JPH0761061A - ページプリンタ - Google Patents

ページプリンタ

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JPH0761061A
JPH0761061A JP5232314A JP23231493A JPH0761061A JP H0761061 A JPH0761061 A JP H0761061A JP 5232314 A JP5232314 A JP 5232314A JP 23231493 A JP23231493 A JP 23231493A JP H0761061 A JPH0761061 A JP H0761061A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対応できる印刷不良の対象を拡げると共に、
再印刷の時間を短縮したページプリンタを提供するこ
と。 【構成】 ホストコンピュータ13からページ単位で伝
送される印刷画像データを、ラスタメモリ3の領域3a
にラスタスキャンデータの形で記憶させ、このラスタス
キャンデータを基に、記録紙に前記画像を印刷すると共
に、印刷後のラスタスキャンデータを、そのままラスタ
メモリ3の領域3aに残し、以降のページの印刷が進む
につれて領域3b,3c,3dへと順次印刷後のラスタ
スキャンデータを残しておき、紙づまり等の不具合があ
ったときはラスタメモリ3のいずれかの領域3a〜3d
からその不具合があった頁のデータを取り出して即座に
再印刷できる構成とした。 【効果】 再印刷を行うページの印刷情報をホストコン
ピュータから再伝送させる必要がなくなり、ホストコン
ピュータからの信号伝送の待ち時間を省略して再印刷の
時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定サイズの記録紙上
にページ単位で印刷を行うページプリンタに係り、特に
印刷後のページの印刷画像データの再印刷を迅速に行え
るような改良に係るページプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばA4サイズやB5サイズ(日本工
業規格)等の所定サイズの記録紙上に印刷を行うページ
プリンタが、従来より広く普及している。この種のペー
ジプリンタでは一般に、記録紙に印刷する画像のデータ
(以下、印刷画像データと称する)をホストコンピュー
タから受け取って、ラスタスキャンデータの形でラスタ
メモリに記憶させ、1ページ分のラスタスキャンデータ
が前記ラスタメモリに記憶されたならば、それに基づい
て、電子写真法により1ページ分の画像を1枚の記録紙
上に印刷している。
【0003】図9は、従来のページプリンタの動作を示
すフローチャートであり、ここでは印刷中に記録紙が紙
づまりを起こすと、その記録紙に印刷した画像を次の記
録紙に再度印刷するジャムリトライ機能を備えたページ
プリンタの動作について説明する。
【0004】ホストコンピュータ等からの印刷通知の入
力により動作がスタートすると、まず、ステップS21
でラスタメモリを初期化し、次のステップS22でホス
トコンピュータ等からの印刷画像データを受信し、ステ
ップS23で、受信した印刷画像データをラスタスキャ
ンデータの形でラスタメモリに記憶させる。次に、ステ
ップS24で、前記受信した印刷画像データ中の、1ペ
ージの終わりを示す命令であるフォームフィードを検出
する。
【0005】ステップS24でフォームフィードが検出
されなかった場合には、1ページ分のラスタスキャンデ
ータがラスタメモリにまだ記憶され終っていないものと
して、前記ステップS22にリターンし、印刷画像デー
タの受信と、ラスタメモリへの記憶(ステップS23)
とを継続して行う。
【0006】ステップS24でフォームフィードが検出
された場合には、1ページ分のラスタスキャンデータが
ラスタメモリに記憶され終ったものとして、次のステッ
プS25で、ラスタメモリに記憶されたラスタスキャン
データを基に、1枚の記録紙に1ページ分の画像の印刷
を行う。
【0007】1ページ分の画像の印刷が終わったなら
ば、次のステップS26で、印刷された記録紙が紙づま
りを起こさず正常に排紙された否かを確認する。このス
テップS26で、印刷された記録紙が紙づまりを起こし
正常に排紙されなかったと確認された場合には、ステッ
プS25にリターンし、ラスタメモリに記憶されたラス
タスキャンデータを基に再度1ページ分の印刷を行い
(ジャムリトライ)、ステップS26で正常に排紙され
たと確認された場合には、前記ステップS21にリター
ンし、ラスタメモリを初期化して次の1ページ分の画像
の印刷に移る。
【0008】このように、従来は、ラスタメモリに1ペ
ージ分のラスタスキャンデータが記憶される毎にその1
ページ分の画像の印刷を行い、印刷動作が正常に終了す
る毎に、ラスタメモリを初期化して、印刷が終了したペ
ージのラスタスキャンデータを消去していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のページプリンタでは、排紙された記録紙をユー
ザが見て、斜行印刷や、記録紙の耳折れ、しわ等のよう
に、紙づまり等のプリンタが検知できる印刷不良以外
の、ページプリンタ側で検出できない印刷不良を発見
し、もう一度そのページの画像を印刷しようとしても、
そのページのラスタスキャンデータがラスタメモリから
既に消去されているため、ホストコンピュータからその
ページの印刷画像データを再伝送させなければならな
い。このため、ラスタスキャンデータがホストコンピュ
ータからページプリンタ側に再伝送されるまで待たなけ
ればならず、再印刷に時間がかかるという問題点があっ
た。
【0010】また、前記従来のページプリンタで、再印
刷の迅速性の確保を優先させる場合には、ジャムリトラ
イ機能により検出できる記録紙の紙づまりに限って再印
刷を行い、斜行印刷や、記録紙の耳折れ、しわ等の、ジ
ャムリトライ機能では検出できない印刷不良については
再印刷の対象とすることができず、印刷不良の対象範囲
が狭くなってしまう問題があった。
【0011】さらに、特開昭64−13565号公報に
は、記録紙が斜行してプリンタ部に供給されているか否
かを検知ユニットで検出し、記録紙が斜行して供給され
た場合には、その記録紙への印刷を中止し新たな記録紙
を供給して、中止したページの画像をその新たな記録紙
に印刷する記録装置が開示されている。しかし、記録紙
に対して印刷が斜行しているか否かの判断基準は、前記
検知ユニットとユーザとで必ずしも一致するとは限ら
ず、検知ユニット側では正常印刷とされた印刷がユーザ
にとっては斜行と受け取れる場合が起こり得る。
【0012】従って、前記公報に開示された記録装置で
は、正常印刷と認識されて排紙された印刷後の記録紙を
ユーザが見て斜行印刷と判断した場合や、前記検知ユニ
ットで検出できない耳折れやしわ等の印刷不良が記録紙
にあった場合等には、上述の場合と同様に、ホストコン
ピュータからそのページの印刷画像データを再伝送させ
なければならず、やはり再印刷に時間がかかるという問
題点があった。
【0013】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
め、印刷不良の対象範囲を拡げると共に、再印刷の時間
を短縮させることができるページプリンタを提供するこ
とを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外部からの印刷画像データを基にページ単
位で記録紙に画像の印刷を行うページプリンタにおい
て、次に印刷されるべきページの前記印刷画像データが
記憶される1ページ相当分の記憶領域の他に、印刷が終
了したページの印刷画像データが印刷時と同一または異
なった形式で記憶される少なくとも1ページ相当分以上
の記憶領域を有するメモリと、前記印刷が終了した各ペ
ージの印刷画像データがメモリの記憶領域内に記憶され
た状態で、新たな1ページ相当分の画像の印刷が終了す
る毎に、前記メモリに最も古く記憶されたページから順
に必要に応じて前記印刷画像データを該メモリの記憶領
域から消去して、前記新たな1ページ相当分の印刷画像
データを前記消去によって生じた記憶領域に記憶させる
メモリ制御手段と、前記メモリの各記憶領域に記憶され
ている印刷画像データの中から指定されたページの印刷
画像データを取り出して、該指定されたページの印刷画
像を再印刷させる再印刷制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0015】
【作用】このような構成のページプリンタによれば、紙
づまり等の前記従来のプリンタが検知できる印刷不良の
みならず、排紙された印刷後の記録紙に斜行印刷や、耳
折れ、しわ等があって、そのページの再印刷を行う必要
があるとユーザが判断した場合でも、ページプリンタ側
のメモリの各記憶領域から該当ページ相当分の印刷画像
データを即座に取り出せるため、ホストコンピュータか
らそのページ相当分の印刷画像データを再伝送させる必
要がなくなり、再印刷を即座に開始でき、短時間で再印
刷を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1乃至図8は本発明によるページプリン
タの一実施例を示す図であり、最初の図1は本発明の一
実施例によるページプリンタの概略構成を示すブロック
図である。
【0017】図1に示す本実施例のページプリンタ1
は、ホストコンピュータ13から入力される印刷画像の
データに基づいて、電子写真法により記録紙に印刷を行
うもので、インタフェース部2、ラスタメモリ3、描画
部4、現像部5、転写部6、定着部7、給紙部8、排紙
部9、プリンタエンジン部10、操作パネル部11、C
PU12、及び入力バッファ14を備えている。
【0018】前記インタフェース部2は、前記ホストコ
ンピュータ13に対する信号入出力用に設けられ、例え
ばRS−232Cインタフェース、SCSI(スカジ)
インタフェースや、セントロニクスインタフェースで構
成されており、ホストコンピュータ13からの印刷画像
データはこのインタフェース部2を介して一時入力バッ
ファ14に記憶される。
【0019】前記ラスタメモリ3は、前記ホストコンピ
ュータ13から入力される印刷画像のデータを、印刷す
る記録紙のサイズや印刷ドット間隔等に応じてビットマ
ップ上に展開したラスタスキャンデータに変換し記憶す
るもので、全部で4個の領域3a,3b,3c,3d
(記憶領域)に区画されており、各領域3a,3b,3
c,3dは、1ページ相当分の前記ラスタスキャンデー
タを格納可能な容量にそれぞれ設定されている。
【0020】なお、本実施例では印刷時に使用されるデ
ータを「ラスタスキャンデータ」で行っているが、これ
に限定されず、ラスタスキャンデータを圧縮した形式で
もよく、また単にホストコンピュータ13から送られる
データであってもよく、さらにページ記述中間言語(い
ろいろなページ記述言語を統一し、さらに簡単な操作の
組み合わせに変換した1つの中間的な言語)等で行って
もよい。
【0021】前記描画部4は、前記ラスタメモリ3の領
域3aに記憶されたラスタスキャンデータにより変調さ
れたレーザ光を出力する光源、前記レーザ光を主走査方
向に走査偏向するポリゴンミラー、ポリゴンミラーで走
査偏向されたレーザ走査光により露光され、記録紙(図
示せず)に印刷する1ページ分の画像の潜像が形成され
る感光ドラム、及び、前記レーザ走査光の前記感光ドラ
ム上での走査速度が一定となるように該レーザ走査光の
走査速度を補正するfθレンズ等で構成されている。
【0022】前記現像部5は、前記感光ドラムに形成さ
れた潜像にトナー(図示せず)を吸着させて前記潜像を
現像するものであり、前記転写部6は、前記感光ドラム
上のトナーを前記記録紙に転写するものである。また、
前記定着部7は、前記記録紙に転写されたトナーを該記
録紙上に定着させるもので、ヒートローラ(図示せず)
等で構成される。
【0023】前記給紙部8は、記録紙をサイズ毎に分け
て収納した給紙カセットの装填部分と、該装填部分から
前記転写部6、及び定着部7へと記録紙を搬送するロー
ラ群等で構成され、前記排紙部9は、前記定着部7から
前記ページプリンタ1の外側に設けられたソータ又はト
レイ等へと印刷後の記録紙を搬送するローラ群等で構成
されている。
【0024】前記プリンタエンジン部10は、前記描画
部4、現像部5、転写部6、定着部7、給紙部8、及び
排紙部9を駆動するもので、前記操作パネル部11は、
通常印刷モードと再印刷モードとのモード切換キーやテ
ンキー、LCDディスプレイ等で構成されている。
【0025】前記CPU12は、前記ページプリンタ1
の全体制御用に設けられ、前記ホストコンピュータ13
との信号入出力動作や、前記プリンタエンジン部10を
介して前記描画部4、現像部5、転写部6、定着部7、
給紙部8、及び排紙部9の駆動を制御する。尚、本実施
例では、前記請求項1におけるメモリ制御手段と再印刷
制御手段とが前記CPU12で構成されている。
【0026】次に、前記操作パネル部11のモード切換
キーで通常印刷モードを選択した場合のページプリンタ
1の動作について、図2のフローチャートを参照して説
明する。
【0027】前記ホストコンピュータ13からインタフ
ェース部2、入力バッファ14を介してCPU12に印
刷動作を開始する旨が通知され、ページプリンタ1の印
刷動作が開始される。するとまず、ステップS1で、C
PU12の制御により、前記ラスタメモリ3の領域3d
を初期化すると共に、領域3a,3b,3cの記憶内容
をそれぞれ領域3b,3c,3dにシフトする。
【0028】次に、ステップS2で、ホストコンピュー
タ13からの第1ページ目の印刷画像データを受信して
一時入力バッファ14に記憶し、ステップS3で、図3
(a)に示すように、受信した第1ページ目の印刷画像
データをラスタスキャンデータの形で前記ラスタメモリ
3の領域3aに記憶させる。続いて、ステップS4で、
前記受信した印刷画像データ中の、1ページの終わりを
示す命令であるフォームフィードを検出する。
【0029】ステップS4でフォームフィードが検出さ
れなかった場合には、第1ページ目のラスタスキャンデ
ータが完全に前記領域3aに記憶され終っていないもの
として、前記ステップS2にリターンし、印刷画像デー
タの受信と、前記領域3aへの記憶(ステップS3)と
を継続して行う。
【0030】一方、ステップS4でフォームフィードが
検出された場合には、第1ページ目のラスタスキャンデ
ータが完全に前記領域3aに記憶され終ったものとし
て、次のステップS5で、領域3aに記憶されたラスタ
スキャンデータを基に、1枚の記録紙に第1ページ目の
画像の印刷を行う。
【0031】この印刷は、前記領域3aに記憶された第
1ページ目のラスタスキャンデータが、前記CPU12
の制御により、前記プリンタエンジン部10を経て前記
描画部4の光源に出力され、そのラスタスキャンデータ
により変調されたレーザ光が前記光源から出力されると
共に、前記給紙部8から記録紙が前記転写部6に供給さ
れ、その後、該描画部4、現像部5、転写部6、定着部
7、給紙部8、及び排紙部9が、CPU12の制御に基
づき前記プリンタエンジン部10により駆動されること
で、公知の電子写真法により印刷が行われ、印刷された
第1ページ目の記録紙は、前記排紙部9によりソータ又
はトレイ等へ排紙される。
【0032】このようにして第1ページ目の画像の印刷
が終わったならば、次のステップS6で、印刷された記
録紙が紙づまりを起こさず正常に排紙された否かを確認
する。そしてこのステップS6にて、印刷された第1ペ
ージ目の記録紙が例えば図4に示すように紙づまりを起
こし、正常に排紙されなかったと確認された場合には、
ステップS5にリターンし、前記領域3aに記憶された
第1ページ目のラスタスキャンデータを即座に取り出し
て、第1ページ目の印刷を再度行う。
【0033】一方、ステップS6で正常に排紙されたと
確認された場合には、次のステップS7で、前記領域3
aに記憶された第1ページ目のラスタスキャンデータを
そのまま残し、続いて前記ステップS1にリターンし
て、前記領域3dの初期化と、領域3a,3b,3cの
記憶内容を領域3b,3c,3dへシフトさせて、第2
ページ目の画像の印刷に移る。
【0034】尚、第1ページ目の印刷が正常に終了し
て、前記ステップS7からステップS1にリターンした
後、前記ホストコンピュータ13からページプリンタ1
に第2ページ目以降の画像の印刷画像データが伝送さ
れ、それら第2ページ目以降の画像が順次印刷されるの
に応じて、前記ラスタメモリ3の各領域3a,3b,3
c,3dの記憶内容は、図3(b),(c),(d)に
示すように順次後側にシフトする。
【0035】また、第4ページ目の画像が、図2のフロ
ーチャート中のステップS6において、記録紙が正常に
印刷して排紙され、次のステップS7を経て前記ステッ
プS1の動作が行われた時点では、最も古く記憶された
ページ1の印刷画像データをラスタメモリ3の最後の領
域3dから消去して、前記ラスタメモリ3の各領域3
a,3b,3cの記憶内容は、図5(a)に示す状態に
シフトし、領域3aの記憶内容は消去される。
【0036】さらに、次のステップS2及びステップS
3で、第5ページ目の画像の印刷画像データの受信と前
記領域3aへの記憶とが行われ、続くステップS4でフ
ォームフィードが検出された時点では、前記ラスタメモ
リ3の各領域3a,3b,3c,3dの記憶内容は、図
5(b)に示す状態となる。
【0037】次に、前記操作パネル部11のモード切換
キーで、再印刷モードを選択した場合のページプリンタ
1の動作について、図6のフローチャートを参照して説
明する。
【0038】第3ページ目の画像を記録紙に印刷して正
常に排紙された時点で、ホストコンピュータ13及びラ
スタメモリ3が保持する印刷画像データの内訳と、印刷
後に排紙された記録紙の内訳とを模式的に示す図7
(a)にあるように、例えば印刷後に排紙された第2ペ
ージ目の記録紙に耳折れを発見した場合は、前記モード
切換キーで再印刷モードを選択する。
【0039】前記再印刷モードが選択されると、現在の
ページプリンタ1の動作が中断して割り込みがかけられ
て、再印刷モードに移行する。そして、ステップS8
で、CPU12の制御により、前記操作パネル部11の
LCDディスプレイに、例えば図8(a)に示すよう
に、「何ページ前を再印刷しますか、数値を入力して下
さい」のような、再印刷ページの指定入力要求メッセー
ジを表示させる。
【0040】そして、次のステップS9にて、ユーザに
よる前記操作パネル部11のテンキーの操作で、再印刷
ページの選択入力が行われる。尚、そのときは、先に述
べたように、第3ページ目の画像の印刷が正常に終了し
た後であり、ページプリンタ1の動作は第4ページ目の
画像の印刷画像データを受信する状態となっているた
め、再印刷するページが第2ページであれば、第4ペー
ジ目から遡って2ページ前ということになる。しかしこ
れらの指定方法に限定されず、ユーザから見てわかりや
すく数えられるように、現在出力されスタックされてい
る用紙の一番上から数えて、何枚目を再印字するよう指
定する方法もある。
【0041】従って、この場合には、前記メッセージに
呼応してユーザにより、前記操作パネル部11のテンキ
ー「2」が操作される。以後、CPU12に数値「2」
が入力されたものとして説明を続ける。前記ステップS
9にて、再印刷ページの選択入力がなされると、次のス
テップS10にて、CPU12の制御により、選択され
たページのラスタスキャンデータが前記ラスタメモリ3
のいずれかの領域に記憶されているか否かを確認する。
【0042】選択されたページのラスタスキャンデータ
が前記ラスタメモリ3のいずれかの領域に記憶されてい
る場合には、ステップS11にて、CPU12の制御に
より、前記LCDディスプレイに、例えば図8(b)に
示すように、「何部印刷しますか、数値を入力して下さ
い」のような、印刷部数の指定入力要求メッセージを表
示させる。
【0043】そして、次のステップS12にて、ユーザ
による前記操作パネル部11のテンキーの操作で、印刷
部数の指定入力が行われる。印刷部数が指定されると、
次のステップS13にて、図7(b)に示すように、ラ
スタメモリ3の領域3bに記憶されたラスタスキャンデ
ータが即座に取り出されて、記録紙に第2ページ目の画
像の再印刷を行う。
【0044】第2ページ目の再印刷が終わると、CPU
12の制御により、次のステップS14で、印刷された
記録紙が紙づまりを起こさず正常に排紙された否かを確
認し、紙づまりの発生時にはステップS13にリターン
して再印刷する。ステップS14で正常に排紙されたこ
とが確認されたならば、ステップS15に移行して、再
印刷モードを終了し、図7(c)に示すように、通常印
刷モードに復帰して第4ページ目の画像の印刷動作を継
続する。
【0045】一方、前記ステップS10にて、選択され
たページのラスタスキャンデータが既に消去されてい
て、前記ラスタメモリ3のいずれの領域にも記憶されて
いない場合には、ステップS16にて、再印刷要求を却
下し、例えば要求却下を告げるメッセージを前記LCD
ディスプレイに表示させる等して、ステップS15に移
行し、再印刷モードを終了して通常印刷モードに復帰す
る。この場合は前述した従来と同様に、再印刷にかかる
時間は長くなるが、ホストコンピュータ13からそのペ
ージの印刷画像データを再伝送させることにより、再印
刷を行うことは可能である。
【0046】このように、本実施例のページプリンタ1
によれば、ホストコンピュータ13からページ単位で伝
送される印刷画像データを、入力バッファ14を介して
ラスタメモリ3の領域3aにラスタスキャンデータの形
で記憶させ、このラスタスキャンデータを基に、記録紙
に前記画像を印刷すると共に、印刷後のラスタスキャン
データを、そのままラスタメモリ3の領域3bにシフト
して残し、以降のページの印刷が進むにつれて領域3
c,3dへと記録領域を順次シフトさせつつ記憶させて
おく構成とした。
【0047】このため、印刷後の記録紙に斜行印刷や、
記録紙の耳折れ、しわ等があった場合に、該当するペー
ジのラスタスキャンデータがラスタメモリ3のいずれか
の領域に記憶されている限り、そのラスタスキャンデー
タをホストコンピュータ13から再伝送させることな
く、ラスタメモリ3から即座に取り出すことができ、ホ
ストコンピュータ13からの信号伝送の待ち時間を省略
して再印刷を即座に開始させて、再印刷の時間を大幅に
短縮することができる。
【0048】そして、本実施例のページプリンタ1によ
れば、排紙された記録紙をユーザが見て紙づまり以外の
印刷不良に気付き、その後の再印刷要求により再印刷動
作を行っても、再印刷の迅速性が一向に損なわれない。
したがって、印刷不良の対象を紙づまりだけでなく、斜
行印字や、記録紙の耳折れ、しわ等にまで拡げることが
でき、再印刷の迅速性を確保しつつ、しかも、印刷不良
の対象範囲を拡げることができる。
【0049】また、本実施例のページプリンタ1によれ
ば、ユーザが用紙サイズや印刷品質等のモードを間違っ
て設定した場合にも、再印刷を迅速に行うことができ
る。
【0050】また、本実施例のページプリンタ1は、印
刷不良等による再印刷に限らず、例えば、最初に通常印
刷モードを選択して各ページを1枚ずつ試し印刷し、そ
の結果が良好であれば、再印刷モードを選択して各ペー
ジを所望の枚数ずつ印刷することができる。
【0051】さらに、例えばソータを用いて会議で配布
する書類を印刷する場合、例えば最初に通常印刷モード
を選択して各ページを10枚ずつ印刷し、次に会議のメ
ンバーが増えた場合等に、再印刷モードを選択して、一
部のページをさらに10枚ずつ印刷するといった使い方
をすることもできる。
【0052】尚、本実施例では、最大4ページ分のラス
タスキャンデータを格納できるよう4つの記憶領域を有
するラスタメモリ3を用いたが、ラスタメモリ3は2〜
3ページ分を格納できるよう2〜3個の記憶領域を有す
るものであってもよく、或は5ページ分以上を格納でき
るよう5つ以上の記憶領域を有するものであってもよ
い。
【0053】また、本実施例では、印刷が終了した後そ
のページの印刷画像データをラスタスキャンデータの形
で記憶し残しておくものとしたが、ホストコンピュータ
13から出力される印刷画像データの形のままメモリに
記憶しておく構成としてもよい。或は、データを圧縮し
てメモリに記憶しておく構成としてもよく、そのように
すれば、メモリの容量を少なく抑えることができる。
【0054】また、本実施例では隣合う領域で同じ方向
に印刷画像データを順次シフトさせて、新たな1頁相当
分の印刷画像データを常に同じ先頭領域に記憶させる場
合について説明したが、新たな1頁相当分の印刷画像デ
ータは、最も古く記憶された領域から順に必要頁分消去
してできた、空き領域を使って記憶させるようにしても
よいことはもちろんである。
【0055】さらに、本実施例では、再印刷するページ
の指定をページプリンタ1側で行うものとしたが、ホス
トコンピュータ13側から再印刷ページの指定を行うよ
うにしてもよい。例えば印刷の不具合が遅れて発見され
て、すでにラスタメモリ3中のどの領域からも記憶デー
タが消えてしまっている場合は、ホストコンピュータ1
3からの再印字コマンドを用意して、再印字コマンドが
入力バッファ14に入った時点で再印字が最優先で認識
されるようにすることにより、ページプリンタ1側で指
定するよりも迅速に再印刷に移ることが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷終了したページの印刷画像データをページ単位で少な
くとも1ページ相当分以上メモリに記憶して残しておく
ため、メモリに記憶された印刷画像データを即座に取り
出して、印刷が終了したページの記録紙への再印刷を行
うことができ、印刷後の記録紙に斜行印刷や、耳折れ、
しわ等があって、そのページだけ再印刷を行う場合に、
該当ページの印刷画像データをホストコンピュータから
再伝送させる必要がなくなり、該ホストコンピュータか
らの信号伝送の待ち時間を省略でき、再印刷を即座に開
始させ再印刷の時間を大幅に短縮することができる。
【0057】そして、上記実施例のページプリンタ1に
よれば、排紙された記録紙をユーザが見て印刷不良に気
付き、その後の再印刷要求により再印刷動作を行って
も、再印刷の迅速性が一向に損なわれず、したがって、
印刷不良の対象を紙づまりだけでなく、斜行印字や、記
録紙の耳折れ、しわ等にまで拡げることができ、再印刷
の迅速性を確保しつつ、しかも、印刷不良の対象範囲を
拡げることができる。
【0058】また、上記実施例のページプリンタ1によ
れば、ユーザが用紙サイズや印刷品質等のモードを間違
って設定した場合にも、再印刷を迅速に行うことができ
る。
【0059】また、上記実施例のページプリンタ1は、
印刷不良等による再印刷に限らず、例えば、最初に通常
印刷モードを選択して各ページを1枚ずつ試し印刷し、
その結果が良好であれば、再印刷モードを選択して各ペ
ージを所望の枚数ずつ印刷することができる。
【0060】さらに、例えばソータを用いて会議で配布
する書類を印刷する場合、例えば最初に通常印刷モード
を選択して各ページを10枚ずつ印刷し、次に会議のメ
ンバーが増えた場合等に、再印刷モードを選択して、一
部のページをさらに10枚ずつ印刷するといった使い方
をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるページプリンタの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】通常印刷モード時における図1のページプリン
タの動作を示すフローチャートである。
【図3】図3(a)乃至図3(d)は図1のページプリ
ンタのラスタメモリの各領域に順次シフトして格納され
るラスタスキャンデータの内容を示す模式図である。
【図4】図1のページプリンタで紙づまりを起こした記
録紙を示す説明図である。
【図5】図5(a)及び図5(b)は図1のページプリ
ンタのメモリの各領域に格納されたラスタスキャンデー
タの各ステップにおける内容を示す模式図である。
【図6】再印刷モード時における図1のページプリンタ
の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7(a),(b),(c)はホストコンピュ
ータ及びラスタメモリが保持する印刷画像データの内訳
と、印刷後に排紙された記録紙の内訳とを示す模式図で
ある。
【図8】図8(a),(b)は再印刷モード時に図1の
ページプリンタの操作パネル部に表示されるメッセージ
例を示す説明図である。
【図9】従来のページプリンタの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ページプリンタ 2 インタフェース部 3 ラスタメモリ 3a,3b,3c,3d ラスタメモリの記憶領域 4 描画部 5 現像部 6 転写部 7 定着部 8 給紙部 9 排紙部 10 プリンタエンジン部 11 操作パネル部 12 CPU 13 ホストコンピュータ 14 入力バッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの印刷画像データを基にページ
    単位で記録紙に画像の印刷を行うページプリンタにおい
    て、 次に印刷されるべきページの前記印刷画像データが記憶
    される1ページ相当分の記憶領域の他に、印刷が終了し
    たページの印刷画像データが記憶される少なくとも1ペ
    ージ相当分以上の記憶領域を有するメモリと、 前記印刷が終了した各ページの印刷画像データがメモリ
    の記憶領域内に記憶された状態で、新たな1ページ相当
    分の画像の印刷が終了する毎に、前記メモリに最も古く
    記憶されたページから順に必要に応じて前記印刷画像デ
    ータを該メモリの記憶領域から消去して、前記新たな1
    ページ相当分の印刷画像データを前記消去によって生じ
    た記憶領域に記憶させるメモリ制御手段と、 前記メモリの各記憶領域に記憶されている印刷画像デー
    タの中から指定されたページの印刷画像データを取り出
    して、該指定されたページの印刷画像を再印刷させる再
    印刷制御手段と、 を備えることを特徴とするページプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104138A (ja) * 1995-10-12 1997-04-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
EP1199677A3 (en) * 2000-10-20 2004-04-21 International Business Machines Corporation Printing system with data backup for paper jam recovery
US7573590B2 (en) 1999-08-31 2009-08-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print system capable of reprint print data stored in memory of print control device
US8355155B2 (en) 2006-03-08 2013-01-15 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with high operability

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