JP4542685B2 - アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤 - Google Patents

アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4542685B2
JP4542685B2 JP2000272095A JP2000272095A JP4542685B2 JP 4542685 B2 JP4542685 B2 JP 4542685B2 JP 2000272095 A JP2000272095 A JP 2000272095A JP 2000272095 A JP2000272095 A JP 2000272095A JP 4542685 B2 JP4542685 B2 JP 4542685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
acid derivative
siloxane polymer
group
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000272095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002080599A (ja
Inventor
謙二 英
汪芳 白井
睦 木村
大作 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Co Ltd
Priority to JP2000272095A priority Critical patent/JP4542685B2/ja
Publication of JP2002080599A publication Critical patent/JP2002080599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4542685B2 publication Critical patent/JP4542685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤に関し、さらに詳しくは、常温で液状を呈する広範囲な有機媒体をゲル化または固化するのに有用なアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー及びそれらの少なくとも一種を含有する有機媒体のゲル化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
常温で液状を呈する有機媒体は各種香粧品、医薬品、農薬、接着剤、樹脂、塗料等において、多様化した使用目的に合致した形態に加工するため、その流動性や粘度を制御し、必要に応じてゲル化または固化することが重要であり、こうしたゲル化または固化する方法は、産業上非常に重要な技術となっている。例えば、流出油事故による災害や海洋汚染は、深刻な社会問題となっているが、油を固化することができれば油の拡散のみならず容易かつ効率よく回収することが可能となり、流出油のゲル化処理は、極めて有効な流出油防除手段となり得る。また、一般家庭からでる食用の廃油は、水質汚染の原因となるが、廃油を簡便な方法でゲル化処理し固形物として廃棄することができれば環境への悪影響を低減できる。
【0003】
このような液状物質の流動性や粘度を制御する機能を有する物質としては、例えば、長鎖脂肪族のアルカリ金属塩(特開昭55−75493号)、金属石鹸(特公昭59−52196号)、12−ヒドロキシステアリン酸(特開昭60−44968号)、多価アルコールとベンズアルデヒドの縮合物(特開昭59−77859号)、N−アシルアミノ酸アミド(特公昭54−33798号)等が知られていた。
【0004】
しかしながら、これら従来の流動性や粘度を制御する機能を有する物質には、問題点があり、例えば、長鎖脂肪族のアルカリ金属塩や金属石鹸は、液状有機媒体をゲル化または固形化させるのに多量の添加量を必要とし、pH等の使用条件にも制約があった。また、12−ヒドロキシステアリン酸は、ゲル化できる有機媒体の種類が少なく、ゲル化能も低いため、得られたゲルは、強度が低く脆くて崩れやすく、常温付近での安定性に欠けた。一方、ジベンジリデンソルビトールに代表される多価アルコールとベンズアルデヒドとの縮合物は、多くの有機媒体をゲル化することが出来るが、溶解温度が高いため、低沸点物質や熱に弱い物質と併用する場合に制限があり、しかも、縮合物のアセタール部位が不安定で分解するという欠点を有していた。
【0005】
上記のような欠点を改良するために、近年は、液状有機媒体をゲル化または固形化させるためのゲル化剤または固化剤の開発が活発に行われ、数多くのゲル化剤または固化剤が提案されている。その一例として、シクロヘキサントリカルボキシアミド(特開平10−273477号)、ビス(アシルアミノ)シクロヘキサン誘導体(特開平10−237034号)、オリゴペプタイドアルキルアミド誘導体(特開平10−245396号、特開平10−226614号)、ジアミノシクロヘキサンとアルキルイソシアネートを反応させて得られるジアルキルウレア誘導体(特開平8−231942号)、環状ペプチド(特開平7−247474号,特開平7−247473号)等が挙げられる。これらの物質は、少量の添加量でもって多種多様な液状有機媒体をゲル化または固化でき、得られたゲルの強度も強く、常温付近で安定性にも優れている。
しかしながら、一方では、ゲル化能が化合物の立体配置によって大きく左右され、特定の立体配置を有する原料の合成や分離が難しく、原料の入手が困難であったり、製造面での反応のステップが多く、工程が複雑である等といった生産面での問題があった。
そのため、こうした生産面での問題点がなく、しかも広範囲な液状有機媒体に対して十分なゲル化能を有するゲル化剤または固化剤の研究開発が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述の問題点を解決するために、簡便な方法で製造できるにもかかわらず、広範囲な液状有機媒体を少量の添加量でゲル化または固化させることが可能であり、しかも得られたゲル化物が常温付近で長期安定性に優れ、かつ一度有機媒体に加熱溶解すると析出してこないという特徴を有する新規なアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体または油類のゲル化剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定のアミノ酸誘導体セグメントを有する新規なシロキサンポリマーを合成したところ、これらのシロキサンポリマーは、簡便な方法で製造できるにもかかわらず、多種多様の有機媒体に対して優れたゲル化能を有し、シロキサンポリマーを母体としているため一度有機媒体に加熱溶解すると析出してこないという特徴を有することを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の第1の発明によれば、下記一般式(1)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーが提供される。
【0009】
【化5】
Figure 0004542685
[式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜12の直鎖のアルコキシ基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基を示し、R
一般式:
【化6】
Figure 0004542685
(式中、nは1〜15の整数、Rは互いに独立して炭素数1〜22のアルキル基を示す。)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを表し、RおよびRは前記RおよびRのいずれかと同じ意味を表し、xは0〜500の整数、yは0〜400の整数を示すが、y=0のときはR、Rの少なくとも一つは該アミノ酸誘導体セグメントを表す。]
本発明の第2の発明によれば、下記一般式(2)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーが提供される。
【0010】
【化7】
Figure 0004542685
[式中、Rは炭素数1〜22のアルキル基、xは1〜500の整数、nは1〜15の整数を示す。]
本発明の第3の発明によれば、下記一般式(3)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーが提供される。
【0011】
【化8】
Figure 0004542685
[式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜12の直鎖のアルコキシ基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基、xは0〜500の整数を示す。]
【0012】
本発明の第4の発明によれば、本発明の第1〜3のいずれかの発明に係るアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーを少なくとも1種含有することを特徴とする有機媒体のゲル化剤が提供される。
また、本発明の第5の発明によれば、本発明の第1〜3のいずれかの発明に係るアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーを少なくとも1種含有することを特徴とする有機媒体の固化剤が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0014】
1.アミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーの化合物
本発明では、一般式(1)、(2)及び(3)で表される3種類のアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーが提供される。
【0015】
(1−1)一般式(1)の化合物
本発明において使用される一般式(1)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーを、以下に説明する。
【0016】
【化9】
Figure 0004542685
式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜12の直鎖のアルコキシ基、置換若しくは非置換の炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は置換若しくは非置換の炭素数6〜20のアリール基を示し、R
一般式:
【化10】
Figure 0004542685
(式中、nは1〜15の整数、Rは互いに独立して置換若しくは非置換の炭素数1〜22のアルキル基を示す。)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを表し、RおよびRは前記RおよびRのいずれかと同じ意味を表し、xは0〜500の整数、yは0〜400の整数を示すが、y=0のときはR、Rの少なくとも一つは該アミノ酸誘導体セグメントを表す。
の炭化水素基の好ましい物は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のハロアルキル基、炭素数1〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜10のアリール基、炭素数1〜10のアルキルアリール基、炭素数1〜10のアラルキル基および炭素数1〜8のアシル基。具体的には、炭素数1〜8のアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基など;炭素数1〜8のハロアルキル基の例としては、トリフロロプロピル基、クロロプロピル基など;炭素数1〜8のシクロアルキル基の例としては、シクロヘキシル基;;炭素数1〜10のアリール基の例としては、フェニル基、ナフチル基など;炭素数1〜10のアルキルアリール基の例としては、トリル基、キシリル基など;炭素数1〜10のアラルキル基の例としては、ベンジル基、フェニルエチル基など;および炭素数1〜8のアシル基の例としては、アセチル基、ベンゾイル基などを挙げることができる。中でも炭素数1〜8のアルキル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。
一般式(1)の化合物の具体例としては、下記の一般式(4)、(5)、(6)及び(7)の化合物が挙げられる。
【0017】
【化11】
Figure 0004542685
【0018】
【化12】
Figure 0004542685
【0019】
【化13】
Figure 0004542685
【0020】
【化14】
Figure 0004542685
上記化合物のうち、本発明において更に望ましい化合物の具体例を以下一般式(8)〜(18)に示す。
【0021】
【化15】
Figure 0004542685
【0022】
【化16】
Figure 0004542685
【0023】
【化17】
Figure 0004542685
【0024】
【化18】
Figure 0004542685
【0025】
【化19】
Figure 0004542685
【0026】
【化20】
Figure 0004542685
【0027】
【化21】
Figure 0004542685
【0028】
【化22】
Figure 0004542685
【0029】
【化23】
Figure 0004542685
下記一般式(17)及び(18)の化合物は、アミノ酸誘導体セグメントの化学構造が、上記の一般式(1)〜(16)のL−リジン誘導体を持つ化合物とは異なり、それぞれ、バリン誘導体及びイソロイシン誘導体を持つ化合物であるが、L−リジン誘導体を持つ化合物に比較し、ややゲル化能力は劣るものの、ゲル化剤として有用である。
【0030】
【化24】
Figure 0004542685
但し、上式において、Valはバリン、Lは右旋性光学活性、Zは末端保護基であるベンジルオキシカルボニル基をそれぞれ表す。
【0031】
【化25】
Figure 0004542685
但し、上式において、Ileはイソロイシン、Lは右旋性光学活性、Zは末端保護基であるベンジルオキシカルボニル基をそれぞれ表す。
【0032】
(1−2)一般式(2)の化合物
本発明において使用される一般式(2)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーを、以下に説明する。
【0033】
【化26】
Figure 0004542685
[式中、Rは置換若しくは非置換の炭素数1〜22のアルキル基、xは1〜500の整数、nは1〜15の整数を示す。]
一般式(2)の化合物の具体例としては、下記の一般式(19)の化合物が挙げられる。
【0034】
【化27】
Figure 0004542685
下記一般式(20)及び(21)の化合物は、アミノ酸誘導体セグメントの化学構造が、上記の一般式(19)のL−リジン誘導体を持つ化合物とは異なり、それぞれ、バリン誘導体及びイソロイシン誘導体を持つ化合物であるが、L−リジン誘導体を持つ化合物に比較し、ややゲル化能力は劣るものの、ゲル化剤として有用である。
【0035】
【化28】
Figure 0004542685
【0036】
【化29】
Figure 0004542685
【0037】
(1−3)一般式(3)の化合物
本発明において使用される一般式(3)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーを、以下に説明する。
【0038】
【化30】
Figure 0004542685
[式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜12の直鎖のアルコキシ基、置換若しくは非置換の炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は置換若しくは非置換の炭素数6〜20のアリール基、xは0〜500の整数を示す。]
【0039】
2.アミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーの合成
本発明のアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーは、活性水素基を有するポリメチルハイドロジェンシロキサン、ポリフェニル(ジメチルハイドロジェンシロキシ)シロキサン、アミノプロピルターミネッテドポリメチルシロキサンまたはメチルヒドロシロキサンジメチルシロキサンコポリマー等のシロキサンポリマーを出発物質として、シロキサンポリマーのSi−H基とアミノ酸誘導体のアルケニル基との付加反応(ヒドロシリル化反応)、またはアミノプロピルターミネッテドポリメチルシロキサンのアミノ基とアミノ酸誘導体との縮合反応(アミド化反応)によって得られる。ヒドロシリル化反応の場合は、Si−H基の一部にアミノ酸誘導体を付加させ、残りをアルコールと反応させて封鎖しても良い。
上記ヒドロシリル化反応は、公知の技術を用いて行うことができる。すなわち、この反応は、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系、ジオキサン、THF等のエーテル系、脂肪族炭化水素系、塩素化炭化水素系の有機溶剤中または無溶媒で行われる。また、反応温度は通常50〜150℃であり、塩化白金酸等の触媒を用い反応させることができる。
【0040】
アミノ酸誘導体としては、L−ロイシン、L−イソロイシン、L−イソロイシン−L−イソロイシン、L−バリン、L−バリン−L−バリン、L−セリン、Nε−ラウロイル−L−リジン等をエステル化した物が挙げられ、この中でNε−ラウロイル−L−リジンをエステル化した物が最も好ましい。
【0041】
アルケニル基を含有するアミノ酸誘導体は、末端に保護基もしくはアルキル基を有するアミノ酸誘導体とアルケニルアミンまたはアルケニルイソシアネートの縮合反応によって容易に合成できる。
アルケニル基を含有するアミノ酸誘導体のアルケニル基のアルキル鎖としては、炭素数2−16の直鎖または分岐鎖の飽和もしくは不飽和のアルキル鎖が好ましく、その中でも炭素数12のとき最も良いゲル化能を示す。
【0042】
アミノ酸誘導体は、光学活性体またはラセミ体のいずれであっても差し支えない。またこれらは単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
【0043】
アミノ酸誘導体のNω−アシルアミノ酸部分のエステル化に使用されるアルコールとしては、炭素数が1〜22の直鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは不飽和及び/または環状を有するアルコールで、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、n−ペンタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール、n−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、n−ノナノール、n−デカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2−オクチルドデカノール等が挙げられる。エステル化されていない場合は、化合物が結晶化してしまいゲル可能を有せず、また、炭素数が22を超える場合は、液状有機媒体への溶解性が劣り、溶解させるため高温での処理が必要となり、適当でない。
【0044】
アミノ酸誘導体の尿素化に使用されるアルケニルイソシアネートは、炭素数3−22の直鎖、分岐鎖若しくは環状のアルケニル基を有するイソシアネートで、例えば2―プロピレンイソシアネート、3−ブチレンイソシアネート、4−ペンチレンイソシアネート、5−ヘキシレンイソシアネート、6−ヘプチレンイソシアネート、7−オクチレンイソシアネート、8−ノ二ルイソシアネート、9−デシルイソシアネート、10−ウンデシルイソシアネート等が挙げられる。また、炭素数が10を越える場合は、液状有機媒体への溶解性が劣り、溶解させるために高温での処理が必要となり、適当でない。
【0045】
本発明のアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーは、前述のNω−アシルアミノ酸とアルコールとの反応によるエステル、アルケニルイソシアネート若しくはアルケニルアミン及びSi−H基を有するシロキサンポリマーを原料とし、一般に公知慣用の手法により合成できる。例えば、先ずNω−アシルアミノ酸のカルボン酸部のエステル化を触媒の存在下、もしくは無触媒下でアルコールとの加熱(常圧、減圧)脱水縮合反応、エステル交換反応、供沸脱水縮合反応等のエステル化反応に準じて行った後、生成したNω−アシルアミノ酸エステル化合物と適当量のアルケニルイソシアネートを不活性溶媒中で触媒の存在下、もしくは無触媒下で反応させ、続いてSi−H基を有するシロキサンポリマーと触媒の存在下、ヒドロシリル化反応させることにより合成することができる。
【0046】
この様にして得られた反応生成物には目的とする化合物の他に未反応の原料が残存する場合もあるが、抽出、再結晶、クロマトグラフィー等の公知の方法により精製することが出来る。なお、ゲル化に影響がない場合は、混合物のまま使用してもよい。
【0047】
3.アミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー化合物のゲル化または固化剤としての用途
本発明のアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー化合物は、広範囲な種類の液状有機媒体を少量の添加量でゲル化または固化させる作用の優れている。ここでいう液状有機媒体としては、例えばガソリン、灯油、軽油、重油等の鉱物油;鯨油、ニシン油等の動物油;大豆油、オリーブ油、ひまし油、アマ二油、コーン油、ヒマワリ油、ナタネ油、綿実油等の植物油;石油ベンジン、流動パラフィン、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、α−オレフィンオリゴマー等の炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオクチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸、エステルペンタエリスリトールテトラエステル、トリオレイン、トリカプリリン等のエステル類;ポリオキシブチレンモノブチルエーテル、アルキルジフェニルエーテル、パーフルオロアルキルポリエーテル等のエーテル類;テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の環状エーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アニスアルデヒド等のケトン類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコン油類;クロロベンゼン、四塩化炭素等のハロゲン類の有機媒体、可燃性、不燃性の有機媒体等の極めて広範囲に有効であり、これらの有機媒体が混合されたもの及び主成分である媒体に対しても有効である。
【0048】
本発明の化合物を上記の液状有機媒体に添加し、必要に応じて50〜120℃程度に均一状態になるように加熱撹拌した後、常温にて静置することにより、ゲル化物または固化物を調製することができる。本発明の化合物の使用量としては、ゲル化または固化せしめる有機媒体の種類にもよるが、液状有機媒体の1000重量部に対し、1〜500重量部、好ましくは1〜100重量部で、より好ましくは1〜30重量部、更に好ましくは3〜10重量部である。使用量が1重量部より少ないと高粘度液体を示すだけである。また、固化剤の固さは本発明の化合物の添加量によって自由に調節することができる。
【0049】
従って、本発明におけるアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー化合物は工業的に製造されている入手可能な原料から簡便な方法で合成でき、また上述のような有機媒体を含有する香粧品、医薬品、農薬、接着剤、樹脂、塗料等に添加することより流動性を制御することが可能である。
【0050】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。
【0051】
製造例1 Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーの合成1
【0052】
アジ化ナトリウム10.66g(0.164mol)に蒸留水40mlを加え、氷水中で冷却しながら、撹拌して完全に均一な溶液とした。ここに10−ウンデセノイルクロライド25ml(0.117mol)とアセトン40mlを混合した溶液を少しずつ加え、溶液の温度が10−15℃の範囲で反応が進むように制御した。反応終了後、水層部分を除去し、有機層を160mlのベンゼンに加え、温度50−60℃の範囲で制御しながら一晩撹拌を行った。一晩撹拌した溶液に硫酸マグネシウムを加え自然濾過を行い、媒体を留去した。得られたイソシアネート化合物は、減圧蒸留で精製を行った。続いてトルエン30mlにNε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル3.56g(0.010mol)を加え、加熱溶解した。そこにトルエン10mlとイソシアネート化合物1.81g(0.010mol)を混合したものを加え、加熱して反応させた。その後溶液が冷えてゲル化した反応生成物を砕き、100mlのアセトンを加え、濾別後減圧乾燥した。2.10gの得られた化合物に20mlの4ppmヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物/THF溶液を加え加熱溶解させ、0.50gの下記一般式(22)に示すポリ(ジメチルハイドロジェン)シロキサンに加え60℃で一晩撹拌還流した。一晩撹拌還流したものは、減圧蒸留により媒体を留去し細かく砕き、ヘキサンで良く洗いながら吸引濾過を行った。得られた化合物は、減圧乾燥によって乾燥を行った。白色粉末状化合物を2.04g得た。このものの元素分析、IR、NMR等の示性値は構造を支持していた。IR測定結果を以下に示す。
【0053】
IR測定結果(KBr):3297、2925、2850、2359、1733、1637、1250、1192、1119cm−1
【0054】
【化31】
Figure 0004542685
【0055】
製造例2 Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーの合成2
【0056】
アジ化ナトリウム10.66g(0.164mol)に蒸留水40mlを加え、氷水中で冷却しながら、撹拌して完全に均一な溶液とした。ここに10−ウンデセノイルクロライド25ml(0.117mol)とアセトン40mlを混合した溶液を少しずつ加え、溶液の温度が10−15℃の範囲で反応が進むように制御した。反応終了後、水層部分を除去し、有機層を160mlのベンゼンに加え温度50−60℃の範囲で制御しながら一晩撹拌を行った。一晩撹拌した溶液に硫酸マグネシウムを加え自然濾過を行い、媒体を留去した。得られたイソシアネート化合物は、減圧蒸留で精製を行った。続いてトルエン30mlにNε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル3.56g(0.010mol)を加え、加熱溶解した。そこにトルエン10mlとイソシアネート化合物1.81g(0.010mol)を混合したものを加え、加熱して反応させた。その後溶液が冷えてゲル化した反応生成物を砕き、100mlのアセトンを加え濾別後減圧乾燥した。1.56gの得られた化合物に20mlの4ppmヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物/THF溶液を加え加熱溶解させ、0.50gの下記一般式(23)に示すポリフェニル(ジメチルハイドロジェンシロキシ)シロキサンに加え60℃で一晩撹拌還流した。一晩撹拌還流したものは、減圧蒸留により媒体を留去し細かく砕き、ヘキサンで良く洗いながら吸引濾過を行った。得られた化合物は、減圧乾燥によって乾燥を行った。白色粉末状化合物を1.86g得た。このものの元素分析、IR、NMR等の示性値は構造を支持していた。IR測定結果を以下に示す。
【0057】
IR測定結果(KBr)3297、2925、2850、2359、1733、1637、1625,1260、1192、1119、1024cm−1
【0058】
【化32】
Figure 0004542685
【0059】
製造例3 L−バリル−L−バリン誘導体セグメントを有するシロキサンポリマーの合成3
【0060】
0.56g(1.6mmol)の化学式(24)に示すL−バリル−L−バリン誘導体を30mlの単留酢酸エチルに加えて加熱溶解を行した。その後、氷浴中で撹拌しながらN、N−ジシクロへキシルカルボジイミド0.4g(1.9mmol)を加えて、一時間撹拌した。そこに下記一般式(25)に示すアミノプロピルターミネッテッドポリメチルシロキサン2.0gを加えてさらに一時間程撹拌した後、室温に戻し二時間撹拌した。その後これを湯浴に移し、40℃で一晩撹拌した。一晩撹拌した溶液を50℃に温度を上げ、三時間撹拌し反応を終了させた。さらにこの溶液に0.11g(1.9mmol)の酢酸を加え、良く振り混ぜN、N−ジシクロへキシルウレアを析出させ、これを熱濾過により除去した。得られた溶液を冷却し、析出したものを吸引濾過により濾別し、白色粉末状結晶1.49gを得た。このものの元素分析、IR、NMR等の示性値は構造を支持していた。IR測定結果を以下に示す。
【0061】
IR測定結果(KBr):3286、2961、2850、2121、1689、1637、1537、1260、1090,1019,798cm−1
【0062】
【化33】
Figure 0004542685
【0063】
【化34】
Figure 0004542685
【0064】
試験例 アミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー化合物の有機媒体に対するゲル化または固化能の試験
製造例1、2および3で得有られた化合物及び比較対照として12−ヒドロキシステアリン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−α、γ−ジ−n−ブチルアミドについて、下記の試験方法により代表的な有機媒体に対するゲル化または固化能を試験した。それらの結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
Figure 0004542685
【0066】
本発明の化合物及び比較対照物を蓋付き試験管に10mgずつ精秤して加え、各種有機媒体を1mlずつ入れ蓋をして完全に均一に溶解するまで加熱した。溶解後、25℃の恒温槽に二時間静置し様子を肉眼で観察した。ゲル化が不完全な場合は化合物を追加し、完全にゲル化していた場合は有機媒体を追加し、1ml当りの各有機媒体をゲル化させるのに必要な化合物の最低量(mg)を求めた。
ただし加える化合物の最大量は有機媒体1mlに対し50mgまでとし、この状態で液状のものは「ゲル化せず」と評価した。なお、増粘性を示したものは表中の「増粘性」、未測定のものは「−」で示す。
【0067】
表1より本発明のアミノ酸誘導体セグメントを有するシロキサンポリマー化合物は、従来のゲル化剤に比べ少量の添加で多種の有機媒体をゲル化させることが明らかである。また得られたゲル化物を30℃において1ヶ月保存してその状態を観察したところ、初期状態と何等変化なくゲル化物は均一で長期間の保存においても液体部分の発生はなく安定であることが確認された。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、上記一般式(1)、(2)又は(3)で示されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーを用いて広範囲な種類の液状有機媒体を少量の添加量でゲル化または固化させることが可能であり、ゲル化物が常温付近での長期安定性に優れ、一度有機媒体に溶解するとシロキサンポリマーを母体としているため結晶化が起きないゲル化剤または固化剤を提供できる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー。
    一般式(1):
    Figure 0004542685
    [式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜12の直鎖のアルコキシ基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基を示し、R
    一般式:
    Figure 0004542685
    (式中、nは1〜15の整数、Rは互いに独立して炭素数1〜22のアルキル基を示す。)で表されるアミノ酸誘導体セグメントを表し、RおよびRは前記RおよびRのいずれかと同じ意味を表し、xは0〜500の整数、yは0〜400の整数を示すが、y=0のときはR、Rの少なくとも一つは該アミノ酸誘導体セグメントを表す。]
  2. 下記一般式(2)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー。
    一般式(2):
    Figure 0004542685
    [式中、Rは炭素数1〜22のアルキル基、xは1〜500の整数、nは1〜15の整数を示す。]
  3. 下記一般式(3)で表されるアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー。
    一般式(3):
    Figure 0004542685
    [式中、Rは、互いに独立して、炭素数1〜22の直鎖のアルコキシ基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜21のアラルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基、xは0〜500の整数を示す。]
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーを少なくとも1種含有することを特徴とする有機媒体のゲル化剤。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のアミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマーを少なくとも1種含有することを特徴とする有機媒体の固化剤。
JP2000272095A 2000-09-07 2000-09-07 アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤 Expired - Fee Related JP4542685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272095A JP4542685B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272095A JP4542685B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002080599A JP2002080599A (ja) 2002-03-19
JP4542685B2 true JP4542685B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=18758275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000272095A Expired - Fee Related JP4542685B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4542685B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004182696A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Shiseido Co Ltd 外用剤組成物
JP2004182693A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Shiseido Co Ltd 外用剤組成物
JP2004262859A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Shiseido Co Ltd 外用剤組成物
JP2004262857A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Shiseido Co Ltd 外用剤組成物
JP2004269459A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Nippon Unicar Co Ltd アミノ酸誘導体変性シリコーンを含有する油性化粧料
JP4643241B2 (ja) * 2004-12-13 2011-03-02 株式会社資生堂 油中水型乳化組成物
JP4971686B2 (ja) * 2006-05-25 2012-07-11 株式会社 資生堂 曳糸性組成物およびそれを用いた睫毛用化粧料、毛髪用化粧料
GB0611217D0 (en) * 2006-06-08 2006-07-19 Dow Corning Amino-acid functional siloxanes,methods of preparation and applications
JP5347104B2 (ja) * 2007-03-09 2013-11-20 味の素株式会社 ゲル化剤
JP5760300B2 (ja) 2009-09-10 2015-08-05 株式会社リコー インクジェット用インク組成物材料及びインクジェット用インク組成物
JP5760921B2 (ja) * 2010-10-14 2015-08-12 信越化学工業株式会社 アミノ酸変性オルガノポリシロキサンの製造方法
JP2013095835A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Dow Corning Toray Co Ltd 長鎖アミド変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体及びその用途
JP2013095834A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Dow Corning Toray Co Ltd 長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体及びその用途

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539359A (ja) * 1991-08-07 1993-02-19 Kao Corp シリコーンポリアミノ酸共重合体及びその製造方法
JPH0873744A (ja) * 1994-07-01 1996-03-19 Kao Corp シリコーン油固化剤及びそれを含有する化粧料
JP2000327786A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Chiba Flour Milling Co Ltd 有機変性オルガノポリシロキサン、その製造方法及び組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539359A (ja) * 1991-08-07 1993-02-19 Kao Corp シリコーンポリアミノ酸共重合体及びその製造方法
JPH0873744A (ja) * 1994-07-01 1996-03-19 Kao Corp シリコーン油固化剤及びそれを含有する化粧料
JP2000327786A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Chiba Flour Milling Co Ltd 有機変性オルガノポリシロキサン、その製造方法及び組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002080599A (ja) 2002-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542685B2 (ja) アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー及びそれを含有する有機媒体のゲル化剤
US20070060658A1 (en) Stabilization of organogels and hydrogels by azide-alkyne [3+2] cycloaddition
JP4099891B2 (ja) 液状有機媒体のゲル化又は固化剤
EP1473027B1 (en) Basic amino acid derivatives as gelling agents
JP4543692B2 (ja) 塩基性アミノ酸誘導体
JPH08104754A (ja) エマルジョン重合方法
JPH09124794A (ja) 有機光機能材を含有するポリシロキサン樹脂組成物及びそれから得られる透明な光機能素子
CN101780385B (zh) 一种具有高效消泡性能的含氟硅油的制备方法
EP2257589A2 (fr) Modification de la chimie de surface d'espèces macromoléculaires en présence d'une guanidine conjuguée
CA1299304C (en) Process for preparing silicone microparticles cured by a michael addition reaction
CN107189071A (zh) 一种液体硅橡胶用铂催化剂的制备方法
JPH0739425B2 (ja) アシルアミノシリコーン化合物の合成方法
JPH0368631A (ja) アシルアミノケイ素化合物の調製方法
JP3254725B2 (ja) 新しい有機性ゲル化剤
US5136065A (en) Propargyl esters of carboxylic acids containing conjugated ethylenic unsaturation and organosilicon compounds derived from same
JPH01158073A (ja) シリコーン剥離被膜を備えた基体
JP5585868B2 (ja) 尿素化合物、尿素化合物の自己集合体ならびに自己集合体を含有するオルガノゲル及びその製造方法
FR2823994A1 (fr) Procede de fabrication de microcapsules par polycondensation interfaciale avec de la polyoxyalkyneamine et des chlorures d'acide
DE2740019A1 (de) Chirale organosiloxane als stationaere phasen zur chromatographischen trennung von optischen antipoden
JP4678967B2 (ja) ゲル化性有機化合物及びそれを用いるゲル
CN108795239A (zh) 一种以聚全氟烷基乙醇丙烯酸衍生物为疏水剂的水性环氧树脂涂料的制备方法
CN116854593B (zh) 酯基化炔属硅氢加成抑制剂及制备方法和液体硅橡胶
JPH0899948A (ja) 弗素化化合物、その製造方法及びこれを含有する非水性媒体及び組成物
JP2981551B1 (ja) ゲル化剤
CN107573319A (zh) 缩醛取代的葡萄糖酰油胺及制备方法及用途

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041028

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees