JP2000332124A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000332124A
JP2000332124A JP11280672A JP28067299A JP2000332124A JP 2000332124 A JP2000332124 A JP 2000332124A JP 11280672 A JP11280672 A JP 11280672A JP 28067299 A JP28067299 A JP 28067299A JP 2000332124 A JP2000332124 A JP 2000332124A
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current mirror
mirror circuit
emitter
power
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Kohei Moritsuka
宏平 森塚
Yasuhiko Kuriyama
保彦 栗山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合温度が上昇することによって引き起こさ
れる効率の劣化を防ぐ。 【解決手段】 電力増幅用のトランジスタとカレントミ
ラー回路のトランジスタ6を金属電極層4で熱的に結合
するか、カレントミラー回路の電位生成用トランジスタ
を電力増幅用トランジスタのフィンガー1A,1B間に
配するか、カレントミラー回路の電位生成用トランジス
タと電力増幅用トランジスタのフィンガー1A,1B間
の距離を半導体基板7厚よりも縮小するかのいずれかの
手段を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体高周波電力
増幅器関し、特に高効率でかつ線形性に優れたバイポー
ラトランジスタ型高周波電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】無線携帯端末が急速に普及しているが、
電波の利用効率を改善し高速のデータ通信への需要を満
たすために、最近の端末の通信規格では、線形変調方式
が採用されるようになってきた。線形変調方式では、送
信電力の大きさが信号によって変動するので、電力増幅
器に非線型性があると送信電力スペクトルの帯域幅が入
力電力のスペクトル帯域に比べて広がってしまう。この
スペクトルの広がりは、隣接する周波数帯に存在するチ
ャネルの信号に妨害を及ぼすので、スペクトルの広がり
があるしきい値以下になるように厳しい制限が設けられ
ている。このため、最近の無線携帯端末に採用される電
力増幅器は、線形性に優れていることが必須の条件であ
る。
【0003】一般に、電力増幅器の線形性を確保するに
は、電力を増幅するトランジスタのバイアス点をA級に
設定する。しかし、A級増幅器の電力効率は理論限界が
高々50%と低く、実際の増幅器の効率は通例30%程
度にとどまってしまう。携帯端末では、電力増幅器の電
力効率が電池寿命を決める大きな要因であるため、A級
増幅器の構成では、効率が不十分である。非線型歪みの
内、入力信号帯域近傍に影響を及ぼすのは奇数次の歪み
成分なので、偶数次の歪みは許容される。この様な観点
から、A級増幅器よりも高効率で携帯端末に要求される
歪み規格を満足する回路方式として、B級増幅器が採用
される様になってきた。実際の携帯端末用の電力増幅器
では、理論的なB級バイアス点を設定してしまうと、入
力信号のレベルが小さい時の歪みが大きくなる傾向があ
るので、A級とB級の中間であるAB級と呼ばれる点に
バイアス点が設定されることが多い。以下では議論を簡
単にするため、B級増幅器を例に取って従来技術の問題
点を説明する。
【0004】先ず、図1に示した様な、バイポーラトラ
ンジスタ増幅器を考える。バイポーラトランジスタ12
0のコレクタ出力特性と負荷線を図2に示す。図2
(b)に示した様に、B級増幅器では出力電流は半波整
流された波形を示す。半波整流状の波形では、奇数次歪
みは発生しないが、出力パワーが増してトランジスタの
飽和電圧まで瞬時コレクタ電流が低下すると半波整流状
の波形が維持出来なくなり、奇数次歪みが発生する。従
って、瞬時コレクタ電流が飽和電圧まで低下する臨界点
まで、B級増幅器は携帯端末に要求される高線形性を維
持して使用することが可能で、この時のコレクタ電力効
率は η=π/4×(1−Vsat/Vcc) となる。ここで、Vsatは、バイポーラトランジスタ
の飽和電圧で、典型的には0.2V程度の値である。V
CCを3.5Vとすれば、効率は74%でA級増幅器に
比べて高効率になる。
【0005】しかし、発明者等の実験では、特に出力電
力が大きい素子においてこのような高効率と高線形性を
両立させることが出来ないことが分かった。これは、以
下の様な理由による。図2(b)に示した様に、B級増
幅器では、出力パワーレベルに応じてコレクタバイアス
電源(130)からトランジスタに供給される直流電流
が変化していく。このため、信号入力が無い時は、非常
に小さかった素子の消費電力は、入力信号レベルが増加
すると大きくなっていき、出力トランジスタの接合温度
も上昇していく。バイポーラトランジスタの入出力特性
を、接合温度をパラメータにとって図3に示す。バイポ
ーラトランジスタは、接合温度が上昇すると拡散電位が
下がっていくので、図2に示した様に、ベース電位を定
電圧源(140)でバイアスすると、素子温度の上昇と
ともに、コレクタ電流が増加していく。これは、素子温
度の上昇が無いときの入出力特性が150の線上であっ
たものが接合温度が20K増加すると160の特性に、
40K増加すると170の特性に変化していくためであ
る。このため、図4に示した様に、素子温度の上昇がな
かった場合に負荷線の位置は180であったものが、素
子温度が20K上昇すると負荷線の位置は190まで、
素子温度が40K上昇すると負荷線が200まで移動し
てしまい、その分直流の投入電力が増え電力効率が劣化
してしまう。
【0006】図6に発明者等の実験結果と理論解析デー
タを示す。実験には、エミッタをInGaPとし、ベー
スとコレクタをGaAsとしたヘテロ接合バイポーラト
ランジスタ(以下InGaP/GaAs−HBTとい
う。)を用いた。また、実験では、AB級のバイアス点
を設定した。図5より、3次歪みが増加しはじめる点
(210と220)における電力効率は、素子の熱抵抗
が0K/Wの時は、58%と高効率であると予想された
のに対し、実際の熱抵抗30K/Wを有する場合は45
%と13%も劣化してしまった。ポイント220におけ
る素子の消費電力は1.2Wであるから素子の温度は、
信号入力が無い場合に比べ36K上昇している。InG
aP/GaAs−HBTのベース・エミッタ間電位の温
度係数は、およそ−1.1mV/Kであるので、実効的
にベース・エミッタ間の直流電圧が40mV増加したこ
とになり、その分コレクタ電流が増加し効率が劣化して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、電力増幅用トランジスタの素子の発
熱に伴うコレクタ電流の増加を抑制し、携帯電話用の高
効率な線形増幅器の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、B級または
AB級にバイアスされる電力増幅用のトランジスタのベ
ース電位をカレントミラー形式のバイアス回路で生成
し、このカレントミラー回路の電位発生用のトランジス
タと、電力増幅用のトランジスタの接合温度差が小する
ように、熱的に密に結合するように配される。熱的に密
な結合を実現するために、本発明では、電力増幅用のト
ランジスタとカレントミラー回路のトランジスタを金属
電極層で熱的に結合するか、カレントミラー回路の電位
生成用トランジスタを電力増幅用トランジスタのフィン
ガー間に配するか、カレントミラー回路の電位生成用ト
ランジスタと電力増幅用トランジスタのフィンガー間の
距離を半導体基板厚よりも縮小するかのいずれかの手段
を用いる。
【0009】すなわち、本発明の半導体装置は、電力増
幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタと、このトラ
ンジスタにべ一ス電圧を供給する、バイポーラトランジ
スタにより構成されるカレントミラー回路と、このカレ
ントミラー回路を構成する前記バイポーラトランジスタ
に前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタ
の接合温度を伝達する手段とを備えたことを特徴とする
ものである。また、本発明の半導体装置においては、前
記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタおよ
び前記カレントミラー回路を構成するバイポーラトラン
ジスタは、ヘテロ接合化合物半導体トランジスタで構成
され、かつ、同一の半導体基板上にモノリシックに集積
化されていることを特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記接合温度を伝達する手段は、前記電力増幅用エミッ
タ接地バイポーラトランジスタ上面に積層された層間絶
縁膜と、この層間絶縁膜上に積層され、この層間絶縁膜
に形成されたコンタクトホールを介して前記電力増幅用
エミッタ接地バイポーラトランジスタのエミッタ電極お
よび接地間を電気的に接続するとともに、前記カレント
ミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ近傍に延
長された金属配線とにより構成されていることを特徴と
するものである。
【0011】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記接合温度を伝達する手段は、前記電力増幅用エミッ
タ接地バイポーラトランジスタおよび前記カレントミラ
ー回路を構成するバイポーラトランジスタ上面に積層さ
れた層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に形成されたコンタ
クトホールを介して前記電力増幅用エミッタ接地バイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極、前記カレントミラー
回路を構成するバイポーラトランジスタのエミッタ電極
および接地間を電気的に接続するように、前記層間絶縁
膜上に積層された金属配線とにより構成されていること
を特徴とするものである。
【0012】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記接合温度を伝達する手段は、前記電力増幅用エミッ
タ接地バイポーラトランジスタおよび前記カレントミラ
ー回路を構成するバイポーラトランジスタ上面に積層さ
れた層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に形成されたコンタ
クトホールを介して前記電力増幅用エミッタ接地バイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極および接地間を電気的
に接続するとともに、前記カレントミラー回路を構成す
るバイポーラトランジスタの上面と電気的に絶縁して前
記層間絶縁膜上に積層された金属配線とにより構成され
ていることを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記金属配線は、前記絶縁膜に形成されたコンタクトホ
ールを介して前記カレントミラー回路を構成するバイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極に電気的に接続されて
いることを特徴とするものである。
【0014】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記接合温度を伝達する手段は、前記カレントミラー回
路を構成するバイポーラトランジスタを前記電力増幅用
エミッタ接地バイポーラトランジスタの近傍に配置する
ことにより構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0015】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタ
は、複数個の要素トランジスタから構成されるマルチフ
ィンガートランジスタにより構成され、前記接合温度を
伝達する手段は、前記カレントミラー回路を構成するバ
イポーラトランジスタを前記電力増幅用エミッタ接地バ
イポーラトランジスタのフィンガー間に配置することに
より構成されていることを特徴とするものである。
【0016】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記接合温度を伝達する手段は、さらに、前記電力増幅
用エミッタ接地バイポーラトランジスタおよび前記カレ
ントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ上面
に積層された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に形成され
たコンタクトホールを介して前記電力増幅用エミッタ接
地バイポーラトランジスタのエミッタ電極および接地間
を電気的に接続するとともに、前記カレントミラー回路
を構成するバイポーラトランジスタの上面に絶縁膜を介
して接触するように、前記層間絶縁膜上に積層された金
属配線とにより構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0017】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記金属配線は、前記金属配線は、前記絶縁膜に形成さ
れたコンタクトホールを介して前記カレントミラー回路
を構成するバイポーラトランジスタのエミッタ電極に電
気的に接続されていることを特徴とするものである。
【0018】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタは
B級またはAB級にバイアスされた高周波増幅トランジ
スタであることを特徴とするものである。
【0019】また、本発明の半導体装置は、B級または
AB級にバイアスされたエミッタ接地バイポーラトラン
ジスタ回路によって高周波の増幅が行われ、このエミッ
タ接地バイポーラトランジスタ回路の直流ベース電位
が、バイポーラトランジスタによって構成されたカレン
トミラー回路によって供給される高周波電力増幅器にお
いて、少なくとも前記高周波増幅を行うエミッタ接地バ
イポーラトランジスタと前記カレントミラー回路を構成
するバイポーラトランジスタが、同一の半導体基板にモ
ノリシックに集積化され、かつ、この高周波増幅を行う
エミッタ接地バイポーラトランジスタおよび前記カレン
トミラー回路を構成するバイポーラトランジスタの接合
温度の差を縮小するために、前記半導体基板上に金属電
極層が設置されていることを特徴とするものである。
【0020】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記金属電極層は厚さが2μm以上の金属層で構成さ
れ、前記エミッタ接地型バイポーラトランジスタのエミ
ッタ電極と前記カレントミラー回路を構成するバイポー
ラトランジスタのエミッタ電極とを相互に接続するよう
に配線されていることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の半導体装置は、複数のエミ
ッタフィンガーを有し、B級またはAB級にバイアスさ
れたエミッタ接地バイポーラトランジスタ回路によって
高周波の増幅が行われ、このエミッタ接地バイポーラト
ランジスタ回路の直流ベース電位が、バイポーラトラン
ジスタによって構成されたカレントミラー回路によって
供給される高周波電力増幅器において、少なくとも前記
高周波増幅を行うエミッタ接地バイポーラトランジスタ
と前記カレントミラー回路を構成するバイポーラトラン
ジスタが、同一の半導体基板にモノリシックに集積化さ
れ、かつ、この高周波増幅を行うエミッタ接地バイポー
ラトランジスタおよび前記カレントミラー回路を構成す
るバイポーラトランジスタの接合温度の差を縮小するた
めに、前記カレントミラー回路を構成するバイポーラト
ランジスタが、前記高周波増幅を行うエミッタ接地バイ
ポーラトランジスタの複数のエミッタフィンガーの間に
配置されていることを特徴とするものである。
【0022】さらに、本発明の半導体装置は、複数のエ
ミッタフィンガーを有し、B級またはAB級にバイアス
されたエミッタ接地バイポーラトランジスタ回路によっ
て高周波の増幅が行われ、このエミッタ接地バイポーラ
トランジスタ回路の直流ベース電位が、バイポーラトラ
ンジスタによって構成されたカレントミラー回路によっ
て供給される高周波電力増幅器において、少なくとも前
記高周波増幅を行うエミッタ接地バイポーラトランジス
タと前記カレントミラー回路を構成するバイポーラトラ
ンジスタが、同一の半導体基板にモノリシックに集積化
され、かつ、この高周波増幅を行うエミッタ接地バイポ
ーラトランジスタおよび前記カレントミラー回路を構成
するバイポーラトランジスタの接合温度の差を縮小する
ために、前記カレントミラー回路を構成するバイポーラ
トランジスタが、前記高周波増幅を行うエミッタ接地バ
イポーラトランジスタの複数のエミッタフィンガーか
ら、半導体チップの厚みよりも小さい距離の範囲に配置
されていることを特徴とするものである。
【0023】さらに、本発明の半導体装置は、複数のエ
ミッタフィンガーを有し、B級またはAB級にバイアス
されたエミッタ接地バイポーラトランジスタ回路によっ
て高周波の増幅が行われ、このエミッタ接地バイポーラ
トランジスタ回路の直流ベース電位が、バイポーラトラ
ンジスタによって構成されたカレントミラー回路によっ
て供給される高周波電力増幅器において、少なくとも前
記高周波増幅を行うエミッタ接地バイポーラトランジス
タと前記カレントミラー回路を構成するバイポーラトラ
ンジスタが、同一の半導体基板にモノリシックに集積化
され、かつ、この高周波増幅を行うエミッタ接地バイポ
ーラトランジスタおよび前記カレントミラー回路を構成
するバイポーラトランジスタの接合温度の差を縮小する
ために、前記カレントミラー回路を構成するバイポーラ
トランジスタが、前記高周波増幅を行うエミッタ接地バ
イポーラトランジスタの複数のエミッタフィンガーの間
に配置され、かつ、前記エミッタ接地型バイポーラトラ
ンジスタのエミッタ電極と前記カレントミラー回路を構
成するバイポーラトランジスタのエミッタ電極とが厚み
2μm以上の金属層で相互に接続されていることを特徴
とするものである。
【0024】さらに、本発明の半導体装置は、エミッタ
接地トランジスタを増幅段とする高周波増幅器と、この
エミッタ接地トランジスタの直流べ一ス電圧を供給する
カレントミラー回路とが、同一半導体チップ内にモノリ
シックに集積化され、前記カレントミラー回路を構成す
る全部または一部のトランジスタが、高周波増幅を行う
エミッタ接地トランジスタのエミッタ電極に接続された
金属層で覆われていることを特徴とするものである。
【0025】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記金属層は厚さが2μm以上であることを特徴とするも
のである。
【0026】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記カレントミラー回路を構成する全部または一部のト
ランジスタは、このトランジスタと前記金属層との間に
薄い絶縁層を挟んでいることを特徴とするものである。
【0027】さらに、本発明の半導体装置においては、
前記エミッタ接地トランジスタは複数個の要素トランジ
スタからなるフィンガーを有し、前記カレントミラー回
路を構成する全部または一部のトランジスタは、前記エ
ミッタ接地トランジスタの複数のフィンガー間に配置さ
れていることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して詳述する。図6は本発明が適用されるヘ
テロ接合バイポーラトランジスタ(以下HBTとい
う。)を用いた高周波電力増幅用半導体集積回路(以下
MMICと言う。)の構成を示す回路図である。
【0029】高周波電力増幅用のHBT(10)は、例
えば、InGaP−GaAs化合物半導体により構成さ
れており、例えば32個の要素トランジスタの集合体か
らなるマルチフィンガートランジスタである。このHB
T(10)のベース電極には、例えば、λ/4線路を含
む入力整合回路(70)を介して入力信号源(80)か
らの高周波入力信号が供給されている。HBT(10)
のコレクタ電極からは増幅された高周波入力信号が、例
えば、λ/4線路を含む出力整合回路(40)を介して
高周波出力信号として取り出され、出力負荷50に供給
される。HBT(10)のコレクタ電極には、また、例
えば、λ/4線路を含むコレクタバイアス回路(60)
を介してコレクタ電源(61)に接続されている。
【0030】次に、HBT(10)にはカレントミラー
回路(90)により構成されるバイアス回路から、ベー
ス電圧が供給されている。このカレントミラー回路(9
0)は、エミッタ電極が接地されベース電極が相互に接
続された第1および第2のHBT(20)、(110)
を含んでいる。第1のHBT(20)のコレクタ電極は
負荷抵抗(30)を介してバイアス電源(31)に接続
されている。第2のHBT(110)のコレクタ電極は
それ自身のベース電極に接続されるとともに、第3のH
BT(100)のエミッタ電極に接続されている。第3
のHBT(100)のベース電極は第1のHBT(2
0)のコレクタ電極に接続されている。そして第3のH
BT(100)のコレクタ電極はバイアス電源(32)
に接続されている。ここで、第2および第3のHBT
(110)(100)は、電力増幅用のHBT(10)
のベース電流を供給するためのエミッタフォロワ型バッ
ファ回路を構成している。
【0031】このように構成されたカレントミラー回路
(90)において、HBT(20)のコレクタ電極から
エミッタ電極に流れる電流Icは負荷抵抗(30)の抵
抗値Rcとバイアス電源(31)の電圧Vcで与えられ
る。すなわち、HBT(20)および(100)のべ一
スエミッタ電圧をVbeとすると、電流は次式 Ic=(Vc−2Vbe)/Rc で与えられる。ここで、Vc、Rcは一定であり、Vb
eは温度により変動するが、その変動の大きさはVcに
対して無視できるため、電流Icは周囲温度が変化して
も常に一定となる。
【0032】かかるカレントミラー回路(90)により
高周波増幅用HBT(10)のベース電極にバイアス電
位を供給した場合、HBT(10)の大きさがカレント
ミラー回路(90)のHBT(20)の大きさのN倍で
あれば、電力増幅用HBT(10)の直流コレクタ電流
(アイドル電流)は、HBT(20)を流れる電流Ic
のN倍に設定される。HBT(10)は上述のように、
32本のエミッタフィンガーを有するトランジスタであ
るため、その大きさはHBT(20)の大きさの32倍
であるため、HBT(10)を流れる電流はIcの32
倍の大きさに設定される。
【0033】そしてこの電流は、HBT(10)がカレ
ントミラー回路(90)のHBT(20)(110)
(100)と同じ温度下に置かれる限り、温度の変動に
関係なく、ほぼ一定値を維持する。
【0034】一般に、カレントミラー回路は、ICの周
囲温度の変化を補償するために用いられている。すなわ
ち、周囲温度が変化し、カレントミラー回路のHBTの
温度が変化した場合、カレントミラー回路の出力電圧
は、トランジスタが制御電流(30)に等しい電流を流
すのに相当した電圧を出力するので、周囲温度に関わら
ずトランジスタに流れる電流を決定出来る。
【0035】本発明では、このカレントミラー回路の性
質をB級またはAB級増幅器を構成するパワートランジ
スタ自体の発熱に対する温度補償に用いるものである。
B級またはAB級増幅器を構成するパワートランジスタ
においては、上述した様に入力信号のレベルに応じて接
合温度がダイナミックに変化してしまう。このため、静
的な周囲温度の変化のみを補償するカレントミラー回路
では、このダイナミックな温度変化を補償出来ない。本
発明では、電力増幅を行うB級またはAB級の増幅段の
HBT(10)とバイアス電圧を生成するカレントミラ
ー回路(90)のHBT(20)の熱的な結合を確立し
て、カレントミラー回路(90)が、電力増幅用のHB
T(10)の素子温度のダイナミックな変化に反応出来
る様にする事を特徴とする。
【0036】図7は本発明の第1の実施形態であるMM
IC(マイクロ波モノリシックIC)の要部を示す断面
図である。(1A)、(1B)・・・・は電力増幅用H
BT(10)を構成するエミッタ電極である。また、
(2A)、(2B)・・・・はHBT(10)のベース
電極、(3A)、(3B)、・・・・はHBT(10)
のコレクタ電極である。すなわち、HBT(10)はG
aAs基板(7)上に配列され複数個の要素HBT(1
0A)、(10B)、・・・・から構成されている。こ
こで、要素HBT(10A)は、エミッタ電極(1
A)、ベース(2A)、コレクタ電極(3A)を備えた
トランジスタであり、要素HBT(10B)は、エミッ
タ電極(1B)、ベース(2B)、コレクタ電極(3
B)を備えたトランジスタであり、以下同様である。な
お、以下の説明においては、これらの要素HBT(10
A)、(10B)、・・・・をフィンガーと呼ぶ。
【0037】このように構成されたHBT(10)にお
いて、各フィンガーのエミッタ電極(1A)、(1
B)、・・・・を相互に接続するように、エミッタ接地
配線として厚み4μmのメッキ層(4)を形成してい
る。この金メッキ層(4)は、BCB(ベンゾ・シクロ
・ブタン)樹脂の絶縁膜(5)上に配され、カレントミ
ラー回路(90)のHBT(6)の近傍でGaAs基板
(7)に接続する。BCB絶縁膜(5)の熱伝導率はG
aAsに比べて低いので、エミッタフィンガーで発生し
た熱は、金メッキ層(4)により、GaAs基板(7)
に接続された部分、すなわち、接地点(9)まで伝導さ
れる。GaAs基板の熱伝導率が0.4W/K/cmで
あるのに対し、金の熱伝導率は3W/K/cmと大きい
ので、エミッタ電極(1A、1B・・・・)の接合温度
と、接地点(9)との温度差は極めて小さくなる。した
がって、接地点(9)の近傍のGaAs基板(7)上に
配置されたカレントミラー回路(90)を構成するHB
T(6)と電力増幅用HBT(10)のエミッタ電極
(1A、1B・・・・)部との温度差は、金メッキ層
(4)が無い場合に比べて著しく縮小する。
【0038】図8に、本発明を適用したCDMA端末用
のパワーアンプと従来のCDMA端末用のパワーアンプ
との電力効率を比較して示す。比較した電力増幅器のパ
ターン配置は全く同じであるが、本発明の実施形態で
は、電力増幅用HBTのエミッタ電極上に金めっきを4
μmの厚さで施し、そのメッキ層をカレントミラー回路
のHBT(6)から10μm離れた位置でGaAs基板
に接続した。その結果、従来例では、線形領域の最大効
率が45%であったものが、52%まで効率を改善でき
た。
【0039】図9は、本発明の第2の実施形態であるM
MICの要部を示す断面図である。この実施形態では、
電力増幅用HBTを構成する各フィンガーのエミッタ電
極(1A、1B、・・・・)上に、エミッタ接地配線と
して厚み4μmの金メッキ層(4)を設け、さらにこの
メッキ層(4)を、カレントミラー回路のHBT(2
0)のエミッタ電極(21)に直接接続した。この金メ
ッキ層(4)は、電力増幅用HBT(10)のエミッタ
電極(1A、1B、・・・・)以外とはほとんど熱的な
接続を持っていないので、金メッキ層(4)の温度は、
電力増幅用HBT(10)のエミッタ電極(1A、1
B、・・・・)の接合温度とほとんど等しくなる。この
ため、カレントミラー回路のHBT(6)の接合温度も
電力増幅用HBT(10)の接合温度とほぼ等しくな
り、電力増幅用HBT(10)のダイナミックな温度変
動に対して、カレントミラー回路による温度補償が極め
て効率良く行われる。
【0040】図10は、上記の実施形態を適用したCD
MA端末用パワーアンプの効率を従来のこの種のパワー
アンプの効率と対比して示す。図の実線で示すグラフは
本発明のパワーアンプの効率を、また、図の破線で示す
グラフは従来のパワーアンプの効率をそれぞれ示してい
る。同図から、従来のパワーアンプでは、線形領域の最
大効率が45%であったものが、本発明では56%まで
向上し、素子温度の上昇の影響がない場合の限界効率5
8%とほぼ同等の効率を達成できた。
【0041】図11は本発明の第3の実施形態であるM
MICの要部を示す断面図である。この実施形態では、
カレントミラー回路のHBT(6)を電力増幅用HBT
(10)を構成する各フィンガー(10A)、(10
B)、・・・・の間に配したものである。このような配
置により、電力増幅用のHBT(10)とカレントミラ
ー回路のHBT(6)の熱的な結合を促進出来る。
【0042】この実施形態を適用したCDMA端末用パ
ワーアンプの効率を図12に示す。同図は、図10と同
様に、図の実線で示すグラフは本発明のパワーアンプの
効率を、また、図の破線で示すグラフは従来のパワーア
ンプの効率をそれぞれ示している。同図から、従来のパ
ワーアンプでは、線形領域の最大効率が45%であった
ものが、本発明では50%まで改善できた。
【0043】図13は本発明の第4の実施形態であるM
MICの要部を示す断面図である。この実施形態では、
カレントミラー回路のHBT(6)と電力増幅用HBT
フィンガー(10A)のエミッタ電極(1A)の距離
を、例えば、50μm程度に狭めて配置して、電力増幅
用のHBT(10)とカレントミラー回路のHBT
(6)の熱的な結合を促進している。このような配置が
効果を現すのは、電力増幅用HBT(10A)とカレン
トミラー回路のHBT(6)の距離が半導体基板(7)
の厚み以下になった時である。
【0044】GaAs基板(7)の厚みが150μm、
電力増幅用HBTフィンガー(10A)とカレントミラ
ー回路のHBT(6)の距離を50μmとした時のCD
MA端末用パワーアンプの効率を図14に示す。同図に
は、電力増幅用HBTとカレントミラー回路のHBTの
距離が400μmの従来例破線で示している。従来のパ
ワーアンプでは、線形領域の最大効率が45%であった
ものが、本発明では距離を50μmに近づけることで、
効率を49%まで改善できた。
【0045】図15は本発明の第5の実施形態であるM
MICの要部断面図である。この実施形態では、カレン
トミラー回路のHBT(6)を電力増幅用HBT(1
0)フィンガー(10A)、(10B)の間に配置する
とともに、電力増幅用のHBT(10)のエミッタ電極
(1A、1B、・・・・)上に、接地配線として厚み4
μmの金メッキ層(4)を設け、さらにこのメッキ層
を、カレントミラー回路のHBT(6)のエミッタ電極
(21)に直接接続した。
【0046】この金メッキ層(4)は、電力増幅用のH
BTフィンガー(10A)、(10B)・・・・のエミ
ッタ電極(1A、1B、・・・・)をカレントミラー回
路のHBT(6)とは反対側の電熱パッド(9A)、
(9B)でGaAs基板(7)に接続している。このた
め、電力増幅段のHBT(10)フィンガーのエミッタ
電極(1A、1B、・・・・)で発生した熱は、金メッ
キ層(4)を経由して電熱パッド(9A)、(9B)か
らGaAs基板(7)へ伝導され、HBT(10)素子
の熱抵抗を下げるのに有効である。一方、カレントミラ
ー回路のHBT(6)と電力増幅用のHBTフィンガー
(10A)、(10B)・・・・のエミッタ電極(1
A、1B、・・・・)は、金メッキ層(4)により熱的
に密な結合を保っているので、カレントミラー回路のH
BT(6)の接合温度も電力増幅用HBT(10)の接
合温度とほぼ等しくなり、電力増幅用のHBT(10)
のダイナミックな温度変動に対して、カレントミラー回
路による温度補償が極めて効率良く行われる。
【0047】この実施形態のMMICを適用したCDM
A端末用パワーアンプの効率を図16に示す。従来のパ
ワーアンプでは、線形領域の最大効率が45%であった
ものが、本発明のパワーアンプでは57%まで改善で
き、素子温度の上昇の影響を抑え、B級線形増幅器の限
界性能を実現できた。
【0048】図17は本発明の第6の実施形態であるMM
ICの要部断面図である。この実施形態においては、バ
イアス回路であるカレントミラー回路のHBT(6)を
電力増幅用のHBT(10)の近傍に配置する。すなわ
ち、GaAs半導体基板(7)上には、エミッタ電極
(1A)、ベース電極(2A)、コレクタ電極(3A)
を含むメサ上の電力増幅用のHBT(10)が形成され
ている。また、この近傍の半導体基板(7)上には、エ
ミッタ電極(21)、ベース電極(22)、コレクタ電
極(23)を含むメサ上のカレントミラー回路のHBT
(6)が形成されている。これらのHBT(10)およ
びHBT(6)を含む半導体基板(7)の表面には、第
2の絶縁膜である、厚さ200nmの薄いSiN絶縁膜
(11)が形成されている。このSiN絶縁膜(11)
には、HBT(10)のエミッタ電極(1A)部分にコ
ンタクトホール(12)が形成されている。このSiN
絶縁膜(11)上には、また、BCB樹脂からなる絶縁
膜(5)が全面に積層形成されている。このSiN絶縁
膜(11)には、HBT(10)のエミッタ電極(1
A)部分およびHBT(6)の形成部分にコンタクトホ
ール(13)が形成されている。そして、このようにコ
ンタクトホール(13)が形成されたSiN絶縁膜(1
1)上には、全面に厚さ4μmの金メッキ層(4)が形
成されている。この金メッキ層(4)はコンタクトホー
ル(12)を介してHBT(10A)以外のフィンガ
ー、すなわち、要素HBT(10B)、・・・のエミッ
タ電極(1B)、・・・が相互に電気的に接続されてい
る。
【0049】電力増幅用HBT(10A)で発生した熱
は、熱伝導の良い金メッキ層(4)およびSiN絶縁膜
(11)を介して、HBT(6)に伝導される。このた
め、カレントミラー回路のHBT(6)と増幅用HBT
(10A)との温度はほぼ等しくなる。
【0050】図18は、一例として、本発明をCDMA
用のパワーアンプとして適用した場合の、電力付加効率
特性P1および隣接チャンネル漏洩電力P2についての
従来のパワーアンプと比較して示す特性曲線図である。
各特性曲線P1、P2のうち、実線の曲線は本発明の特
性を、また、破線の曲線は従来の特性をそれぞれ示して
いる。その結果、本発明を適用したパワーアンプでは、
隣接チャネル漏洩電力P2が−50dB以下の線形領域
での効率が従来の増幅器に比較して向上していることが
わかる。
【0051】図19は、本発明の第7の実施形態である
MMICの要部断面図である。また、図20は図19に
示すMMICの要部平面図である。なお、図19は、図
20の矢印A−A‘に沿った断面図である。この実施形
態においては、カレントミラー回路のHBT(6)は、
電力増幅用HBT(10)を構成するフィンガー、すな
わち、要素HBT(10A)、(10B)間に配置され
ている。そして、厚さ4μmの金メッキ層(4)が要素
HBT(10A)、(10B)のエミッタ電極(1
A)、(1B)を相互に電気的に接続するとともに、カ
レントミラー回路のHBT(6)の直上部を覆う。他の
構成は図17に示すMMICとほぼ同一であるため、同
一又は対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。なお、図20においては、要素HBT(10
A)、(10B)に対して共通のコレクタ電極配線(2
4)およびベース電極配線(25)がそれぞれ設けられ
ている。要素HBT(10A)、(10B)のエミッタ
電極配線である金メッキ層(4)は図20には示されて
いないが、要素HBT(10A)、(10B)の両側の
半導体基板(7)上に設けられた放熱パッド(9A)、
(9B)に接触するように構成されている。また、カレ
ントミラー回路のHBT(6)のベース電極(22)、
コレクタ電極(23)に対しては、それぞれ、ベース電
極配線(27)およびコレクタ電極配線(28)が半導
体基板(7)上に設けられている。
【0052】このような配置により、電力増幅用の要素
HBT(10A)、(10B)で発生した熱は、熱伝導
の良い金メッキ層(4)を介して、両側からカレントミ
ラー回路のHBT(6)に伝導され、第6の実施形態に
比べ、さらに、両HBT間の温度差は小さくなる。
【0053】図21は、本発明が適用されるHBTを用
いた高周波電力増幅用MMICの他の構成を示す回路図
である。この回路は、図6に示した回路に対して、バイ
アス回路であるカレントミラー回路の構成が相違してお
り、その他の構成は同じである。すなわち、図21のカ
レントミラー回路においては、それぞれダイオード接続
された第1および第2の温度補償用HBT(20)、
(20A)が、負荷抵抗(30)を介して電源31に直
列に接続されている。第3のHBT(100)はそのベ
ース電極が第2のHBT(20A)のベース電極に接続
され、そのコレクタ電極はバイアス電源(32)に接続さ
れている。第2のHBT(20A)のエミッタ電極は抵
抗(101)を介して、第2のHBT(20)のエミッ
タ電極とともに、接地されている。第2のHBT(20
A)のエミッタ電極からは、ローパスフィルター(10
2)を介してバイアス回路としてのカレントミラー回路
の出力電圧が、増幅用HBT(10)のベース電極に供
給されている。この増幅用HBT(10)のベース電極
には、また、高周波入力信号RFINが供給され、コレ
クタ電極からは増幅された高周波出力信号が取り出され
る。なお、増幅用HBT(10)のコレクタ電極はイン
ダクタンス(103)を介してバイアス電源(32)に
接続されている。
【0054】このような構成のMMIC回路において
は、増幅用HBT(10)にはカレントミラー回路の制
御電圧(31)と抵抗(30)で決まる電流に常に比例
するアイドル電流が流れるように、増幅用HBT(1
0)のべ一ス電極に供給されるべ一ス電圧が制御され
る。
【0055】図22はこのような回路に本発明を適用し
た第8の実施形態であるMMICの要部断面図である。
この実施形態においては、第1および第2の温度補償用
HBT(20)、(20A)のうち、HBT(20A)
は電力増幅用の要素HBT(10A)の近傍に配置さ
れ、HBT(20)は要素HBT(10A)と(10
B)、すなわち、フィンガー間に配置されている。そし
て、厚さ4μmの金メッキ層(4)がフィンガーHBT
(10A)、(10B)のエミッタ電極(1A)、(1
B)を相互に電気的に接続するとともに、カレントミラ
ー回路の2つのHBT(20)(20A)の直上部を覆
う。他の構成は図17あるいは図19に示すMMICと
ほぼ同一であるため、同一又は対応する部分には同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0056】このような構成のMMICにより、電力増
幅用の要素HBT(10A)、(10B)で発生した熱
は、熱伝導の良い金メッキ層(4)を介して、両側から
あるいは片側からカレントミラー回路のHBT(20)
(20A)に伝導され、電力増幅用の要素HBT(10
A)、(10B)およびカレントミラー回路のHBT
(20)(20A)間の温度差は小さくなる。
【0057】なお、以上の各実施形態の説明図には簡単
のため、電力増幅段のHBTフィンガーのエミッタ電極
は2本のみ図示したが、本発明はより多くの本数を有す
るHBTに適用されることは言うまでもない。
【0058】また、第1、第2および第5乃至第8の実
施形態では、カレントミラー回路と電力増幅用のHBT
の熱的な結合を実現するために用いた金メッキ層の厚み
は4μmであったが、発明者等の実験によれば、金や銅
等の熱の良導体を用いるときは、この厚みは少なくも2
μmから顕著な効果、すなわち、熱的な結合の促進が見
られた。
【0059】さらに、電力増幅段のHBTとの熱的結合
を行うカレントミラー回路のHBTは、カレントミラー
回路を構成する複数個のHBT(20)(110)(1
00)のいずれの1個であってもよく、また、複数個で
あってもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、携帯端末に適用される
B級またはAB級の電力増幅器の電力効率が改善可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のHBTを用いたB級高周波電力増幅器の
構成を示す回路図である。
【図2】図1に示すB級増幅器のコレクタ出力特性と負
荷線の関係を示す図である。
【図3】図1に示すHBTの温度特性を説明する特性図
である。説明する特性図。
【図4】図1に示すB級増幅器における素子温度と負荷
線の関係を説明する特性図である。
【図5】図1に示すB級増幅器における出力電力に対す
る電力付加効率、三次歪の関係を示す図である。
【図6】本発明が適用されるHBTを用いた高周波電力
増幅用MMICの構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第1の実施形態であるMMICの要部
を示す断面図である。
【図8】本発明を適用したCDMA端末用のパワーアン
プと従来のCDMA端末用のパワーアンプとの電力効率
を比較して示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態であるMMICの要部
を示す断面図である。
【図10】本発明を適用したCDMA端末用パワーアン
プの効率を従来のこの種のパワーアンプの効率と対比し
て示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態であるMMICの要
部を示す断面図である。
【図12】本発明を適用したCDMA端末用パワーアン
プの効率を従来のこの種のパワーアンプの効率と対比し
て示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態であるMMICの要
部を示す断面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を適用したCDMA
端末用パワーアンプの効率を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態であるMMICの要
部断面図である。
【図16】本発明の第5の実施形態のMMICを適用し
たCDMA端末用パワーアンプの効率を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施形態であるMMICの要
部断面図である。
【図18】本発明をCDMA用のパワーアンプとして適
用した場合の、電力付加効率特性P1および隣接チャン
ネル漏洩電力P2についての従来のパワーアンプと比較
して示す特性曲線図である。
【図19】本発明の第7の実施形態であるMMICの要
部断面図である。
【図20】図19に示すMMICの要部平面図である。
【図21】本発明が適用されるHBTを用いた高周波電
力増幅用MMICの他の構成を示す回路図である。
【図22】本発明の第8の実施形態であるMMICの要
部断面図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・・要素HBT(フィンガー)のエミッ
タ電極 2A,2B・・・・要素HBT(フィンガー)のベース
電極 3A,3B・・・・要素HBT(フィンガー)のコレク
タ電極 4・・・・・・・・金メッキ層 5・・・・・・・・BCB樹脂膜層 6・・・・・・・・カレントミラー回路を構成する任意
のHBT 7・・・・・・・・GaAs基板 8・・・・・・・・ヒートシンク 9A、9B・・・・熱伝導パッド 10・・・・・電力増幅用HBT 20・・・・・カレントミラー回路のHBT 30・・・・・カレントミラー回路の抵抗 31・・・・・カレントミラー回路の制御電源 40・・・・・出力整合回路 50・・・・・出力負荷 60・・・・・コレクタバイアス回路 70・・・・・入力整合回路 80・・・・・入力信号源 90・・・・・カレントミラー方式によるベースバイア
ス回路 100、110・・・・バッファ回路トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03F 1/30 3/213 Fターム(参考) 5F003 AP08 BA92 BE90 BF06 BG06 BH05 BJ01 BJ99 BM02 BZ05 5F082 AA10 AA19 BA47 BC03 BC13 BC14 BC15 CA02 DA09 FA01 FA11 FA12 GA02 5J090 AA04 AA41 AA63 AA64 CA02 CA27 CA36 CA86 FA04 FA16 FN14 HA06 HA25 HA29 HA33 KA09 KA12 KA29 KA48 KA65 MA22 QA02 SA14 TA01 TA02 TA06 5J091 AA04 AA41 AA63 AA64 CA02 CA27 CA36 CA86 FA04 FA16 HA06 HA25 HA29 HA33 KA09 KA12 KA29 KA48 KA65 MA22 QA02 SA14 TA01 TA02 TA06 UW08 5J092 AA04 AA41 AA63 AA64 CA02 CA27 CA36 CA86 FA04 FA16 GR09 HA06 HA25 HA29 HA33 KA09 KA12 KA29 KA48 KA65 MA22 QA02 SA14 TA01 TA02 TA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅用エミッタ接地バイポーラトラ
    ンジスタと、このトランジスタにべ一ス電圧を供給する
    バイポーラトランジスタにより構成されるカレントミラ
    ー回路と、このカレントミラー回路を構成する前記バイ
    ポーラトランジスタに前記電力増幅用エミッタ接地バイ
    ポーラトランジスタの接合温度を伝達する手段とを備え
    た半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラ
    トランジスタおよび前記カレントミラー回路を構成する
    バイポーラトランジスタは、ヘテロ接合化合物半導体ト
    ランジスタで構成され、かつ、同一の半導体基板上にモ
    ノリシックに集積化されていることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記接合温度を伝達する手段は、前記電
    力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタ上面に積
    層された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜上に積層され、
    この層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して
    前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタの
    エミッタ電極および接地間を電気的に接続するととも
    に、前記カレントミラー回路を構成するバイポーラトラ
    ンジスタ近傍に延長され金属配線とにより構成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記接合温度を伝達する手段は、前記電
    力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタおよび前
    記カレントミラー回路を構成するバイポーラトランジス
    タ上面に積層された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールを介して前記電力増幅用エミ
    ッタ接地バイポーラトランジスタのエミッタ電極、前記
    カレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ
    のエミッタ電極および接地間を電気的に接続するよう
    に、前記層間絶縁膜上に積層された金属配線とにより構
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記接合温度を伝達する手段は、前記電
    力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタおよび前
    記カレントミラー回路を構成するバイポーラトランジス
    タ上面に積層された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールを介して前記電力増幅用エミ
    ッタ接地バイポーラトランジスタのエミッタ電極および
    接地間を電気的に接続するとともに、前記カレントミラ
    ー回路を構成するバイポーラトランジスタの上面と電気
    的に絶縁して前記層間絶縁膜上に積層された金属配線と
    により構成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記接合温度を伝達する手段は、前記カ
    レントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタを
    前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタの
    近傍に配置することにより構成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラ
    トランジスタは、複数個の要素トランジスタから構成さ
    れるマルチフィンガートランジスタにより構成され、前
    記接合温度を伝達する手段は、前記カレントミラー回路
    を構成するバイポーラトランジスタを前記電力増幅用エ
    ミッタ接地バイポーラトランジスタのフィンガー間に配
    置することにより構成されていることを特徴とする請求
    項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記接合温度を伝達する手段は、さら
    に、前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラトランジス
    タおよび前記カレントミラー回路を構成するバイポーラ
    トランジスタ上面に積層された層間絶縁膜と、この層間
    絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記電力
    増幅用エミッタ接地バイポーラトランジスタのエミッタ
    電極および接地間を電気的に接続するとともに、前記カ
    レントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタの
    近傍に延長された金属配線とにより構成されていること
    を特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記電力増幅用エミッタ接地バイポーラ
    トランジスタはB級またはAB級にバイアスされた高周
    波増幅トランジスタであることを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記金属配線層は厚さが2μm以上の
    金属層で構成され、前記エミッタ接地型バイポーラトラ
    ンジスタのエミッタ電極と前記カレントミラー回路を構
    成するバイポーラトランジスタのエミッタ電極とを相互
    に接続するように配線されていることを特徴とする特許
    請求項1乃至9のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 複数のエミッタフィンガーを有し、B
    級またはAB級にバイアスされたエミッタ接地バイポー
    ラトランジスタ回路によって高周波の増幅が行われ、こ
    のエミッタ接地バイポーラトランジスタ回路の直流ベー
    ス電位が、バイポーラトランジスタによって構成された
    カレントミラー回路によって供給される高周波電力増幅
    器において、少なくとも前記高周波増幅を行うエミッタ
    接地バイポーラトランジスタと前記カレントミラー回路
    を構成するバイポーラトランジスタが、同一の半導体基
    板にモノリシックに集積化され、かつ、この高周波増幅
    を行うエミッタ接地バイポーラトランジスタおよび前記
    カレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタ
    の接合温度の差を縮小するために、前記カレントミラー
    回路を構成するバイポーラトランジスタが、前記高周波
    増幅を行うエミッタ接地バイポーラトランジスタの複数
    のエミッタフィンガーから、半導体チップの厚みよりも
    小さい距離の範囲に配置されていることを特徴とする半
    導体装置。
  12. 【請求項12】 エミッタ接地トランジスタを増幅段と
    する高周波増幅器と、このエミッタ接地トランジスタの
    直流べ一ス電圧を供給するカレントミラー回路とが、同
    一半導体チップ内にモノリシックに集積化され、前記カ
    レントミラー回路を構成する全部または一部のトランジ
    スタが、高周波増幅を行うエミッタ接地トランジスタの
    エミッタ電極に接続された金属層で覆われていることを
    特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記金属層は厚さが2μm以上であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記カレントミラー回路を構成する全
    部または一部のトランジスタは、このトランジスタと前
    記金属層との間に薄い絶縁層を挟んでいることを特徴と
    する請求項12または13記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記エミッタ接地トランジスタは複数
    個の要素トランジスタからなるフィンガーを有し、前記
    カレントミラー回路を構成する全部または一部のトラン
    ジスタは、前記エミッタ接地トランジスタの複数のフィ
    ンガー間に配置されていることを特徴とする請求項12
    乃至14のいずれかに記載の半導体装置。
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