JP2000332181A - 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置 - Google Patents

半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置

Info

Publication number
JP2000332181A
JP2000332181A JP14035699A JP14035699A JP2000332181A JP 2000332181 A JP2000332181 A JP 2000332181A JP 14035699 A JP14035699 A JP 14035699A JP 14035699 A JP14035699 A JP 14035699A JP 2000332181 A JP2000332181 A JP 2000332181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
lead
semiconductor device
workpiece
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14035699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3533632B2 (ja
Inventor
Hirokazu Arai
宏和 新井
Toshihiko Ishizuka
敏彦 石塚
Eiichiro Aoki
栄一郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP14035699A priority Critical patent/JP3533632B2/ja
Publication of JP2000332181A publication Critical patent/JP2000332181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3533632B2 publication Critical patent/JP3533632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径や寸法の異なる多品種の半導体装置のリ
ード切断加工をフレキシブルに行うことが可能で制御の
簡素なリード切断装置を提供する。 【解決手段】 切断装置は向かい合わせに配置された一
対のリード切断機(3A)からなる。夫々のリード切断機
は、回動可能に支持された円盤(27)の外周に刃先寸法
の異なる複数の切断用パンチ(28)を装着してなる可動
ヘッド(28A)と、ダイ(23)と、可動ヘッドを上下動
させる昇降運動機構(13)とを備えている。円盤(27)
を回動させることにより切断用パンチ(28)を選択す
る。切断用パンチを選択したならば、可動ヘッド(28
A)の上下運動のみによりリードの切断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ実装樹脂封
止済みの半導体装置を夫々複数個備えたリードフレーム
をカセットから1枚ずつ順次に取り出し、枠切断加工、
アウターリード(以下、単にリードという)切断加工、
吊りピン切断加工、リード成形加工を連続して多品種に
わたりフレキシブルに行うことの可能な半導体装置の加
工装置に関する。本発明は、また、チップ搭載樹脂封止
後のリードフレームを切断して得られた枠付き半導体装
置のリードを切断するリード切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−223818号には、チッ
プ実装樹脂封止済みのリードフレームに種々のリード加
工を行うためのリードフレーム加工装置が記載されてい
る。この装置では、複数のICチップを備えたリードフ
レームを重ねて貯蔵した中の最上位のリードフレームが
1枚単位で分離され、1個単位のパッケージ個片に切断
され、切断されたパッケージのリードには切断加工用金
型でピッチ部のカット、ダム部のカット、先端部のカッ
トが施され、曲げ加工装置でZ字状に曲げ加工が施され
る。この装置の問題点は、リードの切断加工、吊りピン
切断加工に金型が用いてあることである。周知のように
金型は同一の寸法形状を持つ被加工物であれば互換性が
あるが、リードフレームの寸法や形状が異なる場合には
対応できず、金型を切り替えるかあるいは他の装置にて
加工しなければならない。そのため、金型交換工数が増
加する。また、他品種に対応する際は、その都度金型を
設計、製作する必要があり、設計、製作に費用と期間が
かかり、迅速な対応が不可能である。
【0003】特開平9−139454号には、品種対応
にフレキシビリティーをもたせた半導体装置のリード成
形加工装置が開示されている。この装置においては、半
導体装置を支持した受け台に対してパンチユニットを移
動可能に設置し、パンチユニットの移動位置でパンチユ
ニットにより受け台上の半導体装置のリード部に成形加
工を行うようになっている。この装置においても、加工
すべき半導体装置の品種の変化に対応するためには半導
体装置のサイズに応じた受け台とパンチを交換しなけれ
ばならない。これは、前述した金型の場合と同様に、受
け台やパンチの交換工数の増加、新規設計・製作などの
問題を伴う。
【0004】特開平6−21300号には、品種に対す
るフレキシビリティーを確保することが容易で、騒音や
振動の少ないロータリ型のリード切断機が開示されてい
る。この切断機では、サイズの異なる複数の切断パンチ
が円板に固定してある。この円板の回転軸はラジアルベ
アリングを介して円板支持ブロックに取り付けてあり、
円板回転用モータによって回転駆動されるようになって
いる。円板支持ブロックはベースプレートに対してスラ
イド可能に配置してあり、円板スライド用モータとボー
ルネジにより並進駆動されるようになっている。リード
切断時には切断パンチはベースプレートに対して回転動
作と並進運動を同時に行いながらダイに係合する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、円板に
取付けたサイズの異なる複数の切断パンチの中から最適
のサイズの切断パンチを選択して使用することができる
ので、金型や受け台やダイを交換することなく、多品種
の半導体装置に対応出来るという利点がある。また、切
断パンチを取付けた円板の回転により切断を行うロータ
リ型であるので、騒音や振動が少ないという利点があ
る。しかしながら、この装置の問題点は、切断を行うた
めの動作の制御が複雑であるということである。その理
由は、切断動作に円板の回転動作と並進運動とを組み合
わせて行わねばならないからである。このやり方では回
転と並進運動とを同期させて切断加工を行わないと、切
断パンチがリードに対して横滑りをして、リードに対し
てスライド方向の負荷を掛ける。また、モータ駆動軸が
多くなるので、機構部品の数、制御の入出力点数及びシ
ーケンスのライン数が多くなり、装置全体のコストが増
大する。更に、切断パンチはロータリ型であるので、特
定の切断パンチにより得られる切断長を微妙に可変調節
するのが困難である。
【0006】本発明の目的は、フレキシブルに多品種の
半導体装置のリード切断加工をすることが可能で、制御
の簡素なリード切断装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、フレキシブルに多品種の半導体装置のリ
ード切断加工をすることが可能で、機構の簡素なリード
切断装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
多品種の半導体装置に対するフレキシビリティーを大幅
に向上させることの可能なリード切断装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリード切断装置
は被加工物の送り方向に垂直な水平Y軸に沿って相対変
位可能に対向配置された一対のリード切断機を備えてい
る。夫々のリード切断機は、水平軸線周りに回動可能に
支持された円盤の外周に刃先寸法の異なる複数の切断用
パンチを装着してなる可動切断ヘッドと、前記切断用パ
ンチと協働するダイと、前記可動切断ヘッドをダイに対
して上下往復運動させてリードを切断する昇降運動機構
とを備えている。切断用パンチの選択は円盤を回動させ
ることにより行う。いづれかの切断用パンチを選択した
ならば、可動ヘッドの上下運動のみによりリードの切断
を行う。このように切断動作は切断用パンチの上下運動
のみにより行われ、切断には切断用パンチの回転運動や
可動部材の並進運動を伴わないので、装置の制御と装置
各部の機構を簡素化することができる。
【0008】また、回転運動や並進運動を伴うことなく
切断用パンチの上下運動のみにより切断を行うことは、
切断長さに対するフレキシビリティーを格段に向上させ
るという利点がある。即ち、切断長さの調節に関し、可
動切断ヘッドの円盤には複数の切断用パンチが装着して
あり、この円盤を回動させていづれかの切断用パンチを
選択することにより、先ず、切断長さの調節の第1段階
が行われる。更に、図面を参照にしながら後述するよう
に、切断工程時の切断用パンチの最下点高さ(ストロー
ク)を数値管理することにより、切断長さの調節の第2
段階が行われる。このように切断長さの調節を2段階に
行うので、切断長調節のフレキシビリティーが格段に向
上する。
【0009】好ましい実施態様においては、Y軸方向に
おける各切断機の初期位置を管理することにより切断用
パンチによる切断開始位置を制御する。他の好ましい実
施態様においては、被加工物を切断前に被加工物の送り
方向(X軸方向)およびY軸方向に関して位置決め(セ
ンタリング)するための手段を設ける。好ましくは、X
軸方向の位置決めは搬送装置に設けた一対の爪部材によ
り行い、Y軸方向の位置決めは被加工物の両側に2つの
切断機のダイを係合させることにより行う。このように
すれば、特別な位置決め機構を要しないので、装置を簡
素化し製造コストを抑制することができる。
【0010】本発明の他の観点においては、本発明はリ
ードフレームの供給からリードの成形までの加工を連続
して行う半導体装置加工装置を提供するもので、この装
置は、前述した本発明のリード切断装置に加えて、チッ
プ実装樹脂封止後のリードフレームを個々の枠付き半導
体装置に切断する枠切断装置と、枠付き半導体装置の吊
りピンを切断する吊りピン切断装置と、枠付き半導体装
置のリードを成形加工するリード成形加工と、前記装置
間で被加工物を搬送する搬送装置とを備えている。
【0011】本発明の上記特徴や効果並びに他の特徴や
効果は以下の実施例の記載につれて更に明らかにする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のリード加工装置の全体構
成を図1に示す。図1を参照するに、本発明のリード加
工装置は、チップ実装リードフレーム94(チップが実
装され樹脂封止された複数の半導体装置を有する。図2
4(A)参照)が複数枚収納されたカセット(図示せ
ず)からリードフレームを1枚ずつ取り出し反転させて
次工程に送り出すリードフレーム供給装置1と、このリ
ードフレーム供給装置1から送り出されたリードフレー
ムを個々の枠付き半導体装置95(図24(B)参照)
に切断する枠切断分離装置2と、この枠切断分離装置2
によって枠切断加工終了した個々の枠付き半導体装置9
5のリード96(図24参照)を切断するリード切断装
置3と、リードが切断された個々の枠付き半導体装置9
5の吊りピン97(図24参照)を切断する吊りピン切
断装置4と、吊りピン切断によって枠から分離された個
々の枠付き半導体装置のリードを成形するリード成形装
置5を備えている。リード切断装置3は被加工物の搬送
方向に対して横断方向に向かい合わせに配置された一対
のリード切断機3Aからなる。
【0013】これらの装置の間には被加工物(リードフ
レーム又は個々の枠付き半導体装置)を装置間で搬送す
る複数の搬送装置や反転装置が設けてある。これらは、
リードフレーム供給装置1から送り出されたリードフレ
ーム94を枠切断分離装置2まで搬送する第1搬送装置
6と、枠切断分離装置2によって枠切断加工終了した個
々の枠付き半導体装置95を枠切断分離装置2から第3
搬送装置8に受け渡すための受け渡し位置7Aまで搬送
する第2搬送装置7と、第2搬送装置7によって搬送さ
れてきた枠付き半導体装置を受け渡し位置7Aからリー
ド切断装置3まで搬送すると共にリード切断装置3によ
ってリードが切断された枠付き半導体装置95をリード
切断装置3から反転装置72との受け渡し位置まで搬送
する第3搬送装置8と、リード切断以降の工程のため枠
付き半導体装置95の天地を入れ替えるべく半導体装置
95を反転させる反転装置72と、反転終了後の枠付き
半導体装置95を反転装置72から吊りピン切断装置4
までおよび吊りピン切断加工を終了した半導体装置95
を吊りピン切断装置4からリード成形装置5まで搬送す
る第4搬送装置9からなる。
【0014】リードフレーム供給装置1は特開平9−2
137189号に開示したところと同様にチップ実装樹
脂封止後のリードフレームをカセットから1枚ずつ取り
出し反転させて送り出すように構成されており、詳細な
説明は省略する。概略のみ説明するに、このリードフレ
ーム供給装置1は、図2に示したように、カセット供給
部1Aと、カセットに積載されたリードフレームを切り
出すセパレート部1Bと、最上位のリードフレームから
1枚づつ反転移載する反転移載部1Cと、搬送部1D
と、カセット回収部1Eを備えている。
【0015】枠切断分離装置2も従来型のもので、図3
および図4に示したようにリードフレーム供給装置1か
ら供給されたリードフレームを個々の枠付き半導体装置
に切断するロータリカッター2Aを備えている。この枠
切断分離装置2は周知であるので詳細な説明は省略す
る。
【0016】本発明のリード切断装置3は、図1に示し
たように、2機のリード切断機3Aを第3搬送装置8を
中心として向かい合わせで配置することにより構成され
ている。概略的に述べれば、夫々のリード切断機3A
は、回動可能な円盤27の外周に刃先寸法の異なる複数
の切断用パンチ28を装着してなる可動切断ヘッド28
Aを備え、円盤27を回転させていづれかの切断用パン
チを選択することによりリード切断長さとリード切断位
置を多品種の半導体装置に対応させ、昇降運動機構によ
り可動切断ヘッド28Aを上下往復運動させることによ
り選ばれた切断用パンチによってリードを切断するよう
になっている。
【0017】より詳しくは、図5から図8を参照する
に、夫々のリード切断機3Aは、第3搬送装置8の半導
体装置搬送方向(X軸方向)と直交するY軸方向に動作
可能にNCモータ10により駆動されるY軸駆動部11
と、NCモータ12の駆動により垂直昇降動作するZ軸
駆動部13と、NCモータ14の駆動により動作する回
転駆動部15を備えている。Y軸駆動部11は、案内機
構と送りネジが内蔵されたベース16と、Y軸ステージ
16Aを備えている。Z軸駆動部13は、 Y軸ステー
ジ16Aに取り付けたベース13B上に配置され回転駆
動部15のZ軸方向の案内をするための例えば4本のガ
イドシャフト17と、これらのガイドシャフト17に上
下運動自在に案内されたZ軸ステージ13Aと、Z軸ス
テージ13Aに噛み合ったZ軸用送りネジ18を備えて
いる。送りネジ18は歯付きベルト18Aおよびプリー
18B、18Cなどからなる駆動伝達手段を介してNC
モータ12によって回転駆動される。
【0018】可動切断ヘッド28Aの回転駆動部15は
軸受け装置25に軸支された回転軸27Aを有し、この
回転軸27Aはカップリング26を介してNCモータ1
4に接続されている。回転軸27Aの先端にはパンチ取
付円盤27が取り付けてあり、この円盤27にはその外
周に沿って刃先寸法の異なる複数の切断用パンチ28が
円周方向等間隔に取付けてある。
【0019】夫々のリード切断機3Aは、更に、切断用
パンチ28と協働するリード切断用のダイ23と、スト
リッパ19と、ストリッパ19を案内するためのガイド
シャフト20と、ストリッパ19の下方への動きを規制
するストッパ21と、リード切断時にストリッパ19の
動作を規制する圧縮バネ22と、ダイ23の下面に取り
付けられリード切断時に発生するリードの切り屑を回収
する回収ダクト24を備えている。なお、ダイ23は切
断用パンチ28の厚さに対して10%程幅の広い溝23
A(図26)を有する。
【0020】吊りピン切断装置4は、特開平9−148
505号に開示したように、吊りピンを切断することに
よりリードフレームから半導体装置を分離するように構
成されており、詳細な説明は省略する。簡単に説明する
に、図9および図10に示したように、吊りピン切断装
置4は、ダイ4Aとパンチ4Bを備えた4つのユニット
4Cと、ステージ4Dを備えている。
【0021】リード成形装置5は基本的に特開平9−1
81237号および特願平8−203353号に開示し
た装置と同様に構成してある。図11および図12を参
照するに、概略的にはリード成形装置5は受け台5Aと
成形部5Bと保持部5Cを備え、所定寸法に切断したリ
ードを成形するようになっている。詳細については前記
公報を参照することができる。
【0022】図13から図15に示すように、第1搬送
装置6は、NCモータ29駆動により動作するリードフ
レームガイド部30と、NCモータ31駆動により動作
する搬送駆動部32を有する。リードフレームガイド部
30は、NCモータ29とカップリング33で接続され
た左右送りネジ34と、送り動作用の直線案内35と、
左右送りネジ34および送り用直線案内35に取り付け
られているリードフレーム幅ガイド36と、リードフレ
ーム幅ガイド36に取り付けられたリードフレーム厚さ
ガイド37で構成されている。リードフレーム幅ガイド
36間の幅はNCモータ29により調節することができ
る。搬送駆動部32は、NCモータ106と、案内およ
び送りネジが内蔵されNCモータ31によって駆動され
る移動テーブル38と、この移動テーブル38に取り付
けられ搬送動作時にリードフレーム94の先端部のクラ
ンプ動作を行うエアチャック39を備えている。エアチ
ャック39はリードフレーム供給装置1によってカセッ
トから1枚ずつ取り出されたリードフレームをクランプ
して枠切断分離装置2まで搬送する。
【0023】図13から図15を更に参照するに、第2
搬送装置7は、第1搬送装置6のNCモータ29の駆動
により動作するリードフレームガイド部40と、NCモ
ータ121の駆動により動作する搬送駆動部を有する。
リードフレームガイド部40部は、搬送駆動部32のN
Cモータ29と駆動伝達手段で接続された左右送りネジ
41と、送り動作用の案内と左右送りネジ41および送
り用直線案内42に取り付けられたリードフレーム幅ガ
イド43と、リードフレーム幅ガイド43に取り付けら
れた回転型アクチュエータ44と、回転型アクチュエー
タ44の先端に取り付けられたリードフレームストッパ
45で構成されている。搬送駆動部46は案内および送
りネジが内蔵された移動テーブル47と、移動テーブル
47に取り付けられリードフレーム94の先端部のクラ
ンプ動作を行うエアチャック48で構成されている。第
2搬送装置7は枠切断分離装置2によって枠切断加工終
了した個々の枠付き半導体装置95を第3搬送装置8へ
の受け渡し位置7A(図14)まで搬送する。
【0024】第3搬送装置8は、図16から図18に示
したように、NCモータ49駆動により動作するY軸方
向搬送駆動部50と、この搬送駆動部50上に配置され
た第1搬送部(Y軸ステージ)51および第2搬送部6
7を備えている。搬送駆動部50はNCモータ49と駆
動伝達手段にて接続された送りネジ68と直線案内69
を有する。
【0025】第3搬送装置8の第1搬送部51は、搬送
駆動部50上に配置されZ軸方向の動作の案内となるガ
イドシャフト52と、Z軸方向の動作の駆動源となるN
Cモータ53と、NCモータ53と駆動伝達手段にて接
続されたZ軸用送りネジ54と、Z軸用送りネジ54に
取り付けられ上下動作を行うZ軸ブロック又はステージ
55と、Z軸ブロック55に取り付けられた回転用モー
タ56と、Z軸ブロック55に取り付けられた回転案内
57と、回転案内57に回転可能に支持され真空吸着の
ための空気流路を備えた吸着ノズル58と、搬送駆動部
50上に配置される支柱59と、支柱59およびガイド
シャフト52の先端に取り付けられた位置決め用プレー
ト60と、位置決め用プレート60に取り付けられたN
Cモータ62と、位置決め用プレート60に取り付けら
れた位置決め用直線案内61と、NCモータ62の先端
に取り付けられた歯付きプーリ63と、位置決め用プレ
ート60に取り付けられたアイドラプーリ64と、歯付
きプーリ63とアイドラプーリ64に無端状に張られて
いる歯付きベルト65と、位置決め用直線案内61に取
り付けられ歯付きベルト65により駆動される一対の位
置決め爪66を備えている。
【0026】これら2つの位置決め爪66はベルト65
の向かい合った2つの直線部分に夫々固定してあり、ベ
ルト65がいづれかの方向に回転すると互いに逆方向に
同量動作するようになっている。従って、ベルト65が
所定方向に回転すると、2つの位置決め爪66は互いに
接近し、吸着ノズル58に吸着された半導体装置を吸着
ノズル58の中心に向かってセンタリングすることがで
きる。吸着ノズル58は図示しないベルトを介してモー
タ56に連結してあり、モータ56の作動により垂直軸
線を中心として90°回転させることができる。Z軸ブ
ロック又はステージ55はNCモータ53を駆動するこ
とにより上下動し、吸着ノズル58を上下させる。第2
搬送部67は、搬送駆動部50上に配置されロッドに空
気の流路が設けられた上下動作用エアシリンダ70と、
エアシリンダ70のロッド先端に取り付けられた吸着パ
ッド71を備えている。第1搬送部51の吸着ノズル5
8と第2搬送部の吸着パッド71との間の取り付け間隔
は、受け渡し位置7Aとリード切断装置3との間の間隔
と同一である。
【0027】図19から図21に示したように、反転装
置72は、反転装置取り付け板73と、反転装置取り付
け板73上に配置された上下動作用のエアシリンダ74
と、上下動作の案内となるガイドシャフト75と、ガイ
ドシャフト75の先端に取り付けられ上下動作を行う昇
降プレート76と、昇降プレート76に取り付けられた
回転案内77と、回転案内77に回転可能に支持され回
転型アクチュエータ78と、回転型アクチュエータ78
とプリー78A、78Bとベルト(図示せず)などの駆
動伝達手段にて接続され真空吸着のための空気流路とを
有する回転軸79と、回転軸79に取り付けられ回転軸
79の空気の流路と接続された真空吸着孔を有する吸着
パッド80を備えている。
【0028】第4搬送装置9は、図22から図24に示
したように、搬送装置取り付け板81と、搬送装置取り
付け板81上に配置され半導体装置95の搬送方向に移
動可能な送り用直線案内82と、搬送装置取り付け板8
1上に配置されZ軸動作の駆動源となるNCモータ83
と、搬送装置取り付け板81上に配置され搬送方向の駆
動源となるエアシリンダ84と、搬送装置取り付け板8
1上に配置され上下方向に移動可能な上下用直線案内8
5と、搬送装置取り付け板81上に配置されNCモータ
83と駆動伝達手段にて接続されている上下動作用送り
ネジ86と、送り用直線案内82上に配置されエアシリ
ンダ84のロッドと接続されていて送り方向の動作を行
う移動プレート87と、上下用直線案内85上に配置さ
れ送りネジ86と接続されていて上下動作を行う移動プ
レート88と、移動プレート87上に配置されていて上
下方向に移動可能な上下用直線案内90と、移動プレー
ト88上に配置され送り方向に移動可能な送り用直線案
内89と、送り用直線案内89および上下用直線案内9
0上に配置された移動プレート91と、移動プレート9
1上に配置された第1吸着パッド92および第2吸着パ
ッド93を備えている。
【0029】NCモータ83を駆動して送りネジ86を
作動させると、上下用直線案内85を案内として移動プ
レート88がおよび上下直線用案内90を案内として移
動プレート91が上下動作を行う。また、エアシリンダ
84を駆動すると、送り用直線案内82を案内として移
動プレート87がおよび送り用直線案内89を案内とし
て移動プレート91が送り動作を行う。移動プレート9
1は上下動作及び送り動作が可能なように構成されてい
る。また、上流工程(第2受け取り位置)側に第1吸着
パッド92が、下流工程(リード成形装置5)側に第2
吸着パッド93が配置してある。また、第2受け渡し位
置と吊りピン切断装置4との間の間隔は吊りピン切断装
置4とリード成形装置5との間の間隔に等しく、また、
第4搬送装置9の2つの吸着パッド92、93の間の間
隔も同一である。
【0030】次に、本発明のリード加工装置の動作を説
明する。リードフレーム供給装置1は複数の半導体装置
95を有するリードフレーム(チップが実装され樹脂封
止されたもの)94が複数枚収納されているカセットか
らリードフレーム94を順次1枚ずつ取り出す。本発明
のリード加工装置ではリード96の切断は切断パンチを
リード96の厚さ方向に対して上から下に動作させるこ
とにより行う。この時切断によるバリが動作方向と同じ
く上から下に対して発生する。また、カセット内でリー
ドフレーム94は半導体装置95のリード96の実装面
が下になって収納されている。このままの状態でリード
フレーム94を取り出しリード96の切断加工を行うと
実装面側に切断時のバリが発生し不具合が生じる。そこ
で、かかる不具合を防止するため、リードフレーム供給
装置1はカセットから取り出したリードフレームの天地
を入れ替えるべくリードフレームを反転させる。
【0031】カセットから取り出されたリードフレーム
94はリードフレーム供給装置1によって第2搬送装置
7のリードフレームストッパ45に当接するまで送られ
る。この時、第1搬送装置6のリードフレーム幅ガイド
36の幅は、品種毎のデータに基づいて特定品種のリー
ドフレームの幅に合うようあらかじめ設定されている。
設定は品種データを基にNCモータ29を制御し、第1
搬送装置6の左右送りネジ34および第2搬送装置7の
左右送りネジ41を動作させることにより行う。第2搬
送装置7のリードフレーム幅ガイド43はリードフレー
ム幅ガイドを駆動するNCモータ29に駆動伝達手段を
介して接続されているので、リードフレーム幅ガイド3
6と連動して設定が行われる。
【0032】リードフレーム供給装置1によるリードフ
レームの送りが完了すると、回転形アクチュエータ44
を動作させてリードフレームストッパ45を解除する。
次に第1搬送装置6のエアチャック39がリードフレー
ム94の先端部をチャックして所定のリード切断位置ま
でリードフレーム94を搬送駆動部32にて搬送する。
この時、リードフレーム94が上下方向に蛇行しないよ
うリードフレーム厚さガイド37にて防止する。所定の
リード切断位置は、半導体装置95の大きさやリードフ
レーム94に対する実装されるピッチ等の条件により半
導体装置毎に異なる。これには搬送駆動部32を動作さ
せるNCモータ31を制御することにより移動テーブル
16を動作させることにより対応する。
【0033】第1搬送装置6によるリードフレーム94
の枠切断分離位置までの搬送が完了すると、枠切断分離
装置2が作動して、リードフレーム94(図25のA)
を個々の枠付き半導体装置95(図25のBの単体の状
態)に切断し分離する。
【0034】切断分離加工が完了すると、第2搬送装置
7のエアチャック48が枠付き半導体装置95の枠部分
をチャックする。チャック後、枠付き半導体装置95を
枠切断分離装置2から第3搬送装置8との受け渡し位置
7A(図1および図14)まで搬送する。この時、第1
搬送装置6と同様、第2搬送装置7も搬送駆動部46を
動作させるNCモータ121を制御することにより移動
テーブル47を動作させ、品種毎の枠切断分離位置へ対
応させる。これと同時に、第1搬送装置6は次の半導体
装置を枠切断分離加工するためリードフレームの搬送動
作を行う。
【0035】枠付き半導体装置95の受け渡し位置7A
への搬送が完了すると、第3搬送装置8が受け渡し位置
7Aにある枠付き半導体装置95を取りに来る。受け渡
し位置7Aにある枠付き半導体装置95は、第3搬送装
置8の第1搬送部51の吸着ノズル58が半導体装置9
5の下面を吸着して搬送する。半導体装置95の下面は
品種毎にその高さが異なる。そこで、これに対応するた
め、NCモータ53を制御することによりZ軸送りネジ
54を駆動してZ軸ブロック55の高さを可変調節す
る。吸着ノズル58で半導体装置95を吸着保持した
後、NCモータ49を駆動して搬送駆動部50を動作さ
せ、第1搬送部51によって受け渡し位置7Aからリー
ド切断装置3まで半導体装置95を搬送する。
【0036】リード切断装置3への搬送終了後、図26
に示すように半導体装置95の位置決め(XY方向のセ
ンタリング)動作を行う。先ず、吸着ノズル58の真空
吸着を停止し、NCモータ62を駆動してベルト65を
走行させることにより第3搬送装置8の2つの位置決め
爪66を吸着ノズル58に向かって移動させ、図26
(A、B)に示したように半導体装置95の上部樹脂部
に位置決め爪66を係合させることにより吸着ノズル5
8上で半導体装置95を搬送方向(X軸方向)に位置決
めする(図26(B))。第3搬送装置8の位置決め爪
66による位置決め動作は、半導体装置95の外形寸法
に基づいてNCモータ62を制御することにより行う。
同時にリード切断装置3を用いて半導体装置95を搬送
方向と直角をなす方向(Y軸方向)に位置決めする。こ
れは、NCモータ10を駆動してY軸駆動部11を作動
させ、向かい合う2機のリード切断機3Aを互いに向か
って前進させ、図26(C)に示したように向かい合う
2つのダイ23を半導体装置95の下部樹脂部に係合さ
せることにより行う。
【0037】位置決め完了後、第3搬送装置8の吸着ノ
ズル58による真空吸着を再開し、位置決めした位置を
保持する。真空吸着完了後、リード切断装置3は、所定
のリード96の切断長さ位置の上空に切断用パンチ28
を移動させるためにY軸駆動部11を動作させる。Y軸
駆動部11の移動動作完了後、第3搬送装置8のNCモ
ータ53を駆動して吸着ノズル58を下降させ、半導体
装置95のリード96の下面をリード切断装置3のダイ
23の上面に載置させる。
【0038】リード切断に使用する切断用パンチ28は
パンチ取付円盤27に取り付けられている複数の切断用
パンチ28の中から予め選択される。半導体装置95の
品種データに基づいて半導体装置95のリード96切断
範囲に最も近くより長い刃先寸法の切断用パンチ28を
選択する。切断用パンチ28が選択されるとNCモータ
14を駆動して回転軸27Aを回転させ、選択した切断
用パンチ28の切り刃を最下点に移動させる。
【0039】切断用パンチが選択されダイ23上への半
導体装置95の載置が完了すると、リード切断を行う。
リード切断は、NCモータ12を駆動してZ軸駆動部1
3を下降させ、切断用パンチ28をダイ23の溝に貫入
させることにより行う。その際、選択した切断用パンチ
28の刃幅が半導体装置95の吊りピン97間の間隔
(図27参照)よりも短い場合には問題なく切断加工を
行うことが出来るが、図27(A)に示すように刃幅が
吊りピン間隔よりも長い場合にはその状態で切断すると
リード96のみならず吊りピン97まで切断してしま
う。そこで、選択した切断用パンチ28の刃幅が吊りピ
ン間寸法より長い場合には、図27(B)に示すよう
に、NCモータ12の回転を数値管理することにより切
断用パンチ28の下降ストロークを制御すると共に、吸
着ノズル58よりも半導体装置95の搬送方向に切断用
パンチ28の位置を移動させて切断用パンチ28の切断
開始位置を半導体装置95から見て下流工程側にずらす
ことにより、半導体装置95のリード96切断範囲より
長い切断用パンチ28であっても対応することができ
る。
【0040】このように、切断長の調節は、パンチ取付
円盤27の回転による切断用パンチ28の選択と、 N
Cモータ12の数値管理による切断用パンチ28の下降
ストロークの制御との2段階に行われるので、多品種の
半導体装置に対するリード切断長の調節のフレキシビリ
ティーを格段に向上させることができる。
【0041】リード96切断を行うべくZ軸駆動部13
が下降すると、まずストリッパ19がリード96に接触
する。さらに下降すると、ストリッパ19はその状態を
保持する。これにより、半導体装置のリードがダイ23
とストリッパ19により挟持される。ストッパ21がス
トリッパ19より離れ、圧縮バネ22を圧縮しながらZ
軸機構部のみが下降する。切断ヘッド28Aがさらに下
降すると切断パンチとダイ23によりリード96が剪断
により切断される。この時、切断により発生したリード
切断屑は回収ダクト24に回収され、装置外に排出され
る。以上のリード切断動作は半導体装置95の向かい合
う2辺のリード96について同時に行われる。
【0042】2辺のリード96の切断が終了すると、Z
軸駆動部13を上昇させ、切断用パンチ28をダイ23
から離し、初期状態に戻す。次に、吸着ノズル58によ
り半導体装置95を吸着保持し、上昇させる。この時、
切断時に搬送方向下流側に移動させた半導体装置95を
元の位置に戻した後行う。
【0043】上昇終了後、回転用モータ56を駆動して
吸着ノズル58を90°回転させることにより半導体装
置95を90°回転させ、切断する辺を入れ替える。加
工する辺を入れ替えるための回転終了後、位置決め以降
リード動作までの上記動作を半導体装置95の他の2辺
について繰り返す。これにより、半導体装置95のリー
ドは図25(C)に示したように4辺のすべてについて
切断される。
【0044】リード切断加工が終了すると、枠付き半導
体装置95を第3搬送装置8の第2搬送部67によりリ
ード切断装置3から反転装置72との第2受け渡し位置
まで搬送する。搬送にあたりエアシリンダ70を作動さ
せ、リード切断加工が終了した半導体装置95を持ち上
げる。持ち上げた後、真空吸着にて半導体装置95を吸
着保持する。この時、第1搬送部51は受け渡し位置7
Aにある次の半導体装置95のリード切断装置3への搬
送を同時に行う。第1搬送部51にてリード切断装置3
に搬送された次の半導体装置95は上記一連のリード切
断加工に付される。
【0045】第2搬送部67によって第2受け渡し位置
まで搬送された半導体装置95はそのままの状態で反転
装置72に受け渡される。第2受け渡し位置にある半導
体装置95に対して、反転装置72のエアシリンダ74
が下降動作して昇降プレート76が下降して吸着パッド
80が半導体装置95上面に接する。吸着パッド80が
半導体装置95上面に接した後、半導体装置95の上面
を真空吸着して保持する。吸着完了後エアシリンダ74
が上昇動作を行う。
【0046】上昇完了後、回転型アクチュエータ78が
動作して回転軸79を回転させ、半導体装置95の姿勢
をセットに収納されていた状態と同様にリードの実装面
を下側に戻す。回転動作終了後、第4搬送装置9のエア
シリンダを受け渡し位置側に駆動させて移動プレート9
1を第2受け取り位置に移動させ、反転装置72の吸着
パッド80上の半導体装置95を受け取りに行く。受け
取り位置の方向に移動完了した後、NCモータ83を駆
動してZ軸送りネジ86を動作させ、移動プレート91
を下降させる。
【0047】半導体装置95の上面高さは品種毎に異な
る。これに対応するため、品種データに基づいてNCモ
ータ83を制御することによりZ軸送りネジ86を駆動
して移動プレートの高さを可変調節する。所定の高さに
移動完了後、真空吸着にて半導体装置95を吸着して保
持する。この時第2吸着パッド93はまだ対象の半導体
装置95が存在しないので、吸着動作は行わない。第1
吸着パッド92での吸着完了後、反転装置の吸着パッド
80の吸着を解除する。解除完了後、NCモータ83を
駆動し、移動プレート91を上昇させる。上昇完了後、
エアシリンダ84を駆動して第1吸着パッドを吊りピン
切断装置4上に移動させる。
【0048】移動完了後、NCモータ83を駆動し、移
動プレート91を下降させ、半導体装置95を吊りピン
切断装置4のダイ4Aの上面に載置する。下降完了後、
第1吸着パッドの真空吸着を解除し、解除完了後NCモ
ータ83を駆動して移動プレート91を上昇させ、エア
シリンダ84を駆動し、第1吸着パッドを受け取り位置
に移動させる。この時第2吸着パッドは吊りピン切断装
置の上方に移動する。移動完了後、吊りピン切断装置4
により半導体装置95の四隅の吊りピン97を切断す
る。吊りピン97の切断により半導体装置95は図25
のCからDの状態になる。
【0049】吊りピン切断後、第4搬送装置9のNCモ
ータ83を駆動して移動プレート91を下降させ、半導
体装置95の上面に第2吸着パッドを接触させる。下降
完了後第2吸着パッド93にて半導体装置95を真空吸
着し保持する。真空吸着完了後NCモータ83を駆動し
て移動プレート91を上昇させる。半導体装置95を保
持して上昇させることにより、図25のDからEに示し
たように、半導体装置95はリードフレームの枠から分
離した状態になる。
【0050】上昇完了後、エアシリンダ84をリード成
形装置5側に駆動して移動プレート91をリード成形装
置5の側に移動させる。これにより、第2吸着パッド9
3がリード成形装置5の位置に移動する。この時同時に
第1吸着パッド92は反転装置72が保持し反転させた
次の半導体装置95を吸着保持し、吊りピン切断装置へ
の搬送を行う。移動完了後NCモータ83を駆動し、移
動プレート91を下降させ、半導体装置95をリード成
形装置5に搭載する。搭載終了後、リード成形装置5に
て半導体装置95の各4辺のリード96の成形加工を行
う。図25(F)にはリード成形後の半導体装置95A
が示してある。リード96の成形加工により本加工装置
による加工が終了する。上記加工工程は、供給されたカ
セットに収納されているリードフレーム94の半導体装
置95全てに対して連続して行われる。また、同一品種
のカセットを供給して加工を続けることも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
リードの切断長の調節は、複数の切断用パンチの選択
と、切断用パンチの下降ストロークの制御との2段階に
行われるので、外径や寸法の異なる多品種の半導体装置
に対するリード切断長の調節のフレキシビリティーを格
段に向上させることができる。本発明の他の効果は、切
断動作は切断用パンチの上下運動のみにより行われ、切
断用パンチの回転運動や可動部材の並進運動を伴わない
ので、装置の制御を簡素化することができるということ
である。また、リード切断装置のZ軸のみの制御でリー
ド切断長を制御できるので、多品種の半導体装置にフレ
キシブルに対応することができる。
【0052】第3搬送装置に位置決め爪66のようなX
軸方向位置決め手段を組み込んだ実施態様にあっては、
特別な位置決め機構を要しないので、装置の製造コスト
を低減し、装置を簡素化することができる。また、 2
つの切断機のダイを半導体装置に両側から係合させるこ
とによりY軸方向の位置決めを行う実施態様にあって
は、装置を簡素化し製造コストを一層低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード加工装置の概略を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示した加工装置のリードフレーム供給装
置の概略を示す平面図である。
【図3】図2に示したリードフレーム供給装置の正面図
である。
【図4】図2に示したリードフレーム供給装置の側面図
である。
【図5】図1に示した加工装置のリード切断装置の正面
図である。
【図6】図5に示したリード切断装置の平面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図1に示した加工装置の吊りピン切断装置の概
略を示す平面図である。
【図10】図9に示した吊りピン切断装置の正面図であ
る。
【図11】図1に示した加工装置のリード成形装置の概
略を示す平面図である。
【図12】図11に示したリード成形装置の正面図であ
る。
【図13】図1に示した加工装置の第1搬送装置および
第2搬送装置の正面図である。
【図14】図13に示した第1搬送装置および第2搬送
装置の平面図である。
【図15】図13に示した第1搬送装置および第2搬送
装置の側面図である。
【図16】図1に示した加工装置の第3搬送装置の一部
切欠き正面図である。
【図17】図16に示した第3搬送装置の平面図であ
る。
【図18】図16に示した第3搬送装置の側面図であ
る。
【図19】図1に示した加工装置の反転装置の一部切欠
き正面図である。
【図20】図19に示した反転装置の平面図である。
【図21】図19に示した反転装置の側面図である。
【図22】図1に示した加工装置の第4搬送装置の正面
図である。
【図23】図22に示した第4搬送装置の平面図であ
る。
【図24】図22に示した第4搬送装置の側面図であ
る。
【図25】本発明の加工装置によるリード加工の遷移図
である。
【図26】本発明による半導体装置の位置決め状態を示
す概略図で、(A)は平面図、(B)は正面図、( C
)は側面図である。
【図27】本発明による半導体装置のリード切断状態を
示す模式図である。
【符号の説明】
1: リードフレーム供給装置 2: 枠切断分離装置 3: リード切断装置 3A: リード切断機 4: 吊りピン切断装置 5: リード成型装置 6: 第1搬送装置 7: 第2搬送装置 8: 第3搬送装置 9: 第4搬送装置 13: 昇降運動機構 23: ダイ 27: リード切断機の切断用パンチ取付円盤 28A: 可動切断ヘッド 28: 切断用パンチ 58: 吸着ノズル 66: Y軸方向位置決め手段(位置決め爪) 94: チップ実装樹脂封止後のリードフレーム 95: 枠付き半導体装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 栄一郎 東京都港区芝浦三丁目18番21号 日本電気 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E048 AB01 AB03 4E070 AA04 AB15 AC03 BF06 5F067 DB00 DB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の送り方向に垂直な水平Y軸に
    沿って相対変位可能に対向配置された一対のリード切断
    機を備え、夫々のリード切断機は、水平軸線周りに回動
    可能に支持された円盤の外周に刃先寸法の異なる複数の
    切断用パンチを装着してなる可動切断ヘッドと、前記切
    断用パンチと協働するダイと、前記可動切断ヘッドをダ
    イに対して上下往復運動させてリードを切断する昇降運
    動機構とを備え、前記円盤の回動によりダイと協働する
    いづれかの切断用パンチを選択し、前記可動ヘッドの上
    下運動により選ばれた切断用パンチによるリードの切断
    を行うようにしたことを特徴とする半導体装置のリード
    切断装置。
  2. 【請求項2】 リード切断工程時の切断用パンチの最下
    点高さを管理することによりリードの切断長さを制御す
    ることを特徴とする請求項1に基づくリード切断装置。
  3. 【請求項3】 前記Y軸方向における各切断機の初期位
    置を管理することにより切断用パンチによる切断開始位
    置を制御することを特徴とする請求項2に基づくリード
    切断装置。
  4. 【請求項4】 被加工物を切断前に被加工物の送り方向
    に関して位置決めするための手段を備えていることを特
    徴とする請求項1から3のいづれかに基づくリード切断
    装置。
  5. 【請求項5】 被加工物を搬送してダイ上に載置するた
    めの搬送装置を更に備え、前記位置決め手段は前記送り
    方向に平行に前記搬送装置の被加工物保持部材に向かっ
    て前進するべく搬送装置に設けた一対の爪部材からなる
    ことを特徴とする請求項4に基づくリード切断装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送装置の被加工物保持部材は垂直
    軸線回りに少なくとも90°回転可能であり、被加工物
    を90°回転させることにより被加工物の異なる辺を切
    断するのを可能にしたことを特徴とする請求項5に基づ
    くリード切断装置。
  7. 【請求項7】 被加工物の前記Y軸方向両側から2つの
    切断機のダイを被加工物に係合させることにより被加工
    物を切断前にY軸方向に関して位置決めすることを特徴
    とする請求項1から6のいづれかに基づくリード切断装
    置。
  8. 【請求項8】 水平軸線周りに回動可能に支持された円
    盤の外周に刃先寸法の異なる複数の切断用パンチを装着
    してなる可動切断ヘッドと、前記切断用パンチと協働す
    るダイと、前記可動切断ヘッドをダイに対して上下往復
    運動させてリードを切断する昇降運動機構とを備え、前
    記円盤の回動によりダイと協働するいづれかの切断用パ
    ンチを選択し、前記可動ヘッドの上下運動により選ばれ
    た切断用パンチによるリードの切断を行うようにしたこ
    とを特徴とする半導体装置のリード切断機。
  9. 【請求項9】 チップ実装樹脂封止後のリードフレーム
    を個々の枠付き半導体装置に切断するための枠切断装置
    と、得られた枠付き半導体装置のリードを切断するため
    の請求項1から7のいづれかに基づくリード切断装置
    と、枠付き半導体装置の吊りピンを切断するための吊り
    ピン切断装置と、枠付き半導体装置のリードを成形加工
    するためのリード成形加工と、前記装置間で被加工物を
    搬送するための搬送装置とを備え、リードフレームの加
    工を連続して行うことを特徴とする半導体装置のリード
    加工装置。
JP14035699A 1999-05-20 1999-05-20 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置 Expired - Fee Related JP3533632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14035699A JP3533632B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14035699A JP3533632B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000332181A true JP2000332181A (ja) 2000-11-30
JP3533632B2 JP3533632B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=15266931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14035699A Expired - Fee Related JP3533632B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3533632B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007095875A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Denso Corp 半導体装置の取付構造
CN102489631A (zh) * 2011-11-24 2012-06-13 天津兰普里克照明电器有限公司 卤钨灯管的钼杆剪切装置及剪切方法
CN103611852B (zh) * 2013-12-05 2015-08-19 建科机械(天津)股份有限公司 钢筋自动弯箍机的自动更换固定刀机构
CN108155274A (zh) * 2018-02-22 2018-06-12 天津威视同方科技有限公司 Led管脚成型及检测系统
CN110523896A (zh) * 2019-10-09 2019-12-03 青岛航天半导体研究所有限公司 电子封装金属外壳引脚裁切装置及系统
CN110653308A (zh) * 2019-10-09 2020-01-07 青岛航天半导体研究所有限公司 涉及电子封装金属外壳引脚裁切装置的安装工艺及裁切方法
CN110976708A (zh) * 2019-12-16 2020-04-10 宁波荣集锦科技有限公司 一种电子元件引脚切割装置
CN114378224A (zh) * 2022-01-13 2022-04-22 广西昭信平洲电子有限公司 一种滤波器线尾修正剪线机
CN114734113A (zh) * 2022-03-30 2022-07-12 安徽飞达电气科技有限公司 一种电容器引线焊接用引线上料装置
CN114798982A (zh) * 2022-04-21 2022-07-29 木宗想 一种电子元器件加工设备及加工方法
CN115132692A (zh) * 2022-08-31 2022-09-30 宁波德洲精密电子有限公司 一种引线框架及其生产装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4591297B2 (ja) * 2005-09-28 2010-12-01 株式会社デンソー 半導体装置の取付構造および半導体装置の取付方法
JP2007095875A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Denso Corp 半導体装置の取付構造
CN102489631A (zh) * 2011-11-24 2012-06-13 天津兰普里克照明电器有限公司 卤钨灯管的钼杆剪切装置及剪切方法
CN102489631B (zh) * 2011-11-24 2016-12-28 天津兰普里克照明电器有限公司 卤钨灯管的钼杆剪切装置
CN103611852B (zh) * 2013-12-05 2015-08-19 建科机械(天津)股份有限公司 钢筋自动弯箍机的自动更换固定刀机构
CN108155274B (zh) * 2018-02-22 2023-12-08 威同智能科技(天津)有限公司 Led管脚成型及检测系统
CN108155274A (zh) * 2018-02-22 2018-06-12 天津威视同方科技有限公司 Led管脚成型及检测系统
CN110523896A (zh) * 2019-10-09 2019-12-03 青岛航天半导体研究所有限公司 电子封装金属外壳引脚裁切装置及系统
CN110653308A (zh) * 2019-10-09 2020-01-07 青岛航天半导体研究所有限公司 涉及电子封装金属外壳引脚裁切装置的安装工艺及裁切方法
CN110653308B (zh) * 2019-10-09 2024-05-07 青岛航天半导体研究所有限公司 电子封装金属外壳引脚裁切装置的安装工艺及裁切方法
CN110976708A (zh) * 2019-12-16 2020-04-10 宁波荣集锦科技有限公司 一种电子元件引脚切割装置
CN110976708B (zh) * 2019-12-16 2021-08-27 宁波铂汉科技有限公司 一种电子元件引脚切割装置
CN114378224A (zh) * 2022-01-13 2022-04-22 广西昭信平洲电子有限公司 一种滤波器线尾修正剪线机
CN114734113A (zh) * 2022-03-30 2022-07-12 安徽飞达电气科技有限公司 一种电容器引线焊接用引线上料装置
CN114798982A (zh) * 2022-04-21 2022-07-29 木宗想 一种电子元器件加工设备及加工方法
CN114798982B (zh) * 2022-04-21 2023-12-15 李允毕 一种电子元器件加工设备及加工方法
CN115132692A (zh) * 2022-08-31 2022-09-30 宁波德洲精密电子有限公司 一种引线框架及其生产装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3533632B2 (ja) 2004-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856923B2 (ja) 板材の回転式打ち抜き装置及び打ち抜き方法
US9101973B2 (en) Laminated work production method
JP2000332181A (ja) 半導体装置のリード切断装置およびリード加工装置
JP2010047455A (ja) ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
JP2020040877A (ja) ガラス板加工装置
JP2001351930A (ja) ダイ及び小物部品の移送装置
JP6195008B2 (ja) ガラス板加工装置
CN113683297B (zh) 一种全自动开片系统
JP3497078B2 (ja) ダイボンダ
JP4354976B2 (ja) ウェハーチップソーティング装置
KR20110046884A (ko) 캐리어 테이프용 제조장치
US5996458A (en) Lead cutting apparatus of electronic component
CN112259480A (zh) 一种具有矫正功能的装片机中转台结构
KR101841281B1 (ko) 웨이퍼 링 이송 장치
CN111699056B (zh) 基于视觉的冲压机的自动上下料装置、方法及冲压设备
CN217412848U (zh) 一种光源基板分切设备
JP2002080236A (ja) ガラス円板の製造方法及び装置
JP2019079941A (ja) 基板分割装置及び基板分割方法
US6405430B1 (en) Workpiece moving methods
JP2002011536A (ja) リード切断機構及びリード切断装置
KR100802659B1 (ko) 웨이퍼 칩 소팅장치
CN113387180B (zh) 一种抓取搬运装置
JP2682422B2 (ja) 半導体装置の製造における吊りピン切断装置
KR20070014357A (ko) 웨이퍼 카세트 승강장치
CN215207212U (zh) 一种自动上下料的加工设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040227

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees