JPH1044552A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH1044552A
JPH1044552A JP8223281A JP22328196A JPH1044552A JP H1044552 A JPH1044552 A JP H1044552A JP 8223281 A JP8223281 A JP 8223281A JP 22328196 A JP22328196 A JP 22328196A JP H1044552 A JPH1044552 A JP H1044552A
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printed
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JP8223281A
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English (en)
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Shigeru Matsunaga
茂 松永
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙束の側面にエッジマークを表わすため
の、構成の簡単な印刷手段を提供する。 【解決手段】 ライン切出部27はエッジマーク資源記
憶部25に格納されている資源から任意のライン数分の
データを切出す。切出し範囲は切出し範囲シフト部28
によって順次複走査方向にずらすことができる。また、
切出し範囲のシフト量やシフトのタイミングは、エッジ
マーク資源の縦サイズや印刷された記録紙束の高さ等か
ら決定する。例えば、束の全高さにエッジマークが印刷
されるように、数ページ印刷するごとに1ドットシフト
させる。切出された資源は本来の印刷イメージとともに
合成されてページメモリ13に展開され、印刷部10の
露光器に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
特に、印刷された多数枚の記録紙からなる束の識別を容
易にするためのエッジマークを付加することができる印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷された大量の記録紙からなる印刷物
の束に関し、その種類やページおよび向きの不揃いを認
識できるようにして印刷物の仕分け等の便宜を図るた
め、該記録紙の束の端面に識別情報としてエッジマーク
を印刷することがある。なお、本明細書において、エッ
ジマークとは、各記録紙の端面に印刷した画像によっ
て、該記録紙を多数枚積み重ねてその側面より観察した
場合に全体として一定の意味内容を示すイメージを表わ
している標識をいうものとする。
【0003】前記エッジマークを付与するには、記録紙
に対する画像の印刷の際に該記録紙の端面ないしその近
傍に該エッジマークの部分を印刷することにより行う。
このエッジマークの部分は、印刷された記録紙の束の状
態で、該束の端面にエッジマークの全体が現れるように
印刷位置を設定する。
【0004】例えば、特開昭55−2012号公報で
は、カット紙に同一内容を複数部印刷する場合に、ジャ
ムや重送によるページの乱れを発見しやすくするための
エッジマークが提案されている。この公報に記載された
印刷装置では、各部毎に本数を異ならせたライン状のエ
ッジマークを印刷し、その本数の不揃いでページの乱れ
を識別できるようにしている。同様に、印刷されたカッ
ト紙のページの乱れを認識しやすくするため、印刷ジョ
ブ毎に印刷位置を変えてエッジマークを印刷するように
した電子写真装置が特開平5−11549号公報にも開
示されている。
【0005】また、特開平1−125265号公報に
は、ミシン折り目を有する連続記録紙の多数ページにわ
たって印刷された印刷物を、いちいち中を開くことなし
に、折り畳んだ状態でその印刷内容を認識できるように
するため、エッジマークを使用した例が示されている。
この公報に記載された印刷装置では、前記ミシン折り目
をまたいでエッジマークの部分を印刷し、記録紙が折り
畳まれた状態で、エッジマーク全体が現れるように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報に記載され
た装置では、次のような問題点がある。まず、カット紙
の端面にエッジマークを印刷する装置では、エッジマー
クの位置によって印刷物の内容を表わすようにしている
ので、多様な内容を表わすことができない。また、連続
記録紙にエッジマークを印刷する装置では、エッジマー
クを印刷するために専用の機構を設けなければならな
い。
【0007】さらに、記録紙の両面に画像を印刷するよ
うな態様では、1枚の記録紙の互いに対向する辺の双方
にエッジマークが印刷されてしまうという問題点もあ
る。また、印刷物の綴じ方向によってエッジマークの印
刷位置を変更する必要があるが、その点についての配慮
はなされていない。
【0008】本発明は、上記問題点を解消し、エッジマ
ークの印刷のためだけにハード構成を追加することな
く、しかも両面印刷や綴じ方向にも配慮しつつエッジマ
ークを印刷することができる印刷装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、印刷された多数枚の記録
用紙からなる用紙束の端面に表わされるエッジマーク資
源を格納したエッジマーク資源記憶手段と、前記エッジ
マーク資源記憶手段から所定ライン数分のエッジマーク
資源を切り出すライン切出し手段と、切出されたエッジ
マーク資源が前記画像担持体上の記録紙サイズに対応す
る画像形成領域の境界をまたぐように位置決めして、該
エッジマーク資源および該画像形成領域内に形成される
画像の印刷データの合成印刷データを作成する画像デー
タ合成手段と、前記画像データ合成手段で作成された合
成印刷データに基づいて前記画像担持体に画像を形成す
る画像形成手段と、前記ライン切出し手段によるエッジ
マーク資源の切出し範囲を、前記合成印刷データを所定
印刷枚数分印刷する毎に、順次所定シフト量分ずらせて
いく切出し範囲シフト手段とを具備した点に第1の特徴
がある。
【0010】また、本発明は、印刷に先立って印刷枚数
を入力する総合枚数入力手段と、記録用紙の厚さを検出
する記録紙厚さ検出手段と、前記印刷枚数および記録用
紙の厚さに基づいて前記用紙束の厚さを算出する手段
と、前記用紙束の厚さ全域にわたって前記エッジマーク
が形成されるように、前記所定印刷枚数および所定シフ
ト量の関係を決定するシフトパラメータ決定手段とをさ
らに具備した点に第2の特徴がある。
【0011】また、本発明は、記録紙の両面印刷を指示
する印刷面入力手段と、前記両面印刷要求に応答して、
エッジマークの部分が記録用紙の同一辺に印刷されるよ
うに、前記切出されたエッジマーク資源を各印刷ページ
毎に、交互に記録紙の対辺に座標変換するミラー反転手
段とを具備した点に第3の特徴がある。
【0012】また、本発明は、綴じ方向を指示する綴じ
方向入力手段を具備し、前記ミラー反転手段は、前記綴
じ方向に従って反転の軸を決定して座標変換を行うよう
に構成された点に第4の特徴がある。
【0013】第1ないし第4の特徴によれば、切出され
たエッジマーク資源が、記録紙サイズに対応する画像担
持体上の画像形成領域のエッジに位置するようにして本
来の印刷画像と合成される。こうしてエッジマークの部
分は本来の画像とともに画像担持体上に載せられ、記録
紙に転写印刷される。さらに、第3および第4の特徴に
よれば、両面印刷時において、いずれの面に印刷する場
合にもエッジマークの部分が指定された辺に載るように
エッジマーク資源の座標変換がなされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る画像
形成装置の概略構成図である。同図において、画像担持
体としての円筒状の感光体1の周囲には、帯電器2、露
光器3、現像器4、転写器5、クリーナ装置6、および
除電器7が配置されている。さらに、これらの各構成要
素を駆動し、制御するための制御装置(図示しない)が
設けられる。転写器5と感光体1との間には図示しない
トレイから記録紙が給送される。記録紙の搬送路におい
て、転写器5の下流には定着器8が設けられる。
【0015】この構成により、まず、図中で時計方向に
回転する感光体1の表面が帯電器2で一様に帯電され
る。次に、前記制御装置から印字データに基づく駆動信
号が露光器3に供給されて静電潜像が形成され、該静電
潜像は現像器4においてトナーにより現像される。前記
トナー像は転写器5によって記録紙Pに転写される。記
録紙に転写されたトナー像は定着器8で熱定着されて図
示しない排出トレイに排出され、積み重ねられる。
【0016】図3は、感光体1の上に設けられたイメー
ジング領域を示す感光体の展開図である。同図におい
て、感光体1の上に設けられたイメージング領域1Aつ
まり画像書込可能な領域は、記録紙のサイズに対応する
画像形成領域1Bよりも大きいサイズを有する。そし
て、通常、記録紙に印刷される静電潜像は、この画像形
成領域1Bの内側に形成される。本実施形態では、さら
に、エッジマークを記録紙の端面に印刷するため、画像
形成領域1Bの境界をまたいで所定の幅でエッジマーク
用の静電潜像を形成する。図中、エッジマーク用の静電
潜像形成位置を符号1Cで示す。この静電潜像形成位置
1Cは印刷された記録紙を多数枚重ねた状態でその側面
にエッジマークが認識できるように決定される。
【0017】次に前記制御装置について説明する。図4
において、制御装置は画像作成部9と印字部10とを有
する。画像作成部9はホストコンピュータ等の上位装置
から供給された画情報を一旦格納するメモリ11および
エッジマーク用の資源を格納するメモリ12を有する。
さらにページメモリ13が設けられる。該ページメモリ
13には前記画情報および資源の合成データがドット展
開されて格納される。すなわち、前記画情報の1ページ
分の画情報および前記資源から切り出された所定ドット
幅の画情報は合成され、ドットデータに展開されて該ペ
ージメモリ13に格納される。なお、前記画情報や資源
はイメージデータに限らず、圧縮符号化データや文字コ
ードの場合もある。この場合は、該圧縮データ等は復号
後、文字コードはフォントデータに変換後に合成のため
の処理を行うので、そのための復号器やフォントメモリ
を有することもできる。印字データ送信部14はページ
メモリ13に展開されたデータを印字部10へ送信する
ための通信手段である。画情報および資源の合成、およ
び前記印字データ送信部14での送信処理は、マイクロ
コンピュータ(CPU)15で制御される。入力部16
は、オペレータの指示を入力するためのキーである。さ
らに、入力部16は処理結果を表示する表示画面(LC
D等)を含むことができる。
【0018】印字部10は、印字データ受信部17と、
CPU18とを有し、さらに露光器3、現像器4、およ
び転写器5等をCPU18に接続するためのインタフェ
ース19を有する。なお、CPU15および18は、そ
れぞれ、制御に必要なプログラムを格納するROMとワ
ークエリアとしてのRAM等を含む。
【0019】続いて、エッジマークの印刷手順を説明す
る。まず、エッジマークの一例を図5を参照して説明す
る。同図において、印刷済み記録紙の束20の側面にエ
ッジマークとして、「2つ星」、「JOB−1」、「A
AA」、「黒塗りボックス」が現れている。「AAA」
および「黒塗りボックス」は束20の裏側に印刷されて
いるので点線で示す。この図は、束20の4側面にエッ
ジマークを印刷可能であることを示したものであり、1
側面に印刷されれば十分にエッジマークとしての機能を
果たすのはもちろんである。
【0020】図6は各エッジマークを印刷する位置を記
録紙の平面図を用いて示したものである。同図に示すよ
うに、各辺におけるエッジマーク(実質はエッジマーク
の部分)m1〜m4の印刷位置は記録紙Pの角からの距
離L1〜L4で特定される。この距離つまり印刷位置は
オペレータが前記入力部16を使い、座標入力して指定
できる。
【0021】次に、エッジマーク資源の切出し、すなわ
ち各記録紙に印刷するエッジマークの部分の抽出方法を
「2つ星」のエッジマークに関して説明する。図7にお
いて、資源21は「2つ星」の画像を含むNライン分の
イメージデータであり、メモリ12に格納されている。
該イメージデータから切り出す範囲22は、記録紙の端
部に載せたい部分を中心として上下方向にそれぞれnラ
イン(nドット幅)の範囲とする。このドット数nは感
光体1上の露光の位置精度と記録紙への転写の位置精度
とを勘案して決定する。本発明者の実験によれば、上下
に10ドットずつとったときに最も良好にエッジマーク
を形成することができた。図7(b)は上下方向にnド
ット幅で切出した範囲22内のエッジマークの部分23
を感光体1に対応させた例を示す図である。同図におい
て、エッジマークの部分23は記録紙サイズに相当する
画像形成領域1Bの端部をまたぐように感光体1上に載
せられる。
【0022】前記切出し範囲22は、次のようにして副
走査方向にずらしていく。すなわち、1ジョブで印刷す
る記録紙の束20の高さがエッジマーク資源の縦サイズ
より高い場合は、後述の式に従って得られるシフトユニ
ットzzに従って1/zz枚印刷する毎に1ドットずつ
切出し範囲22をずらしていく。この場合、シフトユニ
ットzzはzz<1である。一方、1ジョブで印刷する
記録紙の束20の高さがエッジマーク資源の縦サイズよ
り低い場合は、シフトユニットzzに従って1枚印刷す
る毎にzzドットずつ切出し範囲22をずらしていく。
この場合、シフトユニットzzはzz≧1である。例え
ば、切出し範囲22をずらした状態を切出し範囲22a
として図7に示した。
【0023】シフトユニットzzは、算出式(式1)を
使って次のように決定する。前提として、1ジョブで印
刷する記録紙の総合枚数が入力された場合で、該総合枚
数をM枚、エッジマーク資源の解像度をRドット/m
m、記録紙厚さをtmm、エッジマーク資源の縦サイズ
をHドットとする。zz=H/(M×t×R)……(式
1)。
【0024】上記(式1)により、記録紙厚さ0.2m
m、総合枚数1000枚、解像度5ドット/mm、縦サ
イズHドットという条件下で、シフトユニットzzは
「1/2」となる。すなわち、シフトユニットzzの逆
数に相当する2枚の記録紙を印刷する毎に1ドットずつ
切出し範囲22をずらしていく。また、記録紙厚さ0.
2mm、総合枚数250枚、解像度5ドット/mm、縦
サイズHドットという条件では、シフトユニットzzは
「2」となる。すなわち、記録紙を1枚印刷する毎に2
ドットずつ切出し範囲22をずらしていく。
【0025】但し、シフトユットzzの計算は、入力部
16から予め総合枚数Mが入力された場合にのみ行う。
総合枚数Mが入力されない場合は、1枚印刷する毎に1
ドットずつ切出し範囲22をずらしていく。したがっ
て、例えば、記録紙厚さが0.2mm、総合枚数Mが結
果的に750枚であったならば、記録紙の束20の高さ
は150mmとなり、縦サイズHが500ドット、解像
度Rが5ドット/mmであるエッジマーク資源が記録紙
の束20の高さ100mmに相当する。その結果、エッ
ジマーク資源を1.5サイクル分印刷して、記録紙の束
20の全高さにわたるエッジマークを形成することがで
きる。上述の図5は、予め総合枚数Mが入力された場合
のエッジマークの印刷結果を示している。予め総合枚数
Mが入力されていない場合のエッジマークの印刷結果は
図8に示す。
【0026】なお、総合枚数Mの値によってはシフトユ
ニットzzの算出結果に余りが発生することがある。こ
の場合は、余りを補正する手順が必要になる。例えば、
上述の条件で、総合枚数Mが700枚の場合を想定する
と、シフトユニットzzは1/1.4になり、その逆数
は1.4となって0.4が余りとなる。エッジマーク資
源の縦サイズHが500ドットであることから、この余
り0.4は200ドット(0.4×500ドット)分に
相当する。そこで、この200ドット分を総合枚数70
0枚に分散させる。
【0027】例えば、最初の200回のシフトでは2枚
印刷するごとに1ドットずつ切出し範囲22をずらして
いき、後は1枚印刷するごとに1ドットずつ切出し範囲
22をずらしていく。2枚印刷するごとに1ドットずつ
切出し範囲22をずらしていくのを最初の200回のシ
フト動作時にするか、後の200回のシフト動作時にす
るかは予め設定しておく。このような補正処理によって
エッジマークが全体的には歪みのある像になるが、記録
紙の束20の側面の上下方向全域にエッジマークを印刷
することが重要であり、像の歪みは許容できる。
【0028】上述のようにして資源から切り出されたエ
ッジマーク資源の部分は、記録紙の内側に印刷される本
来の画情報とともに合成されて前記ページメモリ13に
展開され、印刷制御部10を介して露光器3に順次送出
され、感光体1上に静電潜像として形成される。
【0029】続いて、両面印刷を考慮した場合のエッジ
マークの印刷手順を説明する。両面印刷モードにおいて
印刷結果(束20)を綴じる場合、記録紙の長辺を綴じ
る場合(長辺綴じモード)と記録紙の短辺を綴じる場合
(短辺綴じモード)とがある。これらの場合、記録紙の
表裏を意識せずに印刷すると、それぞれ対称の辺にエッ
ジマークが印刷されるという不具合がある。そこで、こ
の実施形態では、両面印刷に際して、いずれの面に印刷
する場合にも、指定された辺にだけエッジマークが印刷
されるようにした。
【0030】指定された辺にだけエッジマークを印刷す
るためには、裏面の印刷時に、指定された辺に平行な記
録紙の中心線を回転軸として反転した位置に座標を決定
し、その座標位置にエッジマーク資源から切り出された
部分を展開する。図9には長辺綴じモードでのエッジマ
ークの部分の印刷位置を示し、同図(a)は記録紙の表
面側の位置、図9(b)は記録紙の裏面側の位置を示
す。同様に、図10には短辺綴じモードでのエッジマー
クの部分の印刷位置を示す。図9、図10において符号
23はエッジマークの部分であり、符号Pは記録紙を示
す。また、矢印はエッジマークの部分23がミラー反転
していることが理解できるように方向を示したものであ
る。
【0031】また、図11は短辺綴じされた印刷結果に
おけるエッジマークの例であり、綴じ側にエッジマーク
が現れるように辺を指定した例である。同図(a)には
束20の指定された辺にのみエッジマーク24が現れて
いる。図11(b)には、記録紙の表面および裏面に印
刷されたエッジマークの部分23が示されている。図1
1は短辺綴じされた綴じ側にエッジマークが現れるよう
に辺を指定した例である。
【0032】図12は長辺綴じされた印刷結果における
エッジマークの例であり、綴じ側と反対側にエッジマー
クが現れるように辺を指定した例である。同図(a)に
は束20の指定された辺にのみエッジマーク24が現れ
ている。図12(b)には、記録紙の表面および裏面に
印刷されたエッジマークの部分23が示されている。
【0033】なお、エッジマークの部分23を記録紙の
裏に印刷するときは指定された辺の対辺にミラー反転す
るようにしたが、エッジマークの部分23を記録紙の表
側だけに印刷して、裏側の印刷ではエッジマークの部分
23の印刷を省略してもよい。
【0034】続いて、エッジマークの印刷手順をフロー
チャートを参照して説明する。図13において、ステッ
プS1では、各辺毎のエッジマーク印刷有無および印刷
位置を入力部16からの指示に基づいて認識し、指示さ
れた記録紙の辺およびエッジマークの記録位置(感光体
1上の座標)を記憶する。ステップS2では当該ジョブ
で印刷される総合枚数が入力されたか否かを判断し、判
断が肯定ならばステップS3に進み、パラメータMにそ
の入力された枚数をセットする。総合枚数が入力されて
いない場合は、ステップS4に進んでパラメータMに
「0」をセットする。ステップS5では、入力部16か
ら指定されたエッジマーク資源の縦サイズHおよび解像
度RをCPU15のROMから読み込む。ステップS6
では記録紙の厚さtを読み込む。記録紙の厚さtは、入
力部16からオペレータが入力するようにしてもよい
し、例えば記録紙厚さ検出用に設けた1対のローラの間
に記録紙が挟まれたときの該ローラの変位をセンサで検
出して厚さを認識するようにしてもよい。ステップS7
では、上述のステップで認識されたパラメータに基づ
き、前記(式1)を使用してシフトユニットzzを算出
する。但し、パラメータMが「0」のときはこの計算は
しない。
【0035】ステップS8では、ジョブが終了か否かを
判断する。ジョブが終了するまでは、ステップS9以下
の処理を実行する。まず、ステップS9では片面印刷か
否かをに判断する。片面印刷ならば、ステップS10で
パラメータ「YOUSO」に「0」をセットする。両面
印刷ならば、ステップS11に進んでパラメータ「YO
USO」に「1」をセットする。ステップS12では、
エッジマーク資源の処理を実行する。この処理は図14
に関して後で詳述する。
【0036】ステップS13では、記録紙の内側に印刷
される画像のデータ、つまりエッジマーク以外の主画情
報をドット展開する。ステップS14では該ドット展開
されたエッジマーク以外の画情報と、ステップS12で
処理で切り出されたエッジマーク資源の部分とを合成し
て印刷データを生成する。ステップS15では生成され
た印刷データに基づいて印刷をする。
【0037】次に、前記ステップS12の詳細を説明す
る。図14において、ステップS121では1サイクル
終了か否かを判断する。1サイクル終了までは、ステッ
プS122に進む。ステップS122ではエッジマーク
資源から所定のライン数分のラインを切り出す。本実施
形態では、所望のラインの上下10ドット幅のラインを
切り出すことにする。ステップS123では切出したエ
ッジマークの部分をドットデータに展開する。ドットデ
ータに展開する座標は前記ステップS1で記憶した座標
に従う。
【0038】ステップS124では、パラメータ「YO
USO」が「0」か否かを判断する。この判断が肯定な
らばステップS125に進み、切出し範囲22を更新す
るか、すなわち、切出し範囲22をずらすか否かを判断
する。この判断は、シフトユニットzz<1の場合に必
要であり、1/zz枚の印刷が終了したか否かを判断す
ることになる。例えば、前記ステップS15において印
刷が終了する毎に枚数カウンタを更新するようにして、
このカウンタ値が1/zzになれば切出し範囲22の更
新をするという判断をする。前記枚数カウンタはステッ
プS125の判断が肯定になればクリアにする。
【0039】これに対して、シフトユニットzz≧1の
場合は、毎回の印刷終了毎に切出し範囲22をzzドッ
トずつシフトして更新するので、この判断は不要であ
る。また、パラメータMが「0」の場合も、毎回の印刷
終了毎に切出し範囲22を1ドットずつシフトして更新
するので、この判断は不要である。したがって、これら
の場合はステップS125をスキップしてステップS1
26に進む。
【0040】切出し範囲22を更新すると判断されたな
らばステップS126に進んで切出し範囲22を更新す
る。すなわち、シフトユニットzz<1の場合は1ドッ
ト分だけ切出し範囲22をずらし、シフトユニットzz
≧1の場合はzzドット分だけ切出し範囲22をずら
す。ステップS124でパラメータ「YOUSO」が
「0」でないと判断されたならば、ステップS127に
進み、ドット展開されたエッジマークの部分をミラー反
転する。なお、ミラー反転は長辺綴じモードでは長辺に
対して行い、短辺綴じモードでは短辺に対して行う。
【0041】次に、上記処理を実行する制御装置の要部
機能を説明する。図1は、制御装置の要部機能を示す機
能ブロック図である。同図において、エッジマーク資源
記憶部25にはエッジマーク資源が格納されている。エ
ッジマークは複数種類格納することができ、入力部16
から使用する資源を指定することができる。印刷イメー
ジ記憶部26は記録紙の内側に印刷する画像の印刷デー
タを格納する。エッジマーク資源が記録紙の端部に印刷
する付加的な画像の印刷データであるのに対し、印刷イ
メージ記憶部26に格納される印刷データは本来の画像
のデータである。ライン切出部27はエッジマーク資源
記憶部25から所定の切出し範囲のデータを切り出す。
この切出し範囲は切出し範囲シフト部28からの指示に
よってシフトされる。このシフト量およびシフトタイミ
ングは、記録紙厚さ、ジョブで印刷される総合枚数、印
刷済み枚数、エッジマーク資源の解像度と縦サイズ等に
基づいて算出されるシフトユニットzzで決定される。
記録紙厚さは紙厚検出部29で検出され、総合枚数は入
力部16から入力される。但し、総合枚数が入力されな
い場合にも対応できることは上述した。
【0042】合成部30では、切出されたエッジマーク
資源と印刷イメージ記憶部26の印刷データとを合成し
てページメモリ13に1ページのドットデータとして展
開する。ミラー反転部31はエッジマーク資源を指定さ
れた辺の対辺にミラー反転して合成部30に供給する。
このミラー反転部31は入力部16から両面印刷が指示
されたとき、または両面印刷および綴じ方向が指示され
たときに付勢される。ページメモリ13に展開されたド
ットデータは印字部10に転送され、印字部10ではこ
のドットデータに従って露光器3を付勢する。するよ
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし請求項4の発明によれば、エッジマーク資源
は、本来の画像と同様の印刷データとして格納できるの
で、単純形状のマークに限らず、情報量の多い複雑な形
状のマークを容易にエッジマークとして印刷できる。印
刷のためのハードウェアも本来の画像を印刷するものと
別に設ける必要がなく、本来の画像の印刷と同時に同一
印刷手段によって印刷できる。特に、請求項3および請
求項4の発明によれば、両面印刷の場合にも、エッジマ
ークの印刷位置を自動的に変換して指定された辺にのみ
エッジマークが現れるように印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る印刷装置の要部機能
ブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る印刷装置の構成を示
す図である。
【図3】 画像形成領域を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る印刷装置の制御装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図5】 エッジマークの印刷の一例を示す記録紙束の
斜視図である。
【図6】 エッジマーク印刷位置を示す記録紙の平面図
である。
【図7】 エッジマークの切出し範囲を示す図である。
【図8】 エッジマークの印刷の他の例を示す記録紙束
の斜視図である。
【図9】 長辺綴じモードでのエッジマークをミラー反
転した状態を示す図である。
【図10】 短辺綴じモードでのエッジマークをミラー
反転した状態を示す図である。
【図11】 短辺綴じモードでのエッジマークの印刷結
果を示す図である。
【図12】 長辺綴じモードでのエッジマークの印刷結
果を示す図である。
【図13】 本発明の実施形態に係る制御装置の動作を
示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施形態に係るエッジマーク切出
し制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1…感光体、 3…露光器、 4…現像器、 5…転写
器、 9…画像作成部、10…印字部、 13…ページ
メモリ、 16…入力部、 25…エッジマーク資源記
憶部、 26…印刷イメージ記憶部、 27…ライン切
出部、 28…切出し範囲シフト部、 29…紙厚検出
部、 30…合成部、 31…ミラー反転部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体上に形成した画像を記録用紙
    に転写して所望の画像を形成する印刷装置において、 印刷された多数枚の記録用紙からなる用紙束の端面に表
    わされるエッジマークの資源を格納したエッジマーク資
    源記憶手段と、 前記エッジマーク資源記憶手段から所定ライン数分のエ
    ッジマーク資源を切り出すライン切出し手段と、 切出されたエッジマーク資源が前記画像担持体上の記録
    紙サイズに対応する画像形成領域の境界をまたぐように
    位置決めして、該エッジマーク資源および該画像形成領
    域内に形成される画像の印刷データの合成印刷データを
    作成する画像データ合成手段と、 前記画像データ合成手段で作成された合成印刷データに
    基づいて前記画像担持体に画像を形成する画像形成手段
    と、 前記ライン切出し手段によるエッジマーク資源の切出し
    範囲を、前記合成印刷データを所定印刷枚数分印刷する
    毎に、順次所定シフト量分ずらせていく切出し範囲シフ
    ト手段とを具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷に先立って印刷枚数を入力する総合
    枚数入力手段と、 記録用紙の厚さを検出する記録紙厚さ検出手段と、 前記印刷枚数および記録用紙の厚さに基づいて前記用紙
    束の厚さを算出する手段と、 前記用紙束の厚さ全域にわたって前記エッジマークが形
    成されるように、前記所定印刷枚数および所定シフト量
    の関係を決定するシフトパラメータ決定手段とをさらに
    具備したことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 記録紙の両面印刷を指示する印刷面入力
    手段と、 前記両面印刷要求に応答して、エッジマークの部分が記
    録用紙の同一辺に印刷されるように、前記切出されたエ
    ッジマーク資源を各印刷ページ毎に、交互に記録紙の対
    辺に座標変換するミラー反転手段を具備したことを特徴
    とする請求項1または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 綴じ方向を指示する綴じ方向入力手段を
    具備し、 前記ミラー反転手段は、前記綴じ方向に従って反転の軸
    を決定して座標変換を行うように構成されたことを特徴
    とする請求項3記載の印刷装置。
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