JP2000327786A - 有機変性オルガノポリシロキサン、その製造方法及び組成物 - Google Patents

有機変性オルガノポリシロキサン、その製造方法及び組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】低粘度シリコーンオイルの特性を失わず且つ安
定なゲル化物を得ることのできるゲル化剤を提供する。 【解決手段】カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
素原子を含む複素環式化合物のカルボキシル基とアミノ
変性シリコーンのアミノ基とが結合した有機変性オルガ
ノポリシロキサンを低粘度シリコーンオイルのゲル化剤
として用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機変性オルガノポリ
シロキサンに関し、詳しくは、複素環式化合物のカルボ
キシル基とアミノ変性シリコーンのアミノ基とが結合し
た化合物並びにこの化合物とシリコーンオイルとを含有
する組成物に関するもので、上記化合物はシリコーンオ
イルを増粘・ゲル化できるため、シリコーンオイルを使
用する製品等への安定性付与や、感触、使用性等を改良
することができ、各種工業用品、医薬品、化粧品等に使
用できる。
【0002】
【従来の技術】シリコーンオイル、特に低粘度のシリコ
ーンオイルはそのすぐれた伸展性、さっぱり感、潤滑
性、撥水性および高い安全性から最近多くの化粧品に配
合されている。しかし、シリコーンオイルは一般に他の
油剤との相溶性が悪く、安定した製品を調製することは
難しかった。この低粘度のシリコーンオイルを基剤とし
たゲル状、又は乳液状の安定した製品を得るために、ワ
ックスを配合しても安定なものは得られず、架橋型シリ
コーンを使用するとべたつき感が残り、シリコーンオイ
ル本来のさっぱり感が無くなってしまうという欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、単純な配合で
低粘度シリコーンオイルの本来持つすぐれた伸展性、さ
っぱり感を損なわずにゲル化でき、また、得られる組成
物から低粘度シリコーンオイルが分離、排出されない安
定性のある基剤が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、カルボキシル基を有
しヘテロ原子として窒素原子を含む複素環式化合物のカ
ルボキシル基とアミノ変性シリコーンのアミノ基とが結
合した有機変性オルガノポリシロキサンがシリコーンオ
イルを安定にゲル化できることを見出し本発明を完成し
た。すなわち本発明は、(1)カルボキシル基を有しヘ
テロ原子として窒素原子を含む複素環式化合物のカルボ
キシル基とアミノ変性シリコーンのアミノ基とが結合し
た有機変性オルガノポリシロキサン、(2)複素環式化
合物が6員複素単環式化合物である(1)記載の有機変
性オルガノポリシロキサン、(3)6員複素単環式化合
物がオロチン酸:
【0005】
【化5】
【0006】である(2)記載の有機変性オルガノポリ
シロキサン、(4)6員複素単環式化合物がピリジンカ
ルボン酸:
【0007】
【化6】
【0008】である(2)記載の有機変性オルガノポリ
シロキサン、(5)アミノ変性シリコーンが式(3):
【0009】
【化7】
【0010】R1〜R3は同一でも異なっていても良い
C1〜C22のアルキル基、フェニル基、ナフチル基又
はポリオキシアルキレン基を示し、R4〜R6の少なく
とも一つは式(4):
【0011】
【化8】
【0012】(R7,R8はC1〜C6のアルキレン
基、Sは0または1を示す)を示し、残りは同一でも異
なっていても良いC1〜C22のアルキル基、フェニル
基、ナフチル基又はポリオキシアルキレン基を示し、m
及びnは1以上の数を示す。で表されるものである
(1),(2),(3)又は(4)記載の有機変性オル
ガノポリシロキサン、(6)カルボキシル基を有しヘテ
ロ原子として窒素原子を含む複素環式化合物とアミノ変
性シリコーンとを水中で反応させることを特徴とする
(1),(2),(3),(4)又は(5)記載の有機
変性オルガノポリシロキサンの製造方法、(7)カルボ
キシル基を有しヘテロ原子として窒素原子を含む複素環
式化合物とアミノ変性シリコーンとを水及びシリコーン
オイル中で反応させることを特徴とする(1),
(2),(3),(4)又は(5)記載の有機変性オル
ガノポリシロキサンの製造方法、(8)(1),
(2),(3),(4)又は(5)記載の有機変性オル
ガノポリシロキサンとシリコーンオイルを含有する組成
物、および(9)カルボキシル基を有しヘテロ原子とし
て窒素原子を含む複素環式化合物とアミノ変性シリコー
ンとを水及びシリコーンオイル中で反応させ、その系を
撹拌して得られる乳化組成物、に関するものである。
【0013】以下、本発明について詳述する。本発明で
用いられる、カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
素原子を含む複素環式化合物としては、環が一つである
複素単環式化合物の他、環が複数ある複素複合環式化合
物が挙げられる。複素単環式化合物としては5〜7員環
のものが挙げられるが、中でも6員環の複素単環式化合
物が好ましい。カルボキシル基は環に直接結合したもの
の他、メチレン基、エチレン基を介したカルボキシル基
のものも含まれる。本発明の複素環式化合物におけるヘ
テロ原子として窒素原子を1つ含む5員複素単環式化合
物としては、プロリン、4−ヒドロキシ−プロリン、1
−ピログルタミン酸等があり窒素原子を1つ含む6員複
素単環式化合物としては、例えば、ピコリン酸、ニコチ
ン酸、イソニコチン酸等のピリジンカルボン酸、フサリ
ン酸、ピペコリン酸、アミノニコチン酸、ニペコチン
酸、シトラジン酸等があり、窒素原子を2つ含む6員複
素単環式化合物としては、オロチン(オロット)酸、2
−ピラジンカルボン酸等があり、窒素原子を3つ含む6
員複素環式化合物としては、オキソン酸等がある。ま
た、複素複合環式化合物としては、窒素原子を1つ含む
複素複合環式化合物、例えば、キヌレニン酸、キナルジ
ン酸、キサンツレン酸等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0014】本発明に用いられるアミノ変性シリコーン
としてはシリコーンの片末端、両末端及び/又は側鎖に
アミノ基を有するものが用いられる。それを一般式で表
わすと次のようになる。
【0015】
【化9】
【0016】R1〜R3は同一でも異なっていても良い
C1〜C22のアルキル基、フェニル基、ナフチル基又
はポリオキシアルキレン基(アルキレンの炭素数は2〜
4、平均重合度は1〜50が好ましい)を示し、R4〜
R6の少なくとも一つは式(4):
【0017】
【化10】
【0018】(R7,R8はC1〜C6のアルキレン
基、Sは0または1を示す)を示し、残りは同一でも異
なっていても良いC1〜C22のアルキル基、フェニル
基、ナフチル基又はポリオキシアルキレン基(アルキレ
ンの炭素数は2〜4、平均重合度は1〜50が好まし
い)を示し、m及びnは1以上の数を示す。で表される
ものである。両末端アミノ変性シリコーンとしてはBY
16−853B(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)社製)、X−22−161A(信越化学工業
(株)社製)、F0−204−60(日本ユニカー
(株)社製)等があり、側鎖アミノ変性シリコーンとし
てはBY16−872(東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン(株)社製)、KF393、KF864(信越化学
工業(株)社製)、FZ−3705(日本ユニカー
(株)社製)等がある。またR1〜R6にポリオキシア
ルキレン基を有するものを用いた場合はその生成物が乳
化剤として優れた性質を有しており、その具体的なもの
としてはX−22−3939A(信越化学工業(株)社
製)等がある。用いられるアミノ変性シリコーンのアミ
ノ当量(アミノ基一分子あたりの分子量)としては30
0〜20,000、好ましくは1,000〜12,00
0である。300以下では複素環式化合物と反応した有
機変性オルガノポリシロキサンがシリコーンオイルに分
散しなくなり、増粘ゲル化能を発揮できなくなり、2
0,000以上では複素環式化合物と反応した有機変性
オルガノポリシロキサンの増粘ゲル化能が劣る。
【0019】複素環式化合物とアミノ変性シリコーンと
の反応は、複素環式化合物とアミノ変性シリコーンとを
無溶媒で撹拌することにより反応させることもできる
が、より均一に反応させるために溶媒を用いる方法が好
ましく、例えば、ベンゼン、n−ヘキサン、クロロホル
ム、ジメチルホルムアミド、エタノール、メタノール等
の有機溶媒、水、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコ
ーンやジメチルポリシロキサン等の鎖状シリコーン、メ
チルフェニルポリシロキサン等のシリコーンオイルが用
いられ、好ましくは水系、シリコーンオイル系、水及び
シリコーンオイルの混合系が用いられる。反応に水及び
/又はシリコーンオイルを用いる方法は他の有機溶媒を
用いる方法と比較して、反応後の溶媒除去に於いて溶媒
が残存していても安全性が極めて高く、また、溶媒を除
去せずとも化粧品その他の基剤として用いることができ
る利点がある。これらの溶媒を用いて複素環式化合物と
アミノ変性シリコーンとを室温または加熱して数分〜数
時間撹拌して反応させる。反応後、減圧乾燥により有機
溶媒を除去または凍結乾燥により水を除去して有機変性
オルガノポリシロキサン(以下、単に合成物と呼ぶ)を
得る。本発明の合成物はアミノ変性シリコーンの粘度と
アミノ当量、複素環式化合物の種類を変えることにより
粘性体、ゲル状、白色粉末等の性状の異なるものを得る
ことができる。アミノ当量が小さいと粉状に近くなり、
アミノ当量が大きいとゲル状から粘性体になるため、化
粧品基剤として用いられるシリコーンオイルにこれらの
合成物を適宜選択して添加することにより、軟らかいゲ
ル状から硬い樹脂状まで様々な形態のゲルを得ることが
できる。本発明の合成物とシリコーンオイルとを含有す
る組成物に用いられるシリコーンオイルとしては液状の
ものであれば良く、上記反応溶媒に用いられるシリコー
ンオイルと同様であり、例えば、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等
の環状シリコーンやジメチルポリシロキサン等の鎖状シ
リコーン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコー
ンオイルが挙げられる。この組成物は化粧品の基剤、各
種工業用品、医薬品等の基剤としても用いることができ
る。本発明の反応に水及びシリコーンオイルを用いる場
合、反応後、この系を撹拌することにより水とシリコー
ンオイルの乳化組成物を得ることができる。撹拌はプロ
ペラやホモミキサー等を用いて乳化することができる。
この乳化物は直接化粧品等の基剤として用いることがで
きる。以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0020】
【実施例】実施例1 両末端アミノ変性シリコーン(アミノ当量2,200、
粘度100cSt/25℃)を11g、オロチン酸一水
和物872mgを水250ml及びデカメチルシクロペ
ンタシロキサン44gに分散させ、室温で5時間撹拌し
た。その後、凍結乾燥して水を除去し、クロロホルムで
反応生成物を抽出するとともに、未反応のオロチン酸を
分離除去した後に減圧乾燥し、無色透明なゲル状物質1
0.8gを得た。該ゲル状物質の赤外線吸収スペクトル
(フーリエ変換赤外分光光度計 FT−200 (株)
堀場製作所を使用)を図1及び示差走査熱分析(DS
C:differential scanning ca
lorimeter、DSC100セイコー電子工業
(株)を使用)を図2に示す。本実施例におけるクロロ
ホルム抽出物中にはその溶解性からして原料のオロチン
酸は全く含まれていないのであるが、図1にオロチン酸
由来の吸収(1650〜1750cm-1)及びアミノ変
性シリコーン由来の吸収(800〜1300cm-1)が
確認され、更に図2に原料のオロチン酸及び原料のアミ
ノ変性シリコーンには認められない新規の吸熱ピークが
215℃から335℃の間に確認されたことにより、こ
れらの点からして両原料の反応が生じていることが判
る。また、このゲル状物質の各種溶媒に対する溶解性
(10wt%)は表1のとおりであった。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2〜3 表2に示す両末端アミノ変性シリコーンとオロチン酸を
表2の条件で反応した後、実施例2は凍結乾燥、実施例
3は減圧濃縮により合成物を得た。合成物の性状および
各種溶媒に対する溶解性を表3および表4に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】実施例4〜7 表5に示す側鎖アミノ変性シリコーンとピコリン酸を表
5に示す溶媒50mlに加え、5時間撹拌し、その後、
減圧濃縮によりピコリン酸変性オルガノポリシロキサン
を得た。合成物の性状および各種溶媒に対する溶解性を
表5および表6に示す。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】実施例8 両末端アミノ変性シリコーン(72cSt/25℃、ア
ミノ当量2,300)2.3gと2−ピラジンカルボン
酸124mgをエタノール50mlに溶解し、室温で5
時間反応した。その後、減圧濃縮により無色透明ゲルを
2.4g得た。生成物の各種溶媒に対する溶解性を表7
に示す。 実施例9 両末端アミノ変性シリコーン(120cSt/25℃、
アミノ当量1,800)9gとキナルジン酸866mg
をエタノール50mlに溶解し、室温で5時間反応させ
た。その後、減圧濃縮により無色透明ゲルを9.8g得
た。生成物の各種溶媒に対する溶解性を表7に示す。 実施例10 両末端アミノ変性シリコーン(1,200cSt/25
℃、アミノ当量1,800)9gとキナルジン酸866
mgをベンゼン50mlに溶解し、40℃で2時間反応
させた。その後、減圧濃縮により無色透明ゲルを9.8
g得た。生成物の各種溶媒に対する溶解性を表7に示
す。
【0030】
【表7】
【0031】実施例1〜10のデカメチルシクロペンタ
シロキサンのゲル(10wt%)の物性を表8に示す。
【0032】
【表8】
【0033】実施例11 両末端アミノ変性シリコーン(100cSt/25℃、
アミノ当量2,200)11gとオロチン酸一水和物8
72mgを水250mlとデカメチルシクロペンタシロ
キサン44gを加えて、ホモミキサー(T.K.AUT
O HOMO MIXER、特殊機化工業(株)社製)を
用いて室温、3,000rpmで5時間撹拌して乳化物
を得た。これを5℃、40℃で24時間静置して安定性
および「のび」を評価した。
【0034】
【表9】
【0035】
【発明の効果】本発明の、カルボキシル基を有しヘテロ
原子として窒素原子を含む複素環式化合物のカルボキシ
ル基とアミノ変性シリコーンのアミノ基とが結合した有
機変性オルガノポリシロキサンは、単純な配合で低粘度
シリコーンオイルの本来持つすぐれた伸展性、さっぱり
感を損なわずにゲル化でき、また、得られる組成物から
低粘度シリコーンオイルが分離、排出されない安定性の
ある組成物が得られるゲル化剤であり、従来のゲル化剤
では得られなかった顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた化合物の赤外線吸収スペク
トルである。
【図2】実施例1で得られた化合物の示差走査熱分析図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 夏江 東京都小金井市中町2−24−48 小金井第 2宿舎203 Fターム(参考) 4J002 CP032 CP091 EX056 4J035 BA02 CA19M CA191 CA22M FB01 FB02 HA03 HB05 LA02 LA07 LB14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
    素原子を含む複素環式化合物のカルボキシル基とアミノ
    変性シリコーンのアミノ基とが結合した有機変性オルガ
    ノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】複素環式化合物が6員複素単環式化合物で
    ある請求項1記載の有機変性オルガノポリシロキサン。
  3. 【請求項3】6員複素単環式化合物がオロチン酸: 【化1】 である請求項2記載の有機変性オルガノポリシロキサ
    ン。
  4. 【請求項4】6員複素単環式化合物がピリジンカルボン
    酸: 【化2】 である請求項2記載の有機変性オルガノポリシロキサ
    ン。
  5. 【請求項5】アミノ変性シリコーンが式(3): 【化3】 R1〜R3は同一でも異なっていても良いC1〜C22
    のアルキル基、フェニル基、ナフチル基又はポリオキシ
    アルキレン基を示し、R4〜R6の少なくとも一つは式
    (4): 【化4】 (R7,R8はC1〜C6のアルキレン基、Sは0また
    は1を示す)を示し、残りは同一でも異なっていても良
    いC1〜C22のアルキル基、フェニル基、ナフチル基
    又はポリオキシアルキレン基を示し、m及びnは1以上
    の数を示す。で表されるものである請求項1,2,3又
    は4記載の有機変性オルガノポリシロキサン。
  6. 【請求項6】カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
    素原子を含む複素環式化合物とアミノ変性シリコーンと
    を水中で反応させることを特徴とする請求項1,2,
    3,4又は5記載の有機変性オルガノポリシロキサンの
    製造方法。
  7. 【請求項7】カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
    素原子を含む複素環式化合物とアミノ変性シリコーンと
    を水及びシリコーンオイル中で反応させることを特徴と
    する請求項1,2,3,4又は5記載の有機変性オルガ
    ノポリシロキサンの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4又は5記載の有機変
    性オルガノポリシロキサンとシリコーンオイルを含有す
    る組成物。
  9. 【請求項9】カルボキシル基を有しヘテロ原子として窒
    素原子を含む複素環式化合物とアミノ変性シリコーンと
    を水及びシリコーンオイル中で反応させ、その系を撹拌
    して得られる乳化組成物。
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