JP2000343797A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000343797A
JP2000343797A JP11156815A JP15681599A JP2000343797A JP 2000343797 A JP2000343797 A JP 2000343797A JP 11156815 A JP11156815 A JP 11156815A JP 15681599 A JP15681599 A JP 15681599A JP 2000343797 A JP2000343797 A JP 2000343797A
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test
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forming apparatus
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JP11156815A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Igarashi
尉之 五十嵐
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最初の1枚だけをテスト印刷する場合であっ
ても、ステープル処理の無駄を省きつつステープル位置
を容易に確認でき、かつ、記録紙の後始末(処分方法)
も簡易となる印刷を行う画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 プリンタ100は、複数ページまたは複
数部の印刷を行う際に、最初の1枚目だけをテスト印刷
するテスト印刷機能を有し、記録紙にステープル処理ま
たはパンチ処理を行うステープル・パンチ部105と、
記録紙に原稿データを印刷する印刷部103と、ステー
プル・パンチ部105、印刷部103および装置の他の
各部を制御する制御部102と、を備え、制御手段10
2は、テスト印刷を行う際に、ステープル・パンチ部1
05および印刷部103を制御して、記録紙に対してス
テープル処理がなされる位置に、ステープルの代わりと
なる印を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステープル機能、
パンチ機能もしくは両面印刷機能を有するプリンタ、複
写機などの画像形成装置に関し、特に、これらの機能に
加えテスト印刷機能をも有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステープル処理やパンチ処理を行
う画像形成装置においては、複数ページもしくは複数部
の画像データを印刷する際、1枚もしくは1部数をテス
ト印刷したところで印刷を中断もしくは停止し、オペレ
ータがステープル処理された印刷結果もしくはパンチ処
理された印刷結果を確認し、これにより、ステープルの
位置やパンチ穴の位置が所望の位置にあるかを確認して
いた。印刷結果が正しければ印刷を再開したり、必要に
応じて印刷部数を変更したりして残りの印刷を行ってい
た。
【0003】また、特開平8−87205号公報の「画
像形成装置」は、印刷枚数が1枚である場合に、通常で
はステープル処理やパンチ処理が解除されるところ、テ
スト印刷の場合においてはステープル処理やパンチ処理
を許可する技術が開示され、これによりテスト印刷に際
し、実際のステープル位置もしくはパンチ位置を確認す
ることが可能となっていた。
【0004】一方、両面印刷を行う画像形成装置におい
ては、両面印刷の綴じ方向に綴じ代を設け、冊子を作成
する場合の仕上がり良さに寄与していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では以下の問題点があった。すなわち、ステープル
位置を確認するために1枚のテスト印刷を行う場合であ
っても、ステープル処理を行うと、針およびステープル
動作に必要なエネルギーが無駄であり、さらには、針の
ついた記録紙の後始末(処分方法)が煩雑となるという
問題点があった。同様に、パンチ穴の位置を確認するた
めに1枚のテスト印刷を行う場合であっても、パンチ処
理を行うと不要なパンチ屑が発生したり、パンチ動作に
必要なエネルギーが無駄であり、さらには、パンチ穴の
空いた記録紙は、通常の片面印刷された記録紙に比して
再利用が制限されるという問題点があった。
【0006】また、両面印刷を行う画像形成装置におい
ては、両面印刷の綴じ方向によっては、表面に対する裏
面の印刷方向が180度回転する。また、原稿載置方
向、反転方向および排紙方向は、機種によって様々であ
る。従って、従来は、実際に両面に印刷しないと綴じ方
向が確認ができないという問題点があった。また、綴じ
代を設定していても印刷する内容自体が片側に寄ってい
る場合には、空白部を綴じ代と勘違いしてしまうという
問題点があった。さらに、テスト印刷で両面印刷する
と、いわゆる裏紙として利用できないなど、記録紙の再
利用が不便になるという問題点があった。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、最初の1枚だけをテスト印刷する場合であっても、
ステープル処理の無駄を省きつつステープル位置を容易
に確認でき、かつ、記録紙の後始末(処分方法)も簡易
となる印刷を行う画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0008】また、最初の1枚だけをテスト印刷する場
合であっても、パンチ処理の無駄を省きつつパンチ穴の
位置を容易に確認でき、かつ、記録紙の再利用も制限さ
れたものとならない印刷を行う画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】また、両面印刷に際し、テスト印刷を最初
の1枚目の片面のみに行うだけで、綴じ方向を容易に確
認できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の画像形成装置は、複数ページま
たは複数部の印刷を行う際に、最初の1枚目だけをテス
ト印刷するテスト印刷機能を有する画像形成装置におい
て、記録紙にステープル処理を行うステープル処理手段
と、前記記録紙に画像データを印刷する印刷手段と、前
記ステープル処理手段、印刷手段および装置の他の各部
を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記
テスト印刷を行う際に、前記ステープル処理手段および
印刷手段を制御して、前記記録紙に対してステープル処
理がなされる位置に、ステープルの代わりとなる印を印
刷するものである。
【0011】すなわち、請求項1に係る発明は、ステー
プル処理手段が記録紙にステープル処理を行い、印刷手
段が記録紙に画像データを印刷し、制御手段がステープ
ル処理手段、印刷手段および装置の他の各部を制御し、
テスト印刷を行う際には、ステープル処理手段および印
刷手段を制御して、記録紙に対してステープル処理のな
される位置に、ステープルの代わりとなる印を印刷す
る。
【0012】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
複数ページまたは複数部の印刷を行う際に、最初の1枚
目だけをテスト印刷するテスト印刷機能を有する画像形
成装置において、記録紙にパンチ処理を行うパンチ処理
手段と、前記記録紙に画像データを印刷する印刷手段
と、前記パンチ処理手段、印刷手段および装置の他の各
部を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前
記テスト印刷を行う際に、前記パンチ処理手段および印
刷手段を制御して、前記記録紙に対してパンチ処理がな
される位置に、パンチ穴の代わりとなる印を印刷するも
のである。
【0013】すなわち、請求項2に係る発明は、パンチ
処理手段が記録紙にパンチ処理を行い、印刷手段が記録
紙に画像データを印刷し、制御手段がパンチ処理手段、
印刷手段および装置の他の各部を制御し、テスト印刷を
行う際には、パンチ処理手段および印刷手段を制御し
て、記録紙に対してパンチ処理のなされる位置に、パン
チ穴の代わりとなる印を印刷する。
【0014】また、請求項3に記載の画像形成装置は、
請求項1または2に記載の画像形成装置において、さら
に、前記印刷手段により印刷される画像データを格納す
る画像データ格納手段を具備し、前記制御手段は、前記
テスト印刷後に通常印刷を行う際に、前記印刷手段およ
び画像データ格納手段を制御して、1枚目の印刷に対し
ては前記画像データ格納手段に格納された画像データを
用いて印刷を行うものである。
【0015】すなわち、請求項3に係る発明は、画像デ
ータ格納手段が印刷手段により印刷される画像データを
格納し、制御手段がテスト印刷後に通常印刷を行う場合
に、印刷手段および画像データ格納手段を制御して、1
枚目の印刷に対しては画像データ格納手段に格納された
画像データを用いて印刷を行う。
【0016】また、請求項4に記載の画像形成装置は、
複数ページまたは複数部の印刷を行う際に、最初の1枚
目だけをテスト印刷するテスト印刷機能を有する画像形
成装置において、記録紙に画像データを両面印刷する両
面印刷手段と、前記両面印刷手段および装置の他の各部
を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記
テスト印刷を行う際に、前記両面印刷手段を制御して、
記録紙の片面のみに対し、綴じ方向を表示する印を印刷
するものである。
【0017】すなわち、請求項4に係る発明は、両面印
刷手段が記録紙に画像データを両面印刷し、制御手段が
両面印刷手段および装置の他の各部を制御し、テスト印
刷を行う際には、両面印刷手段を制御して、記録紙の片
面のみに対し、綴じ方向を表示する印を印刷する。
【0018】また、請求項5に記載の画像形成装置は、
請求項4に記載の画像形成装置において、さらに、前記
両面印刷手段により印刷される画像データを格納する画
像データ格納手段を具備し、前記制御手段は、前記テス
ト印刷後に通常印刷を行う際に、前記両面印刷手段およ
び画像データ格納手段を制御して、1枚目の片面の印刷
に対しては前記画像データ格納手段に格納された画像デ
ータを用いて印刷を行うものである。
【0019】すなわち、請求項5に係る発明は、画像デ
ータ格納手段が両面印刷手段により印刷される画像デー
タを格納し、制御手段が、テスト印刷後に通常印刷を行
う場合に、両面印刷手段および画像データ格納手段を制
御して、1枚目の片面の印刷に対しては画像データ格納
手段に格納された画像データを用いて印刷を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1.実施の形態1では、本発明の画像形成装
置をプリンタに適用した場合について説明する。なお、
本発明はプリンタに限らず、複写機などのステープル機
能もしくはパンチ機能を有する画像形成装置に対しては
すべて適用可能である。
【0021】図1は、本発明の画像形成装置をプリンタ
に適用した場合の概略構成をブロック図として表した概
略構成図である。プリンタ100は、例えばパーソナル
コンピュータ等のホスト装置(上位装置)から画像デー
タの転送を入力する受信バッファ101と、画像データ
を印刷可能に処理することを始め装置各部を制御する制
御部102と、制御部102を介して印刷可能に処理さ
れた画像データを記録紙に印刷する印刷部103と、両
面印刷する際に記録紙を反転する反転部104と、印刷
部103で印刷された記録紙にステープル処理もしくは
パンチ処理を施すステープル・パンチ部105と、印刷
状況の表示や操作指示を行う操作表示部106等とから
なる。なお、以降において、ホスト装置から入力された
画像データを適宜原稿データと称する。また、原稿デー
タは、プリンタ記述言語で記述されたデータも含むもの
とする。
【0022】また、受信バッファ101には、原稿デー
タに基づき印刷部103で印刷可能に処理されたバイナ
リデータを格納する展開バイナリ格納部107が設けら
れている。展開バイナリ格納部107は本実施の形態で
は、受信バッファ101内に設けられているが、印刷部
103に設けられていてもよく、独立して設けられてい
てもよい。バイナリデータの例としてはページ記述言語
に基づいて、制御部102で変換されるビットデータが
挙げられる。その他、より直接的なデータとして印刷部
103を駆動する駆動データであってもよい。
【0023】次にプリンタ100で、テスト印刷を行う
際のステープル処理の流れについて説明する。なお、パ
ンチ処理を行う場合も同様であるので、以下において
は、特に必要ある場合を除いて、パンチ処理についての
説明は省略する。図2は、プリンタ100がテスト印刷
を行う際のステープル処理の流れを説明するフローチャ
ートである。オペレータがホスト装置を介し、印刷要求
を送るもしくは操作表示部106を通じて印刷要求を送
る(ステップS201)。このとき原稿データは受信バ
ッファ101に格納される。制御部102は、印刷要求
がテスト印刷であるか否かを判断する(ステップS20
2)。テスト印刷である場合は(ステップS202:Y
ES)、制御部102が、受信バッファ101から1ペ
ージ分に相当する原稿データを取りだし、印刷部103
で出力(印刷)可能なデータ、例えばビットマップに処
理し、処理されたデータを展開バイナリ格納部107に
コピーする(ステップS203)。1ページ分に相当す
るデータの大きさは、書き込み位置がページ長さを越え
たり、改ページコマンドの受信等により判断する。
【0024】続いて、ステープル処理もしくはパンチ処
理の指定があるか否かについて判定する(ステップS2
04)。制御部102は、ホスト装置からの指示もしく
は操作表示部106における指示により、指定されたス
テープル位置もしくはパンチ穴位置(例えば左上、上2
カ所など)と向き(垂直、水平、斜めなど)とが、実際
に処理可能であるか否かを、用紙サイズ、印刷方向、そ
の他の印刷制御信号から判断する(ステップS20
5)。処理不可能であれば(ステップS205:N
O)、操作表示部106にエラー表示を行い、決められ
たエラー処理を行う(ステップS206)。例えば、表
示部106において、間違っていた印刷方向を修正など
する。修正後は後述のステップS208に移行し修正後
のテスト印刷を行う。一方、処理可能であれば(ステッ
プS205:YES)、ステップS203で処理された
データ(上記の例ではビットマップ)にステープルに見
立てた線を、指定された位置へ指定された向きに重ね書
きする(ステップS207)。
【0025】図3は、ステープル位置(パンチ穴位置)
にステープル(パンチ穴)に見立てた線(穴)を重ね書
きしたイメージの例を表した図である。図3(a)およ
び図3(b)はステープルが重ね書きされた図であり、
図3(a)は左上に斜めに配したものであり、図3
(b)は、左端に2カ所配する図である。同様に図3
(c)および図3(d)は、パンチ穴が重ね書きされた
図であり、図3(c)は上端に図3(d)は左端に配さ
れた図である。なお、図では、説明のために便宜的に大
きな文字を描いている。
【0026】ステップS207で、ステープルに見立て
た線が重ね書きされたデータ(ビットマップ)は、印刷
部103で記録紙に印刷され、出力される(ステップS
208)。オペレータは、このテスト印刷の結果を判定
し(ステップS209)、テスト印刷の結果が正しくな
い場合(ステップS209:NO)は、データを破棄し
て印刷処理を終了する(ステップS210)。また、テ
スト印刷の結果が正しいときは、テスト印刷モードを解
除し(ステップS211)、展開バイナリ格納部107
に格納された1ページ目のデータを印刷し(ステップS
212)、2枚目以降は、通常の印刷を行う(ステップ
S213)。
【0027】通常印刷とは、制御部102が、2ページ
目以降の原稿データを受信バッファ101から入力し、
印刷部103で印刷可能なデータに変換し、印刷部10
3が当該データを記録紙に印刷する動作をいう。続いて
すべての印刷が終了したかを確認し(ステップS21
4)、印刷すべきデータがまだある場合は(ステップS
214:NO)、ステップS213に戻り、印刷を続行
し、すべての印刷が終了した場合(ステップS214:
YES)は、ステープル処理を施し(ステップS21
5)、印刷を終了する。
【0028】なお、ステープル処理の流れは、以上の動
作に限定されるものではなく、例えば、1ページに限ら
ず、すべての原稿データにステープル位置を印刷しても
よい。これにより、オペレータが後で都合のいい枚数
で、正確にステープルを打つことが可能になる。
【0029】また、ステップS203とステップS20
4を入れ替え、ステープル処理もしくはパンチ処理の指
定が合った場合に、1ページ分のビットマップを作成し
て、処理されたデータを展開バイナリ格納部107にコ
ピーする態様であってもよい。
【0030】また、ステップS207において重ね書き
された図は、適宜操作表示部106で対話的に確認しな
がら位置および方向の修正をすることもできる。同様に
ステップS209においては、テスト印刷結果に不満な
場合は、改めてホスト装置もしくは操作表示部106を
通じて対話的に確認しながらステープル位置等の変更を
行ってもよい。これにより操作性のよいプリンタの提供
が可能となる。
【0031】また、ステップS211の後に改めて、印
刷部数を変更することなども可能である。これにより、
ユーザの利便性がさらに向上することとなる。
【0032】また、ステップS215のステープル処理
は、すべての印刷が終了してから行うのでなく、例えば
章毎に分かれた冊子の印刷などでは、章毎にステープル
処理を行ってもよいし、この様な場合には、さらに、章
毎にテスト印刷(各章の1ページ目のテスト印刷)を行
ってもよい。
【0033】以上説明したように、ステープル位置にス
テープルに見立てた印を印刷することで、ステープルを
実際に使わなくとも、綴じ位置や綴じ方向を一目して確
認できるので、テスト印刷時のステープル無駄および動
作無駄を省くことができる。さらに、ステープルを使用
しないので、再生紙として分別する場合にも、ステープ
ルを分別する必要がなく、また、いわゆる裏紙等として
の再利用が制限されることもない。
【0034】一方、パンチ処理を行う場合のテスト印刷
についていえば、テスト印刷においては、実際のパンチ
を行わない。従って、不要なパンチ屑の発生を防止する
ことができる。また、テスト印刷された紙は裏紙などと
しての再利用が不便なものとならず、通常の片面印刷さ
れた記録紙と同様なものであって、再利用が制限されな
い。
【0035】また、テスト印刷に用いたデータを展開バ
イナリ格納部107に格納するので、テスト印刷後に実
際にステープル処理する印刷を行う場合に、1ページ目
の出力動作の無駄が省ける。特に、ADF(Auto
Document Feeder)を使用する場合など
には、原稿の再配置を行わなくて済み、利便性が高く、
また、経済的である。
【0036】実施の形態2.実施の形態2では、本発明
の画像形成装置を両面印刷機能を有するプリンタに適用
した場合について説明する。なお、本実施の形態におい
ては、装置構成は実施の形態1と同様であり、重複する
部分については説明を省略し、また、装置構成の同一部
分については同一の符号を付することとする。
【0037】図4は、プリンタ100がテスト印刷を行
う際の両面印刷処理の流れを説明するフローチャートで
ある。オペレータがホスト装置を介し両面印刷要求もし
くは操作表示部106を通じて両面印刷指示を送る(ス
テップS301)。このとき、原稿データは受信バッフ
ァ101に格納される。制御部102は、印刷要求がテ
スト印刷であるか否かを判断する(ステップS30
2)。テスト印刷である場合は(ステップS302:Y
ES)、制御部102が、受信バッファ101から1ペ
ージ分(両面印刷の片面分)に相当する原稿データを取
りだし、印刷部103で出力(印刷)可能なデータ、例
えばビットマップに処理し、処理されたデータを展開バ
イナリ格納部107にコピーする(ステップS30
3)。続いて、綴じ方向の指定があるか否かについて判
定する(ステップS304)。綴じ方向の指定がある場
合(ステップS304:YES)は、制御部102は、
ホスト装置からの指示もしくは操作表示部106におけ
る指示により、綴じ方向や綴じ代を記号や言葉で、指定
された位置に重ね書きする(ステップS305)。
【0038】図5は、テスト印刷において、綴じ方向を
印刷により、明視化する例を表す図である。図5(a)
は、両面印刷の綴じ方向を左綴じにする様子が表されて
いる。また、図5(b)は、両面印刷の綴じ方向を上綴
じにする様子が表されている。図において点線は、綴じ
代の目印を表す。なお、綴じ代を指定しない場合は方向
のみを適宜印刷する。
【0039】ステップS307で、重ね書きされたイメ
ージはホスト装置もしくは適宜操作表示部106に表示
され、必要に応じて綴じ代位置を調整する(ステップS
306)。続いて、ステープルに見立てた線が重ね書き
されたデータ(上記の例ではビットマップ)は、印刷部
103で記録紙に印刷され、出力される(ステップS3
07)。オペレータは、このテスト印刷の結果を判定し
(ステップS308)、テスト印刷の結果が正しくない
場合(ステップS308:NO)は、データを破棄して
印刷処理を終了する(ステップS309)。また、テス
ト印刷の結果が正しいときは、テスト印刷モードを解除
し(ステップS310)、展開バイナリ格納部107に
格納された1ページ目のデータを印刷し(ステップS3
11)、2ページ目(両面印刷の裏面)以降は、通常の
印刷を行う(ステップS312)。
【0040】通常印刷とは、制御部102が、2ページ
目以降の原稿データを受信バッファ101から入力し、
印刷部103で印刷可能なデータに変換し、印刷部10
3が当該データを記録紙に印刷する動作をいう。続いて
すべての印刷が終了したかを確認し(ステップS31
3)、印刷すべきデータがまだある場合は(ステップS
313:NO)、ステップS312に戻り、印刷を続行
し、すべての印刷が終了した場合(ステップS313:
YES)は、両面印刷処理を終了する。
【0041】なお、両面印刷処理の流れは、以上の動作
に限定されるものではなく、例えば、ステップS313
の終了後に、ステープル処理やパンチ処理が行われても
よい。また、章毎に分かれた冊子の印刷などでは、章毎
に両面印刷処理を行ってもよいし、この様な場合には、
さらに、章毎にテスト印刷(各章の1ページ目のテスト
印刷)を行ってもよい。また、適宜章頭の見開きページ
位置を揃えるために白紙ページを挿入することもでき
る。その他、ステップS303とステップS304を入
れ替え、綴じ方向の指定がある場合に1ページ分のビッ
トマップを作成して展開バイナリ格納部107にコピー
する態様であってもよい。
【0042】以上説明したように、両面印刷の場合にお
いて、第1ページ分のテスト印刷に綴じ方向に印を印刷
するので、一目して綴じ方向、綴じ代を確認でき、ま
た、両面印刷の場合より短時間にテスト印刷を得ること
ができる。さらには、片面しか印刷しないので、トナー
の節約にもつながり、テスト印刷された紙は片側のみの
印刷であるので、いわゆる裏紙等として使用でき、記録
紙の再利用が制限されることもない。
【0043】また、テスト印刷に用いたデータを展開バ
イナリ格納部107に格納するので、テスト印刷後に実
際に両面印刷を行う場合に、1ページ目の出力動作の無
駄が省ける。特に、両面印刷する場合では、反転部10
4で原稿が保持されたまま両面印刷処理を続行できるの
で、原稿の再配置をする必要がない。従ってプリンタ1
00は、利便性が高く、また、経済的である。
【0044】一方、プリンタ100で原稿データを両面
印刷する場合に、すべての原稿に綴じ方向を表示する印
を印刷することもできる。こうすることにより、例え
ば、別に印刷を行ったページを後から差し込むときなど
において、どちらが綴じ方向か迷うことなく製本でき
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置(請求項1)は、ステープル処理手段が記録紙にス
テープル処理を行い、印刷手段が記録紙に画像データを
印刷し、制御手段がステープル処理手段、印刷手段およ
び装置の他の各部を制御し、テスト印刷を行う際には、
ステープル処理手段および印刷手段を制御して、記録紙
に対してステープル処理のなされる位置に、ステープル
の代わりとなる印を印刷するため、最初の1枚だけをテ
スト印刷する場合であっても、ステープル処理の無駄を
省きつつステープル位置を容易に確認でき、かつ、記録
紙の後始末(処分方法)も簡易となる印刷を行う画像形
成装置を提供することが可能となる。
【0046】また、本発明の画像形成装置(請求項2)
は、パンチ処理手段が記録紙にパンチ処理を行い、印刷
手段が記録紙に画像データを印刷し、制御手段がパンチ
処理手段、印刷手段および装置の他の各部を制御し、テ
スト印刷を行う際には、パンチ処理手段および印刷手段
を制御して、記録紙に対してパンチ処理のなされる位置
に、パンチ穴の代わりとなる印を印刷するため、最初の
1枚だけをテスト印刷する場合であっても、パンチ処理
の無駄を省きつつパンチ穴の位置を容易に確認でき、か
つ、記録紙の再利用も制限されたものとならない印刷を
行う画像形成装置を提供することが可能となる。
【0047】また、本発明の画像形成装置(請求項3)
は、画像データ格納手段が印刷手段により印刷される画
像データを格納し、制御手段がテスト印刷後に通常印刷
を行う場合に、印刷手段および画像データ格納手段を制
御して、1枚目の印刷に対しては画像データ格納手段に
格納された画像データを用いて印刷を行うため、短時間
に1枚目の画像データを印刷し、各種の動作無駄を削減
する画像形成装置を提供することが可能となる。
【0048】また、本発明の画像形成装置(請求項4)
は、両面印刷手段が記録紙に画像データを両面印刷し、
制御手段が両面印刷手段および装置の他の各部を制御
し、テスト印刷を行う際には、両面印刷手段を制御し
て、記録紙の片面のみに対し、綴じ方向を表示する印を
印刷するため、綴じ方向を容易に確認できる画像形成装
置を提供することが可能となる。また、記録紙は片面し
か印刷されないので、両面印刷された記録紙に比して記
録紙を有効に再利用することが可能となる。
【0049】また、本発明の画像形成装置(請求項5)
は、画像データ格納手段が両面印刷手段により印刷され
る画像データを格納し、制御手段が、テスト印刷後に通
常印刷を行う場合に、両面印刷手段および画像データ格
納手段を制御して、1枚目の片面の印刷に対しては画像
データ格納手段に格納された画像データを用いて印刷を
行うため、短時間に1枚目の表側の画像データの印刷が
でき、各種の両面印刷動作の無駄を削減する画像形成装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置をプリンタに適用した場
合の概略構成をブロック図として表した概略構成図であ
る。
【図2】本発明の画像形成装置をプリンタに適用した場
合において、テスト印刷を行う際のステープル処理の流
れを説明するフローチャートである。
【図3】実施の形態1において、テスト印刷の際のステ
ープル位置(パンチ穴位置)にステープル(パンチ穴)
に見立てた線(穴)を重ね書きしたイメージの例を表し
た図である。
【図4】実施の形態2において、プリンタがテスト印刷
を行う際の両面印刷処理の流れを説明するフローチャー
トである。
【図5】実施の形態2において、両面印刷のテスト印刷
をする場合に、綴じ方向を印刷により明視化する例を表
す図である。
【符号の説明】
100 プリンタ 101 受信バッファ 102 制御部 103 印刷部 104 反転部 105 ステープル・パンチ部 106 操作表示部 107 展開バイナリ格納部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ページまたは複数部の印刷を行う際
    に、最初の1枚目だけをテスト印刷するテスト印刷機能
    を有する画像形成装置において、 記録紙にステープル処理を行うステープル処理手段と、 前記記録紙に画像データを印刷する印刷手段と、 前記ステープル処理手段、印刷手段および装置の他の各
    部を制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記テスト印刷を行う際に、前記ステ
    ープル処理手段および印刷手段を制御して、前記記録紙
    に対してステープル処理がなされる位置に、ステープル
    の代わりとなる印を印刷することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 複数ページまたは複数部の印刷を行う際
    に、最初の1枚目だけをテスト印刷するテスト印刷機能
    を有する画像形成装置において、 記録紙にパンチ処理を行うパンチ処理手段と、 前記記録紙に画像データを印刷する印刷手段と、 前記パンチ処理手段、印刷手段および装置の他の各部を
    制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記テスト印刷を行う際に、前記パン
    チ処理手段および印刷手段を制御して、前記記録紙に対
    してパンチ処理がなされる位置に、パンチ穴の代わりと
    なる印を印刷することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記印刷手段により印刷される
    画像データを格納する画像データ格納手段を具備し、前
    記制御手段は、前記テスト印刷後に通常印刷を行う際
    に、前記印刷手段および画像データ格納手段を制御し
    て、1枚目の印刷に対しては前記画像データ格納手段に
    格納された画像データを用いて印刷を行うことを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数ページまたは複数部の印刷を行う際
    に、最初の1枚目だけをテスト印刷するテスト印刷機能
    を有する画像形成装置において、 記録紙に画像データを両面印刷する両面印刷手段と、 前記両面印刷手段および装置の他の各部を制御する制御
    手段と、を備え、 前記制御手段は、前記テスト印刷を行う際に、前記両面
    印刷手段を制御して、記録紙の片面のみに対し、綴じ方
    向を表示する印を印刷することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記両面印刷手段により印刷さ
    れる画像データを格納する画像データ格納手段を具備
    し、前記制御手段は、前記テスト印刷後に通常印刷を行
    う際に、前記両面印刷手段および画像データ格納手段を
    制御して、1枚目の印刷に対しては前記画像データ格納
    手段に格納された画像データを用いて印刷を行うことを
    特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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