JP2000331355A - トラッキング誤差信号生成装置及びトラッキング調整方法 - Google Patents

トラッキング誤差信号生成装置及びトラッキング調整方法

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JP2000331355A
JP2000331355A JP14023499A JP14023499A JP2000331355A JP 2000331355 A JP2000331355 A JP 2000331355A JP 14023499 A JP14023499 A JP 14023499A JP 14023499 A JP14023499 A JP 14023499A JP 2000331355 A JP2000331355 A JP 2000331355A
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differential
output
differential amplifier
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JP14023499A
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Akira Matsubara
彰 松原
Akihiro Arai
昭浩 荒井
Masami Shiotani
雅美 塩谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの記録再生装置に用いられる差動
プッシュプル方式のトラッキング制御において、サイド
ビームの光量にアンバランスがあり、グレーティングの
回転調整誤差がある場合に発生するオフトラックを低減
すること。 【解決手段】 サイドプッシュプル信号を生成する差動
アンプ8,9の出力側に、加算比率を可変できるバラン
スアンプ14を備える。バランスアンプ14により各サ
イドプッシュプル信号の振幅を揃えて加算アンプ11に
より加算する。加算信号とメインプッシュプル信号との
差分を差動アンプ13により演算し、トラッキング誤差
信号を生成する。こうすればグレーティングの分光比率
差や調整誤差のある場合でも、オフトラックの少ないト
ラッキング誤差信号を生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMD等の光ディスク
の記録再生を行うためのトラッキング誤差信号生成装置
及びトラッキング調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CDやMD等の光デイスクの記録
再生装置においては、光ディスクに光スポットを集光
し、光ディスクのトラックに光スポットを追従させて情
報の記録又は再生を行っている。このトラックに光スポ
ットを追従させるためのトラッキング制御は、光ディス
クからの信号を対物レンズアクチュエータに帰還制御す
ることにより行うが、そのためのトラッキング誤差信号
の生成方法として、差動プッシュプル法という方法があ
る。この方法は、例えば特開平07−093764公報
に開示されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の差動プ
ッシュプル方式による、トラッキング誤差信号生成装置
について説明する。従来、CDやMDなどの光ディスク
を再生する光ピックアップは、例えば図14のように構
成されている。図14において、光ピックアップは、半
導体レーザ1,グレーティング2,ビームスプリッタ
3,対物レンズ4,対物レンズアクチュエータ5,受光
素子6等により構成され、光ディスク7に光を照射し、
情報を検出している。半導体レーザ1の出射光は、グレ
ーティング2によって、メインビームと2つのサイドビ
ームの3つのビームに分離され、ビームスプリッタ3,
対物レンズ4を介して、回転する光ディスク7に集光さ
れる。
【0004】光ディスク7上の情報によって変調された
光は、反射して、ビームスプリッタ3を介して受光素子
6に導かれ、光ディスク7の情報を再生する。このとき
対物レンズ4は対物レンズアクチュエータ5によって電
磁的に駆動され、光ディスク7への焦点合わせの方向
(矢印FOの方向)と、光ディスク7上のトラックに光
スポットを追従させるためのトラッキングの方向(矢印
TRの方向)に移動できるようになっている。
【0005】グレーティング2によって3つのビームに
分離された光は、対物レンズ4を介して図15に示すよ
うに照射される。図15は、LM,LE,LFの3つの
ビームが光ディスク上に照射されている様子を示してい
る。真ん中のメインビームLMが照射されている部分が
情報トラックであり、メインビームLMが図15のよう
に、情報トラックの中心に照射されるように、トラッキ
ング制御によりビームの照射位置が制御される。このと
きサイドビームLE及びLFは、メインビームLMに対
してそれぞれ左右1/2トラック分ずれて、照射される
ように構成されている。
【0006】受光素子6は、図16のように構成されて
いる。図16において,受光素子6は、中央に配置され
かつ2分割された受光部Mと、図面の上方に間隔をあけ
て配置されかつ2分割された受光部Eと、この受光部E
の図面にて下方に間隔をあけて配置され、同じく2分割
された受光部Fとを備えている。このように構成された
受光素子6の各受光部M,E,Fには、夫々図15中の
光スポット、LM,LE,LFが反射した光が入射し、
夫々LLM,LLE,LLFとして受光されるように構
成されている。各受光部の分割線は、光ディスク上のト
ラックと略平行な方向となるように構成されている。通
常、光ピックアップは、フォーカス制御に非点収差法を
用いる関係上、光ディスクのトラックの方向と、受光素
子上のトラックの方向とは、90度回転した方向となる
ので、図16でもそのように記載している。
【0007】さて、光ディスクのトラックと平行な方向
に2分割された受光素子の差信号からは、特開平2−2
36827公報等に開示されているように、トラックに
対応して交流的に変化するプッシュプル信号を得ること
ができることが知られている。従って、各受光部M,
E,Fの2分割された受光素子の信号を差動アンプによ
り差をとった差動信号は、夫々のプッシュプル信号とな
り、それらをメインプッシュプル信号MPP,サブプッ
シュプル信号SPP1,サブプッシュプル信号SPP2
と呼称する。
【0008】従来例の差動プッシュプルにおけるトラッ
キング誤差信号生成装置について、図面を参照しながら
説明する。図17は、従来例の差動プッシュプルによる
トラッキング誤差信号生成装置のブロック図である。図
17において、受光素子6の各受光部E,F,Mの信号
は夫々第1〜第3の差動アンプ8,9,10に入力さ
れ、夫々プッシュプル信号が生成される。メインプッシ
ュプル信号MPPは、受光部Mの2分割受光素子M1,
M2の出力から差動アンプ10により差を取った信号で
あり、以下のように示される。
【数1】 又、第1のサブプッシュプル信号(SPP1)は、受光
部Eの2分割受光素子E1,E2の出力から差動アンプ
8により、差をとった信号であり、以下のように示され
る。
【数2】 更に、第2のサブプッシュプル信号(SPP2)は、受
光部Fの2分割受光素子F1,F2の出力から差動アン
プ9により、差をとった信号であり、以下のように示さ
れる。
【数3】
【0009】さて、図17によれば、サブプッシュプル
信号SPP1及びSPP2は、加算器11によって加算
され、所定利得k倍のアンプ12により増幅される。そ
して第4の差動アンプ13により、この増幅出力とメイ
ンプッシュプル信号MPPとの差動を取ることにより、
トラッキング誤差信号を生成している。即ち、以下の演
算が行われ、トラッキング誤差信号TEとして出力され
ている。
【数4】
【0010】図18は、メインプッシュプル信号MPP
と、サブプッシュプル信号SPP1,SPP2より、ト
ラッキング誤差信号TEが生成される様子を示す信号図
である。縦線は、ディスクのトラックの中心位置を示し
ており、トラッキング制御の目標値に相当する場所であ
る。各信号中の横線は、基準レベルを示しており、信号
との交点をゼロクロス点とする。
【0011】さて、図18によれば、メインプッシュプ
ル信号MPPに対して、サブプッシュプル信号SPP
1,SPP2は、共に180度位相がずれており、式
(4)で示す演算を行った後のトラッキング誤差信号T
Eを得ることができる。このトラッキング誤差信号TE
の振幅がなくなり、DCのみの基準レベルになるよう
に、前述の対物レンズアクチュエータ5をTR方向に制
御することにより、図15に示すように、メインビーム
LMを光ディスクの目的とする溝に追従させることがで
きる。このように生成したトラッキング誤差信号は、図
16の受光素子6上で、光スポットLM,LE,LFが
図面にて上方、下方にすべて動いても、信号にオフセッ
トの発生しない方式であり、差動プッシュプルトラッキ
ング誤差信号とも呼ばれている。
【0012】
【発明の解決しようとする課題】さて、サイドビームと
メインビームの位置は、図14中のグレーティング2を
光軸に対して回転することにより調整することができ
る。従って、サイドビームと、メインビームの位置は、
常に1/2トラックずれた位置にあるわけではなく、グ
レーティング2の回転調整誤差に相当する誤差を持って
いる。この誤差分は、図19の信号図に示すように位相
ずれとなって現れてくる。
【0013】図19は、図18と同様のトラッキング誤
差信号TEを生成するまでの信号図である。図19にお
いて、サブプッシュプル信号SPP1とSPP2は、メ
インプッシュプル信号MPPに対して互いに逆方向にX
だけ、位相がずれている。この状態であっても、式
(4)の演算により、トラッキング誤差信号TEを生成
すると、縦線のトラックに制御目標のあるトラッキング
誤差信号TEを生成することができる。
【0014】しかしながら、更に光ディスクに照射され
るサイドビームは、お互いに光量が常に同じとは限ら
ず、グレーディング2によって生成される際の分光比の
アンバランスによるものや、対物レンズ4を通過する際
に受ける開口制限量の違いにより、サイドビームの光量
に差が生じることがある。このようにサイドビームに光
量のアンバランスがあり、且つ図20に示すように、サ
ブプッシュプル信号SPP1,SPP2がメインプッシ
ュプル信号MPPに対して位相がずれている場合には、
その和信号(SPP1+SSP2)及び式(4)による
トラッキング誤差信号TEは、トラック中心を示すメイ
ンプッシュプル信号MMPのゼロクロス点からTだけず
れた信号となってしまう。
【0015】以上のようにグレーティング2の回転残差
が残り、更にサイドビームに光量のアンバランスがある
場合には、トラッキング誤差信号TEのゼロクロス点が
トラックの中心からずれてしまうので、記録再生を行う
際の光スポットがオフトラックしてしまい、光ディスク
上の情報が正しく記録再生できないという課題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のトラッキング誤差信号生成装置は、サイド
プッシュプルの信号の加算比率を可変できる可変バラン
スアンプを備え、サイドプッシュプル信号の振幅を揃え
て加算するという構成としたものである。
【0017】本願の請求項1の発明は、光ディスクの記
録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、光
ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側のト
ラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び第
1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光信
号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することによ
り、光ディスクのトラックに光スポットを追従させるト
ラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイドビ
ームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、前記加算アン
プからの出力を所定係数倍するアンプと、前記アンプ及
び第3の差動アンプの出力の差分値を出力する第4の差
動アンプと、を具備することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項2の発明は、光ディスクの記
録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、光
ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側のト
ラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び第
1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光信
号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することによ
り、光ディスクのトラックに光スポットを追従させるト
ラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイドビ
ームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、前記加算アン
プからの出力を所定係数倍するアンプと、前記アンプ及
び第3の差動アンプの出力の差分値を出力する第4の差
動アンプと、前記バランスアンプの出力同士の差動を出
力する第5の差動アンプと、を具備することを特徴とす
るものである。
【0019】本願の請求項3の発明は、請求項2記載の
トラッキング誤差信号生成装置を用いたトラッキング調
整方法であって、前記第5の差動アンプの出力する信号
の振幅が最小となるように、前記バランスアンプのゲイ
ン比率を調整することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項4の発明は、光ディスクの記
録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、光
ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側のト
ラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び第
1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光信
号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することによ
り、光ディスクのトラックに光スポットを追従させるト
ラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイドビ
ームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、前記加算アン
プからの出力を所定係数倍するアンプと、前記アンプ及
び第3の差動アンプの出力の差分値を出力する第4の差
動アンプと、前記バランスアンプの出力同士の差動を出
力する第5の差動アンプと、前記プッシュプル信号の基
準レベルとのゼロクロス点においてクロスパルスを出力
するクロスパルス発生器と、前記第5の差動アンプの出
力のピーク値、及び前記クロスパルス発生器の出力に同
期した前記第5の差動アンプの出力を比較する比較器
と、を具備することを特徴とするものである。
【0021】ここで基準レベルとはプッシュプル信号の
基準レベルが達したときに光ディスクの目的のトラック
に正確にトラッキングできるレベルである。
【0022】本願の請求項5の発明は、請求項4記載の
トラッキング誤差信号生成装置を用いたトラッキング調
整方法であって、前記比較器において、ピーク値と、前
記クロスパルス発生器の出力に同期して検出した前記第
5の差動アンプの出力とが略合致するように、前記バラ
ンスアンプのゲイン比率を調整することを特徴とするも
のである。
【0023】本願の請求項6の発明は、光ディスクの記
録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、光
ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側のト
ラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び第
1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光信
号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することによ
り、光ディスクのトラックに光スポットを追従させるト
ラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイドビ
ームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、2つの入力の
差分値を出力する第4の差動アンプと、入力信号を所定
係数倍して前記第4の差動アンプに出力するアンプと、
前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
差動アンプと、前記加算アンプ及び前記第5の差動アン
プの出力を選択して前記アンプに出力する第1の切り換
え器と、前記第3の差動アンプの出力及び基準レベルを
切り換えて前記第4の差動アンプに出力する第2の切り
換え器と、を具備することを特徴とするものである。
【0024】本願の請求項7の発明は、請求項6記載の
トラッキング誤差信号生成装置を用いたトラッキング調
整方法であって、調整時には前記第1の切り換え器を第
5の差動アンプ、前記第2の切り換え器を基準レベル側
に切り換え、前記第4の差動アンプの出力が最小となる
ように前記バランスアンプを調整し、調整後に前記第1
の切り換え器を前記加算アンプ側に、前記第2の切り換
え器を第3の差動アンプ側に切り換えることを特徴とす
るものである。
【0025】本願の請求項8の発明は、光ディスクの記
録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、光
ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側のト
ラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び第
1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光信
号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することによ
り、光ディスクのトラックに光スポットを追従させるト
ラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイドビ
ームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、2つの入力の
差分値を出力する第4の差動アンプと、入力信号を所定
係数倍して前記第4の差動アンプに出力する可変ゲイン
アンプと、前記バランスアンプの出力同士の差動を出力
する第5の差動アンプと、前記加算アンプ及び前記第5
の差動アンプの出力を選択して前記可変ゲインアンプに
出力する第1の切り換え器と、前記第3の差動アンプの
出力及び基準レベルを切り換えて前記第4の差動アンプ
に出力する第2の切り換え器と、前記第1,第2の切り
換え器の切り換えを制御すると共に、前記バランスアン
プ及び前記可変ゲインアンプのゲインを設定するコント
ローラと、を具備することを特徴とするものである。
【0026】本願の請求項9の発明は、請求項8記載の
トラッキング誤差信号生成装置を用いたトラッキング調
整方法であって、調整時には前記第1の切り換え器を第
5の差動アンプ、前記第2の切り換え器を基準レベル側
に切り換え、前記第4の差動アンプの出力が最小となる
ように前記バランスアンプを調整し、調整後に前記可変
ゲインアンプの出力が所定値となるように前記可変ゲイ
ンアンプのゲインを設定し、前記第1の切り換え器を前
記加算アンプ側に、前記第2の切り換え器を第3の差動
アンプ側に切り換えることを特徴とするものである。
【0027】本願の請求項10の発明は、光ディスクの
記録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、
光ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側の
トラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び
第1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光
信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することに
より、光ディスクのトラックに光スポットを追従させる
トラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイド
ビームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、前記加算アン
プからの出力を所定係数倍するアンプと、前記アンプ及
び第3の差動アンプの出力の差分値を出力する第4の差
動アンプと、前記バランスアンプの出力同士の差動を出
力する第5の差動アンプと、前記第5の差動アンプの出
力及び前記第3の差動アンプより出力されるメインプッ
シュプル信号を乗算する乗算器と、を具備することを特
徴とするものである。
【0028】本願の請求項11の発明は、請求項10の
トラッキング誤差信号生成装置において、前記第5の差
動アンプの出力の直流分を遮断して前記乗算器に入力す
るハイパスフィルタを更に有することを特徴とするもの
である。
【0029】本願の請求項12の発明は、請求項10又
は11記載のトラッキング誤差信号生成装置を用いたト
ラッキング調整方法であって、前記乗算器の出力の直流
成分がなくなるように、前記バランスアンプのゲインを
調整することを特徴とするものである。
【0030】本願の請求項13の発明は、光ディスクの
記録又は再生装置に用いられ、投光素子の光を分割し、
光ディスクの目的のトラック及びそれに隣接する両側の
トラックに照射してその反射光を夫々メインビーム及び
第1,第2のサイドビームとして受光し、これらの受光
信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成することに
より、光ディスクのトラックに光スポットを追従させる
トラッキング誤差信号生成装置において、第1のサイド
ビームのプッシュプル信号を出力する第1の差動アンプ
と、第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1,第2の差動
アンプの出力をその合計が一定のゲインとなるように比
率を変え、第1,第2の差動アンプの出力振幅が等しく
なるように増幅するバランスアンプと、前記バランスア
ンプの出力同士を加算する加算アンプと、前記加算アン
プからの出力を所定係数倍するアンプと、前記アンプ及
び第3の差動アンプの出力の差分値を出力する第4の差
動アンプと、前記バランスアンプの出力同士の差動を出
力する第5の差動アンプと、前記プッシュプル信号の基
準レベルとゼロクロス点においてクロスパルスを生成す
るクロスパルス発生器と、前記第5の差動アンプの出力
を時間的に積分し、前記クロスパルスによってリセット
する積分器と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0031】本願の請求項14の発明は、請求項13記
載のトラッキング誤差信号生成装置を用いたトラッキン
グ調整方法であって、前記積分器の積分結果が略最小と
なるように、前記バランスアンプの出力を調整すること
を特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態におけるトラッキング誤差信号生
成装置について図1を参照しながら説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態におけるトラッキング誤差信号
生成装置のブロック図であり、前述した従来例と同一部
分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。図1にお
いて、受光素子6は差動プッシュプルトラッキング誤差
信号に対応した受光素子である。第1,第2の差動アン
プ8,9は差動プッシュプル法におけるトラッキング誤
差信号生成装置において、夫々第1のサイドビーム,第
2のサイドビームのプッシュプル信号SPP1,SPP
2を出力する差動アンプである。又第3の差動アンプ1
0はメインビームのプッシュプル信号MPPを出力する
差動アンプである。バランスアンプ14は差動アンプ
8,9より出力されるサブプッシュプル信号に対して、
その加算利得を一定としつつ所定の利得倍の増幅又は、
減衰を行うものである。バランスアンプ14の出力は、
加算アンプ11に入力され、サブプッシュプル信号同士
加算された後、アンプ12により、所定の利得k倍され
る。そして第4の差動アンプ13でメインプッシュプル
信号MPPとの差動を取ることにより、式(4)の演算
によりトラッキング誤差信号を得ている。
【0033】図2は、バランスアンプ14の一例を示す
回路図である。図2において、バランスアンプ14に入
力された2信号は、夫々入力抵抗15,16を介して、
アンプ17,18によって増幅される。各アンプの利得
は、可変抵抗器19,20によって決定されるが、その
可変抵抗器19,20は、抵抗器21を介して基準電圧
レベルにアースされている。その結果、アンプ17側の
利得が上がれば、アンプ18側の利得が下がり、2つの
加算利得は常に一定になるように制御される。このよう
なバランスアンプ14を介してサブプッシュプル信号を
図1中の加算アンプ11で加算すれば、バランスアンプ
14の利得比率によらず、加算器11の出力は一定振幅
を得ることができる。
【0034】図20の信号は、サブプッシュプル信号S
PP1よりも、サブプッシュプル信号SPP2の振幅の
方が大きい場合を示しているが、図20によれば、式
(4)の結果求まるトラッキング誤差信号TEに、Tな
るオフトラックが発生している。この場合にバランスア
ンプ14を介してサブプッシュプル信号SPP1の振幅
と、サブプッシュプル信号SPP2の振幅とを揃えるよ
うに調整する。そして加算アンプ11により加算し、サ
ブプッシュプル信号SPP1,SPP2の和信号である
SPP和信号を得ることにより、図19と同様のオフト
ラックのないトラッキング誤差信号を得ることができ
る。即ち、サブプッシュプル信号SPP1,SPP2の
振幅が揃い、SPP和信号及びトラッキング誤差信号T
Eのトラックからのずれ分Tをゼロにすることができ
る。
【0035】このようにして、サブプッシュプル信号の
振幅を揃えるバランスアンプ14を介して加算すること
により、トラッキング誤差信号TEのトラックからのず
れ分つまり、オフトラックをなくすことができ、その結
果、光ディスク上の情報が正しく記録再生できることと
なる。
【0036】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態におけるトラッキング誤差信号生成装置について説明
する。図3は、本発明の第2の実施の形態におけるトラ
ッキング誤差信号生成装置を示すブロック図である。図
1と同等の作用をするものは、同じ番号を付けて詳細な
説明を省略する。図3において、差動アンプ22はバラ
ンスアンプ14からの2つの出力の差動を取るものであ
る。差動アンプ22の出力はAD変換器23によってA
D変換され、図示しないサーボプロセッサに出力され
る。
【0037】このように構成されたトラッキング誤差信
号生成装置の動作について、説明する。まず第1,第2
のサブプッシュプル信号SPP1を1・sin(θ−
δ)、SPP2をA・sin(θ+δ)とすると、その
和信号は、以下のようになる。
【数5】 ここで、sin(θ+α)の係数は、以下の値となる。
【数6】 そのため和信号の振幅は、当然ながら、Aが1に近づく
につれて、小さくなる。
【0038】このように、2つのサブプッシュプル信号
の差動信号である差動アンプ22の出力が最小となるよ
うにバランスアンプ14を調整することで、サブプッシ
ュプル信号同士の振幅を合わせることができる。こうす
れば式(4)の演算の結果生成されるトラッキング誤差
信号TEのオフセットをなくすことができ、その結果オ
フトラックがなくなり、光ディスク上の情報が正しく記
録再生できることとなる。更に差動アンプ22によって
サブプッシュプル信号の大小を検出できるので、1つの
観測点でバランスアンプ14の調整を行うことができ、
検出回路を簡略化できるとともに、調整時間を短縮する
ことができる。
【0039】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について図4を用いて説明する。本実施の形
態は、差動アンプ22の出力振幅を精度よく検出し、バ
ランスアンプ14の調整を精度よく行うようにしたもの
であり、前述した第1又は第2の実施の形態と同一部分
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。図4におい
て、クロスパルス発生器24は差動アンプ10から出力
されるメインプッシュプル信号MPP(又はトラッキン
グ誤差信号)の信号の基準レベルとの交点であるところ
のゼロクロス点で、クロスパルスを出力するものであ
る。
【0040】AD変換器23は、差動アンプ22の出力
をAD変換するものであり、比較器38は、AD変換器
23の出力のピーク値をホールドするとともに、そのホ
ールド値と、クロスパルス発生器24の出力パルスに同
期して検出したAD変換器23の出力とを比較するもの
である。
【0041】これらの信号の位相関係を図5に示してい
る。図5は、サブプッシュプル信号SPP1,SPP2
と、メインプッシュプル信号MPP及び、サブプッシュ
プルの差信号SPP1−SPP2とを、横線の基準レベ
ルが一致するように記載したものである。
【0042】図5(a),(b)において、差信号5a
は、サブプッシュプル信号SPP1の振幅がサブプッシ
ュプル信号SPP2よりも大きい場合の差信号であり、
差信号5bは、バランスアンプ14の調整の結果、サブ
プッシュプル信号SPP1とサブプッシュプル信号SP
P2の振幅が揃った場合の差信号を記載している。
【0043】図5でわかるように、サブプッシュプルの
差信号SPP1−SPP2は、メインプッシュプル信号
MPPと略90度ずれており、サブプッシュプルの差信
号SPP1−SPP2の振幅は、サブプッシュプル信号
SPP1,SPP2同士の振幅が揃ったところで最小と
なる。
【0044】又、サブプッシュプル信号SPP1,SP
P2同士の振幅が揃ったところで、サブプッシュプルの
差信号SPP1−SPP2はメインプッシュプル信号M
PPと丁度90度の位相ずれとなり、メインプッシュプ
ル信号のゼロクロス点がサブプッシュプルの差信号SP
P1−SPP2の振幅ピーク点と一致する。従って、サ
ブプッシュプルの差信号SPP1−SPP2の振幅ピー
ク点と、メインプッシュプルのゼロクロス点ごとに出力
されるクロスパルス発生器24の出力に同期して検出し
た振幅とが一致するように、比較器38の出力によっ
て、バランスアンプ14を調整すれば、サブプッシュプ
ル信号SPP1,SPP2同士の振幅を合わせる調整を
行うことができる。
【0045】こうすれば式(4)の演算の結果生成され
るトラッキング誤差信号のオフトラックをなくすことが
でき、その結果、光ディスク上の情報が正しく記録再生
できることとなる。更に、クロスパルスによってタイミ
ングを取って検出する信号を用いるために、サブプッシ
ュプルの差信号SPP1−SPPを精度よく検出するこ
とができるので、調整の精度を向上させることができる
こととなる。
【0046】尚この実施の形態では、クロスパルス発生
器24は差動アンプ10から出力されるメインプッシュ
プル信号のゼロクロス点でクロスパルスを発生するよう
にしているが、これと同位相と考えられるため、トラッ
キング誤差信号のゼロクロス点に基づいてクロックパル
スを発生させるようにしてもよい。又差動アンプ8又は
9からのサブプッシュプル信号SPP1,SPP2のい
ずれか一方の出力のゼロクロス点で、クロスパルスを発
生させるようにすることもできる。
【0047】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図
6は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック図であ
る。図6において、前出のものと同様の機能を果たすも
のは同じ番号を付与して詳細な説明を省略する。図6に
おいて、第1の切り換え器25は、サブプッシュプルの
差信号SPP1−SPP2であるところの差動アンプ2
2の出力と、サププッシュプルの和信号SPP1+SP
P2であるところの加算アンプ11の出力を切り換える
ものである。第2の切り換え器26はメインプッシュプ
ル信号MPPと、基準レベル(ゼロレベル)とを切り換
えるものである。AD変換器27は差動アンプ13の出
力をAD変換して出力するものである。
【0048】そして調整時には、切り換え器25によっ
てサブプッシュプルの差信号を選択し、メインプッシュ
プル信号を切り換え器26によって遮断する。そうすれ
ばサブプッシュプルの差信号SPP1−SPP2がk倍
されて差動アンプ13から出力され、AD変換器27に
検出される。従ってこのときのAD変換出力が最小とな
るようにバランスアンプ14を調整することによって、
SPP1,SPP2の振幅を一致させる。
【0049】又、動作時には、切り換え器25を加算ア
ンプ11側に、切り換え器26を差動アンプ10側に切
り換える。こうすれば差動プッシュプルによるトラッキ
ング誤差信号が差動アンプ13より出力されて、AD変
換器27に検出されることとなる。
【0050】このように、切り換え器25,切り換え器
26によって、調整時と動作時とで差動アンプ13に出
力される信号を切り換えることにより、オフトラックを
なくすための調整が可能となるばかりでなく、調整のた
めの検出器を必要とせず、AD変換器などの部品を削減
できることとなる。
【0051】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第5の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号検出装置のプロック図である。図7におい
て、コントローラ28は、差動アンプ13の出力を検出
し、バランスアンプ29,可変ゲインアンプ30,切り
換え器25,切り換え器26をそれぞれ制御するもので
ある。バランスアンプ29は、バランスアンプ14と同
様の作用を行うものであるが、コントローラ28の出力
によって、利得を制御できる構成となっている。又可変
ゲインアンプ30も、アンプ12と同様の作用をするも
のであるが、コントローラ28によって制御され、補正
ゲインkを決定するものである。
【0052】このように構成されたトラッキング誤差信
号生成装置の動作について説明する。図8は、本発明の
実施の形態における、トラッキング誤差信号生成装置の
動作を示すフロー図である。図8において、光ディスク
の記録又は、再生の司令を受け取ったのち、コントロー
ラ28は、以下のような動作を行う。
【0053】まず、ステップS1において切り換え器2
5を加算アンプ11側に切り換え、切り換え器26を基
準レベル側に切り換えて、サブプッシュプルの和信号を
可変ゲインアンプ30を介して差動アンプ13に出力す
る。コントローラ28はステップS2,S3において、
差動アンプ13の出力がコントローラ28中のAD変換
器27の入力レンジに入るように、可変ゲインアンプ3
0のゲインを決定する。次に、ステップS4において切
り換え器25を差動アンプ22側に倒して、サブプッシ
ュプル信号の差動信号を差動アンプ13に出力する。こ
のとき差動出力は、前回の加算出力よりも小さいので、
出力が所定振幅になるように可変ゲインアンプ30のゲ
インを上げる(ステップS5)。
【0054】このように可変ゲインアンプ30のゲイン
を変えて、AD変換器27への入力振幅を調整しながら
差動アンプ13の出力を検出することで、サププッシュ
プルの差信号SPP1−SPP2を大きな振幅で検出で
きるために、検出精度を向上させることができる。
【0055】続いて、比較器38でサブプッシュプルの
差信号の振幅のピークを検出し、クロスパルス発生器2
4の出力に同期して検出したサブプッシュプルの差信号
とピーク値とを比較しながら、比較値が最小になるよう
に、コントローラ28からバランスアンプ29に送出し
ている制御信号により、バランスアンプ29のゲイン比
を変える(ステップS6,S7)。そして振幅が最小に
なったところで、ステップS8において切り換え器25
を加算アンプ11の出力側に切り換えて、TE出力にサ
ブプッシュプルの加算信号を出力する。そしてステップ
S9において可変ゲインアンプ30は、加算したサブプ
ッシュプルの振幅が所定値になるようにゲインを決定す
る。最後にステップS10において、切り換え器26を
差動アンプ10側に倒して、メインプッシュプル信号
と、サブプッシュプル信号の差動を取ることにより、ト
ラッキング誤差信号を生成する。
【0056】このとき、サブプッシュプルの和信号の振
幅と可変ゲインアンプ30のゲインが判っているため
に、メインプッシュプルと、差を取ったときの可変ゲイ
ンアンプ30の出力振幅が予測できる。従って式(4)
におけるトラッキング誤差信号生成時の補正ゲインkを
決定することができ、バランスアンプ29の調整ととも
に、可変ゲインアンプ30のゲインを決定できることと
なり、可変ゲインアンプ30の調整が容易となり、調整
時間を短縮することができる。
【0057】尚、この実施の形態において、クロスパル
ス発生器24及びAD変換器27の機能は、コントロー
ラ28の内部で実現するとしたが、外にあってもよい。
又、クロスパルス発生器24は、AD変換器27の出力
から作り出すようにしてもよい。
【0058】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態について図9のブロック図を用いて説明す
る。図9において、乗算器31は差動アンプ22と差動
アンプ10の出力を乗算するものであり、その出力はロ
ーパスフィルタ32に与えられる。ローパスフィルタ3
2は、かかる乗算器31の出力の帯域を制限するローパ
スフィルタである。
【0059】このように構成されたトラッキング誤差信
号生成装置の動作を説明する。図10は、2つのサブプ
ッシュプル信号の振幅がずれてアンバランスとなったと
きの信号であり、乗算器31の出力は、基準レベルか
ら、DC的にオフセットしている。
【0060】図11は、2つのサブプッシュプル信号の
振幅が揃った状態であり、乗算器31の出力は、DC的
に基準レベルになっている。このことを数式で示すと、
サブプッシュプルの差動信号は、以下のようになる。
【数7】 これから明らかなように、第1項は、Aが1でないかぎ
りDC値を持ち、第2項は、2θの周期でDC値がゼロ
になる。
【0061】このように、式(7)の第1項の影響で、
サブプッシュプルのバランスがずれている場合には、D
C成分をもつので、これをローパスフィルタを介してA
D変換し、かかるDC成分がなくなるように、バランス
アンプ14を調整する。こうすれば振幅で調整する方式
に比較して、多くのサンプル点を取ることができ、調整
の感度を飛躍的に向上させることができる。
【0062】(第7の実施の形態)次に本発明における
第7の実施の形態について説明する。図12は、本発明
の第7の実施の形態におけるトラッキング誤差信号生成
装置のブロック図である。本実施の形態は差動アンプ1
0の出力であるメインプッシュプル信号をハイパスフィ
ルタ33を介して乗算器31に入力するようにしたもの
である。その他の構成は第6の実施の形態と同様であ
る。式(7)の右辺の〔〕の項と、メインプッシュプル
信号にともに、DC成分があると、計算結果にDC値が
残ってしまう。従って、バランスアンプ14での調整が
できていても、DC値が残ってしまい、残差が発生す
る。このため、ハイパスフィルタ33により、乗算器3
1の入力の片側のDC成分をなくすことにより、誤差を
少なくすることができる。
【0063】(第8の実施の形態)次に本発明の第8の
実施の形態におけるトラッキング誤差信号生成装置につ
いて説明する。図13は、本発明の第8の実施の形態に
おけるトラッキング誤差信号生成装置のブロック図であ
る。図13において、コントローラ34はAD変換器3
5,36、積分器37及びクロスパルス発生器24を含
んで構成されている。AD変換器35は差動アンプ22
の出力を検出するものであり、AD変換器36は差動ア
ンプ13の出力、つまり、TE出力を検出するものであ
る。クロスパルス発生器24はトラッキング誤差信号の
ゼロクロス点で積分器37をリセットするものである。
【0064】このような構成において、積分器37は、
差動アンプ22の出力をAD変換したAD変換器35の
出力を、リセットされるまで積分する。このとき、積分
間隔は、トラッキング誤差信号のゼロクロスの周期より
も短い周期で積分している。そしてトラッキング誤差信
号のゼロクロスごとに出力される、クロスパルス発生器
24の出力に同期して、積分器37から積分値が出力さ
れる。コントローラ34は、その積分値が最小になるよ
うに、バランスアンプ29を制御している。
【0065】このようにすると、図10,図11の中の
メインプッシュプル信号MPPの半周期毎に積分動作に
よりリセットがかり、半周期毎にSPP1−SPP2の
信号が基準レベルに対して対称となる場合に積分値が最
小(ゼロ)となる。従ってこのようにゼロクロス毎に積
分動作をリセットすることは、即ち差動アンプ22とM
PPの乗算を行ったことと同等の動作となり、これによ
りバランスアンプ29の調整を行うことができる。この
方式はディジタル化に適した方式であり、機器の小型化
やコストダウンを図ることができる。
【0066】このように、サブプッシュプル信号と乗算
する相手は、メインプッシュプル信号でもよく、それに
ハイパスフィルタを通過させた信号でもよい。又トラッ
キング誤差信号でもよく、それにハイパスフィルタを通
過させた信号でもよく、同等の効果を上げることができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1〜14の
発明によれば、サイドビーム側のプッシュプル(サブプ
ッシュプル)のバランスを取るためのバランスアンプを
備えてサイドビームのプッシュプル同士のバランスを取
ることで、グレーティングによる分光比率の差や、調整
誤差がある光ピックアップにおいても、オフトラックの
少ない、トラッキング誤差信号を生成することができ
る。
【0068】特に本願の請求項2,3の発明によれば、
サイドビームのサブプッシュプルの差動信号を出力する
差動アンプをそなえ、バランスアンプの調整は、サブプ
ッシュプル信号の差動出力が最小になるように調整する
ことにより、1つの観測点で2つの信号の大小を検出で
きるので、検出回路を簡略化でき、短い時間で調整出来
る。
【0069】更に本願の請求項4,5の発明によれば、
サブプッシュプル信号の差動信号のピークと、メインプ
ッシュプルの周期に同期して検出した、同差動信号の大
小を比較し、その2つが揃うようにバランスアンプを調
整することにより、最小値を精度良く検出するとができ
るという効果が得られる。
【0070】特に本願の請求項6,7の発明によれば、
調整時には、サブプッシュプルの差動信号を用い、動作
時には、サブプッシュプルの加算信号を用いることによ
り、調整のためのAD変換器等の部品を削減できる。
【0071】特に本願の請求項8の発明によれば、調整
時に、トラッキング誤差信号の補正ゲインを決定する可
変ゲインアンプのゲインを変えながら調整することによ
り、サブプッシュプル信号の振幅を大きくして検出でき
るために、調整精度を向上させることができる。
【0072】特に本願の請求項9の発明によれば、サブ
プッシュプル信号の差動信号を検出しながら調整すると
ともに、和信号のレベルを測定し、差動プッシュプル法
の補正ゲインを決定することにより、調整項目を減らす
ことができるので、調整時間を短縮できる。
【0073】特に本願の請求項10,11,12の発明
によれば、サブプッシュプルの差動信号と、メインプッ
シュプル又は、その加工信号の積をとる乗算器を備える
ことにより、サブプッシュプル信号の差動信号の変化を
強調して検出できるので、調整精度を飛躍的に向上する
ことができるとともに、検出時間を短縮することがで
き、調整時間を短くできる。
【0074】特に本願の請求項13,14の発明によれ
ば、サブプッシュプルの差動信号を積分する積分器を備
え、メインプッシュプルによって作られるタイミングに
よって積分を行い、積分結果が最小になるように調整す
ることにより、ディジタル化の容易な構成となり、シス
テムを小型にすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるバランスア
ンプの回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置の動作を説明するための信号図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置の動作を示すフロー図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号生成装置のブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態におけるトラッキ
ング誤差信号生成装置の動作を説明するための信号図で
ある。
【図11】本発明の第6の実施の形態におけるトラッキ
ング誤差信号生成装置の動作を説明するための信号図で
ある。
【図12】本発明の第7の実施の形態におけるトラッキ
ング誤差信号生成装置のブロック図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態におけるトラッキ
ング誤差信号生成装置のブロック図である。
【図14】従来例のピックアップを示す側面模式図であ
る。
【図15】光ディスク上のスポットを示す斜視図であ
る。
【図16】受光素子の上面図である。
【図17】従来例のトラッキング誤差信号生成装置のブ
ロック図である。
【図18】従来例のトラッキング誤差信号生成装置の動
作を説明するための信号図である。
【図19】従来例のトラッキング誤差信号生成装置の動
作を説明するための信号図である。
【図20】従来例のトラッキング誤差信号生成装置の動
作を説明するための信号図である。
【符号の説明】
6 受光素子 8,9,10 差動アンプ 11 加算アンプ 12 アンプ 13 差動アンプ 14,29 バランスアンプ 22 差動アンプ 23,27,35,36 AD変換器 24 クロスパルス発生器 25,26 切り換え器 28,34 コントローラ 30 可変ゲインアンプ 31 乗算器 32 ローパスフィルタ 33 ハイパスフィルタ 37 積分器 38 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷 雅美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA03 AA06 AA14 BA01 BB02 CA02 CD03 CD11 CF17 CG04 CG24 DA35

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの記録又は再生装置に用いら
    れ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラッ
    ク及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその反
    射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビーム
    として受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキン
    グ誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラッ
    クに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生成
    装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 前記加算アンプからの出力を所定係数倍するアンプと、 前記アンプ及び第3の差動アンプの出力の差分値を出力
    する第4の差動アンプと、を具備することを特徴とする
    トラッキング誤差信号生成装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの記録又は再生装置に用いら
    れ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラッ
    ク及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその反
    射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビーム
    として受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキン
    グ誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラッ
    クに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生成
    装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 前記加算アンプからの出力を所定係数倍するアンプと、 前記アンプ及び第3の差動アンプの出力の差分値を出力
    する第4の差動アンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、を具備することを特徴とするトラッキン
    グ誤差信号生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトラッキング誤差信号生
    成装置を用いたトラッキング調整方法であって、 前記第5の差動アンプの出力する信号の振幅が最小とな
    るように、前記バランスアンプのゲイン比率を調整する
    ことを特徴とするトラッキング調整方法。
  4. 【請求項4】 光ディスクの記録又は再生装置に用いら
    れ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラッ
    ク及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその反
    射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビーム
    として受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキン
    グ誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラッ
    クに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生成
    装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 前記加算アンプからの出力を所定係数倍するアンプと、 前記アンプ及び第3の差動アンプの出力の差分値を出力
    する第4の差動アンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、 前記プッシュプル信号の基準レベルとのゼロクロス点に
    おいてクロスパルスを出力するクロスパルス発生器と、 前記第5の差動アンプの出力のピーク値、及び前記クロ
    スパルス発生器の出力に同期した前記第5の差動アンプ
    の出力を比較する比較器と、を具備することを特徴とす
    る誤差信号生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のトラッキング誤差信号生
    成装置を用いたトラッキング調整方法であって、 前記比較器において、ピーク値と、前記クロスパルス発
    生器の出力に同期して検出した前記第5の差動アンプの
    出力とが略合致するように、前記バランスアンプのゲイ
    ン比率を調整することを特徴とするトラッキング調整方
    法。
  6. 【請求項6】 光ディスクの記録又は再生装置に用いら
    れ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラッ
    ク及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその反
    射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビーム
    として受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキン
    グ誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラッ
    クに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生成
    装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 2つの入力の差分値を出力する第4の差動アンプと、 入力信号を所定係数倍して前記第4の差動アンプに出力
    するアンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、 前記加算アンプ及び前記第5の差動アンプの出力を選択
    して前記アンプに出力する第1の切り換え器と、 前記第3の差動アンプの出力及び基準レベルを切り換え
    て前記第4の差動アンプに出力する第2の切り換え器
    と、を具備することを特徴とするトラッキング誤差信号
    生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のトラッキング誤差信号生
    成装置を用いたトラッキング調整方法であって、 調整時には前記第1の切り換え器を第5の差動アンプ、
    前記第2の切り換え器を基準レベル側に切り換え、 前記第4の差動アンプの出力が最小となるように前記バ
    ランスアンプを調整し、 調整後に前記第1の切り換え器を前記加算アンプ側に、
    前記第2の切り換え器を第3の差動アンプ側に切り換え
    ることを特徴とするトラッキング調整方法。
  8. 【請求項8】 光ディスクの記録又は再生装置に用いら
    れ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラッ
    ク及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその反
    射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビーム
    として受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキン
    グ誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラッ
    クに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生成
    装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 2つの入力の差分値を出力する第4の差動アンプと、 入力信号を所定係数倍して前記第4の差動アンプに出力
    する可変ゲインアンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、 前記加算アンプ及び前記第5の差動アンプの出力を選択
    して前記可変ゲインアンプに出力する第1の切り換え器
    と、 前記第3の差動アンプの出力及び基準レベルを切り換え
    て前記第4の差動アンプに出力する第2の切り換え器
    と、 前記第1,第2の切り換え器の切り換えを制御すると共
    に、前記バランスアンプ及び前記可変ゲインアンプのゲ
    インを設定するコントローラと、を具備することを特徴
    とするトラッキング誤差信号生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のトラッキング誤差信号生
    成装置を用いたトラッキング調整方法であって、 調整時には前記第1の切り換え器を第5の差動アンプ、
    前記第2の切り換え器を基準レベル側に切り換え、 前記第4の差動アンプの出力が最小となるように前記バ
    ランスアンプを調整し、 調整後に前記可変ゲインアンプの出力が所定値となるよ
    うに前記可変ゲインアンプのゲインを設定し、 前記第1の切り換え器を前記加算アンプ側に、前記第2
    の切り換え器を第3の差動アンプ側に切り換えることを
    特徴とするトラッキング誤差検出装置の調整方法。
  10. 【請求項10】 光ディスクの記録又は再生装置に用い
    られ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラ
    ック及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその
    反射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビー
    ムとして受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキ
    ング誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラ
    ックに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生
    成装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 前記加算アンプからの出力を所定係数倍するアンプと、 前記アンプ及び第3の差動アンプの出力の差分値を出力
    する第4の差動アンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、 前記第5の差動アンプの出力及び前記第3の差動アンプ
    より出力されるメインプッシュプル信号を乗算する乗算
    器と、を具備することを特徴とするトラッキング誤差信
    号生成装置。
  11. 【請求項11】 前記第5の差動アンプの出力の直流分
    を遮断して前記乗算器に入力するハイパスフィルタを更
    に有するものであることを特徴とする請求項10記載の
    トラッキング誤差信号生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載のトラッキン
    グ誤差信号生成装置を用いたトラッキング調整方法であ
    って、 前記乗算器の出力の直流成分がなくなるように、前記バ
    ランスアンプのゲインを調整することを特徴とするトラ
    ッキング調整方法。
  13. 【請求項13】 光ディスクの記録又は再生装置に用い
    られ、投光素子の光を分割し、光ディスクの目的のトラ
    ック及びそれに隣接する両側のトラックに照射してその
    反射光を夫々メインビーム及び第1,第2のサイドビー
    ムとして受光し、これらの受光信号に基づいてトラッキ
    ング誤差信号を生成することにより、光ディスクのトラ
    ックに光スポットを追従させるトラッキング誤差信号生
    成装置において、 第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第1
    の差動アンプと、 第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
    の差動アンプと、 メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の差動
    アンプと、 前記第1,第2の差動アンプの出力をその合計が一定の
    ゲインとなるように比率を変え、第1,第2の差動アン
    プの出力振幅が等しくなるように増幅するバランスアン
    プと、 前記バランスアンプの出力同士を加算する加算アンプ
    と、 前記加算アンプからの出力を所定係数倍するアンプと、 前記アンプ及び第3の差動アンプの出力の差分値を出力
    する第4の差動アンプと、 前記バランスアンプの出力同士の差動を出力する第5の
    差動アンプと、 前記プッシュプル信号の基準レベルとゼロクロス点にお
    いてクロスパルスを生成するクロスパルス発生器と、 前記第5の差動アンプの出力を時間的に積分し、前記ク
    ロスパルスによってリセットする積分器と、を具備する
    ことを特徴とするトラッキング誤差信号生成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のトラッキング誤差信
    号生成装置を用いたトラッキング調整方法であって、 前記積分器の積分結果が略最小となるように、前記バラ
    ンスアンプの出力を調整することを特徴とするトラッキ
    ング調整方法。
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