JP4569479B2 - 回路構成体 - Google Patents

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本発明は、回路構成体に関する。
従来、自動車等に装備される電気接続箱の一例として、表裏両面に配電路が形成された回路基板の裏面側に絶縁層を介してバスバー基板を接着してなる回路構成体をケース内に収容したものが知られている(例えば特許文献1参照)。このような電気接続箱において、ケースの一端部に相手コネクタが嵌合される合成樹脂製のコネクタ部を設けるとともに、バスバー基板を構成する各バスバーの一端部に形成された外部接続用のバスバー端子をこのコネクタ部内に配した構成のものがある。
特開2003−164039公報
このような回路構成体の組み立てにおいて、バスバー基板が回路基板に接着された後にコネクタ部の取り付けを行う場合には、バスバー端子に強い力を加えてコネクタ部に圧入係止することが困難である。したがって、端子挿入用の挿入孔がバスバー端子の幅および厚さに対して余裕を持った大きさに形成されることがある。このような場合には、コネクタ部の相手側コネクタとの嵌合時に、相手側端子との摩擦力によってバスバー端子が嵌合方向後方に変形してしまうおそれがある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスバー端子の変形を防止できる回路構成体を提供することにある。
本発明の回路構成体は、表面に導電路が形成された回路基板と、この回路基板の裏面に取り付けられたバスバー基板とを備える積層体と、前記積層体に固定されて相手側コネクタと嵌合可能なコネクタ部と、一端部が前記コネクタ部における嵌合方向後側の壁部を貫通して前記コネクタ部内に臨み、かつ、他端部が前記コネクタ部外に突出してバスバー基板に連結されるバスバー端子と、一端部が前記コネクタ部における嵌合方向後側の壁部を貫通して前記コネクタ部内に臨み、かつ、他端部が前記コネクタ部外にて幅方向に傾斜することで前記バスバー端子に対して幅方向にずれて配置されて前記回路基板の導電路に接続されるコネクタ端子と、前記バスバー端子の他端部を前記コネクタ部の嵌合方向後側から押さえることで前記バスバー端子の前記嵌合方向に沿う方向への変位を規制する押さえ部材と、を備えるものである。
本発明の回路構成体は、バスバー端子の他端部がコネクタ部における嵌合方向後側の壁部の外側面に沿って配され、押さえ部材がこの他端部における嵌合方向後側の面に当接するものであってもよい。
また、押さえ部材はコネクタ部と一体に、かつ、ヒンジ部により回動可能に形成されていても良い。また、別体に形成されていても良いが、一体に形成されていれば、部品点数を削減することができ、好ましい。
本発明によれば、回路構成体には、バスバー端子の他端部を前記コネクタ部の嵌合方向後側から押さえることで前記バスバー端子の前記嵌合方向に沿う方向への変位を規制する押さえ部材が設けられている。このような構成によれば、相手コネクタとの嵌合時に、相手側端子との摩擦力によってバスバー端子が嵌合方向後方に変形してしまうことを防止することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、本発明を具体化した回路構成体1を示す。この回路構成体1には、バスバー基板11と回路基板21との積層体10と、この積層体10の上面に固定されたコネクタ部30とを備えている。なお、以下の説明において、コネクタ部30の相手側コネクタとの嵌合面側(図1の左上方)を前方とする。
バスバー基板11は、金属板を打ち抜いて形成されたものであって、電力回路となる導電路をなす複数のバスバーが並列して、全体として矩形板状をなしている。このバスバー基板11を構成するバスバーのうち、両端のバスバーを除く各バスバーの前端部(コネクタ部30側の端部)には、外部端子と接続するためのバスバー端子12が形成されている。
バスバー端子12は、先端方向へ所定寸法延出した位置から上方へ直角曲げされ、さらにそれよりも先端方向へ所定寸法延出した位置から水平方向に、かつ先端が前方(コネクタ部30側)を向くように直角曲げされている(図5及び図6を併せて参照)。以下の説明においては、これらのバスバー端子12において根元側の部分(上方へ起立する部分)を起立部12A(本発明の他端部に該当する)、先端側の部分(水平方向に延びる部分)を接続部12B(本発明の一端部に該当する)と記載する。
また、両端のバスバーの前端部には、後述のコネクタ部30を取り付けるためのねじ穴13が厚み方向に貫通形成されている(図4を併せて参照)。
このバスバー基板11の上面側には、絶縁性を有する薄い接着シートを介して回路基板21が貼り付けられている。回路基板21は、全体としてバスバー基板11とほぼ同じ大きさの矩形板状をなしている。回路基板21の上面側には図示しない導体パターンが形成されるとともに、図示しない電気部品(例えば半導体スイッチング素子、機械式リレースイッチ)が実装されている。この回路基板21において前側(コネクタ部30が取り付けられる側)の一辺には、その両端部を残してバスバー基板11のバスバー端子12と整合する領域を矩形状に切り欠いた凹部22が設けられている。
また、この凹部22の両側方であってバスバー基板11のねじ穴13に整合する位置には、後述のコネクタ部30を取り付けるためのねじ穴23が厚み方向に貫通形成されている。
コネクタ部30は、合成樹脂により、全体として横長の直方体状に形成されている。このコネクタ部30には、前方に開口する角筒状に形成されたフード部31の一対が、幅方向(バスバー端子12の並列方向と一致する方向)に並列して設けられている。また、コネクタ部30の左右両側面には、その下端部から側方に向かって突出するブロック状の取付部32がそれぞれ設けられている。これらの取付部32の下面には、コネクタ部30をバスバー基板11および回路基板21に固定するためのねじ穴32Bが設けられている。
このコネクタ部30は、開口面側の端縁が回路基板21における凹部22が設けられた側の辺に沿うようにして回路基板21上に載置され、バスバー基板11および回路基板21の裏面側からねじSにより固定されている。コネクタ部30はその奥行きが凹部22の奥行きよりもやや短くされており、積層体10上に固定された状態では、その後端面が凹部22の奥端部よりもやや前進した(回路基板21の端縁側に寄った)位置にある。そして、コネクタ部30の奥壁部30Aと凹部22の奥端部との隙間から、バスバー端子12がその起立部12Aをコネクタ部30における奥壁部30Aの外側面に沿わせるようにして上方に突出している。
コネクタ部30の奥壁部30Aには、前後方向に貫通する複数の挿入孔33が、左右方向(バスバー端子12の並列方向に一致する方向)に一定ピッチで並列されており、各バスバー端子12の接続部12Bが、各挿入孔33に挿入されてフード部31内に臨んでいる。なお、コネクタ部30は、バスバー基板11が回路基板21に接着された後に回路基板21に固定されるため、バスバー端子12の接続部12Bを挿入孔33に圧入することが困難である。したがって、挿入孔33は接続部12Bの幅および厚さに対して若干余裕を持った大きさに形成されており、接続部12Bは挿入孔33に対して圧入されないで単に挿入されている。
起立部12Aの後面(コネクタ部30と対向している側とは逆側の面)は、押さえ部材40によって押さえられている。押さえ部材40は、合成樹脂により一対のフード部31および取付部32の横幅を合わせた長さよりもやや横長の板状に形成された押さえ板41と、この押さえ板41の両端に、取付部32の側面に沿うように前方へ向かって突出された左右一対の固定板42とを備えている。各取付部32の側面にはそれぞれ係止孔32Aが設けられており、各固定板42の内側面には、この係止孔32Aに係合可能な係止突起43がそれぞれ内側方向に向かって突設されている。
一方、コネクタ部30の奥壁部30Aにおいて挿入孔33の上方には、前後方向に貫通する複数の圧入孔34が、左右方向(バスバー端子12の並列方向に一致する方向)に一定ピッチで並列されている。各圧入孔34にはコネクタ端子35がそれぞれ圧入されている。コネクタ端子35は、導電性に優れた金属板を打ち抜いて形成されており、圧入孔34に圧入されてフード部31内に臨む端子部36と、コネクタ部30の奥壁部30Aから後方に突出するリード部37とを備えている。
リード部37は、端子部36の後端から後方に水平に延びる水平部37Aと、水平部37Aの後端から斜め後方に下る第1の直線部37Bと、この第1の直線部37Bの下端から幅方向(コネクタ端子35の並列方向に一致する方向)に向かって斜めに下がる傾斜部37Cと、傾斜部37Cの下端から再び斜め後方に下る第2の直線部37Dとを備えている。このようにリード部37に傾斜部37Cが設けられていることにより、この傾斜部37Cよりも下側に位置する第2の直線部37Dの幅方向の位置が、後方(バスバー端子12およびコネクタ端子35の並列方向と交差方向)から見て、バスバー端子12に対して幅方向(並列方向)にずれて配置され、コネクタ部30の積層体10への取り付け時等においてバスバー端子12とコネクタ端子35とが互いに干渉しないようにされている。
第2の直線部37Dの下端には、斜め上向きに反り返った形状の接続部38が形成されている。各接続部38は、回路基板21の上面(表面)に形成された導電路に対して、はんだ付けにより電気的に接続されている。
次に、上記のような回路構成体1の組み立て工程の一例について説明する。
まず、金属板素材をプレス加工することによって、バスバー基板11を所定の形状に切り出す。なお、この状態では、各バスバー端子の曲げ加工はなされておらず、曲げ代に隣り合うバスバーを繋ぐ連結片が架設され、また、バスバー基板11の周囲に外枠が設けられることで、バスバー同士が分離しないように連結されている。
次に、バスバー基板11の上面に、絶縁性の粘着シートを介して回路基板21を一体的に貼着する。この後、回路基板21の表面におけるコネクタ端子35との接点等にスクリーン印刷等により半田を塗布しておく。
続いて、プレス加工により、各バスバー端子12を所定の形状に曲げ加工する。これと同時に、連結片と外枠とを切除し、各バスバーを互いに電気的に分離する。
次に、コネクタ部30の各圧入孔34に後方からコネクタ端子35の端子部36を圧入係止し、リード部37を所定の形状に曲げ加工する。
続いて、バスバー基板11と回路基板21との積層体10に対して前方からコネクタ部30を接近させ、各バスバー端子12の接続部12Bを挿入孔33に挿通させる。奥壁部30Aがバスバー端子12の起立部12Aの前面に突き当たったところで、コネクタ部30をねじSにより回路基板21上に固定する。この状態では、各コネクタ端子35の接続部38が対応する半田上に載せられる。
次に、コネクタ部30に押さえ部材40を取り付ける。まず、バスバー端子12とコネクタ端子35との間に、固定板42が前方(コネクタ部30側)を向く姿勢で側方から押さえ部材40を挿入する。次いで、両固定板42の内側面がコネクタ部30における取付部32の側面に添うようにしつつ、押さえ部材40を前方へ押圧する。すると、係止突起43が取付部32の側面に乗り上げ、両固定板42が拡開方向に変形する。押さえ板41がバスバー端子12における起立部12Aの後面に突き当たるまで押さえ部材40を移動させると、係止突起43が係止孔32Aの内部に進入し、両固定板42が弾性復元される。これにより、押さえ部材40がコネクタ部30に固定される。この状態では、バスバー端子12の起立部12Aがコネクタ部30における奥壁部30Aの後面と押さえ板41の前面との間で挟み付けられ、これにより、バスバー端子12の前後方向(コネクタ部30の相手側コネクタとの嵌合方向に沿う方向)の動きが規制される。
続いて、回路基板21上の所定位置に電気部品を載置し、回路構成体1を高温炉に通して半田を溶解させることで、コネクタ端子35の接続部38および電気部品を回路基板21上に半田付し、電気的に接続する。
このようにして、回路構成体1の組み立てが完了する。
以上のように本実施形態によれば、コネクタ部30には、バスバー端子12の起立部12Aをコネクタ部30の相手側コネクタとの嵌合方向後側から押さえる押さえ部材40が取り付けられている。具体的には、バスバー端子12の起立部12Aがコネクタ部30における奥壁部30Aの外側面に沿って配され、押さえ部材40の押さえ板41がこの起立部12Aの後面に当接して配される。このような構成によれば、コネクタ部30においてバスバー端子12の挿入用の挿入孔33が接続部12Bの幅および厚さに対して余裕を持った大きさに形成されており、接続部12Bが挿入孔33に対して圧入されないで単に挿入されている場合であっても、押さえ板41によって起立部12Aの後方への動きが規制されるから、相手側コネクタとの嵌合時に、相手側端子との摩擦力によってバスバー端子12が後方に変形してしまうことを防止することができる。さらに、コネクタ部30における奥壁部30Aによって起立部12Aの前方への動きが規制されるから、相手側コネクタの離脱時に、相手側端子との摩擦力によってバスバー端子12が前方に変形してしまうことも防止できる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図8〜図12を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の第1実施形態との相違点は、押さえ部材55がコネクタ部51と一体形成されている点にある。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図8には、本発明を具体化した回路構成体50を示す。この回路構成体50には、第1実施形態と同様に、バスバー基板11と回路基板21との積層体10を備え、この積層体10の上面にはコネクタ部51が固定されている。なお、以下の説明において、コネクタ部51の相手側コネクタとの嵌合面側(図8の左上方)を前方とする。
コネクタ部51は、第1実施形態と同様に全体として横長の直方体状に形成されており、前方に開口する角筒状に形成されたフード部52の一対が幅方向に並列して設けられている。また、コネクタ部51の左右両側面には、その下端部から側方に向かって突出するブロック状の取付部53がそれぞれ設けられている。このコネクタ部51は、第1実施形態と同様に、開口面側の端縁が回路基板21における凹部22が設けられた側の辺に沿うようにして回路基板21上に載置され、バスバー基板11および回路基板21の裏面側からねじSにより固定されている。そして、コネクタ部51が積層体10上に固定された状態では、コネクタ部51の奥壁部51Aの外側面と凹部22の奥端部との隙間から、バスバー端子12がその起立部12Aをコネクタ部30における奥壁部30Aの外側面に沿わせるようにして上方に突出している。
コネクタ部51の奥壁部51Aには、前後方向に貫通する複数の挿入孔54が、左右方向(バスバー端子12の並列方向に一致する方向)に一定ピッチで並列されており、バスバー端子12の接続部12Bが、各挿入孔54に挿入されてフード部31内に臨んでいる。なお、第1実施形態と同様に、挿入孔54は接続部12Bの幅および厚さに対して余裕を持った大きさに形成されており、接続部12Bは挿入孔54に対して圧入されないで単に挿入されている。
起立部12Aの後面(コネクタ部51と対向している側とは逆側の面)は、押さえ部材55によって押さえられている。押さえ部材55は、合成樹脂により一対のフード部31の横幅を合わせた長さよりもやや横長の板状に形成された押さえ板56を備えている。押さえ板56の上端部は、ヒンジ部57により奥壁部51Aの外側面において挿入孔54よりもやや上側位置に固定されており、押さえ板56はこのヒンジ部57を回動軸として回動可能とされている。
押さえ板56の両端縁における下端位置には、前方へ向かって突出する左右一対の係止片58が備えられている。係止片58の内側面において前端部からは、鉤部59が内側方向に向かって突設されている。一方、コネクタ部51の両側面後端位置には、この鉤部59の後端面に係合可能な係止リブ60が側方に向かって突出されている。
上記のような回路構成体50を組み立てるには、まず、第1実施形態と同様にして、バスバー基板11を所定の形状に切り出すからバスバー端子12を曲げ加工する工程までを行う。
続いて、押さえ部材55を押さえ板56の板面が水平となり、挿入孔33を後方に開放する位置(開放位置)まで回動させる。この状態で、積層体10に対して前方からコネクタ部51を接近させ、各バスバー端子12の接続部12Bを挿入孔33に挿通させる。奥壁部51Aがバスバー端子12の起立部12Aの前面に突き当たったところで、コネクタ部51をねじSにより回路基板21上に固定する。
その後、押さえ部材55を押さえ板56の前面がバスバー端子12における起立部12Aの後面に突き当たる位置(規制位置)まで回動させる(図9の矢印方向)。すると、鉤部59が係止リブ60に乗り上げ、両係止片58が拡開方向に変形する。押さえ板56が規制位置に至った状態では、鉤部59が係止リブ60を乗り越えて両係止片58が弾性復元し、鉤部59の後端面に係止リブ60が係合する。これにより、押さえ部材55がコネクタ部51に固定される。この状態では、バスバー端子12の起立部12Aがコネクタ部51における奥壁部51Aの後面と押さえ板56の前面との間で挟み付けられ、前後方向(コネクタ部51の相手側コネクタとの嵌合方向に沿う方向)の動きが規制される。
続いて、回路基板21上の所定位置に電気部品を載置し、回路構成体1を高温炉に通して半田を溶解させることで、電気部品を回路基板21上に半田付し、電気的に接続する。
このようにして、回路構成体50の組み立てが完了する。
以上のように本実施形態によっても、バスバー端子12の起立部12Aがコネクタ部51における奥壁部51Aの後面と押さえ板56の前面との間で挟み付けられているから、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、押さえ部材55がコネクタ部51に一体化されているから、部品点数を削減できる。
<他の実施形態>
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる
(1)押さえ部材40、55のコネクタ部30、51への固定形態は上記実施形態に限らず、例えばねじによりコネクタ部に固定されても構わない。
第1実施形態における回路構成体の斜視図 第1実施形態における回路構成体の上面図 第1実施形態における回路構成体の背面図 第1実施形態における回路構成体の正面図 図4のA−A断面図 第1実施形態において積層体にコネクタ部を取り付ける前の様子を示す斜視図 第1実施形態において積層体にコネクタ部を取り付けた後であって押さえ部材を取り付ける前の様子を示す斜視図 第2実施形態における回路構成体の部分拡大斜視図 第2実施形態の回路構成体において押さえ部材を開放位置まで回動した様子を示す斜視図 第2実施形態の回路構成体において押さえ部材を開放位置まで回動した様子を示す上面図 第2実施形態の回路構成体において押さえ部材を開放位置まで回動した様子を示す背面図 第2実施形態の回路構成体において押さえ部材を開放位置まで回動した様子を示す側面図
符号の説明
1…回路構成体
10…積層体
11…バスバー基板
12…バスバー端子
21…回路基板
30、51…コネクタ部
40、55…押さえ部材
30A、51A…奥壁部(嵌合方向後側の壁部)

Claims (3)

  1. 表面に導電路が形成された回路基板と、この回路基板の裏面に取り付けられたバスバー基板とを備える積層体と、
    前記積層体に固定されて相手側コネクタと嵌合可能なコネクタ部と、
    一端部が前記コネクタ部における嵌合方向後側の壁部を貫通して前記コネクタ部内に臨み、かつ、他端部が前記コネクタ部外に突出してバスバー基板に連結されるバスバー端子と、
    一端部が前記コネクタ部における嵌合方向後側の壁部を貫通して前記コネクタ部内に臨み、かつ、他端部が前記コネクタ部外にて幅方向に傾斜することで前記バスバー端子に対して幅方向にずれて配置されて前記回路基板の導電路に接続されるコネクタ端子と、
    前記バスバー端子の他端部を前記コネクタ部の嵌合方向後側から押さえることで前記バスバー端子の前記嵌合方向に沿う方向への変位を規制する押さえ部材と、
    を備える回路構成体。
  2. 前記バスバー端子の他端部が前記コネクタ部における嵌合方向後側の壁部の外側面に沿って配され、前記押さえ部材がこの他端部における嵌合方向後側の面に当接するものである請求項1に記載の回路構成体。
  3. 前記押さえ部材が前記コネクタ部と一体に、かつ、ヒンジ部により回動可能に形成されているものである請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
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