JP2000331356A - トラッキング誤差信号生成装置 - Google Patents
トラッキング誤差信号生成装置Info
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- JP2000331356A JP2000331356A JP11140382A JP14038299A JP2000331356A JP 2000331356 A JP2000331356 A JP 2000331356A JP 11140382 A JP11140382 A JP 11140382A JP 14038299 A JP14038299 A JP 14038299A JP 2000331356 A JP2000331356 A JP 2000331356A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスクの記録再生を行うためのトラッキ
ング誤差信号の生成において、差動プッシュプル法にお
ける補正ゲインを簡単に調整することができ、自動調整
にも対応できるトラッキング誤差信号生成装置を提供す
る。 【解決手段】 トラッキング誤差信号生成装置1におい
て、サブプッシュプル信号SPPと、メインプッシュプ
ル信号MPPとを加算する加算器13と、加算器13の
交流的変動を検出する検出器15とを設け、検出器15
によって検出される交流的変動量が最小になるように、
可変ゲインアンプ14の補正ゲインKを調整する。
ング誤差信号の生成において、差動プッシュプル法にお
ける補正ゲインを簡単に調整することができ、自動調整
にも対応できるトラッキング誤差信号生成装置を提供す
る。 【解決手段】 トラッキング誤差信号生成装置1におい
て、サブプッシュプル信号SPPと、メインプッシュプ
ル信号MPPとを加算する加算器13と、加算器13の
交流的変動を検出する検出器15とを設け、検出器15
によって検出される交流的変動量が最小になるように、
可変ゲインアンプ14の補正ゲインKを調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
再生の際にトラッキング制御に用いられるトラッキング
誤差信号を生成する装置に関する。
再生の際にトラッキング制御に用いられるトラッキング
誤差信号を生成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDやMD等の光デイスクの記録
再生装置においては、光ディスクに集光して光スポット
を形成し、この光スポットを光ディスクのトラックに追
従させることにより、情報の記録または再生を行ってい
る。このようにトラックに光スポットを追従させる為の
トラッキング制御は、光ディスクからの信号を対物レン
ズアクチュエータに帰還制御することにより行うが、そ
のためのトラッキング誤差信号の生成方法として、差動
プッシュプル法が従来から知られている。この方法は、
例えば、特開平7−93764号公報に開示されてい
る。
再生装置においては、光ディスクに集光して光スポット
を形成し、この光スポットを光ディスクのトラックに追
従させることにより、情報の記録または再生を行ってい
る。このようにトラックに光スポットを追従させる為の
トラッキング制御は、光ディスクからの信号を対物レン
ズアクチュエータに帰還制御することにより行うが、そ
のためのトラッキング誤差信号の生成方法として、差動
プッシュプル法が従来から知られている。この方法は、
例えば、特開平7−93764号公報に開示されてい
る。
【0003】以下、図面を参照しながら、差動プッシュ
プル方式による従来のトラッキング誤差信号生成装置に
ついて説明する。
プル方式による従来のトラッキング誤差信号生成装置に
ついて説明する。
【0004】まず、CDやMDなどの光ディスクから情
報を再生する従来の再生装置が備える光ピックアップの
構成について説明する。図8に示すように、従来の再生
装置における光ピックアップは、半導体レーザ71、グ
レーティング72、ビームスプリッタ73、対物レンズ
74、対物レンズアクチュエータ75、および受光素子
76から構成され、光ディスク77に光を照射し、情報
を検出する。
報を再生する従来の再生装置が備える光ピックアップの
構成について説明する。図8に示すように、従来の再生
装置における光ピックアップは、半導体レーザ71、グ
レーティング72、ビームスプリッタ73、対物レンズ
74、対物レンズアクチュエータ75、および受光素子
76から構成され、光ディスク77に光を照射し、情報
を検出する。
【0005】半導体レーザ71の出射光は、グレーティ
ング72によって、メインビームと2つのサイドビーム
との合計3つのビームに分離され、ビームスプリッタ7
3および対物レンズ74を介して、回転する光ディスク
77に集光される。
ング72によって、メインビームと2つのサイドビーム
との合計3つのビームに分離され、ビームスプリッタ7
3および対物レンズ74を介して、回転する光ディスク
77に集光される。
【0006】光ディスク77上の情報によって変調され
た光は、反射して対物レンズ74に再び入射し、ビーム
スプリッタ73を介して、受光素子76に導かれ、光デ
ィスク77の情報を再生する。
た光は、反射して対物レンズ74に再び入射し、ビーム
スプリッタ73を介して、受光素子76に導かれ、光デ
ィスク77の情報を再生する。
【0007】この時、対物レンズ74は、対物レンズア
クチュエータ75によって電磁的に駆動され、光ディス
ク77への焦点合わせの方向(図中矢印FOの方向)
と、光ディスク77上のトラックに光スポットを追従さ
せる為のトラッキングの方向(図中矢印TRの方向)に
移動できるように構成されている。
クチュエータ75によって電磁的に駆動され、光ディス
ク77への焦点合わせの方向(図中矢印FOの方向)
と、光ディスク77上のトラックに光スポットを追従さ
せる為のトラッキングの方向(図中矢印TRの方向)に
移動できるように構成されている。
【0008】グレーティング72によって3つのビーム
に分離された光は、対物レンズ74を介して、図9に示
すように、3つの光スポットLM・LE・LFを、光デ
ィスク77上に形成する。光スポットLMは、メインビ
ームによって形成されるものであり、情報トラックを追
従する。
に分離された光は、対物レンズ74を介して、図9に示
すように、3つの光スポットLM・LE・LFを、光デ
ィスク77上に形成する。光スポットLMは、メインビ
ームによって形成されるものであり、情報トラックを追
従する。
【0009】対物レンズアクチュエータ75は、メイン
ビームによる光スポットLMが、図9に示すように情報
トラックの中心を追従するように、対物レンズ74を制
御する。この対物レンズアクチュエータ75による対物
レンズ74の制御が、いわゆるトラッキング制御であ
る。
ビームによる光スポットLMが、図9に示すように情報
トラックの中心を追従するように、対物レンズ74を制
御する。この対物レンズアクチュエータ75による対物
レンズ74の制御が、いわゆるトラッキング制御であ
る。
【0010】この時、サイドビームによって形成される
光スポットLEおよびLFは、メインビームによる光ス
ポットLMに対して、光ディスク77の半径方向にそれ
ぞれ左右1/2トラック分だけずれて、隣接する2本の
情報トラックの境目に位置するように調整されている。
光スポットLEおよびLFは、メインビームによる光ス
ポットLMに対して、光ディスク77の半径方向にそれ
ぞれ左右1/2トラック分だけずれて、隣接する2本の
情報トラックの境目に位置するように調整されている。
【0011】なお、トラッキング制御を行う為の受光素
子76は、図10に示すように構成されている。図10
に示すように、受光素子76は、中央に配置されかつ2
分割された受光部Mと、受光部Mの上方に間隔をあけて
配置されかつ2分割された受光部Eと、受光部Mの下方
に間隔をあけて配置され、同じく2分割された受光部F
とを備えている。
子76は、図10に示すように構成されている。図10
に示すように、受光素子76は、中央に配置されかつ2
分割された受光部Mと、受光部Mの上方に間隔をあけて
配置されかつ2分割された受光部Eと、受光部Mの下方
に間隔をあけて配置され、同じく2分割された受光部F
とを備えている。
【0012】このように構成された受光素子76の受光
部M・E・Fの各々には、光ディスク77上で、図9に
示した光スポットLM・LE・LFでの反射光がそれぞ
れ入射する。上記の光スポットLM・LE・LFでの反
射光により受光部M・E・Fのそれぞれに形成される光
スポットが、図10に示す光スポットLLM・LLE・
LLFである。
部M・E・Fの各々には、光ディスク77上で、図9に
示した光スポットLM・LE・LFでの反射光がそれぞ
れ入射する。上記の光スポットLM・LE・LFでの反
射光により受光部M・E・Fのそれぞれに形成される光
スポットが、図10に示す光スポットLLM・LLE・
LLFである。
【0013】受光部M・E・Fの各々は、光ディスク7
7上の情報トラックの方向に対して略平行な方向に2分
割されることにより、領域M1・M2、E1・E2、お
よびF1・F2にそれぞれ分かれている。ちなみに、一
般的な光ピックアップは、フォーカス制御に非点収差法
を用いるので、受光素子上の光ビームの像は、光ディス
ク上の像を90°回転したものとなり、トラックの方向
も90°回転したものとなる。従って、図10でもその
ように示している。
7上の情報トラックの方向に対して略平行な方向に2分
割されることにより、領域M1・M2、E1・E2、お
よびF1・F2にそれぞれ分かれている。ちなみに、一
般的な光ピックアップは、フォーカス制御に非点収差法
を用いるので、受光素子上の光ビームの像は、光ディス
ク上の像を90°回転したものとなり、トラックの方向
も90°回転したものとなる。従って、図10でもその
ように示している。
【0014】このように、光ディスクのトラックと平行
な方向に2分割された受光素子の差信号からは、特開平
2−236827号公報等に開示され、一般的にも知ら
れているように、光ディスク上のビームがトラックを横
切る度に交流的に変化するプッシュプル信号を得ること
ができる。
な方向に2分割された受光素子の差信号からは、特開平
2−236827号公報等に開示され、一般的にも知ら
れているように、光ディスク上のビームがトラックを横
切る度に交流的に変化するプッシュプル信号を得ること
ができる。
【0015】各受光部M・E・Fで得られる差動信号
は、それぞれのプッシュプル信号となる。そこで、受光
部Mから得られるプッシュプル信号をメインプッシュプ
ル信号MPPと称し、受光部E・Fのそれぞれから得ら
れるプッシュプル信号をサブプッシュプル信号SPP1
およびサブプッシュプルSPP2と称する。
は、それぞれのプッシュプル信号となる。そこで、受光
部Mから得られるプッシュプル信号をメインプッシュプ
ル信号MPPと称し、受光部E・Fのそれぞれから得ら
れるプッシュプル信号をサブプッシュプル信号SPP1
およびサブプッシュプルSPP2と称する。
【0016】ここで、差動プッシュプル信号による従来
のトラッキング誤差信号生成装置について、図11を参
照しながら説明する。
のトラッキング誤差信号生成装置について、図11を参
照しながら説明する。
【0017】図11に示すように、従来のトラッキング
誤差信号生成装置は、差動アンプ78〜81と、加算器
82・83と、アンプ84・85とを備えている。なお
アンプ84・85のゲインは、共に所定の値kである。
誤差信号生成装置は、差動アンプ78〜81と、加算器
82・83と、アンプ84・85とを備えている。なお
アンプ84・85のゲインは、共に所定の値kである。
【0018】メインプッシュプル信号MPPは、受光素
子76における受光部Mの領域M1・M2の出力の差で
あり、差動アンプ80の出力として得られる。また、サ
ブプッシュプル信号SPP1は、受光部Eの領域E1・
E2の出力の差であり、差動アンプ78の出力として得
られる。同様に、サブプッシュプル信号SPP2は、受
光部Fの領域F1・F2の出力の差であり、差動アンプ
79の出力として得られる。
子76における受光部Mの領域M1・M2の出力の差で
あり、差動アンプ80の出力として得られる。また、サ
ブプッシュプル信号SPP1は、受光部Eの領域E1・
E2の出力の差であり、差動アンプ78の出力として得
られる。同様に、サブプッシュプル信号SPP2は、受
光部Fの領域F1・F2の出力の差であり、差動アンプ
79の出力として得られる。
【0019】サブプッシュプル信号SPP1とサブプッ
シュプル信号SPP2とは、加算器82によって加算さ
れた後に、アンプ85にてk倍に増幅され、差動アンプ
81においてメインプッシュプル信号MPPとの差動が
取られる。これにより、トラッキング誤差信号TEが生
成される。
シュプル信号SPP2とは、加算器82によって加算さ
れた後に、アンプ85にてk倍に増幅され、差動アンプ
81においてメインプッシュプル信号MPPとの差動が
取られる。これにより、トラッキング誤差信号TEが生
成される。
【0020】すなわち、トラッキング誤差信号TEは、
【0021】
【数1】TE=MPP−k・(SPP1+SPP2) と表される。
【0022】また、加算器82の出力は、アンプ84へ
も入力されてk倍に増幅された後、加算器83により、
メインプッシュプルMPPと加算される。これにより、
対物レンズ74の移動量に相当するレンズ位置信号BP
が生成される。
も入力されてk倍に増幅された後、加算器83により、
メインプッシュプルMPPと加算される。これにより、
対物レンズ74の移動量に相当するレンズ位置信号BP
が生成される。
【0023】すなわち、レンズ位置信号BPは、
【0024】
【数2】BP=MPP+k・(SPP1+SPP2) と表される。
【0025】図12に、メインプッシュプル信号MPP
と、サブプッシュプル信号SPP1・SPP2とによ
り、トラッキング誤差信号TEが生成される様子を示
す。図12の最上段に示す信号波形はメインプッシュプ
ル信号MPPであり、第2段に示す信号波形は、サブプ
ッシュプル信号SPP1およびSPP2の加算信号(S
PP1+SPP2)である。また、第3段に示す信号波
形は、トラッキング誤差信号TEであり、第4段に示す
信号波形はレンズ位置信号BPである。
と、サブプッシュプル信号SPP1・SPP2とによ
り、トラッキング誤差信号TEが生成される様子を示
す。図12の最上段に示す信号波形はメインプッシュプ
ル信号MPPであり、第2段に示す信号波形は、サブプ
ッシュプル信号SPP1およびSPP2の加算信号(S
PP1+SPP2)である。また、第3段に示す信号波
形は、トラッキング誤差信号TEであり、第4段に示す
信号波形はレンズ位置信号BPである。
【0026】図12において、横線は各信号の基準レベ
ルを示す。また、縦線は、光ディスク77のトラックの
中心位置を示し、横線で示される基準レベルとの交点
が、トラッキング制御の目標点に相当する。
ルを示す。また、縦線は、光ディスク77のトラックの
中心位置を示し、横線で示される基準レベルとの交点
が、トラッキング制御の目標点に相当する。
【0027】図12に示すように、メインプッシュプル
信号MPPに対して、サブプッシュプル信号の加算信号
SPP1+SPP2は、位相が180度ずれている。ま
た、対物レンズ74の半径方向の移動に伴い、受光素子
76上の光スポットが移動するために、各プッシュプル
信号の振幅の中心が、基準レベルよりもオフセット量Δ
だけ上がっている。
信号MPPに対して、サブプッシュプル信号の加算信号
SPP1+SPP2は、位相が180度ずれている。ま
た、対物レンズ74の半径方向の移動に伴い、受光素子
76上の光スポットが移動するために、各プッシュプル
信号の振幅の中心が、基準レベルよりもオフセット量Δ
だけ上がっている。
【0028】前記した数1により、トラッキング誤差信
号TEは、アンプ85のゲインの値kを最適に選べば、
対物レンズ74の移動に伴うオフセットが除去されて、
基準レベルを振幅中心として光ディスク77のトラック
毎に交流的に変動するトラッキング誤差信号を得られる
ことが分かる。
号TEは、アンプ85のゲインの値kを最適に選べば、
対物レンズ74の移動に伴うオフセットが除去されて、
基準レベルを振幅中心として光ディスク77のトラック
毎に交流的に変動するトラッキング誤差信号を得られる
ことが分かる。
【0029】また、前記した数2により、レンズ位置信
号BPは、各プッシュプル信号の持つオフセット分が加
算されて、基準レベルよりも上方にオフセットした信号
が得られることが分かる。このレンズ位置信号BPにお
ける基準レベルからのオフセット量が、対物レンズ74
の中心からのずれに相当した信号となる。
号BPは、各プッシュプル信号の持つオフセット分が加
算されて、基準レベルよりも上方にオフセットした信号
が得られることが分かる。このレンズ位置信号BPにお
ける基準レベルからのオフセット量が、対物レンズ74
の中心からのずれに相当した信号となる。
【0030】トラッキング誤差信号TEを用いて、前述
の対物レンズアクチュエータ75をTR方向に制御する
トラッキング制御を行うことにより、図9に示すよう
に、メインビームの光スポットLMを、光ディスク77
において目的とする溝に追従させることができる。
の対物レンズアクチュエータ75をTR方向に制御する
トラッキング制御を行うことにより、図9に示すよう
に、メインビームの光スポットLMを、光ディスク77
において目的とする溝に追従させることができる。
【0031】また、レンズ位置信号BPは、トラッキン
グ制御していない時に対物レンズアクチュエータ75に
信号を帰還することにより、アクセス時のレンズ揺動の
抑圧等に用いられる。
グ制御していない時に対物レンズアクチュエータ75に
信号を帰還することにより、アクセス時のレンズ揺動の
抑圧等に用いられる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいて、差動プッシュプルにおける補正ゲインの調整、
すなわちアンプ85のゲインの値kの調整は、対物レン
ズ74の移動に伴うトラッキング誤差信号TEのオフセ
ットを低減するように行われる。
おいて、差動プッシュプルにおける補正ゲインの調整、
すなわちアンプ85のゲインの値kの調整は、対物レン
ズ74の移動に伴うトラッキング誤差信号TEのオフセ
ットを低減するように行われる。
【0033】従って、従来の構成におけるゲインの調整
は、記録再生装置の製造時または出荷前の調整時に、対
物レンズ74の移動を強制的に発生させて行わねばなら
ないという問題がある。さらに、調整に時間がかかるた
めに、ユーザによって記録再生装置に光ディスクが挿入
される毎に記録再生装置が自動的に調整を行う、いわゆ
る自動調整には適さないという問題もあった。
は、記録再生装置の製造時または出荷前の調整時に、対
物レンズ74の移動を強制的に発生させて行わねばなら
ないという問題がある。さらに、調整に時間がかかるた
めに、ユーザによって記録再生装置に光ディスクが挿入
される毎に記録再生装置が自動的に調整を行う、いわゆ
る自動調整には適さないという問題もあった。
【0034】本発明はこれらの問題を解決するために、
補正ゲインを簡単に調整することができ、自動調整にも
対応できるトラッキング誤差信号生成装置を提供するこ
とを目的とする。
補正ゲインを簡単に調整することができ、自動調整にも
対応できるトラッキング誤差信号生成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる第1のトラッキング誤差信号生成
装置は、光ディスクに照射されるメインビームおよび第
1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシュプル
法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッキング
誤差信号生成装置において、前記第1のサイドビームの
プッシュプル信号を出力する第1の差動アンプと、前記
第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
の差動アンプと、前記メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプ
の出力と、前記第2の差動アンプの出力とを加算する第
1の加算器と、前記第1の加算器の出力を増幅または減
衰させる可変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの
出力と、前記第3の差動アンプの出力との差動を、トラ
ッキング誤差信号として出力する第4の差動アンプと、
前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、前記第2の加算器
の出力の交流成分を検出する検出手段とを備え、前記検
出手段により検出された、前記前記第2の加算器の出力
の交流成分を最小にするように、前記可変ゲインアンプ
のゲインが調整されることを特徴とする。
めに、本発明にかかる第1のトラッキング誤差信号生成
装置は、光ディスクに照射されるメインビームおよび第
1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシュプル
法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッキング
誤差信号生成装置において、前記第1のサイドビームの
プッシュプル信号を出力する第1の差動アンプと、前記
第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する第2
の差動アンプと、前記メインビームのプッシュプル信号
を出力する第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプ
の出力と、前記第2の差動アンプの出力とを加算する第
1の加算器と、前記第1の加算器の出力を増幅または減
衰させる可変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの
出力と、前記第3の差動アンプの出力との差動を、トラ
ッキング誤差信号として出力する第4の差動アンプと、
前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、前記第2の加算器
の出力の交流成分を検出する検出手段とを備え、前記検
出手段により検出された、前記前記第2の加算器の出力
の交流成分を最小にするように、前記可変ゲインアンプ
のゲインが調整されることを特徴とする。
【0036】この構成によれば、第2の加算器の出力の
交流成分が最小になるように可変ゲインアンプのゲイン
が調整されることにより、従来のように光ピックアップ
の対物レンズを強制的に移動させたりすることなく、補
正ゲインの値を適切にかつ短時間で調整することが可能
で、自動調整にも対応可能なトラッキング誤差信号生成
装置を提供できる。
交流成分が最小になるように可変ゲインアンプのゲイン
が調整されることにより、従来のように光ピックアップ
の対物レンズを強制的に移動させたりすることなく、補
正ゲインの値を適切にかつ短時間で調整することが可能
で、自動調整にも対応可能なトラッキング誤差信号生成
装置を提供できる。
【0037】また、前記の目的を達成するために、本発
明にかかる第2のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と前記
第3の差動アンプの出力との差動をトラッキング誤差信
号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲイン
アンプの出力と前記第3の差動アンプの出力とを加算す
る第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検出する
検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の加算器
の出力と前記第3の差動アンプの出力とを乗算する乗算
器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベルから
のオフセット量を抽出するオフセット抽出手段とを備
え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセッ
ト量を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲイ
ンが調整されることを特徴とする。
明にかかる第2のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と前記
第3の差動アンプの出力との差動をトラッキング誤差信
号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲイン
アンプの出力と前記第3の差動アンプの出力とを加算す
る第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検出する
検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の加算器
の出力と前記第3の差動アンプの出力とを乗算する乗算
器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベルから
のオフセット量を抽出するオフセット抽出手段とを備
え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセッ
ト量を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲイ
ンが調整されることを特徴とする。
【0038】この構成によれば、第2の加算器の出力に
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
【0039】このようにすれば、差動プッシュプル法に
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
【0040】上記した第2のトラッキング誤差信号生成
装置において、乗算器の入力側に、前記第3の差動アン
プの出力から所定の低域成分を除去する信号加工手段を
備えたことが好ましい。
装置において、乗算器の入力側に、前記第3の差動アン
プの出力から所定の低域成分を除去する信号加工手段を
備えたことが好ましい。
【0041】また、前記の目的を達成するために、本発
明にかかる第3のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と、前
記第3の差動アンプの出力との差動を、トラッキング誤
差信号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲ
インアンプの出力と、前記第3の差動アンプの出力とを
加算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の
加算器の出力と前記トラッキング誤差信号とを乗算する
乗算器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベル
からのオフセット量を抽出するオフセット抽出手段とを
備え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセ
ット量を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲ
インが調整されることを特徴とする。
明にかかる第3のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と、前
記第3の差動アンプの出力との差動を、トラッキング誤
差信号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲ
インアンプの出力と、前記第3の差動アンプの出力とを
加算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の
加算器の出力と前記トラッキング誤差信号とを乗算する
乗算器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベル
からのオフセット量を抽出するオフセット抽出手段とを
備え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセ
ット量を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲ
インが調整されることを特徴とする。
【0042】この構成によれば、第2の加算器の出力に
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
【0043】このようにすれば、差動プッシュプル法に
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
【0044】なお、上記した第3のトラッキング誤差信
号生成装置において、前記乗算器の入力側に、前記トラ
ッキング誤差信号から所定の低域成分を除去する信号加
工手段を備えたことが好ましい。
号生成装置において、前記乗算器の入力側に、前記トラ
ッキング誤差信号から所定の低域成分を除去する信号加
工手段を備えたことが好ましい。
【0045】また、前記の目的を達成するために、本発
明にかかる第4のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と、前
記第3の差動アンプの出力との差動を、トラッキング誤
差信号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲ
インアンプの出力と、前記第3の差動アンプの出力とを
加算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の
加算器の出力と前記可変ゲインアンプの出力とを乗算す
る乗算器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベ
ルからのオフセット量を抽出するオフセット抽出手段と
を備え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフ
セット量を最小にするように、前記可変ゲインアンプの
ゲインが調整されることを特徴とする。
明にかかる第4のトラッキング誤差信号生成装置は、光
ディスクに照射されるメインビームおよび第1、第2の
サイドビームの反射光から差動プッシュプル法によりト
ラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生
成装置において、前記第1のサイドビームのプッシュプ
ル信号を出力する第1の差動アンプと、前記第2のサイ
ドビームのプッシュプル信号を出力する第2の差動アン
プと、前記メインビームのプッシュプル信号を出力する
第3の差動アンプと、前記第1の差動アンプの出力と、
前記第2の差動アンプの出力とを加算する第1の加算器
と、前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可
変ゲインアンプと、前記可変ゲインアンプの出力と、前
記第3の差動アンプの出力との差動を、トラッキング誤
差信号として出力する第4の差動アンプと、前記可変ゲ
インアンプの出力と、前記第3の差動アンプの出力とを
加算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段が、前記第2の
加算器の出力と前記可変ゲインアンプの出力とを乗算す
る乗算器と、前記乗算器の出力における所定の基準レベ
ルからのオフセット量を抽出するオフセット抽出手段と
を備え、前記オフセット抽出手段により抽出されるオフ
セット量を最小にするように、前記可変ゲインアンプの
ゲインが調整されることを特徴とする。
【0046】この構成によれば、第2の加算器の出力に
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
交流的な変動がある場合には、乗算器の出力信号は、基
準レベルに対して直流的にオフセットした信号となるの
で、このオフセット量をオフセット抽出手段により抽出
し、抽出したオフセット量が最小になるように可変ゲイ
ンアンプのゲインを調整すれば、第2の加算器の出力に
おける交流成分が最小になるように上記ゲインが調整さ
れることとなる。
【0047】このようにすれば、差動プッシュプル法に
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
おける補正ゲインを簡単に調整できるばかりでなく、前
記第2の加算器の出力における交流成分を高速に精度よ
く検出することができ、自動調整にも対応可能なトラッ
キング誤差信号生成装置を提供することが可能となる。
【0048】なお、上記した第4のトラッキング誤差信
号生成装置において、前記乗算器の入力側に、前記可変
ゲインアンプの出力から所定の低域成分を除去する信号
加工手段を備えたことが好ましい。
号生成装置において、前記乗算器の入力側に、前記可変
ゲインアンプの出力から所定の低域成分を除去する信号
加工手段を備えたことが好ましい。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0050】(実施の形態1)本発明の実施の一形態に
ついて、図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおり
である。
ついて、図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおり
である。
【0051】本実施形態にかかるトラッキング誤差信号
生成装置1は、図1に示すように、差動プッシュプルト
ラッキングに対応した受光素子6に接続されて用いられ
るものであり、差動アンプ8〜11と、加算器12・1
3と、可変ゲインアンプ14と、検出器15とを備えて
いる。
生成装置1は、図1に示すように、差動プッシュプルト
ラッキングに対応した受光素子6に接続されて用いられ
るものであり、差動アンプ8〜11と、加算器12・1
3と、可変ゲインアンプ14と、検出器15とを備えて
いる。
【0052】なお、受光素子6は、光ディスクの記録再
生装置において光ピックアップ内に設けられるものであ
り、前述した従来の受光素子76と同様の構成であるの
で、その詳細な説明は省略する。また、受光素子6を備
える光ピックアップにおける、受光素子6以外の構成部
品も、従来の技術として図8に示した光ピックアップと
同じであるので、これらの構成部品については、図8に
おいて使用した参照番号を用いて以下の説明を行う。
生装置において光ピックアップ内に設けられるものであ
り、前述した従来の受光素子76と同様の構成であるの
で、その詳細な説明は省略する。また、受光素子6を備
える光ピックアップにおける、受光素子6以外の構成部
品も、従来の技術として図8に示した光ピックアップと
同じであるので、これらの構成部品については、図8に
おいて使用した参照番号を用いて以下の説明を行う。
【0053】本トラッキング誤差信号生成装置におい
て、メインプッシュプル信号MPPは、受光素子6にお
ける受光部Mの領域M1・M2の出力の差であり、差動
アンプ10(第3の差動アンプ)の出力として得られ
る。サブプッシュプル信号SPP1は、受光素子6にお
ける受光部Eの領域E1・E2の出力の差であり、差動
アンプ8(第1の差動アンプ)の出力として得られる。
また、サブプッシュプル信号SPP2は、受光素子6に
おける受光部Fの領域F1・F2の出力の差であり、差
動アンプ9(第2の差動アンプ)の出力として得られ
る。
て、メインプッシュプル信号MPPは、受光素子6にお
ける受光部Mの領域M1・M2の出力の差であり、差動
アンプ10(第3の差動アンプ)の出力として得られ
る。サブプッシュプル信号SPP1は、受光素子6にお
ける受光部Eの領域E1・E2の出力の差であり、差動
アンプ8(第1の差動アンプ)の出力として得られる。
また、サブプッシュプル信号SPP2は、受光素子6に
おける受光部Fの領域F1・F2の出力の差であり、差
動アンプ9(第2の差動アンプ)の出力として得られ
る。
【0054】サブプッシュプル信号SPP1とサブプッ
シュプル信号SPP2とは、加算器12(第1の加算
器)によって加算された後に、可変ゲインアンプ14に
てK倍に増幅され、差動アンプ11(第4の差動アン
プ)においてメインプッシュプル信号MPPとの差動が
取られる。これにより、トラッキング誤差信号TEが生
成される。
シュプル信号SPP2とは、加算器12(第1の加算
器)によって加算された後に、可変ゲインアンプ14に
てK倍に増幅され、差動アンプ11(第4の差動アン
プ)においてメインプッシュプル信号MPPとの差動が
取られる。これにより、トラッキング誤差信号TEが生
成される。
【0055】また、可変ゲインアンプ14の出力は、加
算器13(第2の加算器)によって、メインプッシュプ
ル信号MPPと加算される。これにより、光ピックアッ
プの対物レンズ74の移動に対応した、レンズ位置信号
BPを得ることができる。
算器13(第2の加算器)によって、メインプッシュプ
ル信号MPPと加算される。これにより、光ピックアッ
プの対物レンズ74の移動に対応した、レンズ位置信号
BPを得ることができる。
【0056】ここで、図2および図3のそれぞれに、メ
インプッシュプル信号MPPと、可変ゲインアンプ14
から出力されるサブプッシュプル信号SPPと、加算器
13においてこれらを加算することにより得られるレン
ズ位置信号BPとを重ねて示す。なお、図2および図3
のそれぞれに示したサブプッシュプル信号は、Kの値が
互いに異なることにより、振幅が互いに異なっている。
インプッシュプル信号MPPと、可変ゲインアンプ14
から出力されるサブプッシュプル信号SPPと、加算器
13においてこれらを加算することにより得られるレン
ズ位置信号BPとを重ねて示す。なお、図2および図3
のそれぞれに示したサブプッシュプル信号は、Kの値が
互いに異なることにより、振幅が互いに異なっている。
【0057】なお、サブプッシュプル信号SPPは
【0058】
【数3】SPP=K・(SPP1+SPP2) と表され、レンズ位置信号BPは、
【0059】
【数4】 BP=MPP+SPP =MPP+K・(SPP1+SPP2) と表される。
【0060】図2および図3を比較することから分かる
ように、サブプッシュプル信号SPPの振幅とメインプ
ッシュプル信号MPPの振幅とが揃っていない場合は、
図3に示すように、レンズ位置信号BPに交流的な変動
成分が見られる。この交流的な変動成分は、光ディスク
のトラックに対応した信号なので、溝混入ノイズとも呼
ばれる。
ように、サブプッシュプル信号SPPの振幅とメインプ
ッシュプル信号MPPの振幅とが揃っていない場合は、
図3に示すように、レンズ位置信号BPに交流的な変動
成分が見られる。この交流的な変動成分は、光ディスク
のトラックに対応した信号なので、溝混入ノイズとも呼
ばれる。
【0061】検出器15(検出手段)は、加算器13の
出力すなわちレンズ位置信号BPを入力し、その交流成
分を検出し、可変ゲインアンプ14の補正ゲインKを、
レンズ位置信号BPの交流成分が最小になるように調整
する。なお、図2に示すように、レンズ位置信号BPの
交流成分がほぼ完全になくなるように、可変ゲインアン
プ14の補正ゲインKを調整することが最も好ましい。
出力すなわちレンズ位置信号BPを入力し、その交流成
分を検出し、可変ゲインアンプ14の補正ゲインKを、
レンズ位置信号BPの交流成分が最小になるように調整
する。なお、図2に示すように、レンズ位置信号BPの
交流成分がほぼ完全になくなるように、可変ゲインアン
プ14の補正ゲインKを調整することが最も好ましい。
【0062】これにより、レンズ位置信号BPの基準レ
ベルからのオフセット量が最小に抑えられるので、基準
レベルを中心として交流的に変動する好適なトラッキン
グ誤差信号TEを得ることができる。
ベルからのオフセット量が最小に抑えられるので、基準
レベルを中心として交流的に変動する好適なトラッキン
グ誤差信号TEを得ることができる。
【0063】すなわち、本実施形態の構成によれば、レ
ンズ位置信号BPの交流成分が最小になるように可変ゲ
インアンプ14の補正ゲインKを調整することにより、
従来のように光ピックアップの対物レンズ74の移動を
強制的に発生させることなく、補正ゲインの値を適切に
かつ短時間で調整することができる。これにより、光デ
ィスク毎に自動的に補正ゲインの調整を行う、いわゆる
自動調整にも対応可能となる。
ンズ位置信号BPの交流成分が最小になるように可変ゲ
インアンプ14の補正ゲインKを調整することにより、
従来のように光ピックアップの対物レンズ74の移動を
強制的に発生させることなく、補正ゲインの値を適切に
かつ短時間で調整することができる。これにより、光デ
ィスク毎に自動的に補正ゲインの調整を行う、いわゆる
自動調整にも対応可能となる。
【0064】なお、レンズ位置信号BPは、トラッキン
グ制御をしていないときに光ピックアップの対物レンズ
アクチュエータ75に帰還され、アクセス時における対
物レンズ74の揺動の抑圧等に用いられる。このため、
溝混入ノイズが大きくなると、外乱信号となり、動作の
不安定を招いたり、不要音を発生させたりする原因とな
る。
グ制御をしていないときに光ピックアップの対物レンズ
アクチュエータ75に帰還され、アクセス時における対
物レンズ74の揺動の抑圧等に用いられる。このため、
溝混入ノイズが大きくなると、外乱信号となり、動作の
不安定を招いたり、不要音を発生させたりする原因とな
る。
【0065】従って、前述したように、検出器15が、
レンズ位置信号BPの交流的変動成分が最小になるよう
に可変ゲインアンプ14のゲインの値Kを調整すること
により、アクセス時の対物レンズ揺動の抑圧を安定して
行うことができるという効果も奏する。
レンズ位置信号BPの交流的変動成分が最小になるよう
に可変ゲインアンプ14のゲインの値Kを調整すること
により、アクセス時の対物レンズ揺動の抑圧を安定して
行うことができるという効果も奏する。
【0066】(実施の形態2)本発明の実施の他の形態
について、図4〜図7に基づいて説明すれば以下のとお
りである。
について、図4〜図7に基づいて説明すれば以下のとお
りである。
【0067】本実施形態にかかるトラッキング誤差信号
生成装置2は、図4に示すように、検出器15の代わり
に検出器25を備えると共に、検出器25と差動アンプ
10との間にコンデンサ26(信号加工手段)が設けら
れている点において、実施の形態1にかかるトラッキン
グ誤差信号生成装置1と異なっているが、その他の構成
は実施の形態1にかかるトラッキング誤差信号生成装置
1と同様である。
生成装置2は、図4に示すように、検出器15の代わり
に検出器25を備えると共に、検出器25と差動アンプ
10との間にコンデンサ26(信号加工手段)が設けら
れている点において、実施の形態1にかかるトラッキン
グ誤差信号生成装置1と異なっているが、その他の構成
は実施の形態1にかかるトラッキング誤差信号生成装置
1と同様である。
【0068】検出器25は、レンズ位置信号BPの交流
成分を検出するものであり、乗算器27と、オフセット
抽出手段としての、ローパスフィルタ28およびレベル
検出器29とによって構成される。ローパスフィルタ2
8は、乗算器27の出力帯域を制限する。レベル検出器
29は、ローパスフィルタ28の出力に残留する直流的
なオフセットを検出する。
成分を検出するものであり、乗算器27と、オフセット
抽出手段としての、ローパスフィルタ28およびレベル
検出器29とによって構成される。ローパスフィルタ2
8は、乗算器27の出力帯域を制限する。レベル検出器
29は、ローパスフィルタ28の出力に残留する直流的
なオフセットを検出する。
【0069】また、乗算器27は、加算器13の出力で
あるレンズ位置信号BPと、差動アンプ10の出力から
コンデンサ26にて低域成分を除去して得られる信号と
の積を出力する。すなわち、乗算器27は、レンズ位置
信号BPと、メインプッシュプル信号MPPとの積を出
力する。なお、コンデンサ26を省略した構成としても
良い。
あるレンズ位置信号BPと、差動アンプ10の出力から
コンデンサ26にて低域成分を除去して得られる信号と
の積を出力する。すなわち、乗算器27は、レンズ位置
信号BPと、メインプッシュプル信号MPPとの積を出
力する。なお、コンデンサ26を省略した構成としても
良い。
【0070】光ディスクに反射率のむら等がある場合、
メインプッシュプル信号MPPは、光ディスクの回転周
期程度の周波数で変動する。本実施形態のトラッキング
誤差信号生成装置2では、コンデンサ26を設けた場
合、このような反射率むら等の影響を抑圧でき、メイン
プッシュプル信号MPPとレンズ位置信号BPとの位相
ずれをなくすことができる。これにより、乗算器27の
出力に、光ディスクの回転に起因する外乱信号が発生せ
ず、精度の良い検出ができる。
メインプッシュプル信号MPPは、光ディスクの回転周
期程度の周波数で変動する。本実施形態のトラッキング
誤差信号生成装置2では、コンデンサ26を設けた場
合、このような反射率むら等の影響を抑圧でき、メイン
プッシュプル信号MPPとレンズ位置信号BPとの位相
ずれをなくすことができる。これにより、乗算器27の
出力に、光ディスクの回転に起因する外乱信号が発生せ
ず、精度の良い検出ができる。
【0071】ここで、図5に、メインプッシュプル信号
MPPと、サブプッシュプル信号SPPと、レンズ位置
信号BPと、乗算器27の出力信号とを、基準レベルを
同一にして重ねて示す。
MPPと、サブプッシュプル信号SPPと、レンズ位置
信号BPと、乗算器27の出力信号とを、基準レベルを
同一にして重ねて示す。
【0072】図5に示すように、レンズ位置信号BPに
交流的な変動がある場合には、レンズ位置信号BPとメ
インプッシュプルMPPとの積である乗算器27の出力
信号は、基準レベルよりも、直流的にオフセットした信
号となる。
交流的な変動がある場合には、レンズ位置信号BPとメ
インプッシュプルMPPとの積である乗算器27の出力
信号は、基準レベルよりも、直流的にオフセットした信
号となる。
【0073】従って、乗算器27の直流的オフセットを
ローパスフィルタ28で抽出し、レベル検出器29で検
出することにより、レンズ位置信号BPに含まれる交流
成分を検出することができる。
ローパスフィルタ28で抽出し、レベル検出器29で検
出することにより、レンズ位置信号BPに含まれる交流
成分を検出することができる。
【0074】すなわち、レベル検出器29によって検出
される直流成分のレベルが最小になるように可変ゲイン
アンプ14の補正ゲインKを調整すれば、レンズ位置信
号BPの交流成分が最小になるように補正ゲインKが調
整されることとなる。
される直流成分のレベルが最小になるように可変ゲイン
アンプ14の補正ゲインKを調整すれば、レンズ位置信
号BPの交流成分が最小になるように補正ゲインKが調
整されることとなる。
【0075】このようにすれば、補正ゲインKを簡単に
調整できるばかりでなく、レンズ位置信号BPの交流成
分を高速に精度よく検出することができる。これによ
り、安定した調整が可能となると共に、調整時間が短縮
されるという利点もある。
調整できるばかりでなく、レンズ位置信号BPの交流成
分を高速に精度よく検出することができる。これによ
り、安定した調整が可能となると共に、調整時間が短縮
されるという利点もある。
【0076】なお、図4に示したトラッキング誤差信号
生成装置2では、乗算器27の入力は、一方をレンズ位
置信号BPとし、他方をメインプッシュプル信号MPP
としたが、図6に示すトラッキング誤差信号生成装置3
のように、メインプッシュプル信号MPPの代わりにサ
ブプッシュプル信号SPPを入力する構成としても良
い。あるいは、図7に示すトラッキング誤差信号生成装
置4のように、メインプッシュプル信号MPPの代わり
にトラッキング誤差信号TEを入力する構成としても良
い。
生成装置2では、乗算器27の入力は、一方をレンズ位
置信号BPとし、他方をメインプッシュプル信号MPP
としたが、図6に示すトラッキング誤差信号生成装置3
のように、メインプッシュプル信号MPPの代わりにサ
ブプッシュプル信号SPPを入力する構成としても良
い。あるいは、図7に示すトラッキング誤差信号生成装
置4のように、メインプッシュプル信号MPPの代わり
にトラッキング誤差信号TEを入力する構成としても良
い。
【0077】また、乗算器27としてアナログ的な乗算
器を用いたが、これに限らず、周期ごとに積分するディ
ジタル的な積分器を用いても良いことは言うまでもな
い。
器を用いたが、これに限らず、周期ごとに積分するディ
ジタル的な積分器を用いても良いことは言うまでもな
い。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、差動プ
ッシュプル法における補正ゲインを簡単にかつ短時間で
調整することができ、自動調整にも対応可能なトラッキ
ング誤差信号生成装置を提供することができる。
ッシュプル法における補正ゲインを簡単にかつ短時間で
調整することができ、自動調整にも対応可能なトラッキ
ング誤差信号生成装置を提供することができる。
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるトラッキング
誤差信号生成装置の構成を示すブロック図
誤差信号生成装置の構成を示すブロック図
【図2】 実施の形態1にかかるトラッキング誤差信号
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号とを重ねて示す波形図
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号とを重ねて示す波形図
【図3】 実施の形態1にかかるトラッキング誤差信号
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号とを重ねて示す波形図
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号とを重ねて示す波形図
【図4】 本発明の実施の形態2にかかるトラッキング
誤差信号生成装置の構成を示すブロック図
誤差信号生成装置の構成を示すブロック図
【図5】 実施の形態2にかかるトラッキング誤差信号
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号と、乗算器出力とを重
ねて示す波形図
生成装置におけるメインプッシュプル信号と、サブプッ
シュプル信号と、レンズ位置信号と、乗算器出力とを重
ねて示す波形図
【図6】 実施の形態2にかかるトラッキング誤差信号
生成装置の一変形例の構成を示すブロック図
生成装置の一変形例の構成を示すブロック図
【図7】 実施の形態2にかかるトラッキング誤差信号
生成装置の他の変形例の構成を示すブロック図
生成装置の他の変形例の構成を示すブロック図
【図8】 従来の記録再生装置が備える光ピックアップ
の概略構成を示す説明図
の概略構成を示す説明図
【図9】 従来の光ピックアップから照射される光ビー
ムによって光ディスク上に形成される光スポットを示す
斜視図
ムによって光ディスク上に形成される光スポットを示す
斜視図
【図10】 従来の光ピックアップが備える受光素子の
構成を示す説明図
構成を示す説明図
【図11】 従来のトラッキング誤差信号生成装置の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図12】 従来のトラッキング誤差信号生成装置にお
けるメインプッシュプル信号と、サブプッシュプル信号
と、トラッキング誤差信号と、レンズ位置信号とを重ね
て示す波形図
けるメインプッシュプル信号と、サブプッシュプル信号
と、トラッキング誤差信号と、レンズ位置信号とを重ね
て示す波形図
1〜4 トラッキング誤差信号生成装置 6 受光素子 8〜11 差動アンプ 12・13 加算器 14 可変ゲインアンプ 15・25 検出器 26 コンデンサ 27 乗算器 28 ローパスフィルタ 29 レベル検出器 71 半導体レーザ 72 グレーティング 73 ビームスプリッタ 74 対物レンズ 75 対物レンズアクチュエータ 77 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷 雅美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA13 AA21 BA01 BB02 BF02 BF03 CA02 CD03 CD11 DA35
Claims (7)
- 【請求項1】 光ディスクに照射されるメインビームお
よび第1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシ
ュプル法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッ
キング誤差信号生成装置において、 前記第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第1の差動アンプと、 前記第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、 前記メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の
差動アンプと、 前記第1の差動アンプの出力と、前記第2の差動アンプ
の出力とを加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可変ゲ
インアンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力との差動を、トラッキング誤差信号として出力す
る第4の差動アンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力の交流成分を検出する検出手段
とを備え、 前記検出手段により検出された、前記前記第2の加算器
の出力の交流成分を最小にするように、前記可変ゲイン
アンプのゲインが調整されることを特徴とするトラッキ
ング誤差信号生成装置。 - 【請求項2】 光ディスクに照射されるメインビームお
よび第1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシ
ュプル法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッ
キング誤差信号生成装置において、 前記第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第1の差動アンプと、 前記第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、 前記メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の
差動アンプと、 前記第1の差動アンプの出力と、前記第2の差動アンプ
の出力とを加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可変ゲ
インアンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力との差動を、トラッキング誤差信号として出力す
る第4の差動アンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力を検出する検出手段とを備え、 前記検出手段が、前記第2の加算器の出力と前記第3の
差動アンプの出力とを乗算する乗算器と、前記乗算器の
出力における所定の基準レベルからのオフセット量を抽
出するオフセット抽出手段とを備え、 前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセット量
を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲインが
調整されることを特徴とするトラッキング誤差信号生成
装置。 - 【請求項3】 前記乗算器の入力側に、前記第3の差動
アンプの出力から所定の低域成分を除去する信号加工手
段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のトラッキ
ング誤差信号生成装置。 - 【請求項4】 光ディスクに照射されるメインビームお
よび第1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシ
ュプル法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッ
キング誤差信号生成装置において、 前記第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第1の差動アンプと、 前記第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、 前記メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の
差動アンプと、 前記第1の差動アンプの出力と、前記第2の差動アンプ
の出力とを加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可変ゲ
インアンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力との差動を、トラッキング誤差信号として出力す
る第4の差動アンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力を検出する検出手段とを備え、 前記検出手段が、前記第2の加算器の出力と前記トラッ
キング誤差信号とを乗算する乗算器と、前記乗算器の出
力における所定の基準レベルからのオフセット量を抽出
するオフセット抽出手段とを備え、 前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセット量
を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲインが
調整されることを特徴とするトラッキング誤差信号生成
装置。 - 【請求項5】 前記乗算器の入力側に、前記トラッキン
グ誤差信号から所定の低域成分を除去する信号加工手段
を備えたことを特徴とする請求項4に記載のトラッキン
グ誤差信号生成装置。 - 【請求項6】 光ディスクに照射されるメインビームお
よび第1、第2のサイドビームの反射光から差動プッシ
ュプル法によりトラッキング誤差信号を生成するトラッ
キング誤差信号生成装置において、 前記第1のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第1の差動アンプと、 前記第2のサイドビームのプッシュプル信号を出力する
第2の差動アンプと、 前記メインビームのプッシュプル信号を出力する第3の
差動アンプと、 前記第1の差動アンプの出力と、前記第2の差動アンプ
の出力とを加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力を増幅または減衰させる可変ゲ
インアンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力との差動を、トラッキング誤差信号として出力す
る第4の差動アンプと、 前記可変ゲインアンプの出力と、前記第3の差動アンプ
の出力とを加算する第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力を検出する検出手段とを備え、 前記検出手段が、前記第2の加算器の出力と前記可変ゲ
インアンプの出力とを乗算する乗算器と、前記乗算器の
出力における所定の基準レベルからのオフセット量を抽
出するオフセット抽出手段とを備え、 前記オフセット抽出手段により抽出されるオフセット量
を最小にするように、前記可変ゲインアンプのゲインが
調整されることを特徴とするトラッキング誤差信号生成
装置。 - 【請求項7】 前記乗算器の入力側に、前記可変ゲイン
アンプの出力から所定の低域成分を除去する信号加工手
段を備えたことを特徴とする請求項6に記載のトラッキ
ング誤差信号生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140382A JP2000331356A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | トラッキング誤差信号生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140382A JP2000331356A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | トラッキング誤差信号生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000331356A true JP2000331356A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15267524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11140382A Pending JP2000331356A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | トラッキング誤差信号生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000331356A (ja) |
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-
1999
- 1999-05-20 JP JP11140382A patent/JP2000331356A/ja active Pending
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US7463561B2 (en) | 2002-08-23 | 2008-12-09 | Panasonic Corporation | Optical pick-up head, optical information apparatus, and optical information reproducing method |
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