JP2000344057A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000344057A JP11158075A JP15807599A JP2000344057A JP 2000344057 A JP2000344057 A JP 2000344057A JP 11158075 A JP11158075 A JP 11158075A JP 15807599 A JP15807599 A JP 15807599A JP 2000344057 A JP2000344057 A JP 2000344057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナとアームピースとを別体としても、
アームピースとリテーナとの境界部分の段差がなくして
風切り音を防止できると共に見栄えを良くすることがで
きる車両用ワイパ装置を得る。 【解決手段】 車両用ワイパ装置10のワイパアーム1
1においては、リテーナ14と別体でアームピース18
を備え、アームピース18はその末端側においてリテー
ナ14の先端に結合されている。ここで、アームピース
18はリテーナ14の周面と面一となる外周面を有して
いる。これにより、アームピース18とリテーナ14と
の結合状態では、アームピース18とリテーナ14との
境界部分26の段差をなくしている。このため、アーム
ピース18とリテーナ14との境界部分26により発生
する風切り音を防止できると共に見栄えを良くすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウインドシ
ールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のウインドシールドガラスを払拭す
る車両用ワイパ装置においては、例えば、図9に示す如
き車両用ワイパ装置100がある。この車両用ワイパ装
置100のワイパアーム101はアームヘッド102を
備えており、アームヘッド102は車両に設けられたピ
ボット軸(図示省略)に固定されている。アームヘッド
102には鋼製で断面略U字状のリテーナ104が回動
自在に支持されており、リテーナ104の先端には鋼製
で板状のアームピース106がリベットや溶接止めによ
り取り付けられている。これにより、リテーナ104に
アームピース106が結合されている。また、アームピ
ース106は先端においてワイパブレード(図示省略)
を保持している。
【0003】ところで、この車両用ワイパ装置100で
は、リテーナ104とアームピース106とが別体とさ
れているため、リテーナ104に対しアームピース10
6の変更が可能であり、一定基準のリテーナ104に対
し車両毎にアームピース106の長さや形状を設定する
ことにより、この車両用ワイパ装置100を種々の車両
に対応させることができる。このため、小型部品のアー
ムピース106を車両毎に変更すればリテーナ104を
車両毎に変更する必要がなく、一定基準のリテーナ10
4を大量使用できる。
【0004】ここで、このようにリテーナ104とアー
ムピース106とが別体とされた車両用ワイパ装置10
0では、リテーナ104が断面略U字状とされると共に
アームピース106が板状とされているため、アームピ
ース106とリテーナ104との境界部分108に段差
が生じ、この段差による風切り音が発生するのみなら
ず、見栄えが悪いという問題がある。さらに、アームピ
ース106はリテーナ104にリベットや溶接止めによ
り取り付けられているため、取付け部品が必要となり、
リテーナ104へのアームピース106の取付けが煩雑
となると共に高コストとなるという問題もある。
【0005】このような問題を解消するため、図10に
示す如き車両用ワイパ装置150がある。この車両用ワ
イパ装置150のワイパアーム151はアームヘッド1
52を備えており、アームヘッド152は車両に設けら
れたピボット軸(図示省略)に固定されている。アーム
ヘッド152にはワイパアーム本体154が回動自在に
支持されており、ワイパアーム本体154は先端におい
てワイパブレード(図示省略)を保持している。
【0006】ここで、このワイパアーム本体154は樹
脂製とされて末端側のリテーナ部156と先端側のアー
ムピース部158とを有しており、このリテーナ部15
6とアームピース部158とは一体に成形されている。
これにより、リテーナ部156へのアームピース部15
8の取り付けが不要となり、取付け部品を不要としてい
る。また、このワイパアーム本体154はリテーナ部1
56からアームピース部158に向かうに従い徐々に肉
厚が薄くされており、これにより、アームピース部15
8とリテーナ部156との境界部分160には段差がな
い構成とされている。これにより、アームピース部15
8とリテーナ部156との境界部分160により発生す
る風切り音を防止できると共に見栄えを良くすることが
できる。
【0007】しかしながら、このようにリテーナ部15
6とアームピース部158とが一体に成形された車両用
ワイパ装置150では、リテーナ部156に対しアーム
ピース部158のみの変更ができないため、車両用ワイ
パ装置150を種々の車両に対応させるためには、アー
ムピース部158のみならずリテーナ部156をも含ん
だワイパアーム本体154全体の長さや形状を車両毎に
設定しなければならない。このため、大型部品のワイパ
アーム本体154を車両毎に変更する必要があり、一定
基準のワイパアーム本体154を大量使用できないた
め、高コストとなる。
【0008】さらに、車両用ワイパ装置150では、ワ
イパアーム本体154のリテーナ部156が樹脂製とさ
れているため、大きな負荷が掛かるリテーナ部156の
強度を維持するためにリテーナ部156を大型化する必
要があり,これにより、リテーナ部156が乗員の視界
を狭めるという問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、リテーナとアームピースとを別体としても、アー
ムピースとリテーナとの境界部分の段差をなくして風切
り音を防止できると共に見栄えを良くすることができる
車両用ワイパ装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
ワイパ装置は、アームヘッドに回動自在に保持されたリ
テーナと、前記リテーナと別体で設けられ、末端側にお
いて前記リテーナの先端に結合されると共に前記リテー
ナの周面と面一となる外周面を有し、かつ、先端にワイ
パブレードを保持するアームピースと、を備えている。
【0011】請求項1に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、リテーナとアームピースとは別体とされており、ア
ームピースはその末端側においてリテーナの先端に結合
されている。
【0012】ここで、アームピースはリテーナの周面と
面一となる外周面を有しており、これにより、アームピ
ースとリテーナとの結合状態ではアームピースとリテー
ナとの境界部分の段差をなくしている。このため、アー
ムピースとリテーナとの境界部分により発生する風切り
音を防止できると共に見栄えを良くすることができる。
【0013】このように、請求項1に記載の車両用ワイ
パ装置では、リテーナとアームピースとを別体として
も、アームピースとリテーナとの境界部分の段差をなく
して風切り音を防止できると共に見栄えを良くすること
ができる。
【0014】また、リテーナとアームピースとを別体と
したため、リテーナに対しアームピースの変更が可能で
あり、一定基準のリテーナに対し車両毎にアームピース
の長さや形状を設定することにより、この車両用ワイパ
装置を種々の車両に対応させることができる。このた
め、小型部品のアームピースを車両毎に変更すればリテ
ーナを車両毎に変更する必要がなく、一定基準のリテー
ナを大量使用でき、これにより、コストを低減できる。
【0015】さらに、従来のようにアームピースとリテ
ーナとの境界部分の段差をなくすためにリテーナとアー
ムピースとを一体成形する必要がなく、リテーナとアー
ムピースとを別体にできるため、リテーナを鋼製とでき
る。したがって、大きな負荷が掛かるリテーナを小型化
してもリテーナの強度を維持でき、リテーナが乗員の視
界を狭めることを抑制できる。
【0016】請求項2に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記リテー
ナを断面略U字状とすると共に前記リテーナ先端側の側
壁に前記側壁底部から前記リテーナ内部方向へ延伸する
延伸部を設ける一方、前記アームピースを樹脂製としか
つ前記アームピースの末端側に結合部を設けると共に前
記結合部末端を拡径させて前記延伸部に対応したストッ
パを設け、前記アームピースの結合部を前記リテーナに
挿入して前記延伸部の前記リテーナ末端側端縁に前記結
合部のストッパを係合させることにより前記アームピー
スを前記リテーナに結合した、ことを特徴としている。
【0017】請求項2に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、アームピースの結合部をリテーナに挿入してリテー
ナに設けられた延伸部のリテーナ末端側端縁に結合部に
設けられたストッパを係合させることにより、アームピ
ースがリテーナに結合されている。このため、従来のア
ームピースをリテーナに取り付けるための取付け部品を
不要とでき,リテーナへのアームピースの取付けが容易
となると共にコストを一層低減できる。
【0018】請求項3に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記リテー
ナを断面略U字状とすると共に前記リテーナ先端側の側
壁に前記側壁底部から前記リテーナ内部方向へ延出する
延出部を設ける一方、前記アームピースを鋼製としかつ
前記アームピースの末端側に連結部を設けると共に前記
連結部末端を拡径させて前記延出部に対応した係合部を
設け、前記アームピースの連結部を前記リテーナに挿入
して前記延出部の前記リテーナ末端側端縁に前記連結部
の係合部を係合させることにより前記アームピースを前
記リテーナに結合した、ことを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、アームピースの連結部をリテーナに挿入してリテー
ナに設けられた延出部のリテーナ末端側端縁に連結部に
設けられた係合部を係合させることにより、アームピー
スがリテーナに結合されている。このため、従来のアー
ムピースをリテーナに取り付けるための取付け部品を不
要とでき,リテーナへのアームピースの取付けが容易と
なると共にコストを一層低減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る車両用ワイパ装置10の概略構成が斜視図にて示さ
れており、図2には、車両用ワイパ装置10の概略構成
が平面図にて示されている。また、図3には、車両用ワ
イパ装置10の主要部が断面図にて示されており、図4
には、車両用ワイパ装置10の主要部が側面図にて示さ
れている。
【0021】本実施の形態に係る車両用ワイパ装置10
のワイパアーム11は、アームヘッド12を備えてい
る。アームヘッド12は車両に設けられたピボット軸
(図示省略)に固定されており、このピボット軸が往復
回転することにより、アームヘッド12が往復回転す
る。
【0022】アームヘッド12の先端にはリテーナ14
が回動自在に保持されている。リテーナ14は鋼製とさ
れると共に断面が略U字状とされており、リテーナ14
は上壁と側壁を有している。さらに、リテーナ14の先
端側における側壁には延伸部16が形成されており、延
伸部16はリテーナ14の側壁底部からリテーナ14内
部方向へ延伸している。この延伸部16のリテーナ14
末端側端縁には後述するアームピース18の結合部20
に形成されたストッパ22が嵌合している。
【0023】また、ワイパアーム11はリテーナ14と
別体でアームピース18を備えている。アームピース1
8は樹脂製とされており、アームピース18の末端側に
は結合部20が形成されている。この結合部20の末端
は他の部位より肉厚が厚くされることにより拡径されて
おり、これにより、結合部20の末端には上述したリテ
ーナ14の延伸部16に対応してストッパ22が形成さ
れている。ここで、図4に詳細に示す如く、アームピー
ス18の結合部20をリテーナ14の上壁、側壁及び延
伸部16により形成される空間に挿入すると共に、結合
部20のストッパ22をリテーナ14の延伸部16のリ
テーナ14末端側端縁に嵌合させることにより、アーム
ピース18はリテーナ14の先端に結合されている。
【0024】さらに、図3に詳細に示す如く、アームピ
ース18の結合部20以外の部位(以下、「本体部2
4」という)はアームピース18先端から結合部20に
向かうに従い幅が徐々に大きくされると共に肉厚が徐々
に厚くされており、このため、アームピース18はリテ
ーナ14の周面と面一となる外周面を有している。これ
により、アームピース18とリテーナ14との結合状態
ではアームピース18とリテーナ14との境界部分26
に段差がない構成とされている。
【0025】また、アームピース18の本体部24と結
合部20との結合部分28には段差が設けられており、
この結合部分28では結合部20は本体部24より幅が
小さくされると共に肉厚が薄くされている。これによ
り、アームピース18の結合部20をリテーナ14の上
壁、側壁及び延伸部16により形成される空間に挿入す
ることによりアームピース18をリテーナ14に結合し
ても、リテーナ14の上壁、側壁及び延伸部16の肉厚
に拘らず、アームピース18とリテーナ14との境界部
分26に段差がない状態を維持している。
【0026】さらに、アームピース18の先端にはワイ
パブレード(図示省略)が保持される構成である。
【0027】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0028】以上の構成の車両用ワイパ装置10では、
リテーナ14とアームピース18とは別体とされてお
り、アームピース18はその末端側においてリテーナ1
4の先端に結合されている。
【0029】ここで、アームピース18はリテーナ14
の周面と面一となる外周面を有しており、これにより、
アームピース18とリテーナ14との結合状態ではアー
ムピース18とリテーナ14との境界部分26の段差を
なくしている。このため、アームピース18とリテーナ
14との境界部分26により発生する風切り音を防止で
きると共に見栄えを良くすることができる。
【0030】このように、本実施の形態に係る車両用ワ
イパ装置10では、リテーナ14とアームピース18と
を別体としても、アームピース18とリテーナ14との
境界部分26の段差をなくして風切り音を防止できると
共に見栄えを良くすることができる また、リテーナ14とアームピース18とを別体とした
ため、リテーナ14に対しアームピース18の変更が可
能であり、一定基準のリテーナ14に対し車両毎にアー
ムピース18の長さや形状を設定することにより、この
車両用ワイパ装置10を種々の車両に対応させることが
できる。このため、小型部品のアームピース18を車両
毎に変更すればリテーナ14を車両毎に変更する必要が
なく、一定基準のリテーナ14を大量使用でき、これに
より、コストを低減できる。
【0031】さらに、従来のようにアームピースとリテ
ーナとの境界部分の段差をなくすためにリテーナとアー
ムピースとを一体成形する必要がなく、リテーナ14と
アームピース18とを別体にできるため、リテーナ14
が鋼製とされている。したがって、大きな負荷が掛かる
リテーナ14を小型化してもリテーナ14の強度を維持
でき、リテーナ14が乗員の視界を狭めることを抑制で
きる。
【0032】またさらに、アームピース18の結合部2
0をリテーナ14に挿入してリテーナ14に形成された
延伸部16のリテーナ14末端側端縁に結合部20に形
成されたストッパ22を嵌合させることにより、アーム
ピース18がリテーナ14に結合されている。このた
め、従来のアームピースをリテーナに取り付けるための
取付け部品を不要とでき,リテーナ14へのアームピー
ス18の取付けが容易となると共にコストを一層低減で
きる。
【0033】また、アームピース18は小型部品である
ため、アームピース18の上面を容易に曲線形状等とで
き、このため、アームピース18のデザインは容易であ
る。ここで、リテーナ14の外観デザインが一定でもア
ームピース18の外観形状をデザインすればワイパアー
ム11全体の外観デザインを良好とできる。これによ
り、デザイン容易なアームピース18の外観形状をデザ
インするのみでワイパアーム11全体の外観デザインを
良好とできるため,容易にワイパアーム11全体の外観
デザインを良好とすることができる。 (変形例)図5には、本実施の形態の変形例に係る車両
用ワイパ装置50の概略構成が斜視図にて示されてお
り、図6には、車両用ワイパ装置50の概略構成が平面
図にて示されている。まて、図7には、車両用ワイパ装
置50の主要部が断面図にて示されており、図8には、
車両用ワイパ装置50の主要部が側面図にて示されてお
り、本変形例に係る車両用ワイパ装置50のワイパアー
ム51では、リテーナ64は鋼製とされると共に断面が
略U字状とされており、リテーナ64は上壁と側壁を有
している。さらに、リテーナ64の先端側における側壁
には延出部66が形成されており、延出部66はリテー
ナ64の側壁底部からリテーナ64内部方向へ延出して
いる。この延出部66のリテーナ64末端側端縁には後
述するアームピース52の連結部54に形成された係合
部56が嵌合している。
【0034】また、ワイパアーム51はリテーナ64と
別体でアームピース52を備えている。アームピース5
2は鋼製とされており、アームピース52の末端側には
連結部54が形成されている。この連結部54は断面が
略U字状とされており、連結部54は上壁及び側壁を有
している。また、連結部54の末端は側壁の高さが他の
部位より高くされることにより拡径されており、これに
より、連結部54の末端にはリテーナ64の延出部66
に対応して係合部56が形成されている。ここで、図8
に詳細に示す如く、アームピース52の連結部54をリ
テーナ64の上壁、側壁及び延出部66により形成され
る空間に挿入すると共に、連結部54の係合部56をリ
テーナ64の延出部66のリテーナ64末端側端縁に嵌
合させることにより、アームピース52はリテーナ64
の先端に結合されている。
【0035】さらに、図7に詳細に示す如く、アームピ
ース52の連結部54以外の部位(以下、「本体部5
8」という)は、アームピース52先端では板状とされ
ると共に連結部54に近い位置では断面が略U字状とさ
れ、しかも、本体部58はアームピース52先端から連
結部54に向かうに従い幅が徐々に大きくされると共に
側壁の高さが徐々に高くされており、このため、アーム
ピース52はリテーナ64の周面と面一となる外周面を
有している。これにより、アームピース52とリテーナ
64との結合状態ではアームピース52とリテーナ64
との境界部分60に段差がない構成とされている。
【0036】また、アームピース52の本体部58と連
結部54との結合部分62には段差が設けられており、
この結合部分62では連結部54は本体部58より幅が
小さくされると共に側壁の高さが低くされている。これ
により、アームピース52の連結部54をリテーナ64
の上壁、側壁及び延出部66により形成される空間に挿
入することによりアームピース52をリテーナ64に結
合しても、リテーナ64の上壁、側壁及び延出部66の
肉厚に拘らず、アームピース52とリテーナ64との境
界部分60に段差がない状態を維持する構成である。
【0037】次に、本変形例の作用を説明する。
【0038】以上の構成の車両用ワイパ装置50では、
リテーナ64とアームピース52とは別体とされてお
り、アームピース52はその末端側に設けられた連結部
54においてリテーナ64の先端に結合されている。
【0039】ここで、アームピース52はリテーナ64
の周面と面一となる外周面を有しており、これにより、
アームピース52とリテーナ64との結合状態ではアー
ムピース52とリテーナ64との境界部分60の段差を
なくしている。このため、アームピース52とリテーナ
64との境界部分60により発生する風切り音を防止で
きると共に見栄えを良くすることができる。
【0040】このように、本変形例に係る車両用ワイパ
装置50では、リテーナ64とアームピース52とを別
体としても、アームピース52とリテーナ64との境界
部分60の段差をなくして風切り音を防止できると共に
見栄えを良くすることができるまた、リテーナ64とア
ームピース52とを別体としたため、リテーナ64に対
しアームピース52の変更が可能であり、一定基準のリ
テーナ64に対し車両毎にアームピース52の長さや形
状を設定することにより、この車両用ワイパ装置50を
種々の車両に対応させることができる。このため、小型
部品のアームピース52を車両毎に変更すればリテーナ
64を車両毎に変更する必要がなく、一定基準のリテー
ナ64を大量使用でき、これにより、コストを低減でき
る。
【0041】さらに、従来のようにアームピースとリテ
ーナとの境界部分の段差をなくすためにリテーナとアー
ムピースとを一体成形する必要がなく、リテーナ64と
アームピース52とを別体にできるため、リテーナ64
が鋼製とされている。したがって、大きな負荷が掛かる
リテーナ64を小型化してもリテーナ64の強度を維持
でき、リテーナ64が乗員の視界を狭めることを抑制で
きる。
【0042】またさらに、アームピース52の連結部5
4をリテーナ64に挿入してリテーナ64に形成された
延出部66のリテーナ64末端側端縁に連結部54に形
成された係合部56を嵌合させることにより、アームピ
ース52がリテーナ64に結合されている。このため、
従来のアームピースをリテーナに取り付けるための取付
け部品を不要とでき,リテーナ64へのアームピース5
2の取付けが容易となると共にコストを一層低減でき
る。
【0043】また、アームピース52は小型部品である
ため、アームピース52の上面を容易に曲線形状等とで
き、このため、アームピース52のデザインは容易であ
る。ここで、リテーナ64の外観デザインが一定でもア
ームピース52の外観形状をデザインすればワイパアー
ム51全体の外観デザインを良好とできる。これによ
り、デザイン容易なアームピース52の外観形状をデザ
インするのみでワイパアーム51全体の外観デザインを
良好とできるため,容易にワイパアーム51全体の外観
デザインを良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
概略構成を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
主要部の断面図である。ここで、(A)は図2のA−A
線断面図であり、(B)は図2のB−B線断面図であ
る。また、(C)は図2のC−C線断面図であり、
(D)は図2のD−D線断面図である。さらに、(E)
は図2のE−E線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
主要部の側面図である。
【図5】本実施の形態の変形例に係る車両用ワイパ装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図6】本実施の形態の変形例に係る車両用ワイパ装置
の概略構成を示す平面図である。
【図7】本実施の形態の変形例に係る車両用ワイパ装置
の主要部の断面図である。ここで、(A)は図6のA−
A線断面図であり、(B)は図6のB−B線断面図であ
る。また、(C)は図6のC−C線断面図であり、
(D)は図6のD−D線断面図である。さらに、(E)
は図6のE−E線断面図である。
【図8】本実施の形態の変形例に係る車両用ワイパ装置
の主要部の側面図である。
【図9】従来の車両用ワイパ装置の概略構成を示す斜視
図である。
【図10】従来の車両用ワイパ装置の概略構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 車両用ワイパ装置 12 アームヘッド 14 リテーナ 16 延伸部 18 アームピース 20 結合部 22 ストッパ 26 境界部分 50 車両用ワイパ装置 52 アームピース 54 連結部 56 係合部 60 境界部分 64 リテーナ 66 延出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームヘッドに回動自在に保持されたリ
    テーナと、 前記リテーナと別体で設けられ、末端側において前記リ
    テーナの先端に結合されると共に前記リテーナの周面と
    面一となる外周面を有し、かつ、先端にワイパブレード
    を保持するアームピースと、 を備えた車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記リテーナを断面略U字状とすると共
    に前記リテーナ先端側の側壁に前記側壁底部から前記リ
    テーナ内部方向へ延伸する延伸部を設ける一方、前記ア
    ームピースを樹脂製としかつ前記アームピースの末端側
    に結合部を設けると共に前記結合部末端を拡径させて前
    記延伸部に対応したストッパを設け、 前記アームピースの結合部を前記リテーナに挿入して前
    記延伸部の前記リテーナ末端側端縁に前記結合部のスト
    ッパを係合させることにより前記アームピースを前記リ
    テーナに結合した、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記リテーナを断面略U字状とすると共
    に前記リテーナ先端側の側壁に前記側壁底部から前記リ
    テーナ内部方向へ延出する延出部を設ける一方、前記ア
    ームピースを鋼製としかつ前記アームピースの末端側に
    連結部を設けると共に前記連結部末端を拡径させて前記
    延出部に対応した係合部を設け、 前記アームピースの連結部を前記リテーナに挿入して前
    記延出部の前記リテーナ末端側端縁に前記連結部の係合
    部を係合させることにより前記アームピースを前記リテ
    ーナに結合した、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ装置。
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