JP2000344639A - 濡れ髪用酸性染毛料及び染毛方法 - Google Patents
濡れ髪用酸性染毛料及び染毛方法Info
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Abstract
性が良好な酸性染毛料を提供する。 【解決手段】(A)下記一般式(1)で示される芳香族
アルコール類及びn−ブタノールから選ばれる少なくと
も1種以上である染毛助剤と、(B)酸性染料と、
(C)水とを含有し、pHが2.0〜4.5であること
を特徴とする濡れ髪用酸性染毛料。 (式中、R1は水素原子、メチル基又はメトキシ基を示
し、Xは単結合又は炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキレン基もしくはアルケニレン基を示し、Yは水
素原子又は水酸基を示し、m及びnは各々0〜5の整数
である。)
Description
料及び染毛方法に関し、更に詳しくは、皮膚への染着性
が低く、且つ、毛髪への染毛性が良好な濡れ髪用酸性染
毛料及び染毛方法に関する。
剤(例えばベンジルアルコール、n−ブタノール等)、
溶解補助剤(例えばN−メチルピロリドン、エチレンカ
ーボネイト等)を含有し、酸及びその塩(例えばクエン
酸、クエン酸ナトリウム)でpH1.5〜4.5に調整
した上で垂れ防止や髪への付着性を高めるために増粘剤
(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガ
ム)等を含有せしめたものであり、永久染毛料等に比べ
て安全性が高いという利点があった。また、酸性染毛料
は、比較的処置が簡便である点と天然色素等に比べて豊
富な色合いを提供できる点が消費者の要望と嗜好に応え
るものである。酸性染毛料は染着ムラや染着性の低下を
防止する意味で乾燥毛髪に適用することが通常の使用形
態で、これが勧奨されている。
酸化染毛剤に比べて染まりが悪い、(2)色落ちしやす
く、衣服等を汚してしまう、(3)皮膚や頭皮に付着し
た場合、染色してしまい落ちにくい、(4)髪がきしん
だり、ぱさついた感じになる等の問題があった。そのた
めに、染着性や堅牢性、風合いを改善するためグリコー
ル酸やピロリドンカルボン酸を併用したり(特開平6−
298630号公報)、カルボキシビニルポリマーを併
用し髪への付着性や使用性を改善したり(特開平7−1
01841号公報)、染着性を高めるために揮発性溶剤
を併用するなど(特開平8−225435号公報)、種
々の酸性染毛料が提案されている。しかしながら、これ
らの染毛料を詳細に調べると目的とする染毛性は到底十
分とは言い難く、十分に改善の余地がある。また、皮膚
や頭皮への染着を防止する手段としては、毛髪への染着
性を上げることにより酸性染料の濃度を下げ、皮膚や頭
皮への染着度合いを相対的に下げることが検討されてい
る。しかし、これでは不十分であり、実質、増粘剤等を
用いて粘度を上げて垂れ等による不用部位への誤った塗
布を極力排除できるように期待するか、塗布具やカバー
の使用、クリーム等によるマスキングなどに頼っている
のが現状である。
うな従来の酸性染毛料が持つ欠点を解決し、染毛時の皮
膚への染着性が低く、毛髪への染毛性が極めて良好な酸
性染毛料及び染毛方法を提供することを目的とする。
者等は鋭意検討した結果、特定の化合物から選ばれる染
毛助剤と酸性染料と水とを含有することを特徴とする濡
れ髪用酸性染毛料を水又は温水にて濡れた髪に適用する
とき、染毛時の皮膚への染着性が低く、毛髪への染毛性
が良好となることを見出し、本発明を完成した。
般式(1)で示される芳香族アルコール類及びn−ブタ
ノールから選ばれる少なくとも1種以上である染毛助剤
と、(B)酸性染料と、(C)水とを含有し、pHが
2.0〜4.5であることを特徴とする濡れ髪用酸性染
毛料である。
トキシ基を示し、Xは単結合又は炭素数1〜3の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキレン基もしくはアルケニレン基を
示し、Yは水素原子又は水酸基を示し、m及びnは各々
0〜5の整数である。)
℃において、(A)を溶解しうる最低量の1.0〜2.
0倍量の(A)の溶剤を含有する上記の濡れ髪用酸性染
毛料である。
℃での濡れ髪用酸性染毛料の系で溶解し得ない(A)を
溶解し得る最低量の1.1〜2.3倍量の(D)を含有
する請求項1に記載の濡れ髪用酸性染毛料である。
の溶剤がエタノールである上記いずれかの濡れ髪用酸性
染毛料である。
ベンジルアルコール、2−ベンジルオキシエタノール、
n−ブタノールからなる群より選ばれる少なくとも1種
以上である上記濡れ髪用酸性染毛料である。
髪用酸性染毛料を15℃以上35℃未満の室温下で濡れ
た毛髪に適用することを特徴とする染毛方法である。
いる請求項1又は2に記載の濡れ髪用酸性染毛料を用
い、濡れ髪に適用することにより、毛髪上で染毛助剤が
分散状態へ移行することを特徴とする染毛方法である。
て詳しく説明する。
にて濡れた毛髪を意味し、例えば、乾燥毛髪の質量に対
し10〜90質量%近辺の水分を含んだものが挙げられ
るが、特に限定されるものではない。
る芳香族アルコール類としては、例えば、ベンジルアル
コール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコー
ル、フェノキシエタノール、p−メチルベンジルアルコ
ール、2−ベンジルオキシエタノール等が挙げられる。
る芳香族アルコール類及びn−ブタノールから選ばれる
1種又は2種以上の染毛助剤の本発明に係る酸性染毛料
への配合量は、4〜20質量%が望ましい。4%未満で
は十分な染毛性が得られない場合があり、20質量%を
越えて配合しても配合量に見合った効果は得られない場
合がある。
ル系色素が用いられ、化学構造から大別すると、ニトロ
染料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染
料、キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン染
料、インジゴ染料が挙げられ、例えば、赤色2号、赤色
3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤
色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1
号、青色2号、赤色201号、赤色227号、赤色22
0号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、橙
色205号、橙色207号、黄色202号、黄色203
号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、青色
202号、青色203号、青色205号、褐色201
号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色
504号、赤色506号、橙色402号、黄色402
号、黄色403号、黄色406号、黄色407号、緑色
401号、緑色402号、紫色401号、黒色401号
が挙げられる。酸性色素の本発明に係る染毛剤への配合
量は0.2〜2.0質量%が望ましい。尚、これら酸性
染料は1種又は2種以上を混合して用いることができる
は、染毛助剤を溶解できる、水以外の溶剤であればよ
く、化粧品等に配合が認められるものであれば特に限定
されるものではない。具体的には、エタノール、イソプ
ロピルアルコール等の低級アルコール、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル等の低級エーテル、アセトン等の
低級ケトン等を用いることができる。これらの中でエタ
ノールが系の物理的安定性と経済性の点で最も望まし
い。
によっては必ずしも常に必要ではない。一般式(1)に
該当するベンジルアルコールは水に対して約4質量%溶
解し、その結果、ベンジルアルコールに対し水を相対的
に多量含有する系で、(A)成分は溶剤を使用せずとも
水に溶解し得る。
は、(A)の染毛助剤が本発明に係る濡れ髪用酸性染毛
料の系において溶解しており、濡れ髪へ適用した場合、
溶解状態が破壊され分散状態に移行し得るものであれば
特に限定されるものではない(ここで分散状態とは、酸
性染毛料の系において、透明な状態で溶解している染毛
助剤が水の存在で視覚的には均一に分離している状態を
いう)。濡れた髪の水分は一定ではないからである。し
かしながら、一般的には、酸性染毛料の一般的な組成よ
り、配合される染毛助剤量に対し、該量を20℃におい
て溶剤単独で溶解し得る最低量の1.0〜2.0倍量を
用いることが好ましいものとして挙げることができる。
1.0倍量未満では、本発明に係る酸性染毛料において
(A)の染毛助剤が分離し、安定性の面より好ましくな
い場合が有り、2.0倍量を越えて配合すると十分な染
毛性が得られない場合がある(ここで分離とは、水相部
と染毛助剤が視覚的に二層以上の分離をしている状態を
いう)。更には、(D)の溶剤以外に(A)の染毛助剤
を溶解し得る成分を含む酸性染毛料においては、20℃
において該溶剤以外の濡れ髪用酸性染毛料成分が溶解し
得ない残余の染毛助剤量を溶解し得る最低量の1.1〜
2.3倍量を該溶剤の好ましい含有量とすることができ
る。
あることが主に染毛性の点から必要である。特に、望ま
しくは、そのままで、又は酸及び必要に応じてその塩類
を用いてpHを2.0〜4.5に調整することが染毛性
の点から必要である。その際、使用される酸としては、
クエン酸、乳酸、グリコール酸、酒石酸、酢酸、プロピ
オン酸、サリチル酸、リンゴ酸、酪酸、コハク酸、グル
コン酸等の有機酸又は、塩酸、リン酸等の無機酸の1種
もしくは2種以上を任意に用いることができ、更に、必
要に応じてそれら酸のナトリウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩、トリエタノールアミン塩等の塩類を用いる
ことができる。そして、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、アンモニア水等のアルカリ一種もしくは二種以上
を任意に用いることでpHを調整することもできる。そ
れら酸及びその塩類の本発明に係る染毛剤の配合量は、
刺激等の面より10.0質量%以下が望ましい。
組み合わせのような公知の緩衝剤を用いると良い。その
時には、頭髪への塗布等によるpH変動を極力抑止する
ためにも緩衝能は一定値(例えば、0.01グラム当量
/l)以上とすることが望ましい。
溶性高分子を配合することができる。水溶性高分子は、
染毛剤に粘性を与えることにより、染毛剤を毛髪に塗布
し易くするとともに、使用時に染毛剤が皮膚等に垂れ落
ちないようにすることを目的として配合されるものであ
り、その目的を達成する範囲で特に限定されるものでは
なく、水溶性高分子全般を用いることができるが、例え
ば、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロー
ス系高分子、キサンタンガム、グアーガム等の天然多糖
類を挙げることができる。更に、カルボキシビニルポリ
マー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体等の
アクリル系共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン等の合成高分子も挙げられ、これらの中か
ら任意に選択される。また2種以上を組み合わせて用い
ることができる。水溶性高分子の本発明に係る濡れ髪用
酸性染毛料への配合量は0.1〜10.0質量%が望ま
しい。
髪へのトリートメント効果を付与する目的で植物抽出物
および加水分解タンパク質を配合することが好ましい。
植物抽出物としては、アルニカエキス、アルテアエキ
ス、アロエエキス、イチョウエキス、インチンコウエキ
ス、ゼニアオイエキス、ヒキオコシエキス、オトギリソ
ウエキス、オレンジエキス、ヨモギエキス、カモミラエ
キス、キラヤエキス、クララエキス、ゲンチアナエキ
ス、コンフリーエキス、サボンソウエキス、セージエキ
ス、サンザシエキス、シコンエキス、シャクヤクエキ
ス、ワレモコウエキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セヨウノコギリソウエキス、ツボクサエキス、セン
ブリエキス、タイムエキス、ハマメリスエキス、ヘチマ
エキス、シナノキエキス、ホップエキス、マロニエエキ
ス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモ葉エキス、
ヤグルマギクエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキ
ス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエ
キス等があり、特にアルテアエキス、アロエエキス、カ
モミラエキス、ゼニアオイエキス、サボンソウエキス、
シラカバエキス、スギナエキス、ハマメリスエキス、シ
ナノキエキス、モモ葉エキス、レンゲソウエキス、ロー
ズマリーエキス等が好ましい。又、加水分解タンパク質
としては、ケラチンタンパク質、コラーゲンタンパク
質、フィブロインやエラスチンなどのシルクたんぱく
質、大豆タンパク質、コンキオリン等の真珠貝タンパク
質、小麦タンパク質、トウモロコシタンパク質及びカゼ
イン由来の加水分解物が好ましく、それぞれ4級アンモ
ウニウムによるカチオン化、アシル化、シラノール基に
よるシリル化等された誘導化されたものでも良い。これ
らの成分の本発明に係る濡れ髪用酸性染毛料への配合量
は0.0001〜5.0質量%が望ましい。
め水や温水で濡らした毛髪に適用される。本発明の濡れ
髪用酸性染毛料を用いれば、加温処理等の煩雑な操作を
必要とせず、室温(15℃以上35℃未満)での適用で
十分である。35℃以上では染毛性はすぐれるものの、
皮膚への染着性も高まるので望ましくない。15℃未満
では染毛性が劣る為、望ましくない。尚、染毛時間は、
充分に染毛に足る通常適用される時間であれば特に限定
されるものではなく、例えば、5〜30分位が挙げられ
る。
説明するがそれに先立ち、試験方法を述べる。尚、本発
明は以下の実施例等に何ら限定されるものではない。
り、髪を水で濡らすかあるいは乾燥した状態で、且つ所
定の温度で酸性染毛料を用いて15分間染毛、その後洗
髪して、染毛性と皮膚染着性を下記の基準に従って評価
した。 (1)染毛性 ◎:17名以上が染毛力が高いと評価 ○:16名から13名が染毛力が高いと評価 △:12名から7名が染毛力が高いと評価 ×:6名以下が染毛力が高いと評価 (2)皮膚染着性 ◎:17名以上が皮膚への染着が気にならないと評価 ○:16名から13名が皮膚への染着が気にならないと
評価 △:12名から7名が皮膚への染着が気にならないと評
価 ×:6名以下が皮膚への染着が気にならないと評価
ヤギの毛束を乾燥したまま酸性染毛料約2gを塗布する
か、あるいは、毛束を水で濡らした後その重量を計量
し、乾燥毛髪に対する(付着)水分量(質量%)を測定
後、酸性染毛料約2gを塗布し、所定の温度にて10分
放置後、シャンプー(市販品)で洗浄した。その後、乾
燥し、色彩色差計(ミノルタ社製CR−300)にて
L,a,b値を測定し、未染色毛との色差(ΔE)を下
記式にて求め、染毛力を求めて評価した。尚、染毛力は
ΔEが大きいほど高く、小さいほど低い。 ΔE={(L−L0)2+(a−a0)2+(b−b0)2}
1/2 L,a,b:染色した毛束の測定値 L0,a0,b0,:未染色毛束の測定値
り調製後、同表に示した方法により染毛し、前記諸試験
を行い、その結果を表1に示す。尚。表中のカルボキシ
ビニルポリマーはB.F.グッドリッチ社製Carbo
pol 941を,アルキル酸・メタアクリル酸アルキ
ル共重合体はB.F.グッドリッチ社製PEMULEN
TR−1を使用した。表からあきらかなように、本発
明に係る濡れ髪用酸性染毛料及びその染毛方法は比較例
の酸性染毛料に対して優れた性能を示した。
性染毛剤を調製し(pH3.4)、頭髪を予め水で濡ら
した後、この染毛剤を塗布し、室温(22℃)で5分間
放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛性及び皮膚染着性
を評価した結果、いずれの特性も優れていた。
性染毛剤を調製し(pH3.7)、頭髪を予め水で濡ら
した後、この染毛剤を塗布し、室温(25℃)で15分
間放置後、洗い流し、頭髪を乾燥して染毛性及び皮膚染
着性を評価した結果、いずれの特性も優れていた。
料であるヘアマニキュアを調製し(pH3.6)、頭髪
を予め水で濡らした後、このヘアマニキュアを塗布し、
室温(27℃)で10分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥
して染毛性及び皮膚染着性を評価したところ、いずれの
特性も優れていた。
料であるヘアマニキュアを調製し(pH4.0)、頭髪
を予め水で濡らした後、この染毛剤を塗布し、室温(3
0℃)で20分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛
性及び皮膚染着性を評価した結果、いずれの特性も優れ
ていた。
料であるヘアマニキュアを調製し(pH4.0)、頭髪
を予め水で濡らした後、この染毛剤を塗布し、室温(3
0℃)で10分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛
性及び皮膚染着性を評価した結果、いずれの特性も優れ
ていた。
料であるヘアマニキュアを調製し(pH3.1)、頭髪
を予め水で濡らした後、この染毛剤を塗布し、室温(3
0℃)で15分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛
性及び皮膚染着性を評価した結果、いずれの特性も優れ
ていた。
料である白髪用ヘアカラーフォームの原液を調製し(p
H3.2)、更に全体の95重量%となるようこの染毛
剤を耐圧容器に充填した後、全体の5重量%となるよう
液化石油ガスを充填し、ヘアカラーフォームを調製し、
このヘアカラーフォームを予め水で濡らした頭髪に塗布
し、室温(20℃)で30分間放置後洗い流し、頭髪を
乾燥して染毛性及び皮膚染着性を評価したところ、いず
れの特性も優れていた。
料であるヘアマニキュアの原液を調製し(pH2.
7)、更に全体の90重量%となるようこのヘアマニキ
ュアを耐圧容器に充填した後、全体の5重量%となるよ
う液化石油ガスを充填し、更に全体の5重量%となるよ
うジメチルエーテルを充填しヘアマニキュアフォームを
調製し、このヘアマニキュアフォームを予め水で濡らし
た頭髪に塗布し、室温(25℃)で20分間放置後洗い
流し、頭髪を乾燥して染毛性及び皮膚染着性評価したと
ころ、いずれの特性も優れていた。
性染毛剤を調製し(pH3.2)、頭髪を予め水で濡ら
した後、この染毛剤を塗布し、室温(25℃)で15分
間放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛性及び皮膚染着
性を評価した結果、いずれの特性も優れており良好な結
果を得た。
料である白髪用ヘアカラーフォームの原液を調製し(p
H3.2)、更に全体の90重量%となるようこの染毛
剤を耐圧容器に充填した後、全体の10重量%となるよ
う液化石油ガスを充填し、ヘアカラーフォームを調製
し、このヘアカラーフォームを予め水で濡らした頭髪に
塗布し、室温(20℃)で10分間放置後洗い流し、頭
髪を乾燥して染毛性及び皮膚染着性を評価したところ、
いずれの特性も優れており良好な結果を得た。
料であるヘアマニキュアを調製し(pH4.0)、頭髪
を予め水で濡らした後、この染毛剤を塗布し、室温(3
0℃)で20分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥して染毛
性及び皮膚染着性を評価した結果、いずれの特性も優れ
ていた。
調製し(pH3.6)、頭髪を予め水で濡らした後、こ
の染毛剤を塗布し、室温(22℃)で10分間放置後洗
い流し、頭髪を乾燥して、染毛性及び皮膚染着性を評価
した結果、いずれの特性も優れており良好な結果を得
た。
室温(22℃)で10分間放置後洗い流し、頭髪を乾燥
して、染毛性及び皮膚染着性を評価した結果、いずれの
特性も満足のいくものではなかった。
着性が低く、毛髪への染毛性が良好な濡れ髪用酸性染毛
料及び染毛方法を提供することは明らかである。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1)で示される芳香
族アルコール類及びn−ブタノールから選ばれる少なく
とも1種以上である染毛助剤と、(B)酸性染料と、
(C)水とを含有し、pHが2.0〜4.5であること
を特徴とする濡れ髪用酸性染毛料。 【化1】 (式中、R1は水素原子、メチル基又はメトキシ基を示
し、Xは単結合又は炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキレン基もしくはアルケニレン基を示し、Yは水
素原子又は水酸基を示し、m及びnは各々0〜5の整数
である。) - 【請求項2】 (D)として、(A)単体を20℃にお
いて溶解しうる最低量の1.0〜2.0倍量の(A)の
溶剤を含有する請求項1に記載の濡れ髪用酸性染毛料。 - 【請求項3】 (D)を除いた20℃での濡れ髪用酸性
染毛料の系で溶解し得ない(A)を溶解し得る最低量の
1.1〜2.3倍量の(D)を含有する請求項1に記載
の濡れ髪用酸性染毛料。 - 【請求項4】 (D)である(A)の溶剤がエタノール
である請求項2又は3に記載の濡れ髪用酸性染毛料。 - 【請求項5】 (A)染毛助剤が、ベンジルアルコー
ル、2−ベンジルオキシエタノール、n−ブタノールか
らなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項
4に記載の濡れ髪用酸性染毛料。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか記載の濡れ髪用
酸性染毛料を15℃以上35℃未満の室温下で濡れた毛
髪に適用することを特徴とする染毛方法。 - 【請求項7】 染毛助剤が溶解している請求項1に記載
の濡れ髪用酸性染毛料を用い、濡れ髪に適用することに
より、毛髪上で染毛助剤が分散状態へ移行することを特
徴とする染毛方法。
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