JP2000333817A - 防塵マット及び防塵方法 - Google Patents

防塵マット及び防塵方法

Info

Publication number
JP2000333817A
JP2000333817A JP14588699A JP14588699A JP2000333817A JP 2000333817 A JP2000333817 A JP 2000333817A JP 14588699 A JP14588699 A JP 14588699A JP 14588699 A JP14588699 A JP 14588699A JP 2000333817 A JP2000333817 A JP 2000333817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
adhesive layer
net
mat
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14588699A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Haba
則之 羽場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP14588699A priority Critical patent/JP2000333817A/ja
Publication of JP2000333817A publication Critical patent/JP2000333817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carpets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 靴、スリッパ等の履き物の底に付着したチ
リ、ホコリを除去するため防塵マットの上を歩行して
も、履き物が防塵マットに取られることなくスムーズ
に、しかも静かに歩行できる防塵マットを得る。 【解決手段】 防塵マットは支持体の片面に粘着剤層が
設けられ、該粘着剤層上にネットが設けられている。ネ
ットの線径は、例えば100μm〜1mm、メッシュ数
は、例えば4〜20メッシュ/2.54cm程度であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防塵用のマット及び
防塵方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体工場や病院等の部屋の出入口等に
は、履き物の底に付着したチリ、ホコリを除去する目的
で、プラスチックフィルムの片面に粘着加工したシート
を積層したタイプの防塵マットが設置されている。しか
し、この防塵マットでは、履き物底の全体を粘着剤層表
面に直に接触させて履き物底に付着したチリ、ホコリを
捕獲するため、(i)歩行時に靴、スリッパ等の履き物
が防塵マットに取られることがある、(ii)履き物底を
粘着剤層から剥がす時、剥離音が発生し、うるさいとい
う問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、靴、スリッパ等の履き物の底に付着したチリ、ホコ
リを除去するため防塵マットの上を歩行しても、履き物
が防塵マットに取られることなくスムーズに、しかも静
かに歩行できる防塵マット、及びこの防塵マットを用い
た防塵方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体の片面
に粘着剤層が設けられ、該粘着剤層上にネットが設けら
れている防塵マットにより前記課題を解決する。本発明
は、また、履き物底に付着している塵芥を上記の防塵マ
ットのネット部で擦り落とし、該擦り落とされた塵芥を
前記防塵マットの粘着剤層で捕獲する防塵方法により上
記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、必要に応じて図
面を参照しつつより詳細に説明する。図1は本発明の防
塵マットの一例を示す概略断面図である。この防塵マッ
ト1は、支持体2と、該支持体2の片面に設けられた粘
着剤層3と、該粘着剤層3の表面に設けられたネット4
とで構成されている。
【0006】本発明において、防塵マット1に用いられ
る支持体2としては、自己支持性を有するものであれば
特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート
などのポリエステル、ポリプロピレンなどのオレフィン
系樹脂、ポリ塩化ビニル等のポリマーを構成材料とする
プラスチックシートやゴムシート;紙;合成紙;布;あ
るいはこれらの積層体などを使用できる。支持体2の厚
さは、特に限定されないが、取扱性などの点から、通常
50μm〜2mm程度である。
【0007】防塵マット1の粘着剤層3を構成する粘着
剤も特に限定されず、例えば、アクリル系、ゴム系、ウ
レタン系、オレフィン系、シリコーン系などの粘着剤を
使用できる。これらの中でも、アクリル系粘着剤やゴム
系粘着剤を用いる場合が多い。
【0008】アクリル系粘着剤は、一般に、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、イソオクチルアクリレート、イソノニルア
クリレートなどのアクリル酸アルキルエステルを主モノ
マーとし、これらに、アクリロニトリルなどのシアノ基
含有ビニル化合物、酢酸ビニルなどのビニルエステル
類、スチレンなどの芳香族ビニル化合物、メチルメタク
リレートなどのメタクリル酸アルキルエステル、アクリ
ル酸などのカルボキシル基含有ビニル化合物、無水マレ
イン酸などの酸無水物基含有ビニル化合物、ビニルピロ
リドンなどのビニル基含有複素環化合物、グリシジルメ
タクリレートなどのエポキシ基含有ビニル化合物、ジメ
チルアミノエチルメタクリレートなどのアミノ基含有ビ
ニル化合物、ヒドロキシエチルアクリレートなどのヒド
ロキシル基含有ビニル化合物、アクリルアミドなどのア
ミド基含有ビニル化合物などの改質用モノマーを加えた
単量体混合物の共重合体をベースポリマーとしたもので
ある。
【0009】ゴム系粘着剤は、一般に、天然ゴム、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン
−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体、ス
チレンブタジエンゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、ポリイソブチレン、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、シリコーンゴム等のゴム系ポリマーをベースポリマ
ーとしたものである。
【0010】これらの粘着剤には、ロジン系、テルペン
系、スチレン系、脂肪族石油系、芳香族石油系、キシレ
ン系、フェノール系、クマロンインデン系、これらの水
素添加物などの粘着付与樹脂や、軟化剤、酸化防止剤、
充填剤、顔料、架橋剤などの添加物を適宜配合すること
ができる。
【0011】粘着剤層3は、例えば、上記の粘着剤を溶
液又は水分散液として支持体2上に塗工した後、乾燥し
たり、あるいは、上記の粘着剤をホットメルト塗工又は
カレンダー塗工することにより形成できる。また、粘着
剤の前駆体であるモノマーやオリゴマーを支持体上に塗
工後、紫外線を照射して光重合させることにより粘着剤
層3を形成することもできる。
【0012】粘着剤層3の厚さは、塵芥の除去性能等を
考慮して設定できるが、通常5〜200μm、好ましく
は10〜50μm程度である。
【0013】本発明において、粘着剤層3の表面に設け
られるネット4としては特に限定されず、例えば織布、
プラスチックネット(例えば、ポリエステル製ネット、
オレフィン系樹脂製ネットなど)、金網、編み物等を使
用できる。ネットの線径は、強度や塵芥の除去性等を損
なわない範囲で適宜選択できるが、通常100μm〜1
mm程度である。また、メッシュ数は、塵芥の除去性等
を損なわない範囲、例えば4〜20メッシュ/2.54
cm程度の範囲から選択される。ネットの目の形状は、
通常四角形であるが、三角形、円などの他の形状であっ
てもよい。ネット4は粘着剤層3に貼り合わせることに
より取り付けることができる。なお、支持体2の他方の
面に、床などに固定するため、必要に応じて粘着剤層を
設けてもよい。
【0014】本発明では、支持体2の片面に粘着剤層3
を設け、且つ該粘着剤層3上にネット4を設けたため、
履き物底がネット4の表面で擦られることにより、該履
き物底に付着しているチリ、ホコリが履き物底から脱落
するとともに、この脱落したチリ、ホコリが粘着剤層3
により捕獲される。そのため、擦り落とされたチリ、ホ
コリが飛び散ることなく防塵できる。また、靴やスリッ
パ等の履き物の底が粘着剤層3に直に接触しないか、又
は接触したとしてもその面積が小さいため、履き物が防
塵マット1に取られるということがなく、また防塵マッ
ト1から離れる際にも剥離音がほとんどしない。
【0015】
【実施例】実施例1 支持体として厚さ188μmのポリエステルシートを用
い、その片面にアクリル系粘着剤を厚さが20μmにな
るように塗布し、さらにこの粘着剤層の表面に、線径4
00μm、メッシュ数 14メッシュ/2.54cmの
ポリエステル製ネットを貼合せて、防塵マットを作製し
た。
【0016】実施例2 ポリエステル製ネットに代えて、線径600μm、メッ
シュ数 5メッシュ/2.54cmのポリプロピレン製
ネットを使用した以外は、実施例1と同様にして防塵シ
ートを得た。
【0017】比較例 プラスチックフィルムの片面に粘着加工をしたシートを
積層したタイプの防塵マット(日東電工株式会社製、商
品名「ニトクリーン551DB」)を比較例として用い
た。
【0018】評価試験 実施例および比較例で得た各防塵マットを床に固定し、
人工的にチリ、ホコリを付着させた合成ゴム底靴を履い
て実際に該防塵マット上を数回歩行し、歩行性、歩行時
の音の発生、及び防塵性を評価した。その結果、実施例
品では、何れにおいても、靴が防塵マットに取られるこ
となく、スムーズに静かに歩行できた。これに対し、比
較例品においては、靴が防塵マットに取られることがあ
り、防塵マットから靴を離す時、バリバリと剥離音が発
生した。また、防塵シートの汚れ状態から、実施例品に
ついても、十分な防塵効果が確認できた。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、履き物底に付着したチ
リ、ホコリを除去するため防塵マットの上を歩行して
も、履き物が取られる、剥離音が出るなど歩行性が阻害
されるという問題は生じない。また、履き物底がネット
部で擦られて、付着していたチリ、ホコリが履き物底か
ら脱落し、それが粘着剤層部で捕獲されるため、擦り落
とされたチリ、ホコリが再度飛び散ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防塵マットの一例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 防塵マット 2 支持体 3 粘着剤層 4 ネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面に粘着剤層が設けられ、該
    粘着剤層上にネットが設けられている防塵マット。
  2. 【請求項2】 ネットの線径が100μm〜1mm、メ
    ッシュ数が4〜20メッシュ/2.54cmである請求
    項1記載の防塵マット。
  3. 【請求項3】 履き物底に付着している塵芥を請求項1
    又は2記載の防塵マットのネット部で擦り落とし、該擦
    り落とされた塵芥を前記防塵マットの粘着剤層で捕獲す
    ることを特徴とする防塵方法。
JP14588699A 1999-05-26 1999-05-26 防塵マット及び防塵方法 Pending JP2000333817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14588699A JP2000333817A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 防塵マット及び防塵方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14588699A JP2000333817A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 防塵マット及び防塵方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000333817A true JP2000333817A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15395335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14588699A Pending JP2000333817A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 防塵マット及び防塵方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000333817A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178182A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 片柳 良和 シート状の資材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178182A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 片柳 良和 シート状の資材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5921770B2 (ja) 伸張剥離物品
CN1174719C (zh) 涂有图纹的粘性制品
JP2006057110A (ja) 穿孔群付テープロール
US20070136966A1 (en) Lint remover
KR20190037333A (ko) 접착식 장착 장치
US20070136967A1 (en) Adhesive wipe
KR101973920B1 (ko) 진드기 포착시트
JP2003342533A (ja) 粘着シート
JP2000333817A (ja) 防塵マット及び防塵方法
JP6487323B2 (ja) 固定用組立体
JP2008183167A (ja) 床用絨毯、マットのズレ防止及び床上固定方法
TWI222858B (en) Dust-removing cleaner
JPH08222818A (ja) 粘着機能付きフレキシブル回路基板
JP2007530190A (ja) 皮膚上での適用のための医療用絆創膏
US11974905B2 (en) Absorbent sheet and absorbent article
JP2008127486A (ja) ラビング布貼付け用両面粘着テープ及びそれを貼着してなるローラ
JP2002371249A (ja) 粘着テープ巻回体
JP2000225185A (ja) 救急絆創膏
WO2005092265A1 (ja) 貼付剤
JP2001288425A (ja) 粘着テープ巻回体及び粘着テープ巻回体の製造方法
US20220040739A1 (en) Adhesive Strip for Grout Cleaning
JP3611717B2 (ja) 貼着清掃シート
JP6914543B2 (ja) 接着部材及びそれを使用した物品支持システム
JP2002105412A (ja) 防水シーリングテープ
JP6923928B2 (ja) マスキングシール及びマスキングシール付きシート