JP3102154B2 - 蓄冷・蓄熱機能付自動販売機 - Google Patents

蓄冷・蓄熱機能付自動販売機

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JP3102154B2
JP3102154B2 JP04241088A JP24108892A JP3102154B2 JP 3102154 B2 JP3102154 B2 JP 3102154B2 JP 04241088 A JP04241088 A JP 04241088A JP 24108892 A JP24108892 A JP 24108892A JP 3102154 B2 JP3102154 B2 JP 3102154B2
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heat
evaporator
agent
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昌三 岩本
幸雄 木村
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機体内に区画形成さ
れ内部に備えた蒸発器および若しくはヒータで各種商品
を冷蔵若しくは温蔵する貯蔵庫内に蓄冷剤および若しく
は蓄熱剤を配設した蓄冷・蓄熱機能付自動販売機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種商品を冷蔵若しくは温蔵して販売す
る自動販売機では、各種商品を貯蔵する貯蔵庫が機体内
に断熱壁で区画形成されている。この貯蔵庫内に備え
た、冷凍機の構成要素である蒸発器、若しくはヒータで
機体外から供給される電力を使って貯蔵庫内に貯蔵され
た各種商品が冷却若しくは加熱して冷蔵若しくは温蔵さ
れる。また、多種類の商品を販売する自動販売機では、
より多種類の商品をより多く機体内に収納して販売でき
る、集客力の高い自動販売機が求められている。そのた
め、近来、機体が大形化した、目立つ外観デザインの自
動販売機が増えてきている。特に、機体の前面部に概し
て区画形成され商品見本,広告などを陳列展示し販売商
品を前面に向け広告展示する展示室は、上下の幅が大き
く広がりかつ前方の広い角度から内部を見通せる、視界
の広いショーウインドウのような立体感があり人目を引
く多様な外観デザインとなってきいる。これに伴って、
展示室内照明用の照明灯で機体の前面部全体が明るくな
り、夜間あるいは、昼間でも周辺が暗い場所での自動販
売機からの商品の購入が容易になってきている。しか
し、自動販売機の消費電力は増大の傾向にあり、いたず
らに消費電力を増大させることは、世界のエネルギ資源
の見地からは勿論のこと、日本の、特に夏場および冬場
の最大消費電力を引き下げる上からも問題がある。ま
た、自動販売機を使って商品を販売する業者の電気料金
節減の上からも問題があり、自動販売機の省エネルギは
欠かせないが、この種の自動販売機の従来例を図2およ
び図3に示す。図2はこの発明の対象となる自動販売機
の外観を示す前方斜右上から見た斜視図、図3は従来の
自動販売の内部構成を示し、(A)が右側縦断面、
(B)が(A)の冷凍機の構成を示す展開図で、(A)
は図の左側が前面側である。
【0003】図2および図3において、1は前面開口が
扉2で覆われるケースであり、このケース1と扉2とで
機体3が構成されている。このケース1内には、断熱性
を持つ貯蔵庫扉4で前面開口を覆われた貯蔵庫5が断熱
壁6で区画形成されている。この断熱壁6で区画形成さ
れた貯蔵庫5内奥底部には、この貯蔵庫5内の空気を冷
却若しくは加熱する、電動式の冷凍機7の構成要素であ
る蒸発器8および電気式のヒータ9がこのヒータ9を前
面側にして配設されている。また、この蒸発器8および
ヒータ9の前方には、この蒸発器8およびヒータ9に貯
蔵庫5内の空気を、貯蔵庫5内奥行側壁面に沿って形成
された風洞10を介して送風する送風機11が配設され
ている。この送風機11の上側の貯蔵庫5内には、前面
に開口し商品12が投入される投入口13および、下面
に開口し商品12が搬出される搬出口14がそれぞれ上
下両端に形成されかつ前後に蛇行しながら上下に延在す
る複数の通路15が内側に形成された収納棚16が配設
されている。この収納棚16のそれぞれの通路15の下
端部には、通路15内の商品12を最下位から順に一個
ずつ搬出口14を通して販売の都度落下搬出する搬出機
構17が備えられている。この搬出機構17により、そ
れぞれの通路15内にそれぞれ収納された各種商品12
は販売の都度下方に順次搬送されるとともに、収納棚1
6と貯蔵庫5奥行側内壁面との間および、貯蔵庫5内上
部の空間が送風機11で送風される、貯蔵庫5内の空気
が通る通風路18を形成している。この通風路18は、
蒸発器8,ヒータ9および送風機11と、収納棚16と
の間を仕切る下部上面が前方に向かって下り坂の傾斜面
を形成しかつ上部が収納棚16背面に接する、側縦断面
がJの字形のシュータ19の下端部に多数形成された通
風孔20を通しても風洞10内に連通している。また、
貯蔵庫5の下のケース1内底部には、冷凍機7の構成要
素である圧縮機21、凝縮器22、送風機23などが配
設されている。また、扉2の下部には、前後両面に開口
し商品12が取り出される取出口24が形成されてお
り、この取出口24と貯蔵庫5内とを連通する、軸長方
向が左右に水平な回動軸25を介して上端を貯蔵庫扉4
に回動自在に支持された蓋26で覆われる連通孔27が
貯蔵庫扉4下部に形成されている。なお、取出口24が
形成された扉2の前面部には、図示しない広告,商品見
本28などを照明灯29で照明して陳列展示し販売商品
12を前面に向け広告展示する展示室30が前面側上部
に区画形成されている。また、この展示室30の下に
は、左右に配列され商品12を選択する選択釦31,硬
貨および紙幣がそれぞれ投入される投入口32および3
3,投入した硬貨を返却操作する返却レバー34,前面
に開口し釣銭を返却する返却口35などが配設されてい
る。
【0004】このように構成された自動販売機は、貯蔵
庫5内に、それぞれの投入口13から通路15内に投入
して収納棚16内に収納された商品12を貯蔵してい
る。この商品12は、送風機11で送風され蒸発器8若
しくはヒータ9で冷やされ若しくは暖められながら通風
路18,風洞10および通路15内を通り循環して流れ
る、貯蔵庫5内の空気で冷却若しくは加熱されて貯蔵庫
5内に冷蔵若しくは温蔵されている。また、冷凍機7若
しくはヒータ9は、貯蔵庫5内の温度(t)が図示しな
いサーモスタットで設定された、下限温度(tc)若し
くは上限温度(th)に達しない限り通電されている。
そして、自動販売機の販売動作は、お客さんが投入口3
2,33から硬貨若しくは紙幣を投入後、選択釦31を
押して商品12を選択すると、販売指令信号により、選
択された商品12が収納された通路15に設けられた搬
出機構17が通路15内の最下位の商品12を搬出口1
4を通して落下搬出する。この落下搬出された商品12
は、シュータ19上に落下し、このシュータ19の、前
方に向かって下り坂に傾斜する上面を転動若しくは摺動
しながら蓋26を押し開き連通孔27を通り抜けて取出
口24内に送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機は、送風機11で送風され蒸発器8若
しくはヒータ9で冷やされ若しくは暖められながら流れ
る、貯蔵庫5内の空気により冷却若しくは加熱して商品
12を冷蔵若しくは温蔵している。それで、下限温度
(tc)以下若しくは上限温度(th)以上に貯蔵庫5
内の温度(t)がならない限り蒸発器8を構成要素とす
る冷凍機7若しくはヒータ9は通電されているととも
に、照明灯29は昼夜を問わず販売中は常時通電されて
いる。一方、機体3内に、より多種類の商品12をより
多く収納して販売できる、集客力の高い自動販売機が求
められているので、機体3内に冷蔵若しくは温蔵される
商品12の量が増大して機体3は大形化し、これに伴っ
て展示室30も大きくなる。そのため、熱負荷の増大に
よる、冷凍機7の冷凍能力の増大および、展示室30の
大形化による、照明灯29の数量の増大に伴い冷凍機
7,ヒータ9,照明灯29などの消費電力は増える。こ
れにより、自動販売機としての全消費電力が増加して電
気料金が嵩み、自動販売機を使って商品12を販売する
業者の損益を圧迫する要因となるとともに、日本の、特
に夏場および冬場の最大消費電力を押し上げる要因とも
なっているという問題がある。
【0006】この発明は、機体内に冷蔵若しくは温蔵さ
れる商品の熱負荷が同じであっても電気料金を低減で
き、かつ日本の、特に夏場の最大消費電力の増大を抑制
できるとともに、ひいては世界のエネルギ問題解決の一
助となる蓄冷・蓄熱機能付自動販売機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、機体内に断熱壁で区画形成され
た貯蔵庫内に、電動式の冷凍機の構成要素である第1蒸
発器および若しくは電気式の第1ヒータを備え、この第
1蒸発器若しくは第1ヒータにより冷却若しくは加熱さ
れた空気を循環させて貯蔵庫内に収納された各種商品を
冷却若しくは加熱して販売する自動販売機において、第
1蒸発器に並列接続した第2蒸発器および若しくは第1
ヒータに並列接続した第2ヒータを設け、第2蒸発器に
近接して配設した畜冷剤および若しくは第2ヒータに近
接して配設した畜熱剤を、冷却空気若しくは加熱空気が
通る通風路を形成する貯蔵庫内の壁面に設け、深夜電力
の時間帯若しくは一日の中で電力使用量が最大となる時
間帯以外の時間帯に第2蒸発器若しくは第2ヒータによ
る運転を行って、貯蔵庫内を冷却若しくは加熱するとと
もに畜冷剤を畜冷若しくは畜熱剤を畜熱するものとす
る。
【0008】また、上記に加え、第1蒸発器若しくは第
1ヒータによる冷却若しくは加熱運転を行なっている場
合に、貯蔵庫内の検出温度が所定下限温度以下若しくは
所定上限温度以上になると、冷凍機若しくは第1ヒータ
の運転を停止し、貯蔵庫内の冷却若しくは加熱を蓄冷剤
若しくは蓄熱剤で行うものとする。
【0009】また、上記に加え、貯蔵庫内の検出温度,
蓄冷剤若しくは蓄熱剤を畜冷若しくは畜熱中か否かなど
の条件により、貯蔵庫内の空気を送風する送風機の運
転,停止若しくは間欠運転を選択的に行うものとする。
【0010】
【作用】この発明は、第1蒸発器に並列接続した第2蒸
発器および若しくは第1ヒータに並列接続した第2ヒー
タを設け、第2蒸発器に近接して配設した畜冷剤および
若しくは第2ヒータに近接して配設した畜熱剤を、冷却
空気若しくは加熱空気が通る通風路を形成する貯蔵庫内
の壁面に設けることにより、第2蒸発器若しくは第2ヒ
ータの運転中には、この第2蒸発器若しくは第2ヒータ
により冷却若しくは加熱されながら通風路内を循環して
流れ、第2蒸発器若しくは第2ヒータで蓄冷剤若しくは
蓄熱剤を畜冷若しくは畜熱しながら、同時に貯蔵庫内の
冷却若しくは加熱を行うので、貯蔵庫内の温度を所定温
度範囲に容易に保つことができる。
【0011】さらに、深夜電力の時間帯若しくは一日の
中で電力使用量が最大となる時間帯以外の時間帯に第2
蒸発器若しくは第2ヒータによる運転を行うことによ
り、蓄冷剤若しくは蓄熱剤の畜冷若しくは畜熱は、深夜
電力若しくは、一日の中で電力使用量が最大となる時間
帯以外の時間帯の電力により行われることになり、割安
な深夜電力の利用による電気料金および、一日の中で電
力使用量が最大となる時間帯の使用電力の最大値の低減
が図れる。
【0012】また、上記に加え、第1蒸発器若しくは第
1ヒータによる冷却若しくは加熱運転を行なっている場
合に、貯蔵庫内の検出温度が所定下限温度以下若しくは
所定上限温度以上になると、冷凍機若しくは第1ヒータ
の運転を停止し、貯蔵庫内の冷却若しくは加熱を蓄冷剤
若しくは蓄熱剤で行うことにより、電力使用量が少なく
割安な深夜電力若しくは、一日の中で電力使用量が最大
となる時間帯以外の時間帯の電力で畜冷若しくは畜熱し
た蓄冷剤若しくは蓄熱剤を、蒸発器若しくはヒータに代
えて貯蔵庫内を冷却若しくは加熱するのに使用でき、一
日の中で電力使用量が最大となる時間帯には、冷凍機若
しくはヒータを停止するとともに、電力使用量の多い電
気料金が割高な時間帯にも、冷凍機若しくはヒータをで
きるだけ停止するように冷凍機若しくはヒータを制御で
きる。
【0013】また、上記に加え、貯蔵庫内の検出温度,
蓄冷剤若しくは蓄熱剤を畜冷若しくは畜熱中か否かなど
の条件により、貯蔵庫内の空気を送風する送風機の運
転,停止若しくは間欠運転を選択的に行うものとしたの
で、機体外からの侵入熱量が少ない夜間、特に商品の販
売量が少ないときには、冷凍機若しくはヒータを停止
し、蒸発器若しくはヒータの代りに蓄冷剤若しくは蓄熱
剤を使いかつ送風機を連続運転あるいは間欠運転して貯
蔵庫内を冷却若しくは加熱することにより、商品温度を
所定温度以下若しくは所定温度以上になるよう制御でき
るとともに、第2蒸発器若しくは第2ヒータを運転して
蓄冷剤若しくは蓄熱剤を冷却若しくは加熱中には、送風
機を停止することにより、第2蒸発器若しくは第2ヒー
タで冷却若しくは加熱し短時間に物理的および若しくは
化学的に変化させて一定温度以下若しくは一定温度以上
に蓄冷剤若しくは蓄熱剤を効率的に冷却若しくは加熱で
きる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の蓄
冷・蓄熱機能付自動販売機の内部構成を示し、(A)が
右側縦断面図、(B)が(A)の要部拡大図、(C)が
(B)を前方右斜上から見た展開斜視図、(D)が
(A)の冷凍機の構成を示す展開図、(E)が蓄冷剤の
貯蔵庫内冷却能力の一日の変化と、冷凍機の運転および
停止ならびに、電磁バルブAおよび電磁バルブBの開閉
動作との関連の一例を示す説明図で、(A)および
(B)は図の左側が前面側であり、図2はこの発明の対
象となる自動販売機の外観を示す前方斜右上から見た斜
視図であり、図3と共通あるいは同一の部分は同一符号
で示す。
【0015】図1および図2において、1は前面開口を
扉2で覆ったケースであり、このケース1と扉2とで機
体3を構成している。このケース1内には、断熱性を持
つ貯蔵庫扉4で前面開口を覆った貯蔵庫5を断熱壁6で
区画形成している。この断熱壁6で区画形成した貯蔵庫
5内奥底部には、冷凍機36の構成要素である蒸発器
(第1蒸発器)8およびヒータ(第1ヒータ)9と、こ
の蒸発器8およびヒータ9に貯蔵庫5内の空気を風洞1
0を介して送風する送風機11とを、この送風機11を
前面側にして前後に配列設置している。この送風機11
の上側の貯蔵庫5内には、投入口13および搬出口14
をそれぞれ上下両端に形成した、各種商品12がそれぞ
れ収納され搬送される複数の通路15を内側に形成した
収納棚16を配設している。この収納棚16のそれぞれ
の通路15の下端部には、搬出機構17を備えており、
収納棚16と貯蔵庫5奥行側内壁面との間および、この
貯蔵庫5内上部の空間が送風機11によって送風され
る、貯蔵庫5内の空気が通る通風路18を形成してい
る。この通風路18は、蒸発器8,ヒータ9および送風
機11と、収納棚16との間を仕切るシュータ19の下
部に多数形成した通風孔20を通しても風洞10内に連
通している。通風路18の奥行側下部に、この通風路1
8内の温度(T)を検出しこの温度(T)が所定下限温
度(Tc)以下若しくは所定上限温度(Th)以上にな
ったとき、冷凍機36若しくはヒータ9を運転若しくは
停止する検出制御装置37を配設しており、Thおよび
TcはTh≧thおよびTc≦tcなるよう設定してい
る。また、貯蔵庫5内には、シュータ19上部前面と収
納棚16背面との間には、例えば塩化カルシウムを主成
分とする板状の蓄冷剤38と、板状の蓄熱剤39とを互
に重ね合わせてシュータ19上部前面に貼り付けてい
る。この蓄熱剤39とシュータ19との間には、ヒータ
9と並列接続したヒータ(第2ヒータ)40を、また蓄
冷剤38と蓄熱剤39との間には、蒸発器8と並列接続
した蒸発器(第2蒸発器)41をそれぞれ挟持してい
る。この蒸発器41および蒸発器8には、電磁バルブA
42および電磁バルブB43を、またヒータ9およびヒ
ータ40には、図示しないスイッチをそれぞれ直列に接
続している。これにより、蒸発器8および蒸発器41若
しくはヒータ9およびヒータ40のいずれか一方若しく
は双方に冷媒若しくは電気を供給できる。このヒータ4
0の熱を吸収して蓄熱剤39は、自身物理的および若し
くは化学的に変化し蓄えた熱を通風路18内の温度が一
定以下のとき放出して自身は復元しながら貯蔵庫5内を
加熱する。すなわち、ヒータ40は、蓄熱剤39を加熱
してこの蓄熱剤39の物理的および若しくは化学的変化
をさせる加熱装置44の構成要素であり、蒸発器41
は、蓄冷剤38を冷却してこの蓄冷剤38の物理的およ
び若しくは化学的変化をさせる冷却装置45の構成要素
である。さらに、検出制御装置37は、この検出制御装
置37が検出した貯蔵庫5内の温度(t),冷却装置4
5若しくは加熱装置44が蓄熱剤39若しくは蓄冷剤3
8を冷却若しくは加熱中か否かなどの条件により、冷却
装置45,加熱装置44および,貯蔵庫5内の空気を送
風する送風機11を運転若しくは停止するとともに、こ
の送風機11の連続運転および間欠運転を選択的に行う
ように構成している。
【0016】なお、貯蔵庫5の下の、ケース1内底部に
は、冷凍機36の構成要素である圧縮機21,凝縮器2
2,送風機23などを配設するとともに、扉2の下部に
は、取出口24を形成している。この取出口24と貯蔵
庫5内とを連通しかつ回動軸25で上端を貯蔵庫扉4に
回動自在に支持した蓋26で覆った連通孔27を貯蔵庫
扉4に形成しており、その他の構成は前記した従来例と
同一である。
【0017】前述の構成において、この発明の蓄冷・蓄
熱機能付自動販売機の販売動作は前記した従来例と同一
であるので、この発明の蓄冷・蓄熱機能付自動販売機の
貯蔵庫5内の収納棚16の通路15内に冷蔵若しくは温
蔵される商品12の冷却若しくは加熱動作につき、図1
(E)の説明図に従って以下説明する。電磁バルブA4
2を閉じかつ電磁バルブB43を開くか若しくは、図示
しないスイッチを入り切りして蒸発器8若しくはヒータ
9のみに冷媒若しくは電気を供給可能な状態にし、検出
制御装置37は通常運転を開始する。すると、収納棚1
6内に収納され商品12は、送風機11で送風され蒸発
器41を構成要素とする冷却装置45若しくは、ヒータ
40を構成要素とする加熱装置44で深夜冷却若しくは
加熱された蓄冷剤38若しくは蓄熱剤39で冷やされ若
しくは暖められながら通風路18,風洞10および通路
15内を通り循環して流れる、貯蔵庫5内の空気で冷蔵
若しくは温蔵される。そのため、蓄冷剤38若しくは蓄
熱剤39が収納棚16内に収納され商品12を冷却若し
くは加熱する能力を十分持っている間は、冷凍機36若
しくはヒータ9は運転されない。しかし、やがて時間が
経過し、通風路18内の温度(T)が所定下限温度(T
c)以上若しくは所定上限温度(Th)以下になれば、
検出制御装置37は冷凍機36若しくはヒータ9を運転
し、貯蔵庫5内の温度(t)が図示しないサーモスタッ
トで設定された、下限温度(tc)若しくは上限温度
(th)に達するまで運転を継続する。そして、通風路
18内の温度(T)が所定下限温度(Tc)以下若しく
は所定上限温度(Th)以上になれば停止し、通風路1
8内の温度(T)が所定下限温度(Tc)以上若しくは
所定上限温度(Th)以下になれば、検出制御装置37
は冷凍機36若しくはヒータ9の運転を再開する。
【0018】また、電磁バルブA42を開きかつ電磁バ
ルブB43を閉じるか若しくは、図示しないスイッチを
入り切りして蒸発器41若しくはヒータ40のみに冷媒
若しくは電気を供給可能な状態にして検出制御装置37
は蓄冷・蓄熱運転を開始する。すると、冷却装置45若
しくは加熱装置44が蓄冷剤38若しくは蓄熱剤39を
冷却若しくは加熱して物理的および若しくは化学的変化
をさせる。
【0019】ここで、深夜(例えば安い深夜電力を使え
るPM23時ないしAM7時までの間)に蓄冷剤38を
蒸発器41を構成要素とする冷却装置45で冷却する蓄
冷・蓄熱運転の中の蓄冷運転を、また昼間(例えばAM
7時ないしPM23時までの間)は、蓄冷剤38でも冷
却して収納棚16内に収納され商品12を冷蔵する通常
運転の場合について以下述べる。
【0020】AM7時になると、検出制御装置37が電
磁バルブA42を閉じかつ電磁バルブB43を開き冷凍
機36を停止して通常運転を開始する。すると、収納棚
16内に収納され商品12は、送風機11で送風され冷
却装置45で深夜冷却された蓄冷剤38で冷やされなが
ら通風路18,風洞10および通路15内を通り循環し
て流れる、貯蔵庫5内の空気で冷却され冷蔵される。そ
して、時間が経過し、やがて通風路18内の温度(T)
が所定下限温度(Tc)以上になると、検出制御装置3
7が冷凍機36を運転し、貯蔵庫5内の温度(t)が図
示しないサーモスタットで設定された、下限温度(t
c)に達するまで運転を継続する。そして、通風路18
内の温度(T)が所定下限温度(Tc)以下になれば、
検出制御装置37は、冷凍機36を停止し、また通風路
18内の温度(T)が所定下限温度(Tc)以上になれ
ば冷凍機36の運転を再開する。しかし、PM23時に
なると、検出制御装置37が電磁バルブA42を開きか
つ電磁バルブB43を閉じ冷凍機36を運転し蓄冷運転
を開始する。すると、冷却装置45が蓄冷剤38を物理
的および若しくは化学的変化をさせながら温度が、潜熱
が利用できる凝縮温度以下になるまで蓄冷剤38を冷却
し、この温度に蓄冷剤38が保たれるよう、冷凍機36
の運転をAM7時までの間継続する。この間は、送風機
11は検出制御装置37で必要に応じ連続若しくは間欠
運転され、これにより、送風機11で送風され冷却装置
45で冷却される蓄冷剤38で冷やされながら通風路1
8,風洞10および通路15内を通り循環して流れる、
貯蔵庫5内の空気で収納棚16内に収納され商品12は
所定上限温度(Th)以下に保たれる。そのため、販売
量が少ない夜間,機体3内に侵入する熱量が少ないとき
などに、送風機11が停止している間は、蒸発器41で
蓄冷剤38の温度を凝縮温度以下に短時間に下げること
ができる。
【0021】なお、蓄冷剤38の量,蓄冷剤38の特
性,機体3内へ侵入する侵入熱量などが常に異なること
から、AM7時以降直ちに通常運転を開始したのでは、
電力使用量が最大となる時間帯に冷凍機36の運転が必
要な事態が発生する。このような事態の発生を避けるた
めに、通常運転を開始する時間を変えることができるよ
うに検出制御装置37を構成している。また、蓄冷剤3
8と蓄熱剤39との間に挟持した蒸発器41を、蓄熱剤
39に代えて蓄冷剤38で両側から挟持することによ
り、蓄冷剤38の冷却能力を更に増大させることができ
る。
【0022】したがって、通常運転中に、冷凍機36若
しくはヒータ9が停止しいる間の電力使用量は少なく、
割安な深夜電力を使って自動販売機の電気料金を低減で
きるとともに、一日の中で電力使用量が最大となる時間
帯の使用電力の最大値を低減できる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、機体内に断熱壁で区
画形成された貯蔵庫内に、電動式の冷凍機の構成要素で
ある第1蒸発器および若しくは電気式の第1ヒータを備
え、この第1蒸発器若しくは第1ヒータにより冷却若し
くは加熱された空気を循環させて貯蔵庫内に収納された
各種商品を冷却若しくは加熱して販売する自動販売機に
おいて、第1蒸発器に並列接続した第2蒸発器および若
しくは第1ヒータに並列接続した第2ヒータを設け、第
2蒸発器に近接して配設した畜冷剤および若しくは第2
ヒータに近接して配設した畜熱剤を、冷却空気若しくは
加熱空気が通る通風路を形成する貯蔵庫内の壁面に設
け、深夜電力の時間帯若しくは一日の中で電力使用量が
最大となる時間帯以外の時間帯に第2蒸発器若しくは第
2ヒータによる運転を行って、貯蔵庫内を冷却若しくは
加熱するとともに畜冷剤を畜冷若しくは畜熱剤を畜熱す
ることにより、第2蒸発器若しくは第2ヒータで蓄冷剤
若しくは蓄熱剤を畜冷若しくは畜熱しながら、同時に貯
蔵庫内の冷却若しくは加熱を行うので、貯蔵庫内の温度
を所定温度範囲に容易に保つことができ、さらに、蓄冷
剤若しくは蓄熱剤の畜冷若しくは畜熱は、深夜電力若し
くは、一日の中で電力使用量が最大となる時間帯以外の
時間帯の電力により行われることになり、割安な深夜電
力の利用による電気料金および、一日の中で電力使用量
が最大となる時間帯の使用電力の最大値の低減が図れ
る。
【0024】また、上記に加え、第1蒸発器若しくは第
1ヒータによる冷却若しくは加熱運転を行なっている場
合に、貯蔵庫内の検出温度が所定下限温度以下若しくは
所定上限温度以上になると、冷凍機若しくは第1ヒータ
の運転を停止し、貯蔵庫内の冷却若しくは加熱を蓄冷剤
若しくは蓄熱剤で行うことにより、電力使用量が少なく
割安な深夜電力若しくは、一日の中で電力使用量が最大
となる時間帯以外の時間帯の電力で畜冷若しくは畜熱し
た蓄冷剤若しくは蓄熱剤を、蒸発器若しくはヒータに代
えて貯蔵庫内を冷却若しくは加熱するのに使用でき、一
日の中で電力使用量が最大となる時間帯には、冷凍機若
しくはヒータを停止するとともに、電力使用量の多い電
気料金が割高な時間帯にも、冷凍機若しくはヒータをで
きるだけ停止するように冷凍機若しくはヒータを制御で
きる。
【0025】また、上記に加え、貯蔵庫内の検出温度,
蓄冷剤若しくは蓄熱剤を畜冷若しくは畜熱中か否かなど
の条件により、貯蔵庫内の空気を送風する送風機の運
転,停止若しくは間欠運転を選択的に行うことにより、
商品温度を所定温度以下若しくは所定温度以上になるよ
う制御できるとともに、一定温度以上に蓄冷剤若しくは
蓄熱剤を迅速かつ効率的に冷却若しくは加熱できる。
【0026】その結果、電力使用量が多く割高な昼間電
力を使わずに、電力使用量の少ない割安な深夜電力を使
って商品を貯蔵庫内に冷蔵若しくは温蔵できるので、電
力使用量が従来と仮に同じであっても、電気料金が大幅
に低減して自動販売機を使用し商品を販売する業者の損
益改善に役立つとともに、日本の、特に夏場および冬場
の最大消費電力の増大を抑制する一助にすることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の蓄冷・蓄熱機能付自
動販売機の内部構成を示し、(A)が右側縦断面図、
(B)が(A)の要部拡大図、(C)が(B)を前方右
斜上から見た展開斜視図、(D)が(A)の冷凍機の構
成を示す展開図、(E)が蓄冷剤の貯蔵庫内冷却能力の
一日の変化と、冷凍機の運転および停止ならびに、電磁
バルブAおよび電磁バルブBの開閉動作との関連の一例
を示す説明図
【図2】この発明の対象となる自動販売機の外観を示す
前方斜右上から見た斜視図
【図3】従来の自動販売の内部構成を示し、(A)が右
側縦断面図、(B)が(A)の冷凍機の構成を示す展開
【符号の説明】
1 ケース 5 貯蔵庫 8 蒸発器(第1蒸発器) 9 ヒータ(第1ヒータ) 11 送風機 18 通風路 36 冷凍機 37 検出制御装置 38 蓄冷剤 39 蓄熱剤 40 ヒータ(第2ヒータ) 41 蒸発器(第2蒸発器) 42 電磁バルブA 43 電磁バルブB

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体内に断熱壁で区画形成された貯蔵庫内
    に、電動式の冷凍機の構成要素である第1蒸発器および
    若しくは電気式の第1ヒータを備え、この第1蒸発器若
    しくは第1ヒータにより冷却若しくは加熱された空気を
    循環させて貯蔵庫内に収納された各種商品を冷却若しく
    は加熱して販売する自動販売機において、 第1蒸発器に並列接続した第2蒸発器および若しくは第
    1ヒータに並列接続した第2ヒータを設け、 第2蒸発器に近接して配設した畜冷剤および若しくは第
    2ヒータに近接して配設した畜熱剤を、冷却空気若しく
    は加熱空気が通る通風路を形成する貯蔵庫内の壁面に設
    け、 深夜電力の時間帯若しくは一日の中で電力使用量が最大
    となる時間帯以外の時間帯に第2蒸発器若しくは第2ヒ
    ータによる運転を行って、貯蔵庫内を冷却若しくは加熱
    するとともに畜冷剤を畜冷若しくは畜熱剤を畜熱するこ
    とを特徴とする蓄冷・蓄熱機能付自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の蓄冷・蓄熱機能付自動販売
    機において、第1蒸発器若しくは第1ヒータによる冷却
    若しくは加熱運転を行なっている場合に、貯蔵庫内の検
    出温度が所定下限温度以下若しくは所定上限温度以上に
    なると、冷凍機若しくは第1ヒータの運転を停止し、貯
    蔵庫内の冷却若しくは加熱を蓄冷剤若しくは蓄熱剤で行
    うことを特徴とする蓄冷・蓄熱機能付自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の蓄冷・蓄熱機能付自動販売
    機において、貯蔵庫内の検出温度,蓄冷剤若しくは蓄熱
    剤を畜冷若しくは畜熱中か否かなどの条件により、貯蔵
    庫内の空気を送風する送風機の運転,停止若しくは間欠
    運転を選択的に行うことを特徴とする蓄冷・蓄熱機能付
    自動販売機。
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