JP2000331626A - カラー受像管装置 - Google Patents
カラー受像管装置Info
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/56—Correction of beam optics
- H01J2229/568—Correction of beam optics using supplementary correction devices
- H01J2229/5681—Correction of beam optics using supplementary correction devices magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｓ字歪補正回路を用いたカラー受像管装置に
おいて、上下ピンクッション歪を補正しつつ、上下イン
ナーピンクッション歪をも補正することができる手段を
提供する。 【解決手段】 蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に
電子ビームを偏向する時の垂直方向の予備偏向力を、蛍
光体スクリーン面の垂直方向中間部に対する予備偏向力
よりも相対的に小さくすることにより、垂直方向周辺部
における上下ピンクッション歪を増大させるような働き
を持たせる一方、偏向ヨークが発生する偏向磁界によ
り、垂直方向周辺部における上下ピンクッション歪を補
正することにより、併せて垂直方向中間部における上下
インナーピンクッション歪も補正する。
おいて、上下ピンクッション歪を補正しつつ、上下イン
ナーピンクッション歪をも補正することができる手段を
提供する。 【解決手段】 蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に
電子ビームを偏向する時の垂直方向の予備偏向力を、蛍
光体スクリーン面の垂直方向中間部に対する予備偏向力
よりも相対的に小さくすることにより、垂直方向周辺部
における上下ピンクッション歪を増大させるような働き
を持たせる一方、偏向ヨークが発生する偏向磁界によ
り、垂直方向周辺部における上下ピンクッション歪を補
正することにより、併せて垂直方向中間部における上下
インナーピンクッション歪も補正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー受像管装置に
関し、特に上下インナーピンクッション歪を補正する手
段に関するものである。
関し、特に上下インナーピンクッション歪を補正する手
段に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カラー受像管の重要な画像品質要素の一
つにラスター歪がある。従来より、外郭辺の上下ピンク
ッション歪および左右ピンクッション歪は、偏向ヨーク
の磁界およびカラー受像管装置の補正回路によって補正
されている。しかし、これらの上下左右の外郭辺の歪を
最適化補正しても、縦線の中間部または横線の中間部に
ピンクッション歪が残留することがある。これらはそれ
ぞれ「左右インナーピンクッション歪」（図８）、「上
下インナーピンクッション歪」（図９）と呼ばれる
（「左右インナーピンクッション歪」は「縦線インナー
ピンクッション歪」または「左右インナーキセン歪」、
「上下インナーピンクッション歪」は「横線インナーピ
ンクッション歪」または「上下インナーキセン歪」とも
呼ばれる）。
つにラスター歪がある。従来より、外郭辺の上下ピンク
ッション歪および左右ピンクッション歪は、偏向ヨーク
の磁界およびカラー受像管装置の補正回路によって補正
されている。しかし、これらの上下左右の外郭辺の歪を
最適化補正しても、縦線の中間部または横線の中間部に
ピンクッション歪が残留することがある。これらはそれ
ぞれ「左右インナーピンクッション歪」（図８）、「上
下インナーピンクッション歪」（図９）と呼ばれる
（「左右インナーピンクッション歪」は「縦線インナー
ピンクッション歪」または「左右インナーキセン歪」、
「上下インナーピンクッション歪」は「横線インナーピ
ンクッション歪」または「上下インナーキセン歪」とも
呼ばれる）。
【０００３】一般に、平面スクリーン上の輝点位置の変
位量Ｘ（ｔ）は、θを偏向角とするとｔａｎθに比例す
る。そのため蛍光体スクリーン面水平方向周辺部に近づ
くにつれて水平偏向量が増加するいわゆる「Ｓ字歪」と
呼ばれる非直線性歪が生じる。このＳ字歪は、Ｓ字歪補
正回路を付加することにより補正される。Ｓ字歪の必要
補正量は、偏向中心から蛍光体スクリーン面上の各点ま
での距離に逆比例する。図７に示すように、カラー受像
管のラスター上部および下部すなわち蛍光体スクリーン
面垂直方向周辺部７２では、中間部７１よりも偏向中心
からの距離が遠いので、Ｓ字歪の必要補正量が中央部よ
りも少なくて済む。
位量Ｘ（ｔ）は、θを偏向角とするとｔａｎθに比例す
る。そのため蛍光体スクリーン面水平方向周辺部に近づ
くにつれて水平偏向量が増加するいわゆる「Ｓ字歪」と
呼ばれる非直線性歪が生じる。このＳ字歪は、Ｓ字歪補
正回路を付加することにより補正される。Ｓ字歪の必要
補正量は、偏向中心から蛍光体スクリーン面上の各点ま
での距離に逆比例する。図７に示すように、カラー受像
管のラスター上部および下部すなわち蛍光体スクリーン
面垂直方向周辺部７２では、中間部７１よりも偏向中心
からの距離が遠いので、Ｓ字歪の必要補正量が中央部よ
りも少なくて済む。
【０００４】しかしながら、従来のカラー受像管装置の
Ｓ字歪補正回路は、蛍光体スクリーン面垂直方向中間部
でのＳ字歪補正を最適化するものの、蛍光体スクリーン
面垂直方向中間部と周辺部との必要補正量の相違が考慮
されていないために、周辺部でＳ字歪が過補正されてし
まい、このために左右インナーピンクッション歪が生じ
てしまうという問題があった。特に、カラー受像管の前
面パネルの平面化および偏向角の拡大に伴い、この左右
インナーピンクッション歪が顕著になっていた。
Ｓ字歪補正回路は、蛍光体スクリーン面垂直方向中間部
でのＳ字歪補正を最適化するものの、蛍光体スクリーン
面垂直方向中間部と周辺部との必要補正量の相違が考慮
されていないために、周辺部でＳ字歪が過補正されてし
まい、このために左右インナーピンクッション歪が生じ
てしまうという問題があった。特に、カラー受像管の前
面パネルの平面化および偏向角の拡大に伴い、この左右
インナーピンクッション歪が顕著になっていた。
【０００５】このような問題に対し、特開平９−１４９
２８３号公報に記載された発明は、可飽和リアクタに水
平偏向電流を流しこれに垂直偏向電流を変調させて、ラ
スター上部および下部偏向時に水平偏向部の総合インダ
クタンスが周辺部偏向時で小さくなるような構成をとる
ことにより、左右インナーピンクッション歪を除去して
いた。
２８３号公報に記載された発明は、可飽和リアクタに水
平偏向電流を流しこれに垂直偏向電流を変調させて、ラ
スター上部および下部偏向時に水平偏向部の総合インダ
クタンスが周辺部偏向時で小さくなるような構成をとる
ことにより、左右インナーピンクッション歪を除去して
いた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】近年のカラー受像管の
前面パネルのさらなる平面化ならびに偏向角の増大に伴
い、ラスターの上下方向と同様に、ラスターの水平方向
左部および右部と水平方向中間部との間でもＳ字歪補正
量の差が生じ、その結果として、左右インナーピンクッ
ション歪に加えて上下インナーピンクッション歪の問題
が顕在化してきた。
前面パネルのさらなる平面化ならびに偏向角の増大に伴
い、ラスターの上下方向と同様に、ラスターの水平方向
左部および右部と水平方向中間部との間でもＳ字歪補正
量の差が生じ、その結果として、左右インナーピンクッ
ション歪に加えて上下インナーピンクッション歪の問題
が顕在化してきた。
【０００７】上記の特開平９−１４９２８３号公報に記
載の従来のインナーピンクッション歪補正回路は、左右
インナーピンクッション歪の補正には有効な手段であっ
たが、上下インナーピンクッション歪の補正はできなか
った。したがって従来は、偏向ヨークの中心軸を垂直方
向に傾ける上下ティルトによって、歪量の上下バランス
をとるだけであった。
載の従来のインナーピンクッション歪補正回路は、左右
インナーピンクッション歪の補正には有効な手段であっ
たが、上下インナーピンクッション歪の補正はできなか
った。したがって従来は、偏向ヨークの中心軸を垂直方
向に傾ける上下ティルトによって、歪量の上下バランス
をとるだけであった。
【０００８】そこで本発明は、従来のＳ字歪補正回路を
用いたカラー受像管装置において、上下ピンクッション
歪を補正しつつ、上下インナーピンクッション歪をも補
正することができる手段を提供することを目的とする。
用いたカラー受像管装置において、上下ピンクッション
歪を補正しつつ、上下インナーピンクッション歪をも補
正することができる手段を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るカラー受像管は、電子銃と前記電子銃か
ら放出される電子ビームが射突する蛍光体スクリーン面
とを前面パネルとファンネルとからなるバルブ内部に備
えるカラー受像管と、前記バルブのネック部に装着され
て前記電子ビームを偏向する偏向ヨークとを備えるカラ
ー受像管装置であって、前記蛍光体スクリーン面の垂直
方向周辺部に電子ビームを偏向する時の垂直方向の予備
偏向力を、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向中間部に
対する予備偏向力よりも相対的に小さくすることによ
り、前記垂直方向周辺部における上下ピンクッション歪
を増大させるような働きを持たせる一方、偏向ヨークが
発生する偏向磁界により、前記垂直方向周辺部における
上下ピンクッション歪を補正することにより、併せて前
記垂直方向中間部における上下インナーピンクッション
歪も補正するものである（請求項１）。
の本発明に係るカラー受像管は、電子銃と前記電子銃か
ら放出される電子ビームが射突する蛍光体スクリーン面
とを前面パネルとファンネルとからなるバルブ内部に備
えるカラー受像管と、前記バルブのネック部に装着され
て前記電子ビームを偏向する偏向ヨークとを備えるカラ
ー受像管装置であって、前記蛍光体スクリーン面の垂直
方向周辺部に電子ビームを偏向する時の垂直方向の予備
偏向力を、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向中間部に
対する予備偏向力よりも相対的に小さくすることによ
り、前記垂直方向周辺部における上下ピンクッション歪
を増大させるような働きを持たせる一方、偏向ヨークが
発生する偏向磁界により、前記垂直方向周辺部における
上下ピンクッション歪を補正することにより、併せて前
記垂直方向中間部における上下インナーピンクッション
歪も補正するものである（請求項１）。
【００１０】この発明によれば、蛍光体スクリーン面の
垂直方向周辺部の上下ピンクッション歪を意図的に大き
くして垂直方向中間部の上下インナーピンクッション歪
との差を小さくし、周辺部の上下ピンクッション歪およ
び中間部の上下インナーピンクッション歪を偏向磁界に
よって補正することができる。
垂直方向周辺部の上下ピンクッション歪を意図的に大き
くして垂直方向中間部の上下インナーピンクッション歪
との差を小さくし、周辺部の上下ピンクッション歪およ
び中間部の上下インナーピンクッション歪を偏向磁界に
よって補正することができる。
【００１１】また、具体的には、前記偏向ヨークの前記
電子銃側に前記電子ビームに前記予備偏向力を与える補
正コイルがさらに設けられており、前記補正コイルに
は、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に前記電
子ビームを偏向する時に垂直偏向電流が流れるが、垂直
方向中間部を偏向する時には垂直偏向電流が流れず、前
記垂直方向周辺部の偏向時に、前記補正コイルが垂直偏
向磁界とは逆向きの予備偏向磁界を発生するようにする
のが好ましい（請求項２）。
電子銃側に前記電子ビームに前記予備偏向力を与える補
正コイルがさらに設けられており、前記補正コイルに
は、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に前記電
子ビームを偏向する時に垂直偏向電流が流れるが、垂直
方向中間部を偏向する時には垂直偏向電流が流れず、前
記垂直方向周辺部の偏向時に、前記補正コイルが垂直偏
向磁界とは逆向きの予備偏向磁界を発生するようにする
のが好ましい（請求項２）。
【００１２】この発明によれば、予備偏向力の増減を垂
直偏向に同期して行うことができ、また、垂直偏向電流
を補正コイルに流すタイミングを適当に調整することに
より、垂直方向周辺部と中間部との間で予備偏向力を増
減できる。
直偏向に同期して行うことができ、また、垂直偏向電流
を補正コイルに流すタイミングを適当に調整することに
より、垂直方向周辺部と中間部との間で予備偏向力を増
減できる。
【００１３】より具体的には、前記電子ビームを水平方
向に挟むように前記ネック部の左右に少なくとも１個ず
つ設けられてた前記補正コイルと、少なくとも２つのダ
イオードが互いに極性が逆向きになるように並列に接続
された接続体と、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルとが
直列に接続されており、前記蛍光体スクリーン面の垂直
方向周辺部に前記電子ビームを偏向する時に前記ダイオ
ードが導通して前記補正コイルに前記垂直偏向電流が流
れるようにするのが好ましい（請求項３）。
向に挟むように前記ネック部の左右に少なくとも１個ず
つ設けられてた前記補正コイルと、少なくとも２つのダ
イオードが互いに極性が逆向きになるように並列に接続
された接続体と、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルとが
直列に接続されており、前記蛍光体スクリーン面の垂直
方向周辺部に前記電子ビームを偏向する時に前記ダイオ
ードが導通して前記補正コイルに前記垂直偏向電流が流
れるようにするのが好ましい（請求項３）。
【００１４】この発明によれば、少なくとも２つのダイ
オードからなる接続体を補正コイルに付加するだけで予
備偏向力をコントロールすることができ、上下インナー
ピンクッション歪補正回路を小型かつ安価なものとする
ことができる。
オードからなる接続体を補正コイルに付加するだけで予
備偏向力をコントロールすることができ、上下インナー
ピンクッション歪補正回路を小型かつ安価なものとする
ことができる。
【００１５】また、本発明のカラー受像管装置は、電子
銃と前記電子銃から放出される電子ビームが射突する蛍
光体スクリーン面とを前面パネルとファンネルとからな
るバルブ内部に備えるカラー受像管と、前記バルブのネ
ック部に装着されて前記電子ビームを偏向する偏向ヨー
クと、前記偏向ヨークの前記電子銃側に設けられ前記電
子ビームに予備偏向力を与える補正コイルとを備えるカ
ラー受像管装置であって、前記電子ビームを水平方向に
挟むように前記ネック部の左右に少なくとも１個ずつ設
けられてた前記補正コイルと、少なくとも２つのダイオ
ードが互いに極性が逆向きになるように並列に接続され
た接続体と、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルとが直列
に接続されており、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向
周辺部に前記電子ビームを偏向する時に前記ダイオード
が導通して前記補正コイルに前記垂直偏向電流が流れる
一方、垂直方向中間部を偏向する時には前記補正コイル
に垂直偏向電流が流れず、前記垂直方向周辺部の偏向時
に、前記補正コイルが垂直偏向磁界とは逆向きの予備偏
向磁界を発生することを特徴とする（請求項４）。
銃と前記電子銃から放出される電子ビームが射突する蛍
光体スクリーン面とを前面パネルとファンネルとからな
るバルブ内部に備えるカラー受像管と、前記バルブのネ
ック部に装着されて前記電子ビームを偏向する偏向ヨー
クと、前記偏向ヨークの前記電子銃側に設けられ前記電
子ビームに予備偏向力を与える補正コイルとを備えるカ
ラー受像管装置であって、前記電子ビームを水平方向に
挟むように前記ネック部の左右に少なくとも１個ずつ設
けられてた前記補正コイルと、少なくとも２つのダイオ
ードが互いに極性が逆向きになるように並列に接続され
た接続体と、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルとが直列
に接続されており、前記蛍光体スクリーン面の垂直方向
周辺部に前記電子ビームを偏向する時に前記ダイオード
が導通して前記補正コイルに前記垂直偏向電流が流れる
一方、垂直方向中間部を偏向する時には前記補正コイル
に垂直偏向電流が流れず、前記垂直方向周辺部の偏向時
に、前記補正コイルが垂直偏向磁界とは逆向きの予備偏
向磁界を発生することを特徴とする（請求項４）。
【００１６】この発明によれば、予備偏向力の増減を垂
直偏向に同期して行うことができ、また、垂直偏向電流
を補正コイルに流すタイミングを適当に調整することに
より、垂直方向周辺部と中間部との間で予備偏向力を増
減できる。さらに、少なくとも２つのダイオードからな
る接続体を補正コイルに付加するだけで予備偏向力をコ
ントロールすることができ、上下インナーピンクッショ
ン歪補正回路を小型かつ安価なものとすることができ
る。
直偏向に同期して行うことができ、また、垂直偏向電流
を補正コイルに流すタイミングを適当に調整することに
より、垂直方向周辺部と中間部との間で予備偏向力を増
減できる。さらに、少なくとも２つのダイオードからな
る接続体を補正コイルに付加するだけで予備偏向力をコ
ントロールすることができ、上下インナーピンクッショ
ン歪補正回路を小型かつ安価なものとすることができ
る。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。本発明のカラー受像管装置のうち、
偏向ヨークを除いたカラー受像管の構造については周知
であるので図示および説明を省略する。
を用いて説明する。本発明のカラー受像管装置のうち、
偏向ヨークを除いたカラー受像管の構造については周知
であるので図示および説明を省略する。
【００１８】図２は本発明に係る偏向ヨークの側面図
を、図３は蛍光体スクリーン面側から見た図を、図４は
電子銃側から見た図をそれぞれ示す。図２ないし図４に
示すように、偏向ヨークは、水平偏向コイル１および垂
直偏向コイル２と、これらを絶縁固定する絶縁枠３と、
垂直偏向コイル２の外側に設けられたフェライトコア４
と、電子銃側端部に設けられた補正コイル６とからな
る。
を、図３は蛍光体スクリーン面側から見た図を、図４は
電子銃側から見た図をそれぞれ示す。図２ないし図４に
示すように、偏向ヨークは、水平偏向コイル１および垂
直偏向コイル２と、これらを絶縁固定する絶縁枠３と、
垂直偏向コイル２の外側に設けられたフェライトコア４
と、電子銃側端部に設けられた補正コイル６とからな
る。
【００１９】図４に示すように、補正コイル６は、Ｅ字
型のコア５に導線が巻回されたものである。補正コイル
６は、蛍光体スクリーン面垂直方向のコマ収差を補正す
るコマ補正コイル７と、インナーピンクッション歪補正
コイル８とからなる。補正コイル６は、絶縁枠３の電子
銃側端面に固定され、Ｅ字コア５の中央脚部９がカラー
受像管のネック部２１に近接するように設けられる。
型のコア５に導線が巻回されたものである。補正コイル
６は、蛍光体スクリーン面垂直方向のコマ収差を補正す
るコマ補正コイル７と、インナーピンクッション歪補正
コイル８とからなる。補正コイル６は、絶縁枠３の電子
銃側端面に固定され、Ｅ字コア５の中央脚部９がカラー
受像管のネック部２１に近接するように設けられる。
【００２０】インナーピンクッション歪補正コイル８
は、Ｅ字コア５の中央脚部９に巻回し、垂直偏向磁界と
は逆方向の磁界を発生する。図５は、蛍光体スクリーン
面の上偏向時にインナーピンクッション歪補正コイル８
が発生する磁界の向きを示す。上偏向時には垂直偏向磁
界（破線で示す）と逆向き、すなわち電子ビームを下方
へ偏向する向きの磁界（実線で示す）をインナーピンク
ッション歪補正コイル８が発生する。この補正磁界は、
電子銃側での電子ビームの垂直方向の予備偏向力を弱め
る働きをする。
は、Ｅ字コア５の中央脚部９に巻回し、垂直偏向磁界と
は逆方向の磁界を発生する。図５は、蛍光体スクリーン
面の上偏向時にインナーピンクッション歪補正コイル８
が発生する磁界の向きを示す。上偏向時には垂直偏向磁
界（破線で示す）と逆向き、すなわち電子ビームを下方
へ偏向する向きの磁界（実線で示す）をインナーピンク
ッション歪補正コイル８が発生する。この補正磁界は、
電子銃側での電子ビームの垂直方向の予備偏向力を弱め
る働きをする。
【００２１】次に、インナーピンクッション補正コイル
８が接続される回路について説明する。図１に示すよう
に、互いに逆極性の一対のダイオード１０が並列接続さ
れた接続体１３と、インナーピンクッション補正コイル
８とが直列接続されて、接続体１４を構成する。この接
続体１４は、固定抵抗器１１と並列接続されてインナー
ピンクッション歪補正回路１２を構成する。インナーピ
ンクッション歪補正回路１２は、垂直偏向コイル２に直
列接続され、垂直偏向コイル２にさらにコマ補正コイル
７が直列接続される。
８が接続される回路について説明する。図１に示すよう
に、互いに逆極性の一対のダイオード１０が並列接続さ
れた接続体１３と、インナーピンクッション補正コイル
８とが直列接続されて、接続体１４を構成する。この接
続体１４は、固定抵抗器１１と並列接続されてインナー
ピンクッション歪補正回路１２を構成する。インナーピ
ンクッション歪補正回路１２は、垂直偏向コイル２に直
列接続され、垂直偏向コイル２にさらにコマ補正コイル
７が直列接続される。
【００２２】以下に、インナーピンクッション歪補正回
路１２の動作について説明する。
路１２の動作について説明する。
【００２３】インナーピンクッション歪補正回路１２に
は、図６（ａ）に示す鋸歯状波形の垂直偏向電流が流れ
込む。図７に示すように、垂直偏向電流を大電流の領域
すなわち蛍光体スクリーン面垂直方向周辺部領域（以下
「周辺部領域」と呼ぶ）と、それ以外の蛍光体スクリー
ン面垂直方向中間部領域（以下「中間部領域」と呼ぶ）
とに区分して考える。
は、図６（ａ）に示す鋸歯状波形の垂直偏向電流が流れ
込む。図７に示すように、垂直偏向電流を大電流の領域
すなわち蛍光体スクリーン面垂直方向周辺部領域（以下
「周辺部領域」と呼ぶ）と、それ以外の蛍光体スクリー
ン面垂直方向中間部領域（以下「中間部領域」と呼ぶ）
とに区分して考える。
【００２４】中間部領域では、接続体１３のダイオード
１０の両端にかかる電圧がスイッチング電圧以下である
ため、ダイオード１０には電流がほとんど流れない。し
たがって、インナーピンクッション歪補正コイル８には
電流が流れず、このコイルは動作しない。一方、インナ
ーピンクッション歪補正回路１２に流れこんだ電流のほ
とんどは、このとき固定抵抗器１１に流れている。図６
（ｂ）は、固定抵抗器１１に流れる電流の波形を示す。
１０の両端にかかる電圧がスイッチング電圧以下である
ため、ダイオード１０には電流がほとんど流れない。し
たがって、インナーピンクッション歪補正コイル８には
電流が流れず、このコイルは動作しない。一方、インナ
ーピンクッション歪補正回路１２に流れこんだ電流のほ
とんどは、このとき固定抵抗器１１に流れている。図６
（ｂ）は、固定抵抗器１１に流れる電流の波形を示す。
【００２５】一方、周辺部領域では、接続体１３のダイ
オード１０の両端にかかる電圧がスイッチング電圧を越
えるため、ダイオード１０に電流が流れ、インナーピン
クッション歪補正コイル８にも電流が流れてコイルが動
作する。図６（ｃ）は、インナーピンクション歪補正コ
イル８に流れる電流の波形を示す。
オード１０の両端にかかる電圧がスイッチング電圧を越
えるため、ダイオード１０に電流が流れ、インナーピン
クッション歪補正コイル８にも電流が流れてコイルが動
作する。図６（ｃ）は、インナーピンクション歪補正コ
イル８に流れる電流の波形を示す。
【００２６】図５に示したように、インナーピンクッシ
ョン歪補正コイル８が動作すると、電子銃側での電子ビ
ームの垂直方向の予備偏向力が弱まる。そして、予備偏
向力が弱まると蛍光体スクリーン面上の上下ピンクッシ
ョン歪が増加することは、従来より周知である。従来は
本発明とは逆に、電子銃側での電子ビームの垂直方向の
予備偏向力を強めることにより、上下ピンクッション歪
を減少させる偏向ヨークが一般的であった。
ョン歪補正コイル８が動作すると、電子銃側での電子ビ
ームの垂直方向の予備偏向力が弱まる。そして、予備偏
向力が弱まると蛍光体スクリーン面上の上下ピンクッシ
ョン歪が増加することは、従来より周知である。従来は
本発明とは逆に、電子銃側での電子ビームの垂直方向の
予備偏向力を強めることにより、上下ピンクッション歪
を減少させる偏向ヨークが一般的であった。
【００２７】本発明においては、インナーピンクッショ
ン歪補正コイル８は、中間部偏向時には動作しないが、
周辺部偏向時には動作し、周辺部領域で上下ピンクッシ
ョン歪を増加させる結果となる。これは、周辺部領域に
対して相対的に中間部領域の上下ピンクッション歪を減
少させることと等価である。そしてこの動作状態におい
て、水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルが発生する磁
界の調整によって周辺部領域の上下ピンクッション歪の
最適化を図ると、それに伴って中間部領域の上下ピンク
ッション歪も減少することになる。一般には、水平偏向
コイルおよび垂直偏向コイルの蛍光体スクリーン面側の
ピンクッション磁界を強める方向の磁界調整を行う。ピ
ンクッション磁界を強めるためには、水平偏向コイルで
あれば水平軸方向に、垂直偏向コイルであれば垂直軸方
向に、それぞれコイル巻き線を集中させる。
ン歪補正コイル８は、中間部偏向時には動作しないが、
周辺部偏向時には動作し、周辺部領域で上下ピンクッシ
ョン歪を増加させる結果となる。これは、周辺部領域に
対して相対的に中間部領域の上下ピンクッション歪を減
少させることと等価である。そしてこの動作状態におい
て、水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルが発生する磁
界の調整によって周辺部領域の上下ピンクッション歪の
最適化を図ると、それに伴って中間部領域の上下ピンク
ッション歪も減少することになる。一般には、水平偏向
コイルおよび垂直偏向コイルの蛍光体スクリーン面側の
ピンクッション磁界を強める方向の磁界調整を行う。ピ
ンクッション磁界を強めるためには、水平偏向コイルで
あれば水平軸方向に、垂直偏向コイルであれば垂直軸方
向に、それぞれコイル巻き線を集中させる。
【００２８】次に、４６〔ｃｍ〕（１９インチ）ディス
プレイ用カラー受像管装置について本発明の効果を確認
した実験例について説明する。使用したＥ字コアは厚さ
３〔ｍｍ〕のフェライトコアであり、幅が７〔ｍｍ〕の
中央脚部９に導線を８０巻きしてインナーピンクッショ
ン歪補正コイル８とした。また、ダイオード１０にはシ
リコンダイオードを、固定抵抗器１１には２．７〔Ω〕
のものを用いた。
プレイ用カラー受像管装置について本発明の効果を確認
した実験例について説明する。使用したＥ字コアは厚さ
３〔ｍｍ〕のフェライトコアであり、幅が７〔ｍｍ〕の
中央脚部９に導線を８０巻きしてインナーピンクッショ
ン歪補正コイル８とした。また、ダイオード１０にはシ
リコンダイオードを、固定抵抗器１１には２．７〔Ω〕
のものを用いた。
【００２９】ダイオード１０を用いずに、単にインナー
ピンクッション歪補正コイル８を垂直偏向コイル２に接
続しただけの場合には、上下ピンクッション歪が０．２
〔％〕、横線インナーピンクッション歪が０．９〔％〕
であり、横線インナーピンクッション歪が目立った。こ
れに対し、本発明のインナーピンクッション歪補正回路
１２のもとにインナーピンクッション歪補正コイル８を
動作させた場合には、上下ピンクッション歪が０．３
〔％〕、横線インナーピンクッション歪が０．４〔％〕
であり、上下ピンクッション歪を上記比較例と同レベル
に保ちながら、横線インナーピンクッション歪を改善で
きた。
ピンクッション歪補正コイル８を垂直偏向コイル２に接
続しただけの場合には、上下ピンクッション歪が０．２
〔％〕、横線インナーピンクッション歪が０．９〔％〕
であり、横線インナーピンクッション歪が目立った。こ
れに対し、本発明のインナーピンクッション歪補正回路
１２のもとにインナーピンクッション歪補正コイル８を
動作させた場合には、上下ピンクッション歪が０．３
〔％〕、横線インナーピンクッション歪が０．４〔％〕
であり、上下ピンクッション歪を上記比較例と同レベル
に保ちながら、横線インナーピンクッション歪を改善で
きた。
【００３０】以上、補正コイルにＥ字コアを用いた場合
について説明したが、Ｉ字コアやＵ字コアを用いてもよ
い。インナーピンクッション歪補正とは別に、上下ピン
クッション歪が大きい傾向にある特性の場合、コマ収差
補正コイル７にはＵ字コイルを用いるのが好ましい。こ
れは、コマ収差補正コイルにＥ字コアの代わりにＵ字コ
アを使う方が、一般に予備偏向力が高まる傾向にあるか
らである。この場合、インナーピンクッション歪補正コ
イル８にはＩ字コイルを用いればよい。
について説明したが、Ｉ字コアやＵ字コアを用いてもよ
い。インナーピンクッション歪補正とは別に、上下ピン
クッション歪が大きい傾向にある特性の場合、コマ収差
補正コイル７にはＵ字コイルを用いるのが好ましい。こ
れは、コマ収差補正コイルにＥ字コアの代わりにＵ字コ
アを使う方が、一般に予備偏向力が高まる傾向にあるか
らである。この場合、インナーピンクッション歪補正コ
イル８にはＩ字コイルを用いればよい。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下ピンクッション歪の最適化を図りながら、横線イン
ナーピンクッション歪を補正でき高性能のカラー受像管
を提供することができる。
上下ピンクッション歪の最適化を図りながら、横線イン
ナーピンクッション歪を補正でき高性能のカラー受像管
を提供することができる。
【図１】本発明によるインナーピンクッション歪補正回
路図
路図
【図２】本発明による偏向ヨークの側面図
【図３】同じく偏向ヨークを蛍光体スクリーン面側から
見た図
見た図
【図４】同じく偏向ヨークを電子銃側から見た図
【図５】本発明によるインナーピンクッション歪補正コ
イルが発生する予備偏向磁界の向きを示す図
イルが発生する予備偏向磁界の向きを示す図
【図６】（ａ）垂直偏向電流の波形図 （ｂ）固定抵抗器に流れる電流の波形図 （ｃ）インナーピンクッション歪補正コイルに流れる電
流をそれぞれ示す電流の波形図
流をそれぞれ示す電流の波形図
【図７】蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部領域と中
間部領域の説明図
間部領域の説明図
【図８】左右インナーピンクッション歪の説明図
【図９】上下インナーピンクッション歪の説明図
１ 水平偏向コイル ２ 垂直偏向コイル ３ 絶縁枠 ４ フェライトコア ５ Ｅ字コア ６ 補正コイル ７ コマ収差補正コイル ８ インナーピンクッション歪補正コイル ９ 中央脚部 １０ ダイオード １１ 固定抵抗器 １２ インナーピンクッション歪補正回路
Claims (4)
- 【請求項１】 電子銃と前記電子銃から放出される電子
ビームが射突する蛍光体スクリーン面とを前面パネルと
ファンネルとからなるバルブ内部に備えるカラー受像管
と、前記バルブのネック部に装着されて前記電子ビーム
を偏向する偏向ヨークとを備えるカラー受像管装置であ
って、 前記蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に電子ビーム
を偏向する時の垂直方向の予備偏向力を、前記蛍光体ス
クリーン面の垂直方向中間部に対する予備偏向力よりも
相対的に小さくすることにより、前記垂直方向周辺部に
おける上下ピンクッション歪を増大させるような働きを
持たせる一方、 偏向ヨークが発生する偏向磁界により、前記垂直方向周
辺部における上下ピンクッション歪を補正することによ
り、併せて前記垂直方向中間部における上下インナーピ
ンクッション歪も補正することを特徴とするカラー受像
管装置。 - 【請求項２】 前記偏向ヨークの前記電子銃側に前記電
子ビームに前記予備偏向力を与える補正コイルがさらに
設けられており、前記補正コイルには、前記蛍光体スク
リーン面の垂直方向周辺部に前記電子ビームを偏向する
時に垂直偏向電流が流れるが、垂直方向中間部を偏向す
る時には垂直偏向電流が流れず、 前記垂直方向周辺部の偏向時に、前記補正コイルが垂直
偏向磁界とは逆向きの予備偏向磁界を発生する、請求項
１に記載のカラー受像管装置。 - 【請求項３】 前記電子ビームを水平方向に挟むように
前記ネック部の左右に少なくとも１個ずつ設けられてた
前記補正コイルと、少なくとも２つのダイオードが互い
に極性が逆向きになるように並列に接続された接続体
と、前記偏向ヨークの垂直偏向コイルとが直列に接続さ
れており、 前記蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に前記電子ビ
ームを偏向する時に前記ダイオードが導通して前記補正
コイルに前記垂直偏向電流が流れる、請求項２に記載の
カラー受像管装置。 - 【請求項４】 電子銃と前記電子銃から放出される電子
ビームが射突する蛍光体スクリーン面とを前面パネルと
ファンネルとからなるバルブ内部に備えるカラー受像管
と、前記バルブのネック部に装着されて前記電子ビーム
を偏向する偏向ヨークと、前記偏向ヨークの前記電子銃
側に設けられ前記電子ビームに予備偏向力を与える補正
コイルとを備えるカラー受像管装置であって、 前記電子ビームを水平方向に挟むように前記ネック部の
左右に少なくとも１個ずつ設けられてた前記補正コイル
と、少なくとも２つのダイオードが互いに極性が逆向き
になるように並列に接続された接続体と、前記偏向ヨー
クの垂直偏向コイルとが直列に接続されており、 前記蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部に前記電子ビ
ームを偏向する時に前記ダイオードが導通して前記補正
コイルに前記垂直偏向電流が流れる一方、垂直方向中間
部を偏向する時には前記補正コイルに垂直偏向電流が流
れず、前記垂直方向周辺部の偏向時に、前記補正コイル
が垂直偏向磁界とは逆向きの予備偏向磁界を発生するこ
とを特徴とするカラー受像管装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142873A JP2000331626A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | カラー受像管装置 |
| TW089109664A TW483019B (en) | 1999-05-24 | 2000-05-19 | Color picture tube device |
| EP00110819A EP1056112A3 (en) | 1999-05-24 | 2000-05-22 | Color picture tube apparatus |
| KR10-2000-0027708A KR100377692B1 (ko) | 1999-05-24 | 2000-05-23 | 컬러 수상관 장치 |
| US09/576,188 US6984929B1 (en) | 1999-05-24 | 2000-05-23 | Color picture tube apparatus with pincushion distortion correction |
| CNB001192221A CN1146951C (zh) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | 彩色显象管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142873A JP2000331626A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | カラー受像管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331626A true JP2000331626A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15325591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11142873A Pending JP2000331626A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | カラー受像管装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6984929B1 (ja) |
| EP (1) | EP1056112A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000331626A (ja) |
| KR (1) | KR100377692B1 (ja) |
| CN (1) | CN1146951C (ja) |
| TW (1) | TW483019B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP1515356A1 (en) * | 2003-09-15 | 2005-03-16 | LG Philips Displays | Device for displaying television pictures including a deflection unit therefor |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0670895B2 (ja) | 1986-10-31 | 1994-09-07 | 株式会社東芝 | カラ−受像管 |
| KR910001401B1 (ko) * | 1987-05-25 | 1991-03-04 | 미쯔비시덴끼 가부시끼가이샤 | 편향 요크 |
| JPH01175150A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Toshiba Corp | インライン型カラー受像管用偏向ヨーク |
| JPH01183042A (ja) * | 1988-01-07 | 1989-07-20 | Toshiba Corp | インライン型カラー受像管用偏向ヨーク |
| JP2650939B2 (ja) * | 1988-02-03 | 1997-09-10 | 株式会社日立製作所 | コンバーゼンス装置及びそれに用いるコンバーゼンスヨーク |
| US5039923A (en) * | 1988-10-19 | 1991-08-13 | Hitachi, Ltd. | Focus adjusting device for projection display |
| KR910006643Y1 (ko) * | 1988-11-16 | 1991-08-26 | 삼성전관 주식회사 | 편향 요크의 미스 컨버젼스 보정회로 |
| US5070280A (en) * | 1989-08-25 | 1991-12-03 | Hitachi, Ltd. | Deflection yoke |
| US5355050A (en) * | 1991-06-05 | 1994-10-11 | U.S. Philips Corporation | Color display tube with coma correction |
| US5260627A (en) * | 1991-11-13 | 1993-11-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for deflecting electron beams and color cathode ray tube apparatus incorporating this deflecting apparatus |
| US5397968A (en) * | 1992-09-18 | 1995-03-14 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Deflection yoke |
| JP3137574B2 (ja) | 1995-11-21 | 2001-02-26 | 松下電子工業株式会社 | 画像歪補正装置 |
| JP3633115B2 (ja) * | 1996-07-08 | 2005-03-30 | ソニー株式会社 | 偏向装置 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11142873A patent/JP2000331626A/ja active Pending
-
2000
- 2000-05-19 TW TW089109664A patent/TW483019B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-05-22 EP EP00110819A patent/EP1056112A3/en not_active Withdrawn
- 2000-05-23 KR KR10-2000-0027708A patent/KR100377692B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-05-23 US US09/576,188 patent/US6984929B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-05-24 CN CNB001192221A patent/CN1146951C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100377692B1 (ko) | 2003-03-29 |
| CN1146951C (zh) | 2004-04-21 |
| KR20000077386A (ko) | 2000-12-26 |
| US6984929B1 (en) | 2006-01-10 |
| EP1056112A2 (en) | 2000-11-29 |
| EP1056112A3 (en) | 2003-12-17 |
| CN1274940A (zh) | 2000-11-29 |
| TW483019B (en) | 2002-04-11 |
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