JP2000334986A - インパクト式印字装置 - Google Patents

インパクト式印字装置

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JP2000334986A
JP2000334986A JP14780199A JP14780199A JP2000334986A JP 2000334986 A JP2000334986 A JP 2000334986A JP 14780199 A JP14780199 A JP 14780199A JP 14780199 A JP14780199 A JP 14780199A JP 2000334986 A JP2000334986 A JP 2000334986A
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Kenji Ozawa
健二 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドの移動速度にむらを生じても、印
字ピンの打ち出し継続時間を移動速度に基づいて決定
し、十分な印字濃度と安定した印字ピンの引き戻し時間
を確保する。 【解決手段】 モータの回転を検出するセンサの出力信
号のパルス数を数えることでキャリア16の位置を求め
印字開始位置を検出する。キャリアの移動速度に対応す
る印字ピンの打ち出し継続時間を示す表を、記憶回路に
記憶しておき、制御回路の速度検出手段により検出され
たキャリアの移動速度に応じて、印字ピンの打ち出し継
続時間POtを記憶回路の表から選択し、縦1ドット列
の印字データに対応した印字ピンを、この打ち出し継続
時間POtで駆動してオンとし、時間POtだけ経過し
たら当該印字ピンの駆動信号をオフとしてピンを引き戻
す。各ドット列ごとにこの動作を繰り返して「8」の数
字の印字を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ドットインパクト式の印
字ヘッドを有し、行方向に走査しながら印字を行うイン
パクト式印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インパクト式印字装置では、
印字ヘッドを走査方向に移動させるための駆動手段とし
て、ステッピングモータを使用するものやDCモータを
使用するものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のステッ
ピングモータを使用するものでは、速度制御がし易い反
面、モータとドライバ回路の価格が高くなるという問題
点があった。
【0004】また、DCモータを使用するものは、印字
ヘッドの移動速度を一定に保つために駆動電圧を可変と
する高価なドライバ回路が必要で、やはり製品のコスト
アップの問題点があった。
【0005】また、上記それぞれのモータに対して電池
駆動が要求される場合、電池の残り電荷の減少によりモ
ータの駆動電圧が小さくなり、この場合印字ヘッドの速
度を予め設計された移動速度に一定に保てなくなるとい
う問題が生じるため、この対策として、予め設計された
移動速度に対して大きくマージンをとり、通常時の印字
ヘッドの移動速度を速くすることが考えられる。また、
電池駆動が要求されない場合でも、動作環境の状況やメ
カの工作精度の度合によって、予め設計されたキャリア
の移動速度に対して、大きくマージンをとることが考え
られる。
【0006】しかしながら、このように印字ヘッドの移
動速度を速くすると、印字ピンの打ち出し継続時間に自
ずと制限が生まれ、印字時の印字濃度が低下してしまう
という問題が生じる。よって、印字濃度を低下させない
ためには、印字ヘッドの速度を遅くして十分な打ち出し
継続時間を確保するように設定しなければならなかっ
た。
【0007】通常、図5及び図6に示されるように、印
字ヘッドの打ち出し継続時間は一定に設定してあるの
で、図5のように駆動用モータの回転を検出するセンサ
の出力信号の周期が長い(キャリアの移動速度が遅い)
場合には、印字ピンをオンしている時間中に十分な印字
濃度で印字され、次いで、印字ピンをオフしている時間
も十分にあるので、印字ピンを正しい位置まで引き戻す
ことができる。しかしながら、上述したように電池駆動
の場合や環境やメカ動作のばらつきにより、駆動用モー
タの回転を検出するセンサの出力信号の周期が短く(印
字ヘッドの移動速度が早く)なってしまった場合には、
図6のように印字ピンをオンしている時間に対しオフし
ている時間が短くなるために、十分な印字濃度で印字さ
れたとしても印字ピンを十分に引き戻せなくなってしま
う。このために、印字ピンが設定されている位置まで戻
っていない状態で引き続いて次の打ち出し継続時間に入
ってしまうことになり、印字ピンが正しいオン・オフ動
作ができなくなり、所望の印字が行えなくなるという問
題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、印字ヘッドの行方向への移動速度に
応じて印字ピンの打ち出し継続時間を制御するようにし
ている。こうすることによって、モータ等の諸要因によ
って印字ヘッドの行方向への移動速度が変化した場合に
も最適の打ち出し継続時間で印字ピンが駆動され、所望
の印字が行える。よって、印字ピンが設定されている位
置まで戻っていない状態で引き続いて次の打ち出し継続
時間に入ってしまい、印字ピンが正しいオン・オフ動作
ができなくなり、所望の印字が行えなくなるという問題
を解決できる。
【0009】また、印字ピンの打ち出し継続時間を印字
ヘッドの行方向への移動速度に対応させて記憶しておく
こととしている。こうすることによって、上記と同様の
課題を解決できるとともに、印字ヘッドの行方向への移
動速度に応じて直ちに打ち出し継続時間が読み出せて印
字ピンを駆動できるので、素早い制御が可能になる。つ
まり、例えば演算により印字ピンの打ち出し継続時間を
求める場合に生じる制御時間の増大という問題を解決で
きる。
【0010】また、印字ヘッドの行方向への移動速度の
検出手段を設けることとしている。こうすることによっ
て、さらに素早い制御が可能になる。
【0011】また、上記の速度検出手段が検出する最新
の複数の移動速度の平均値を求め、この移動速度の平均
値に応じて印字ピンの打ち出し継続時間を制御するよう
にしている。こうすることによって、一層正確な打ち出
し継続時間で印字ピンを制御することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、列
方向に複数の印字ピンを有するドットインパクト式の印
字ヘッドと、この印字ヘッドを行方向に走査する走査機
構と、この走査機構を駆動するモータとを有し、上記印
字ヘッドを行方向に走査しながら印字を行うインパクト
式印字装置であって、上記印字ヘッドの上記行方向への
移動速度に応じて上記印字ピンの打ち出し継続時間を制
御する制御手段を含んでいる。
【0013】本願の請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、上記制御手段は、上記印字ピンの打ち出し継続
時間を上記印字ヘッドの上記行方向への移動速度に対応
させて記憶している記憶手段を含み、上記記憶手段から
上記印字ヘッドの上記行方向への移動速度に応じて上記
印字ピンの打ち出し継続時間を読み出し、その読み出し
た上記印字ピンの打ち出し継続時間に基づき上記印字ピ
ンの打ち出し継続時間を制御するものとしている。
【0014】本願の請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは2において、上記制御手段は、さらに上記印字ヘッ
ドの上記行方向への移動速度を検出する速度検出手段を
含むものとしている。
【0015】本願の請求項4に係る発明は、請求項3に
おいて、上記制御手段は、上記速度検出手段が検出する
最新の複数の上記移動速度の平均値を求め、その移動速
度の平均値に応じて上記印字ピンの打ち出し継続時間を
制御するものとしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施の形態の一例を、図面に
基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、フレーム1の上部近傍
にローラ軸2が水平な姿勢で、回転自在に設けてある。
ローラ軸2には、タイムカードCの両側近傍に相当する
位置にピンチローラ2a,2aが固着してある。タイム
カードCのローラ軸2と対向する面と反対側には、ピン
チローラ2a,2aと対をなすローラ(図示略)が回転
自在に設けてあり、ローラ軸2の正逆回転によりタイム
カードCを上下方向に移動可能である。フレーム1の正
面左側部には、直流モータ(カード送りモータ)8の回
転をローラ軸2に伝達させてタイムカードCを上下方向
に移動させるための輪列R1が設けてある。
【0018】輪列R1の構成についてローラ軸2側から
駆動側に遡上して簡単に説明する。ローラ軸2には、ロ
ーラ軸駆動歯車3が固着してあり、この駆動歯車には第
1中間車4と一体のピニオン4aが噛車している。第1
中間車4には第2中間車5が噛車しており、この中間車
にはさらに第3中間車6と一体のピニオン6aが噛合し
ている。第3中間車6はモータ歯車7と噛合している。
モータ歯車7は、フレーム1の下部に取り付けられたカ
ード送りモータ8のモータ軸8aに固着されている。し
たがって、カード送りモータ8の正逆回転は、輪列R1
を介してローラ軸2に伝達されることにより、タイムカ
ードCを引き込み又は引き上げの搬送をされるようにな
っている。
【0019】第2中間車5には、これと同心の回転板9
が一体的に回転可能に設けられている。この回転板9に
は外周部の内側に等間隔に放射状の透孔(図示せず。)
が設けられている。回転板9の外周部近傍の1ヶ所に
は、回転板を挾むようにしてインタラプタ型の光センサ
10が設けてあり、回転板9の回転にともない透孔が光
センサ10の光を通過させたり遮断したりするようにな
っている。つまり、回転板9とセンサ10とによって、
カード送りモータ8の回転量をパルス信号に変換する検
出手段(エンコーダ)11が構成されている。検出手段
11から出力されるデータ信号は後述の制御回路25に
供給される。
【0020】フレーム1の上部近傍には、タイムカード
Cをうけるカード口12が設けられ、このカード口12
の中央部に、カード挿入検出用スイッチ13が設けてあ
り、タイムカードCの両側を挾む位置に、それぞれカー
ド基準位置のカード検知手段を構成する1対のカードセ
ンサ14,14が設けられている。
【0021】ローラ軸2の下方には、タイムカードCの
印字欄C1に日時等を印字する印字ヘッド15が設けて
ある。印字ヘッド15はキャリア16に搭載され、キャ
リア駆動モータ18の駆動によってガイド柱17に沿っ
て水平方向(印字ヘッドの走査方向)に往復移動可能で
ある。ガイド柱17の近傍には、フレーム1に回転自在
に支持されたリードスクリュー19が設けてあり、キャ
リア駆動モータ18の回転をリードスクリュー19に伝
達する輪列R2が、フレーム1の正面右側部に設けられ
ている。輪列R2の構成は、モータ18のモータ歯車1
8aに、減速歯車20、切換歯車21が順次噛合してお
り、切換歯車21にリードスクリュー19に固着してあ
るリードスクリュー駆動歯車19aが噛合している。し
たがって、キャリア駆動モータ18の回転は、輪列R2
を介してリードスクリュー19に伝達されることによ
り、キャリア16を移動させて印字ヘッド15を行方向
に走査させる。
【0022】モータ歯車18aには、これと同心の回転
板22が一体的に回転可能に設けられている。この回転
板22には外周部の内側に等間隔に放射状の透孔(図示
せず。)が設けられている。回転板22の外周部近傍の
1ヶ所には、回転板を挾むようにしてインタラプタ型の
光センサ23が設けてあり、回転板22の回転にともな
い透孔が光センサ23の光を通過させたり遮断したりす
るようになっている。つまり、回転板22と光センサ2
3とによって、キャリア駆動モータ18の回転を検出し
てキャリア16の移動速度を求めるパルス信号に変換す
る検出手段(エンコーダ)24が構成されている。検出
手段24から出力されるデータ信号は、制御回路25に
供給され、移動速度を検出する速度検出手段が構成され
ている
【0023】したがって、タイムカードCがカード挿入
口12から挿入されると、カード挿入検出用スイッチ1
3がタイムカードCの下端部を検知し、カード送りモー
タ8の駆動を開始してタイムカードCの引き込み動作を
開始する。この引き込み動作中に、カード検知手段14
がタイムカードCの上端部を検知すると、カード引き込
み動作の停止制御を行う。
【0024】その後、カード送りモータ8を逆転方向で
駆動を開始して印字目的位置までのタイムカードCの引
き上げ動作を開始し、再びカード検知手段14がタイム
カードCの上端部を検知すると、その位置をタイムカー
ドCの基準位置として印字目的位置までのタイムカード
Cの引き上げ動作の停止制御を行う。
【0025】タイムカードCが印字目的位置にて停止し
たら、キャリア駆動用モータ18の駆動を開始し、モー
タ歯車18a、減速歯車20、切換歯車21、リードス
クリュー駆動歯車19aを介してリードスクリュー19
を回転させる。リードスクリュー19の回転により、キ
ャリア16はガイド柱17に沿って水平方向に移動する
ので、キャリア16に設けられた印字ヘッド15は、キ
ャリアの移動に合わせて行方向に走査され、後で詳細に
説明するような印字処理がなされて、タイムカードCの
印字欄C1に日時等の所望の印字が行われる。
【0026】印字処理は、キャリア駆動用モータ18の
回転を検出するための回転板22及びセンサ23からな
るエンコーダ24からの出力信号から、制御回路25の
速度検出手段によりで印字ヘッド15の移動速度が求め
られ、この移動速度に応じて印字ヘッド15の印字ピン
ごとの打ち出し継続時間を制御する。
【0027】図2はインバクト式印字装置の構成をブロ
ック図で示したものであり、モータ制御装置の中枢部を
なす制御回路(CPU)25に対しては、上述のカード
検知手段14からの出力信号が入力可能であり、上述の
印字ヘッド15へは、印字ピンの駆動信号を供給するよ
うになっている。制御回路25にはCPU25a、RO
M25b、RAM25cが備わっている。また、検出手
段24は上述の回転板22とセンサ23とからなるエン
コーダであり、キャリア駆動用モータ18の回転が検出
される。センサ23の出力は、キャリア駆動用モータ1
8の1回転あたりに、6パルスの信号が得られ、キャリ
アは1.8mm進むようになっている。このセンサ23
の出力は制御回路25に供給され、制御回路25の速度
検出手段で、この出力信号の周期を毎回検出すること
で、キャリア16(印字ヘッド15)の移動速度が算出
される。この移動速度は、センサ23から新たな信号出
力が入力されるごとに更新され、最新の4パルス分の周
期の平均値tが求められる。
【0028】また、制御回路25は、ROM25bに記
憶してある動作プログラムに従ってCPU25aで諸デ
ータを処理し、その結果をモータ駆動回路26に出力可
能である。更にRAM25cには、タイムカードの印字
位置や印字内容等の諸データが記憶される。
【0029】制御回路25には、記憶手段27がデータ
を授受可能に設けられている。記憶手段27には2つの
記憶回路が備わっている。
【0030】即ち、第1記憶回路27aには、表1のテ
ーブルが記憶してある。この表1は、エンコーダ24の
センサ23の出力から制御回路25で算出された信号周
期t[μs]、即ちキャリア16の移動速度に応じた値に
対して、最も望ましい印字ピンの打ち出し継続時間PO
t[μs]を対応させて作成したテーブルである。例え
ば、移動速度が915〜975μsでは、打ち出し継続
時間は442μsが最適の印字ピンの打ち出し継続時間
であるとして選択され、移動速度が1159〜1219
μsでは、打ち出し継続時間は717μsが最適の印字ピ
ンの打ち出し継続時間であるとして選択される。このよ
うな打ち出し継続時間が選択されることで、信号周期内
で十分に印字ピンをオフとする時間が残され、印字ピン
を正しい位置に引き戻すことが可能になる。
【表1】
【0031】また、第2記憶回路27bには、制御回路
で算出された最新の4パルス分の周期の平均値tが記憶
してある。そして、制御回路25により第2記憶回路2
7bから移動速度tが読み出されてモータ駆動回路26
に供給されることにより、キャリア駆動用モータ18を
回転駆動する。
【0032】次に動作を説明する。
【0033】図4に示しているような「8」の数字の印
字の動作について次に説明する。印字開始位置は、セン
サ23の出力信号のパルス数を数えることでキャリア1
6の位置が求められて印字開始位置が検出される。上記
のようにこのときも最新の信号周期の平均値tは、制御
回路25で算出されて第2記憶回路27bに記憶されて
いる。
【0034】キャリア16が印字開始位置に到達する
と、第1記憶回路27aに記憶されている表1から、図
3に示すようなセンサ出力信号の周期の平均値tに対応
して、印字ピンの打ち出し継続時間POtが選択され
る。そして、図4に示す縦1ドット列の印字データに対
応した印字ピンを、打ち出し継続時間POtで駆動して
オンとし、時間POtだけ経過したら当該印字ピンの駆
動信号をオフとしてピンを引き戻す。
【0035】その後、キャリア16が移動して縦2ドッ
ト列の印字開始位置に到達したときには、センサ23の
出力信号の1パルスごとに最新の4パルス分の周期の平
均値tを求め直し、さらに、その周期の平均値tから打
ち出し継続時間POtを求め、上述のように縦2ドット
列の印字データに対応した印字ピンを、この打ち出し継
続時間POtで駆動してオンとし、時間POtだけ経過
したら当該印字ピンの駆動信号をオフとしてピンを引き
戻す。
【0036】この動作が繰り返されて、縦3ドット列か
ら縦5ドット列までのそれぞれの印字データに対応した
印字ピンを、それぞれの打ち出し継続時間POtで駆動
してオンとし、時間POtだけ経過したら当該印字ピン
の駆動信号をオフとしてピンを引き戻すことにより、図
4に示す「8」の数字の印字が完了する。
【0037】このように、印字ピンの打ち出し継続時間
POtを、最新のキャリアの移動速度の平均値tに合わ
せることで、キャリア駆動モータ18の回転速度にむら
があっても、常に印字濃度が十分に得られかつ印字ピン
の引き戻しも十分に得られる印字ピンの駆動が可能にな
る。
【0038】なお、上記では本発明をタイムレコーダに
用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、種々のイ
ンパクト式印字装置に適用可能である。
【0039】また、表1ではキャリアの移動速度に応じ
た値であるセンサ23の信号周期と印字ピンの打ち出し
継続時間との関係の表としたが、キャリアの移動速度と
印字ピンの打ち出し継続時間との関係の表にしてもよ
い。この場合、制御回路25でセンサ23の信号周期か
らキャリアの移動速度を求め、その求めた移動速度から
印字ピンの打ち出し継続時間を求めればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、印字ヘッドの行方向への移動
速度に応じて印字ピンの打ち出し継続時間を制御するよ
うにしている。こうすることによって、モータ等の諸要
因によって印字ヘッドの行方向への移動速度が変化した
場合にも最適の打ち出し継続時間で印字ピンが駆動さ
れ、所望の印字が行える。よって、印字ピンが設定され
ている位置まで戻っていない状態で引き続いて次の打ち
出し継続時間に入ってしまい、印字ピンが正しいオン・
オフ動作ができなくなり、所望の印字が行えなくなると
いう問題を解決できる。
【0041】また、印字ピンの打ち出し継続時間を印字
ヘッドの行方向への移動速度に対応させて記憶しておく
こととしている。こうすることによって、上記と同様の
課題を解決できるとともに、印字ヘッドの行方向への移
動速度に応じて直ちに打ち出し継続時間が読み出せて印
字ピンを駆動できるので、素早い制御が可能になる。つ
まり、例えば演算により印字ピンの打ち出し継続時間を
求める場合に生じる制御時間の増大という問題を解決で
きる。
【0042】また、印字ヘッドの行方向への移動速度の
検出手段を設けることとしている。こうすることによっ
て、さらに素早い制御が可能になる。
【0043】また、上記の速度検出手段が検出する最新
の複数の移動速度の平均値を求め、この移動速度の平均
値に応じて印字ピンの打ち出し継続時間を制御するよう
にしている。こうすることによって、一層正確な打ち出
し継続時間で印字ピンを制御することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したタイムレコーダの内部構成例
を示す正面図である。
【図2】本発明の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のセンサの出力信号の波形と印字ピン制
御信号の波形との関係を示す波形図である。
【図4】本発明において印字データを印字する際のセン
サの出力信号の波形と印字ピン制御信号の波形との関係
を示す図である。
【図5】従来のセンサの出力信号の波形と印字ピン制御
信号の波形との関係を示す波形図である。
【図6】従来の他のセンサの出力信号の波形と印字ピン
制御信号の波形との関係を示す波形図である。
【符号の説明】
15 印字ヘッド 18 モータ(キャリア駆動用モータ) 19 走査機構(リードスクリュ) 24 検出手段(エンコーダ) 25 制御回路 26 モータ駆動回路 27 記憶手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列方向に複数の印字ピンを有するドット
    インパクト式の印字ヘッドと、この印字ヘッドを行方向
    に走査する走査機構と、この走査機構を駆動するモータ
    とを有し、上記印字ヘッドを行方向に走査しながら印字
    を行うインパクト式印字装置であって、 上記印字ヘッドの上記行方向への移動速度に応じて上記
    印字ピンの打ち出し継続時間を制御する制御手段を含む
    ことを特徴とするインパクト式印字装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記制御手段は、上
    記印字ピンの打ち出し継続時間を上記印字ヘッドの上記
    行方向への移動速度に対応させて記憶している記憶手段
    を含み、上記記憶手段から上記印字ヘッドの上記行方向
    への移動速度に応じて上記印字ピンの打ち出し継続時間
    を読み出し、その読み出した上記印字ピンの打ち出し継
    続時間に基づき上記印字ピンの打ち出し継続時間を制御
    するものであることを特徴とするインパクト式印字装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記制御手
    段は、さらに上記印字ヘッドの上記行方向への移動速度
    を検出する速度検出手段を含むことを特徴とするインパ
    クト式印字装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記制御手段は、上
    記速度検出手段が検出する最新の複数の上記移動速度の
    平均値を求め、その移動速度の平均値に応じて上記印字
    ピンの打ち出し継続時間を制御するものであることを特
    徴とするインパクト式印字装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100396495C (zh) * 2006-08-18 2008-06-25 中外合资南京富士通计算机设备有限公司 针式打印机断针自动检测及补偿方法

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