JP2000339905A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2000339905A
JP2000339905A JP11145534A JP14553499A JP2000339905A JP 2000339905 A JP2000339905 A JP 2000339905A JP 11145534 A JP11145534 A JP 11145534A JP 14553499 A JP14553499 A JP 14553499A JP 2000339905 A JP2000339905 A JP 2000339905A
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JP
Japan
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lid
front lid
lock
tape cassette
lock member
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JP11145534A
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English (en)
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Shuichi Ota
修一 太田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to CNB001187112A priority patent/CN100334650C/zh
Priority to DE60012089T priority patent/DE60012089T2/de
Priority to EP00401467A priority patent/EP1058258B1/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08735Covers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントリッドのロック機構をカセットシェ
ルの外側に設けながら、フロントリッドがどのような状
態にあっても、ロック機構が外部に露呈することがない
ようにすることを課題とする。 【解決手段】 磁気テープ30を巻装したテープリール
40、50を内部に収納したカセットシェル20に該カ
セットシェルの前面に露出している磁気テープの前面側
を覆うフロントリッド60を磁気テープの前面側を覆う
閉蓋位置と磁気テープの前面側を開放した開放位置との
間を回動し得るように設けたテープカセット10であっ
て、フロントリッドは磁気テープの前面側を覆う主部6
1と該主部の側縁から後方へ突出した側面部62を有
し、フロントリッドを上記閉蓋位置にロックするリッド
ロック部材130をフロントリッドの側面部の内面に該
側面部の内側で回動するように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なテープカセッ
トに関する。詳しくは、テープ状記録媒体の前面側を開
閉するフロントリッドをテープ状記録媒体の前面側を覆
う閉蓋位置にロックするリッドロック部材を外部から触
れることができないようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ状記録媒体を巻装したテープリー
ルを内部に収納したカセットシェルに該カセットシェル
の前面に露出しているテープ状記録媒体の前面側を覆う
フロントリッドをテープ状記録媒体の前面側を覆う閉蓋
位置とテープ状記録媒体の前面側を開放した開放位置と
の間を回動し得るように設けたテープカセットにあって
は、不使用時にフロントリッドが妄りに開放位置へと移
動してしまわないようにフロントリッドを閉蓋位置にロ
ックするロック機構が設けられる。
【0003】そして、従来にあって上記ロック機構はカ
セットシェルに設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フロントリッドのロッ
ク機構をカセットシェルに設ける場合、カセットシェル
の外側に設けた場合は、閉蓋時にフロントリッドの内側
に隠しておけても、フロントリッドが開放位置へ移動す
ると、ロック機構が外部に露呈してしまい、指で触った
りすることができ、場合によっては、ロック機構を構成
する部材が外されてしまったりする事故が起こったりす
る惧がある。
【0005】また、ロック機構をカセットシェルの内部
に設けた場合は、カセットシェルの内部にそれだけ余分
のスペースを要することになってしまうという問題があ
る。
【0006】そこで、本発明は、フロントリッドのロッ
ク機構をカセットシェルの外側に設けながら、フロント
リッドがどのような状態にあっても、ロック機構が外部
に露呈することがないようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明テープカセット
は、上記した課題を解決するために、フロントリッドは
テープ状記録媒体の前面側を覆う主部と該主部の側縁か
ら後方へ突出した側面部を有し、フロントリッドを閉蓋
位置にロックするリッドロック部材をフロントリッドの
側面部の内面に該側面部の内側で回動するように設けた
ものである。
【0008】従って、本発明テープカセットにあって
は、フロントリッドがどのような姿勢になっても、リッ
ドロック部材はフロントリッドの側面部の内側に位置し
ていて、外部に露呈することはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明テープカセットの
実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0010】カセットテープ10は、薄い箱状をしたカ
セットシェル20内にテープ状記録媒体である。磁気テ
ープ30を巻装したテープリール40、50が回転可能
に収納され、カセットシェル20の前面に沿って位置す
る磁気テープ30の前面側を覆うフロントリッド60及
び該磁気テープ30の後側を覆うバックリッド70を備
え、そして、上記バックリッド70はカセットシェル2
0に前後方向に移動自在に支持されたスライダー80に
一体に形成され、また、上記フロントリッド60は上記
スライダー80に回動自在に支持されている。
【0011】カセットシェル20は薄い箱状を為し、プ
ラスチックスで形成されていて、全体又は上方からテー
プリール40、50が見える部分が透明にされている。
【0012】カセットシェル20の前部にはマウス部と
称される大きな凹部21が形成されている。該マウス部
21は前方並びに上方及び下方に開口されている。
【0013】該マウス部21の奥面のうちカセットシェ
ル20内に配置されたテープリール40、50の最大外
径部に対向した部分を避けた位置に上下方向に延びる凹
条21a、21a、・・・が形成されている。
【0014】また、カセットシェル20のマウス部21
の両脇の部分は角筒を寝かせた如き形状をしたテープ引
出部22、22とされ、該テープ引出部22、22の前
端22a、22aが開口している。そして、磁気テープ
30はテープ引出部22、22の開口22a、22aか
ら外部に引き出され、上記マウス部21の前面を横切る
ように開口22a、22a間に張り渡されている。
【0015】カセットシェル20の底面壁には左右に並
んで2つのリール台挿入口23、23が形成されてお
り、該リール台挿入口23、23を通して上記テープリ
ール40、50の図示しない係合穴が下方に臨まされて
おり、テープカセット10が図示しない記録再生装置に
装着されると、記録再生装置に設けられたリール台が上
記リール台挿入口23、23からカセットシェル20内
に挿入されて、リール台に設けられたリール係合軸がテ
ープリール40、50の係合穴に係合されると共にテー
プリール40、50がリール台に載置される。
【0016】カセットシェル20内の後部には2つのリ
ールロック部材90、90が配置され、不使用時には該
リールロック部材90、90の爪91、91がテープリ
ール40、50の下フランジに形成された係合突起4
1、41、・・・、51、51、・・・に係合してテー
プリール40、50が妄りに回転してしまわないように
ロックしている。なお、リールロック部材90、90は
図示しないバネによってテープリール40、50をロッ
クする方向に付勢されている。そして、テープカセット
10が図示しない記録再生装置に装着されると、記録再
生装置に設けられたロック解除ピンがカセットシェル2
0の底面に形成された挿入口24から挿入されてリール
ロック部材90、90をロックを解除する方向に回動さ
せて、テープリール40、50へのロックが解除され
る。
【0017】カセットシェル20の上記マウス部21の
奥面の左右方向における中央の内側には遮光筒25が形
成され、該遮光筒25は下面に開口25aし、且つ、左
右に切欠25b、25bが形成されている。
【0018】カセットシェル20の側面壁の前端寄りの
位置には透光孔25c、25cが形成されており、該透
光孔25c、25cから上記遮光筒25の切欠25b、
25bを見通すことができるようになっている。
【0019】上記テープ引出部22、22の前端面のう
ち外側に位置する部分22b、22bのほぼ上半部には
前方へ突出したカム部26、26が形成されている。そ
して、該前端面22b、22bは他の3つの前端面より
やや後方に引っ込んでおり、該前端面22b、22bと
上下の前端面22c、22c、22d、22dとはテー
プカセット10が図示しないカセットホルダに挿入され
るときにカセットホルダに設けられたストッパーに当接
してテープカセット10のカセットホルダへの挿入限度
を規定する前進ストッパーとされている。
【0020】さらに、テープ引出部22、22の内側の
内面のうち開口22a、22aと接した位置には半円柱
状をしたカセット内ガイド22e、22eが形成されて
いる。そして、不使用時における磁気テープ30は上記
カセット内ガイド22e、22eに巻き付けられた状態
でテープ引出部22、22間に張り渡されている。
【0021】カセットシェル20の一方、すなわち、向
かって右側の側面には下端寄りの位置に前後方向に延び
る下向きの段差部27aが形成され、左側の側面の後半
部の下端寄りの位置には下向きの段差部27bが形成さ
れ、また、両側面の上端寄りの位置に前後方向における
中央よりやや後ろの位置から前端近くまで延びる摺動溝
28a、28a及び28b、28bが形成されている。
なお、これら摺動溝は2段に、すなわち、浅い摺動溝2
8b、28bの上側に深い摺動溝28a、28aが形成
されている。
【0022】さらに、カセットシェル20の後端部には
左右及び上方へ突出した突部29が形成され、該突部2
9の左右両側面には上端寄りの位置から下端にかけて溝
29a、29aが形成されている。
【0023】上記したカセットシェル20は上シェル1
00と下シェル110とが上下で突き合わせられて形成
される。そして、上記した各部はそれぞれ上シェル10
0と下シェル110とに分担して形成される。
【0024】上シェル100には、カセットシェル20
の上面の全部を為す上面部101と、カセットシェル2
0の後面の上半分を為す後面部102と、カセットシェ
ル20の側面のうちほぼ後半部分の下端部を除くほとん
どの部分を為す側面後部103、103と、カセットシ
ェル20の側面の残りの部分の上端の部分を為す側面前
部104l(左)、104r(右)と、カセットシェル
の前面、すなわち、マウス部21の奥面の中央部を除く
両側部のほぼ上側半分の部分を為す前面部105、10
5とが一体に形成されて成る。なお左側の側面前部10
4lは上面部101の側縁からやや内側に引っ込んだ位
置に形成されている。
【0025】下シェル110は、カセットシェル20の
底面の全部を為す底面部111と、カセットシェル20
の後面の下半分を為す後面部112と、カセットシェル
20の側面のうちほぼ後半部分の下端部を為す側面後部
113、113と、カセットシェル20の側面の残りの
部分の上端部を除く部分を為す側面前部114、114
と、カセットシェル20の前面、すなわち、マウス部2
1の奥面の中央部を為す前面中央部115と、マウス部
21の両側部のほぼ下側半分の部分を為す前面側部11
6、116及びテープ引出部22、22の内側側面部を
為す内側側面部117、117とが一体に形成されて成
る。
【0026】そして、向かって右側の側面前部114の
後半部のうち上シェル100の側面後部103の下端に
対応した部分114aは薄肉に形成され、それによっ
て、該部分114aの外面は窪んだ状態となり、該部分
114aの上端部に下向きの段差部114bが形成され
る。該段差部114bは奥に上方に窪んだ溝114b′
が形成されている。また、向かって左側の側面前部11
4の外面は上シェル100の側面後部103の外面より
内側に引っ込んだ状態となっている。さらに、側面前部
114、114の後端寄りの部分には上端に開口した切
欠114c、114cが形成されている。そして、側面
前部114、114の内面114d、114dは前端に
行くに従って薄肉になるように形成されており、従っ
て、テープ引出部22、22は開口22a、22aに近
づくに従って外側に向かって広くなっていくようになっ
ている。さらにまた、側面前部114、114の外面の
上端部の前端部を除く部分に前後に延びる細長い凹部1
14e、114e及び114f、114fが形成されて
いる。凹部114e、114eは側面前部114、11
4に形成された浅い凹部であり、該凹部114e、11
4eの上側に深い凹部114f、114fが形成されて
いる。なお、側面後部113、113は上シェル100
の側面後部103、103より内側に形成されている。
【0027】そして、上記したマウス部21の奥面の凹
条21a、21a、・・・は上シェル100の前面部1
05、105と下シェル110の前面側部116、11
6に形成されている。また、リール台挿入口23、2
3、挿入口24及び遮光筒25は下シェル110の底面
部111に形成され、カム部26、26は下シェル11
0の側面前部114、114の前端部に形成される。
【0028】さらに、上記段差部27a、27bは上シ
ェル100の側面後部103、103の下端によって形
成され、そのうち向かって右側の段差部27aは下シェ
ル110の向かって右側の側面前部114に形成された
段差部114bと連続するようになっている。
【0029】さらにまた、上記摺動溝28a、28a及
び28b、28bは上シェル100の側面前部104
l、104rと下シェル110の側面前部114、11
4の上端部に形成された凹部114f、114f及び1
14e、114eとによって形成される。
【0030】そして、上記突部29、29は上シェル1
00の上面部101、側面後部103、103及び下シ
ェル110の側面後部113、113に亘って形成され
ている。
【0031】また、上記透光孔25c、25cは、下シ
ェル110の側面前部114、114に形成された切欠
114c、114cの上端が上シェル100によって塞
がれて形成される。
【0032】上記した上シェル100と下シェル110
とが上下で突き合わされ、ネジ120、120、・・・
によって互いに結合されることによってカセットシェル
20が形成される。
【0033】スライダー80は薄い金属板、できれば、
導電性を有する金属板で形成される。スライダー80は
左右方向に長い凹形状をした上面部81と該上面部81
の左右両側縁から下方へ突出した側面部82、82とが
一体に形成されて成る。側面部82、82の前端部はほ
ぼ下半部が切り欠かれ、該切欠の上縁部にほぼ3/4円
形の軸保持部82a、82aが形成される。また、側面
部の前後方向における中央よりやや前側で上端近くの位
置に内側に切り起こし状に摺動突起82b、82cが形
成され。これら摺動突起82b、82cは、向かって左
側のもの82bが右側のもの82cより長く形成され、
各摺動突起82b、82cの先端部82b′、82c′
は上方へ屈曲されている。さらに、側面部82、82の
下端部が内側に折り返されて断面U字状を為す摺動係合
部82d、82dが形成される。
【0034】上記スライダー80にバックリッド70が
一体に形成されている。バックリッド70はその上端縁
がスライダー80の上面部81の前縁に一体に連結され
ている。バックリッド70は、垂直に延び左右の幅が上
記マウス部21の左右の幅に等しい主部71と、該主部
71の下端縁から前方へ且つやや下方へ向けて延びる下
端閉塞部72と、該下端閉塞部72から下方へ延びる当
接部73とが一体に形成されて成り、当接部73の下端
部は裏側、すなわち、後方から折り返されている。該折
返し部73aが形成されることによって、当接部73の
下端には鋭いエッジができることがない。このように鋭
いエッジが生じないことは、バックリッド70によっ
て、磁気テープ30や、メカデッキ側の部材例えば、ピ
ンチローラ等を傷付けることが防止される。
【0035】さらに、バックリッド70の主部71には
後方へ打ち出すようにして上下方向に延びるリブ71
a、71a、・・・が形成される。このようなリブ71
a、71aが形成されることによって、バックリッド7
0の強度が増大し、バックリッド70を剛性の小さい材
料、例えば、薄い金属板によって形成することが可能に
なり、重量を軽減することができる。しかも、このリブ
71a、71a、・・・はカセットシェル20のマウス
部21の奥面に形成された凹条21a、21a、・・・
に対応した位置に形成されているので、バックリッド7
0が後退したときには、リブ71a、71a、・・・は
凹条21a、21a、・・・内に入り、これによってバ
ックリッド70は目一杯後退することができ、リブ71
a、71a、・・・を設けたことによって使用時におけ
るマウス部21の大きさが小さくなってしまうというこ
とがない。しかも、上記凹条21a、21a、・・・は
カセットシェル20内に配置されたテープリール40、
50の最大外径部に対向した部分を避けた位置に形成さ
れるので、該凹条21a、21a、・・・が設けられる
ことによってカセットシェル20の大きさ、特に、前後
の大きさが大きくなってしまうことがない。
【0036】スライダー80は以下のようにしてカセッ
トシェル20に前後方向にスライド自在に取着される。
【0037】スライダー80の主部81を上シェル10
0の上面部101の前端部に載せた状態で、スライダー
80を後方へスライドさせていく。スライダー80の摺
動係合部82d、82dが上シェル100の側面後部1
03、103の下端縁に摺動自在に係合する。また、ス
ライダー80の摺動突起82b、82cは上シェル10
0の側面前部104l、104rの下側に位置し、さら
に上方に屈曲した先端部82b′、82c′が上記側面
前部104l、104rの内面に係合した状態となる。
【0038】そこで、下シェル110と上シェル100
とを結合すると、上シェル100の側縁部と下シェル1
10の凹部114e、114eとによって形成される前
後方向に長い溝28a、28a内にスライダー80の摺
動突起82b、82cが摺動自在に位置する。これによ
って、スライダー80はカセットシェル20に前後方向
に摺動自在に取着される。そして、スライダー80の移
動範囲の後端はスライダー80の主部81の後端がカセ
ットシェル20の突部29と当接した位置であり、前端
はスライダー80の右側の摺動係合部82dがカセット
シェル20の右側の薄肉部114aの前端と当接した位
置又はスライダー80の係合突起82b、82cがカセ
ットシェル20の凹部114f、114fの前端に当接
した位置である。
【0039】上記したスライダー80の前端部にフロン
トリッド60が回動自在に支持される。
【0040】フロントリッド60は、ほぼ左右方向に長
い帯状をした前面部61と、該前面部61の左右両端縁
から後方へ突出した側面部62、62とが一体に形成さ
れて成る。前面部61の上端部61aは上方へゆくに従
って後方へ変位するように緩やかに湾曲している。
【0041】側面部62、62の内面の前面部61との
接合部に接した部分に厚肉部63、63が形成され、該
厚肉部63、63に側方から見て円弧面を為す規制面6
4、64が形成される。また、側面部62、62の内面
のほぼ中央部で上記規制面64、64に対向した部分に
回動支点軸65、66が突設されている。そして、該回
動支点軸65、66の基部には環状の溝65a、66a
が形成されている。また、向かって左側の回動支点軸6
5は、環状の溝65aに続いて大径部65bと小径部6
5cがこの順で連設されており、全体の長さは向かって
右側の回動支点軸66の長さより長くなっている。そし
て、上記規制面64、64は回動支点軸65、66を中
心とする円弧面に形成されている。
【0042】向かって左側の側面部62の内面の回動支
点軸65から後ろ下方に離間した位置に支持軸67が突
設されている。また、左側の側面部62の内面の回動支
点軸65の後方にはロックピン68が突設されている。
【0043】さらに、側面部62、62には回動支点軸
65、66の直ぐ後ろ上方に透光孔69、69が形成さ
れている。
【0044】さらにまた、前面部61の向かって左端の
部分の下端寄りの位置には前方と側方に開口した係合凹
部61bが形成され、また、前面部61の下縁の左端近
くに挿通切欠61cが形成されている。
【0045】そして、フロントリッド60の回動支点軸
65、66の環状の溝65a、66aがスライダー80
の軸保持部82a、82aに回転可能に係合され、これ
によって、フロントリッド60はスライダー80の前端
部に回動可能に支持される。
【0046】フロントリッド60の向かって左側の側面
部62の内側にはリッドロック部材130が取着され
る。リッドロック部材130は全体に細長く形成され、
中央部に支持孔131が形成されている。そして、該支
持孔131にフロントリッド60の向かって左側の側面
部62の支持軸67が挿通され、これによって該側面部
62に回動自在に支持される。
【0047】リッドロック部材130が向かって左側か
ら見て右下がりの姿勢であるとき(図14参照)に、上
端部に前方へ向かって突出した係止爪132が形成さ
れ、上記スライダー80の向かって左側の側面部82に
形成された摺動突起82bの上面に後方から係止し得る
ようになっている。上記係止爪132が形成された先端
寄りの位置に斜め上方及びフロントリッド60の左側の
側面部62の内面に対向する側に開口した係合凹部13
3が形成されている。さらに、支持孔131と下端との
間の部分で上記側面部62に対向した面と反対側の面を
切り欠いて形成したバネ掛け面134が形成されてい
る。さらに、下端面の前側の部分135は円弧面となっ
ている。
【0048】捩じりコイルバネ140が設けられること
によって、フロントリッド60及びリッドロック部材1
30がそれぞれ所定の方向に付勢される。
【0049】捩じりコイルバネ140のコイル部141
はフロントリッド60の左側側面部62に形成された回
動支点軸65の大径部65bに外嵌され、一方の腕片1
42はスライダー80の左側部82に形成された摺動突
起82bの上面に前側から弾接され、また、他方の腕片
143はリッドロック部材130のバネ掛け面134に
弾接されている(図14参照)。これによって、リッド
ロック部材130は左側から見て時計回り方向に付勢さ
れ、また、フロントリッド60はリッドロック部材13
0及び支持軸67を介して左側から見て時計回り方向、
すなわち、主部61によってマウス部21の前側を閉塞
する閉塞方向に付勢される。
【0050】このように、リッドロック部材130及び
捩じりコイルバネ140はフロントリッド60の側面部
62の内側に位置されるので、リッドロック部材130
が回転してもリッドロック部材130や捩じりコイルバ
ネ140が外部に露呈することが無く、従って、スライ
ダー80をカセットシェル20から取り外さない限り、
リッドロック部材130や捩じりコイルバネ140を指
で触ったり、取り外すことは不可能である。また、フロ
ントリッド60が回動しても、リッドロック部材130
が表に露呈されることはない。さらに、リッドロック部
材130はフロントリッド60が開くのをロックしてい
るが、フロントリッド60とスライダー80を捩じりコ
イルバネ140の力で押さえていることにもなるので、
フロントリッド60及びスライダー80のガタも吸収し
ている。
【0051】下シェル110の向かって右後端部に形成
されたメモリ収容溝118にはカセット内メモリ150
が収納される。該カセット内メモリ150は、横長矩形
をした基板151の中央部にメモリ素子152が搭載さ
れ、基板151の表裏両面に導電パターンによって渦巻
き状に通信用アンテナ153が形成されて成るものであ
る。該カセット内メモリ150はアンテナ153を介し
て外部と通信され、磁気テープの種類、記録内容等のデ
ータが記録されるようになっている。
【0052】上シェル100の上面部101の下面には
リール押えバネ160、160の一端部が固定されてお
り、該リール押えバネ160、160の他端部によって
テープリール40、50の上端中央を押圧し、リール4
0、50を下シェル110の底面部111に押さえつけ
ておくようになっている。
【0053】上記したテープカセット10の組立は、以
下に示すように、まず、下シェル110に各部材を組み
込んだ下シェルユニット、上シェル100に各部材を組
み込んだ上シェルユニット及びスライダー80にリッド
ロック部材130等を組み込んだフロントリッド60を
組み込んだスライダーユニットの3つのユニットを形成
し、次いで、スライダーユニットを上シェルユニットに
組み込み、最後に、スライダーユニットを組み込んだ上
シェルユニットと下シェルユニットとを結合する、とい
う手順によって為される。
【0054】下シェルユニットは、下シェル110に磁
気テープ30を巻装したテープリール40、50、リー
ルロック部材90、90、カセット内メモリ150等を
組み込んで形成する(図3、図7参照)。上シェルユニ
ットは、上シェル100にリール押えバネ160、16
0を組み込んで形成する(図4参照)。そして、スライ
ダーユニットは、リッドロック部材130及び捩じりコ
イルバネ140を組み込んだフロントリッド60をスラ
イダー80に支持して形成する(図5参照)。
【0055】上記したスライダーユニットを、フロント
リッド60を上方へ回動させた状態で、上シェルユニッ
トに組み込む。すなわち、スライダー80の主部81を
上シェル100の上面部101の前端部に載せた状態
で、スライダー80を後方へスライドさせていく。これ
によって、スライダー80の摺動係合部82d、82d
が上シェル100の側面後部103、103の下端縁に
摺動自在に係合する(図20参照)。また、スライダー
80の摺動突起82b、82cは上シェル100の側面
前部104l、104rの下側に位置し、且つ、内面に
係合した状態となる(図6、図7参照)。図7に示した
状態がフロントリッド60をスライダー80に組み込ん
だスライダーユニットを上シェルユニットに組み込んだ
状態である。
【0056】そこで、スライダーユニットを組み込んだ
上シェルユニットを下シェルユニットと結合する。すな
わち、上シェルユニットの上シェル100の各部の下端
と下シェルユニットの下シェル110の各部の上端とを
上下で突き合わせ、この状態でスライダー80を前端ま
でスライドさせ、且つ、フロントリッド60を下方へと
回動する。このようにすることによって、スライダー8
0の向かって右側の摺動係合部82dが下シェル110
の段差部114b及び溝114b′に係合し(図11参
照)、上シェル100と下シェル110とがスライダー
80を介して仮結合され、上シェル100と下シェル1
10とが外れなくなり、次の作業を行いやすくなる。ま
た、フロントリッド60の向かって左側の回動支点軸6
5の小径部65cはカセットシェル20の向かって左側
の側面に形成された浅い摺動溝28bに摺動自在に係合
され、右側の回動支点軸66はカセットシェル20の右
側側面に形成された浅い摺動溝28bに摺動自在に係合
される。従って、フロントリッド60の回動支点軸6
5、66はそれぞれ浅い摺動溝28b、28bによって
上下方向への移動を制限されながら前後方向に移動でき
るようになっている。
【0057】そこで、上下のシェル100、110をネ
ジ120、120、・・・によって結合する(図7参
照)。これによって、テープカセット10が完成する
(図1参照)。
【0058】このように、テープカセット10にあって
は、全体の構成部品を、上記したように、下シェルユニ
ット、上シェルユニット及びスライダーユニットの3つ
の部分にあたかも3つの部品のようにまとめておいて、
これらを上記したように順次組み立てるので、組立途中
における部品管理が容易であり、且つ、組立も簡単に行
うことができる。
【0059】そして、不使用状態において、磁気テープ
30はその前後がフロントリッド60とバックリッド7
0とによって覆われ、下側はバックリッド70の下端閉
塞部73で覆われ、上側はフロントリッド60の主部6
1の上端部61aで覆われる。従って、磁気テープ30
に塵埃が付着するのを防止することができ、また、磁気
テープ30に異物が触れたり、磁気テープ30を指で触
ってしまったりということを防止することができる。ま
た、テープ引出部22、22の前端面、すなわち、22
b、22b、22c、22c、22d、22d等もフロ
ントリッド60の主部61によって覆われ、見栄えが良
好になる。そして、リッドロック部材130の係止爪1
32がスライダー80の摺動突起82bの上面に後側か
ら係合し、これによって、フロントリッド60が図1に
示す閉塞位置にロックされる。
【0060】なお、図示は省略したが、カセットシェル
20の背面には誤消去防止タグが設けられ、該誤消去防
止タグがカセットシェル20の高さ方向に移動して記録
可能状態又は記録不可状態を現出する。
【0061】次ぎに、上記したテープカセット10の使
用について説明する。
【0062】テープカセット10を保持し、そして、該
テープカセット10を記録再生装置の所定の位置に装着
する図示しないカセットホルダのテープカセット10の
向かって左側の端部に対応した位置に板状の支持部材1
70lが立設され、該支持部材170lにリッドオープ
ナー180とリッド押圧突起190が設けられる。
【0063】リッドオープナー180は長い腕状を為
し、その上端部が支持部材170lの向かって右側の面
の上端部に回動自在に支持される。リッドオープナー1
80の回動端部の向かって右側の面には係合突起181
が突設されている。捩じりコイルバネ200のコイル部
201がリッドオープナー180の回動軸182に外嵌
され、一方の腕202が支持部材170lの一部を切り
起こし状に向かって右側に突出させて形成したバネ掛け
片171に上方から弾接し、他方の腕203がリッドオ
ープナー180の前縁のうち回動支点寄りの位置に弾接
され、これによって、リッドオープナー180は左方か
ら見て(図14参照)時計回り方向に付勢される。そし
て、リッドオープナー180は上端寄りの部分がバネ掛
け片171に当接することによって回動端が下端に位置
する垂直な姿勢に保持される。
【0064】リッド押圧突起190は支持部材170の
上端部の向かって右側の側面に突設されている。
【0065】上記支持部材170lの基端部の向かって
右側の側面に近接してロック解除カム210が設けられ
ている。該ロック解除カム210はテープカセット10
が挿入されてくる側の端面が傾斜部211となってい
る。そして、このロック解除カム210の左右幅はフロ
ントリッド60の主部61に形成された挿通切欠61c
の幅よりやや小さく形成されている。
【0066】カセットホルダのテープカセット10の向
かって右側の端部に対応した位置にも上記支持部材17
0lと同様の支持部材170rが立設され、該支持部材
170rの向かって左側の面の上端部にリッド押圧突起
190が設けられる。
【0067】そこで、テープカセット10をカセットホ
ルダに前面側、すなわち、フロントリッド60の側から
図14の矢印Aの方向に挿入していくと、テープカセッ
ト10の前端部が支持部材170lと170rとの間に
入っていく。また、ロック解除カム210はフロントリ
ッド60の主部61に形成された挿通切欠61cからフ
ロントリッド60の内側に相対的に挿入されていく。そ
して、リッドオープナー180の係合突起181がフロ
ントリッド60の係合凹部61bに係合し、また、ロッ
ク解除カム210の傾斜部211をリッドロック部材1
30の下端円弧面135が滑り上がり、これによって、
リッドロック部材130が図16で見て反時計回り方向
に回動して、係止爪132のスライダー80の摺動突起
82bへの係合が外れる。従って、フロントリッド60
の閉塞位置へのロックが解除される。なお、リッドロッ
ク部材130はロック解除カム210から離れるので、
ロック解除カム210は奥まで挿入可能であり、停止位
置に関し精度が不要である。
【0068】そこからさらに、テープカセット10がカ
セットホルダ内に挿入されると、すなわち、図中矢印A
方向に移動されると、リッドオープナー180は回動端
に設けた係合突起181が矢印A方向に押されるので、
図17で見て反時計回り方向、すなわち、図中矢印B方
向に回動され、従って、上記係合突起181が上方へと
移動し、該係合突起181と係合凹部61bが係合して
いるフロントリッド60が反時計回り方向、すなわち、
図中矢印B方向へと回動していく。
【0069】なお、スライダー80は、フロントリッド
60を介してリッドオープナー180の係合突起181
によってカセットシェル20に対して相対的に後方へ移
動する力を受けるが、フロントリッド60の規制面6
4、64がカセットシェル20のカム部26、26と当
接していることによって、カセットシェル20に対して
後方へ移動することができず、フロントリッド60のみ
が上方へ回動していく。そして、フロントリッド60に
設けたロックピン68がリッドロック部材130の係合
凹部133に係合する(図17参照)。
【0070】そして、フロントリッド60が最初の状態
(図14に示す閉塞状態)から矢印B方向へ90度回動
すると、フロントリッド60の規制面64、64とカセ
ットシェル20のカム部26、26との係合が外れ(図
18参照)、スライダー80がカセットシェル20に対
して後方へ移動できる状態となる。また、リッドロック
部材130は係合凹部133がフロントリッド60のロ
ックピン68と係合していることによってロックピン6
8に押圧されてフロントリッド60と共に回動される。
また、この図18に示した状態で、支持部材170l、
170rに支持したリッド押圧突起190、190はフ
ロントリッド60の主部61の上端に後方から近接した
状態となる。
【0071】図18の状態からさらにテープカセット1
0をカセットホルダの奥へ、すなわち、矢印A方向へ移
動させると、フロントリッド60は係合凹部61bにリ
ッドオープナー180の係合突起181が係合している
ことにより、フロントリッド60及び該フロントリッド
60が支持されているスライダー80は矢印A方向には
移動することができず、その場所に置いて行かれる形に
なるので、スライダー80がフロントリッド60と共に
カセットシェル20に対して相対的に後方へ移動するこ
とになる。もちろん、バックリッド70もカセットシェ
ル20に対して相対的に後方へ移動する。バックリッド
70は真っ直ぐ後方へ移動して磁気テープ30から離間
するので、従来のバックリッドをカムを利用して斜め上
後方へ移動させて磁気テープから離間させるものに比較
して、磁気テープ30を巻き込みにくく、バックリッド
70による巻き込みによって磁気テープ30に損傷を与
える惧がない。また、バックリッド70を導電性を有す
る金属板によってスライダー80と一体に形成したある
ので、バックリッド70が帯電し難く、静電気によって
磁気テープ30を巻き込んでしまう惧がない。そのた
め、所定の装着位置への装着時に、磁気テープ30がガ
イド等に乗り上げてしまう等の事故を防止することがで
きる。
【0072】そして、前進ストッパーであるテープ引出
部22、22の各前端面22b、22b、22c、22
c、22d、22dがカセットホルダーに設けられた図
示しないストッパーに当接したところが、テープカセッ
ト10のカセットホルダへの挿入完了位置である(図1
9参照)。
【0073】該挿入完了位置にある状態では、バックリ
ッド70はマウス部21の一番奥まで後退しており、リ
ブ71a、71a、・・・がマウス部21の奥に形成さ
れた凹条21a、21a、・・・に嵌入される。これに
よって、マウス部21の奥行が可能な限り大きくされ
る。また、スライダー80は移動範囲の後端に位置して
いるが、上面部81は左右方向に長い凹形状をしている
ので、テープリール40、50の上側フランジやカセッ
トシェル20の上面部を透明な材料で形成しておけば、
磁気テープ30の残量を視認により確認することができ
る。さらに、この状態で、フロントリッド60の側面部
62、62に形成した透光孔69、69がカセットシェ
ル20の側面に形成された透光孔25c、25cと一致
する。なお、不使用時にあっては、カセットシェル20
の透光孔25c、25cはスライダー80の側面部8
2、82によって閉塞されていて、該透光孔25c、2
5cから塵埃等の異物がカセットシェル内に侵入しない
ようになっている。
【0074】テープカセット10はカセットホルダから
浮き上がらないように、下方へ押さえ付けておくことが
必要であるが、この場合、金属製であるスライダー80
を介してテープカセット10を下方へと押さえ付けてお
くようにすると良い。この場合、スライダー80を押圧
する部材を導電性を有する材料で形成し、該部材をカセ
ットホルダのグランド部材と接触させておくことによっ
てバックリッド70の帯電を防止することができる。
【0075】なお、フロントリッド60はカセットシェ
ル20の上面に弾接するため、捩じりコイルバネ140
の弾発力がカセットシェル20をカセットホルダから浮
き上がらせるように作用することはない。すなわち、従
来、フロントリッドの開蓋状態は記録再生装置側に設け
られた開蓋部材によって保持されていたため、フロント
リッドを閉蓋方向へ付勢しているバネの弾発力が上記開
蓋部材に作用し、その反力がカセットシェルをカセット
ホルダから浮き上がらせるように作用していたが、上記
テープカセット10にあっては、捩じりコイルバネ14
0の弾発力はフロントリッド60をカセットシェル20
の上面に弾接させるように作用するだけであるからであ
る。
【0076】上記したように、リッド60、70を開蓋
位置へ移動させるために、回動するアームであるリッド
オープナー180という簡単な構造を用いながら、カセ
ットシェル20にカム部26、26を形成し、該カム部
26、26をフロントリッド60の規制面64、64と
係合させる構造を採ることによって、先ず、フロントリ
ッド60が開蓋位置まで回動し、次いで、スライダー8
0が後退してバックリッド70が開蓋位置まで移動する
という、順次動作を行わせることができる。
【0077】なお、このような順次動作は、別の構造に
よっても達成することができる。例えば、図21に示す
ように、フロントリッドの回動支点軸にほぼ小判形をし
た制御部300を形成し、カセットシェルに設けた案内
部310に係合させる。案内部310は、大径部311
と該大径部311から後方へ延びるスライド部312と
から成り、閉蓋状態においては、図21(a)に示すよ
うに、制御部300は案内部300の大径部311内に
長手方向が垂直方向に沿うように位置している。この状
態では、制御部300、すなわち、フロントリッドは後
方へ移動することはできない。図21(a)に示す状態
からフロントリッドが90度回動されると、制御部30
0の長手方向が水平方向に沿うように、すなわち、案内
部310のスライド部312が延びる方向に沿うように
なるので、制御部300は案内部310のスライド部3
12をスライドして後方へ移動することができるように
なり(図21(b)参照)、従って、フロントリッドが
後方へ移動することができるようになる。
【0078】テープカセット10が図示しないカセット
ホルダに上記した挿入完了位置まで挿入されると、カセ
ットホルダが所定の位置まで移動(通常は下降)して、
テープカセット10を所定の装着位置に装着する。
【0079】テープカセット10が所定の装着位置に装
着されると、図示しないリール台がリール台挿入口2
3、23からカセットシェル20内に侵入してテープリ
ール40、50がリール台に載置されると共にリール台
に設けたリール係合軸がテープリール40、50の係合
穴に係合し、マウス部21に回転ヘッドドラム220、
図示しない引出ガイド、ピンチローラ等が挿入される。
また、遮光筒25内には磁気テープ30の始端及び終端
を検出するためのセンサの発光部が挿入され、該センサ
の受光部がフロントリッド60の上記透光孔69、69
(カセットシェル20の透光孔25c、25cと重なっ
ている。)に近接して配置される。これによって、上記
センサの発光部と受光部とが磁気テープ30を挟んで対
向される。
【0080】それから、引出ガイドやピンチローラ等が
移動して磁気テープ30をカセットシェル20から引き
出して、磁気テープ30を回転ヘッドドラム220に所
定の巻き付け角で巻き付けると共に所定のテープパスを
形成する。
【0081】このテープカセット10にあっては、フロ
ントリッドを単に上方へ回動させて開蓋するもの及び開
蓋時にバックリッドをマウス部の上側に収納するタイプ
のものと違ってマウス部21の上方が開放される。従っ
て、回転ヘッドドラム220をマウス部21の上面から
突出するように位置させる(図22参照)ことができる
ので、例えば、回転ヘッドドラム220の傾斜角を大き
くして記録トラックのアジマス角を大きくすることがで
き、これによって記録トラック間のクロストークを少な
くして記録密度を上げることができる。
【0082】磁気テープ30に対する記録又は再生が終
了すると、引出ガイドやピンチローラ等の部材がマウス
部内に移動し、一方のテープリール40に余分な磁気テ
ープ30が巻き取られる。
【0083】それから、カセットホルダが上記挿入完了
位置まで戻され、次いで、テープカセット10が取り出
し方向、すなわち、図中矢印C方向に移動される(図2
5参照)。
【0084】テープカセット10が矢印C方向に移動さ
れると、170l、170rに設けたリッド押圧突起1
90、190がフロントリッド60の主部61の上端部
の両側を相対的に矢印C方向と反対の方向に押圧し、こ
れによって、フロントリッド60及びスライダー80
(バックリッド70も一緒)はカセットシェル20の前
端方向に向かって移動せしめられる。
【0085】スライダー80が移動範囲の前端に達する
と(図26参照)、フロントリッド60の厚肉部63、
63の下端部63a、63aがカセットシェル20の上
面から外れるので、フロントリッド60は下方へ回動し
得る状態となり、リッドロック部材130、ロックピン
68を介して加えられる捩じりコイルバネ140の付勢
力によって、フロントリッド60は下方へ回動し、閉蓋
位置に達し、前進してきているバックリッド70と協同
して磁気テープ30を覆う。そして、リッドロック部材
130の係止爪132がスライダー80の摺動突起82
bの上面に係合し、そこからさらにフロントリッド60
が閉蓋方向に回動することにより、ロックピン68がリ
ッドロック部材130の係合凹部132から離間する。
そして、テープカセット10は図示しないカセットホル
ダから取り出される。
【0086】なお、カセットシェル20の後端部に形成
された突部29は、側方へはスライダー80の側面より
外側に位置するように突出しており、テープカセットの
オートチェンジャーを使用する場合に、チェンジャーに
よる掴み部となる。
【0087】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、テープ状記録媒体を巻装
したテープリールを内部に収納したカセットシェルに該
カセットシェルの前面に露出しているテープ状記録媒体
の前面側を覆うフロントリッドをテープ状記録媒体の前
面側を覆う閉蓋位置とテープ状記録媒体の前面側を開放
した開放位置との間を回動し得るように設けたテープカ
セットであって、フロントリッドはテープ状記録媒体の
前面側を覆う主部と該主部の側縁から後方へ突出した側
面部を有し、フロントリッドを上記閉蓋位置にロックす
るリッドロック部材をフロントリッドの側面部の内面に
該側面部の内側で回動するように設けたことを特徴とす
る。
【0088】従って、本発明テープカセットにあって
は、フロントリッドがどのような姿勢になっても、リッ
ドロック部材はフロントリッドの側面部の内側に位置し
ていて、外部に露呈することはない。そのため、外部か
らリッドロック部材に触れることができず、依って、リ
ッドロック部材及びこれに関連する部材がいたずらされ
る惧がない。
【0089】請求項2に記載した発明にあっては、カセ
ットシェルに前後方向に移動自在なスライダーを設け、
該スライダーの前端部に上記フロントリッドを回動自在
に支持したので、フロントリッドを開放位置へ回動した
後、後方へ移動させることができる。
【0090】請求項3に記載した発明にあっては、上記
リッドロック部材は、一端部に形成された係止爪が上記
スライダーに形成された係合部に係合することによって
上記フロントリッドを閉蓋位置にロックし、リッドロッ
ク部材は、他端部が記録再生装置に設けられたロック解
除カムのカム面を相対的に摺動することによって回動し
て上記係止爪がスライダーの係合部から外れるようにし
たので、リッドロック部材とロック解除カムとの相対位
置を厳密に規定しなくても、ロッドロック部材を確実に
ロック解除位置へと回動させることができる。
【0091】請求項4乃至請求項6に記載した発明にあ
っては、リッドロック部材は弾発部材によりフロントリ
ッドを閉蓋位置にロックする方向に弾発付勢されている
ので、フロントリッドの閉蓋位置へのロックが確実に保
持される。
【0092】請求項7乃至請求項9に記載した発明にあ
っては、上記弾発部材の弾発力がリッドロック部材及び
フロントリッドの側面部内面に設けられたリッドロック
部材の支持軸を介してフロントリッドを閉蓋方向に付勢
するようにしたので、フロントリッドを閉蓋位置に付勢
する弾発部材を別個に設ける必要がない。
【0093】請求項10乃至請求項18に記載した発明
にあっては、フロントリッドの側面部の内面にロックピ
ンを形成し、フロントリッドが上記開放位置へ向けて回
動するときに該ロックピンが上記リッドロック部材に当
接して該リッドロック部材をフロントリッドと共に回動
させるようにしたので、リッドロック部材を確実にロッ
クを解除した位置に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明テープカセットの実施の形態を示
すものであり、本図はフロントリッドが閉蓋位置にある
状態を示す斜視図である。
【図2】フロントリッド、バックリッド共に開蓋位置に
ある状態を示す斜視図である。
【図3】下シェルユニットを分解して示す斜視図であ
る。
【図4】上シェルユニットを示す斜視図である。
【図5】スライダーユニットを分解して示す斜視図であ
る。
【図6】上シェルユニットとスライダーユニットとを分
離して示す斜視図である。
【図7】スライダーユニットを組み込んだ上シェルユニ
ットと下シェルユニットとを分離して示す斜視図であ
る。
【図8】テープカセットの右側面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う拡大断面図であり、
(a)は左端部を、(b)は右端部をそれぞれ示すもの
である。
【図10】図8のX−X線に沿う拡大断面図であり、
(a)は左端部を、(b)は右端部をそれぞれ示すもの
である。
【図11】図8のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
り、(a)は左端部を、(b)は右端部をそれぞれ示す
ものである。
【図12】カセットシェルの左側面図である。
【図13】カセットシェルの右側面図である。
【図14】カセットホルダにテープカセットが挿入され
始めた状態を要部を切り欠いて示す概略側面図である。
【図15】カセットホルダにテープカセットが挿入され
始めた状態を示す概略平面図である。
【図16】リッドロック部材によるロックが解除された
状態を要部を切り欠いて示す概略側面図である。
【図17】図16に続く状態を要部を切り欠いて示す概
略側面図である。
【図18】フロントリッドが開放位置に達した状態を要
部を切り欠いて示す概略側面図である。
【図19】スライダーが後退しフロントリッド及びバッ
クリッドが共に開蓋位置に達した状態を要部を切り欠い
て示す概略側面図である。
【図20】図19のXX−XX線に沿う拡大断面図であ
り、(a)は左端部を、(b)は右端部を示すものであ
る。
【図21】フロントリッドの回動に続いて後方への移動
という順序動作を行わせるための構造の変形例を示す概
略図であり、(a)は閉蓋状態を、(b)は後方へ移動
しつつある状態を、それぞれ示すものである。
【図22】テープカセットが記録再生装置の所定の装着
位置に装着された状態を示す概略側面図である。
【図23】テープカセットが記録再生装置の所定の装着
位置に装着された状態を示す概略平面図である。
【図24】テープカセットが記録再生装置の所定の装着
位置に装着された状態における概略水平断面図である。
【図25】スライダーが前端へと移動され始めた状態を
要部を切り欠いて示す概略側面図である。
【図26】スライダーが移動範囲の前端に達した状態を
要部を切り欠いて示す概略側面図である。
【符号の説明】
10…テープカセット、20…カセットシェル、30…
磁気テープ(テープ状記録媒体)、40…テープリー
ル、50…テープリール、60…フロントリッド、61
…主部、62…側面部、67…支持軸、68…ロックピ
ン、80…スライダー、82b…摺動突起(係合部)、
130…リッドロック部材、132…係止爪、140…
捩じりコイルバネ(弾発部材)、210…ロック解除カ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体を巻装したテープリー
    ルを内部に収納したカセットシェルに該カセットシェル
    の前面に露出しているテープ状記録媒体の前面側を覆う
    フロントリッドをテープ状記録媒体の前面側を覆う閉蓋
    位置とテープ状記録媒体の前面側を開放した開放位置と
    の間を回動し得るように設けたテープカセットであっ
    て、 フロントリッドはテープ状記録媒体の前面側を覆う主部
    と該主部の側縁から後方へ突出した側面部を有し、 フロントリッドを上記閉蓋位置にロックするリッドロッ
    ク部材をフロントリッドの側面部の内面に該側面部の内
    側で回動するように設けたことを特徴とするテープカセ
    ット。
  2. 【請求項2】 カセットシェルに前後方向に移動自在な
    スライダーが設けられ、 該スライダーの前端部に上記フロントリッドが回動自在
    に支持されたことを特徴とする請求項1に記載のテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 上記リッドロック部材は、一端部に形成
    された係止爪が上記スライダーに形成された係合部に係
    合することによって上記フロントリッドを閉蓋位置にロ
    ックし、 リッドロック部材は、他端部が記録再生装置に設けられ
    たロック解除カムのカム面を相対的に摺動することによ
    って回動して上記係止爪がスライダーの係合部から外れ
    ることを特徴とする請求項2に記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】 リッドロック部材は弾発部材によりフロ
    ントリッドを閉蓋位置にロックする方向に弾発付勢され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のテープカセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 リッドロック部材は弾発部材によりフロ
    ントリッドを閉蓋位置にロックする方向に弾発付勢され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のテープカセッ
    ト。
  6. 【請求項6】 リッドロック部材は弾発部材によりフロ
    ントリッドを閉蓋位置にロックする方向に弾発付勢され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のテープカセッ
    ト。
  7. 【請求項7】 上記弾発部材の弾発力はリッドロック部
    材及びフロントリッドの側面部内面に設けられたリッド
    ロック部材の支持軸を介してフロントリッドを閉蓋方向
    に付勢していることを特徴とする請求項4に記載のテー
    プカセット。
  8. 【請求項8】 上記弾発部材の弾発力はリッドロック部
    材及びフロントリッドの側面部内面に設けられたリッド
    ロック部材の支持軸を介してフロントリッドを閉蓋方向
    に付勢していることを特徴とする請求項5に記載のテー
    プカセット。
  9. 【請求項9】 上記弾発部材の弾発力はリッドロック部
    材及びフロントリッドの側面部内面に設けられたリッド
    ロック部材の支持軸を介してフロントリッドを閉蓋方向
    に付勢していることを特徴とする請求項6に記載のテー
    プカセット。
  10. 【請求項10】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  11. 【請求項11】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項2に記載のテープカセット。
  12. 【請求項12】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項3に記載のテープカセット。
  13. 【請求項13】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項4に記載のテープカセット。
  14. 【請求項14】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項5に記載のテープカセット。
  15. 【請求項15】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項6に記載のテープカセット。
  16. 【請求項16】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項7に記載のテープカセット。
  17. 【請求項17】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項8に記載のテープカセット。
  18. 【請求項18】 フロントリッドの側面部の内面にロッ
    クピンが形成され、 フロントリッドが上記開放位置へ向けて回動するときに
    該ロックピンが上記リッドロック部材に当接して該リッ
    ドロック部材をフロントリッドと共に回動させることを
    特徴とする請求項9に記載のテープカセット。
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