JP2000328013A - 粘着テープ用支持体及び粘着テープ - Google Patents

粘着テープ用支持体及び粘着テープ

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JP2000328013A
JP2000328013A JP11140123A JP14012399A JP2000328013A JP 2000328013 A JP2000328013 A JP 2000328013A JP 11140123 A JP11140123 A JP 11140123A JP 14012399 A JP14012399 A JP 14012399A JP 2000328013 A JP2000328013 A JP 2000328013A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手切れ性が良好で、しかも巻き戻し性、接着
性に優れた粘着テープを提供する。 【構成】 幅方向に溝状の凹部13が形成されたプラス
チック製フィルム基材11に、両面が平坦になったプラ
スチック製のフィルム基材12を貼り合わせる、若しく
は前記凹部13が形成されたプラスチック製のフィルム
基材11を凹部13同士を対向させて貼り合わせ、幅方
向に連通した空洞14が配置されてなる手切れ部3が備
えられた本発明に係る粘着テープ用支持体2を得る。こ
の支持体2の片面の粘着剤層4を積層して、本発明に係
る粘着テープ1を得る。また、半球状や球状の空洞14
を幅方向に連続して配置して手切れ部3を構成してもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープ用支持
体及び粘着テープに関する。具体的には、梱包用粘着テ
ープや養生用マスキングテープ等の各種粘着テープに用
いられるテープ用支持体及び当該テープ用支持体を用い
た粘着テープに関し、さらに詳しくは手切れ性がよく、
巻き戻し性や粘着性にも優れた粘着テープに適した支持
体に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着テープは一般的に、テープ状フィル
ム基材の片面に粘着剤層が形成され、他面に剥離処理が
施された構造をしている。これらの粘着テープは通常ロ
ール状に巻回されて市販されており、使用時には必要な
長さ分だけ巻き戻された後、所望する位置(長さ)でテ
ープの幅方向に切断されて被着体に貼付される。従って
このような粘着テープは、手で容易に切断可能であるの
が好ましく、被着体にも十分に接着することが重要なこ
ととなる。
【0003】粘着テープの手切れ性に関して、支持体に
紙を用いた場合には問題を生じることはないが、プラス
チック製の支持体を用いた場合には手切れ性が悪く、手
切れ性改善のために何らかの工夫が必要となる。このた
めに、例えば支持体の表面にエンボス加工等により凹凸
を形成する、支持体の幅方向片側端部若しくはその両端
部に切込み線を設けるなどの方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持体
の幅方向片側端部(若しくは両端部)に切込み線を設け
た場合には、粘着テープを巻き戻す際に不必要に粘着テ
ープが切断される場合があったり、切込み線の部分でし
か切断できず、切断位置の任意性に欠けるという問題が
あった。
【0005】一方、支持体表面に凹凸を形成した場合、
例えば当該凹凸面に粘着剤層を形成すると、形成された
粘着剤層の厚さが均一にならず、その結果、 (1)粘着力が一定になりにくく、結果的に被着体への
接着が不十分になり、容易に被着体から剥がれたり、貼
着部位から位置ずれを生じやすくなる。 (2)粘着剤層の厚さが不均一なので、粘着テープの巻
き戻し力にバラツキを生じやすく、作業性が悪くなる。 (3)支持体の凹部と粘着剤層との間に気泡が入り、支
持体と粘着剤層の密着性が低下して再剥離時に糊残りを
生じやすくなるといった問題が生じやすくなる。
【0006】また、凹凸面と反対側の平坦面に粘着剤層
を形成した場合には、背面に印刷やスタンプ、筆記など
の表示を行なうことができず、また光を乱反射するため
に透明性が低下するといった問題を生じていた。
【0007】本発明は上記叙上の問題点に鑑みてなされ
たものであって、手切れ性が良好で、しかも巻き戻し
性、接着性に優れ、さらに背面印刷性などにも優れた粘
着テープを提供することにある。
【0008】そこで、本発明者らは鋭意努力した結果、
支持体の構造を特定構造とすることにより上記問題点を
解決することを見出し、本発明を解決するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着テープ用支
持体は、プラスチック製のテープ状物であって、空洞を
幅方向に配置してなる手切れ部を備えたことを特徴とし
ている。すなわち、支持体の内部に空洞を設けることに
より実質的な支持体の厚みを薄くし、支持体の外面を平
坦に保ちつつ手切れ性を改善しようとするものである。
【0010】本発明にあっては、例えば前記テープ状物
の全幅に渡り連続して空洞を形成したり、幅方向に連続
的に空洞を形成して、手切れ部を構成することができ
る。
【0011】また本発明においては手切れ部を、前記テ
ープ状物の長手方向に多数備えるのが好ましい。
【0012】本発明の粘着テープ用支持体は、例えば凹
部が形成されたフィルム基材の凹部形成面に、少なくと
も片面が平坦なフィルム基材を前記平坦面を外側にして
積層して得ることができる。
【0013】また、凹部が形成された2枚のフィルム基
材を、当該凹部を対向させて積層して得ることもでき
る。
【0014】さらに、穴が形成されたフィルム基材の両
面に、少なくとも片面が平坦なフィルム基材を前記平坦
面を外側にして積層して得ることもできる。
【0015】これらの粘着テープ用支持体においては、
ポリオレフィン樹脂からなるテープ状物を用いるのが好
ましい。
【0016】また、本発明の粘着テープは、支持体の少
なくとも片面に粘着剤層が形成された粘着テープであっ
て、前記支持体は上記本発明の粘着テープ用支持体を用
いたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る粘着テープ1の側面図、図2は図1に示す粘着テープ
用支持体2の概略的斜視図、図3は図1に示す粘着テー
プ用支持体2の分解斜視図、図4は本発明の別な実施の
形態に係る粘着テープ用支持体2の概略的斜視図、図5
は図4に示す粘着テープ用支持体2の分解斜視図、図6
は本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テープ用支
持体2の側面図、図7は本発明のさらに別な実施の形態
に係る粘着テープ用支持体2の側面図、図8は本発明の
さらに別な実施の形態に係る粘着テープ用支持体2を示
す図であって、同図(a)はその平面図、同図(b)は
その側面図、図9は本発明のさらに別な実施の形態に係
る粘着テープ用支持体2の側面図、図10は本発明のさ
らに別な実施の形態に係る粘着テープ用支持体2の分解
斜視図である。以下、各図に従って本発明について詳細
に説明する。なお各図においては、長尺状の粘着テープ
1若しくは粘着テープ用支持体2の一端側を破断した状
態を示している。
【0018】図1に示す粘着テープ1は、本発明に係る
粘着テープ用支持体2の片面に粘着剤層4が形成されて
いる。この支持体2はプラスチック製のテープ状物から
形成されており、支持体2には空洞14が支持体2の幅
方向に配置されてなる手切れ部3が設けられている。こ
の手切れ部3は手で切断可能なように設けられたもので
あって、この手切れ部3において手で幅方向に引き裂く
ことにより容易に手で切断することができる。
【0019】当該手切れ部3は上記目的を達成できるも
のであれば特に限定されるものではなく、図1乃至図3
に示す支持体2では、支持体2を幅方向に貫通された断
面略三角形状をした空洞14から構成されている。
【0020】空洞14の断面形状は特に限定されるもの
ではないが、例えば三角形状や四角形状、円形状とする
ことができる。このとき、支持体2の厚さ方向すなわち
空洞14断面の一点で、支持体2の実質的な厚さ(支持
体2の厚さから空洞14の高さを除いた部分)が最も薄
くなるようにするのが好ましい。言い換えると、上記断
面三角形状の空洞14の場合には、図1に示すように、
三角形の何れかの頂点が支持体2の表面に最も近づくよ
うに形成するのがよい。また、断面四角形状の場合にも
下記に説明するように2つの頂角が支持体2の表面に最
も近づくように形成するのが好都合である。このように
空洞14の断面形状を設計することにより、当該手切れ
部3において手で容易に切断できるようになる。
【0021】このような手切れ部3を有する支持体2
は、2枚のフィルム基材を積層することにより容易に作
製できる。すなわち当該支持体2にあっては、図3に示
すように片面に溝状の凹部13が形成されたフィルム基
材11と、両面が平坦になったフィルム基材12とが例
えばヒートシールや接着剤を使ったラミネートなどによ
り積層されている。なお、本発明において平坦とは、通
常の工程によって得られるフィルム基材を示し、エンボ
ス加工などの特殊な加工を施したものではなく、一般的
な粘着テープの支持体に用いられうる程度の平坦さを意
味するものである。
【0022】溝状の凹部13は目的とする空洞14の形
状に応じて設計され、例えば図1に示す三角形状の場合
には断面三角形状の溝が、例えばエンボス加工など適宜
公知の方法により設けられる。またフィルム基材11に
あっては、凹部13の非形成面は平坦になっている。
【0023】これらフィルム基材11,12の材質とし
てはプラスチック製のものであれば特に限定されるもの
ではなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩
化ビニル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン、
セロハンなどが挙げられ、これら1種若しくは2種以上
を用いて得られたフィルム基材が用いられる。さらにこ
れらフィルム基材を積層したものも好適に用いられる。
これらの中でも、生産性やコスト、凹部13の加工性等
を考慮すれば、ポリエチレンをはじめとする各種のオレ
フィン系樹脂が望ましく用いられる。当該オレフィン系
樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリブ
テンなどのα−オレフィン単独重合体、エチレン−プロ
ピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体、エチレン−ブテンランダム共重合体、エチ
レン−ブテンブロック共重合体、プロピレン−ブテンラ
ンダム共重合体、プロピレン−ブテンブロック共重合体
等のα−オレフィン共重合体、あるいはこれらの重合体
の混合物等を挙げることができる。なお、これらの樹脂
に顔料や充填材、酸化防止剤、滑剤など公知の各種添加
剤を用いたフィルム基材を用いることもできる。
【0024】さらに積層する2枚のフィルム基材11,
12はそれぞれ同種のものに限られるものではなく、凹
部13が形成されたポリエチレンフィルム基材11と両
面が平坦なポリプロピレンフィルム基材12を積層する
など、2種以上のものを組み合わせて積層することもで
きる。
【0025】フィルム基材11,12の厚さとしても特
に限定されるものではないが、各フィルム基材11,1
2はそれぞれ20〜150μmであって、支持体2の厚
さとして80〜150μmとなるように設定される。ま
た手切れ性の観点からは、凹部13が形成されていない
フィルム基材12は凹部13が形成されたフィルム基材
11よりも薄く設定するのが好都合である。
【0026】さらに凹部13の深さすなわち空洞14の
厚さ方向の大きさ(空洞14の高さ)は、フィルム基材
11の厚さや材質等によっても異なるが、概ね支持体2
の厚さ方向において0.02〜0.4mm程度が好まし
く、さらに好ましくは0.04〜0.1mmが良好であ
る。このとき、0.02mmよりも小さいと、手切れ性
が改善されない恐れがあり、0.4mm以上になるとフ
ィルム基材11の実質的厚さが薄く、引張強度が小さく
なりすぎて、巻き戻す際や被着体からの剥離時に粘着テ
ープ1が切断されてしまうという問題を生じる。また支
持体2の表面に凹凸が生じないようにする必要があり、
手切れ性の観点や引張強度の観点等を考慮すれば、空洞
14の厚さ方向の大きさは、支持体2の厚さの概ね10
〜95%、好ましくは20〜90%程度に設定するのが
好ましい。こうして支持体2の表面に凹凸ができない範
囲で支持体2に空洞14を設けることにより、粘着剤層
4を均一の厚さで塗布することが可能になる。
【0027】また手切れ部3は支持体2の長手方向に等
間隔若しくは任意の間隔で多数形成される。この間隔
は、切断箇所と手切れ性の容易性とのバランスから適宜
設定すればよく、一般的には0.2〜4mm、より好ま
しくは0.5〜1.5mmである。このように、手切れ
部3を長手方向に多数設けることにより、粘着テープ1
を任意の長さで切断できる。
【0028】こうして作製された当該粘着テープ用支持
体2の片面に粘着剤層4が積層され、本発明の粘着テー
プ1が得られる。このとき、いずれの面に粘着剤層4を
積層しても差し支えないが、空洞14の断面形状や大き
さ、フィルム基材11,12の厚さ等に応じて適宜手で
切断されやすい面に粘着剤層4を積層するのがよい。
【0029】この粘着テープ用支持体2は、従来の粘着
テープ用支持体と全く同様にして使用することができる
ものであり、粘着剤層4を構成する粘着剤も公知のかつ
任意のものが使用できる。当該粘着剤として、例えば天
然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系粘着
剤やこれらをブレンドして得られた粘着剤を使用でき
る。また粘着剤の形態についても特に限定されるもので
もなく、溶剤系やエマルジョン系、ホットメルトタイ
プ、固形糊タイプなどが挙げられる。さらにこれらの粘
着剤には、使用用途に応じて公知の添加剤、例えば架橋
剤や顔料、タッキファイヤー、充填剤、老化防止剤等を
添加しても差し支えない。これらの粘着剤の厚さも特に
限定はなく、従来の粘着テープと全く同様に通常30〜
200μm、好ましくは50〜100μmに設定され
る。
【0030】また本発明の粘着テープ1にあっては、必
要に応じて支持体2の粘着剤層4積層面にはコロナ処理
や下塗り処理などの各種アンカー処理を、さらには支持
体2の粘着剤層4非積層面には易剥離処理を施しても差
し支えないものである。
【0031】次に図4に示す粘着テープ用支持体2にあ
っては、支持体2の全幅に渡って形成された断面四角形
状の空洞14が配置されて手切れ部3が構成されてい
る。この支持体2は、図5に示すように断面三角形状を
した溝状の凹部13がその片面に形成された2枚のフィ
ルム基材11がその凹部13を対向させて積層されてい
る。この支持体2にあっては、空洞14の断面を形成す
る四角形の2つの頂点が支持体2の表面に最も近づくよ
うに形成され、表裏対称となっている。この結果、表裏
面関係なく粘着剤層4を形成でき、支持体2の表裏いず
れの面からも簡単に手で切断できるようになっている。
【0032】また図6に示す粘着テープ用支持体2にあ
っては、断面半円状若しくは楕円状をした溝状の凹部1
3が形成されたフィルム基材11と、凹部13のない両
面が平坦となったフィルム基材12とが積層され、半円
筒状若しくは半楕円筒状の空洞14からなる手切れ部3
が設けられている。この支持体2においても空洞14が
形成された箇所において、支持体2の実質的な厚みが薄
くなり、手で切断しやすくなっている。
【0033】もちろん、図7に示すように断面半円状若
しくは楕円状をした溝状の凹部13が形成された2枚の
フィルム基材11を、凹部13を対向させて積層しても
よいのは言うまでもない。
【0034】このように上記各支持体2にあっては、支
持体2の全幅に渡って連続した溝状の空洞14を形成し
て手切れ部3を構成したが、この空洞14は必ずしも連
通したものである必要はない。つまり、溝状の空洞14
内部に隔壁を設けたかの如く、周囲をフィルム基材11
で囲まれた空洞14を幅方向に連続的に設けることにし
ても差し支えない。例えば図8に示す粘着テープ用支持
体2は、半球状の凹部13が支持体2の幅方向に連続的
に設けられたフィルム基材11と、凹部13のない両面
が平坦なフィルム基材12が積層されている。従ってこ
の支持体2では、手切れ部3は半円球状の空洞14が支
持体2の幅方向にほぼ連続的に配置されて構成されてい
る。またこの支持体2においては、幅方向いずれか一端
における空洞14は支持体2の側面に開口して設けられ
ている。
【0035】空洞14を構成する凹部13の深さは上記
連続した空洞14とほぼ同じ大きさに形成されるが、幅
方向の大きさは特に制限されるものではなく、平面視で
略楕円形状に形成しても差し支えない。また、空洞14
と空洞14との間隔は手で切断可能な引張強度に設定さ
れ、通常一般的には数十μm程度の間隔で形成される。
このような手切れ部3によっても、手で容易に切断する
ことができるようになる。特に支持体2の幅方向端部に
おいて、側面に開口した空洞14を設けることにより、
この部分を手がかりとして切断しやすくなる。
【0036】さらに手切れ部3は支持体2の長手方向に
おいて、等間隔若しくは任意の間隔で多数形成されてい
るが、このとき図8に示すように一の手切れ部3を構成
する空洞14と空洞14との間に、隣接する手切れ部3
を構成する空洞14が位置するように、空洞14を形成
するのが望ましい。このように空洞14を多数形成する
ことにより、切断位置をより細かく設定することができ
る。
【0037】さらに図9に示すテープ用支持体2にあっ
ては、半球状の凹部13が設けられた2枚のフィルム基
材11が凹部13を対向させて積層されており、球状の
空洞14が幅方向に連続的に配置された手切れ部3が設
けられている。このように球状の空洞14を幅方向に連
続的に設けて手切れ部3を構成してもよい。
【0038】図10に示すテープ用支持体2にあって
は、平面視で円形若しくは楕円形状の穴16が多数形成
されたフィルム基材15の両面に、両面が平坦になった
フィルム基材12が積層されている。従って当該支持体
2では、円筒状若しくは楕円筒状の空洞14が幅方向に
連続的に配置された手切れ部3が形成されている。この
場合には、穴16が多数形成されたフィルム基材15の
厚みが上記凹部13の深さと同じ程度になるように設定
される。
【0039】もちろん、両面が平坦になったフィルム基
材12の代わりに凹部13が形成されたフィルム基材1
1を用い、穴16が形成されたフィルム基材15の両側
に、凹部13が形成されたフィルム基材11を凹部13
を穴16に対向させて積層して、空洞14を形成するこ
ともできる。
【0040】このように本発明においては、種々の形状
をした空洞14を幅方向に配置してなる手切れ部3を設
けているので、支持体2の表面にはエンボス加工などに
よる凹凸が現れず、粘着剤層4を均一の厚さで積層する
ことができる。この結果、糊残りが少なく、被着体へ優
れた貼付力を示すとともに、手切れ性のよい粘着テープ
1を提供できる。
【0041】
【実施例】次に本発明の実施例である支持体及び粘着テ
ープに基づいて、さらに本発明について詳細に説明す
る。
【0042】(実施例1)ポリエチレン樹脂(密度:
0.92g/cm3、メルトフローレート:3g/10
分,190℃,2.16g/cm2)を190℃にてT型
ダイスによる押出し成形により、厚さ110μmの溶融
シートを得た。当該溶融シートの片面に、凹部の深さが
0.04mm、凹部の間隔が1mmとなるように凹凸絞
りロールで押圧した後冷却固化し、断面が略三角形状で
ある凹部が形成されたフィルム基材を得た。
【0043】次にポリエチレン樹脂(密度:0.92g
/cm3、メルトフローレート:3g/10分,190
℃,2.16g/cm2)を190℃にて押出し成形に
より得た厚さ20μmの溶融シート(両面が平坦なフィ
ルム基材)を、上記凹部が形成されたフィルム基材に重
ね合わせ、凹部をつぶさないようにしてラミネートし
て、図2に示すような実施例1に係る粘着テープ用支持
体を得た。
【0044】この後、上記支持体の両面が平坦なフィル
ム基材面に厚さ40μm/dryとなるように常法にて
アクリル系粘着剤を塗布して、実施例1に係る粘着テー
プを得た。
【0045】(実施例2)上記実施例1と同様にして、
凹部の深さ0.03mm、凹部の間隔が0.8mmとな
るように凹凸絞りロールで押圧した後冷却固化し、断面
が略三角形状である凹部が形成されたフィルム基材を得
た。当該フィルム基材を2枚、凹部同士を対向させて重
ね合わせ、凹部をつぶさないようにしてラミネートし
て、図4に示すような実施例2に係る粘着テープ用支持
体を得た。
【0046】この後、上記支持体の片面に厚さ50μm
となるように常法にてゴム系粘着剤を塗布して、他面に
長鎖アルキル系背面処理剤を塗布乾燥して、実施例2に
係る粘着テープを得た。
【0047】(実施例3)ポリエチレン樹脂(密度:
0.92g/cm3、メルトフローレート:3g/10
分,190℃,2.16g/cm2)を190℃にて押し
出し製膜し、厚さ130μmの溶融シートを得た。当該
溶融シートの片面に、凹部の深さが0.05mm、凹部
の間隔が1.5mmとなるように凹凸絞りロールで押圧
した後冷却固化し、断面が略三角形状である凹部が形成
されたフィルム基材を得た。
【0048】次にポリエチレン樹脂(密度:0.92g
/cm3、メルトフローレート:3g/10分,190
℃,2.16g/cm2)を190℃にて押出し成形に
より得た厚さ15μmの溶融シート(両面が平坦なフィ
ルム基材)を、上記凹部が形成されたフィルム基材に重
ね合わせ、凹部をつぶさないようにしてラミネートし
て、図2に示すような実施例3に係る粘着テープ用支持
体を得た。
【0049】この後、上記支持体の両面が平坦なフィル
ム基材面に厚さ40μm/dryとなるように常法にて
アクリル系粘着剤を塗布して、実施例3に係る粘着テー
プを得た。
【0050】(実施例4)ポリプロピレン樹脂(密度:
0.90g/cm3、メルトフローレート:7g/10
分,230℃,2.16g/cm2)を230℃にてT型
ダイスによる押出し成形により、厚さ110μmの溶融
シートを得た。当該溶融シートの片面に、凹部の深さが
0.04mm、凹部の間隔が1mmとなるように凹凸絞
りロールで押圧した後冷却固化し、凹部が形成されたフ
ィルム基材を得た。
【0051】次にポリエチレン樹脂(密度:0.90g
/cm3、メルトフローレート:20g/10分,230
℃、2.16g/cm2)を230℃にて押出し成形に
より得た厚さ20μmの溶融シート(両面が平坦なフィ
ルム基材)を、上記凹部が形成されたフィルム基材に重
ね合わせ、凹部をつぶさないようにしてラミネートし
て、図2に示すような実施例4に係る粘着テープ用支持
体を得た。
【0052】この後、上記支持体の両面が平坦なフィル
ム基材面に厚さ40μm/dryとなるように常法にて
アクリル系粘着剤を塗布して、実施例4に係る粘着テー
プを得た。
【0053】(比較例)実施例1において得た凹部が形
成されたフィルム基材を支持体として用い、当該フィル
ム基材の凹部形成面に、厚さ40μm/dryとなるよ
うに常法にてアクリル系粘着剤を塗布して、比較例に係
る粘着テープを得た。
【0054】〔評価試験〕上記で得た実施例及び比較例
の粘着テープを用い、JIS Z−0237に基づいて
粘着力、引張強さ、巻戻し力を測定すると共に手切れ性
について評価し、その結果を表1にまとめた。なお、手
切れ性については、市販の和紙テープ(日東電工(株)
No.720)と比較して、和紙テープより容易に切れ
る(A)、和紙テープと同等の力で切れる(B)、手で
は切断できない(C)の3段階評価を行った。
【0055】
【表1】
【0056】表1から分かるように、比較例の粘着テー
プにあっては粘着力が低く、巻き戻す際の巻戻し力の振
幅幅が大きくばらついた。その点、実施例の各粘着テー
プにおいては、良好な粘着力を得るとともに、巻戻し力
の振幅幅も小さくバラツキが小さかった。さらに、手切
れ性についても、比較例の粘着テープでは手で切断でき
なかったが、実施例のテープにあっては和紙テープと同
等若しくはそれよりも小さな力で良好に粘着テープを切
断することができた。このように、本発明によれば、良
好な手切れ性を確保しながら、良好な粘着力でしかも巻
戻し力のバラツキが小さな粘着テープを得ることができ
ることが確認できた。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、空洞をテープ状物の幅
方向に配置してなる手切れ部を設けているので、当該手
切れ部においては、支持体の実質的な厚みが薄くなり、
手で容易に切断することができる。また、支持体の表面
は平坦な状態になるため、支持体と粘着剤層との密着性
が低下しない。この結果、手切れ性が良好で、しかも巻
き戻し性、接着性に優れ、さらに背面印刷性などにも優
れた粘着テープを提供できる。このような手切れ部は、
例えば幅方向全幅に渡り連続して形成された空洞や、幅
方向に連続的に形成された空洞から構成することができ
る。
【0058】このような手切れ部を長手方向に多数備え
ることにより、任意の長さに切断することが可能にな
る。
【0059】また、凹部が形成されたフィルム基材の凹
部形成面に、少なくとも片面が平坦なフィルム基材を前
記平坦面を外側にして積層したり、凹部が形成された2
枚のフィルム基材を、当該凹部を対向させて積層する、
あるいは、穴が形成されたフィルム基材の両面に、少な
くとも片面が平坦なフィルム基材が前記平坦面を外側に
して積層することにより、簡単に当該支持体を作製する
ことができる。
【0060】またテープ状物をポリオレフィン樹脂から
得ることにより、安価にしかも都合よく凹部若しくは空
洞を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る粘着テープの側面
図である。
【図2】図1に示す粘着テープ用支持体の概略的斜視図
である。
【図3】図1に示す粘着テープ用支持体の分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の別な実施の形態に係る粘着テープ用支
持体の概略的斜視図である。
【図5】図4に示す粘着テープ用支持体の分解斜視図で
ある。
【図6】本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テー
プ用支持体の側面図である。
【図7】本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テー
プ用支持体の側面図である。
【図8】本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テー
プ用支持体を示す図であって、同図(a)はその平面
図、同図(b)はその側面図である。
【図9】本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テー
プ用支持体の側面図である。
【図10】本発明のさらに別な実施の形態に係る粘着テ
ープ用支持体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 粘着テープ 2 支持体 3 手切れ部 4 粘着剤層 11 凹部が形成されたフィルム基材 12 両面が平坦になったフィルム基材 13 空洞となる凹部 14 空洞 15 穴が形成されたフィルム基材 16 空洞となる穴

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製のテープ状物であって、
    空洞を幅方向に配置してなる手切れ部を備えたことを特
    徴とする粘着テープ用支持体。
  2. 【請求項2】 前記手切れ部を構成する空洞は、前記テ
    ープ状物の全幅に渡り連続して形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の粘着テープ用支持体。
  3. 【請求項3】 前記手切れ部を構成する空洞は、前記テ
    ープ状物の幅方向に連続的に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の粘着テープ用支持体。
  4. 【請求項4】 前記手切れ部を、前記テープ状物の長手
    方向に多数備えたことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の粘着テープ用支持体。
  5. 【請求項5】 凹部が形成されたフィルム基材の凹部形
    成面に、少なくとも片面が平坦なフィルム基材が前記平
    坦面を外側にして積層されたことを特徴とする請求項1
    記載の粘着テープ用支持体。
  6. 【請求項6】 凹部が形成された2枚のフィルム基材
    が、当該凹部を対向させて積層されたことを特徴とする
    請求項1記載の粘着テープ用支持体。
  7. 【請求項7】 穴が形成されたフィルム基材の両面に、
    少なくとも片面が平坦なフィルム基材が前記平坦面を外
    側にして積層されたことを特徴とする請求項1記載の粘
    着テープ用支持体。
  8. 【請求項8】 前記テープ状物は、ポリオレフィン樹脂
    からなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6又は7記載の粘着テープ用支持体。
  9. 【請求項9】 支持体の少なくとも片面に粘着剤層が形
    成された粘着テープであって、前記支持体は請求項1乃
    至8いずれかに記載の粘着テープ用支持体であることを
    特徴とする粘着テープ。
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