JP2000338373A - 形状記憶光ファイバー - Google Patents
形状記憶光ファイバーInfo
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- JP2000338373A JP2000338373A JP11153310A JP15331099A JP2000338373A JP 2000338373 A JP2000338373 A JP 2000338373A JP 11153310 A JP11153310 A JP 11153310A JP 15331099 A JP15331099 A JP 15331099A JP 2000338373 A JP2000338373 A JP 2000338373A
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- optical fiber
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 所望の形状に変形できる形状記憶光ファイバ
ーを提供する。 【解決手段】 光ファイバ心線４，５の外側にコーティ
ングされて形成された形状記憶合金リボン３を備え、ド
ライヤーなどで加熱することにより、形状記憶合金リボ
ン３を変形させて所望の形状にすることができる。形状
記憶合金リボン３は、心線４，５を加熱／延伸させた
後、心線４，５の外側に順次形成された一次被覆６，緩
衝層７，二次被覆８のうちの緩衝層７の中にコーティン
グして形成される。
ーを提供する。 【解決手段】 光ファイバ心線４，５の外側にコーティ
ングされて形成された形状記憶合金リボン３を備え、ド
ライヤーなどで加熱することにより、形状記憶合金リボ
ン３を変形させて所望の形状にすることができる。形状
記憶合金リボン３は、心線４，５を加熱／延伸させた
後、心線４，５の外側に順次形成された一次被覆６，緩
衝層７，二次被覆８のうちの緩衝層７の中にコーティン
グして形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーに関
し、特に、所望の形状に変形できる形状記憶光ファイバ
ーに関する。
し、特に、所望の形状に変形できる形状記憶光ファイバ
ーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ファイバーについて図面を参照
して説明する。
して説明する。
【０００３】図３は、従来の光ファイバーを示す概略図
である。（ａ）は外観を示す斜視図、（ｂ）は断面図で
ある。図３に示すように、石英ガラスよりなる光ファイ
バーの中心に、ドープすることによって屈折率の違うコ
アを作製し、外皮被覆コーティングをした後、延伸させ
て光ファイバーを完成させていた。より詳細には、コア
およびクラッドよりなる心線の外側に一次被覆，緩衝
層，二次被覆を行うことにより光ファイバーを形成して
いた。
である。（ａ）は外観を示す斜視図、（ｂ）は断面図で
ある。図３に示すように、石英ガラスよりなる光ファイ
バーの中心に、ドープすることによって屈折率の違うコ
アを作製し、外皮被覆コーティングをした後、延伸させ
て光ファイバーを完成させていた。より詳細には、コア
およびクラッドよりなる心線の外側に一次被覆，緩衝
層，二次被覆を行うことにより光ファイバーを形成して
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ファ
イバーでは、ある程度自由に曲げられるものの、弾性力
のため所要の形状に固定することができないという問題
があった。
イバーでは、ある程度自由に曲げられるものの、弾性力
のため所要の形状に固定することができないという問題
があった。
【０００５】また、従来の光ファイバーは、一般的に半
径３０ｍｍ以内に曲げると折れてしまうので取り扱いに
注意しないといけないという問題があった。
径３０ｍｍ以内に曲げると折れてしまうので取り扱いに
注意しないといけないという問題があった。
【０００６】さらに、ファイバがＳｉＯ2 系の物質で出
来ているのでそれ自身の弾性力がやや強いため。現状、
製造現場においてファイバを束ねて包装箱に収納したり
ボード等に固定する作業が手作業の中でも最も煩わしい
作業の一つになるという問題があった。
来ているのでそれ自身の弾性力がやや強いため。現状、
製造現場においてファイバを束ねて包装箱に収納したり
ボード等に固定する作業が手作業の中でも最も煩わしい
作業の一つになるという問題があった。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記問題を解決
するために、所望の形状にすることができる光ファイバ
ーを提供することにある。
するために、所望の形状にすることができる光ファイバ
ーを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の形状記憶光ファイバーは、光ファイバ心線
の外側にコーティングされて形成された形状記憶合金リ
ボンを備え、形状記憶合金リボンにより所望の形状にす
ることができることを特徴とする。
に、本発明の形状記憶光ファイバーは、光ファイバ心線
の外側にコーティングされて形成された形状記憶合金リ
ボンを備え、形状記憶合金リボンにより所望の形状にす
ることができることを特徴とする。
【０００９】また、所望の形状は、熱ドライヤーにより
加熱して実現されるのが好ましい。
加熱して実現されるのが好ましい。
【００１０】さらに、形状記憶合金リボンは、心線を加
熱／延伸させた後ワイヤを合わせてコーティングして形
成されるのが好ましい。
熱／延伸させた後ワイヤを合わせてコーティングして形
成されるのが好ましい。
【００１１】またさらに、形状記憶合金リボンは、心線
を一次被覆で覆った外側に、心線に対して対称になる様
に配置され、外側を更に二次被覆で被覆するのが好まし
い。
を一次被覆で覆った外側に、心線に対して対称になる様
に配置され、外側を更に二次被覆で被覆するのが好まし
い。
【００１２】また、形状記憶合金リボンは、一次被覆と
二次被覆との間に設けられた緩衝層の中に配置されるの
が好ましい。
二次被覆との間に設けられた緩衝層の中に配置されるの
が好ましい。
【００１３】さらに、形状記憶合金リボンは、２本であ
るのが好ましい。
るのが好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【００１５】図１は、本発明の形状記憶光ファイバの実
施の形態の外観を示す斜視図である。図１（ｂ）に示す
ように、ファイバ付き光半導体製品１を製造あるいは格
納するに当たり、ファイバ２を所要の半径に束ねる必要
がある。そこで、図１（ａ）に示すように、本ファイバ
を用いてドライヤー等でファイバ２に熱を加えることに
より、あらかじめ記憶させた所要形状にファイバ２を束
ねることが出来る。
施の形態の外観を示す斜視図である。図１（ｂ）に示す
ように、ファイバ付き光半導体製品１を製造あるいは格
納するに当たり、ファイバ２を所要の半径に束ねる必要
がある。そこで、図１（ａ）に示すように、本ファイバ
を用いてドライヤー等でファイバ２に熱を加えることに
より、あらかじめ記憶させた所要形状にファイバ２を束
ねることが出来る。
【００１６】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１７】図２は、本発明の形状記憶光ファイバの実
施例の構成を示す図であり、図２（ａ）はファイバの拡
大斜視図であり、図２（ｂ）はファイバの断面図であ
る。
施例の構成を示す図であり、図２（ａ）はファイバの拡
大斜視図であり、図２（ｂ）はファイバの断面図であ
る。
【００１８】図２（ａ）に示すように、本発明の形状記
憶光ファイバ２は、長さ方向に沿って形状記憶合金リボ
ン３が設けられている。この形状記憶合金リボン３は、
心線（コア＋クラッド）を加熱／延伸させた後ワイヤを
合わせてコーティングする。
憶光ファイバ２は、長さ方向に沿って形状記憶合金リボ
ン３が設けられている。この形状記憶合金リボン３は、
心線（コア＋クラッド）を加熱／延伸させた後ワイヤを
合わせてコーティングする。
【００１９】次に、図２（ｂ）のファイバの断面図にお
いて、コア４とクラッド５とを一次被覆（シリコンな
ど）６で覆った外側に、形状記憶合金リボン３を対称に
なる様に配置して外側を更に二次被覆（ナイロンなど）
で被覆する。実際には、形状記憶合金リボン３は、一次
被覆６と二次被覆８との間の緩衝層（シリコンなど）７
の中に配置する。
いて、コア４とクラッド５とを一次被覆（シリコンな
ど）６で覆った外側に、形状記憶合金リボン３を対称に
なる様に配置して外側を更に二次被覆（ナイロンなど）
で被覆する。実際には、形状記憶合金リボン３は、一次
被覆６と二次被覆８との間の緩衝層（シリコンなど）７
の中に配置する。
【００２０】このように、光ファイバーと形状記憶合金
ワイヤーを一体化させたところ。それによって、束ねる
ことができにくかった光ファイバーをある形に固定化さ
せることが出来る。
ワイヤーを一体化させたところ。それによって、束ねる
ことができにくかった光ファイバーをある形に固定化さ
せることが出来る。
【００２１】次に、本発明の実施例の動作について説明
する。
する。
【００２２】通常の光ファイバには被覆があり、そこに
形状記憶合金リボン（ワイヤー）を入れる。上述した従
来は、図３に示すように、石英ファイバーの中心にドー
プすることによって屈折率の違うコアを作製し、外皮被
覆コーティングをした後、延伸させて光ファイバーを完
成させていた。しかし、本発明の形状記憶光ファイバで
は、まず、一般的に知られている方法でコア４を作製し
た後、延伸させて光ファイバー心線を作る。その後、あ
らかじめ所要の形状を記憶させた形状記憶合金リボン
（ワイヤー）３を心線に沿って両脇に二本添えて、その
上から被覆用ビニルで全体を覆い密着固定する。
形状記憶合金リボン（ワイヤー）を入れる。上述した従
来は、図３に示すように、石英ファイバーの中心にドー
プすることによって屈折率の違うコアを作製し、外皮被
覆コーティングをした後、延伸させて光ファイバーを完
成させていた。しかし、本発明の形状記憶光ファイバで
は、まず、一般的に知られている方法でコア４を作製し
た後、延伸させて光ファイバー心線を作る。その後、あ
らかじめ所要の形状を記憶させた形状記憶合金リボン
（ワイヤー）３を心線に沿って両脇に二本添えて、その
上から被覆用ビニルで全体を覆い密着固定する。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、所要
の形状を記憶させた形状記憶合金を光ファイバーに一体
化させた。従って、室温で自由な形状をとる光ファイバ
ーをドライヤー等で熱することで所要の形状に変化さ
せ、人の手を煩わすことがなくなり、作業効率を向上さ
せることが出来るという効果を奏する。
の形状を記憶させた形状記憶合金を光ファイバーに一体
化させた。従って、室温で自由な形状をとる光ファイバ
ーをドライヤー等で熱することで所要の形状に変化さ
せ、人の手を煩わすことがなくなり、作業効率を向上さ
せることが出来るという効果を奏する。
【図１】本発明の実施の形態を示す外観斜視図である。
（ａ）は、ドライヤーで加熱している状態、（ｂ）は所
望の形状に変形させた状態を示す。
（ａ）は、ドライヤーで加熱している状態、（ｂ）は所
望の形状に変形させた状態を示す。
【図２】本発明の実施例を示す図である。（ａ）は外観
を示す斜視図、（ｂ）は構成を示す断面図である。
を示す斜視図、（ｂ）は構成を示す断面図である。
【図３】従来例を示す図である。（ａ）は外観を示す斜
視図、（ｂ）は構成を示す断面図である。
視図、（ｂ）は構成を示す断面図である。
１ 光半導体製品 ２ 光ファイバー ３ 形状記憶合金リボン ４ コア ５ クラッド ６ 一次被覆 ７ 緩衝層 ８ 二次被覆
Claims (6)
- 【請求項１】光ファイバ心線の外側にコーティングされ
て形成された形状記憶合金リボンを備え、前記形状記憶
合金リボンにより所望の形状にすることができることを
特徴とする形状記憶光ファイバー。 - 【請求項２】前記所望の形状は、熱ドライヤーにより加
熱して実現されることを特徴とする、請求項１に記載の
形状記憶光ファイバー。 - 【請求項３】前記形状記憶合金リボンは、前記心線を加
熱／延伸させた後ワイヤを合わせてコーティングして形
成されたことを特徴とする、請求項１または２に記載の
形状記憶光ファイバー。 - 【請求項４】前記形状記憶合金リボンは、前記心線を一
次被覆で覆った外側に、前記心線に対して対称になる様
に配置され、外側を更に二次被覆で被覆したことを特徴
とする、請求項１〜３のいずれかに記載の形状記憶光フ
ァイバー。 - 【請求項５】前記形状記憶合金リボンは、前記一次被覆
と前記二次被覆との間に設けられた緩衝層の中に配置さ
れたことを特徴とする、請求項４に記載の形状記憶光フ
ァイバー。 - 【請求項６】前記形状記憶合金リボンは、２本であるこ
とを特徴とする、請求項１〜５のいずれかに記載の形状
記憶光ファイバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15331099A JP3344366B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 形状記憶光ファイバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15331099A JP3344366B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 形状記憶光ファイバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000338373A true JP2000338373A (ja) | 2000-12-08 |
| JP3344366B2 JP3344366B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=15559701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15331099A Expired - Fee Related JP3344366B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 形状記憶光ファイバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3344366B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105589157A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-05-18 | 烽火通信科技股份有限公司 | 温度传感光缆及其制备方法 |
| JP2020525841A (ja) * | 2017-07-06 | 2020-08-27 | アルコン インコーポレイティド | 光ファイバケーブル用の金属線及びストレインリリーフ |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2509153B (en) | 2012-12-21 | 2016-07-13 | Kidde Tech Inc | Heat detector with shape metal alloy element |
| GB2509530B (en) | 2013-01-07 | 2015-11-11 | Kidde Tech Inc | Optical fibre distributed LHD with SMA element for discrete alarm |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP15331099A patent/JP3344366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105589157A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-05-18 | 烽火通信科技股份有限公司 | 温度传感光缆及其制备方法 |
| CN105589157B (zh) * | 2016-03-10 | 2018-12-11 | 烽火通信科技股份有限公司 | 温度传感光缆及其制备方法 |
| JP2020525841A (ja) * | 2017-07-06 | 2020-08-27 | アルコン インコーポレイティド | 光ファイバケーブル用の金属線及びストレインリリーフ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3344366B2 (ja) | 2002-11-11 |
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