JP2000348012A - フラッシュメモリ内蔵データ処理装置 - Google Patents

フラッシュメモリ内蔵データ処理装置

Info

Publication number
JP2000348012A
JP2000348012A JP11161603A JP16160399A JP2000348012A JP 2000348012 A JP2000348012 A JP 2000348012A JP 11161603 A JP11161603 A JP 11161603A JP 16160399 A JP16160399 A JP 16160399A JP 2000348012 A JP2000348012 A JP 2000348012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flash memory
data
mode
firmware
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11161603A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Saito
光夫 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11161603A priority Critical patent/JP2000348012A/ja
Publication of JP2000348012A publication Critical patent/JP2000348012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microcomputers (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリを内蔵するデータ処理装置
におけるプログラムのバグ除去の効率化、及び、バージ
ョンアップの製品の短TAT化を図る。 【解決手段】 データ処理装置1は、フラッシュメモリ
7のセルアレイ領域9内に、ユーザがデータをプログラ
ムするユーザ領域(ブロックA)19と、ブロックAの
書込み/消去/読出しを制御するためのプログラムが記
憶されたファームウエア領域(ブロックB)とを設け
る。ファームウエアのバグを容易に除去し、製品のバー
ジョンアップにも容易に対応できるデータ処理装置が提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
内蔵データ処理装置に関し、特に、フラッシュライタに
よるフラッシュメモリのの書込み/消去/読出し動作を
制御するためのファームウエアをフラッシュメモリで構
成し、ファームウエア自体の変更を迅速に行うことを可
能にしたフラッシュメモリ内蔵データ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリを内蔵するデータ処理
装置が移動通信等の分野で多く用いられている。図4
は、従来のフラッシュメモリ内蔵データ処理装置(以
下、単にデータ処理装置と呼ぶ)1のフラッシュメモリ
に対して、データの書込み/消去/読出しを行う際のシ
ステム構成を示している。データ処理装置1は、フラッ
シュライタ33、又は、LSIテスタ34を利用してフ
ラッシュメモリ7にデータを書き込む。ここで、フラッ
シュライタ33のためのファームウエア(書込み/消去
/読出しプログラム)は、マスクROM等の不揮発性メ
モリ6でデータ処理装置1に内蔵されている。フラッシ
ュライタ33は、この不揮発性メモリ6に内蔵されたプ
ログラムに従ってフラッシュメモリに対する書込み/消
去/読出しを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータ処理
装置には、次のような問題点があった。つまり、ファー
ムウエアをデータ処理装置の製造段階(半導体装置の拡
散工程)でコード書込みを行うマスクROMで構成して
いるので、ファームウエア自体にバグが見つかり変更が
必要になった場合や、ファームウエアのバージョンアッ
プ等で変更が必要になった場合には、新たなコードのマ
スク作成、および、これを利用した不純物拡散工程が必
要となる。このため、変更にかかるコストが高くなると
共に、ファームウエアを変更した製品を供給するまでに
長いTATを要していた。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するフラッシ
ュメモリ内蔵データ処理装置を提供すること、つまり、
フラッシュメモリに対してデータの書込み/消去/読出
しを行うためのファームウエアの変更を容易とし、これ
によって、ファームウエアのバグやバージョンアップに
際して短TATで容易に対応できるフラッシュメモリ内
蔵データ処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のフラッシュメモリ内蔵データ処理装置は、フ
ラッシュメモリと、該フラッシュメモリに格納されるプ
ログラムによって制御されるCPUとを有するフラッシ
ュメモリ内蔵データ処理装置において、前記フラッシュ
メモリが、ユーザデータの書込み/消去/読出しが行わ
れるユーザ領域と、前記ユーザ領域の書込み/消去/読
出しを制御するためのファームウエア領域とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】本発明のデータ処理装置によれば、ファー
ムウエア領域をフラッシュメモリで構成したので、ファ
ームウエアのバグの修正やバージョンアップを短いTA
Tで容易に行うことが出来る。
【0007】本発明のデータ処理装置では、前記CPU
が、外部から入力される書込み/消去/読出しの制御コ
マンドに応答して、前記ファームウエア領域のプログラ
ムを実行することが好ましい。更に、前記フラッシュメ
モリが、前記ファームウエア領域及ユーザ領域に共通の
書込み/消去/読出し手段を備えることも本発明の好ま
しい態様である。この場合、前記ファームウエアの修正
やバージョンアップが特に容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し本発明の実施
形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施形態例に係るデータ処理装置のフラ
ッシュメモリに対して、所望のファームウエアを書き込
む際のシステム構成を示すブロック図である。本実施形
態例のデータ処理装置1は、CPU2と、シリアルイン
ターフェイス5と、フラッシュメモリ7と、高電圧検出
回路21と、OR回路23と、アドレスバス3及びデー
タバス4とを有する。
【0009】CPU2は、命令を解読し実行するブロッ
クで、フラッシュメモリ7に格納されたプログラムに従
って、データ処理装置1内の各ブロックを制御する。C
PU2は、アドレスバス3にアドレスデータを出力し、
データバス4を介して、各ブロックとの間で書込み/読
出しデータの受け渡しを行うと共に、シリアルインター
フェイス5を介してフラッシュライタ34との間で制御
コマンドの受け渡しを行う。フラッシュメモリ7は、多
数のメモリセルが配置されるセルアレイ領域9と、これ
を制御する制御ブロック8とから構成される。セルアレ
イ領域9は、ユーザ・プログラムが内蔵されるブロック
A(ユーザ領域)19と、フラッシュライタの書込み/
消去/読出しを制御するファームウエアが内蔵されるブ
ロックB(ファームウエア領域)20とから構成され
る。
【0010】制御ブロック8は、モードレジスタ10
と、モード・セレクタ11と、デコーダ12と、アドレ
スポインタ14と、アドレス・セレクタ15と、データ
バッファレジスタ16と、データ・セレクタ17と、書
込み/消去/読出し制御回路18とから構成される。
【0011】モード・セレクタ11は、フラッシュメモ
リの動作モードデータを格納するモードレジスタ10の
出力であるモードデータ、又は、外部端子を通じてLS
Iテスタ34から入力されるモードデータ29の何れか
一方を選択し、デコーダ12は、その選択されたモード
データに基づいて、各種モード信号13を書込み/消去
/読出し制御回路18に出力する。
【0012】アドレス・セレクタ15は、アドレスデー
タを格納するアドレスポインタ14の出力であるアドレ
スデータ、又は、外部端子を通じてLSIテスタ34か
ら入力されるアドレスデータ30の何れか一方を選択
し、書込み/消去/読出し制御回路18に伝達する。
【0013】データ・セレクタ17は、セルアレイ領域
9のメモリセルに書き込むデータや読み出すデータを格
納するデータバッファレジスタ16からのデータ、又
は、外部端子を通じてLSIテスタ34から入出力され
る書込み/読出しデータ31の何れか一方を選択し、書
込み/消去/読出し制御回路18に伝達する。
【0014】上記各種モード信号13、アドレスデー
タ、及び、書込み/読出しデータは、書込み/消去/読
出し制御回路18に入力され、書込み/消去/読出し制
御回路18は、これらに基づいて、セルアレイ領域9の
メモリセルに対する書込み/消去/読出し動作を制御す
る。
【0015】上記実施形態例における書込み/消去/読
出し制御回路18は、従来のユーザ領域(ブロックA)
19の他に、フラッシュメモリから成るブロックB(フ
ァームウエア領域)20の書込み/消去/読出し等の動
作を制御できるように構成されており、それらの領域1
9、20の切換えにはSEL(セレクト)信号24が用
いられる。SEL(セレクト)信号24は、プログラム
の実行領域を選択する信号で、OR回路23で作られ
る。OR回路23は、VPP端子25に接続された高電
圧検出回路21がフラッシュ書換え用の高電圧信号(V
PP信号=10V)27を検出した場合、又は、外部端
子を通じてLSIテスタ34から入力されたブロック選
択信号32がアクティブになった場合の何れかでSEL
信号24をアクティブとし、このアクティブによって、
ブロックBのファームウエア領域20を選択する。
【0016】フラッシュライタ33は、シリアルインタ
ーフェイス5を経由してデータ処理装置1に接続され、
ユーザがその内蔵フラッシュメモリ7に対してデータの
書込み/消去/読出しを行う専用装置である。LSIテ
スタ34は、外部端子を介してデータ処理装置1に接続
され、装置製造者がその内蔵フラッシュメモリ7に対し
てデータの書込み/消去/読出しのテストを行う専用装
置である。
【0017】上記実施形態例では、ファームウエア領域
を成すブロックB20とユーザ領域を成すブロックA1
9は、フラッシュメモリ7のセルアレイ領域9内に別々
のブロックとして配置されている。双方のブロック1
9、20の各メモリセルは、フラッシュメモリセルとし
て構成されている。
【0018】フラッシュメモリとして構成されたブロッ
クA(ユーザ領域)19は、同じくフラッシュメモリと
して構成されたブロックB(ファームウエア領域)20
のプログラムを実行することにより、従来と同じよう
に、フラッシュライタを用いて書込み/消去/読出しが
できる。
【0019】また、ブロックB(ファームウエア領域)
20についても、SEL(セレクト)信号24をアクテ
ィブにすることにより、ブロックA(ユーザ領域)19
と同様に、LSIテスタ34を用いて書込み/消去/読
出しができる。
【0020】上記実施形態例のデータ処理装置1の内蔵
フラッシュメモリ7に対する書込み/消去/読出し動作
について説明する。フラッシュメモリ7に対する書込み
/消去/読出し動作は、フラッシュライタ33を用いた
場合と、LSIテスタ34を用いた場合とに分けられ
る。その各々について図を参照しながら説明する。
【0021】フラッシュライタ33を用いる書込み/消
去/読出し動作モードは、オンボードモードと呼ばれ
る。このオンボードモードは、ユーザがフラッシュメモ
リのデータ書換えを行う場合に使用するモードである。
このモードでは、LSIテスタ34は関与しない。
【0022】オンボードモードでは、リセット端子26
からリセット信号28を印加したリセット期間中に、フ
ラッシュライタ33からVPP端子25を経由してフラッ
シュメモリ書換え用の高圧VPP信号(Vpp=10V)2
7が印可される。高電圧検出回路21は、その高電圧V
PP信号27を検出し、オンボードモード信号22を出力
する。これにより、システム全体がオンボードモードで
動作する。ここで、SEL(セレクト)信号24もアク
ティブになるので、フラッシュメモリで構成されたブロ
ックB(ファームウエア領域)20がセレクト状態とな
り、同領域20のファームウエアプログラムが実行され
る。これによって、ユーザエリア19に対する書込み/
消去/読出しが実行される。なお、VPPを0Vとしたユ
ーザモードのときには、SEL(セレクト)信号24は
イン・アクティブとなり、CPU2によってブロックA
(ユーザ領域)19のプログラムが実行される。
【0023】オンボードモードになると、データ処理装
置1のCPU2は、シリアルインターフェイス5を介し
て、フラッシュライタ33との間で、フラッシュメモリ
の書込み/消去/読出し動作を制御する「制御コマン
ド」の受け渡しを行う。「制御コマンド」とは、ファー
ムウエア内の書込み/消去/読出し用のマイクロプログ
ラムを呼び出すためのコマンド情報である。CPU2
は、これに基づいてフラッシュメモリ7の書込み/消去
/読出しを実行する。
【0024】書込み時には、「アドレス、データの送受
信」、「書込みモード設定」、「書込み時間ウエイト」
等といった一連の書込み用マイクロプログラムの処理が
行われる。この処理の中で、アドレスポインタ14に書
込みアドレスを設定し、データバッファレジスタ16に
書込みデータを設定し、モードレジスタ10に「書込モ
ード」を設定するという動作が行われ、指定したアドレ
スにデータが書き込まれる。
【0025】消去時には、「消去モード設定」、「消去
時間ウエイト」等といった一連の消去用マイクロプログ
ラムの処理が行われる。この処理の中で、モードレジス
タ10に、「一括消去モード」、又は、「ブロック消去
モード」を設定するという動作が行われ、指定領域のデ
ータ消去が行われる。
【0026】読出し時には、「アドレスの送受信」、
「読出しモード設定」等といった一連の読出し用マイク
ロプログラムの処理が行われ、この処理の中で、アドレ
スポインタ14に読出しアドレスを設定し、モードレジ
スタ10に「読出しモード」を設定するという動作が行
われ、指定したアドレスのデータがデータバッファレジ
スタ16に読み出される。
【0027】LSIテスタを用いる書込み/消去/読出
し動作モードは、LSIテスタ用テストモードと呼ばれ
る。このLSIテスタ用テストモードは、データ処理装
置の製造者がフラッシュメモリ7のデータ書換えを行う
際に使用するモードである。このモードでは、システム
はデータ処理装置1とLSIテスタ34とで構成され、
フラッシュライタ33は関与しない。
【0028】まず、データ処理装置1の図示しない動作
モード設定端子に、所定の値を設定し、データ処理装置
1をLSIテスタ用テストモードに引き込む。このモー
ドでは、LSIテスタ34から出力されたモードデータ
29が、外部端子を経由してモード・セレクタ11に入
力し、デコーダ12でデコードされて、各種モード信号
13を出力する。各種モード信号13は、書込み/消去
/読み出し制御回路18に入力する。
【0029】LSIテスタ34から出力されるアドレス
データ30は、アドレス・セレクタ15を経由して、書
込み/消去/読出し制御回路18に入力される。LSI
テスタ33による書込み/読出しにあたって、書込み時
には、書込みデータ31が、外部端子及びデータ・セレ
クタ17を経由して、書込み/消去/読出し制御回路1
8に入力される。また、読出し時には、メモリセルのデ
ータが、書込み/消去/読出し制御回路18、データ・
セレクタ17、外部端子を経由して、読出しデータ31
として出力される。以上の動作は、従来のデータ処理装
置の動作と同様である。
【0030】ここで、本実施形態例のデータ処理装置に
おける書込み/消去/読出し制御回路18は、ユーザ領
域のブロックA19だけではなく、ファームウエア領域
のブロックB20の制御をも行う。その切換えは、「S
EL(セレクト)信号」によって行う。SEL(セレク
ト信号)24は、LSIテスタ34によっても制御でき
る。この場合、ブロック選択信号32をアクティブにす
ることにより、SEL(セレクト)信号24がアクティ
ブになり、ファームウエア領域を成すブロックB20が
選択される。LSIテスタ33は、ユーザ領域を成すブ
ロックA19と同様に、このブロックBについての書込
み/読出し/消去を行うことが出来る。これは、以下の
ようにして行われる。
【0031】図2にブロックB(ファームウエア領域)
20のデータ書換えのフローチャートを、図3にその際
のタイミングチャートを示す。まず、データ処理装置1
をLSIテスタ用テストモードに引き込む(ステップ4
1)。このときの初期状態は「DISモード」となる
(ステップ42)。「DISモード」のときには、アド
レスデータ30、書込み/読出しデータ31は任意でよ
い。次に、ブロック選択信号32をアクティブにし、ブ
ロックB(ファームウエア領域)20を選択する(ステ
ップ43)。
【0032】最初は、モードデータ29を「消去モー
ド」にして(ステップ44)、フラッシュメモリの初期
化、又は、既に書込まれているデータの消去を行う。こ
の場合には、「ブロック消去」を行うので、アドレスデ
ータ30には、消去を行うブロックB(ファームウエア
領域)20の任意のアドレスを設定する。また、書込み
/読出しデータ32は任意でよい。なお、「一括消去」
のときは、アドレスは任意でよい。この時には、ブロッ
クA(ユーザ領域)19は「ブロック消去」なので、何
の影響も受けない。消去に要する時間をウエイトした後
に(ステップ45)、再びモードデータ29を「DIS
モード」に戻す(ステップ46)。以上で、図3のブロ
ック消去モードが終了する。
【0033】次に、新たなファームコードの書込みを行
う。アドレスデータ30に書込みアドレスを設定し(ス
テップ47)、書込み/読出しデータ31に書込みデー
タを設定した後に(ステップ48)、モードデータ29
を「書込みモード」に設定する(ステップ49)。書込
み時間をウエイトすれば(ステップ50)、1アドレス
(1byte)分のデータが書き込める。書込み後は、
モードデータ29を「DISモード」に戻す(ステップ
51)。以上で、1アドレス分の図3の書込みモードが
終了する。
【0034】次に、書き込んだデータの確認(読出し)
を行う。アドレスはそのままで、書込み/読出しデータ
31はハイインピダンス状態(HiZ)に設定し(ステ
ップ52)、モードデータ29を「読出しモード」に設
定すると、フラッシュセルに書き込まれているデータが
読み出される(ステップ53)。この読み出されたデー
タと、先に書き込んだデータとを照合し、データ相互に
誤りがないことを確認する。以上で、1アドレス分の図
3の読出しモードが終了する。
【0035】モードデータ29を「DISモード」に設
定し直し(ステップ54)、最終アドレスでなければ
(ステップ55)、ステップ47に戻り、以降のステッ
プを最終アドレスまで繰り返し、全てのアドレスについ
て書込み及び読出しを行う。最後に、再びモードデータ
29を「DISモード」に戻す。以上で、ブロックB
(ファームウエア領域)20のデータ書換えは完了す
る。
【0036】本実施形態例のデータ処理装置では、上記
のように、ファームウエア領域を電気的に書換え可能な
不揮発性のフラッシュメモリで構成し、かつ、同領域に
対する書込み/消去/読出しを行う手段を設けたので、
フラッシュメモリのファームウエアの変更が短TATで
行える。しかも、ファームウエアの変更にかかる工数
は、ファームウエア自体の変更/確認工数を除けば、L
SIテスタでの検査用に新しいファームコードの書込み
/読出パターンを作成するのみで足りる。
【0037】また、データ処理装置を製造した後でも、
ファームウエアの変更に容易に対応できる。例えば、古
いファームコードが書き込まれた在庫品をバージョンア
ップしたい場合には、ファームウエア領域をブロック消
去で消去した後に、同領域に新たなファームコードを書
き込めばよく、これによって、最新のファームコードを
搭載した製品になるので在庫品が無駄にならない。更
に、既にユーザに出荷された分についても、必要に応じ
て回収し前記と同様の手段で変更できる。
【0038】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のフラッシュメモリ内蔵デー
タ処理装置は、上記実施形態例の構成にのみ限定される
ものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及
び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のデータ
処理装置によると、フラッシュメモリのユーザ領域の書
き換えを行うためのファームウエアを、フラッシュメモ
リとして構成したことにより、ファームウエアにバグが
あっても容易にそのバグを消去でき、また、製品のバー
ジョンアップにも容易に短TATで対応できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例のデータ処理装置におけ
る書込み/消去/読出しの際の構成を示すブロック図。
【図2】LSIテスタ用テストモードにおける処理を示
すフローチャート。
【図3】図2の処理の際の信号タイミングチャート。
【図4】従来のデータ処理装置における書込み/消去/
読出しの際の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1:データ処理装置 2:CPU 3:アドレスバス 4:データバス 5:シリアルインターフェイス 6:マスクROM 7:フラッシュメモリ 8:制御ブロック 9:メモリセル 10:モードレジスタ 11:モードセレクタ 12:デコーダ 13:モード信号 14:アドレスポインタ 15:アドレスセレクタ 16:データバッファレジスタ 17:データセレクタ 18:書込み/消去/読出し制御回路 19:ユーザ領域(ブロックA) 20:ファームウエア領域(ブロックB) 21:高電圧検出回路 22:オンボードモード信号 23:OR回路 24:SEL(セレクト)信号 25:VPP端子 26:リセット端子 27:VPP信号 28:リセット信号 29:モードデータ 30:アドレスデータ 31:書込み/読出しデータ 32:ブロック選択信号 33:フラッシュライタ 34:LSIテスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリと、該フラッシュメモ
    リに格納されるプログラムによって制御されるCPUと
    を有するフラッシュメモリ内蔵データ処理装置におい
    て、 前記フラッシュメモリが、ユーザデータの書込み/消去
    /読出しが行われるユーザ領域と、前記ユーザ領域の書
    込み/消去/読出しを制御するためのファームウエア領
    域とを備えることを特徴とするフラッシュメモリ内蔵デ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUは、外部から入力される書込
    み/消去/読出しの制御コマンドに応答して、前記ファ
    ームウエア領域のプログラムを実行する、請求項1に記
    載のフラッシュメモリ内蔵データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フラッシュメモリが、前記ファーム
    ウエア領域及ユーザ領域に共通の書込み/消去/読出し
    手段を備える、請求項1又は2に記載のフラッシュメモ
    リ内蔵データ処理装置。
  4. 【請求項4】 外部信号に応答して、前記ユーザ領域又
    はファームウエア領域の何れか一方を選択する選択手段
    を更に備える、請求項3に記載のフラッシュメモリ内蔵
    データ処理装置。
JP11161603A 1999-06-08 1999-06-08 フラッシュメモリ内蔵データ処理装置 Pending JP2000348012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161603A JP2000348012A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 フラッシュメモリ内蔵データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161603A JP2000348012A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 フラッシュメモリ内蔵データ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000348012A true JP2000348012A (ja) 2000-12-15

Family

ID=15738308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11161603A Pending JP2000348012A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 フラッシュメモリ内蔵データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000348012A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017009982A1 (ja) * 2015-07-15 2018-01-18 東芝メモリ株式会社 電子回路基板および情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017009982A1 (ja) * 2015-07-15 2018-01-18 東芝メモリ株式会社 電子回路基板および情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6772276B2 (en) Flash memory command abstraction
US6009496A (en) Microcontroller with programmable embedded flash memory
JP2000065899A (ja) 半導体装置およびそのデータ書き換え方法
JP3173407B2 (ja) フラッシュeeprom内蔵マイクロコンピュータ
JPH05266219A (ja) マイクロコンピュータ
JP2000348012A (ja) フラッシュメモリ内蔵データ処理装置
JP4663210B2 (ja) 半導体集積回路及びそれに内蔵された不揮発性メモリへの書き込み方法
JPS62205599A (ja) 書込可能読出専用記憶回路
KR20000033437A (ko) 부트스트랩로더 기능 구현 장치
US20230335198A1 (en) Semiconductor device
KR100290280B1 (ko) 프로그램 가능한 플래시 메모리를 내장하는 마이크로콘트롤러
JPH05166391A (ja) メモリ装置
JPH01154398A (ja) 半導体記憶装置
JPH0581145A (ja) Eepromへのデータ書き込み回路
JPH11328089A (ja) Pciバスインタフェース用デバイスにおけるid情報書き込み回路
JP2669958B2 (ja) マイクロコンピュータ
JPH11353170A (ja) フラッシュメモリ制御装置およびフラッシュメモリ制御装置のメモリアクセス方法
JP2001318907A (ja) フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
JP2023020590A (ja) 情報処理装置、及び監視方法
JP4127562B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2003296198A (ja) 不揮発性メモリの制御回路
JPH1050086A (ja) Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法
JPH11272642A (ja) 1チップマイクロコンピュータ及び起動アドレス設定方法
CN117457054A (zh) Efuse控制方法、控制器、电子设备及存储介质
JPH07193860A (ja) プログラムメモリを有した携帯端末装置