JP2000337506A - ピストンとコンロッドとの連結構造 - Google Patents

ピストンとコンロッドとの連結構造

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JP2000337506A
JP2000337506A JP11152969A JP15296999A JP2000337506A JP 2000337506 A JP2000337506 A JP 2000337506A JP 11152969 A JP11152969 A JP 11152969A JP 15296999 A JP15296999 A JP 15296999A JP 2000337506 A JP2000337506 A JP 2000337506A
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piston
connecting rod
small end
concave portion
axis
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Inventor
Eiichi Kamiyama
栄一 神山
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J1/00Pistons; Trunk pistons; Plungers
    • F16J1/10Connection to driving members
    • F16J1/14Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections
    • F16J1/22Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections with universal joint, e.g. ball-joint

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ピストンとコンロッドとの連結構
造に関し、ピストンとコンロッドとを確実に揺動可能に
連結しつつ軽量化を図ることを目的とする。 【解決手段】 球面状の外周面を有すると共に、上方か
ら見た際に外径の異なる十字形状が表れるように形成さ
れた小端部44を備えるコンロッド22と、球面状の内
壁面を有すると共に、下方から見た際に外径の異なる十
字形状が表れるように開口された凹部40が設けられた
ピストン20と、を設ける。ピストン20とコンロッド
22との軸周りの所定の相対角度位置でコンロッド22
の小端部44をピストン20の凹部40内に挿入した後
に、その状態からコンロッド22とピストン20とを軸
周りに相対的に90゜回転させる。この場合、ピストン
20とコンロッド22との軸方向の相対変位が禁止され
ると共に、それらが揺動可能に連結される。従って、上
記の構造によれば、ピストン20とコンロッド22とを
連結するための部品が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンとコンロ
ッドとの連結構造に係り、特に、ピストンとコンロッド
とを揺動可能に連結する構造として好適な連結構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平3−17369
号に開示される如く、ピストンピンを用いることなくピ
ストンとコンロッドとを連結する連結構造が知られてい
る。上記従来の構造は、半球状に形成された凹部を有す
るピストンと、ピストンの凹部内に摺動可能な略球状に
形成された小端部を有するコンロッドと、コンロッドと
ピストンとを連結するためのホルダとにより構成されて
いる。上記従来の構造において、ホルダは、該ホルダと
ピストンの凹部との間にコンロッドの小端部が挟持され
るようにピストンに固定される。かかる構造によれば、
ピストンとコンロッドとは、ピストンピンを用いること
なく連結される。従って、上記従来のピストンとコンロ
ッドとの連結構造によれば、剛性を考慮して鉄製の部材
で構成されるピストンピンが不要となることで、ピスト
ンとコンロッドとの連結部位の軽量化を図ることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、上記従来
の構造においては、ピストンとコンロッドとを連結すべ
く、ピストンにホルダが固定される。このため、上記従
来の構造では、コンロッドをピストンに連結するために
部品点数が増大することとなり、その結果、かかる部位
の更なる軽量化が図れないこととなる。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ピストンとコンロッドとを確実に揺動可能に連
結しつつ軽量化を図ることが可能なピストンとコンロッ
ドとの連結構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、球面状の外周面を有すると共に外径が
軸周りの角度位置に応じて異なる端部を備えるコンロッ
ドと、前記端部と摺動可能な内壁面を有する凹部が設け
られたピストンとを備え、前記凹部の開口部は、前記ピ
ストンと前記コンロッドとの軸周りの相対角度位置が第
1の所定位置である場合に前記端部の前記凹部に対する
進退を許容し、前記相対角度位置が第2の所定位置であ
る場合に前記端部の前記凹部に対する進退を禁止するよ
うに形成されていることを特徴とするピストンとコンロ
ッドとの連結構造により達成される。
【0006】本発明において、コンロッドは、球面状の
外周面を有すると共に外径が軸周りの角度位置に応じて
異なる端部を備えている。ピストンには、コンロッドの
端部と摺動可能な内壁面を有する凹部が設けられてい
る。ピストンの凹部の開口部は、ピストンとコンロッド
との軸周りの相対角度位置が第1の所定位置である場合
にピストンの凹部に対するコンロッドの端部の進退が許
容され、上記の相対角度位置が第2の所定位置である場
合にピストンの凹部に対するコンロッドの端部の進退が
禁止されるように形成されている。かかる構造によれ
ば、ピストンとコンロッドとは、コンロッドの端部がピ
ストンの凹部内に挿入された後にピストンとコンロッド
とが軸周りに相対的に回転されることにより、ピストン
とコンロッドとを連結するための部品を別途に設けるこ
となく、揺動可能に連結される。従って、本発明によれ
ば、ピストンとコンロッドとの連結部品が不要となるこ
とで、かかる連結部位の軽量化を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
るピストンとコンロッドとの連結構造において用いられ
るピストン20およびコンロッド22を表した斜視図を
示す。尚、図1においては、ピストン20とコンロッド
22とを連結する前の状態が示されている。
【0008】図1に示す如く、ピストン20は、アルミ
合金等の軽合金により構成された円筒状の部材であり、
ペントルーフ型に形成されたピストンヘッド24と、全
周にわたって下方に延在するスカート部26とを備えて
いる。ピストン20のスカート部26は、下方に比較的
長く延在する側面部(以下、長尺側面部と称す)26a
と、比較的短く延在する側面部(以下、短尺側面部と称
す)26bとを有している。
【0009】ピストン20は、ピストンヘッド24が内
燃機関の燃焼室に露出するように、内燃機関のシリンダ
ブロックに形成されたボア内に摺動可能に配設されてい
る。ピストンヘッド24には、内燃機関の吸気バルブま
たは排気バルブが全開時に着座するバルブリセス28、
および、内燃機関の燃焼の促進を図るために設けられた
燃焼リセス30が形成されている。尚、バルブリセス2
8は、一気筒内に設けられる吸気バルブおよび排気バル
ブに対応して設けられている。
【0010】ピストン20の側面には、その全周を取り
囲むように、第1リング溝32、第2リング溝34、お
よびオイルリング溝36が形成されている。第1リング
溝32および第2リング溝34は、それぞれ、主にピス
トン20とシリンダブロックのボア内面との気密性を維
持すべく用いられるピストンリング(図示せず)を取付
けるための溝である。また、オイルリング溝36は、主
にピストン20がボア内を摺動する際にボアの内壁に付
着しているオイルを捕獲すべく用いられるオイルリング
(図示せず)を取付けるための溝である。
【0011】ピストン20のスカート部26には、オイ
ルリング溝36とピストン20の内部空間とを連通する
油穴(図示せず)が設けられている。油穴は、内燃機関
の作動中、すなわち、ピストン20がボア内を摺動する
際にオイルリングが捕獲したオイルを、オイルリング溝
36からピストン20の内部空間へ導く機能を有してい
る。
【0012】図2は、本実施例のピストン20を図1に
示す下方から見た際の平面図を示す。図3は、本実施例
のピストン20を図2に示すIII −III 直線で切断した
際の断面図を示す。また、図4は、本実施例のピストン
20を図2に示すIV−IV直線で切断した際の断面図を示
す。図3および図4に示す如く、ピストン20の内側に
は、下方に向けて開口し、球面状の内壁面を有する凹部
40が一体に形成されている。凹部40は、研磨加工に
より成形されることにより内部空間が半球以上の容積を
有しており、図2に示す如くピストン20を下方から見
た際に外径の異なる十字形状が表れるような開口部を有
している。凹部40における十字形状は、スカート部2
6の長尺側面部26aの方向に短く、かつ、短尺側面部
26bの方向に長くなるように形成されている。
【0013】ピストン20の凹部40は、ピストン20
の上部内面において、その球中心Cがピストン20の中
心軸Oに対してスカート部26の長尺側面部26a側に
所定の距離Xだけオフセットされるように配置されてい
る。尚、所定の距離Xは、ピストン20がシリンダブロ
ックのボア内で凹部40の球中心Cを通る鉛直軸周りに
回転できないような距離に設定されている。
【0014】図1に示す如く、コンロッド22は、ピス
トン20に連結される小端部44、クランクシャフトの
クランクピン(図示せず)に連結される大端部46、お
よび、小端部44と大端部46とを連結するロッド部4
8を備えている。大端部46は、ロッド部48に一体に
形成された本体部46aと、別体で形成されたキャップ
46bとを備えている。大端部46の本体部46aおよ
びキャップ46bは、それらが組み付けられた際に大端
部46の中央にクランクピンの外径に比して僅かに大き
な径を有する大端穴50が形成されるように成形されて
いる。コンロッド22は、クランクピンを大端穴50に
挟持した後に本体部46aとキャップ46bとがボルト
52により固定されることでクランクピンに連結され
る。
【0015】図5は、本実施例のコンロッド22を図1
に示す上方から見た際の平面図を示す。コンロッド22
の小端部44は、ピストン20の凹部40内に挿入可能
な形状を有している。すなわち、小端部44は、図5に
示す如くコンロッド22を上方から見た際に外径の異な
る十字形状が表れ、かつ、その断面がピストン20を下
方から見た際に表れる凹部40の開口断面に比して僅か
に小さな断面積を有するように突出部44a,44bを
有している。小端部44には、小端部44が凹部40内
に挿入された状態で軸周りに回転可能、かつ、凹部40
の内壁面に対して摺動可能となるように球面状の外周面
が形成されている。小端部44の突出部44a,44b
は、コンロッド22を上方から見た際にその外径が大端
穴50の貫通方向に短く、かつ、該貫通方向に対する垂
直方向に長くなるように形成されている。突出部44b
は、突出部44aに比してコンロッド22を上方から見
た際の外径が短くなるようにカットされている。
【0016】上記の構成によれば、コンロッド22の小
端部44をピストン20の凹部40内に挿入することが
可能となると共に、小端部44を凹部40内に挿入した
後はコンロッド22とピストン20とを軸周りに相対的
に回転させることが可能となる。次に、上記図1と共
に、図6乃至図8を参照して、本実施例において、ピス
トン20とコンロッド22との連結方法について説明す
る。
【0017】図6は、本実施例においてピストン20と
コンロッド22とを連結した後の状態を表した図を示
す。図7は、本実施例のコンロッド22とピストン20
との連結部位を図3に示す断面図において表した図を示
す。また、図8は、本実施例のコンロッド22とピスト
ン20との連結部位を図4に示す断面図において表した
図を示す。尚、図7および図8において、コンロッド2
2およびピストン20を相対的に90゜回転させる前の
コンロッド22の小端部44を破線で、90゜回転させ
た後のコンロッド22の小端部44を実線で、それぞれ
示している。
【0018】本実施例においては、まず、図1に示す如
く、コンロッド22の小端部44を、その十字形状がピ
ストン20の凹部40の十字形状に嵌合するような向き
でピストン20の凹部40内に挿入する。小端部44が
凹部40内に挿入された場合、図7および図8に破線で
示す状態が実現される。そして、図6に示す如く、かか
る状態からコンロッド22を軸周りに90゜だけ回転さ
せる。この際、コンロッド22は、ピストン20の凹部
40の内壁面を摺動しながら回転する。コンロッド22
がピストン20に対して90゜回転すると、図8に実線
で示す如く、コンロッド22の突出部44aの下部が、
ピストン20の凹部40の下部内壁面に当接する。かか
る状態が実現されると、コンロッド22とピストン20
との軸方向への相対変位が禁止されると共に、コンロッ
ド22の小端部44の外周面がピストン20の凹部40
の内壁面に対して摺動するのが許容される。
【0019】このように、上記の構造によれば、コンロ
ッド22の小端部44をピストン20の凹部40内に挿
入した後に、その状態からコンロッド22とピストン2
0とを軸周りに相対的に90゜回転させることにより、
ピストン20とコンロッド22とをピストン20の長尺
側面部26aの方向に揺動可能に連結することができ
る。このため、本実施例の連結構造によれば、コンロッ
ド22とピストン20とを連結する連結部材を別途に設
けることが不要となる。従って、本実施例の連結構造に
よれば、ピストン20とコンロッド22とを確実に揺動
可能に連結しつつ、部品点数の削減により連結部位の軽
量化を図ることができる。これにより、ピストン20
の、シリンダブロック内の摺動時における慣性力が低減
されることで、内燃機関の静粛性や耐久性の向上を図る
ことが可能となっている。
【0020】また、本実施例によれば、コンロッド22
とピストン20とを連結する連結部材を別途に設けるこ
とが不要となることで、内燃機関の組み付け時にピスト
ン20とコンロッド22とを容易に連結することができ
ると共に、製造コストの削減を図ることができる。とこ
ろで、内燃機関の作動中に、吸気バルブおよび排気バル
ブがピストン20の上面に形成されたバルブリセス28
に適正に着座するためには、コンロッド22とピストン
20とが軸周りに相対的に回転するのを確実に防止する
必要がある。
【0021】上述の如く、ピストン20の凹部40の球
中心Cは、ピストン20の軸中心Oに対してオフセット
されている。このため、ピストン20とコンロッド22
とが連結された状態では、ピストン20の軸中心Oとコ
ンロッド22の軸中心とがオフセットされる。本実施例
において、シリンダブロックのボア内に挿入されたピス
トン20に対して連結したコンロッド22は、内燃機関
に適正に配設されたクランクシャフトのクランクピンに
対して所定の位置で連結する。また、上述の如く、オフ
セットは、ピストン20がシリンダブロックのボア内で
凹部40の球中心Cを通る鉛直軸周りに回転できないよ
うな距離に設定されている。
【0022】このため、上記の構成によれば、ピストン
20とコンロッド22とが連結された状態では、ピスト
ン20がシリンダブロックのボア内で凹部40の球中心
Cを通る鉛直軸周りに回転することは防止される。従っ
て、本実施例の連結構造によれば、内燃機関の組み付け
後はピストン20がシリンダブロックのボア内で軸周り
に回転するのを確実に防止することができる。
【0023】次に、図9および図10を参照して、本発
明の第2実施例であるピストンとロッドとの連結構造に
ついて説明する。本実施例の構造は、上記図1に示す構
成において、コンロッド22に代えてコンロッド60を
用いることにより実現される。図9は、本実施例のコン
ロッド60の全体図を示す。また、図10は、本実施例
のコンロッドを図9に示す上方から見た際の平面図を示
す。尚、図9において、上記図1に示す構成部分と同一
の部分については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0024】図9に示す如く、コンロッド60は、大端
部46およびロッド部48を備えていると共に、ピスト
ン20に連結される小端部62を備えている。小端部6
2は、ピストン20の凹部40の内壁面に対して摺動可
能となるように球面状の外周面を有していると共に、図
10に示す如くコンロッド60を上方から見た際に外径
が大端穴50の貫通方向で短くなるようにカットされて
いる。小端部62には、大端穴50の貫通方向と同一方
向に貫通する小端穴64が設けられている。
【0025】上記の構成によれば、コンロッド60の小
端部62をピストン20の凹部40内に挿入することが
可能となると共に、小端部62を凹部40内に挿入した
後はコンロッド22とピストン20とを軸周りに相対的
に回転させることが可能となる。本実施例においては、
コンロッド60の小端部62を、その長手側がピストン
20の凹部40の開口断面の長手側に嵌合するような向
きでピストン20の凹部40内に挿入する。そして、そ
の状態からコンロッド60を軸周りに90゜だけ回転さ
せる。この場合、コンロッド60の小端部62の下部が
ピストン20の凹部40の下部内壁面に当接すること
で、コンロッド22とピストン20との軸方向への相対
変位が禁止されると共に、コンロッド22の小端部44
の外周面がピストン20の凹部40の内壁面に対して摺
動するのが許容される。
【0026】このように、上記の構造によれば、上記第
1実施例の場合と同様に、ピストン20とコンロッド6
0とを揺動可能に連結することができる。従って、本実
施例の連結構造によれば、上記第1実施例と同様の効果
を得ることができる。本実施例においては、上述の如
く、コンロッド60の小端部62がカットされていると
共に、該小端部62に小端穴64が設けられている。こ
のため、本実施例によれば、ピストン20とコンロッド
とを確実に揺動可能に連結しつつ、かかる連結部位の更
なる軽量化を図ることが可能となっている。
【0027】また、本実施例においても、ピストン20
とコンロッド60とが連結された状態で、ピストン20
が凹部40の球中心を通る鉛直軸周りに回転することは
ない。従って、本実施例の連結構造によれば、上記第1
実施例の場合と同様に、内燃機関の組み付け後はピスト
ン20がシリンダブロックのボア内で軸周りに回転する
のを確実に防止することができる。
【0028】尚、第1および第2実施例においては、ピ
ストン20の凹部40の開口部が、ピストン20を下方
から見た際に十字形状となるように形成されているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、凹部40の開
口部が、真円形状以外の楕円形状等に形成されていれば
よい。また、第1および第2実施例においては、ピスト
ン20の凹部40の球中心Cが、ピストン20の軸中心
Oに対してスカート部26の長尺側面部26a側にオフ
セットされているが、短尺側面部26b側にオフセット
されていてもよい。
【0029】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ピストンとコンロッドとを連結するための部品を別
途に設けることなく、ピストンとコンロッドとを確実に
揺動可能に連結することができる。このため、本発明に
よれば、ピストンとコンロッドとを確実に揺動可能に連
結しつつ、ピストンとコンロッドとの連結部位の軽量化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるピストンとコンロッ
ドとの連結構造において用いられるピストンおよびコン
ロッドを表した斜視図である。
【図2】本実施例のピストンを図1に示す下方から見た
際の平面図である。
【図3】本実施例のピストンを図2に示すIII −III 直
線で切断した際の断面図である。
【図4】本実施例のピストンを図2に示すIV−IV直線で
切断した際の断面図である。
【図5】本実施例のコンロッドを図1に示す上方から見
た際の平面図である。
【図6】本実施例においてピストンとコンロッドとを連
結した後の状態を表した斜視図である。
【図7】本実施例のコンロッドとピストンとの連結部位
を図3に示す断面図において表した図である。
【図8】本実施例のコンロッドとピストンとの連結部位
を図4に示す断面図において表した図である。
【図9】本発明の第2実施例である連結構造において用
いられるコンロッドの斜視図である。
【図10】本実施例のコンロッドを図9に示す上方から
見た際の平面図である。
【符号の説明】
20 ピストン 22,60 コンロッド 40 凹部 44,62 小端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面状の外周面を有すると共に外径が軸
    周りの角度位置に応じて異なる端部を備えるコンロッド
    と、 前記端部と摺動可能な内壁面を有する凹部が設けられた
    ピストンとを備え、 前記凹部の開口部は、前記ピストンと前記コンロッドと
    の軸周りの相対角度位置が第1の所定位置である場合に
    前記端部の前記凹部に対する進退を許容し、前記相対角
    度位置が第2の所定位置である場合に前記端部の前記凹
    部に対する進退を禁止するように形成されていることを
    特徴とするピストンとコンロッドとの連結構造。
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