JP3821196B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば電子写真方式等を採用した画像形成装置に関し、特にトナー像を転写材に転写する接触転写手段と、転写された転写材を除電する除電手段とを備えた画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子写真方式を採用した画像形成装置としては、一般に、像担持体に形成されたトナー像を用紙等の転写材に転写する接触転写手段と、トナー像が転写された転写材を除電する除電手段とを備えたものが知られている。
このうち、接触転写手段は、像担持体との間に転写材を挟持する接触転写ロールを有し、該接触転写ロールに所定の転写バイアスを印加することにより挟持した転写材にトナー像を転写する。
また、除電手段は、通常像担持体の軸方向に沿って配設される多数の針状電極からなり、該針状電極に所定の除電電圧を印加することにより、接触転写手段によって転写材に滞留した電荷を除去する。
一方、この画像形成装置では、像担持体から転写材を剥離する際、転写材と像担持体との間に剥離放電が生じる場合があり、この剥離放電が生じると像担持体が本来帯電される電位と逆極性の電荷が像担持体上に残り、この部分は接触帯電手段による帯電工程を経ても本来の帯電電位に帯電することができずに、場合によっては現像されてしまい、転写材後端の位置から像担持体一周後の位置に黒線が生じてしまうことがある(以下、剥離メモリと呼ぶ)。
【0003】
そこで、従来の画像形成装置では、この剥離メモリを可及的に防止するため、除電手段に高電圧の除電電圧を印加することとしている。
【0004】
しかし、除電手段に高電圧の除電電圧を印加すると、用紙等の転写材に水分が多く含まれている場合、転写材の抵抗が低下して、接触転写手段に流れる電流が転写材を介して除電手段に流れ込み、これにより接触転写手段から転写材に十分な転写電流が供給されず、転写不良が生じることがあった。
そこで、従来の画像形成装置では、特開平9−43996号公報の画像形成装置のように、転写材の含水率を測定するための独立した装置である転写材含水率測定手段を配設し、該転写材含水率測定手段によって測定した転写材の含水率に基づいて除電手段に印加する除電電圧を制御し、含水率の高い転写材での転写不良を防止するようにしている。
【0005】
しかしながら、上述した従来の画像形成装置によると、含水率の高い用紙等の転写材での転写不良を防止するため、転写材の含水率を測定するための独立した装置である転写材含水率測定手段を備えることとしていたから、部品点数が多く、製造コストが高くなるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明者は、先に、転写材が通過する前に接触転写手段に流れる電流を検出して、この電流値により除電手段に印加する電圧と除電手段に流すことのできる電流のしきい値とを設定し、更に、通紙中に該除電手段に流れる電流を検出して、この電流が前記しきい値を超えない場合には転写材の後端又は次ページで前記除電部材に印加する電圧を増加させるようにした画像形成装置の提案を行った(特願平11−615688号参照)。
そして、このような画像形成装置によれば、転写材含水率測定手段を不要としながら、含水率の高い転写材においても転写不良を防止することのできる画像形成装置を得ることが可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような画像形成装置において、転写材は、トレイやカセット等に収容され、当該トレイ又はカセットより供給されて像担持体と接触転写手段とに挟持されることとなる。
ここで、例えば手差しトレイなど開口部が存在するトレイに用紙を収容すると、用紙のうち開口部近傍側は直接外気にさらされて吸湿し、他方側はそれほど吸湿しないという状況が生じる。すなわち、一枚の用紙のうちで湿度が高い部分と低い部分、言い換えれば抵抗の低い部分と高い部分とが生じることとなる。
【0008】
そして、上述した画像形成装置でこのような用紙を使用すると、通紙中に除電手段に流れる電流を用紙の含水していない部分すなわち抵抗の高い部分で検出した場合には、用紙が含水していないものと認識してしまい、用紙のうち部分含水している部位で転写不良を生じるという技術的課題が新たに生じることが判明した。
【0009】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、部分的に含水しているような転写材に対しても転写性能を損なうことなく、高品質の画像を得ることのできる画像形成装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の基本的構成は、図1(a)(b)に示すように、帯電したトナー粒子からなるトナー像Tを表面に担持する像担持体1と、この像担持体1に接触配置され当該像担持体1表面に形成されたトナー像Tを転写材2に転写する接触転写手段3と、前記接触転写手段3に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段4と、前記接触転写手段3の転写材2の搬送方向下流側で前記像担持体1に近接配置され前記トナー像Tが転写された前記転写材2を除電する除電手段5と、前記除電手段5に除電電圧を印加する除電電圧印加手段6とを備える画像形成装置において、前記除電手段5との対向部を通過している一枚の転写材2の複数箇所(例えばA1〜An)について、当該除電手段5に流れる除電電流を検出する除電電流検出手段7と、前記除電電流検出手段7により検出された一枚の転写材2に関する複数の除電電流に基づき前記除電電圧を変更する除電電圧変更手段8とを備えることを特徴とする。
【0011】
このような技術的手段において、本願の対象となる画像形成装置の画像形成方式としては、電子写真方式、静電記録方式等適宜選定して差し支えない。
また、像担持体1としては、トナー像Tが担持されるものであれば、例えば感光体や誘電体からなる像形成担持体や、前記像形成担持体上のトナー像Tを一時的に転写する中間転写体等適宜選定して差し支えなく、また、その形状もドラム状、ベルト状を問わない。
【0012】
更に、除電電流検出手段7は、除電手段5との対向部を通過している一枚の転写材2の複数箇所(例えばA1〜An)について、当該除電手段5に流れる除電電流を検出するものであれば、例えば所定の間隔をもって断続的に除電電流を検出するものであってもよいし、連続的に除電電流を検出するものであってもよい。
【0013】
また、除電電圧変更手段8は、前記除電電流検出手段7により検出された一枚の転写材2に関する複数の除電電流に基づき前記除電電圧を変更するものである。
ここで、除電電圧は、転写材2の除電性能の確保という観点からすれば高く設定することが好ましいが、高すぎる場合には転写不良を生じさせることとなる。
そこで、このようなバランスを保つという観点からすれば、本発明では、除電電圧変更手段8は、検出された複数の除電電流すべてが所定のしきい値を下回った条件下で除電電圧を増加させる態様や、また、検出された複数の除電電流の少なくとも一つが所定のしきい値を上回った条件下で除電電圧を減少させる態様であることを要する。
【0014】
また、本発明において、除電電圧の初期値の設定、及び前記両しきい値の設定手法としては、例えば、前記接触転写手段3による前記転写材2への転写前に前記像担持体1と前記接触転写手段3との間に流れる電流を検出する電流検出手段9を備えるようにし、前記除電電圧変更手段8が、前記電流検出手段9によって検出された電流に基づいて、第一の除電電圧と、該第一の除電電圧より大きい第二の除電電圧とを設定するとともに、前記第一の除電電圧に対応する前記除電電流の第一のしきい値と、前記第二の除電電圧に対応する前記除電電流の第二のしきい値とを設定し、前記除電手段5に前記第一の除電電圧が印加され且つ検出された複数の除電電流すべてが前記第一のしきい値を下回った条件下で、前記第一の除電電圧を前記第二の除電電圧に変更するとともに、前記除電手段5に前記第二の除電電圧が印加され且つ検出された複数の除電電流の少なくとも一つが前記第二のしきい値を上回った条件下で、前記第二の除電電圧を前記第一の除電電圧に変更するように設定することが挙げられる。
【0015】
更に、除電電流は、転写材2の全域より複数箇所を選定して検出しても差し支えないが、転写材2の含水及びこれに伴う抵抗変動は、転写材2が載置される転写材供給部材の開口部近傍付近で最も生じやすいことからすれば、必ずしも転写材2の全域より複数選定する必要はなく、例えば前記電流検出手段9が、前記一枚の転写材2のうち当該転写材2が載置される転写材供給部材の開口部に対応する領域のうちの複数箇所を選定するようにし、当該領域にて前記除電手段5に流れる除電電流を検出するように設定することが好ましい。
【0016】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
図1において、像担持体1上に形成されたトナー像Tは、接触転写手段3及びこの接触転写手段3に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段4によって転写材2上に転写される。
その後、転写後の転写材2は、除電手段5及びこの除電手段5に除電電圧を印加する除電電圧印加手段6によって像担持体1から剥離される。
このとき、除電電流検出手段7は、前記除電手段5との対向部を通過している一枚の転写材2の複数箇所(例えばA1〜An)について、当該除電手段5に流れる除電電流を検出する。そして、除電電圧変更手段8は、前記除電電流検出手段7により検出された一枚の転写材2に関する複数の除電電流に基づいて除電電圧を変更する。
このように、転写材2の複数箇所について転写電流を検出し、これに基づいて除電電圧を変更するように設定することにより、転写材2の抵抗が部分的に低いような態様にあっても、転写不良は防止されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は実施の形態1に係る画像形成装置としての電子写真方式の卓上プリンターを示す概略構成図である。
同図において、符号11はプリンターの本体を示すものであり、このプリンター本体11の内部には、外部から入力される画像情報に対して所定の画像処理を施す画像処理部12と、当該画像処理部12によって所定の画像処理が施された画像情報に基づいて画像を出力する画像出力部13とが配設されている。上記プリンター本体11内の画像処理部12には、図示しないパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータ、あるいは電話回線やLAN等の通信回線を介して送られてくる画像情報や、図示しない画像読取装置によって読み取られた画像情報などが入力されるようになっている。
【0018】
上記ページプリンター本体11内の画像出力部13には、画像処理部12によって所定の画像処理が施された画像情報に基づいて画像露光を行うROS14(Raster Output Scanner)が配置されており、このROS14では、画像情報に応じてレーザー光LBによる画像露光が行なわれる。
【0019】
上記ROS14では、図示しない半導体レーザーからレーザー光LBが画像情報の階調データに応じて出射される。この半導体レーザーから出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡15によって偏向走査され、反射ミラー16、17を介して潜像担持体としての感光体ドラム18上に走査される。
【0020】
上記ROS14によってレーザー光LBが走査露光される感光体ドラム18としては、例えば、有機系の光導電性物質(OPC)を用いた負帯電性の感光体が使用され、当該感光体ドラム18は、図示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム18の表面は、予め帯電手段としての帯電ロール19によって所定の電位に一様に帯電された後、画像情報に応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。上記感光体ドラム18上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置20の現像ロール21によって現像され、トナー像となる。
【0021】
上記感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、当該感光体ドラム18に接触するように配置された転写ロール22によって転写材としての用紙23上に転写されるとともに、このトナー像が転写された用紙23は、用紙23の搬送方向に直交する方向に延びる多数の針状電極からなる除電手段としての除電器24により除電されて感光体ドラム18から分離される。本実施の形態において、この除電器24には、トナーと同極性の直流電圧が印加されるようになっている。
また、上記用紙23は、プリンター本体11内の下部に配置された用紙カセット25から、フィードロール26によって1枚ずつ分離された状態で給紙される。この給紙された用紙23は、レジストロール27によって感光体ドラム18の表面まで、所定のタイミングで搬送される。
【0022】
なお、このプリンター本体11は、図中右側の側面に開閉自在に設けられた手差しトレイ28を備えており、この手差しトレイ28を図中矢示する時計回り方向に略水平な位置まで回動させて停止させることによって、当該手差しトレイ28からは、定形サイズはもちろんのこと、OHPシートやハガキ等の材質やサイズの異なる転写材なども、直径の大きなフィードロール29及びリタードパッド30を介して給紙可能となっている。
【0023】
また、上記感光体ドラム18上からトナー像が転写された用紙23は、上述したように、多数の針状電極からなる除電器24により除電されて感光体ドラム18の表面から分離された後、トランスポートシュート31を介して定着ユニット32へ搬送される。上記感光体ドラム18の表面から分離された用紙23は、定着ユニット32へと搬送され、定着ユニット32の加熱ロール33及び加圧ロール34によって熱及び圧力で用紙23上のトナー像が当該用紙23上に定着された後、排出ロール35によってプリンター本体11上部に設けられた排出トレイ36上に排出されて、画像形成工程が終了する。
【0024】
一方、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム18の表面は、クリーナーブレード37を備えたクリーニング装置38によって残留トナーが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。尚、符号39は低圧電源を示している。
【0025】
また、上記の如く構成されるプリンターでは、メンテナンス性の向上等のため、感光体ドラム18、及びその周辺の現像装置20やクリーニング装置38等が、プロセスカートリッジ40として一体的にユニット化されており、このプロセスカートリッジ40は、プリンター本体11に対して一体的に着脱可能となっている。上記プロセスカートリッジ40は、一部が排出トレイ36を兼ねた上部カバーを開くことによって、プリンター本体11の上方に引き上げることが可能になっており、プリンター本体11に対して着脱可能に装着されている。さらに、上記プロセスカートリッジ40は、感光体ドラム18の劣化時期や、現像装置20内の現像剤が消費される時期がほぼ同じ時期となるように設定されており、感光体ドラム18が摩耗して劣化したり、現像装置20内の現像剤が消費された場合に、感光体ドラム18や現像装置20を個々に新しいものと交換するのではなく、プロセスカートリッジ40全体として、感光体ドラム18や現像装置20等をプリンター本体11から一体的に脱着して新しいものと交換することにより、メンテナンス性を向上することが可能となっている。
尚、符号50は、プロセスカートリッジ40に取り付けられた可動式のドラムシャッターであり、当該プロセスカートリッジ40の取り外し時にこのドラムシャッター50が感光体ドラム18を覆うことにより、感光体ドラム18の光疲労を防止するようになっている。
【0026】
そして、本実施の形態においては、図3に示すように、転写ロール22に印加される転写電圧及び除電器24に印加される除電電圧が、制御装置60にて制御されるようになっている。
本実施の形態において、制御装置60は、転写ロール22に所定の転写電圧を印加する転写バイアス印加手段としての転写電圧可変出力回路61と、転写ロール22に流れる電流を検出する電流検出手段としての転写電流検出回路62と、除電電圧変更手段としてのCPU(中央処理装置)63と、除電器24に所定の除電バイアスを印加する除電電圧印加手段としての除電電圧可変出力回路64と、除電器24に流れる電流を検出する除電電流検出手段としての除電電流検出回路65と、搬送される用紙23の位置を検出する用紙位置検出装置66とを備えている。
【0027】
次に、図2、図3と図4に示すフローチャートとに基づいて上述した制御装置60の処理手順を説明する。
画像形成の開始に伴い、まず、用紙位置検出装置66からの用紙位置情報に基づいて、用紙23が感光体ドラム18と転写ロール22との間に挟持される前すなわち用紙23への転写を行う前に、転写電圧可変出力回路61によって転写ロール22に所定の電圧VB0を印加し、転写電流検出回路62によって該転写ロール22と感光体ドラム18との間に流れる電流IB0を検出する。
【0028】
次に、CPU63は、前記電流IB0に基づいて画像形成装置が設置されている環境が高温多湿であるか否か等、その環境を判断する。実際には、前記電流IB0が大きい場合には高温多湿環境であると判断し、小さい場合には低温低湿環境であると判断する。
そして、CPU63は判断した環境に基づいて、転写電圧可変出力回路61を介して転写ロール22に印加する転写電圧VTと、除電電圧可変出力回路64を介して除電器24に印加する第一の除電電圧VD(low)及び第二の除電電圧VD(high)(VD(low)<VD(high))と、第一の除電電圧VD(low)に対応する除電電流IDの第一のしきい値ID(low)及び第二の除電電圧VD(high)に対応する除電電流IDの第二のしきい値ID(high)とを夫々設定する。
【0029】
ここで、第一の除電電圧VD(low)は、含水した用紙23すなわち抵抗の低い用紙23の使用時に転写不良を生じることなく転写できる電圧に設定され、一方、第二の除電電圧VD(high)は、含水の少ない用紙23すなわち抵抗の高い用紙23の使用時に剥離メモリが生じることなく剥離できる電圧に設定される。
また、前記除電電流IDの第一のしきい値ID(low)は、除電器24に第一の除電電圧VD(low)を印加したときに除電器24を通過する用紙23の抵抗が高いか否か、すなわち含水率が低いか否かを判定する基準となるものであり、一方、前記除電電流IDの第二のしきい値ID(high)は、除電器24に第二の除電電圧VD(high)を印加したときに除電器24を通過する用紙23の抵抗が高いか否かすなわち含水率が高いか否かを判定する基準となるものである。
【0030】
次に、除電電圧可変出力回路64により、除電器24に印加する除電電圧VDを前記第一の除電電圧VD(low)に設定する。
【0031】
一方、トナー像を担持した感光体ドラム18と転写ロール22との間に用紙23が挟持され、この転写ロール22に転写電圧可変出力回路61を介して印加される転写電圧VTにより、感光体ドラム18上のトナー像が用紙23上に転写される。
【0032】
転写後、トナー像が転写された用紙23は、搬送されながら除電器24上を通過する。このとき、除電器24には、除電電圧可変出力回路64により除電電圧VD(low)が印加されており、除電器24には除電電流IDが流れることとなる。そして、除電電流検出回路65は、図5(a)に示すように除電器24を通過する用紙23の先端部から後端部にかけて所定の間隔で複数の除電電流ID(ID1〜IDn)を検出する。
【0033】
また、CPU63では、除電電圧VDがVD(low)であるかどうかを判断する。そして、この判断結果及び上述した複数の除電電流ID(ID1〜IDn)の検出結果に基づいて、次の除電電圧VDの値が決定されるが、今、初期状態においては、VD=VD(low)に設定されていることから、まず、除電電圧VD=VD(low)の条件下におけるプロセスを説明する。
まず、CPU63において、前記各除電電流ID1〜IDnと除電電流IDの第一のしきい値ID(low)とが順次比較される。
ここで、各除電電流ID1〜IDnのすべてが第一のしきい値ID(low)よりも小さかったときには、用紙23の全域が高抵抗であるすなわち含水率が低いものと判断し、この用紙23の次に転写が行われる用紙23について除電を行う際、その除電電圧VDを第一の除電電圧VD(low)から第二の除電電圧VD(high)に変更する。
一方、各除電電流ID1〜IDnのうち、一つでも第一のしきい値ID(low)よりも大きいものがあったときには、用紙23の少なくとも一部において抵抗が低いすなわち含水率が高い領域があるものと判断し、この用紙23の次に転写を行う用紙23について除電を行う際、その除電電圧VDを第一の除電電圧VD(low)のままとする。
【0034】
他方、除電電圧VD=VD(high)の条件下におけるプロセスは次の通りである。
まず、CPU63において、前記各除電電流ID1〜IDnと除電電流IDの第二のしきい値ID(high)とが順次比較される。
ここで、各除電電流ID1〜IDn(IDj)のうち、一つでも第一のしきい値ID(high)よりも大きいものがあったときには、用紙23の一部において抵抗が低いすなわち含水率が高い領域があるものと判断し、この用紙23の通過中にその除電電圧VDを第二の除電電圧VD(high)から第一の除電電圧VD(low)に変更する。
一方、各除電電流ID1〜IDnのすべてが第二のしきい値ID(high)よりも小さかったときには、用紙23の全域が高抵抗であるすなわち含水率が低いままであると判断し、この用紙23の次に転写が行われる用紙23について除電を行う際、その除電電圧VDを第二の除電電圧VD(high)のままとする。
【0035】
そして、次の用紙23があるかどうかを判断し、次の用紙23がある場合には上述したプロセスを繰り返して実行し、一方、次の用紙23がない場合には、このプロセスを終了する。
【0036】
このように、本実施の形態では、除電器24を通過する用紙23に流れる除電電流IDを用紙23の先端部から後端部にわたって複数の部位で検出し、用紙23の全域が高抵抗であったときには次の用紙23において除電電圧VDを増加させ、また、用紙23の一部の領域が低抵抗であったときには直ちに除電電圧VDを低下させるようにしたので、一枚の用紙23中で抵抗すなわち含水率が変動するような場合においても、剥離メモリを防止しつつ転写不良を防止することができる。
【0037】
尚、本実施の形態では、除電電圧VD=VD(low)の条件下で各除電電流ID1〜IDnのすべてが第一のしきい値ID(low)よりも小さかったときに、用紙23の次に転写が行われる用紙23に印加する除電電圧VDを、第一の除電電圧VD(low)から第二の除電電圧VD(high)に変更するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば図5(a)に符号Eで示す当該用紙23の後端部において、除電電圧VDを第一の除電電圧VD(low)から第二の除電電圧VD(high)へと変更するようにしてもよい。
このようにすることにより、用紙23の後端部E近傍で特に生じやすい剥離メモリを更に防止することが可能である。
【0038】
◎実施の形態2
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、図3に破線で示すように、制御装置60に更に使用する用紙23が載置されるトレイを検出するための用紙トレイ検出装置67を配設するようにしたものである。
尚、本実施の形態に係る画像形成装置の構成要素のうち、実施の形態1に係る画像形成装置と同様のものについては、実施の形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0039】
上述したように、図2に示す卓上プリンターは、用紙23の載置部として用紙カセット25と、手差しトレイ28とを備えている。
ここで、用紙カセット25は、プリンター本体11内部に収納されるようになっているため、収容される用紙23が外気にさらされる可能性は少なく、従って用紙23は一様に吸湿することとなる。
一方、手差しトレイ28は、プリンター本体11の外側に向かって配設されることとなるため、載置される用紙23は、その先端部側はプリンター本体11の内部に入り込むが、後端部側はプリンター本体11の外側に露出することとなる。すると、手差しトレイ28に載置される用紙23は、先端部側より後端部側の方が吸湿しやすくなる。
【0040】
そこで、本実施の形態では、最初に、前記用紙トレイ検出装置67により使用する用紙23が用紙カセット25に載置されているか手差しトレイ28に載置されているかを判断し、この判断結果に基づいて、使用する用紙23が用紙カセット25に載置されている場合には、実施の形態1と同様に用紙23の先端部側から後端部側にわたって除電電流IDを検出するようにし、一方、使用する用紙23が手差しトレイ28に載置されている場合には、以下に説明するように除電電流IDを検出する。
すなわち、図5(b)に示すように、まず、プリンター本体11の内部に入り込んでいる用紙23の先端部分で最初の除電電流ID1を検出し、以降の除電電流ID2〜IDnの検出は手差しトレイ28に載置される部位すなわち外部に露出する部位で行うようにする。
【0041】
上述したように、手差しトレイ28に載置される用紙23は、先端部側と後端部側とで吸湿のし易さが異なっている。従って、吸湿しやすい部分すなわち外部に露出する側の用紙23の除電電流IDを検出するようにすることで、検出箇所を減らすことができ、その分制御を簡略化することができる。
【0042】
尚、手差しトレイ28に限らず、用紙カセット25も、載置される用紙23のサイズが大きい場合には、用紙カセット25がプリンター本体11の外側にはみ出して配設されることがある(図2参照)。このはみ出した部位には、通常、着脱可能な蓋が取り付けられるようになっているが、この蓋が取り外された状態で放置されると、内部に載置される用紙23が部分的に含水するおそれがある。また、蓋が取り付けられた状態であっても、隙間より水分が進入し用紙23が部分的に含水するおそれがある。
そこで、用紙カセット25に載置される用紙23についても、上述した手差しトレイ28に載置される用紙23と同様に、プリンター本体11の内部に入り込んでいる用紙23の先端部分で最初の除電電流ID1を検出し、以降の除電電流ID2〜IDnの検出はプリンター本体11からはみ出した部位で行うように設定することも可能である。
そして、このような態様にあっては、用紙カセット25と手差しトレイ28とで用紙23が含水しやすい部位が異なることから、前記用紙トレイ検出装置67により使用する用紙23が用紙カセット25に載置されているか手差しトレイ28に載置されているかを判断し、この判断結果に基づいて、除電電流ID2の検出開始点を異ならせるようにすることが好ましい。
【0043】
◎実施の形態3
本実施の形態は、実施の形態2と略同様であるが、図3に一点鎖線で示すように、用紙トレイ検出装置67に加え、更に、手差しトレイ28に載置される用紙23のサイズを検出する用紙サイズ検出装置68を配設するようにしたものである。
尚、本実施の形態に係る画像形成装置の構成要素のうち、実施の形態2に係る画像形成装置と同様のものについては、実施の形態2と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0044】
手差しトレイ28には、上述したように、定形サイズはもちろんのこと、OHPシートやハガキ等の材質やサイズの異なる転写材(用紙23)が載置される。
従って、用紙23のサイズにより、外部に露出する領域は異なることとなる。具体的に説明すると、例えば、図5(b)に示す用紙23では、外部に露出する領域の長さがL1となるが、図5(c)に示す用紙23では、外部に露出する領域の長さがL2(L1<L2)となる。
そこで、本実施の形態では、前記用紙サイズ検出装置68によって用紙23のサイズを把握し、これに基づいて用紙23後端部側における除電電流IDの検出領域を設定するようにする。
これにより、異なるサイズの用紙23に対しても、外部に露出する領域の全域にわたって除電電流IDを検出することが可能となり、剥離メモリ及び転写不良を防止すること可能となる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、除電手段との対向部を通過している一枚の転写材の複数箇所について、当該除電手段に流れる除電電流を検出し、これに基づいて除電手段に印加する除電電圧を変更するようにしたので、部分的に含水しているような転写材に対しても転写性能を損なうことなく、高品質の画像を得ることができる。
特に、除電電圧変更手段として、検出された複数の除電電流すべてが所定のしきい値を下回った条件下で除電電圧を増加させるようにし、または、検出された複数の除電電流の少なくとも一つが所定のしきい値を上回った条件下で除電電圧を減少させるようにしたので、転写不良を生じさせることなく、転写材の除電性能を確保することができる。
また、接触転写手段による転写材への転写前に像担持体と接触転写手段との間に流れる電流を検出する電流検出手段を利用し、除電電圧変更手段を構成する態様によれば、除電電圧の初期値の設定及び除電電流のしきい値の設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1ないし3に係る画像形成装置としての卓上型プリンターの概要を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1ないし3に係る画像形成装置の制御装置の概要を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係る画像形成装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 (a)は実施の形態1に係る画像形成装置での除電電流の検出に関する模式図、(b)は実施の形態2に係る画像形成装置での除電電流の検出に関する模式図、(c)は実施の形態2に係る画像形成装置での除電電流の検出に関する模式図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…転写材,3…接触転写手段,4…転写バイアス印加手段,5…除電手段,6…除電電圧印加手段,7…除電電流検出手段,8…除電電圧変更手段,9…電流検出手段,T…トナー像,11…プリンター本体,18…感光体ドラム,22…転写ロール,23…用紙,24…除電器,25…用紙カセット,28…手差しトレイ,60…制御装置,61…転写電圧可変出力回路,62…転写電流検出回路,63…CPU,64…除電電圧可変出力回路,65…除電電流検出回路,66…用紙位置検出装置,67…用紙トレイ検出装置,68…用紙サイズ検出装置
Claims (4)
- 帯電したトナー粒子からなるトナー像を表面に担持する像担持体と、
この像担持体に接触配置され当該像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写する接触転写手段と、
前記接触転写手段に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、
前記接触転写手段の転写材の搬送方向下流側で前記像担持体に近接配置され前記トナー像が転写された前記転写材を除電する除電手段と、
前記除電手段に除電電圧を印加する除電電圧印加手段とを備える画像形成装置において、
前記除電手段との対向部を通過している一枚の転写材の複数箇所について、当該除電手段に流れる除電電流を検出する除電電流検出手段と、
前記除電電流検出手段により検出された一枚の転写材に関する複数の除電電流に基づき前記除電電圧を変更する除電電圧変更手段とを備え、
前記除電電圧変更手段は、検出された複数の除電電流すべてが所定のしきい値を下回った条件下で除電電圧を増加させることを特徴とする画像形成装置。 - 帯電したトナー粒子からなるトナー像を表面に担持する像担持体と、
この像担持体に接触配置され当該像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写する接触転写手段と、
前記接触転写手段に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、
前記接触転写手段の転写材の搬送方向下流側で前記像担持体に近接配置され前記トナー像が転写された前記転写材を除電する除電手段と、
前記除電手段に除電電圧を印加する除電電圧印加手段とを備える画像形成装置において、
前記除電手段との対向部を通過している一枚の転写材の複数箇所について、当該除電手段に流れる除電電流を検出する除電電流検出手段と、
前記除電電流検出手段により検出された一枚の転写材に関する複数の除電電流に基づき前記除電電圧を変更する除電電圧変更手段とを備え、
前記除電電圧変更手段は、検出された複数の除電電流の少なくとも一つが所定のしきい値を上回った条件下で除電電圧を減少させることを特徴とする画像形成装置。 - 帯電したトナー粒子からなるトナー像を表面に担持する像担持体と、
この像担持体に接触配置され当該像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写する接触転写手段と、
前記接触転写手段に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、
前記接触転写手段の転写材の搬送方向下流側で前記像担持体に近接配置され前記トナー像が転写された前記転写材を除電する除電手段と、
前記除電手段に除電電圧を印加する除電電圧印加手段とを備える画像形成装置において、
前記除電手段との対向部を通過している一枚の転写材の複数箇所について、当該除電手段に流れる除電電流を検出する除電電流検出手段と、
前記除電電流検出手段により検出された一枚の転写材に関する複数の除電電流に基づき前記除電電圧を変更する除電電圧変更手段と、
前記接触転写手段による前記転写材への転写前に前記像担持体と前記接触転写手段との間に流れる電流を検出する電流検出手段とを備え、
前記除電電圧変更手段は、前記電流検出手段によって検出された電流に基づいて、第一の除電電圧と、該第一の除電電圧より大きい第二の除電電圧とを設定するとともに、前記第一の除電電圧に対応する前記除電電流の第一のしきい値と、前記第二の除電電圧に対応する前記除電電流の第二のしきい値とを設定し、
前記除電手段に前記第一の除電電圧が印加され且つ検出された複数の除電電流すべてが前記第一のしきい値を下回った条件下で、前記第一の除電電圧を前記第二の除電電圧に変更するとともに、
前記除電手段に前記第二の除電電圧が印加され且つ検出された複数の除電電流の少なくとも一つが前記第二のしきい値を上回った条件下で、前記第二の除電電圧を前記第一の除電電圧に変更するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2又は3いずれかに記載の画像形成装置において、
前記除電電流検出手段は、前記一枚の転写材のうち当該転写材が載置される転写材供給部材の開口部に対応する領域のうちの複数箇所で、前記除電手段に流れる除電電流を検出するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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