JP2001344934A - テープカセット及びカセットホルダー - Google Patents

テープカセット及びカセットホルダー

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JP2001344934A
JP2001344934A JP2000168485A JP2000168485A JP2001344934A JP 2001344934 A JP2001344934 A JP 2001344934A JP 2000168485 A JP2000168485 A JP 2000168485A JP 2000168485 A JP2000168485 A JP 2000168485A JP 2001344934 A JP2001344934 A JP 2001344934A
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cassette
tape
cassette holder
lid
holder
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JP2000168485A
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Hiroshi Fujii
寛 藤井
Shuichi Ota
修一 太田
Sunao Kushiro
素直 久代
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープドライブ装置の設計の自由度及び薄型
化に寄与することを課題とする。 【解決手段】 カセットシェル20の前部に前方及び上
下に開放されたマウス部21を有し、磁気テープ(テー
プ状記録媒体)30の一部が上記マウス部の前端を横切
るように位置されると共に、磁気テープ(テープ状記録
媒体)の前側を覆うフロントリッド60を有し、カセッ
トホルダー150に挿入されて該カセットホルダーが移
動することによりテープドライブ装置110への装着が
完了するテープカセット10、テープカセットをカセッ
トホルダーに挿入したときにカセットホルダーに突き当
る突当部22c、22cをテープカセットの前端部上縁
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なテープカセッ
ト及びカセットホルダーに関する。詳しくは、テープカ
セットをカセットホルダーに対して挿入したときの位置
決め用の突当部及び受止部の形成部位を工夫することに
より、テープドライブ装置の設計の自由度及び薄型化に
寄与する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセットをテープドライブ装置に
装着するとき、テープドライブ装置側にカセットホルダ
ーが備えられ、該カセットホルダーにテープカセットを
挿入した後、該カセットホルダーを回動又はスライドさ
せることにより、テープドライブ装置に対するテープカ
セットの装着が完了するものがある。このようなテープ
カセットとしては、例えば、βテープカセット、8mm
テープカセット、DAT、VHSテープカセット、DV
テープカセット等がある。
【0003】このようなテープカセットにあっては、カ
セットホルダーに対する挿入方向の位置決めを行なうた
めに、カセットホルダーには受止部が、テープカセット
には該受止部に当接する突当部が形成されており、これ
らは、カセットホルダーの後端(奥端)の下部又はテー
プカセットの前端縁下部にそれぞれ形成されている。こ
れは、カセットホルダーには、挿入されるテープカセッ
トの前端下部を下側から支える受け板があり、該受け板
の奥端縁に切起状に受止片を設けるのが一般的であった
ためである。
【0004】また、上述したテープカセットのようにフ
ロントリッドを有するものにあっては、フロントリッド
を開蓋させるためにカセットホルダーの後端(奥端)上
部を開口しておく必要があり、そのため、カセットホル
ダーの受止片は必然的に下部に設けるしかなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カセットホ
ルダーの後端(奥端)の下部に、即ち、その受け板の先
端縁に受止部が形成されていると、メインシャーシのこ
れに対応する部位に設けられた各種機構との干渉を防ぐ
ために、これら機構の配置が制約されたり、受け板の板
厚分、テープドライブ装置全体を厚くしなければなら
ず、薄型化を阻害するという問題がある。
【0006】即ち、メインシャーシのカセットホルダー
の後端(奥端)に対応する部分には、例えば、テープ引
出ガイドやピンチローラなどメインシャーシに対して移
動自在に配設されたものがあり、これらは各別の支持板
(板金材)に支持された状態で該支持板がメインシャー
シに対して移動するようになっており、従って、カセッ
トホルダーの受け板を避けた位置でこれら支持板が移動
するように設計しなければならない。また、その移動軌
跡中の近傍にカセットホルダーの受け板がある場合に
は、当該部位においてメインシャーシ、受け板、支持板
の少なくとも3枚の板部材が重なるため、テープドライ
ブ装置全体の厚さが厚くなってしまい、装置の薄型化を
阻害してしまう。
【0007】そこで、テープカセットをカセットホルダ
ーに対して挿入したときの位置決め用の突当部及び受止
部の形成部位を工夫することにより、テープドライブ装
置の設計の自由度及び薄型化に寄与することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明テープカセット
は、上記した課題を解決するために、カセットホルダー
に挿入され、該カセットホルダーが移動することにより
テープドライブ装置への装着が完了するテープカセット
であって、テープカセットをカセットホルダーに挿入し
たときにカセットホルダーに突き当る突当部をテープカ
セットの前端縁のうち下縁を除いた部位に形成したもの
である。
【0009】従って、本発明テープカセットにあって
は、カセットホルダーのテープカセットを支える受け板
をその奥端部(後端部)まで形成する必要はなく、その
分、メインシャーシのテープ引出ガイド、ピンチローラ
等の機構部の配置に関する設計の自由度を大きくするこ
とができ、また、少なくとも受け板の板厚分の薄型化を
図ることができ、テープドライブ装置の薄型化に寄与す
ることができる。
【0010】また、本発明カセットホルダーは、テープ
カセットを保持するとともに、テープカセットをテープ
ドライブ装置の所定の装着位置に装着するためにメイン
シャーシに対して移動自在に設けられたカセットホルダ
ーであって、カセットホルダーの側面板の下側縁から互
いに近づく方向に突設されテープカセットを支える受け
板がカセットホルダーの奥端まで形成されておらず、カ
セットホルダーの側面板又は上面板の奥端側縁にテープ
カセットを受け止める受止部を形成したものである。
【0011】従って、本発明カセットホルダーにあって
は、従来、テープカセットを支える受け板をその奥端部
(後端部)まで形成していたが、これをなくすことがで
き、その分、メインシャーシのテープ引出ガイド、ピン
チローラ等の機構部の配置に関する設計の自由度を大き
くすることができ、また、少なくとも受け板の板厚分の
薄型化を図ることができ、テープドライブ装置の薄型化
に寄与することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明テープカセット及
びカセットホルダーの実施の形態を添付図面を参照して
説明する。
【0013】先ず、本発明テープカセットについて図1
乃至図5によって説明する。
【0014】テープカセット10は、薄い箱状をしたカ
セットシェル20内にテープ状記録媒体である磁気テー
プ30を巻装したテープリール40、50が回転可能に
収納され、カセットシェル20の前面に沿って位置する
磁気テープ30の前面側を覆うフロントリッド60及び
該磁気テープ30の後側を覆うバックリッド70を備
え、そして、上記バックリッド70はカセットシェル2
0に前後方向に移動自在に支持されたスライダー80に
一体に形成され、また、上記フロントリッド60は上記
スライダー80に回動自在に支持されている(図1参
照)。
【0015】カセットシェル20は薄い箱状を為し、プ
ラスチックで形成されていて、カセットシェル20の前
部にはマウス部と称される大きな凹部21が形成されて
いる。該マウス部21は前方並びに上方及び下方に開口
されている(図2、図4参照)。
【0016】また、カセットシェル20のマウス部21
の両脇の部分は角筒を寝かせた如き形状をしたテープ引
出部22、22とされ、該テープ引出部22、22の前
端22a、22aが開口している。そして、磁気テープ
30はテープ引出部22、22の開口22a、22aか
ら外部に引き出され、上記マウス部21の前面を横切る
ように開口22a、22a間に張り渡されている(図2
参照)。
【0017】上記テープ引出部22、22の前端面のう
ち外側に位置する部分22b、22bのほぼ上半部には
前方へ突出したカム部23、23が形成され、また、上
側に位置する部分22c、22cは後述するようにカセ
ットホルダーに挿入されたときのカセットホルダーに対
する挿入方向の位置決めを行なう突当部となっている
(図2、図4参照)。
【0018】かかる突当部22c、22cは、フロント
リッド60がテープ引出部22、22及びマウス部21
を覆うときに、フロントリッド60の内側に位置される
ため、フロントリッド60が閉蓋状態において上記突当
部22c、22cが露出することがないので、突当部2
2c、22cに異物が付着したり、傷つけることがな
く、カセットホルダーに対する精度良い位置決めを常に
行なうことができる。
【0019】即ち、突当部が露出したテープカセットの
場合、突当部に異物が付着したり、落下などにより突当
部が変形してしまうことがあり、このようなテープカセ
ットをカセットホルダーに挿入したとき、挿入方向の位
置決めが精度良く行なうことができず、延いてはテープ
ドライブ装置ヘの装填ができない場合も生じうる。特に
テープカセット及びテープドライブ装置の小型化に伴
い、このような問題が顕在化されている。このような問
題を突当部22c、22cをフロントリッド60で隠す
ことにより解決することができる。
【0020】カセットシェル20の底板にはリール台挿
通孔24、24が形成されており、テープカセット10
がテープドライブ装置に装着されたときにテープドライ
ブ装置に設けられたリール台が該リール台挿通孔24、
24を通ってカセットシェル20内に挿入され、該リー
ル台に設けられた係合軸が上記テープリール40、50
に下面に開口するように形成されたリール台係合孔40
a、50aに係合される(図3参照)。
【0021】カセットシェル20の上面部25には、前
後方向の中央よりやや前方に寄った位置に左右方向に長
い窓26が形成されており、これにより、カセットシェ
ル20内のテープリール40、50に巻装された磁気テ
ープ30の巻装状態が確認できるようになっている(図
1参照)。尚、かかる窓26は透明なプラスチックによ
り形成されているが、別体に形成した透明な窓26をカ
セットシェル20の対応箇所に嵌め込むようにしても良
いし、また、いわゆる2色成形によりカセットシェル2
0と窓26とを一体に形成しても良い(図4参照)。
【0022】上面部25の左右側部及び中央部には凸条
27、27、27が形成されている。凸条は27は、上
記上面部25より僅かに上方に偏倚して形成され、左右
の凸条27、27は上記窓26を避けた位置に、中央部
の凸条27は窓26上にも形成されており(図4参
照)、このような凸条27、27、27の上をスライダ
ー80が摺動するようになっている。
【0023】尚、この実施の形態にあっては3つの凸条
27、27、27を形成したものいついて説明したが、
これに限らず、左右両側の2つの凸条27、27があれ
ば良い。また、凸条27は、断面形状が角張っていて
も、丸みを帯びていても良く、要は、上方へ僅かに出っ
張るように形成されていれば良い。更に、凸条27であ
る必要はなく、少なくとも2つ以上の突部が前後に適宜
離間した箇所に形成したものであっても良い。要は、突
部の上をスライダー80が摺動するとき、スライダー8
0とカセットシェル20の上面部25、特に窓26との
間に適宜な間隙が形成されるようになっていれば良い。
【0024】スライダー80は、比較的硬質で導電性の
高い材料、例えば、ステンレス板で形成されている。ス
ライダー80は左右方向に長い板状をした上面部81と
該上面部81の左右両側縁から下方へ突出した側面部と
が一体に形成されて成る。側面部は、前後方向における
中央よりやや前寄りの部分から後端までの主面部82、
82と、主面部82、82より前側の部分のリッド支持
部83、83とから成る(図5参照)。
【0025】リッド支持部83、83は主面部82、8
2よりやや内側に位置しており、上下幅は主面部82、
82のほぼ半分になっている。そして、リッド支持部8
3、83には下方へ開口したほぼ半円状の軸保持部83
a、83aが形成されている。そして、上面部81の前
端縁からバックリッド70が折り曲げ状に下方へ垂設さ
れている(図5参照)。
【0026】そして、フロントリッド60とバックリッ
ド70とが閉蓋状態(図1の状態)において、上述のよ
うに磁気テープ30が両リッド60、70間に形成され
る空間にいずれにも接触しないで近接された状態になっ
ており、また、バックリッド70は導電性の高いステン
レス板によってスライダー80と一体に形成したので、
バックリッド70は帯電し難く、静電気によって磁気テ
ープ30を吸い付けるしまう虞れがなく、よって、カセ
ットローディング及びテープローディングを行なった際
にいわゆるテープジャミングを起こすことはない。しか
も、後述するように、スライダー80は導電性の高い材
料からなるカセット押えバネにより押えつけられている
ため、磁気テープ30の近傍に位置するバックリッド7
0から効果的に電荷をアース(メインシャーシ)に落と
すことができる。
【0027】フロントリッド60は、ほぼ左右方向に長
い帯状をした前面部61と、該前面部61の左右両端縁
から後方へ突出した側面部62、62とが一体に形成さ
れて成る。前面部61の上端部は上方へ行くに従って後
方へ変位するように緩やかに湾曲している(図5参
照)。
【0028】側面部62、62の内面の前面部61との
接合部に接した部分に厚肉部63、63が形成され、該
厚肉部63、63に側方から見て円弧面を為す規制面6
4、64が形成される。また、側面部62、62の内面
のほぼ中央部で上記規制面64、64に対向した部分に
回動支点軸65、66が突設されている。そして、上記
規制面64、64は回動支点軸65、66を中心とする
円弧面に形成されている(図5参照)。
【0029】左側の側面部62の内面の下端部に下方に
開口した凹部62aが形成されている(図5参照)。
【0030】向かって左側の側面部62の内面の回動支
点軸65から後ろ下方に離間した位置に支持軸67が突
設されている(図5参照)。
【0031】さらにまた、前面部61の向かって両端の
下端寄りの位置には前方と側方に開口した係合凹部61
a、61aが形成され、また、前面部61の下縁の左端
近くに挿通切欠61bが形成されている(図5参照)。
【0032】そして、フロントリッド60の側面部6
2、62の回動支点軸65、66がスライダー80の軸
保持部83a、83aに回転可能に係合され、これによ
って、フロントリッド60はスライダー80の前端部の
リッド支持部83、83に回動可能に支持される(図1
1参照)。
【0033】フロントリッド60の向かって左側の側面
部62の内側にはリッドロック部材90が取着される。
リッドロック部材90は全体に細長く形成され、中央部
に支持孔91が形成されている。そして、該支持孔91
にフロントリッド60の向かって左側の側面部62に形
成された支持軸67が挿通され、これによって該側面部
62の内面側に回動自在に支持される(図11参照)。
【0034】リッドロック部材90が向かって左側から
見て右下がりの姿勢であるとき(図11参照)に、上端
部にほぼ前方へ向かって突出した係止爪92が形成さ
れ、該係止爪92が上記スライダー80の向かって左側
のリッド支持部83に形成された摺動突起83bの上面
に後方から係止し得るようになっている。支持孔91と
下端との間の部分で上記側面部62に対向した面と反対
側の面を切り欠いて形成したバネ掛け面93が形成され
ている。さらに、下端面の前側の部分94は円弧面とな
っている。さらにまた、下端寄りの部分の左側面、すな
わち、フロントリッド60の側面部に対向した面にロッ
クピン95が突設されている。そして、該ロックピン9
5はフロントリッド60の左側の側面部62に形成され
た凹部62a内に位置している(図11参照)。
【0035】捩じりコイルバネ100が設けられること
によって、フロントリッド60及びリッドロック部材9
0がそれぞれ所定の方向に付勢される(図5、図11参
照)。
【0036】捩じりコイルバネ100のコイル部101
はフロントリッド60の左側側面部62に形成された回
動支点軸65に外嵌され、一方の腕片102はスライダ
ー80の左側のリッド支持部83に形成された摺動突起
83bの上面に前側から弾接され、また、他方の腕片1
03はリッドロック部材90のバネ掛け面93に弾接さ
れている(図11参照)。これによって、リッドロック
部材90は左側から見て時計回り方向に付勢され、ま
た、フロントリッド60はリッドロック部材90及び支
持軸67を介して左側から見て時計回り方向、すなわ
ち、前面部61によってマウス部21の前側を閉塞する
閉塞方向に付勢される(図11参照)。
【0037】このように、リッドロック部材90はフロ
ントリッド60が開くのをロックしているが、フロント
リッド60とスライダー80を捩じりコイルバネ100
の力で押さえていることにもなるので、フロントリッド
60及びスライダー80のガタも吸収している。
【0038】テープドライブ装置110は、メインシャ
ーシ120、スライドシャーシ130、移動フレーム1
40及びカセットホルダー150を備える(図6参
照)。
【0039】メインシャーシ120は、回転ヘッドドラ
ム121、テープ引出ガイド122、122及びピンチ
ローラ(図示は省略する。)等磁気テープ30をカセッ
トシェル20から引き出して所定のテープパスを形成し
て走行させるため等の主要な機構を備える部分である。
そして、これらテープ引出ガイド122、122及びピ
ンチローラ等は後述するように図示しない支持板に回転
自在に支持され、また、該支持板がメインシャーシ12
0に対して移動自在に支持されている(図6参照)。
【0040】スライドシャーシ130は、メインシャー
シ120の前側に位置すると共にメインシャーシ120
に対して前後方向に移動可能に支持されている。そし
て、該スライドシャーシ130には上記したテープカセ
ット10が装着されるようになっており、テープリール
40、50と係合して回転させるためのリール台13
1、131等が設けられている(図6参照)。
【0041】尚、テープドライブ装置110に関する前
後方向は、テープカセット10を挿入する側を前側、そ
の奥側を後側とする。従って、テープカセット10を装
着した状態で、テープカセット10とテープドライブ装
置110との前後方向の関係が逆になるので留意された
い。
【0042】移動フレーム140は、ほぼ四角い枠状を
した上面部141の左右両側縁から下方へ側面板14
2、142が突設されており、側面板142、142の
後端部がメインシャーシ120の後端部に回動自在に支
持されており、捩じりコイルバネ143によって上方へ
付勢されている。側面板142、142には前後方向に
延びる案内スリット142a、142aが形成されてい
る(図6参照)。
【0043】カセットホルダー150は、側面板15
1、151の上端のほぼ前半部間が前側上面板152に
よって連結され、また、側面板151、151の後端部
間が後端部上面板153によって連結されている。ま
た、カセットホルダー150は導電性の良い材料(良導
体)、例えば、鋼板で形成されている(図6、図12参
照)。
【0044】そして、前側上面板152の後端縁の中央
部には上方へ突出したリッド押圧片154が形成されて
いる。側面板151、151の下縁からは互いに近づく
ように受け板155、155が突設されていて、これら
受け板155、155はカセットホルダー150の前後
方向のほぼ中心から前方にかけて形成されており、カセ
ットホルダー150の奥端部(後端部)には受け板15
5、155は存在しないようになっている(図12参
照)。
【0045】上記受け板155、155のうち左側の受
け板155の内側縁には切起状に上方に折り曲げられた
ロック解除カム156が形成され、該ロック解除カム1
56は後述するリッドオープナーの配置位置に対応した
部分に設けられている。また、該ロック解除カム156
はテープカセット10が挿入されてくる側端縁、即ち、
前端部上縁は前方へ行くに従い下方に偏倚する傾斜縁1
57となっている(図11参照)。さらに、このロック
解除カム156は板金材料を折り曲げて形成しているた
め、その左右幅(板金材料の板厚)はフロントリッド6
0の前面部61に形成された挿通切欠61bの幅より小
さく形成されている。
【0046】後端部上面板153の後端縁のうち左右両
側部に寄った箇所に、内方及び後方を向いた開放部15
3a、153aが形成され、その開放部153a、15
3aのうちは互いに向き合う内側縁には切起状に下方に
折り曲げられた受止片158、158が垂設されてい
る。かかる受止片158、158は後述するようにテー
プカセット10がカセットホルダー150に挿入された
ときにその挿入方向の位置決めを行う(図12参照)。
【0047】上記前側上面板152の前端部の左右両端
部には後ろ斜め下方に延びるカセット押えバネ159、
159が取着されており、カセットホルダー150に挿
入されたテープカセット10を下方に押圧するようにな
っている。カセット押えバネ159、159はバネ材料
の板金材で形成されおり、かつ、良導体で形成されてい
る(図12参照)。
【0048】かかるカセット押えバネ159、159は
カセットホルダー150に挿入されたテープカセット1
0の上面部25に形成された左右両端部の凸条27、2
7にそれぞれ対応した位置に設けられている(図12参
照)。
【0049】これにより、テープカセット10をカセッ
トホルダー150に挿入したとき、カセット押えバネ1
59、159はスライダー80の上面を相対的に滑って
行くことになり、これらカセット押えバネ159、15
9は上記左右の凸条27、27をスライダー80を介し
て押圧することになるので、スライダー80とカセット
シェル20の上面部25との間の間隔が潰されることは
ない。
【0050】また、上述のように、テープカセット10
のスライダー80は導電性の高いステンレス板で形成さ
れていて、良導体で形成されたカセット押えバネ15
9、159に接触するため、カセット押えバネ159、
159、カセットホルダー150を介して電荷を効果的
にメインシャーシ120に落とすことができ、よって、
テープカセット10が帯電することがなく、カセットロ
ーディング及びテープローディング時において、磁気テ
ープ30がフロントリッド60又はバックリッド70に
張り付いた状態になることがなく、テープジャミングを
防止することに寄与する。
【0051】そして、カセット押えバネ159、159
のテープカセット10との接触部159a、159aは
前後方向(テープカセットの挿入方向)において上記受
け板155、155に対応しており、これにより、テー
プカセット10はカセット押えバネ159、159と受
け板155、155とにより挟持されることになり、カ
セットホルダー150の奥端部(後端部)においてテー
プカセット10を挟持する部材がなくても安定した保持
を実現できる(図16参照)。
【0052】そして、上記したカセットホルダー150
は上記移動フレーム140に前後方向に移動可能に支持
されている。なお、カセットホルダー150を移動フレ
ーム140に支持する部材の一である側面板151、1
51に突設された摺動ピン160、160が移動フレー
ム140の案内スリット142a、142aに摺動自在
に係合されている(図6参照)。
【0053】回動リンク170、170の一端部がカセ
ットホルダー150の側面板151、151のうち移動
フレーム140の側面板142、142の下縁から突出
した部分に回動自在に連結されており、該回動リンク1
70、170の他端部が上記スライドシャーシ130の
前端部に取着された前面板132に回動自在に支持され
ている。
【0054】上記カセットホルダー150にはフロント
リッド60及びバックリッド70を開蓋位置へ移動させ
る手段としてリッドオープナー180、180が設けら
れる。
【0055】リッドオープナー180、180は長い腕
状を為し、その上端部が側面板151、151の内側の
面の上端部に回動自在に支持される。リッドオープナー
180、180の回動端部の内面には係合突起181、
181が突設されている。捩じりコイルバネ190、1
90のコイル部191、191がリッドオープナー18
0、180の回動軸182、182に外嵌され、一方の
腕192、192が側面板151、151の一部を切り
起こし状に内側に突出させて形成したバネ掛け片151
a、151aに上方から弾接し、他方の腕193、19
3がリッドオープナー180、180の前縁のうち回動
支点寄りの位置に弾接され、これによって、リッドオー
プナー180、180は左方から見て(図11参照)時
計回り方向に付勢される。そして、リッドオープナー1
80、180は上端寄りの部分がバネ掛け片151a、
151aに当接することによって回動端が下端に位置す
る垂直な姿勢に保持される。
【0056】次に、上記テープカセット10の使用につ
いて説明する。
【0057】先ず、スライドシャーシ130が引出位置
にある状態で移動フレーム140を上方へ回動させてカ
セットホルダー150を図6に示すイジェクト位置に移
動させ、その状態でテープカセット10をカセットホル
ダー150に前面側、すなわち、フロントリッド60の
側から図11の矢印Aの方向に挿入していくと、ロック
解除カム156がフロントリッド60の前面部61に形
成された挿通切欠61bからフロントリッド60の内側
に相対的に挿入されていく(図11参照)。
【0058】これと同時に、カセット押えバネ159、
159はカセットホルダー150内でテープカセット1
0の前端、即ち、フロントリッド60に相対的に押圧さ
れて上方へ可撓され、カセットシェル20の上面部25
に乗り上げて、これにより、カセット押えバネ159、
159はテープカセット10を下方に押えつけることに
なり、テープカセット10はカセット押えバネ159、
159と受け板155、155との間に挟持される。
【0059】また、カセット押えバネ159、159の
接触部159a、159aはテープカセット10のスラ
イダー80に接触するため、カセットホルダー150、
移動フレーム140、スライドシャーシ130を介して
メインシャーシ120に電荷を逃がすことができ、テー
プカセット10の帯電が防止される。
【0060】そして、リッドオープナー180、180
の係合突起181、181がフロントリッド60の係合
凹部61a、61aに係合し、また、ロック解除カム1
56の傾斜縁157をリッドロック部材90の下端円弧
面94が滑り上がり、これによって、リッドロック部材
90が図13で見て反時計回り方向に回動して、係止爪
92のスライダー80の摺動突起83bへの係合が外れ
る。従って、フロントリッド60の閉蓋位置へのロック
が解除される(図13参照)。
【0061】そこからさらに、テープカセット10がカ
セットホルダー−150内に挿入されると、すなわち、
図中矢印A方向に移動されると、リッドオープナー18
0、180は回動端に設けた係合突起181、181が
矢印A方向に押されるので、図13で見て反時計回り方
向、すなわち、図中矢印B方向に回動され、従って、上
記係合突起181、181が上方へと移動し、該係合突
起181、181と係合凹部61a、61aが係合して
いるフロントリッド60が反時計回り方向、すなわち、
図中矢印B方向へと回動していく(図14参照)。
【0062】なお、スライダー80は、フロントリッド
60を介してリッドオープナー180、180の係合突
起181、181によってカセットシェル20に対して
相対的に後方へ移動する力を受けるが、フロントリッド
60の規制面64、64がカセットシェル20のカム部
23、23と当接していることによって、カセットシェ
ル20に対して後方へ移動することができず、フロント
リッド60のみが上方へ回動していく(図13、図14
参照)。
【0063】また、この図13及び図14に示す状態に
おいては、リッドロック部材90のロックピン95はフ
ロントリッド60の左側の側面部62に形成された凹部
62aの後側の内側面に当接しており、この状態からフ
ロントリッド60がさらに矢印B方向に回動するのに伴
って、ロックピン95が凹部62aの後側内側面によっ
て矢印B方向に引っ張られ、これによって、リッドロッ
ク部材90も矢印B方向に回動していくことになる。
【0064】そして、フロントリッド60が最初の状態
(図11に示す閉蓋状態)から矢印B方向へほぼ90度
回動すると、フロントリッド60の規制面64、64と
カセットシェル20のカム部23、23との係合が外れ
(図15参照)、スライダー80がカセットシェル20
に対して後方へ移動できる状態となる。また、この図1
5に示した状態で、カセットホルダー150の前側上面
板152に形成したリッド押圧片154はフロントリッ
ド60の前面部61の上端に後方から近接した状態とな
る。
【0065】図15の状態からさらにテープカセット1
0をカセットホルダー150の奥へ、すなわち、矢印A
方向へ移動させると、フロントリッド60は係合凹部6
1a、61aにリッドオープナー180、180の係合
突起181、181が係合していることにより、フロン
トリッド60及び該フロントリッド60が支持されてい
るスライダー80は矢印A方向には移動することができ
ず、その場所に置いて行かれる形になるので、スライダ
ー80がフロントリッド60と共にカセットシェル20
に対して相対的に後方へ移動することになる(図16参
照)。もちろん、バックリッド70もカセットシェル2
0に対して相対的に後方へ移動する。
【0066】スライダー80の後方への移動(摺動)は
上記カセットシェル20の上面部25に形成した凸条2
7、27、27の上を摺動して行くことになり、スライ
ダー80の下面と上面部25に設けられた窓26との間
には適宜な間隙があるため、擦れることはなく、よっ
て、窓26がスライダー80の前後方向への移動により
擦れて傷付くようなことはない。
【0067】しかも、カセット押えバネ159、159
の接触部159a、159aは、カセットシェル20の
左右の凸条27、27に対応する部分を押圧するので、
スライダー80が撓むことがないため、スライダー80
のカセットシェル20に対するスライドを安定させるこ
とができる。
【0068】そして、テープカセット10のカセットホ
ルダー150に対する挿入が完了する(図16参照)。
【0069】このとき、フロントリッド60が開蓋状態
になって前部において露出されたカセットシェル20の
突当部22c、22cがカセットホルダー150の受止
片158、158に突き当たることにより、テープカセ
ット10のカセットホルダー150に対する挿入が完了
するとともに挿入方向における位置決めが為される(図
16参照)。
【0070】なお、フロントリッド60はカセットシェ
ル20の上面に弾接するため、捩じりコイルバネ190
の弾発力がカセットシェル20をカセットホルダー15
0から浮き上がらせるように作用することはない。すな
わち、捩じりコイルバネ190の弾発力はフロントリッ
ド60をカセットシェル20の上面に弾接させるように
作用するだけであるからである(図16参照)。
【0071】テープカセット10がカセットホルダー1
50に挿入完了位置まで挿入されると、移動フレーム1
40が下方へ回動し、これに伴ってカセットホルダー1
50も下降していき、カセットホルダー150が下降範
囲の最下端まで下降すると(図9参照)、スライドシャ
ーシ130に設けられたリール台131、131がリー
ル台挿通孔24、24からカセットシェル20内に挿入
され、リール台131、131のリール係合軸131
a、131aがテープリール40、50のリール台係合
孔40a、50aと係合する。また、メインシャーシ1
20に設けられたテープ引出ガイド122、122、図
示しないピンチローラ等がマウス部21内に位置され
る。
【0072】また、メインシャーシ120に設けられた
これらテープ引出ガイド122、122及びピンチロー
ラなどは図示しない支持板に各別に支持されており、こ
れら支持板がメインシャーシ120に対して移動自在に
されているが、上述のように、カセットホルダー150
の受け板155、155はその奥端部(後端部)まで形
成されていないため、これら機構部の配置に関する設計
の自由度を大きくすることができるとともに、当該部位
において受け板155、155がない分、メインシャー
シ120と支持板との少なくとも2枚の板部材が重なる
だけでであり、テープドライブ装置110全体の厚さが
厚くなってしまうこともない。
【0073】次いで、スライドシャーシ130がメイン
シャーシ120に対して奥へ移動して行き、所定の引込
み位置に到達する(図10参照)。
【0074】そして、スライドシャーシ130が引込み
位置に到達すると、テープ引出ガイド122、122や
ピンチローラ等が所定の位置へと移動して磁気テープ3
0をカセットシェル20から引き出して、磁気テープ3
0を回転ヘッドドラム121に所定の巻き付け角で巻き
付けると共に所定のテープパスを形成する。
【0075】磁気テープ30に対する記録又は再生が終
了すると、テープ引出ガイド122、122やピンチロ
ーラ等の部材がマウス部21内に移動し、一方のテープ
リール40に余分な磁気テープ30が巻き取られる。
【0076】それから、スライドシャーシ130が上記
引出位置まで戻され、次いで移動フレーム140が上方
へ回動してカセットホルダー150がイジェクト位置に
位置される(図7参照)。
【0077】そこで、テープカセット10のカセットホ
ルダー150の前端から突出している部分を把持してカ
セットホルダー150から引き出すようにすると、テー
プカセット10が取り出し方向、すなわち、図中矢印C
方向に移動される(図17参照)。
【0078】テープカセット10が矢印C方向に移動さ
れると、カセットホルダー150の前側上面板152の
中央部に設けられたリッド押圧片154がフロントリッ
ド60の前面部61の上端部の中央部を相対的に矢印C
方向と反対の方向に押圧し、これによって、フロントリ
ッド60及びスライダー80(バックリッド70も一
緒)はカセットシェル20の前端方向に向かって移動せ
しめられる。この時、フロントリッド60は前面部61
の上端部の中央部が押圧されるので、左右にバランス良
く移動力が加えられることになる。
【0079】スライダー80が移動範囲の前端に達する
と(図18参照)、フロントリッド60の厚肉部63、
63の下端部がカセットシェル20の上面から外れるの
で、フロントリッド60は下方へ回動し得る状態とな
り、リッドロック部材90を介して加えられる捩じりコ
イルバネ100の付勢力によって、フロントリッド60
は下方へ回動し、閉蓋位置に達し、前進してきているバ
ックリッド70と協同して磁気テープ30を覆う。そし
て、リッドロック部材90の係止爪92がスライダー8
0の摺動突起83bの上面に係合する。そして、テープ
カセット10はカセットホルダー150から取り出され
る。
【0080】なお、上記実施の形態において、そのテー
プカセット10がフロントリッド60を有するものにつ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、フロントリッ
ドを有しないテープカセット及びこれが使用されるテー
プドライブ装置110のカセットホルダー150にも適
用することができる。
【0081】また、上記実施の形態において、カセット
シェル20のテープ引出部22、22の開口縁のうち上
側縁を突当部22c、22cとして、カセットホルダー
150の受止片158、158に突き当てるようにした
が、本発明はこれに限らず、例えば、テープ引出部2
2、22の開口縁のうち外側縁22b、22bを突当部
としても良い。要は、テープ引出部22、22の開口縁
のうち下側縁を除いた部位であれば良い。
【0082】この他、上記した実施の形態において示し
た各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際
して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ようなことがあってはならないものである。
【0083】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、カセットホルダーに挿入
され、該カセットホルダーが移動することによりテープ
カセットのテープドライブ装置への装着が完了するテー
プカセットであって、テープカセットをカセットホルダ
ーに挿入したときにカセットホルダーに突き当る突当部
をテープカセットの前端縁のうち下縁を除いた部位に形
成したことを特徴とする。
【0084】従って、本発明テープカセットにあって
は、カセットホルダーのテープカセットを支える受け板
をその奥端部(後端部)まで形成する必要はなく、その
分、メインシャーシのテープ引出ガイド、ピンチローラ
等の機構部の配置に関する設計の自由度を大きくするこ
とができ、また、少なくとも受け板の板厚分の薄型化を
図ることができ、テープドライブ装置の薄型化に寄与す
ることができる。
【0085】請求項2に記載のテープカセットにあって
は、上記突当部を閉蓋状態においてフロントリッドで隠
すようにしたので、当該テープカセットをテープドライ
ブ装置に装着していない状態では、上記突当部が露出さ
れることはなく、よって、突当部に異物が付着したり、
傷つけられることがないため、カセットホルダーに対す
る精度良い位置決めを常に行なうことができる。また、
見栄えも良好にすることができる。
【0086】また、本発明カセットホルダーにあって
は、カセットホルダーの側面板の下側縁から互いに近づ
く方向に突設されテープカセットを支える受け板がカセ
ットホルダーの奥端まで形成されておらず、カセットホ
ルダーの側面板又は上面板の奥端側縁にテープカセット
を受け止める受止部を形成したことを特徴とする。
【0087】従って、本発明カセットホルダーにあって
は、テープカセットを支える受け板をその奥端部(後端
部)まで形成していないので、その分、メインシャーシ
のテープ引出ガイド、ピンチローラ等の機構部の配置に
関する設計の自由度を大きくすることができ、また、少
なくとも受け板の板厚分の薄型化を図ることができ、テ
ープドライブ装置の薄型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明カセットホルダーを
備えたテープドライブ装置において使用するテープカセ
ットの例を示すものであり、本図はリッドが閉蓋位置に
ある状態を示す斜視図である。
【図2】リッドが開蓋位置にある状態を示す斜視図であ
る。
【図3】リッドが開蓋位置にある状態を下面側から見た
斜視図である。
【図4】カセットシェルの上側部分を示す斜視図であ
る。
【図5】スライダーユニットを分解して示す斜視図であ
る。
【図6】図7乃至図10と共に本発明に係るカセットホ
ルダーを備えたテープドライブ装置を示すものであり、
本図はカセットホルダーがイジェクト位置にある状態を
示す概略斜視図である。
【図7】イジェクト位置にあるカセットホルダーにテー
プカセットが挿入された状態を示す概略斜視図である。
【図8】図7の状態を一部を切り欠いて示す概略斜視図
である。
【図9】カセットホルダーが下降し、スライドシャーシ
が引出位置にある状態を示す概略斜視図である。
【図10】スライドシャーシが記録再生位置まで引き込
まれた状態を示す概略斜視図である。
【図11】図12乃至図18と共にテープカセットがテ
ープドライブ装置に挿脱される状態を示すものであり、
本図はカセットホルダーにテープカセットが挿入され始
めた状態を要部を切り欠いて示す概略左側面図である。
【図12】カセットホルダーにテープカセットが挿入さ
れる前の状態を示す概略平面図である。
【図13】リッドロック部材によるロックが解除された
状態を要部を切り欠いて示す概略左側面図である。
【図14】図13に続く状態を要部を切り欠いて示す概
略左側面図である。
【図15】フロントリッドが開蓋位置に達した状態を要
部を切り欠いて示す概略左側面図である。
【図16】突当部が受止部に突き当たって状態でスライ
ダーが後退してフロントリッド及びバックリッドが共に
開蓋位置に達した状態を要部を切り欠いて示す概略左側
面図である。
【図17】テープカセットがカセットホルダーから引き
出され始めた状態を要部を切り欠いて示す概略左側面図
である。
【図18】スライダーが移動範囲の前端に達した状態を
要部を切り欠いて示す概略側面図である。
【符号の説明】
10…テープカセット、20…カセットシェル、21…
マウス部、22c…突当部、30…磁気テープ(テープ
状記録媒体)、60…フロントリッド、110…テープ
ドライブ装置、120…メインシャーシ、150…カセ
ットホルダー、151…側面板、153…後端部上面
板、155…受け板、158…受止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久代 素直 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D094 AA02 AB06 BA15 BD13 EB06 EC09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットホルダーに挿入され、該カセッ
    トホルダーが移動することによりテープドライブ装置へ
    の装着が完了するテープカセットであって、 テープカセットをカセットホルダーに挿入したときにカ
    セットホルダーに突き当る突当部がテープカセットの前
    端縁のうち下縁を除いた部位に形成されたことを特徴と
    するテープカセット。
  2. 【請求項2】 カセットシェルの前部に前方及び上下に
    開放されたマウス部を有し、上記テープ状記録媒体の一
    部が上記マウス部の前端を横切るように位置されると共
    に、テープ状記録媒体の前側を覆うフロントリッドを有
    するテープカセットであって、 該フロントリッドの閉蓋状態において、上記突当部がフ
    ロントリッドに隠されていることを特徴とする請求項1
    に記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 テープカセットを保持するとともに、テ
    ープカセットをテープドライブ装置の所定の装着位置に
    装着するためにメインシャーシに対して移動自在に設け
    られたカセットホルダーであって、 カセットホルダーの側面板の下側縁から互いに近づく方
    向に突設されテープカセットを支える受け板がカセット
    ホルダーの奥端まで形成されておらず、 カセットホルダーの側面板又は上面板の奥端側縁にテー
    プカセットを受け止める受止部が形成されたことを特徴
    とするカセットホルダー。
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