JP2000339531A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2000339531A JP15134099A JP15134099A JP2000339531A JP 2000339531 A JP2000339531 A JP 2000339531A JP 15134099 A JP15134099 A JP 15134099A JP 15134099 A JP15134099 A JP 15134099A JP 2000339531 A JP2000339531 A JP 2000339531A
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却または加温の領域切替を的確に行うこと
ができ、しかも、切り替えられた領域を効率良く冷却ま
たは加温することができる自動販売機を提供する。 【解決手段】 サーペンタインラック7の高さ方向に沿
って配置されたエアダクトADに高さが異なる3つの吹
出口9a〜9cを形成し、各吹出口9a〜9cそれぞれ
にファンモータF1〜F3を取り付けてあるので、3つ
のファンモータF1〜F3を選択的に作動させることに
より、作動ファンモータよりも低い空間を冷却領域また
は加温領域とすることができる。また、蒸発器11によ
って冷却された空気またはヒータ12によって加温され
た空気を作動ファンモータからサーペンタインラック7
に向けて直接的に吹き出せるので、エアダクトADから
サーペンタインラック7へのエア吹き出しをスムースに
且つロスなく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶飲料や瓶飲料等
の商品を冷却または加温して販売する自動販売機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機は、缶飲料や瓶飲料
等の商品を収納するサーペンタインラックと、蒸発器等
の冷却用熱源とヒータ等の加温用熱源の少なくとも一方
と、空気循環用のファンモータを備えており、商品冷却
は冷却用熱源で冷却された空気をファンモータにより循
環させることによって実施され、一方、商品加温は加温
用熱源で加温された空気をファンモータにより循環させ
ることにより実施されている。
【0003】ところで、単位時間当たりの販売数が多い
状況下では、収納商品全てを即時販売可能な状態に冷却
または加温しておくことが望ましいが、単位時間当たり
の販売数が少ない状況下でこのような冷却または加温の
方法を採用すると、販売されることのない商品までもが
冷却または加温されてしまうため、消費電力が嵩んでラ
ンニングコストが高くなってしまう。
【0004】前記の問題を解消するため、最近では、冷
却領域または加温領域を切り替えるためのダンパ機構を
備えた自動販売機が提案されている。このダンパ機構
は、ファンモータから上方に延びるエアダクトの側面孔
及びダクト内通路を開閉するためのダンパ板と、このダ
ンパ板を開閉駆動するためのソレノイド等の駆動源とか
ら構成されている。エアダクトの側面孔をダンパ板によ
って閉じた状態では、ファンモータからの空気をエアダ
クトの上端開口から収納商品の上部に送り込むことがで
き、また、エアダクトの側面孔を開放すると同時にダク
ト内通路をダンパ板によって閉じた状態では、ファンモ
ータからの空気をダンパ板及び側面孔を通じて収納商品
の下部に送り込むことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の自動販
売機では、ファンモータがエアダクトのエア吹出口から
離れていて、しかも、ダンパ機構を構成するダクト板及
び駆動源がエアダクト内に配置されていることから、収
納商品側に吹き出される風量のコントロールが難しく、
冷却または加温の領域を所期通りに適正に切り替えるこ
とが難しい。また、ダンパ機構のダンパ板はエアダクト
の孔及びダクト内通路を気密に開閉するものではないた
め、ファンモータからの空気をエアダクトの上端開口ま
たはエアダクトの側面孔から収納商品側に吹き出すとき
に、空気の一部が他方に流れ込んで冷却または加温の効
率が低下する不具合がある。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、冷却または加温の領域切
替を的確に行うことができ、しかも、切り替えられた領
域を効率良く冷却または加温することができる自動販売
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る自動販売機は、上部に入口を有し下部
に出口を有する商品収納ラックと、冷却用熱源と加温用
熱源の少なくとも一方を備えた自動販売機において、前
記熱源に通じるように前記商品収納ラックの高さ方向に
沿って配置されたエアダクトと、前記商品収納ラックと
向き合うように前記エアダクトに形成された高さが異な
る複数の吹出口と、前記複数の吹出口それぞれに設けら
れた空気循環用のファンモータとを備えることをその主
たる特徴とする。
【0008】この自動販売機では、複数の吹出口それぞ
れに設けられたファンモータを選択的に作動させること
により、作動ファンモータよりも低い空間を冷却領域ま
たは加温領域とすることができ、これにより、冷却また
は加温の領域を的確に切り替えることができる。また、
熱源によって冷却または加温された空気を作動中のファ
ンモータから商品収納ラックに向けて直接的に吹き出せ
るので、エアダクトから商品収納ラックへのエア吹き出
しをスムースに且つロスなく行って、切り替えられた領
域を効率良く冷却または加温することができる。
【0009】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の一実施形態
に係るもので、図1は自動販売機の側面側の縦断面図、
図2は領域切替に係る制御系ブロック図、図3(A)は
統計データの作成方法を示すフローチャート、図3
(B)は冷却または加温の運転方法を示すフローチャー
ト、図4(A)は平日における時刻と販売数との関係を
示すグラフ、図4(B)は休日における時刻と販売数と
の関係を示すグラフである。
【0011】まず、図1を参照して自動販売機の構成に
ついて説明する。
【0012】この自動販売機は、前面を開口した箱型の
本体1と、本体1の前面開口を開閉自在に覆う外扉2を
備えている。この外扉2には商品取出口3の他、図示省
略のサンプル展示室や商品選択ボタンや金銭投入口等が
設けられている。本体1内には、前面を開口した断熱性
の内箱4と、内箱4の前面開口を開閉自在に覆う断熱性
の内扉5が設けられている。この内扉5の下部には、商
品取出口3に通じる孔5aが形成され、この孔5aには
フラップドア6が設けられている。
【0013】また、内箱4内には、前後3連のサーペン
タインラック7が配置されており、各サーペンタインラ
ック7内には缶飲料や瓶飲料等の商品Gが収納されてい
る。このサーペンタインラック7は上部に商品投入用の
入口を有し下部に商品排出用の出口を有しており、この
出口には、販売指令に基づいて収納商品Gを1個ずつ落
下搬出するための商品搬出機8が設けられている。
【0014】さらに、内箱4内には、その後部に縦長の
エアダクトADを構成するダクト板9が配置されてい
る。このダクト板9には、下方から上方に向けて3つの
吹出口9a〜9cが形成されており、各吹出口9a〜9
cにはファンモータF1〜F3がそれぞれ取り付けられ
ている。最下位の吹出口9aはサーペンタインラック7
の下部に向き合っており、高さ方向中央の吹出口9bは
サーペンタインラック7の中央部に向き合っており、最
上位の吹出口9cはサーペンタインラック7の上部に向
き合っている。ちなみに、各ファンモータF1〜F3の
点検及び修理は、外扉2及び内扉5を開放してから、サ
ーペンタインラック7を外部に引き出すことにより簡単
に行うことができる。
【0015】さらにまた、内箱4内の下部には、サーペ
ンタインラック7から落下搬出された商品Gをフラップ
ドア6に案内するシュート板10が配置されている。こ
のシュート板10には通気用の多数の細孔(符号なし)
が形成されており、この下側の空間には、冷却源となる
蒸発器11と加温源とするヒータ12と庫内温度検出用
の温度センサ13が配置されている。この温度センサ1
3は周知のサーモスタットやサーミスタ等から成る。
【0016】さらにまた、内箱4の下側空間は機械室と
なっており、この機械室内には凝縮器14と凝縮器用フ
ァンモータ15と圧縮機16が配置されている。この凝
縮器14と圧縮機16と前記蒸発器11は図示省略の膨
張手段と共に冷凍機を構成する。
【0017】次に、図2を参照して領域切替に係る制御
系の構成について説明する。
【0018】図中の符号21は庫内温度制御と領域切替
制御を行うマイクロコンピュータ構成の第1制御部、2
2は第1制御部21からの制御信号に基づいてヒータ1
2のオンオフ制御を行う第1駆動部、23は第1制御部
21からの制御信号に基づいて圧縮機16のオンオフ制
御を行う第2駆動部、24は第1制御部21からの制御
信号に基づいて3つの送風機F1〜F3を選択的に作動
させる第3駆動部である。第1制御部21による送風機
のF1〜F3の選択的な作動方法については後に詳述す
る。符号13は前記の温度センサで、運転モードが冷却
の場合、第1制御部21は温度センサ13で検出される
温度が設定冷却温度に維持されるように圧縮機16をオ
ンオフ制御する。また、運転モードが加温の場合、第1
制御部21は温度センサ13で検出される温度が設定加
温温度に維持されるようにヒータ12をオンオフ制御す
る。
【0019】また、図中の符号25は販売データに基づ
いて統計データを作成するマイクロコンピュータ構成の
第2制御部、26は1商品の販売に係る販売指令を第2
制御部25に送出する販売指令送出部、27は現在の日
付と曜日と時刻に関するデータを出力可能なタイマ回路
である。第2制御部25による統計データの作成方法に
ついて後に詳述する。
【0020】以下に、前述の自動販売機の動作について
説明する。尚、金銭を投入して商品選択ボタンを押して
所望の商品Gを商品取出口3に搬出する動作、即ち、商
品販売に係る一連の動作については従来のものと同じで
あるためここではその説明を省略する。
【0021】前述の自動販売機では、図3(B)に示す
ように、統計データ作成のための調査期間が終了するま
では、第1制御部21によって初期設定運転が実行され
る(ステップSP1,SP2)。この初期設定運転は、
冷却の場合も加温の場合も共通で、3つのファンモータ
F1〜F3のうち最下位のファンモータF1のみを作動
させることによって収納商品Gの冷却または加温が行わ
れる。
【0022】つまり、運転モードが冷却のときには、蒸
発器11で冷却された空気がエアダクトADから吹出口
9aを通じてサーペンタインラック7の下部に向けて吹
き出され、これにより、ファンモータF1よりも低い空
間が冷却領域となって、販売間近の収納商品Gのみが所
定温度に冷却される。一方、運転モードが加温のときに
は、ヒータ12で加温された空気がエアダクトADから
吹出口9aを通じてサーペンタインラック7の下部に向
けて吹き出され、これにより、ファンモータF1よりも
低い空間が加温領域となって、販売間近の収納商品Gの
みが所定温度に加温される。
【0023】図3(B)のステップSP1に示した調査
期間は少なくとも1週間で、図3(A)に示すように、
この調査期間では設置環境における実際の販売データが
入手され、調査期間終了後にはこの販売データから商品
販売の統計データが作成される。
【0024】この調査期間にあっては、販売指令送出部
26から1商品の販売に係る販売指令が第2制御部25
に送出されると、第2制御部25はタイマ回路27から
商品販売の日付と曜日と時刻に関するデータ(販売デー
タ)を取り込んで記憶する。この販売データの取り込み
は、商品が販売される度に実施され、調査期間が終了す
るまで継続される(ステップST1〜ST3)。
【0025】調査期間が終了すると、第2制御部25は
商品販売毎に記憶した販売データから統計データを作成
し、作成後はこれを記憶する(ステップST4,ST
5)。ここで作成される統計データは曜日毎の時刻と販
売数との関係を示すデータから成り、図4(A)と図4
(B)にはその統計データをグラフ化したものを例示し
てある。
【0026】図4(A)と図4(B)は自動販売機を学
校の校内または近くに設置した場合の統計データを表す
ものであって、図4(A)は平日の時刻と販売数との関
係を示し、図4(B)は休日の時刻と販売数との関係を
示す。各グラフの縦軸は1時間当たりの販売数を示すも
ので、例えば、8時台の販売数を横軸の8上にプロット
してある。
【0027】図4(A)から分かるように、平日にあっ
ては登校時間と昼食時間と下校時間と部活終了時間に相
当する時間帯に販売数が増加し、授業時間に相当する時
間帯ではこれよりも販売数が少なく、夜間から早朝にか
けては販売数はかなり減少する。一方、図4(B)から
分かるように、休日にあっては時刻による販売数のばら
つきは平日ほどみられず、販売数も全体として少ない。
【0028】例えば、1時間当たりの販売数が35以上
のときを販売数大、15〜34のときを販売数中、14
以下を販売数少として区分けすると、平日では7時台と
8時台と12時台と16時台と17時台と18時台は販
売数大に該当し、9時〜11時台と13時〜15時台が
販売数中に該当し、19時〜6時台は販売数少に該当す
る。一方、休日では1時〜24時台全てが販売数少に該
当する。
【0029】ちなみに、図4(A)に示した平日の統計
データは曜日単位で作成しても構わないし、図4(B)
に示した休日の統計データに祝日や夏休み等の季節休暇
を考慮したものであってもよい。勿論、自動販売機を他
の地域、例えば、オフィスビル内またはその近くや、観
光地や、一般道路等に設置する場合には、当然ながら図
4(A)と図4(B)とは異なる統計データが作成され
ることは言うまでもない。
【0030】図3(B)のステップSP1に示した調査
期間が終了した後は、第1制御部21に前記の統計デー
タが読み込まれ、この統計データに基づいて統計利用運
転が実行される(ステップSP3,SP4)。この統計
利用運転は、冷却の場合も加温の場合も共通で、3つの
ファンモータF1〜F3を選択的に作動させることによ
って収納商品Gの冷却または加温が行われる。
【0031】つまり、運転モードが冷却で、運転日時が
平日の販売数大の時間帯であるときには、最上位のファ
ンモータF3が選択的に作動され、蒸発器11で冷却さ
れた空気がエアダクトADから吹出口9cを通じてサー
ペンタインラック7の上部に向けて吹き出され、これに
より、ファンモータF3よりも低い空間が冷却領域とな
って、収納商品G全てが所定の温度に冷却される。一
方、運転モードが加温で、運転日時が平日の販売数大の
時間帯であるときも、最上位のファンモータF3が選択
的に作動され、ヒータ12で加温された空気がエアダク
トADから吹出口9cを通じてサーペンタインラック7
の上部に向けて吹き出され、これにより、ファンモータ
F3よりも低い空間が加温領域となって、収納商品G全
てが所定の温度に加温される。
【0032】また、運転モードが冷却で、運転日時が平
日の販売数中の時間帯であるときには、高さ方向中央の
ファンモータF2が選択的に作動され、蒸発器11で冷
却された空気がエアダクトADから吹出口9bを通じて
サーペンタインラック7の中央部に向けて吹き出され、
これにより、ファンモータF2よりも低い空間が冷却領
域となって、収納商品Gの下から半分程度が所定の温度
に冷却される。一方、運転モードが加温で、運転日時が
平日の販売数中の時間帯であるときも、高さ方向中央の
ファンモータF2が選択的に作動され、ヒータ12で加
温された空気がエアダクトADから吹出口9cを通じて
サーペンタインラック7の中央部に向けて吹き出され、
これにより、ファンモータF2よりも低い空間が加温領
域となって、収納商品Gの下から半分程度が所定の温度
に加温される。
【0033】さらに、運転モードが冷却で、運転日時が
平日の販売数少の時間帯であるとき及び運転日時が休日
であるときには、最下位のファンモータF1が選択的に
作動され、蒸発器11で冷却された空気がエアダクトA
Dから吹出口9aを通じてサーペンタインラック7の下
部に向けて吹き出され、これにより、ファンモータF1
よりも低い空間が冷却領域となって、販売間近の収納商
品Gのみが所定温度に冷却される。一方、運転モードが
加温で、運転日時が平日の販売数少の時間帯であるとき
及び運転日時が休日であるときも、最下位のファンモー
タF1が選択的に作動され、ヒータ12で加温された空
気がエアダクトADから吹出口9aを通じてサーペンタ
インラック7の下部に向けて吹き出され、これにより、
ファンモータF1よりも低い空間が加温領域となって、
販売間近の収納商品Gのみが所定温度に加温される。
【0034】このように、前述の自動販売機によれば、
サーペンタインラック7の高さ方向に沿って配置された
エアダクトADにサーペンタインラック7と向き合うよ
うに高さが異なる3つの吹出口9a〜9cを形成し、各
吹出口9a〜9cそれぞれにファンモータF1〜F3を
取り付けてあるので、3つのファンモータF1〜F3を
選択的に作動させることにより、作動ファンモータより
も低い空間を冷却領域または加温領域とすることがで
き、これにより、冷却または加温の領域を的確に切り替
えることができる。
【0035】また、蒸発器11によって冷却された空気
またはヒータ12によって加温された空気を作動ファン
モータからサーペンタインラック7に向けて直接的に吹
き出せるので、エアダクトADからサーペンタインラッ
ク7へのエア吹き出しをスムースに且つロスなく行っ
て、切り替えられた領域を効率良く冷却または加温する
ことができる。
【0036】さらに、自動販売機が設置された環境にお
ける実際の販売データからその統計を取り、この統計デ
ータに基づいて3つのファンモータF1を選択的に作
動、即ち、販売数が多い時間帯には最上位のファンモー
タF3を作動させ、販売数が少ない時間帯には最下位の
ファンモータF1を作動させ、販売数が両者の中間程度
の時間帯には高さ方向中央のファンモータF2を作動さ
せるようにしているので、販売状況に合わせて最適な冷
却または加温の領域を選定することができ、これによ
り、冷却用熱源及び加熱用熱源の稼働率を必要最低限に
抑えて、消費電力及びランニングコストの低減に大きく
貢献できる。
【0037】さらにまた、自動販売機が設置された環境
における実際の販売データに基づいて前記の統計データ
を作成するようにしたので、前記の領域切り替えを販売
状況に合わせてより適切に行うことができる。
【0038】尚、前述の実施形態では、販売開始当初に
統計データ作成のための調査期間を設定し、この統計デ
ータをそれ以後の販売時における冷却または加温の領域
切替に利用したものを例示したが、統計データ作成のた
めの調査期間を定期的に、例えば1ヶ月毎や3ヶ月毎に
設けて統計データの更新を行い、この更新された統計デ
ータをそれ以後の販売時における冷却または加温の領域
切替に利用してもよく、このようにすれば前記の領域切
替をより適切なものとすることができる。
【0039】また、前述の実施形態では、エアダクトに
3つの吹出口を設けて各吹出口にファンモータを取り付
けたものを例示したが、吹出口の数は2或いは4以上で
あってもよく、吹出口(ファンモータ)の数を増やせば
冷却または加温の領域切替をより細分化して、販売状況
により一層適合した領域切替を実施することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数のファンモータを選択的に作動させることにより、
作動ファンモータよりも低い空間を冷却領域または加温
領域とすることでき、これにより、冷却または加温の領
域を的確に切り替えることができる。また、冷却用熱源
によって冷却された空気または加温用熱源によって加温
された空気を作動中のファンモータから商品収納ラック
に向けて直接的に吹き出せるので、エアダクトから商品
収納ラックへのエア吹き出しをスムースに且つロスなく
行って、切り替えられた領域を効率良く冷却または加温
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の側面側
の縦断面図
【図2】図1に示した自動販売機の領域切替に係る制御
系ブロック図
【図3】統計データの作成方法を示すフローチャート
と、冷却または加温の運転方法を示すフローチャート
【図4】平日における時刻と販売数との関係を示すグラ
フと、休日における時刻と販売数との関係を示すグラフ
【符号の説明】
7…サーペンタインラック、AD…エアダクト、9a〜
9c…吹出口、F1〜F3…ファンモータ、21…第1
制御部、24…第3駆動部、25…第2制御部、27…
タイマ回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に入口を有し下部に出口を有する商
    品収納ラックと、冷却用熱源と加温用熱源の少なくとも
    一方を備えた自動販売機において、 前記熱源に通じるように前記商品収納ラックの高さ方向
    に沿って配置されたエアダクトと、 前記商品収納ラックと向き合うように前記エアダクトに
    形成された高さが異なる複数の吹出口と、 前記複数の吹出口それぞれに設けられた空気循環用のフ
    ァンモータとを備える、 ことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 設置環境に応じた商品販売の統計データ
    に基づき、販売数が多い時間帯には高い位置のファンモ
    ータを作動させ、且つ、販売数が少ない時間帯には低い
    位置のファンモータを作動させるように、前記複数のフ
    ァンモータを選択的に作動させる領域切替手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 実際の販売データから商品販売の統計デ
    ータを作成する統計データ作成手段を備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記販売データは商品販売の時刻と曜日
    を含み、前記統計データは曜日毎の時刻と販売数との関
    係を示すデータから成る、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003042613A1 (en) * 2001-11-16 2003-05-22 Whirlpool Corporation Refrigerator with internal compartment divisible into independent temperature zones
JP2014222407A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 富士電機株式会社 自動販売機

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