JP2000330388A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000330388A
JP2000330388A JP13677999A JP13677999A JP2000330388A JP 2000330388 A JP2000330388 A JP 2000330388A JP 13677999 A JP13677999 A JP 13677999A JP 13677999 A JP13677999 A JP 13677999A JP 2000330388 A JP2000330388 A JP 2000330388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
image
voltage
paper
static elimination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13677999A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Kobayashi
卓也 小林
Makoto Kanai
真 金井
Masaru Sakuma
勝 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP13677999A priority Critical patent/JP2000330388A/ja
Publication of JP2000330388A publication Critical patent/JP2000330388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙の第1面と第2面にともに画像を形成
する場合に、各面毎の画像形成後の像担持体からの剥離
に必要な除電電圧を、環境や、含水率を含む記録紙の状
態に基づいて各面毎に最適な値に設定し、円滑に剥離を
行う。 【解決手段】 両面印刷(プリント)時において、第1
面の印刷時に記録紙がない状態での感光体ドラム106
と転写ローラ154との間の電流値を検出し、この結果
から環境状態を判別すると共に、前記感光体ドラム10
6と転写ローラ154との間に記録紙152が挟持され
ている状態での電流値を検出し、記録紙の状態を判別
し、この環境状態と記録紙の状態とに基づいて第2面で
の除電電圧を調整し、最適な除電電圧を供給することに
より、除電電圧不足による剥離不良の軽減、過除電電圧
による白抜け等の画像低下の抑制を行うことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の表面に
一様に所定の電荷を帯電した状態で、光源からの光ビー
ムを走査することによって静電画像を記録し、当該像担
持体に記録された静電画像にトナーを付着させた状態
で、所定の記録紙を前記像担持体と転写部材との間に挟
持することによって画像を転写する画像形成手段を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
光走査装置から射出される光ビームを、予め一様に帯電
された感光体ドラム上に照射して静電潜像を形成すると
ともに、この静電潜像にトナーを付着させ、その後、こ
の感光体ドラムと転写ロールとの間に転写体(記録紙)
挟持した状態で、この転写体(記録紙)に画像を転写す
ることによって画像を形成する画像形成装置が開発され
ている。このような機能をもつ画像形成装置は、プリン
タ、複写機等として、幅広く利用されている。
【0003】この画像形成装置では、通常、転写ローラ
にプラスの電圧をかけることによって、感光体ドラムか
ら記録紙にトナーを転写させるようになっており、この
転写後は、記録紙がプラスに帯電しているため、感光体
ドラムから剥離しにくくなる。
【0004】そこで、感光体ドラム回りに除電手段を設
け、除電手段によって記録紙を除電(マイナス電荷を印
加)して、容易に感光体ドラムから剥離できるようにし
ている。
【0005】ここで、環境によって用紙の帯電量が異な
り、適用される記録紙の厚さや腰、カール等によって薄
利しやすさが異なるため、常に一定の除電電圧では、う
まく剥離できない場合がある。
【0006】そこで、除電手段による記録紙を剥離する
ための電圧は、装置のおかれた場所の環境温度湿度や、
適用される記録紙の厚さや含水率等に基づいて決定し、
最適な除電電圧を得るようにしている。
【0007】しかしながら、上記従来技術では、記録紙
の一方の面(第1面)のみの画像の形成を主として考え
られており、他方の面(第2面)にも画像を形成する機
能(以下、DUP機能という)をもつ画像形成装置につ
いては、考慮されていない。
【0008】すなわち、第2面に画像を形成する場合、
記録紙が一度定着部を通過するため、この定着部での熱
により感光体ドラムに巻き付くK方向にカールが生じて
おり、第1面の剥離よりも剥離しにくいことがある。
【0009】したがって、第1面の剥離に適正であった
除電電圧では、剥離できないといった問題が生じる。な
お、第2面を考慮し、予め適正除電電圧よりも高い電圧
を第1面にも印加すると、トナーの飛散により画像に白
ぬけ等が発生し、画質の低下を招くことがある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、記録紙の表
裏、すなわち第1面と第2面にともに画像を形成する場
合に、各面毎の画像形成後の像担持体からの剥離に必要
な除電電圧を、環境や、含水率を含む記録紙の状態に基
づいて各面毎に最適な値に設定し、円滑に剥離を行うこ
とができる画像形成装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体の表面に電荷を帯電した状態で、光源から
の光ビームによって静電画像を記録し、当該像担持体に
記録された静電画像にトナーを付着させた状態で、所定
の記録紙を前記像担持体と転写部材との間に挟持するこ
とによって画像を転写する画像形成手段を備えた画像形
成装置であって、前記画像形成手段の工程を2回繰り返
すように案内搬送され、第1面への画像の形成後に、表
裏反転させ、第2面の画像を形成するための両面処理搬
送手段と、前記記録紙に接離可能に配置された除電部材
を備え、画像転写後に前記記録紙を像担持体から剥離す
るための剥離電圧が印加される除電手段と、前記画像形
成手段の動作開始後であって、前記像担持体と転写部材
との間に記録紙がないときに前記転写部材の抵抗値を検
出し、検出値に基づいて装置環境状態を判別する環境モ
ニターと、前記記録紙が前記像担持体と転写部材とに挟
持され転写処理がなされているときに、前記転写部材及
び前期記録紙の抵抗値を検出し、前記記録紙の厚さ及び
含水率を含む除電状態を判別する記録紙モニターと、前
記環境モニターからのデータで判別された環境情報と、
前記記録紙モニターからのデータで判別された記録紙の
厚さ及び含水率情報とに基づいて、紙厚が薄ければ薄い
程、かつ紙含水率が高ければ高いほど、第2面における
除電部の電圧の絶対値を第1の面の除電電圧の絶対値よ
りも高く設定するように除電手段による除電電圧を制御
する除電電圧調整手段と、を有している。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、第1面の
画像の形成時に環境モニターと記録紙モニターにより、
装置環境状態と記録紙の厚さ及び含水率の含む剥離状態
を認識し、第2面にこれを反映させるべく、除電電圧調
整手段で最適な除電電圧を設定し、除電手段で除電す
る。これにより、除電不足による剥離不良が軽減され、
かつ過除電によるトナー像の飛散による白抜け等の画像
不良を抑制することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記記録紙が、前記環境モニター
と記録紙モニターとに基づいて、普通紙/フレッシュ
紙、薄紙/含水紙の2種類に判別される、ことを特徴と
している。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、環境モニ
ターと記録紙モニターとに基づいて、普通紙/フレッシ
ュ紙、薄紙/含水紙の2種類に判別し、それぞれに対し
て第2面での除電電圧を設定したやることにより、剥離
性を向上することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記除電電圧調整手
段によって調整された電圧は、前記記録紙の搬送方向先
端部で印加されることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、記録紙を
剥離するためには、少なくとも搬送方向先端部が剥離し
やすければ、剥離性を向上することができる。したがっ
て、除電電圧調整手段では、記録紙の先端部のみの除電
電圧の調整のみでもよい。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2記載の発明において、前記除電電圧調整手段
によって調整された電圧は、前記記録紙の搬送方向先端
部及び後端部で印加されることを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、記録紙の
搬送方向先端部は、前記請求項3に記載のとおりであ
り、これと共に記録紙の後端部も除電電圧調整手段によ
る調整対象個所とすることにより、記録紙の後端部が剥
離されるときの像担持体とのすれあいが軽減され、像担
持体の電気的な履歴を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。 (光学走査装置の構成)図1には、本実施例に係る光学
走査装置ROSの光学系の模式図が示されている。な
お、本実施例に係る光学走査装置(図1)は、レーザプ
リンタ及びデジタル複写機等に用いられるものである。
【0020】図1に示すように、本発明に係る光学走査
装置には、光源部100と、光源部100から照射され
るレーザビームを受け、主走査方向に偏向走査するため
のポリゴンミラー(回転多面鏡)104と、偏向走査さ
れたレーザビームAを感光体ドラム106面上に案内結
像するための結像光学系102と、で構成されている。 「光源部」光源部100は、略ガウシアン分布のレーザ
ビームを発光する半導体レーザ108を備えている。
【0021】光源部100から発光されるレーザビーム
Aは、偏光面に対して平行方向、垂直方向に異なった拡
がり角を持ったビームであり、コリメータレンズ110
で緩い発散光とされる。コリメータレンズ110の下流
側には、ビーム整形スリット112が配設され、コレメ
ータレンズ110を通過した直後に、このビーム整形用
スリット112によって、発散光の中央のみの光が通過
し、シリンドリカルレンズ114に入射するようになっ
ている。この光は、ポリゴンミラー104の反射面の近
傍に副走査方向に収束する光となる。
【0022】シリンドリカルレンズ114を通過したレ
ーザビームAは、反射ミラー116によって反射され、
ポリゴンミラー102の方向に偏向されるようになって
いる。このレーザビームAの反射ミラー116への入射
角度は反射ミラー116自体の配置角度により、レーザ
ビームAのポリゴンミラー104への入射角度が決定さ
れる。
【0023】レーザビームAは、ポリゴンミラー104
の反射面よりも広い略平行光であり、所謂オーバーフィ
ルド系の構成となっている。 「結像光学系」反射ミラー116とポリゴンミラー10
4との間には、主走査にのみパワーを有する2枚組のf
θレンズ118が配設されている。なお、このfθレン
ズ118には、前記反射ミラー116で反射されポリゴ
ンミラー104へと至る光路上でもある。
【0024】前記ポリゴンミラー104で偏向されたレ
ーザビームAは、再びfθレンズ118を通過し、折り
曲げミラー120で所定角度折り曲げ(反射)され、シ
リンドリカルミラー122で反射され、感光体ドラム1
06上に結像するようになっている。
【0025】前記fθレンズ118の作用によって、結
像される感光体ドラム124上のビームのスポットは、
感光体ドラム106の表面からに向かって主走査方
向に等速度で1主走査ラインを分割走査する。
【0026】上述の如く、1ラインの走査が行われる
と、ポリゴンミラー104の次の反射面によってレーザ
ビームAが偏向され、次のラインの走査がおこなわれ
る。
【0027】前記光源部100からポリゴミラー106
を介して折り曲げミラー126へと至るレーザビームA
は、ポリゴンミラー106の1主走査分の開始時に、シ
リンドリカルミラー122とは異なる位置に配設された
反射ミラー126へと案内されるようになっている。こ
の反射ミラー126で反射されたレーザビームAは、レ
ンズ127を介して主走査ラインにおける画像記録が行
われる書き出し位置を設定するためのSOS(Star
t Of Scan)信号を検出するSOSセンサ12
8に入力されるようになっている。このSOSセンサ1
28は、図示しない制御部に接続されており、制御部は
SOSセンサから128の出力信号を検出した時点から
所定時間経過した後、画像信号の変調を開始するように
なっている。 「トナーカートリッジ」図2に示される如く、感光体ド
ラム106は、トナーカートリッジ150に収容される
一部材であり、図2の時計回り方向(矢印B方向)に等
速回転するようになっており、感光体ドラム106の図
2の右横位置が前記fθレンズ118から出力されるレ
ーザビームAが結像する結像部129となっている。ま
た、感光体ドラム106の周りには、結像部129から
時計回り方向に沿って順に、現像部130、転写部13
1、除電部133、クリーナ部132、帯電部134が
それぞれ近接配置されている。
【0028】帯電部134は、帯電ローラ136を備え
ており、感光体ドラム106の周面と接触している。こ
こで、帯電ローラ136に所定の電圧を印加することに
より、感光体ドラム106の表面を一様(均一)に帯電
することができる。
【0029】また、転写部131は、転写ローラ154
を備えており、この転写ローラ154と前記感光体ドラ
ム106とで記録紙152を挟持し、転写ローラ154
に所定のプラス電圧を印加することによって、トナー画
像が転写されようになっている。 「記録紙の搬送系」本実施の形態の画像形成装置では、
記録紙152の両面に画像を形成することが可能なDU
P機能を有している。以下、必要に応じて、最初に画像
が記録される面を第1面、その後反転して画像が記録さ
れる面を第2面という。
【0030】前記感光体ドラム106と転写ローラ15
4との挟持位置である転写部131よりも記録紙152
の搬送方向下流側には、定着部156が設けられてい
る。この定着部156を通過した記録紙152は、第2
面のプリント指示がある場合には、一旦停止して(図2
の参照)、搬送方向が逆転され、ループ搬送路158
へと案内される(図2の参照)。このループ搬送路1
58によって、記録紙152は、前記転写部131の上
流側の所定位置に戻されるようになっている(図2の
〜参照)。なお、単面のみ(第1面のみ)のプリント
指示の場合には、前記定着部156の下流側で搬送方向
が逆転せず、そのまま搬送されて、装置外のトレイ上に
排出される。 「除電電圧制御」図3に示される如く、制御部200の
I/Oポート202には、転写電圧印加部204が接続
されており、転写ロール154には、転写電圧印加部2
04からプラス電圧をかけられており、感光体ドラム1
06に付着したマイナスのトナーが引き寄せられ、記録
紙152に転写されるようになっている。
【0031】この転写電圧印加部204の信号線には、
電流検出器206が直列に接続されている。これによ
り、感光体ドラム106−転写ロール154間を流れる
電流値が読み取られ、制御部200へ入力される。
【0032】制御部200には、入力された電流値に基
づいて、感光体ドラム106−転写ロール154間の抵
抗値を演算する演算部158が設けられている。
【0033】ここで、制御部200には、除電電圧設定
部160が設けられており、前記演算部158で演算さ
れた抵抗値に基づいて、除電部133へ供給する除電電
圧を決定している。
【0034】除電電圧は、第1面においては、予めメモ
リ162に記憶されたデータ(表1参照)に基づいて設
定されるようになっており、この場合、高温・高湿環
境、常温・常湿環境、低温・低湿環境の3つに分類され
ている。
【0035】そこで、前記転写電圧印加部204では、
記録紙152がまだ到達しない状態で、所定の転写電圧
を印加し、そのときの電流値に基づいて演算される抵抗
値を用い、環境状態を認識するようにしている。すなわ
ち抵抗値が高ければ高い程低温・低湿であり、抵抗値が
低ければ低い程高温・高湿であるため、演算された抵抗
値を所定のしきい値と比較することによって、前記何れ
かに分類する。
【0036】除電電圧設定部160では、第1面の処理
時において、表1に基づいて、適正な除電電圧を選択
し、除電電圧印加部164を制御して、所定の電圧を除
電部133へ印加し除電することにより、記録紙152
を容易に剥離できる状態としている。
【0037】
【表1】
【0038】また、転写電圧印加部204では、記録紙
152の通過中に所定の電圧を印加し続けているが、電
流検出器206では、この記録紙152の通過中の電流
値を検出し、演算部158において抵抗値を演算してい
る。
【0039】ここで、抵抗値の差は記録紙152の厚さ
と含水率によるものであり、抵抗値に基づいて記録紙1
52の状態を把握することができる。
【0040】図4には、様々な記録紙に様々な模様を描
いた状態での電流値についての特性図が示されており。
この図4からもわかるように、厚紙であればあるほど電
流値は低く、薄紙であればあるほど抵抗値が高い。ま
た、含水紙の場合には、極端に抵抗値が高くなってい
る。
【0041】本実施の形態得では、上記図4の特性を鑑
み、適用される記録紙152を、普通紙/フレッシュ紙
と、薄紙/含水紙と、に分け、それぞれに適正な除電電
圧を設定している。なお、普通紙とは厚紙に属し、フレ
ッシュ紙とはパックから出した直後の紙であることを意
味する。
【0042】第2面のプリント時では一旦定着処理(第
1面の定着処理)がなされているため、記録紙152自
体にカールが生じており、第1面の剥離よりも剥離しに
くい状態となっている。そこで、表2に示される如く、
記録紙152として、剥離しにくい分類とされる薄紙/
含水紙の場合に、普通紙/フレッシュ紙よりも除電電圧
を高く設定している。
【0043】
【表2】
【0044】これにより、それぞれに対して適性な除電
電圧となり、除電電圧不足による剥離不良を回避でき、
かつ過除電電圧によるトナーの飛散に起因する色抜けを
防止することができる。
【0045】以下に、本実施の形態の作用を図5のフロ
ーチャートに従い説明する。
【0046】ステップ300では、プリント指示があっ
たか否かが判断され、肯定判定されるとステップ302
へ移行して光走査装置ROS、トナーカートリッジ15
0及び装置搬送系が作動し、露光・プリント処理が開始
される。すなわち、帯電部134によって感光ドラム1
06の表面が一様に帯電(マイナス)され、光走査装置
ROSからのレーザビームAによって画像が走査露光さ
れる。これにより、感光体ドラム106表面に静電潜像
が記録される。その後、現像部において、この静電潜像
にトナーが付着し、転写部131へと至る。一方、記録
紙152は、所定のタイミングで搬送が開始される。
【0047】次のステップ304では、転写部131へ
所定の転写電圧(プラス)を印加する。これにより、感
光体ドラム106上のトナーが記録紙152へ転写され
る。
【0048】次のステップ306では、フラグF1がセ
ット(1)されているか否かが判断される。このフラグ
F1は、両面プリント時の第1面処理か、第2面処理か
を判別するものであり、F1=0は第1面では処理し、
F2=1では第2面を処理する。
【0049】このステップ306で、肯定判定される
と、第1面を処理するため、ステップ310へ移行す
る。
【0050】ステップ310では、移行し転写電流値を
検出し、次いでステップ312でこの検出した電流値に
基づき抵抗値を演算する。ステップ314では、この抵
抗値に基づいて環境を判別し、次いでステップ308で
今回のプリント指示が両面プリントであるか片面プリン
トであるかを判断する。
【0051】すなわち、環境が高温高湿であればあるほ
ど抵抗値が低く、低温低湿であればあるほど抵抗値が高
いことがわかっているため、前記抵抗値に基づいて環境
を判別することができる。
【0052】次のステップ308で肯定判定されると、
ステップ316へ移行し、記録紙152が転写部131
に到達したか否かが判断される。なお、前記ステップ3
08において否定判定、すなわち片面印刷と判定された
場合には、ステップ318でフラグF2をセット(1)
した後、このステップ316へ移行する。なお、フラグ
F2は、両面プリントか片面プリントかを判別するもの
であり、F2=0では両面プリントを示し、F2=1で
は片面プリントを示す。
【0053】ステップ316において、転写部131に
到達したと判定されると、ステップ318へ移行して除
電部への除電電圧を表1に基づいて設定し当該除電部1
33へ印加する。
【0054】次のステップ320では、フラグF2がセ
ット(1)されているかされる否かが判断され、否定判
定(両面プリント)の場合は、ステップ322へ移行し
て除電電流値を再度検出する。しかし、前回は記録紙が
感光体ドラム106と転写ローラ154との間に存在し
ない状態であり、今回は記録紙が感光体ドラム106と
転写ローラ154との間に挟持されている状態のため、
検出される電流値は、記録紙の状態に反映される。
【0055】ステップ322では、検出した電流値に基
づいて抵抗値を演算し、次いでステップ324におい
て、図4の記録紙の厚さと含水率―電流(抵抗)値特性
に基づいて、記録紙の状態(表2参照)を判別する(ス
テップ326)。
【0056】記録紙152は、除電部133を通過する
とき、記録紙152に帯電した電荷が除電され、記録紙
152は感光体ドラム106から剥離し、所定の搬送経
路を介して、定着部156へと搬送される。
【0057】ステップ328では、記録紙152が定着
部を通過したか否かが判断され、肯定判定されるとステ
ップ330で転写電圧及び除電電圧をオフとし、次いで
ステップ332において反転搬送制御がなされる。
【0058】また、次のステップ334では、フラグF
1をセット(1)し、ステップ302へ戻る。
【0059】反転搬送制御は、図2において、第1面を
プリントするときに→→のように記録紙154が
搬送された後、所謂スイッチバック方式での状態から
の方向(ループ搬送経路)へと案内され、→と搬
送し、再度感光体ドラム106と転写ローラ154との
間に挟持されるまでをいう。また、この搬送と、次(第
2面)のプリント処理との間には同期が取られており、
記録紙152が表裏反転され、感光体ドラム106と転
写ローラ154との間に挟持される時期と、感光体ドラ
ム106上の静電潜像の先頭が転写ローラ154位置に
くる時期とが一致するようになっている。
【0060】ステップ334からステップ302に戻る
と、ステップ302、304において、露光プリント処
理の開始、並びに転写部への転写電圧印加がなされ、ス
テップ306で肯定判定されて、ステップ336へ移行
する。
【0061】ステップ336では、記録紙152が転写
部131に到達したか否かが判断され、肯定判定される
とステップ338へ移行して、表2に基づいて設定され
た除電電圧を除電部131に印加する。
【0062】この表2は、表1と比較してわかるよう
に、薄紙/含水紙の場合に電圧を高くし、かつ高温・高
湿の場合にさらに電圧を高くするように設定している。
すなわち、第2面のプリント後の感光体ドラム106か
らの剥離は、第1面処理時の定着部156の通過によっ
て感光体ドラム106に巻き付く方向のカールが生じて
おり、かつこのカール癖は薄紙ほどつきやすく、高温・
高湿ほどつきやすいため、その分除電電圧を高くしてや
り、剥離性を向上している。
【0063】除電部133で確実に剥離した記録紙15
2が定着部156を通過(ステップ340)すると、ス
テップ341で転写電圧及び除電電圧がオフされ、次い
で、ステップ342において排出搬送制御がなされる。
すなわち、第2面の場合には、図2のの状態からへ
と搬送された後、その搬送が継続されることによって、
装置外のトレイ上へ排出される。
【0064】次のステップ344では、フラグF1及び
フラグF2を共にリセット(0)し、処理は終了する。
【0065】本実施の形態では、両面印刷(プリント)
時において、第1面の印刷時に記録紙がない状態での感
光体ドラム106と転写ローラ154との間の電流値を
検出し、この結果から環境状態を判別すると共に、前記
感光体ドラム106と転写ローラ154との間に記録紙
152が挟持されている状態での電流値を検出し、記録
紙の状態を判別し、この環境状態と記録紙の状態とに基
づいて第2面での除電電圧を調整し、最適な除電電圧を
供給することにより、除電電圧不足による剥離不良の軽
減、過除電電圧による白抜け等の画像低下の抑制を行う
ことが可能となる。
【0066】なお、本実施の形態では、記録紙152の
全面に亘って、調整された除電電圧を印加するようにし
たが、記録紙152の先端約10mm程度のみ調整され
た除電電圧とし、その他は通常の除電電圧としてもよ
い。剥離性は、特に記録紙の先端部に寄与するため、こ
の先端部のみ剥離性をよくしておけば、剥離不良を改善
することができる。
【0067】また、本実施の形態において、記録紙15
2の後端部約10mm程度に高いで電圧の除電電圧を印
加してやることにより、記録紙152の後端部の剥離時
に感光体ドラム500とすれあって、感光体ドラム10
6の表面に傷をつけるような不具合を解消することがで
きる。これも、剥離性の向上による効果の一部である。
【0068】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
装置は、記録紙の表裏、すなわち第1面と第2面にとも
に画像を形成する場合に、各面毎の画像形成後の像担持
体からの剥離に必要な除電電圧を、環境や、含水率を含
む記録紙の状態に基づいて各面毎に最適な値に設定し、
円滑に剥離を行うことができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る光走査光学系の斜視図で
ある。
【図2】 画像形成装置の正面図である。
【図3】 転写除電圧点及び除電電圧の制御ブロック図
である。
【図4】 各記録紙に所定の図柄を描があらににちああ
る。
【図5】 本実施の形態に係る除電電圧調整制御フロー
チャートである。
【符号の説明】
100 光源部 106 感光体ドラム 129 結像部 130 現像部 134 帯電部 136 帯電ローラ 158 演算部 160 除電電圧設定部 162 メモリ 164 除電電圧印加部 200 制御部 204 転写電圧印加部 206 電流検出器
フロントページの続き (72)発明者 佐久間 勝 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 2H032 AA05 BA13 DA04 DA18 DA23 DA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面に電荷を帯電した状態
    で、光源からの光ビームによって静電画像を記録し、当
    該像担持体に記録された静電画像にトナーを付着させた
    状態で、所定の記録紙を前記像担持体と転写部材との間
    に挟持することによって画像を転写する画像形成手段を
    備えた画像形成装置であって、 前記画像形成手段の工程を2回繰り返すように案内搬送
    され、第1面への画像の形成後に、表裏反転させ、第2
    面の画像を形成するための両面処理搬送手段と、 前記記録紙に接離可能に配置された除電部材を備え、画
    像転写後に前記記録紙を像担持体から剥離するための剥
    離電圧が印加される除電手段と、 前記画像形成手段の動作開始後であって、前記像担持体
    と転写部材との間に記録紙がないときに前記転写部材の
    抵抗値を検出し、検出値に基づいて装置環境状態を判別
    する環境モニターと、 前記記録紙が前記像担持体と転写部材とに挟持され転写
    処理がなされているときに、前記転写部材及び前期記録
    紙の抵抗値を検出し、前記記録紙の厚さ及び含水率を含
    む除電状態を判別する記録紙モニターと、 前記環境モニターからのデータで判別された環境情報
    と、前記記録紙モニターからのデータで判別された記録
    紙の厚さ及び含水率情報とに基づいて、紙厚が薄ければ
    薄い程、かつ紙含水率が高ければ高いほど、第2面にお
    ける除電部の電圧の絶対値を第1の面の除電電圧の絶対
    値よりも高く設定するように除電手段による除電電圧を
    制御する除電電圧調整手段と、を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録紙が、前記環境モニターと記録
    紙モニターとに基づいて、普通紙/フレッシュ紙、薄紙
    /含水紙の2種類に判別される、ことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除電電圧調整手段によって調整され
    た電圧は、前記記録紙の搬送方向先端部で印加されるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記除電電圧調整手段によって調整され
    た電圧は、前記記録紙の搬送方向先端部及び後端部で印
    加されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    画像形成装置。
JP13677999A 1999-05-18 1999-05-18 画像形成装置 Pending JP2000330388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13677999A JP2000330388A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13677999A JP2000330388A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000330388A true JP2000330388A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15183330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13677999A Pending JP2000330388A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000330388A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069456A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2016114703A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069456A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2016114703A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3403057B2 (ja) 画像形成装置
US6032006A (en) Image forming apparatus having an improved cleaning mechanism and method thereof
JPH05173383A (ja) 画像形成方法
JP6570810B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
US20090060618A1 (en) Image forming apparatus and image processing apparatus
JP3073971B2 (ja) 画像形成装置
US9423723B2 (en) Image forming apparatus and image forming device with toner layer forming unit
JP4431595B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000330388A (ja) 画像形成装置
JP2002156884A (ja) 画像形成装置
JP4152997B2 (ja) 搬送ローラ、搬送機構、および画像形成装置
JP2006201535A (ja) 画像形成装置
JP2001228729A (ja) 画像形成装置
JP2002023576A (ja) 画像形成装置
JP2000098791A (ja) 定着装置
JPH0812133A (ja) 画像形成装置
JP2000187397A (ja) 画像形成装置
JP4245325B2 (ja) 転写装置
JP3848413B2 (ja) 画像形成装置
JP2002108110A (ja) 画像形成装置
JP3821196B2 (ja) 画像形成装置
JP2007058021A (ja) 画像形成装置
JP2001056586A (ja) 画像形成装置
JP4164335B2 (ja) シート案内装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2003005461A (ja) 画像形成装置