JP2000334141A - 遊技機の基板ケース - Google Patents
遊技機の基板ケースInfo
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- JP2000334141A JP2000334141A JP11144806A JP14480699A JP2000334141A JP 2000334141 A JP2000334141 A JP 2000334141A JP 11144806 A JP11144806 A JP 11144806A JP 14480699 A JP14480699 A JP 14480699A JP 2000334141 A JP2000334141 A JP 2000334141A
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Abstract
基板を収納する基板ケースにおいて、開封後、再封止を
する際の手間を低減する。 【解決手段】 基板ケース1においては、ケース本体9
とカバー部11とを封止する際には、左から2番目のピ
ン挿入口15にピン13を差し込む。封止を解く場合に
は、ピン挿入口15の周囲に形成された壁状部分をニッ
パなどで切除し、更にピン13を切断してピン挿入口1
5から抜く。再封止をする際には、ブラケット18を介
してカバー部11に一体形成された予備ピン17を、残
りのピン挿入口15に差し込むことにより行なう。この
ように予備ピン17が、カバー部11と一体に形成され
ているので、用意する必要が一切ない。また、残ってい
る予備ピン17の数から、あと何回、再封止できるかを
知ることができる。
Description
OMなどが実装された回路基板を収納するための基板ケ
ースに関する。
技の制御を行なう回路基板を収容した基板ケースが設け
られている。パチンコ機の場合、回路基板には遊技制御
を行なう主制御装置や球払出装置を制御する払出制御装
置などの制御回路を成すICや抵抗などの各種電子部品
が実装されており、基板ケースはこの回路基板を外部か
ら保護する役割をしている。
パチンコホールにて、記憶されたプログラムに従い大当
たりなどを判定している主制御装置のROMを不正に交
換する行為が行なわれている。そこで、この基板ケース
に封止部を設け、不正に開封されることを防止する技術
が開示されている。具体的には、基板ケースのケース本
体(パチンコ機に取り付けられる側の部材)に各種電子
部品が実装された基板をボルト締めし、カバー部にて覆
い、封止部にて封止する構造を採っている。
止部を用いて一旦封止するが、警察などの機関によって
開封されることがあるため、複数回封止可能となってい
る。例えば、封止部として、ケース本体およびカバー部
の縁に夫々複数個のボスを設け、ケース本体をカバー部
で覆うと両者のボスの位置が整合するようにしておく。
こうして位置が整合したボスの内の1〜2個を、ワンウ
ェイねじなどを用いて固定する。こうすると、開封をす
るにはボスを基板ケースから切断するしかない。1回の
封止に2個のボスを用いるとすれば、ケース本体に設け
られたボスの数の1/2の回数だけ封止を行なうことが
できる。
ねじは緩めることができないため、1度封止に用いられ
たワンウェイねじは、ボスから取り外すことはできな
い。従って再度封止をする際には、新たなワンウェイね
じを用意する必要があるが、ワンウェイねじは特殊なね
じであるため、用意に手間が掛かる。
で、封止部を開封し、再封止する際の手間を低減した基
板ケースを提供することを目的とする。
めになされた本発明の請求項1に記載の遊技機の基板ケ
ースは、ケース本体と、カバー部と、前記ケース本体と
前記カバー部とを重合させた際に整合して該両者を連通
する穴である開放防止部とを備え、該開放防止部に締付
部材を挿入することにより、遊技機の制御を行なうため
の電子部品が実装された回路基板を内部に封止する遊技
機の基板ケースにおいて、前記締付部材の予備であって
当該基板ケースのいずれかの構成と同じ材質の予備締付
部材を当該基板ケースの外側に保持したことを特徴とす
る。
と、カバー部と、前記ケース本体と前記カバー部とを重
合させた際に整合して該両者を連通する穴である開放防
止部とを備え、該開放防止部に締付部材を挿入すること
により、遊技機の制御を行なうための電子部品が実装さ
れた回路基板を内部に封止する遊技機の基板ケースにお
いて、前記締付部材の予備である予備締付部材が、当該
基板ケースと一体に形成されていることを特徴とする。
載の遊技機の基板ケースにおいて、前記予備締付部材
が、当該基板ケースの内側に一体形成されていることを
特徴とする。請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の遊技機の基板ケースにおいて、当該基板ケースが、
片面に電子部品が実装された回路基板を収納するもので
あり、前記予備締付部材が、前記回路基板を当該基板ケ
ースに収納した際に、前記電子部品が実装されていない
面の側の位置に一体形成されていることを特徴とする。
4にいずれか記載の遊技機の基板ケースにおいて、前記
予備締付部材が、再封止可能な回数分、一体形成されて
いることを特徴とする。
5にいずれか記載の遊技機の基板ケースにおいて、前記
カバー部が透明の部材にて形成されたものであり、前記
予備締付部材が、前記カバー部以外の構成と一体形成さ
れ、且つ有色の部材にて形成されていることを特徴とす
る。
載の遊技機の基板ケースにおいて、前記ケース本体に設
けられ、前記開放防止部をなす穴の内の前記ケース本体
側の穴が形成された封止用ベースを備え、前記予備締付
部材が、前記封止用ベースと一体に形成されていること
を特徴とする。
ース(以下、基板ケースとも言う)では、カバー部とケ
ース本体とを重合させることにより回路基板を収容す
る。カバー部およびケース本体には夫々穴が形成されて
おり、両者を互いに重合させると、穴が整合して連通す
る。これが開放防止部である。ここに締付部材を挿入す
ると、カバー部およびケース本体の重合が解けなくな
り、回路基板を封止することができる。
後、再封止をする際に用いる予備締付部材が基板ケース
の外側に保持されている。従って、請求項1に記載の基
板ケースによれば、再封止をする際に、新たな締付部材
を用意する手間が要らない。また、予備締付部材は、基
板ケースのいずれかの構成と同じ材質にて形成されてい
るため、廃棄をする際に、その「いずれかの構成」と同
じ方法で廃棄することができる。
に記載の基板ケースと略同様に構成されている。相違点
としてこの基板ケースには、予備締付部材が一体形成さ
れている。従って、請求項1に記載の基板ケースによれ
ば、再封止をする際に、新たな締付部材を用意する手間
が要らない。
は、ケース本体でもよいし、カバー部でも良い。また基
板ケースを構成するものであれば、これら以外の構成で
も良い。何れと一体形成するにしても、その一体形成さ
れた構成と予備締付部材とは同じ材質で構成されること
となる。
材が、当該基板ケースの内側に一体形成されている。こ
れに反し、基板ケースの外側に予備締付部材が形成され
ていると、遊技機の組み付け工程において、予備締付部
材が邪魔になったり、破損したりする可能性がある。請
求項3のように内側に予備締付部材を形成することによ
りこれを防止できる。また基板ケースを開放しないと予
備締付部材が取り出せないため、予備締付部材の盗難や
偽造を防止できる。
ースが、片面に電子部品が実装された回路基板を収納す
るものであり、予備締付部材が、この回路基板を当該基
板ケースに収納した際に、電子部品が実装されていない
面の側の位置に一体形成されている。
の面に予備締付部材を形成すると、電子部品の配置に工
夫が必要となったり、逆に、予備締付部材の配置に苦心
したり予備締付部材の形状を工夫したりする必要に迫ら
れる。この点、請求項4のように電子部品が実装されて
いない側の箇所に予備締付部材を形成すれば、こうした
工夫が不要となる。
材が、再封止可能な回数分、一体形成されている。こう
すれば、再封止に要する予備締付部材を一切用意する必
要がなくなる。また、予備締付部材が視認可能な位置に
一体形成されていれば、残っている予備締付部材の数か
ら、あと何回、再封止できるかを知ることができる。な
お、請求項1に記載の基板ケースにおいても、予備締付
部材を再封止可能な回数分、保持しておけば、再封止に
要する予備締付部材を一切用意する必要がなくなる。ま
た、残っている予備締付部材の数から、あと何回、再封
止できるかを知ることができる。
透明の部材にて形成されている。こうすることにより、
カバー部の外部から基板ケース内に封止された回路基板
を目視することができる。ただしこのカバー部と一体に
予備締付部材を形成すると、再封止をした際に予備締付
部材が見辛くなる。そこで、予備締付部材は、カバー部
以外の部材と一体に形成され、しかも有色の部材にて形
成されている(これにより、予備締付部材と一体に形成
される部材も有色の部材となる)。
れば、使用中の予備締付部材を視認しやすくなる。請求
項7に記載の本発明では、ケース本体に封止用ベースが
設けられており、この封止用ベースに開放防止部をなす
穴が形成されている。そしてこの封止用ベースと一体に
予備締付部材が形成されている。これに反し、予備締付
部材をケース本体と一体に形成すると、ケース本体を有
色の部材にて構成する必要がある。この点、請求項7に
記載の基板ケースによれば、予備締付部材と同じ有色の
色にする必要があるのは封止用ベースのみであるため、
ケース本体の設計の自由度を狭めることがない。
ことにより、開放防止部の穴を視認し易くなる。すなわ
ち、この穴をカバー部を透視して見ることができる。
る。まず、図1は本発明を適用した基板ケース1が設け
られたパチンコ機の裏面を示す説明図である。基板ケー
ス1は本図に示す様に、パチンコ機の裏面の略中央に取
り付けられており、画像制御基板3、賞球制御基板5な
どとコネクタ群7を介して結線される。
ケース1は、パチンコ機に直接取り付けられるケース本
体9と、ケース本体9に重合されるカバー部11とを備
えている。カバー部11は無蓋箱状の透明の合成樹脂に
て形成されており、内部に回路基板が収納されている。
そして本図に示すケース本体9に重合された状態で、ピ
ン13がピン挿入口15に入れられることにより回路基
板が封止される。なお、ケース本体9も透明の合成樹脂
にて形成されている。
れによりパチンコ機の出荷時を含めて計4回封止が可能
にされている。ピン挿入口15は、これを使用する順序
を示す数字がカバー部11の上面に形成されている。す
なわち本図において左から2番目、左から3番目、左
端、右端の順で一つずつピン挿入口15は用いられる。
最初に用いられるピン挿入口15は他の3つのピン挿入
口15よりも手前にずれた位置に形成されている。これ
については後述する。また、2回目以降の封止を行なう
ための予備ピン17が3本、ブラケット18を介してカ
バー部11に一体形成されている。なお、本図には示さ
れていないが、ブラケット18には使用する予備ピン1
7の順序が数字で本図の左から順に2、3、4と示され
ている(1はピン13)。ここでピン13が締付部材
に、予備ピン17が予備締付部材に、それぞれ相当す
る。
1に取り付けられる。この様子を図3〜5に示す。まず
図3に示すように、カバー部11には破線で示すボス2
3a、23bが内部に設けられており、ここに回路基板
21を介してねじ25を螺合させることにより回路基板
21を固定する。この際、回路基板21は電子部品群2
7が設けられた側の面がカバー部11内を向くように固
定される。なお、回路基板21をボス23a、23bに
あてがうに先んじて、コネクタカバー29がカバー部1
1に取り付けられる。コネクタカバー29は、コネクタ
群7の各コネクタの形状に対応した穴32が形成された
枠状部材であり、回路基板21をカバー部11に固定す
ると、コネクタ群7が穴32を介してカバー部11から
露出される。一方、カバー部11にはコネクタ群7を露
出させるために、コネクタ窓33が形成されている。こ
れについて図4に示す。
に取り付ける様子を図3とは逆方向から見た斜視図であ
る。コネクタ窓33は、コネクタカバー29の穴32よ
りも大きく、また、コネクタ群7を成すコネクタの内の
幾つかはまとめて、1つのコネクタ窓33から露出され
る。これは、カバー部11に回路基板21とはコネクタ
の形状や数が異なる回路基板を収容する場合に対応する
ためである。なお、コネクタカバー29は、その両端付
近に形成されたボス23aとほぼ同径の穴35をボス2
3aに嵌めこむことによりカバー部11に着脱自在に取
り付けられる。従って、コネクタカバー29を交換する
だけで、回路基板21以外の回路基板に対応できる。
様子を図5(a)に示す。図5(a)は、この様子を図
4と同方向から見た斜視図である。コネクタカバー29
をカバー部11に取り付けた後、回路基板21を、電子
部品群27が実装された側をカバー部11の底面37に
向けて載置し、ねじ25で固定する。すると図5(b)
のようになる。
下、単に重合とも言う)させる様子について図6に示
す。図6(a)は重合させる前の状態、図6(b)は重
合させた状態を示す図で、いずれも図2におけるA−
A′断面にて表している。なお、本図では、重合に特に
重要な構成のみを示しており、ボス23a、23bや回
路基板21は省略している。
よび図示しない向こう側の周壁には、4つの凸片47が
それぞれ形成されている。一方、周壁45に対応するカ
バー部11側の周壁49(図5参照)の内側には、凸片
47に係止する4つの係止片51、および係止前の段階
で凸片47に当接して重合操作中におけるカバー部11
の位置決めを行なう3つのガイド部53が設けられてい
る。なお、本図の最も左の凸片47に対応するガイド部
は、周壁39の下面39aがその代わりを果たす。
には、カバー部11を図6(a)に示すような位置、す
なわち、4つの凸片47の上にガイド部53または下面
39aが位置するようにする。このとき、カバー部1
1、ケース本体9の長手方向(本図において紙面に垂直
な方向)の位置も整合させる。この位置からカバー部1
1をケース本体9に接近させ、凸片47をガイド部53
(または下面39a)に当接させる。この状態からカバ
ー部11を本図の左方へスライドさせる。すると係止片
51が凸片47の下側に係止して、カバー部11がケー
ス本体9から離れないようになる。
バー部11をケース本体9から離れさせることができ
る。封止を行なうためには前述のピン13または予備ピ
ン17をピン挿入口15に差し込む。これについて図
7、8を用いて説明する。図7は、カバー部11がケー
ス本体9に重合されていない様子を示す斜視図である。
4つのピン挿入口15は、その周囲がそれぞれ壁状に盛
り上げられている。一方、ケース本体9側には、ピン挿
入口15に整合する位置に長方形の穴59が形成された
封止用ベース61が取り付けられている。ピン挿入口1
5と穴59とが連通されて成る穴が本発明の開放防止部
に相当する。封止用ベース61の穴59は貫通穴である
が、封止用ベース61がケース本体9に取り付けられる
ことにより底のあるものとなる。また、封止用ベース6
1は黒色にされている。これにより、共に透明なケース
本体9にカバー部11に重合させた際にも、ピン挿入口
15の貫通穴がどこにあるかがよく分かり、作業性が良
い。
口15(通常は左から2番目)に押し込むと、その二股
になった部分が弾性変形して封止用ベース61に入り込
み、カバー部11をケース本体9に対してスライド困難
な状態にする。この様子を図8(a)に示す。図8
(a)はピン13を差し込んだピン挿入口15を図2の
B−B′で断面にした図である。本図に示す様に、穴5
9aはその途中に段が形成されており、ピン13の鉤部
63がここに係止する。またこのとき、前述した壁状に
盛り上げられた部分65がピン13の頂部67を包囲す
る。そして、穴59aの底は、ケース本体9によって塞
がれるため、この状態のピン13を抜き取るのは極めて
困難である。更に、本図に示す様に、ピン13(予備ピ
ン17も同様)の鉤部63が撓む方向が、カバー部11
のスライド方向と垂直にされている。このため、ピン1
3(または予備ピン17)がピン挿入口15に刺さった
まま、強引にカバー部11をスライドさせることにより
鉤部63を撓ませ、ピン13(または予備ピン17)を
抜く、といったことも不可能である。
分65をニッパなどで切り落し、更にピン13を切断し
て抜き取る。この際、1番目のピン挿入口15が他の貫
通穴よりも前方に出ていることにより、壁状部分65を
容易に切断することができる。2番目以降は、1番目の
貫通穴の壁状部分65が切除されたことにより形成され
るスペースを利用して切断することができる。そしてこ
れによりピン挿入口15が形成された箇所の省スペース
化を実現している。
の上面に封止を解いた日付などを記載し、封止の履歴を
残す。このようにピン13および壁状部分65を破壊し
ない限り、基板ケース1の封止を解くのは困難である。
なお、基板ケース1の再封止をする際には、1つの予備
ピン17をカバー部11から切除し、ピン挿入口15の
左から3番目の貫通穴に差し込む。1回の封止に用いる
予備ピン17は1本としておけば、最高4回封止を行な
うことができ、また残された予備ピン17の数から封止
が解かれた回数を知ることができる。
部67に、マーク68が形成されている。これは、ピン
13(又は予備ピン17)が何回目の封止をするために
用いるものであるかを示すものであり、ピン13はマー
ク68が1個、3本の予備ピン17はマーク68が夫々
2個、3個、4個形成されている。
体9に内側から固定されている。従って、封止用ベース
61を取り外すのは封止が解かれた後でないと無理であ
る。また、封止用ベース61の穴59a、59b、59
c、59dは、ピン挿入口15の配置に対応しており、
ピン13が差し込まれる穴59aのみが図8(c)に示
すように他の穴59b〜59dよりも前方(本図におい
ては下方)にずれている。
示す様に、重合させた際に回路基板21はカバー部11
とケース本体9の境目よりも上側に位置している。しか
も本図には示されていない電子部品群27が、カバー部
11の内側に実装されているため、周壁45の方向など
から万が一、工具などを差し込んでも、回路基板21に
実装されたROMなどを交換するのは不可能である。な
お、電子部品群27がカバー部11の内側に実装され、
且つカバー部11が透明の部材で形成されていることに
より、開封をすることなく、カバー部11の外側から底
面37を通して電子部品群27を見ることができる。
ば、予備ピン17がカバー部11と一体に形成されてい
るため、再封止をする際に、新たな予備ピン17(また
はピン13)を用意する手間が要らない。しかも予備ピ
ン17は、再封止可能な回数(基板ケース1では3回)
に対応して3個形成されているので、一切用意する必要
がない。また、残っている予備ピン17の数から、あと
何回、再封止できるかを知ることができる。また予備ピ
ン17は、ブラケット18によって保護されているた
め、遊技機への組み付け工程において予備ピン17が不
意に外れてしまうことがない。また、予備ピン17がカ
バー部11と同じ材質にて形成されているため、開封を
する際には壁状部分65および予備ピン17を同じ工具
(ニッパなど)で切断することができ、切断屑は同じ方
法にて廃棄することができる。
1について説明してきたが、本発明はこうした実施例に
何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。
例えば、基板ケース1では、ピン13、予備ピン17
が、マーク68を除いて同じ形状であったが、互いに異
なる形状としても良い。そしてピン13は、最初に使用
されるピン挿入口15の貫通穴にしか入らず、2番目の
予備ピン17は2番目に使用されるピン挿入口15の貫
通穴にしか入らない……というように、専用のピン挿入
口15しか使えないようにしておけば、作業者が誤った
ピン挿入口15にピン13などを差し込むのを防止でき
る。
ット18に形成したが、カバー部11に直接形成しても
良い。また、これら以外の場所に形成しても良い。これ
について図10に示す。まず図10(a)は予備ピン1
7をケース本体9の内側に形成したものである。こうす
ると、基板ケース1を開封しない限り予備ピン17を入
手できないので、ブラケット18から予備ピン17のみ
が持ち去られる、といった不正行為をも防止することが
できる。なお、ケース本体9内ではなく、カバー部11
内に形成することも考えられるが、カバー部11側には
電子部品群27が存在するため、予備ピン17を形成す
る箇所が制約を受けたり電子部品群27の配置を変更す
る必要に迫られたりする虞がある。この点、ケース本体
9内に形成しておけば、電子部品群27による制約など
を配慮する必要がない。
ス61に形成した例である。このようにしても、図10
(a)と同様の効果を奏することができる。また、この
場合、予備ピン17の色が封止用ベース61と同色の黒
色になるため、予備ピン17を用いて封止を行なった際
には、それが何回目の封止であるかをピン挿入口15を
見ることによって知ることができる。なお封止用ベース
61の色は黒以外の色にしても良い。どんな色にせよ、
透明以外の色であれば、ピン挿入口15の位置が分かり
易くなり、作業性が良くなる。
にしてもよい。本図に示すカバー部11′では、その外
側の一部に凹部73を設けている。凹部73には3つの
凸部75が立設されており、予備ピン17′は各凸部7
5を挟持することにより保持される。予備ピン17′は
カバー部11′と同じ材質で形成されており、凸部75
を挟持した後、カバー77にて覆いがされる。カバー7
7は、カバー部11′の内側から貫通穴79を通して螺
合穴81にねじ止めすることによりカバー部11′に固
定される。これにより、予備ピン17′を盗難から防止
している。
たな予備ピン17′を用意する手間が要らない。そして
予備ピン17′は、再封止可能な回数に対応して3個形
成されているので、一切用意する必要がなく、残ってい
る予備ピン17′の数から、あと何回、再封止できるか
を知ることができる。また、予備ピン17′がカバー部
11′と別体にされているにも拘わらず、同じ材質にて
形成されているため、開封をする際には壁状部分65′
および予備ピン17′を同じ工具(ニッパなど)で切断
することができ、切断屑は同じ方法にて廃棄することが
できる。
例示したが、パチンコ機以外の遊技機に適用しても構わ
ない。
パチンコ機の裏面を示す説明図である。
が取り付けられる様子を示す斜視図である。
けられる様子を示す説明図である。
る様子をケース本体9側から見た斜視図である。
子を示す説明図である。
ある。
説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ケース本体と、カバー部と、前記ケース
本体と前記カバー部とを重合させた際に整合して該両者
を連通する穴である開放防止部とを備え、該開放防止部
に締付部材を挿入することにより、遊技機の制御を行な
うための電子部品が実装された回路基板を内部に封止す
る遊技機の基板ケースにおいて、 前記締付部材の予備であって当該基板ケースのいずれか
の構成と同じ材質の予備締付部材を当該基板ケースの外
側に保持したことを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項2】 ケース本体と、カバー部と、前記ケース
本体と前記カバー部とを重合させた際に整合して該両者
を連通する穴である開放防止部とを備え、該開放防止部
に締付部材を挿入することにより、遊技機の制御を行な
うための電子部品が実装された回路基板を内部に封止す
る遊技機の基板ケースにおいて、 前記締付部材の予備である予備締付部材が、当該基板ケ
ースと一体に形成されていることを特徴とする遊技機の
基板ケース。 - 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機の基板ケースに
おいて、 前記予備締付部材が、当該基板ケースの内側に一体形成
されていることを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項4】 請求項3に記載の遊技機の基板ケースに
おいて、 当該基板ケースが、 片面に電子部品が実装された回路基板を収納するもので
あり、 前記予備締付部材が、 前記回路基板を当該基板ケースに収納した際に、前記電
子部品が実装されていない面の側の位置に一体形成され
ていることを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項5】 請求項2から4にいずれか記載の遊技機
の基板ケースにおいて、 前記予備締付部材が、再封止可能な回数分、一体形成さ
れていることを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項6】 請求項2から5にいずれか記載の遊技機
の基板ケースにおいて、 前記カバー部が透明の部材にて形成されたものであり、 前記予備締付部材が、前記カバー部以外の構成と一体形
成され、且つ有色の部材にて形成されていることを特徴
とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項7】 請求項6に記載の遊技機の基板ケースに
おいて、 前記ケース本体に設けられ、前記開放防止部をなす穴の
内の前記ケース本体側の穴が形成された封止用ベースを
備え、前記予備締付部材が、前記封止用ベースと一体に
形成されていることを特徴とする遊技機の基板ケース。
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JP14480699A JP4854828B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 遊技機の基板ケース |
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