JP2000348800A - 基板用コネクタ - Google Patents
基板用コネクタInfo
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
変形が吸収できるとともに、端子がコネクタハウジング
に対して位置決めされる基板用コネクタを提供し、半田
クラックを防止し、且つ自動機を用いた組み付けを可能
にする。 【解決手段】 基板用コネクタ21において、コネクタ
ハウジング23から突出され先端が基板の印刷配線導体
に半田付けされるバー状の端子25と、この端子25の
軸線に直交する方向で端子25の先端近傍を貫通して形
成された位置規制孔31と、コネクタハウジング23か
ら突出され位置規制孔31に所定の間隙を有して遊嵌さ
れる位置規制突起33とを設ける。また、基板用コネク
タ21は、端子25に形成された折り曲げ部27と、コ
ネクタハウジング23から突出され位置規制突起33が
設けられるとともに折り曲げ部27より先端側の端子2
5に対し平行な整列板29とを設けることが好ましい。
Description
グから突出されたバー状の端子が、基板の印刷配線導体
に半田付けされ、基板に取り付けられる基板用コネクタ
に関する。
接続される端子の後端を、コネクタハウジングから導出
して、基板の印刷配線導体に直接半田付けして、基板に
取り付けられる所謂、基板用コネクタがある。この基板
用コネクタは、複数の端子が、基板の挿入孔(スルーホ
ール)に同時に挿入されるため、コネクタハウジングに
対して位置決めされている必要がある。
ハウジングと端子との間に位置決め手段を備えること
で、アライメントの狂いを防止した例えば特開平8−1
62198号公報に記載のものを図8〜図10を参照し
て説明する。この基板用コネクタ1は、コネクタハウジ
ング3と、雄端子金具5と、位置決め手段7とを備え
る。コネクタハウジング3には、後面に開口する複数の
貫通孔9が形成されている。コネクタハウジング3の貫
通孔9より下方には、複数の嵌合突起11が貫通孔9と
同じピッチで設けられている。
ように曲げ加工したものであり、図示しない雌端子金具
に嵌合される接続部5aと、印刷配線基板Pの差込孔1
3に挿入される脚部5bを有する。雄端子金具5は、接
続部5aをコネクタハウジング3の後方から貫通孔9に
圧入することによって装着される。脚部5bには、嵌合
孔15が形成され、嵌合孔15は、嵌合突起11を貫通
状態で嵌合させる。嵌合突起11と、嵌合孔15とは、
位置決め手段7を構成している。
接続部5aを貫通孔9に圧入していくと、嵌合突起11
が嵌合孔15を貫通する。この状態で、嵌合孔15の後
方に突出している嵌合突起11の先端部を図示しない治
具により加締めることにより、加締め頭部11aで脚部
5bが挟み付けられる。そして、印刷配線基板Pにコネ
クタハウジング3を固定すると共に差込孔13に脚部5
bを嵌入させる。
11と嵌合孔15との嵌合が確実に行われ、嵌合時にお
ける脚部5bが正しい姿勢に保たれ、脚部5bにアライ
メントの狂いの生じる虞れがない。
た従来の基板用コネクタは、嵌合孔の後方に突出してい
る嵌合突起の先端部を、加締めることにより、脚部5b
を可動不能に固定するため、脚部にアライメントの狂い
が生じ難いものの、半田付け時において、端子が膨張・
収縮すると、その変形による位置ずれが、脚部と差込孔
との半田付け部に直接的に作用することになり、半田ク
ラックを生じさせる虞れがあった。また、この膨張・収
縮を吸収するために、脚部を非固定とすれば、アライメ
ントに大きな狂いが生じ、コネクタハウジングと基板と
を相対的に位置決めしても、脚部と差込孔とが位置合わ
せできず、自動機を用いた組み付けが行えなくなる問題
があった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、
半田付け時における端子の膨張・収縮による変形が吸収
できるとともに、端子がコネクタハウジングに対して位
置決めされる基板用コネクタを提供し、もって、半田ク
ラックを防止し、且つ自動機を用いた組み付けを可能に
することを目的とする。
の本発明に係る請求項1記載の基板用コネクタは、コネ
クタハウジングから突出され先端が基板の印刷配線導体
に半田付けされるバー状の端子と、該端子の軸線に直交
する方向で該端子の先端近傍を貫通して形成された位置
規制孔と、前記コネクタハウジングから突出され該位置
規制孔に所定の間隙を有して遊嵌される位置規制突起と
を具備したことを特徴とする。
囲で可動可能に保持され、且つ位置決めされることにな
る。これにより、半田付け時に、端子が膨張・収縮した
場合であっても、その変形量が端子全体の変形として吸
収され、端子と印刷配線導体との接合部に変形による大
きな応力が加わらなくなり、端子を完全固定した場合に
生じる半田クラックが防止される。また、端子が所定の
範囲で位置決めされ、コネクタハウジングと基板とを相
対的に位置決めすれば、端子と印刷配線導体とが位置合
わせ可能になり、自動機を用いた組み付けが実現可能に
なる。
ネクタハウジングから突出する前記端子の基部と、前記
位置規制孔との間の前記端子に形成された折り曲げ部
と、前記コネクタハウジングから突出され前記位置規制
突起が設けられるとともに該折り曲げ部より先端側の前
記端子に対し平行な整列板とを具備したことを特徴とす
る。
り端子の膨張・収縮が確実に吸収され、端子が直線であ
る場合に比べ、端子と印刷配線導体との接合部に加わる
応力が小さくなり、半田クラックがより生じ難くなる。
また、折り曲げられた端子に沿って整列板が配設され、
この整列板に設けられた位置規制突起に、端子の位置規
制孔が遊嵌されることで、端子が所望の配列で可動可能
に保持される。
子が、前記コネクタハウジングにインサート成形されて
突設されたことを特徴とする。
ングから突出される端子の基部が、特別な固定構造によ
らず確実に固定される。これにより、基部が剛固定され
るとともに先端が可動可能な端子構造が、簡素な構造で
構成可能になる。
タの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る基板用コネクタを端子導出側か
ら見た外観斜視図、図2は図1に示した位置規制突起の
拡大斜視図、図3は端子と位置規制突起との遊嵌状態を
示す図1のY−Y断面図、図4は端子と位置規制突起と
の遊嵌状態を示す図1のX−X断面図である。
23は、相手コネクタが挿入されるフード部23aと、
このフード部23aの後端面に形成したフランジ部23
bとを有している。コネクタハウジング23には複数の
バー状の端子25が整列して設けられ、端子25は相手
コネクタと電気的に接触する電気接触部25aがフード
部23a内に突出される。一方、不図示の印刷配線基板
に接続される脚部25bがフランジ部23bから垂直に
導出される。この端子25は、例えばコネクタハウジン
グ23にインサート成形されて突設される。
ジ部23bからの突出部近傍が、第一曲部27aで一旦
フランジ部23bと平行に折り曲げられ、その先端側が
第二曲部27bで再びフランジ部23bに垂直に折り曲
げられたクランク状の折り曲げ部27を有している。
突設され、整列板29は折り曲げ部27より先端側の端
子25に対し平行に配設される。
は、端子25の軸線に直交する方向で端子25の先端近
傍を貫通する位置規制孔31が形成されている。
置規制孔31に対応した位置に、位置規制突起33が突
設されている。図2に示すように、位置規制突起33
は、矩形板状に形成され、整列板29の端子対向面から
垂直に突出される。位置規制突起33の先端部には尖頭
部33aが形成される。また、この尖頭部33aと、位
置規制突起33の基部との間には、凸壁33bが形成さ
れる。
規制孔31に挿入される。位置規制孔31は、図3に示
すように、端子25の軸線方向の開口長Lが、位置規制
突起33の高さHより大きく形成されている。また、位
置規制孔31は、図4に示すように、端子25の軸線に
直交する方向の開口長Dが、位置規制突起33の板厚T
より大きく形成されている。即ち、位置規制突起33
は、位置規制孔31に可動可能に遊嵌されている。
33は、尖頭部33aが端子25の一方の面側に間隙を
隔てて配置され、凸壁33bが端子25の他方の面側に
間隙を隔てて配置される(図4参照)。位置規制突起3
3の尖頭部33aは端子25の一方の面に当接し、凸壁
33bは端子25の他方の面に当接するようになってい
る。つまり、端子25は、尖頭部33aと凸壁33bと
に当接する範囲で、移動が可能となっている。また、端
子25は、図3に示すように、位置規制孔31の上下縁
に当接する範囲で、軸線方向の移動が可能となってい
る。
タ21の組み立て手順を説明する。図5は端子折り曲げ
前の基板用コネクタを端子導出側から見た外観斜視図、
図6は端子が第二曲部で折り曲げられた基板用コネクタ
の側面図である。上述したように、端子25は、コネク
タハウジング23にインサート成形されて突設される。
この場合、端子25は、直線形状の状態でインサート成
形される。従って、端子25の折り曲げ加工前の状態で
は、図5に示すように、端子25は、フランジ部23b
の面に垂直に突出されている。
すように、第二曲部27bが90°に折り曲げられ、位
置規制孔31の形成された先端側が、フランジ部23b
と平行となる。この後、第二曲部27bより、基部側の
第一曲部27aが反対方向に90°折り曲げられ、図1
に示すように、位置規制孔31の形成された先端側が、
整列板29と平行となる。この曲げ加工時に、端子25
の位置規制孔31には、整列板29の位置規制突起33
が挿入される。これにより、図1に示す状態になって、
端子25が位置規制突起33によって整列板29に可動
可能に保持される。
動可能に保持された端子25は、脚部25bの先端が不
図示の印刷配線基板の印刷配線導体を貫通して穿設され
た差込孔13に挿入される。その後、脚部25bは、半
田付けにより、印刷配線導体に接続される。
タの使用例を表す断面図である。基板用コネクタ21
は、例えば、筒状に形成されたコネクタ収容ケース41
の内部に装着されて使用される。コネクタ収容ケース4
1の内部にはフランジ部23bと嵌合する段部43が形
成される。基板用コネクタ21は、この段部43にフラ
ンジ部23bを嵌合させることで、コネクタ収容ケース
41のフード部45の内部に、フード部23aが配置さ
れる。
基板Pを着座する段部49が形成され、基板Pはこの段
部49に嵌合してコネクタ収容ケース41内に保持され
る。コネクタ収容ケース41の後部には、基板用コネク
タ21を挿入するための開口部51が形成され、この開
口部51は基板用コネクタ21が装着された後、カバー
53によって塞がれるようになっている。
25が、所定の範囲で可動可能に保持され、且つ位置決
めされることになる。これにより、半田付け時に、端子
25が膨張・収縮した場合であっても、その変形量が端
子全体の変形として吸収され、端子25と印刷配線導体
との接合部に変形による大きな応力が加わらなくなる。
この結果、端子を完全固定した場合に生じ易い半田クラ
ックが防止されることになる。そして、端子25が所定
の範囲で位置決めされるので、コネクタハウジング23
と基板Pとを相対的に位置決めすれば、端子25と印刷
配線導体とが位置合わせ可能になり、自動機を用いた組
み付けを実現することができる。
張・収縮が確実に吸収され、端子25が直線である場合
に比べて端子25と印刷配線導体との接合部に応力が加
わり難くなり、これによっても、半田クラックが生じ難
くなる。そして、折り曲げられた端子25に沿って整列
板29が配設されるので、整列板29に設けられた位置
規制突起33に、端子25の位置規制孔31を遊嵌する
ことで、端子25を所望の配列で可動可能に保持するこ
とができる。
ネクタハウジング23に突設すれば、端子25の基部
が、特別な固定構造によらず確実に固定できる。これに
より、基部が剛固定されるとともに先端が可動可能な端
子構造が、簡素な構造で構成可能になる。
ジング23に整列板29を設け、この整列板29に位置
規制突起33を突設した場合を例に説明したが、本発明
に係る基板用コネクタは、コネクタハウジング23に直
接位置規制突起33を突設するものであっても、上述同
様の効果を得ることができる。
る基板用コネクタは、端子の先端近傍に位置規制孔を形
成し、この位置規制孔に、所定の間隙を有して遊嵌され
る位置規制突起を、コネクタハウジングに突設したの
で、端子を所定の範囲で可動可能に保持して、位置決め
することができる。この結果、コネクタハウジングに、
端子を完全固定した場合に生じる半田付け時における端
子の膨張・収縮による半田クラックを防止することがで
きる。また、端子が所定の範囲で位置決めされるので、
コネクタハウジングと基板とを相対的に位置決めすれ
ば、端子と印刷配線導体とが位置合わせでき、自動機を
用いた組み付けが実現可能になる。
見た外観斜視図である。
る。
Y−Y断面図である。
X−X断面図である。
から見た外観斜視図である。
タの側面図である。
を表す断面図である。
の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタハウジングら突出され先端が基
板Pの印刷配線導体に半田付けされるバー状の端子と、 該端子の軸線に直交する方向で該端子の先端近傍を貫通
して形成された位置規制孔と、 前記コネクタハウジングから突出され該位置規制孔に所
定の間隙を有して遊嵌される位置規制突起とを具備した
ことを特徴とする基板用コネクタ。 - 【請求項2】 前記コネクタハウジングから突出する前
記端子の基部と、前記位置規制孔との間の前記端子に形
成された折り曲げ部と、 前記コネクタハウジングから突出され前記位置規制突起
が設けられるとともに該折り曲げ部より先端側の前記端
子に対し平行な整列板とを具備したことを特徴とする請
求項1記載の基板用コネクタ。 - 【請求項3】 前記端子、前記コネクタハウジングにイ
ンサート成形されて突設されたことを特徴とする請求項
1又は請求項2記載の基板用コネクタ。
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