英洛华引力科技有限公司 | 无线充电环形磁体装配方法 |
CN114799787B (zh) * | 2022-03-30 | 2023-09-29 | 浙江英洛华引力科技有限公司 | 无线充电环形磁体装配方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051012 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060512 |