JP2000329021A - 燃料供給管の振動吸収用保持具 - Google Patents

燃料供給管の振動吸収用保持具

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JP2000329021A
JP2000329021A JP11141416A JP14141699A JP2000329021A JP 2000329021 A JP2000329021 A JP 2000329021A JP 11141416 A JP11141416 A JP 11141416A JP 14141699 A JP14141699 A JP 14141699A JP 2000329021 A JP2000329021 A JP 2000329021A
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supply pipe
vibration
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Shoichiro Usui
正一郎 臼井
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧燃料流通用の燃料供給管の振動を吸収
し、振動減衰性に優れた燃料供給管の振動吸収用の保持
具を得る。そして、燃料供給時の燃料供給管の振動を吸
収・減衰して、騒音の発生を防止するとともに、燃料供
給管からの保持具の脱落を防止する。また、外部から燃
料供給管に伝達される振動を保持具にて吸収・減衰す
る。 【構成】 固定本体8の基盤部5の表面に、一対の固定
突部7を複数個突出する。この一対の固定突部7で形成
される配管凹部6に、燃料噴射ポンプ2から吐出した高
圧の燃料を流通する燃料供給管3を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、船、建設機械
等、各種機械装置に於いて、燃料噴射ポンプから吐出し
た高圧燃料流通用の燃料供給管に装着し、高圧燃料の流
通により生じる燃料供給管の振動や騒音を防止するため
の、燃料供給管の振動吸収用保持具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車や各種機械のエンジンや動
力部に、高圧燃料を供給する燃料供給管を、運搬、保管
したり、装置内に安定良く配設するために、特開平8−
42760号公報記載の発明の如き保持具が存在する。
この保持具は、複数本の燃料供給管を、板状の二枚の支
持具で挟んで固定するものである。
【0003】そして、使用時には、この保持具で固定さ
れた燃料供給管には、燃料噴射ポンプより突出した高圧
の燃料が流通し、その衝撃で燃料供給管が振動する。ま
た、この燃料供給管からエンジンの燃焼室内に燃料を噴
射する際の最高圧力は、自動車の直噴ガソリンエンジン
では、30〜150kgf/cm2の高圧状態となる。また、
蓄圧式ディーゼルエンジンでは、1000〜1400ba
rにも達し、将来は更に高圧化する傾向にある。このよ
うに高圧で燃料を噴射する事により、強い脈動が燃料供
給管に伝達されるものとなる。これらの衝撃により、燃
料供給管が強く振動するが、保持具が強固に燃料供給管
を挟持しているため、燃料供給管の撓みや歪みを防止す
る事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持具
は板材等の硬質材で燃料供給管を挟持しているため、隣
接する燃料供給管の振動が、この板材に伝播してしま
い、大きな騒音を生じるものとなっていた。そして、昨
今は自動車や機械器具の騒音の低減が強く求められてい
る。この振動や騒音を抑制するため、例えば、特許第2
797745号公報記載の発明では、複数の燃料供給管
が接続する燃料蓄圧室にて、各燃料供給管から伝播して
きた振動を相殺するような振動を発生し、装置内での振
動を減衰しようとしている。また、特開平6−1591
87号乃至特開平6−159189号公報記載の発明で
は、燃料供給管自体を振動吸収可能な合金材で形成する
事により、高圧燃料の流通時の振動や騒音を吸収しよう
としている。しかしながら、これらの従来発明では、装
置を高価なものとするばかりでなく、振動を吸収・減衰
する充分な効果が得られなかった。
【0005】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、燃料供給管に対する防音・防振効果に
優れた保持具を得ようとするものである。そして、給油
・給気作業による燃料供給管の振動を良好に吸収・減衰
して騒音の発生を防止するとともに、他の部品への振動
の伝達を防止する事を可能にしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、第1の発明は、燃料噴射ポンプから吐
出した高圧燃料流通用の燃料供給管を配管凹部に装着す
る一対の固定突部を設け、この一対の固定突部を、基盤
部の表面に複数個突出して合成樹脂製の固定本体を形成
して成るものである。
【0007】また、第2の発明は、燃料噴射ポンプから
吐出した高圧燃料流通用の燃料供給管を配管凹部に装着
する一対の固定突部を設け、この一対の固定突部を、基
盤部の表面に複数個突出して硬質材製の固定本体を形成
し、この固定本体の隣接する一対の固定突部の外周面と
基盤部の表面で構成される充填凹部に、軟弾性材製の振
動吸収部材を充填して成るものである。
【0008】また、第3の発明は、燃料噴射ポンプから
吐出した高圧燃料流通用の燃料供給管を配管凹部に装着
する一対の固定突部を設け、この一対の固定突部を、基
盤部の互いに対向する対向面に複数個突出して硬質材製
の固定本体を一対形成し、この一対の固定本体の対向す
る一対の固定突部の配管凹部にて燃料供給管を挟持可能
とするとともに、一対の固定突部と隣接する一対の固定
突部との間に、一対の基盤部の対向面で形成する充填凹
部を設け、この充填凹部に軟弾性材製の振動吸収部材を
充填して成るものである。
【0009】また、第4の発明は、燃料噴射ポンプから
吐出した高圧燃料流通用の燃料供給管を配管凹部に装着
する一対の固定突部を設け、この一対の固定突部を、基
盤部の表面に複数個突出して硬質材製の固定本体を形成
し、この固定本体の隣接する一対の固定突部の外周面と
基盤部の表面で構成される充填凹部に、軟弾性材製の振
動吸収部材を充填するとともに配管凹部を除く固定本体
の外周面を、軟弾性材製の振動吸収部材で被覆して成る
ものである。
【0010】また、充填凹部に充填する軟弾性材製の振
動吸収部材は、エラストマー樹脂であっても良い。
【0011】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであり、第1
の発明の保持具を、噴射管としての燃料供給管に装着す
るには、固定本体の一対の固定突部で形成される配管凹
部を、燃料供給管に臨ませて配置する。そして、固定本
体を押圧して、燃料供給管方向に配管凹部を摺動する事
により、燃料供給管への配管凹部の装着が完了する。
【0012】また、配管凹部は、燃料供給管の挿入側で
ある一対の固定突部の先端側の間隔を、燃料供給管の外
径よりも狭く、且つ内周面を円弧状に形成しておけば、
装着後の燃料供給管からの保持具の脱落を良好に防止す
るとともに、配管凹部の内周面が燃料供給管の外周面に
密着し、安定した装着が可能となる。また、固定突部の
先端側の間隔を狭く形成しても、挿入の際には燃料供給
管に押圧されて、合成樹脂製の固定突部が外方に弾性変
形し、配管凹部の挿入経路が拡開するので、燃料供給管
への装着を容易に行えるものとなる。そして、配管凹部
内に燃料供給管を配置する事により、一対の固定突部が
弾性的に燃料供給管を保持して、燃料供給管への保持具
の装着が完了する。
【0013】また、上述の如く燃料供給管への保持具の
装着が完了した装置に於いて、燃料噴射ポンプから燃料
を吐出すると、燃料供給管内は、高圧燃料が流通するた
め、その衝撃で燃料供給管が振動する。更に、燃料供給
管と連結するインジェクタ部やノズルホルダー等で、こ
の高圧状態の燃料を噴射すると、燃料供給管内の圧力
は、インジェクタ部やノズルホルダー付近で先ず急激に
降下し、次に瞬時に復帰する。また、場合によっては、
オーバーシュートする。この急激な圧力変化によって
も、燃料供給管の大きな振動が生じ、従来は大きな騒音
の原因となっていた。
【0014】しかし、本発明の保持具は、合成樹脂で形
成しているので、その弾性力により、振動吸収性を有す
るものである。そのため、燃料供給管の振動が保持具に
より吸収・減衰されて、隣接する燃料供給管同士の共振
や振動の伝播を防ぐとともに、燃料供給管の連結先への
振動の伝達を防止できる。また、インジェクタ部やノズ
ルホルダー、及び燃料噴射ポンプ等の連結先の脈動が、
燃料供給管に伝達された場合にも、この振動を合成樹脂
製の保持具が吸収・減衰するから、燃料供給管への悪影
響を防止できる。従って、騒音の発生を防止するととも
に燃料供給管による燃料の供給を円滑に行う事が可能と
なる。また、第1発明では、一種類の合成樹脂材のみを
用いて単純な製造方法で保持具を形成できるので、製造
コストを抑える事ができる。
【0015】また、保持具を形成する合成樹脂材は、硬
質樹脂や軟弾性樹脂等、適宜のものを用いる事ができ
る。そして、固定本体を硬質樹脂で形成した場合、固定
突部に於ける燃料供給管の保持性が向上するので、燃料
供給管が大きく振動しても、配管凹部からの燃料供給管
の離脱を防止できる。しかし、固定本体が硬すぎると、
振動吸収性が低下して、振動や騒音があまり減衰されな
い。また、固定本体を軟弾性樹脂で形成した場合は、振
動減衰性は高まるが、柔らかすぎると、高圧燃料の流動
圧等で燃料供給管が振動した際に、燃料供給管と配管凹
部とが分離する虞れがある。従って、保持具は、優れた
防音・防振効果を発揮する柔軟性を持つだけでなく、振
動により燃料供給管から保持具が離脱する事のない適度
な硬度や剛性も有するような合成樹脂材で形成するのが
好ましい。
【0016】しかしながら、防振・防音効果に優れた軟
弾性と、燃料供給管からの離脱を防止可能な適度な硬度
や剛性を兼ね備えるような合成樹脂を得る事は困難で、
使用可能な素材が限定されたり、合成樹脂の硬度の調整
に、複雑な手間や高度な技術を必要とする。この問題を
解決するため、以降に示す第2〜第4発明では、軟弾性
材と硬質材とを組み合わせて保持具を形成している。
【0017】まず、第2の発明では、第1の発明と同様
に、配管凹部を設けた一対の固定突部を、基盤部の表面
に複数個突出して固定本体を形成している。そして、第
1の発明では、固定本体を振動吸収・減衰性を有する弾
性材で形成しているが、第2の発明では、固定本体は硬
質材で形成している。そして、この固定本体の隣接する
一対の固定突部の外周面と基盤部の表面で構成される充
填凹部に、軟弾性材製の振動吸収部材を充填している。
【0018】このように、固定本体を硬質材で形成する
事により、配管凹部は燃料供給管の保持性に優れたもの
となり、燃料供給管が振動しても、その刺激で燃料供給
管から保持具が脱落する事がない。そして、この燃料供
給管の振動は、充填凹部に充填した軟弾性材製の振動吸
収部材が良好に吸収して減衰するので、隣接する燃料供
給管に振動が伝播する事はなく、振動による騒音の発生
を良好に防止するものとなる。
【0019】このように、保持具は、硬質材製の固定本
体と軟弾性材製の振動吸収部材とで形成する事により、
優れた防音・防振効果を持つとともに、燃料供給管から
保持具が脱落する事がないので、防音・防振効果を持続
可能で、使用性に優れたものとなる。また、燃料供給管
に対する振動減衰性と保持性の相反する機能を、各々別
個の部材で実施するので、材料が限定されたり、硬度等
の調整に複雑な手間や高度な技術を必要とする事がな
く、保持具の製造を容易に実施する事が可能となる。
【0020】また、第1、第2の発明の保持具は、上述
の如く、一対の固定突部で構成される配管凹部内により
燃料供給管を保持し、燃料供給管が振動した際の保持具
の脱落を防止している。しかし、配管凹部は、上端側が
開口しているため、燃料供給管が大きく振動すると、こ
の開口部から燃料供給管が抜ける虞れがある。そのた
め、第3の発明では、硬質材製の固定本体を一対形成
し、各固定本体の基盤部の互いに対向する対向面に一対
の固定突部を複数個突出して、この一対の固定本体の対
向する一対の固定突部の配管凹部にて燃料供給管を挟持
固定可能としている。そして、一対の固定突部と隣接す
る一対の固定突部との間に、一対の基盤部の対向面で形
成する充填凹部を設け、この充填凹部に軟弾性材製の振
動吸収部材を充填している。
【0021】このような保持具では、一対の固定本体の
対向する一対の固定突部の配管凹部にて、燃料供給管
を、左右あるいは上下両方向から挟み込むので、第1、
第2発明の如く、燃料供給管が抜ける虞れのある開口部
が形成されず、配管凹部からの燃料供給管の抜けを確実
に防ぐものとなる。また、本発明の保持具に於いても、
燃料供給管に生じる振動は、充填凹部に充填した軟弾性
材製の振動吸収部材により吸収・減衰されるので、騒音
の発生を防止するとともに、高圧燃料の円滑な供給を可
能とする。このように、第3発明の保持具は、燃料供給
管からの脱落防止効果や振動吸収・減衰性が向上するも
のとなる。
【0022】また、第4の発明では、第2発明と同様
に、燃料供給管を保持する一対の固定突部を、基盤部の
表面に複数個突出して硬質材製の固定本体を形成してい
る。そして、軟弾性材製の振動吸収部材を、固定本体の
隣接する一対の固定突部の外周面と基盤部の表面で構成
される充填凹部に充填しているが、本発明では、更に、
配管凹部を除く固定本体の外周面全体を、軟弾性材製の
振動吸収部材で被覆している。
【0023】この第4発明の保持具は、軟弾性材を多量
に使用するので、振動の吸収・減衰性が向上し、且つ表
面から音が放射されるスピーカー効果を防止して、優れ
た防振・防音効果を得る事ができる。尚、固定突部は、
配管凹部側を軟弾性材で被覆していないので、燃料供給
管を硬質材で保持するものとなり、燃料供給管が振動し
た際の保持具の脱落を防止する効果を損なう事はない。
【0024】また、固定本体は、第1の発明では、振動
の吸収・減衰性を持つとともに、燃料供給管からの脱落
防止が可能な硬度や剛性を持たせるため、合成樹脂材を
用いている。また、第2〜第4の発明では、軟弾性材製
の振動吸収部材で振動を吸収して減衰するため、固定本
体は、高い振動吸収・減衰性を有する必要はないので、
燃料供給管の保持性に優れた硬質材であれば、どのよう
な合成樹脂材で形成しても良い。
【0025】そして、固定本体は、POM等のポリエー
テル樹脂、PPやPE等の炭化水素系樹脂、ナイロン等
のポリアミド樹脂を用いれば、製造が容易であるととも
に、上述の如き機能を固定本体に持たせる事ができる。
そして、これらの合成樹脂の硬度や弾性力を調整する事
により、第1の発明は、振動の吸収・減衰性と燃料供給
管の保持性を兼ね備えた固定本体を得る事ができるし、
第2〜第4発明では、燃料供給管の保持性に優れるとと
もに、多少の振動は吸収・減衰可能な固定本体を得る事
ができる。
【0026】また、第2〜第4発明にて、充填凹部に充
填する軟弾性材製の振動吸収部材は、振動や振動音を吸
収して減衰可能な弾性力を有する部材として、例えば、
NBRや、EPDM、シリコン樹脂、フッ素樹脂、その
他のエラストマーを用いる事ができる。また、これらは
扱い易い素材なので、充填凹部への充填も容易に行う事
ができるとともに、硬質材製の固定本体との接着性も良
好なものとなる。
【0027】
【実施例】以下、第1発明の保持具を自動車用ディーゼ
ルエンジンに使用した第1実施例を図面に於て説明すれ
ば、(1)は保持具で、列型の燃料噴射ポンプ(2)から吐
出した高圧燃料流通用の燃料供給管(3)に装着するもの
である。そして、燃料噴射ポンプ(2)から分岐した複数
本の燃料供給管(3)を、各々ディーゼルエンジンのノズ
ルホルダー(4)に連結し、このノズルホルダー(4)から
燃焼室内へ燃料を噴射するものである。尚、本発明の保
持具(1)は、直噴ガソリンエンジンの燃料供給管(3)に
装着しても良く、その場合は、燃料噴射ポンプ(2)から
分岐した複数本の燃料供給管(3)を、各々インジェクタ
部に連結している。
【0028】そして、保持具(1)は、図1に示す如く、
板状の基盤部(5)の表面に、燃料供給管(3)を装着する
配管凹部(6)を設けた一対の固定突部(7)を、複数個突
設する事により形成した固定本体(8)から成るものであ
る。また、この固定本体(8)は、燃料供給管(3)が振動
しても、配管凹部(6)から燃料供給管(3)が外れて保持
具(1)が脱落する事のない保持性に優れた適度な硬度や
剛性を持つとともに、振動や雑音を良好に吸収して減衰
可能な軟弾性も持つ素材で形成する。この条件を満たす
ため、固定本体(8)は、POM等のポリエーテル樹脂、
PPやPE等の炭化水素系樹脂、ナイロン等のポリアミ
ド樹脂等の合成樹脂で形成している。そして、本実施例
では、これらの合成樹脂の硬度、伸び率、引っ張り強さ
をエンジン試験等の評価により最適化していく事によ
り、前述の如き2つの相反する機能を持つ固定本体(8)
を得ている。
【0029】また、一対の固定突部(7)は、先端側の間
隔を燃料供給管(3)の直径よりも僅かに狭くするととも
に、配管凹部(6)内面を円弧状とする事により、配管凹
部(6)から燃料供給管(3)が外れるのを防止可能とする
とともに、装着安定性を高めている。
【0030】上述の如く構成した保持具(1)を、燃料供
給管(3)に装着するには、固定本体(8)の配管凹部(6)
を、燃料供給管(3)に臨ませて配置する。次に、固定本
体(8)を押圧して配管凹部(6)を燃料供給管(3)方向に
摺動すると、合成樹脂製の一対の固定突部(7)が外方に
僅かに弾性変形して、配管凹部(6)の挿入側が拡開する
ので、燃料供給管(3)に配管凹部(6)を容易に装着する
事ができる。そして、図1に示す如く、配管凹部(6)内
に燃料供給管(3)が配置される。
【0031】また、燃料供給管(3)への保持具(1)の装
着が完了すると、合成樹脂製の一対の固定突部(7)が復
元して、先端側を燃料供給管(3)の直径よりも狭くする
とともに、配管凹部(6)の内面が燃料供給管(3)の外周
に円弧状に密着するので、装着安定性が高まり、燃料供
給管(3)からの保持具(1)の脱落が防止可能となる。
【0032】そして、上述の如く保持具(1)に装着した
燃料供給管(3)は、図2に示す如く、一端を軽油やガソ
リン等の燃料を吐出する燃料噴射ポンプ(2)に連結する
とともに、他端をディーゼルエンジンのノズルホルダー
(4)と連結している。また、直噴ガソリンエンジンの場
合は、他端をインジェクタ部と連結している。
【0033】尚、本発明の保持具(1)は、燃料供給管
(3)の振動を吸収するためのものであるから、燃料供給
管(3)の撓みや歪みを防止したり、燃料噴射ポンプ(2)
やノズルホルダー(4)との連結性を向上するために、本
発明の保持具(1)とは別個に、特開平8−42760号
の如き従来の保持具で各燃料供給管(3)を固定しておい
ても良い。
【0034】そして、自動車のエンジンを稼働する際
に、燃料噴射ポンプ(2)から燃料を吐出すると、燃料供
給管(3)内を高圧状態の燃料が流通する衝撃で、燃料供
給管(3)が振動する。また、燃料供給管(3)と連結する
ノズルホルダー(4)で、高圧燃料を燃焼室内に噴射する
と、燃料供給管(3)の内部圧力は、ノズルホルダー(4)
付近で先ず急激に降下し、次に瞬時に復帰する。また、
時にオーバーシュートする。この急激な圧力変化によっ
ても、燃料供給管(3)に振動が生じる。また、燃料噴射
ポンプ(2)や燃焼室からも、燃料吐出や燃料燃焼により
生じる大きな脈動が伝達される。そして、従来は、これ
らが原因で、装置内で大きな騒音を生じたり、高圧燃料
の均一な供給ができなくなる等の不具合を生じていた。
【0035】しかし、本実施例では、燃料供給管(3)に
対する振動の吸収性と減衰性に優れた合成樹脂で形成し
た保持具(1)を燃料供給管(3)に装着しているので、燃
料供給管(3)の振動が良好に吸収・減衰される。また、
合成樹脂製の固定突部(7)が燃料供給管(3)の外周に弾
性的に密着して保持しているので、この振動によって燃
料供給管(3)から保持具(1)が外れるのを防止してい
る。また、保持具(1)による振動の吸収・減衰効果によ
り、燃料供給管(3)の連結先への振動の伝達を防止する
とともに、燃料噴射ポンプ(2)や燃焼室内から燃料供給
管(3)に伝達される脈動も、保持具(1)により良好に吸
収・減衰される。従って、本発明の保持具(1)により、
振動による騒音の発生を良好に防止するとともに、燃料
供給管(3)からの各ノズルホルダー(4)への燃料の供給
を均一かつ円滑に行う事ができる。
【0036】また、上記の第1実施例では、固定本体
(8)を一種類の合成樹脂材で形成し、燃料供給管(3)に
対する振動吸収・減衰性に優れるとともに、燃料供給管
(3)からの脱落を防止可能な適度な保持性を有する保持
具(1)を得ようとしている。しかしながら、この保持性
と振動の吸収・減衰性とは、相反する機能であるので、
燃料供給管(3)の保持性を高めようとすると、合成樹脂
の硬度を高くする必要があり、振動吸収・減衰性が低下
する。逆に、振動の吸収・減衰性を高くするためには、
軟弾性の合成樹脂を使用すると良いが、保持性が低下す
るため、振動を生じると保持具(1)が燃料供給管(3)か
ら脱落し、振動吸収・減衰効果が得られなくなる。その
ため、一種類の合成樹脂材で保持具(1)を形成し、これ
ら2つの機能を同時に高めようとするには限界がある。
【0037】そこで、第2〜第4実施例では、硬質材と
軟弾性材とを組み合わせて保持具(1)を形成し、燃料供
給管(3)に対する振動の吸収・減衰性と保持性の双方の
機能を高めようとしている。そして、第2発明を示す第
2実施例の保持具(1)の構成は、図3、図4に示す如
く、配管凹部(6)を設けた一対の固定突部(7)を、基盤
部(5)の表面に複数個突出して固定本体(8)を形成して
いる。この固定本体(8)は、第1実施例では、保持性と
振動の吸収・減衰性を備えた合成樹脂で形成している
が、第2実施例では、軟弾性材製の別個の部材で振動を
吸収・減衰するため、固定本体(8)自身のみが振動の吸
収・減衰性を有する必要はない。従って、燃料供給管
(3)の保持性をより高めるために、固定本体(8)を多少
硬質の樹脂材で形成しても良い。
【0038】そして、この固定本体(8)を、多少硬質の
合成樹脂材等で形成する事により、燃料供給管(3)を強
固に保持する事ができる。また、第1実施例と同様に、
POM等のポリエーテル樹脂、PPやPE等の炭化水素
系樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂等の合成樹脂で固
定本体(8)を形成する事もできる。
【0039】また、本実施例では、固定本体(8)の隣接
する一対の固定突部(7)の外周面と基盤部(5)の表面で
構成される充填凹部(10)に、軟弾性材製の振動吸収部
材(11)を充填している。この振動吸収部材(11)は、
振動を吸収して減衰可能な軟弾性を有するものであれ
ば、何れの部材を使用しても良いが、NBR、EPD
M、シリコン樹脂、フッ素樹脂、その他のエラストマー
を使用する事により、廉価で容易な製造が可能となる。
このエラストマーは、本実施例では、硬度Hs=40°
±5°、伸び率=200%〜800%、引っ張り強さ=
4MPa〜25MPaとする事により、振動吸収・減衰
性に優れるとともに、固定本体(8)との接着性も良好な
ものとなる。
【0040】このように、固定本体(8)を多少硬質の合
成樹脂材で形成する事により、一対の固定突部(7)は、
燃料供給管(3)を強く保持固定するものとなり、第1実
施例よりも燃料供給管(3)への装着性の良好な保持具
(1)を得る事ができる。そのため、高圧燃料の流通によ
る衝撃や、ノズルホルダー(4)での燃料噴射による衝撃
で、燃料供給管(3)に振動が生じても、その衝撃で燃料
供給管(3)から保持具(1)が脱落するのを確実に防止す
る事ができる。
【0041】更に、充填凹部(10)に充填した軟弾性材
製の振動吸収部材(11)が、燃料供給管(3)の振動を吸
収して減衰するので、振動の増幅や連結先への伝播を防
止するとともに、騒音の発生を防止するものとなる。ま
た、燃料供給管(3)の連結先からの脈動も振動吸収部材
(11)が吸収・減衰して、燃料供給管(3)への悪影響を
防止する事ができる。
【0042】このように、第2実施例の保持具(1)は、
燃料供給管(3)の保持性の良好な多少硬質の合成樹脂材
と、振動の吸収・減衰性に優れた軟弾性材を組み合わせ
て形成し、各々の機能を別個の素材で実現しているの
で、燃料供給管(3)からの脱落防止効果と防音・防振効
果の双方を向上させる事ができる。
【0043】また、上記各実施例では、一対の固定突部
(7)の先端側の間隔を幅狭にするとともに、配管凹部
(6)の内面を円弧状とする事により、燃料供給管(3)か
らの保持具(1)の脱落を、ある程度は防止しているが、
強い衝撃や振動が生じた場合に、配管凹部(6)の開口部
から燃料供給管(3)が脱落する虞れがある。そのため、
第3発明を示す第3実施例では、硬質材製の固定本体
(8)を一対形成し、各固定本体(8)の基盤部(5)の互い
に対向する対向面に、一対の固定突部(7)を複数個突出
している。そして、一対の固定本体(8)の、対向する配
管凹部(6)にて燃料供給管(3)を挟持可能としている。
そして、一対の固定突部(7)と隣接する一対の固定突部
(7)との間に、一対の基盤部(5)の対向面で形成される
充填凹部(10)に、軟弾性材製の振動吸収部材(11)を
充填している。尚、この硬質材と軟弾性材は、第2実施
例と同様のものを用いている。
【0044】本実施例の保持具(1)を燃料供給管(3)に
装着するには、一方の固定本体(8)の配管凹部(6)に、
燃料供給管(3)を各々配置する。次に、この一方の固定
本体(8)に対向して、他方の固定本体(8)を配置し、左
右あるいは上下方向から、対向する配管凹部(6)で燃料
供給管(3)を挟持固定する。そして、燃料供給管(3)の
装着が終了したら、一対の固定本体(8)を、図5に示す
如く、ボルトとナットから成る固定具(12)で固定して
いる。
【0045】このように形成した保持具(1)は、対向す
る一対の固定突部(7)にて、左右あるいは上下の両方向
から、燃料供給管(3)の外周全体を挟持固定しているの
で、燃料供給管(3)が配管凹部(6)から外れるような開
口部が形成されない。更に、一対の固定本体(8)を、固
定具(12)で固定しているので、燃料供給管(3)が強く
振動しても、この燃料供給管(3)から保持具(1)が脱落
するのを確実に防ぐものとなる。そして、燃料供給管
(3)に生じた振動は、第2実施例と同様に、充填凹部
(10)に充填した軟弾性材製の振動吸収部材(11)によ
り吸収・減衰されるが、前述の如く保持具(1)の脱落防
止効果が高いので、この振動の吸収・減衰効果が良好に
働くものとなる。そして、振動の増幅や連結先への伝播
を防止し、エンジン内の騒音の発生を防ぐものとなる。
【0046】また、充填凹部(10)に振動吸収部材(1
1)を充填する際は、各固定本体(8)に於いて、固定突
部(7)の先端と同一面まで充填して、燃料供給管(3)へ
の装着時に、振動吸収部材(11)の上面を互いに突き合
わせるものであっても良いし、一方の固定本体(8)のみ
に、充填凹部(10)に対応した形状で振動吸収部材(1
1)を突出して充填し、燃料供給管(3)の挟持時に、他
方の固定本体(8)の基盤部(5)に密着させるものであっ
ても良い。また、一対の固定本体(8)とは別個に、充填
凹部(10)に対応する形状の振動吸収部材(11)を形成
し、燃料供給管(3)への装着時に、充填凹部(10)に挿
入配置するものであっても良い。
【0047】また、上記第2、第3実施例では、充填凹
部(10)のみに軟弾性材製の振動吸収部材(11)を充填
しているが、第4発明を示す第4実施例では、図6、図
7に示す如く、配管凹部(6)を除く固定本体(8)の外周
面全体を、軟弾性材製の振動吸収部材(11)で被覆して
いる。
【0048】このように形成した保持具(1)は、軟弾性
材を多量に使用するので、振動の吸収・減衰性に優れた
ものとなり、防振・防音効果が向上する。また、固定突
部(7)は、燃料供給管(3)を保持する配管凹部(6)側
を、振動吸収部材(11)で被覆していないので、燃料供
給管(3)の保持性を損なう事はない。そのため、燃料供
給管(3)振動時の保持具(1)の脱落を良好に防止し、振
動の吸収・減衰効果が持続する。
【0049】以上、第1〜第4発明の各実施例について
説明したが、更に、第2発明の他の異なる第5実施例及
び第6実施例について説明する。第2実施例では、充填
凹部(10)に充填する振動吸収部材(11)は、硬度Hs
=40°±5°、伸び率=200%〜800%、引っ張
り強さ=4MPa〜25MPaとする一種類のエラスト
マーのみを充填しているが、第5、第6実施例では、各
々図8、図9に示す如く、充填凹部(10)に充填する振
動吸収部材(11)として、前記エラストマーだけでな
く、これらのエラストマーよりも振動減衰性に優れ、主
として粘弾性により振動を吸収・減衰させる合成高分子
ゲル、好ましくはシリコーンゲル(13)を使用してい
る。
【0050】そして、第5実施例では、図8に示す如
く、充填凹部(10)に充填した前記エラストマーの内部
に、板状のシリコーンゲル(13)を挿入配置している。
また、第6実施例では、図9に示す如く、充填凹部(1
0)内に、まずシリコーンゲル(13)を充填し、その上
面に前記エラストマーを充填して、シリコーンゲル(1
3)を蓋状に被覆している。このように、シリコーンゲ
ル(13)を振動吸収部材(11)に使用する事により、振
動の吸収・減衰性を更に向上させる事ができる。また、
シリコーンゲル(13)のみでは、充填凹部(10)内での
形状安定性や硬質材製の固定本体(8)との接着性に劣る
ので、シリコーンゲル(13)よりも硬くて、硬質材との
接着性の良好な前記エラストマーを、シリコーンゲル
(13)の被覆体として使用する事により、振動吸収部材
(11)の安定性と接着性を高めている。
【0051】また、図10は、第3発明の他の異なる第
7実施例であり、上記第2発明の第5、第6実施例の如
く、振動吸収部材(11)として、前記エラストマーとと
もにシリコーンゲル(13)を使用する事により、振動の
吸収・減衰性を更に高めている。
【0052】このように、各保持具(1)は、使用する装
置や燃料供給管(3)に生じる振動の大きさ、製造コスト
等を考慮して、第1〜第4発明の適宜の実施例を実施す
るのが好ましい。また、上記各実施例では、自動車のエ
ンジンに高圧燃料を供給する燃料供給管(3)に本発明の
保持具(1)を装着しているが、船、建設機械、その他工
業用機械や家庭用器具等、自動車以外の装置の燃料供給
管(3)に装着して使用する事ができる。そして、各装置
に於ける燃料供給管(3)に対する振動の吸収・減衰性
と、保持具(1)の脱落を防止する効果とに優れたものと
なり、騒音の発生を良好に防ぐ事ができる。
【0053】また、上記各実施例の保持具(1)は、固定
本体(8)の片面のみに配管凹部(6)を設けているが、他
の異なる実施例として、固定本体(8)の両面に、配管凹
部(6)を設けても良い。このような保持具(1)だと、複
数本の燃料供給管(3)を、二段に並列状に配列して、こ
れらの燃料供給管(3)の振動を吸収・減衰する事が可能
となる。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、燃料供給管に対する振動の吸収・減衰性に優れた
保持具を得る事ができる。そして、この優れた振動の吸
収・減衰性により、高圧燃料が流通する事で燃料供給管
に生じる振動や、燃料噴射ポンプや燃焼室等から伝達さ
れる脈動を吸収・減衰して、騒音の発生を良好に防ぐと
ともに、高圧燃料の円滑な供給を持続する事が可能とな
る。
【0055】また、固定本体を硬質材で形成する事によ
り、燃料供給管の保持性に優れた保持具を得る事ができ
る。そのため、燃料供給管が強く振動しても、この燃料
供給管から保持具が脱落する事がなく、保持具による振
動の良好な吸収・減衰効果が持続するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の保持具の断面図。
【図2】保持具に装着した燃料供給管を取り付けた、自
動車のエンジン部分の概略図。
【図3】第2実施例の保持具の断面図。
【図4】第2実施例の保持具の平面図。
【図5】第3実施例の保持具の断面図。
【図6】第4実施例の保持具の断面図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【図8】第5実施例の保持具の断面図。
【図9】第6実施例の保持具の断面図。
【図10】第7実施例の保持具の断面図。
【符号の説明】
2 燃料噴射ポンプ 3 燃料供給管 5 基盤部 6 配管凹部 7 固定突部 8 固定本体 10 充填凹部 11 振動吸収部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ポンプから吐出した高圧燃料流
    通用の燃料供給管を配管凹部に装着する一対の固定突部
    を設け、この一対の固定突部を、基盤部の表面に複数個
    突出して合成樹脂製の固定本体を形成した事を特徴とす
    る燃料供給管の振動吸収用保持具。
  2. 【請求項2】 燃料噴射ポンプから吐出した高圧燃料流
    通用の燃料供給管を配管凹部に装着する一対の固定突部
    を設け、この一対の固定突部を、基盤部の表面に複数個
    突出して硬質材製の固定本体を形成し、この固定本体の
    隣接する一対の固定突部の外周面と基盤部の表面で構成
    される充填凹部に、軟弾性材製の振動吸収部材を充填し
    た事を特徴とする燃料供給管の振動吸収用保持具。
  3. 【請求項3】 燃料噴射ポンプから吐出した高圧燃料流
    通用の燃料供給管を配管凹部に装着する一対の固定突部
    を設け、この一対の固定突部を、基盤部の互いに対向す
    る対向面に複数個突出して硬質材製の固定本体を一対形
    成し、この一対の固定本体の対向する一対の固定突部の
    配管凹部にて燃料供給管を挟持可能とするとともに、一
    対の固定突部と隣接する一対の固定突部との間に、一対
    の基盤部の対向面で形成する充填凹部を設け、この充填
    凹部に軟弾性材製の振動吸収部材を充填した事を特徴と
    する燃料供給管の振動吸収用保持具。
  4. 【請求項4】 燃料噴射ポンプから吐出した高圧燃料流
    通用の燃料供給管を配管凹部に装着する一対の固定突部
    を設け、この一対の固定突部を、基盤部の表面に複数個
    突出して硬質材製の固定本体を形成し、この固定本体の
    隣接する一対の固定突部の外周面と基盤部の表面で構成
    される充填凹部に、軟弾性材製の振動吸収部材を充填す
    るとともに配管凹部を除く固定本体の外周面を、軟弾性
    材製の振動吸収部材で被覆した事を特徴とする燃料供給
    管の振動吸収用保持具。
  5. 【請求項5】 充填凹部に充填する軟弾性材製の振動吸
    収部材は、エラストマー樹脂である事を特徴とする請求
    項2、3または4の燃料供給管の振動吸収用保持具。
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