JP2004221687A - 画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 - Google Patents
画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004221687A JP2004221687A JP2003003650A JP2003003650A JP2004221687A JP 2004221687 A JP2004221687 A JP 2004221687A JP 2003003650 A JP2003003650 A JP 2003003650A JP 2003003650 A JP2003003650 A JP 2003003650A JP 2004221687 A JP2004221687 A JP 2004221687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- recording
- recording paper
- size
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
Abstract
【課題】カット情報を画像と共に記録紙に記録する画像出力方法において、記録紙から画像を切取る作業をより一層容易にすること。
【解決手段】カット情報(トンボ4)を画像3と共に記録紙2に記録して出力する画像出力方法において、カット情報(トンボ4)に基づいて記録紙2から切取られる画像記録部分の二辺が記録紙2のそれぞれ二辺部分により形成されるように、画像3を記録紙2のコーナー部分に寄せた状態でカット情報(トンボ4)と共に記録紙2に記録するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】カット情報(トンボ4)を画像3と共に記録紙2に記録して出力する画像出力方法において、カット情報(トンボ4)に基づいて記録紙2から切取られる画像記録部分の二辺が記録紙2のそれぞれ二辺部分により形成されるように、画像3を記録紙2のコーナー部分に寄せた状態でカット情報(トンボ4)と共に記録紙2に記録するようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パソコン(PC)で作成された画像、スキャナー等の画像読み取り装置において取得された画像、あるいは各種記憶メディアに記憶された画像をプリンタ、複写機、ファクシミリ等を介して出力する(記録紙に記録する)画像出力方法、画像出力装置およびその方法をコンピュータを使って実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、PCを使って画像を作成し、プリンタを使ってその画像を記録紙に記録することが行われている。プリンタには、定型サイズ(例えばA4,A3等)の記録紙が選択的に使用可能に収納されており、画像サイズに応じて何れかの記録紙に画像を記録して出力させるようになっている。
【0003】
ところで、プリンタから画像を出力させる場合、画像サイズが定型サイズであれば、一般にそのサイズの記録紙を使って画像を出力させるが、定型サイズ以外のサイズ(不定形サイズ)である場合、あるいは定型サイズの画像であっても、対応するサイズの記録紙がプリンタに収納されていない場合などには、画像サイズよりも大きい定型サイズの記録紙をマニュアル操作で選択し、出力された記録紙から画像を切取ることが行われている。
【0004】
ところが、このようなカット作業は煩雑で、またサイズを揃えるのも難しい。そこで、最近では、このようなカット作業を容易なものとするために、画像を囲む切取線(枠線)や「トンボ」と呼ばれるカット情報を画像と共に記録する方法や装置が考えられている(例えば、特許文献1〜4)。
【0005】
例えば、図6(a)に示すように、画像51の四隅にカット情報(図示の例ではトンボ52)を合成して出力することが考えられており、これによれば、画像51を切取る際には、図6(b)に破線で示すように、各トンボ52を結んだ線分(▲1▼〜▲4▼に示す線分)に沿って画像51をカッター等で切取ることにより、画像51を対応するサイズで容易に記録紙50から切取ることができる。なお、画像が複数ある場合には、図7(a)に示すように、一枚の記録紙50に複数の画像51を並べた状態で記録することも考えられており、この場合も、図7(b)に示すように、各画像51に合成された各トンボ52を結んだ線分(▲1▼〜▲6▼)に沿って画像51を切取ることで、対応するサイズで容易に各画像51を記録紙50から切取ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−357065号公報
【特許文献2】
特開平9−149171号公報
【特許文献3】
特開平11−321010号公報
【特許文献4】
特開2002−144666号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、「トンボ」等のカット情報を記録紙に記録する上記従来のプリンタ等では、記録紙の中央または中央寄りに画像をレイアウトした上でその周囲にカット情報を記録するもの、つまり、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対して画像およびカット情報を記録するものであって(図6(a),図7(a)参照)、カット作業そのものを軽減できるものではなかった。そのため、カット作業を容易にするという観点からすると未だ不十分であり、この点に改良の余地が残されている。
【0008】
なお、記録紙から必要な部分をカットする場合には、無駄な余白部分(切り捨てられる部分)を極力少なくすることが資源を有効活用する上で重要となるが、上記従来のプリンタ等では、この点についての配慮がなされているとはいえない。従って、カット情報と共に画像を記録紙に記録する際には、無駄な余白部分を極力少なくできるのがより好ましい。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑み、「トンボ」等のカット情報を画像に合成した状態で記録紙に記録可能なプリンタ等の画像出力方法(装置)において、記録紙から画像を切取る作業をより一層容易にすること、より好ましくは、画像を切取る際に切除される部分を可及的に少なくすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録し、かつ画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときには、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録する画像出力装置における画像出力方法であって、前記カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなる状態で前記画像をカット情報と共に記録紙に記録するようにしたものである。
【0011】
この方法(装置)によれば、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるため、少なくともその一辺についてはカット作業の必要が無くなる。そのため、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対してカット情報を合成する従来方法に比べると、記録紙から画像を切取る作業をより容易に行うことが可能となる。
【0012】
この方法において、画像出力装置がサイズの異なる複数種類の記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものである場合には、画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択するのが好ましい。
【0013】
このようにすれば、記録紙から画像を切取る際に切除部分が可及的に少なくなり、資源を有効活用する上で有利となる。この際、複数の画像を共通の記録紙に記録するようにすれば、画像一個当たりの切除部分をさらに削減することが可能となる。
【0014】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録する場合には、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録するのが好ましい。
【0015】
このようにすれば、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能となり、画像をより容易に切取ることができるようになる。
【0016】
一方、本発明に係る画像出力装置は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段と、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する記録データ制御手段と、記録紙に画像を記録すべく前記記録手段による記録動作を制御する記録制御手段とを備え、前記記録データ制御手段は、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成し、前記記録制御手段は、記録データ制御手段で生成された合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく記録手段を制御するように構成されているものである。
【0017】
この装置によると、記録データ制御手段により画像データに対してカット情報に関するデータを合成する処理が行われ、その合成データに基づいて記録制御手段により記録手段の動作が制御される。その結果、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるように画像に対してカット情報が合成された状態で記録紙に記録されることとなる。従って、上記の画像出力方法を良好に実施することが可能となる。
【0018】
この装置において、複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものである場合には、画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成するように記録データ制御手段を構成し、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく前記記録手段を制御するように前記記録制御手段を構成するのが好ましい。
【0019】
この構成によれば、余白部分が可及的に少なくなる状態で画像を出力させることが可能となる。特に、複数の画像を共通の記録紙に記録すべく画像データに基づいて合成データを作成するように記録データ制御手段を構成すれば、画像一個当たりの余白部分をさらに少なくすることが可能となる。
【0020】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録すべく画像データに基づいて合成データを作成する場合には、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報が記録されるように記録データ制御手段によりカット情報に関するデータを合成するのが好ましい。
【0021】
この構成によれば、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録した状態で画像を出力することが可能となり、記録紙から画像を切取る際の、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能とる。
【0022】
なお、本発明は、上述した画像出力方法、あるいは画像出力装置の動作を実行するプログラムを、画像の記録手段に接続したコンピュータに読み込むことで、コンピュータを用いて実行することも可能である。あるいは、記録手段側の装置にCPUとメモリが内蔵されている場合には、前記プログラムを該メモリに読み込んで該CPUを用いて実行することも可能である。従って、本発明は、次のような記録媒体としての構成を採ることも可能である。
【0023】
すなわち、本発明に係る記録媒体は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段に対して、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録させる機能を実行させるプログラムを、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体であって、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取るためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する機能と、このデータ合成に関して、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙の一辺により形成されるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成する機能と、この合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく記録手段を制御する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0024】
また、この記録媒体は、前記記録手段が複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能な場合に、前記画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成する機能と、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく記録手段を制御する機能とをさらにコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0025】
このような記録媒体によれば、記録媒体に記録されたプログラムを画像の記録手段に接続されたコンピュータ等に読み込むことで、上記の画像出力方法、あるいは画像出力装置の動作を良好に実行させることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
【0027】
図1は、本発明にかかる画像出力装置が適用される通信システムを示している。同図に示すように、LAN(Local Area Network)を構成する通信ケーブル1には、3台のワークステーションPC1〜PC3と、本発明にかかる画像出力装置であるプリンタ10とが接続されており、ワークステーションPC1〜PC3で作成した文書、図面等の各種画像を共通のプリンタ10から出力できるようになっている。
【0028】
プリンタ10は、詳しく図示していないが、いわゆるレーザプリンタであって、レーザーを使ってドラム上に形成した静電潜像をトナーにより現像し、これを記録紙に転写、定着させるように構成されている。このプリンタ10は、上下3段のカセット給紙部11〜13を有しており、各カセット給紙部11〜13には異なるサイズの記録紙がそれぞれ収納されている。
【0029】
図2はプリンタ10の構成をブロック図で示している。同図に示すようにプリンタ10は、前記カセット給紙部11〜13から記録紙を給送しながら記録紙に画像を記録する記録部15(記録手段)と、この記録部15の動作を制御する制御装置20と、各種情報を入力するテンキーおよびプリンタ10の作動状況を表示するための表示部をもつ操作部14とを備えている。
【0030】
この制御装置20は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されおり、その機能構成として、エンジン制御部(記録制御手段)21、プリントデータ受取部22およびプリントデータ制御部23(記録データ制御手段)等を含んでいる。
【0031】
エンジン制御部21は、予め記憶されたプログラムに従って所定の画像記録動作を行わせるべく記録部15の動作を制御するもので、ワークステーションPC1〜PC3から出力される画像データに基づき、カセット給紙部11〜13に収納された記録紙から画像サイズに対応したサイズの記録紙を選択してその記録紙に画像を記録させるとともに、画像サイズに対応したサイズの記録紙が存在しない場合には、操作部14で設定操作が行われることを条件に、画像に対応するサイズよりも大きいサイズの記録紙に後述するカット情報を合成した状態で画像を記録して出力するカット情報合成モードを実行すべく記録部15を制御する。
【0032】
プリントデータ受取部22は、画像データの入力部分で、前記通信ケーブル1を介して各ワークステーションPC1〜PC3に接続されている。
【0033】
プリントデータ制御部23は、前記カット情報合成モードが設定されたときに、画像記録時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を画像データに基づいて選定し、その記録紙サイズに基づいてカット情報に関するデータを合成するものである。特に、画像データが複数の画像を含む場合には、複数の画像を一個の記録紙に記録すべく各画像のサイズに基づき記録可能な画像数を求めるとともに、記録紙のサイズを選定し、さらに共通の記録紙に記録される各画像のカット情報として、後述するように、隣接する画像に一部共通のカット情報が記録されるようにカット情報に関するデータを合成する。
【0034】
なお、カット情報とは、対応するサイズよりも大きいサイズの記録紙に画像を記録するときに、その画像を当該画像に対応するサイズで記録紙から切取る(切出す)ための指標(マーク)であって、当実施形態ではいわゆる「トンボ」を合成した状態で記録紙に記録すべく当該カット情報に関するデータをプリントデータ制御部23において画像データに合成する。
【0035】
次に、前記カット情報合成モードが設定されたときの制御装置20による画像記録動作制御について図3のフローチャートに従って説明する。
【0036】
カット情報合成モードは、画像サイズが例えばA4,B5といった定型サイズ以外のサイズ(不定型サイズ)であってカセット給紙部11〜13に対応するサイズの記録紙がない場合、あるいは画像サイズは定型サイズであるがカセット給紙部11〜13に対応するサイズの記録紙がない場合に、操作部14上の表示部でその旨の報知を行った後、オペレーターにより「カット情報合成モード選択キー」が操作されたときに実行される。
【0037】
カット情報合成モードがスタートすると、まず、ワークステーションPC1〜PC3からの画像データをプリントデータ制御部23に受け入れ、画像数が複数か否かを判断する(ステップS1,S2)。
【0038】
ステップS2において、画像数が複数でないと判断した場合(画像数が1つの場合)には、ステップS3に移行し、画像データに基づきその画像サイズを求めた後、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のサイズと画像サイズとを比較する(ステップS4)。
【0039】
そして、カセット給紙部11〜13に収納された記録紙のなかに記録可能なサイズが有るか否かを判断し(ステップS5)、ここで記録可能なサイズがあると判断した場合には、ステップS6に移行し、カセット給紙部11〜13の記録紙のうち、画像を記録した時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選定してステップS7に移行する。この際、記録紙に対する画像の向きを考慮して記録紙の選定を行う。なお、ステップS5においてNOと判断した場合、例えば画像サイズがカセット給紙部11〜13に収納された記録紙のサイズよりも大きい場合にはステップS17に移行する。
【0040】
ステップS7では、選定された記録紙のサイズに基づき画像データをカット情報に関するデータと共に記録データに展開する(合成データを作成する)。この際、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるようにカット情報に関するデータを画像データに合成する。当実施形態では、例えば図4(a)に示すように、カット情報(トンボ4)に基づいて記録紙2から切取られる画像記録部分の二辺が記録紙2の二辺部分からなるように、記録紙2のコーナー部分に画像3を寄せ、その画像3の隅3箇所にトンボ4を記録するように前記合成データを作成する。
【0041】
そして、ステップS8に移行し、この合成データに基づき、ステップS6で選定した記録紙をカセット給紙部11〜13から給送して、この記録紙に画像を記録してステップS9に移行する。
【0042】
一方、ステップS2において画像数が複数であると判断した場合には、ステップS10に移行し、総画像サイズを求め、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のサイズと総画像サイズとを比較する(ステップS11)。
【0043】
そして、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のなかに全ての画像(N個の画像)を一枚に記録可能なサイズの記録紙があるか否かを判断する(ステップS12)。ここで記録可能なサイズの記録紙がないと判断した場合には、ステップS15に移行し、総画像数(N)から「1」を減算した値が「0」より大きいか否かを判断し、「0」より大きい場合(ステップS15でYESの場合)には、その数を画像数NとしてステップS10に移行する(ステップS16)。なお、ステップS15でNOと判断した場合には、ステップS17に移行する。
【0044】
これに対してステップS12において記録可能なサイズの記録紙があると判断した場合には(ステップS12でYES)、ステップS13に移行し、カセット給紙部11〜13の記録紙のうち、画像を記録した時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選定してステップS14に移行する。この際、記録紙の向きと画像の向きの相互関係を考慮して記録紙の選定を行う。
【0045】
ステップS14では、選定された記録紙サイズで複数画像分の画像データをカット情報に関するデータと共に一つの記録データに展開する(合成データを作成する)。この際、カット情報に基づいて記録紙から切取られる一の画像の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるようにカット情報に関するデータを画像データに合成する。当実施形態では、例えば1枚の記録紙に2つの画像を記録可能な場合には、図5(a)に示すように、各画像3を並べた状態で、記録紙2から切取られる一方側の画像記録分部の二辺が記録紙2の二辺部分からなり、かつ他方側の画像記録部分3の一辺が記録紙2の一辺部分からなるように、記録紙2のコーナー部分に各画像3を寄せ、各画像3の隅部分にカット情報(トンボ4)を記録するように前記合成データを作成する。この際、同図に示すように、隣接する画像3の該隣接部分のカット情報(トンボ4)として両画像3に共通のカット情報(トンボ4)を記録するように合成データを作成する。
【0046】
そして、ステップS8に移行し、この合成データに基づきステップS11で選定した記録紙をカセット給紙部11〜13から給送して、この記録紙に画像を記録してステップS9に移行する。
【0047】
ステップS9では、画像データに基づく全ての画像を出力したか否か、すなわち全ての画像を記録紙に記録したか否かを判断し、ここでNOの場合(未出力の画像が残されている場合)には、画像の残数を総画像数Nに設定してステップS10に移行する(ステップS18)。これに対して、ステップS9でYESの場合(全ての画像を出力した場合)には、本フローチャートを終了する。
【0048】
なお、ステップS5およびステップS15においてそれぞれNOと判断してステップS17に移行した場合には、画像を記録できるサイズの記録紙がカセット給紙部11〜13に収納されていない旨(用紙切れ)を操作部14上の表示部に表示して本フローチャートを終了する。
【0049】
次に、上記プリンタ10の作用効果について説明する。
【0050】
上記プリンタ10においてカット情報合成モードが実行されると、例えば出力する画像が1個の場合には、図4(a)に示すように、カット情報(トンボ4)が画像3に合成された状態で、かつこのトンボ4に基づいて記録紙2から切取られる画像形成部分の二辺が記録紙2の二辺部分(周縁の一部)によって形成されるように、画像3がコーナー部分に寄った状態で記録紙2に記録されて出力される。
【0051】
そのため、画像3を記録紙2から切取る際には、図4(b)に破線で示すように、各トンボ4を結んだ線分(▲1▼、▲2▼に示す線分)に沿ってカッター等で記録紙2をカットすることにより、僅か2回のカット作業で画像3を記録紙2から切取ることができ、従来のこの種のプリンタ等で出力したものから画像を切取る場合(図6(a),(b)参照)と比較すると、半分のカット回数で画像3を記録紙2から切取ることができる。また、出力される画像3が複数個(例えば2個)の場合には、図5(a)に示すように、各画像3が並べられてコーナー部分に寄った状態で記録紙2に記録された上、隣接する画像3の該隣接部分のトンボ4として両画像3に共通のトンボ4が記録されるため、画像3を記録紙2から切取る際には、図5(b)に符合▲1▼〜▲3▼を付して破線で示すように3回のカット作業で済む。
【0052】
従って、従来のこの種のプリンタ等によりに出力されたものから同数の画像を切取る場合に比べて(図6,図7参照)、半分の労力で画像を切取ることができ、カット作業をより容易なものにすることができるという効果がある。なお、カット回数は、丸付き符号で示すように一直線を一回のカット回数として計算した場合である。
【0053】
また、このプリンタ10では、画像3を出力する記録紙2の選定に際しては、記録紙2の向きと画像3の向きの相互関係等も考慮して、画像3が記録されたときの余白部分が最も小さくなる記録紙2を選定して画像3を出力させるようにしているので、画像切取り時に切り捨てる部分を可及的に少なくすることができる。従って、記録紙2の無駄を無くして資源を有効活用することができるという効果もある。
【0054】
なお、以上説明したプリンタ10は、本発明にかかる画像出力装置(画像出力方法)の一実施形態であって、プリンタ10の具体的な構成および具体的な画像出力方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、以下のような構成を採用することもできる。
【0055】
▲1▼ 実施形態では、カット情報としてトンボ4を記録紙2に記録する例について説明したが、カット情報の種類は、トンボ4以外に、枠線、矢印、点印等、如何なる種類のものであって構わないし、また、カット情報を記録する位置や数も具体的なカット情報の種類に応じて適宜選定すればよい。
【0056】
▲2▼ カット情報合成モード実行時には、カット情報に基づいて切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙の周縁部分からなるように、画像を記録紙の一辺側に寄せた状態で記録紙に記録すればよく、必ずしも実施形態の如く画像記録部分の二辺が記録紙の二辺部分からなるように画像を記録紙のコーナー部分に寄せた状態で記録する必要はない。但し、実施形態のようにすれば、画像を切取る際の作業量をより軽減することができる。
【0057】
▲3▼ 実施形態では、プリンタ10により本発明の画像出力装置が構成されているが、例えば、本発明の画像出力装置は、複写機やファクシミリによって実現することも可能である。すなわち、不定形サイズの原稿を読み込んだ場合に、複写機等において図3のフローチャートに準ずる処理を実行するようにすれば、原稿像が複写された用紙(記録紙)から原稿像を容易に切取ることが可能となる。
【0058】
▲4▼ 実施形態では、プリンタ10にCPUとメモリ等が内蔵され、カット情報合成モードカットを実行するためのプログラムが該メモリに読み込まれることによりCPUを用いて図3のような画像記録動作を実現するようになっているが、つまり、プリンタ単体で本発明の画像形成装置が構成されているが、例えば、プリンタ10に接続したコンピュータ(ワークステーションPC1〜PC3)にカット情報合成モードを実行するためのプログラムを読み込むことにより、プリンタ10およびこれに接続されたワークステーションPC1〜PC3(コンピュータ)の全体として本発明の画像出力装置を構成するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像出力方法では、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなる状態で前記画像をカット情報と共に記録紙に記録するようにしたので、画像を記録紙から切取る際には、少なくとも画像の一辺についてはカット作業が必要無くなる。そのため、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対して画像とカット情報とを記録する従来方法(装置)に比べると画像を記録紙から切取る際の作業をより容易なものとすることができる。
【0060】
特に、複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能な場合には、画像を記録紙に記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択するようにしているので、画像を記録紙から切取る際の切除部分を可及的に少なくすることができる。従って、記録紙の無駄を無くして資源を有効活用することができるようになるという効果もある。
【0061】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録するようにすれば、画像一個当たりの切除部分をさらに削減することができる。この場合、特に、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録するようにすれば、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能となり、画像の切取り作業をより容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像出力装置であるプリンタが適用される通信システムを示す概略図である。
【図2】プリンタの機能構成を示すブロック図である。
【図3】カット情報合成モードが設定されたときの制御装置による画像記録動作制御を示すフローチャートである。
【図4】(a)は、カット情報合成モードが設定されたときの画像出力状態(画像数1のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図5】(a)は、カット情報合成モードが設定されたときの画像出力状態(画像数2のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図6】(a)は、カット情報を記録した従来の画像出力状態(画像数1のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図7】(a)は、カット情報を記録した従来の画像出力状態(画像数2のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【符号の説明】
1 通信ケーブル
10 プリンタ
11,12,13 カセット給紙部
14 操作部
15 記録部(記録手段)
20 制御装置
21 エンジン制御部(記録制御手段)
22 プリントデータ受取部
23 プリントデータ制御部(記録データ制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、パソコン(PC)で作成された画像、スキャナー等の画像読み取り装置において取得された画像、あるいは各種記憶メディアに記憶された画像をプリンタ、複写機、ファクシミリ等を介して出力する(記録紙に記録する)画像出力方法、画像出力装置およびその方法をコンピュータを使って実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、PCを使って画像を作成し、プリンタを使ってその画像を記録紙に記録することが行われている。プリンタには、定型サイズ(例えばA4,A3等)の記録紙が選択的に使用可能に収納されており、画像サイズに応じて何れかの記録紙に画像を記録して出力させるようになっている。
【0003】
ところで、プリンタから画像を出力させる場合、画像サイズが定型サイズであれば、一般にそのサイズの記録紙を使って画像を出力させるが、定型サイズ以外のサイズ(不定形サイズ)である場合、あるいは定型サイズの画像であっても、対応するサイズの記録紙がプリンタに収納されていない場合などには、画像サイズよりも大きい定型サイズの記録紙をマニュアル操作で選択し、出力された記録紙から画像を切取ることが行われている。
【0004】
ところが、このようなカット作業は煩雑で、またサイズを揃えるのも難しい。そこで、最近では、このようなカット作業を容易なものとするために、画像を囲む切取線(枠線)や「トンボ」と呼ばれるカット情報を画像と共に記録する方法や装置が考えられている(例えば、特許文献1〜4)。
【0005】
例えば、図6(a)に示すように、画像51の四隅にカット情報(図示の例ではトンボ52)を合成して出力することが考えられており、これによれば、画像51を切取る際には、図6(b)に破線で示すように、各トンボ52を結んだ線分(▲1▼〜▲4▼に示す線分)に沿って画像51をカッター等で切取ることにより、画像51を対応するサイズで容易に記録紙50から切取ることができる。なお、画像が複数ある場合には、図7(a)に示すように、一枚の記録紙50に複数の画像51を並べた状態で記録することも考えられており、この場合も、図7(b)に示すように、各画像51に合成された各トンボ52を結んだ線分(▲1▼〜▲6▼)に沿って画像51を切取ることで、対応するサイズで容易に各画像51を記録紙50から切取ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−357065号公報
【特許文献2】
特開平9−149171号公報
【特許文献3】
特開平11−321010号公報
【特許文献4】
特開2002−144666号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、「トンボ」等のカット情報を記録紙に記録する上記従来のプリンタ等では、記録紙の中央または中央寄りに画像をレイアウトした上でその周囲にカット情報を記録するもの、つまり、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対して画像およびカット情報を記録するものであって(図6(a),図7(a)参照)、カット作業そのものを軽減できるものではなかった。そのため、カット作業を容易にするという観点からすると未だ不十分であり、この点に改良の余地が残されている。
【0008】
なお、記録紙から必要な部分をカットする場合には、無駄な余白部分(切り捨てられる部分)を極力少なくすることが資源を有効活用する上で重要となるが、上記従来のプリンタ等では、この点についての配慮がなされているとはいえない。従って、カット情報と共に画像を記録紙に記録する際には、無駄な余白部分を極力少なくできるのがより好ましい。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑み、「トンボ」等のカット情報を画像に合成した状態で記録紙に記録可能なプリンタ等の画像出力方法(装置)において、記録紙から画像を切取る作業をより一層容易にすること、より好ましくは、画像を切取る際に切除される部分を可及的に少なくすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録し、かつ画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときには、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録する画像出力装置における画像出力方法であって、前記カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなる状態で前記画像をカット情報と共に記録紙に記録するようにしたものである。
【0011】
この方法(装置)によれば、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるため、少なくともその一辺についてはカット作業の必要が無くなる。そのため、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対してカット情報を合成する従来方法に比べると、記録紙から画像を切取る作業をより容易に行うことが可能となる。
【0012】
この方法において、画像出力装置がサイズの異なる複数種類の記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものである場合には、画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択するのが好ましい。
【0013】
このようにすれば、記録紙から画像を切取る際に切除部分が可及的に少なくなり、資源を有効活用する上で有利となる。この際、複数の画像を共通の記録紙に記録するようにすれば、画像一個当たりの切除部分をさらに削減することが可能となる。
【0014】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録する場合には、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録するのが好ましい。
【0015】
このようにすれば、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能となり、画像をより容易に切取ることができるようになる。
【0016】
一方、本発明に係る画像出力装置は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段と、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する記録データ制御手段と、記録紙に画像を記録すべく前記記録手段による記録動作を制御する記録制御手段とを備え、前記記録データ制御手段は、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成し、前記記録制御手段は、記録データ制御手段で生成された合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく記録手段を制御するように構成されているものである。
【0017】
この装置によると、記録データ制御手段により画像データに対してカット情報に関するデータを合成する処理が行われ、その合成データに基づいて記録制御手段により記録手段の動作が制御される。その結果、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるように画像に対してカット情報が合成された状態で記録紙に記録されることとなる。従って、上記の画像出力方法を良好に実施することが可能となる。
【0018】
この装置において、複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものである場合には、画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成するように記録データ制御手段を構成し、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく前記記録手段を制御するように前記記録制御手段を構成するのが好ましい。
【0019】
この構成によれば、余白部分が可及的に少なくなる状態で画像を出力させることが可能となる。特に、複数の画像を共通の記録紙に記録すべく画像データに基づいて合成データを作成するように記録データ制御手段を構成すれば、画像一個当たりの余白部分をさらに少なくすることが可能となる。
【0020】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録すべく画像データに基づいて合成データを作成する場合には、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報が記録されるように記録データ制御手段によりカット情報に関するデータを合成するのが好ましい。
【0021】
この構成によれば、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録した状態で画像を出力することが可能となり、記録紙から画像を切取る際の、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能とる。
【0022】
なお、本発明は、上述した画像出力方法、あるいは画像出力装置の動作を実行するプログラムを、画像の記録手段に接続したコンピュータに読み込むことで、コンピュータを用いて実行することも可能である。あるいは、記録手段側の装置にCPUとメモリが内蔵されている場合には、前記プログラムを該メモリに読み込んで該CPUを用いて実行することも可能である。従って、本発明は、次のような記録媒体としての構成を採ることも可能である。
【0023】
すなわち、本発明に係る記録媒体は、画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段に対して、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録させる機能を実行させるプログラムを、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体であって、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取るためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する機能と、このデータ合成に関して、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙の一辺により形成されるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成する機能と、この合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく記録手段を制御する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0024】
また、この記録媒体は、前記記録手段が複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能な場合に、前記画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成する機能と、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく記録手段を制御する機能とをさらにコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0025】
このような記録媒体によれば、記録媒体に記録されたプログラムを画像の記録手段に接続されたコンピュータ等に読み込むことで、上記の画像出力方法、あるいは画像出力装置の動作を良好に実行させることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
【0027】
図1は、本発明にかかる画像出力装置が適用される通信システムを示している。同図に示すように、LAN(Local Area Network)を構成する通信ケーブル1には、3台のワークステーションPC1〜PC3と、本発明にかかる画像出力装置であるプリンタ10とが接続されており、ワークステーションPC1〜PC3で作成した文書、図面等の各種画像を共通のプリンタ10から出力できるようになっている。
【0028】
プリンタ10は、詳しく図示していないが、いわゆるレーザプリンタであって、レーザーを使ってドラム上に形成した静電潜像をトナーにより現像し、これを記録紙に転写、定着させるように構成されている。このプリンタ10は、上下3段のカセット給紙部11〜13を有しており、各カセット給紙部11〜13には異なるサイズの記録紙がそれぞれ収納されている。
【0029】
図2はプリンタ10の構成をブロック図で示している。同図に示すようにプリンタ10は、前記カセット給紙部11〜13から記録紙を給送しながら記録紙に画像を記録する記録部15(記録手段)と、この記録部15の動作を制御する制御装置20と、各種情報を入力するテンキーおよびプリンタ10の作動状況を表示するための表示部をもつ操作部14とを備えている。
【0030】
この制御装置20は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されおり、その機能構成として、エンジン制御部(記録制御手段)21、プリントデータ受取部22およびプリントデータ制御部23(記録データ制御手段)等を含んでいる。
【0031】
エンジン制御部21は、予め記憶されたプログラムに従って所定の画像記録動作を行わせるべく記録部15の動作を制御するもので、ワークステーションPC1〜PC3から出力される画像データに基づき、カセット給紙部11〜13に収納された記録紙から画像サイズに対応したサイズの記録紙を選択してその記録紙に画像を記録させるとともに、画像サイズに対応したサイズの記録紙が存在しない場合には、操作部14で設定操作が行われることを条件に、画像に対応するサイズよりも大きいサイズの記録紙に後述するカット情報を合成した状態で画像を記録して出力するカット情報合成モードを実行すべく記録部15を制御する。
【0032】
プリントデータ受取部22は、画像データの入力部分で、前記通信ケーブル1を介して各ワークステーションPC1〜PC3に接続されている。
【0033】
プリントデータ制御部23は、前記カット情報合成モードが設定されたときに、画像記録時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を画像データに基づいて選定し、その記録紙サイズに基づいてカット情報に関するデータを合成するものである。特に、画像データが複数の画像を含む場合には、複数の画像を一個の記録紙に記録すべく各画像のサイズに基づき記録可能な画像数を求めるとともに、記録紙のサイズを選定し、さらに共通の記録紙に記録される各画像のカット情報として、後述するように、隣接する画像に一部共通のカット情報が記録されるようにカット情報に関するデータを合成する。
【0034】
なお、カット情報とは、対応するサイズよりも大きいサイズの記録紙に画像を記録するときに、その画像を当該画像に対応するサイズで記録紙から切取る(切出す)ための指標(マーク)であって、当実施形態ではいわゆる「トンボ」を合成した状態で記録紙に記録すべく当該カット情報に関するデータをプリントデータ制御部23において画像データに合成する。
【0035】
次に、前記カット情報合成モードが設定されたときの制御装置20による画像記録動作制御について図3のフローチャートに従って説明する。
【0036】
カット情報合成モードは、画像サイズが例えばA4,B5といった定型サイズ以外のサイズ(不定型サイズ)であってカセット給紙部11〜13に対応するサイズの記録紙がない場合、あるいは画像サイズは定型サイズであるがカセット給紙部11〜13に対応するサイズの記録紙がない場合に、操作部14上の表示部でその旨の報知を行った後、オペレーターにより「カット情報合成モード選択キー」が操作されたときに実行される。
【0037】
カット情報合成モードがスタートすると、まず、ワークステーションPC1〜PC3からの画像データをプリントデータ制御部23に受け入れ、画像数が複数か否かを判断する(ステップS1,S2)。
【0038】
ステップS2において、画像数が複数でないと判断した場合(画像数が1つの場合)には、ステップS3に移行し、画像データに基づきその画像サイズを求めた後、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のサイズと画像サイズとを比較する(ステップS4)。
【0039】
そして、カセット給紙部11〜13に収納された記録紙のなかに記録可能なサイズが有るか否かを判断し(ステップS5)、ここで記録可能なサイズがあると判断した場合には、ステップS6に移行し、カセット給紙部11〜13の記録紙のうち、画像を記録した時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選定してステップS7に移行する。この際、記録紙に対する画像の向きを考慮して記録紙の選定を行う。なお、ステップS5においてNOと判断した場合、例えば画像サイズがカセット給紙部11〜13に収納された記録紙のサイズよりも大きい場合にはステップS17に移行する。
【0040】
ステップS7では、選定された記録紙のサイズに基づき画像データをカット情報に関するデータと共に記録データに展開する(合成データを作成する)。この際、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるようにカット情報に関するデータを画像データに合成する。当実施形態では、例えば図4(a)に示すように、カット情報(トンボ4)に基づいて記録紙2から切取られる画像記録部分の二辺が記録紙2の二辺部分からなるように、記録紙2のコーナー部分に画像3を寄せ、その画像3の隅3箇所にトンボ4を記録するように前記合成データを作成する。
【0041】
そして、ステップS8に移行し、この合成データに基づき、ステップS6で選定した記録紙をカセット給紙部11〜13から給送して、この記録紙に画像を記録してステップS9に移行する。
【0042】
一方、ステップS2において画像数が複数であると判断した場合には、ステップS10に移行し、総画像サイズを求め、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のサイズと総画像サイズとを比較する(ステップS11)。
【0043】
そして、カセット給紙部11〜13に収納されている記録紙のなかに全ての画像(N個の画像)を一枚に記録可能なサイズの記録紙があるか否かを判断する(ステップS12)。ここで記録可能なサイズの記録紙がないと判断した場合には、ステップS15に移行し、総画像数(N)から「1」を減算した値が「0」より大きいか否かを判断し、「0」より大きい場合(ステップS15でYESの場合)には、その数を画像数NとしてステップS10に移行する(ステップS16)。なお、ステップS15でNOと判断した場合には、ステップS17に移行する。
【0044】
これに対してステップS12において記録可能なサイズの記録紙があると判断した場合には(ステップS12でYES)、ステップS13に移行し、カセット給紙部11〜13の記録紙のうち、画像を記録した時に余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選定してステップS14に移行する。この際、記録紙の向きと画像の向きの相互関係を考慮して記録紙の選定を行う。
【0045】
ステップS14では、選定された記録紙サイズで複数画像分の画像データをカット情報に関するデータと共に一つの記録データに展開する(合成データを作成する)。この際、カット情報に基づいて記録紙から切取られる一の画像の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるようにカット情報に関するデータを画像データに合成する。当実施形態では、例えば1枚の記録紙に2つの画像を記録可能な場合には、図5(a)に示すように、各画像3を並べた状態で、記録紙2から切取られる一方側の画像記録分部の二辺が記録紙2の二辺部分からなり、かつ他方側の画像記録部分3の一辺が記録紙2の一辺部分からなるように、記録紙2のコーナー部分に各画像3を寄せ、各画像3の隅部分にカット情報(トンボ4)を記録するように前記合成データを作成する。この際、同図に示すように、隣接する画像3の該隣接部分のカット情報(トンボ4)として両画像3に共通のカット情報(トンボ4)を記録するように合成データを作成する。
【0046】
そして、ステップS8に移行し、この合成データに基づきステップS11で選定した記録紙をカセット給紙部11〜13から給送して、この記録紙に画像を記録してステップS9に移行する。
【0047】
ステップS9では、画像データに基づく全ての画像を出力したか否か、すなわち全ての画像を記録紙に記録したか否かを判断し、ここでNOの場合(未出力の画像が残されている場合)には、画像の残数を総画像数Nに設定してステップS10に移行する(ステップS18)。これに対して、ステップS9でYESの場合(全ての画像を出力した場合)には、本フローチャートを終了する。
【0048】
なお、ステップS5およびステップS15においてそれぞれNOと判断してステップS17に移行した場合には、画像を記録できるサイズの記録紙がカセット給紙部11〜13に収納されていない旨(用紙切れ)を操作部14上の表示部に表示して本フローチャートを終了する。
【0049】
次に、上記プリンタ10の作用効果について説明する。
【0050】
上記プリンタ10においてカット情報合成モードが実行されると、例えば出力する画像が1個の場合には、図4(a)に示すように、カット情報(トンボ4)が画像3に合成された状態で、かつこのトンボ4に基づいて記録紙2から切取られる画像形成部分の二辺が記録紙2の二辺部分(周縁の一部)によって形成されるように、画像3がコーナー部分に寄った状態で記録紙2に記録されて出力される。
【0051】
そのため、画像3を記録紙2から切取る際には、図4(b)に破線で示すように、各トンボ4を結んだ線分(▲1▼、▲2▼に示す線分)に沿ってカッター等で記録紙2をカットすることにより、僅か2回のカット作業で画像3を記録紙2から切取ることができ、従来のこの種のプリンタ等で出力したものから画像を切取る場合(図6(a),(b)参照)と比較すると、半分のカット回数で画像3を記録紙2から切取ることができる。また、出力される画像3が複数個(例えば2個)の場合には、図5(a)に示すように、各画像3が並べられてコーナー部分に寄った状態で記録紙2に記録された上、隣接する画像3の該隣接部分のトンボ4として両画像3に共通のトンボ4が記録されるため、画像3を記録紙2から切取る際には、図5(b)に符合▲1▼〜▲3▼を付して破線で示すように3回のカット作業で済む。
【0052】
従って、従来のこの種のプリンタ等によりに出力されたものから同数の画像を切取る場合に比べて(図6,図7参照)、半分の労力で画像を切取ることができ、カット作業をより容易なものにすることができるという効果がある。なお、カット回数は、丸付き符号で示すように一直線を一回のカット回数として計算した場合である。
【0053】
また、このプリンタ10では、画像3を出力する記録紙2の選定に際しては、記録紙2の向きと画像3の向きの相互関係等も考慮して、画像3が記録されたときの余白部分が最も小さくなる記録紙2を選定して画像3を出力させるようにしているので、画像切取り時に切り捨てる部分を可及的に少なくすることができる。従って、記録紙2の無駄を無くして資源を有効活用することができるという効果もある。
【0054】
なお、以上説明したプリンタ10は、本発明にかかる画像出力装置(画像出力方法)の一実施形態であって、プリンタ10の具体的な構成および具体的な画像出力方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、以下のような構成を採用することもできる。
【0055】
▲1▼ 実施形態では、カット情報としてトンボ4を記録紙2に記録する例について説明したが、カット情報の種類は、トンボ4以外に、枠線、矢印、点印等、如何なる種類のものであって構わないし、また、カット情報を記録する位置や数も具体的なカット情報の種類に応じて適宜選定すればよい。
【0056】
▲2▼ カット情報合成モード実行時には、カット情報に基づいて切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙の周縁部分からなるように、画像を記録紙の一辺側に寄せた状態で記録紙に記録すればよく、必ずしも実施形態の如く画像記録部分の二辺が記録紙の二辺部分からなるように画像を記録紙のコーナー部分に寄せた状態で記録する必要はない。但し、実施形態のようにすれば、画像を切取る際の作業量をより軽減することができる。
【0057】
▲3▼ 実施形態では、プリンタ10により本発明の画像出力装置が構成されているが、例えば、本発明の画像出力装置は、複写機やファクシミリによって実現することも可能である。すなわち、不定形サイズの原稿を読み込んだ場合に、複写機等において図3のフローチャートに準ずる処理を実行するようにすれば、原稿像が複写された用紙(記録紙)から原稿像を容易に切取ることが可能となる。
【0058】
▲4▼ 実施形態では、プリンタ10にCPUとメモリ等が内蔵され、カット情報合成モードカットを実行するためのプログラムが該メモリに読み込まれることによりCPUを用いて図3のような画像記録動作を実現するようになっているが、つまり、プリンタ単体で本発明の画像形成装置が構成されているが、例えば、プリンタ10に接続したコンピュータ(ワークステーションPC1〜PC3)にカット情報合成モードを実行するためのプログラムを読み込むことにより、プリンタ10およびこれに接続されたワークステーションPC1〜PC3(コンピュータ)の全体として本発明の画像出力装置を構成するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像出力方法では、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなる状態で前記画像をカット情報と共に記録紙に記録するようにしたので、画像を記録紙から切取る際には、少なくとも画像の一辺についてはカット作業が必要無くなる。そのため、画像の周囲(全周)を常にカットさせるように記録紙に対して画像とカット情報とを記録する従来方法(装置)に比べると画像を記録紙から切取る際の作業をより容易なものとすることができる。
【0060】
特に、複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能な場合には、画像を記録紙に記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択するようにしているので、画像を記録紙から切取る際の切除部分を可及的に少なくすることができる。従って、記録紙の無駄を無くして資源を有効活用することができるようになるという効果もある。
【0061】
なお、複数の画像を共通の記録紙に記録するようにすれば、画像一個当たりの切除部分をさらに削減することができる。この場合、特に、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録するようにすれば、画像一個当たりの切取り作業量を低減することが可能となり、画像の切取り作業をより容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像出力装置であるプリンタが適用される通信システムを示す概略図である。
【図2】プリンタの機能構成を示すブロック図である。
【図3】カット情報合成モードが設定されたときの制御装置による画像記録動作制御を示すフローチャートである。
【図4】(a)は、カット情報合成モードが設定されたときの画像出力状態(画像数1のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図5】(a)は、カット情報合成モードが設定されたときの画像出力状態(画像数2のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図6】(a)は、カット情報を記録した従来の画像出力状態(画像数1のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【図7】(a)は、カット情報を記録した従来の画像出力状態(画像数2のとき)を示す模式図で、(b)は、記録紙から画像を切取るときの切取り線を(a)に追記した図である。
【符号の説明】
1 通信ケーブル
10 プリンタ
11,12,13 カセット給紙部
14 操作部
15 記録部(記録手段)
20 制御装置
21 エンジン制御部(記録制御手段)
22 プリントデータ受取部
23 プリントデータ制御部(記録データ制御手段)
Claims (10)
- 画像データに基づいて記録紙に画像を記録し、かつ画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときには、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録する画像出力装置における画像出力方法であって、
前記カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなる状態で前記画像をカット情報と共に記録紙に記録することを特徴とする画像出力方法。 - 請求項1に記載の画像出力方法において、
前記画像出力装置はサイズの異なる複数種類の記録紙を有し、これらの記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものであって、画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択することを特徴とする画像出力方法。 - 請求項1又は2に記載の画像出力方法において、
複数の画像を共通の記録紙に記録することを特徴とする画像出力方法。 - 請求項3に記載の画像出力方法において、
隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報を記録することを特徴とする画像出力方法。 - 画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段と、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する記録データ制御手段と、記録紙に画像を記録すべく前記記録手段による記録動作を制御する記録制御手段とを備え、前記記録データ制御手段は、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部からなるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成し、前記記録制御手段は、記録データ制御手段で生成された合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく前記記録手段を制御することを特徴とする画像出力装置。
- 請求項5に記載の画像出力装置において、
複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能なものであって、前記記録データ制御手段は、画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成し、前記記録制御手段は、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく前記記録手段を制御することを特徴とする画像出力装置。 - 請求項5又は6に記載の画像出力装置において、
前記記録データ制御手段は、複数の画像を共通の記録紙に記録すべく前記画像データに基づいて前記合成データを作成することを特徴とする画像出力装置。 - 請求項7に記載の画像出力装置において、
前記記録データ制御手段は、隣接する画像の該隣接部分のカット情報として両画像に共通のカット情報が記録されるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成することを特徴とする画像出力装置。 - 画像データに基づいて記録紙に画像を記録する記録手段に対して、画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取るためのカット情報を合成した状態で記録紙に画像を記録させる機能を実行させるプログラムを、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体であって、
画像に対応するサイズよりも大きい記録紙に画像を記録するときに、前記画像をそのサイズに対応するサイズで記録紙から切取らせるためのカット情報に関するデータを前記画像データに合成する機能と、このデータ合成に関して、カット情報に基づいて記録紙から切取られる画像記録部分の少なくとも一辺が記録紙周縁の一部により形成されるように前記画像データに対してカット情報に関するデータを合成する機能と、この合成データに基づいて画像を記録紙に記録すべく記録手段を制御する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 請求項9に記載の記録媒体において、
前記記録手段が複数サイズの記録紙に対して選択的に画像を記録可能な場合に、前記画像データから画像のサイズを求め、その画像サイズと記録紙のサイズとから記録紙に画像を記録したときの余白部分が最も少なくなるサイズの記録紙を選択し、かつこの選択された記録紙のサイズに基づいて前記合成データを作成する機能と、前記選択されたサイズの記録紙に対して画像を記録すべく記録手段を制御する機能とをさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003650A JP2004221687A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003650A JP2004221687A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004221687A true JP2004221687A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32894846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003650A Pending JP2004221687A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004221687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1727350A1 (en) * | 2005-05-25 | 2006-11-29 | Konica Minolta Business Corporation, Inc. | Image forming apparatus |
KR100966694B1 (ko) | 2007-05-14 | 2010-06-29 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 화상 처리 방법, 화상 영역 검출 방법, 화상 처리프로그램을 기록한 기록 매체, 화상 영역 검출 프로그램을기록한 기록 매체, 화상 처리 장치 및 화상 영역 검출 장치 |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003650A patent/JP2004221687A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1727350A1 (en) * | 2005-05-25 | 2006-11-29 | Konica Minolta Business Corporation, Inc. | Image forming apparatus |
US7336912B2 (en) | 2005-05-25 | 2008-02-26 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus equipped with an operation section to input an image forming condition |
KR100966694B1 (ko) | 2007-05-14 | 2010-06-29 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 화상 처리 방법, 화상 영역 검출 방법, 화상 처리프로그램을 기록한 기록 매체, 화상 영역 검출 프로그램을기록한 기록 매체, 화상 처리 장치 및 화상 영역 검출 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4145316B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8270039B2 (en) | System and method for reducing toner usage in printing and cutting applications | |
US7095526B1 (en) | Automatic layout method for full-bleed printing | |
JP2007152801A (ja) | 印刷データ処理装置、印刷装置、印刷システム、およびそのプログラムとそれを記録した記録媒体 | |
JP3762423B2 (ja) | 画像形成システム、その制御方法、及びその制御方法を実行するプログラムを格納した記憶媒体 | |
JP2012063593A (ja) | 画像形成装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 | |
JP4389933B2 (ja) | プリント枠自動設定装置 | |
JP5359076B2 (ja) | 画像形成装置,プログラム,および記録媒体 | |
JP4487843B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成装置の制御プログラム | |
JP2004221687A (ja) | 画像出力方法、画像出力装置および記録媒体 | |
JP2010036437A (ja) | 画像形成装置、画像処理装置、画像形成システム、画像形成方法、画像形成処理プログラム及び記録媒体 | |
JP3902149B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003320740A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2009123123A (ja) | 画像形成システム | |
JP4141710B2 (ja) | プリンタ及びプリンタの印刷方法 | |
JP2004009454A (ja) | プリンタ及びプリント方法 | |
JP2003274151A (ja) | 画像形成装置および方法 | |
JP2006324954A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法およびプログラム | |
JP4581676B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2008245001A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2007055086A (ja) | 印刷装置 | |
JP2004128944A (ja) | 複写装置 | |
JP4077916B2 (ja) | 複合画像形成装置 | |
JP2007168166A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003091211A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070213 |