JP2000326736A - 車両用ダイナミックダンパの取付構造 - Google Patents
車両用ダイナミックダンパの取付構造Info
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- JP2000326736A JP2000326736A JP11140015A JP14001599A JP2000326736A JP 2000326736 A JP2000326736 A JP 2000326736A JP 11140015 A JP11140015 A JP 11140015A JP 14001599 A JP14001599 A JP 14001599A JP 2000326736 A JP2000326736 A JP 2000326736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルパンの必要オイル容量が確保される車
両用ダイナミックダンパの取付け構造を提供する。 【解決手段】 マウンティングメンバ9の内部の空間1
7に、マウンティングメンバロア16を絞り成形するこ
とで取付け座部18を形成し、マウンティングメンバ9
に形成された開口部20にダイナミックダンパ10を挿
通させてダイナミックダンパ10を取付け座部18に取
付けることにより、ダイナミックダンパ10がマウンテ
ィングメンバ9の内部の空間17に収納されるようダイ
ナミックダンパ10の取付け構造を構成したので、ダイ
ナミックダンパ10との干渉を避けるためにオイルパン
22の形状をへこませる必要がなく、オイルパン22の
必要オイル容量を確保することができる。
両用ダイナミックダンパの取付け構造を提供する。 【解決手段】 マウンティングメンバ9の内部の空間1
7に、マウンティングメンバロア16を絞り成形するこ
とで取付け座部18を形成し、マウンティングメンバ9
に形成された開口部20にダイナミックダンパ10を挿
通させてダイナミックダンパ10を取付け座部18に取
付けることにより、ダイナミックダンパ10がマウンテ
ィングメンバ9の内部の空間17に収納されるようダイ
ナミックダンパ10の取付け構造を構成したので、ダイ
ナミックダンパ10との干渉を避けるためにオイルパン
22の形状をへこませる必要がなく、オイルパン22の
必要オイル容量を確保することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ダイナミッ
クダンパの取付構造に関する。
クダンパの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、エンジンや変速機が一体で組
付けられたパワープラントを車体に取付けるためにマウ
ンティングメンバが設けられており、このマウンティン
グメンバがエンジン及び変速機の振動を車室に伝達する
ことにより、車室に振動を付与する場合がある。そこ
で、エンジン及び変速機の振動が車室に伝達されないよ
うにするために、マウンティングメンバとオイルパンと
により形成される空間にダイナミックダンパを設けて、
対象となる振動をダイナミックダンパと共振させること
で抑制することが従来から行われていた。
付けられたパワープラントを車体に取付けるためにマウ
ンティングメンバが設けられており、このマウンティン
グメンバがエンジン及び変速機の振動を車室に伝達する
ことにより、車室に振動を付与する場合がある。そこ
で、エンジン及び変速機の振動が車室に伝達されないよ
うにするために、マウンティングメンバとオイルパンと
により形成される空間にダイナミックダンパを設けて、
対象となる振動をダイナミックダンパと共振させること
で抑制することが従来から行われていた。
【0003】すなわち、図7ないし図9に示すように、
車両には、車両進行方向(図7中のA方向)に直交する
よう設けられたサスペンションフレーム101と、一端
がこのサスペンションフレーム101に連結されると共
に他端が図示しない車体の所定の位置に連結されたマウ
ンティングメンバ102とが設けられ、このマウンティ
ングメンバ102にダイナミックダンパ103が取付け
られていた。
車両には、車両進行方向(図7中のA方向)に直交する
よう設けられたサスペンションフレーム101と、一端
がこのサスペンションフレーム101に連結されると共
に他端が図示しない車体の所定の位置に連結されたマウ
ンティングメンバ102とが設けられ、このマウンティ
ングメンバ102にダイナミックダンパ103が取付け
られていた。
【0004】また、従来のダイナミックダンパ103の
取付構造では、図8に示すように、マウンティングメン
バアッパ102aの上面部に形成されたボルト挿通穴1
04(図7参照)にダイナミックダンパ103の底面部
に形成されたスタッドボルト105を挿通させて、ナッ
ト106をマウンティングメンバロア102bに形成さ
れたナット挿通穴107からスタッドボルト105に螺
合させ、そのナット106を締結することにより、ダイ
ナミックダンパ103をマウンティングメンバ102に
取付けていた。
取付構造では、図8に示すように、マウンティングメン
バアッパ102aの上面部に形成されたボルト挿通穴1
04(図7参照)にダイナミックダンパ103の底面部
に形成されたスタッドボルト105を挿通させて、ナッ
ト106をマウンティングメンバロア102bに形成さ
れたナット挿通穴107からスタッドボルト105に螺
合させ、そのナット106を締結することにより、ダイ
ナミックダンパ103をマウンティングメンバ102に
取付けていた。
【0005】しかしながら、上述したような、従来のダ
イナミックダンパ103の取付構造では、図8に示すよ
うに、マウンティングメンバ102の上面部に取付けら
れたダイナミックダンパ103との干渉を避けるため
に、オイルパン108をへこませた形状にする必要があ
るため、オイルパン108の必要容量の確保が困難にな
るといった問題があった。また、ダイナミックダンパ1
03の取付けスペースを確保するために、ダイナミック
ダンパ103を取付ける部分のマウンティングメンバ1
02の高さ(図8中のH)を他の部分より低くする必要
があり、マウンティングメンバ102の剛性を低下させ
てしまうと共に、マウンティングメンバ102の剛性不
足をカバーするためにダイナミックダンパ103が大型
化してしまうといった問題があった。
イナミックダンパ103の取付構造では、図8に示すよ
うに、マウンティングメンバ102の上面部に取付けら
れたダイナミックダンパ103との干渉を避けるため
に、オイルパン108をへこませた形状にする必要があ
るため、オイルパン108の必要容量の確保が困難にな
るといった問題があった。また、ダイナミックダンパ1
03の取付けスペースを確保するために、ダイナミック
ダンパ103を取付ける部分のマウンティングメンバ1
02の高さ(図8中のH)を他の部分より低くする必要
があり、マウンティングメンバ102の剛性を低下させ
てしまうと共に、マウンティングメンバ102の剛性不
足をカバーするためにダイナミックダンパ103が大型
化してしまうといった問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、マウンティングメンバア
ッパとマウンティングメンバロアとで形成されたマウン
ティングメンバの内部の空間にダイナミックダンパを設
けることで、オイルパンの必要オイル容量及びマウンテ
ィングメンバの剛性が確保される車両用ダイナミックダ
ンパの取付け構造を提供することを目的とする。
事情に鑑みてなされたもので、マウンティングメンバア
ッパとマウンティングメンバロアとで形成されたマウン
ティングメンバの内部の空間にダイナミックダンパを設
けることで、オイルパンの必要オイル容量及びマウンテ
ィングメンバの剛性が確保される車両用ダイナミックダ
ンパの取付け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、マウンティン
グメンバアッパとマウンティングメンバロアとにより形
成されてエンジンを車体に取付けるマウンティングメン
バと、オイルパンとにより形成される空間に設けられ、
エンジン及び変速機が発生する振動を抑制する車両用ダ
イナミックダンパの取付構造において、ダイナミックダ
ンパは、マウンティングメンバアッパとマウンティング
メンバロアとにより形成されるマウンティングメンバの
内部の空間に設けられることを特徴とする。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、マウンティン
グメンバアッパとマウンティングメンバロアとにより形
成されてエンジンを車体に取付けるマウンティングメン
バと、オイルパンとにより形成される空間に設けられ、
エンジン及び変速機が発生する振動を抑制する車両用ダ
イナミックダンパの取付構造において、ダイナミックダ
ンパは、マウンティングメンバアッパとマウンティング
メンバロアとにより形成されるマウンティングメンバの
内部の空間に設けられることを特徴とする。
【0008】このように構成することにより、ダイナミ
ックダンパがマウンティングメンバの内部の空間に設置
されるので、ダイナミックダンパとの干渉を避けるため
にオイルパンの形状をへこませる必要がなく必要オイル
容量が確保されると共に、オイルパンとの干渉を避ける
ためにマウンティングメンバの高さを低くする必要がな
くマウンティングメンバの剛性を確保することができ
る。
ックダンパがマウンティングメンバの内部の空間に設置
されるので、ダイナミックダンパとの干渉を避けるため
にオイルパンの形状をへこませる必要がなく必要オイル
容量が確保されると共に、オイルパンとの干渉を避ける
ためにマウンティングメンバの高さを低くする必要がな
くマウンティングメンバの剛性を確保することができ
る。
【0009】また、本発明のうち請求項2記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、マウンティングメ
ンバには、ダイナミックダンパを挿通させる開口部が設
けられることを特徴とする。
は、請求項1に記載の発明において、マウンティングメ
ンバには、ダイナミックダンパを挿通させる開口部が設
けられることを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、ダイナミ
ックダンパをマウンティングメンバに形成された開口部
に挿通させて、ダイナミックダンパをマウンティングメ
ンバの内部の空間に設置することができる。
ックダンパをマウンティングメンバに形成された開口部
に挿通させて、ダイナミックダンパをマウンティングメ
ンバの内部の空間に設置することができる。
【0011】また、本発明のうち請求項3記載の発明
は、請求項1又は2に記載の発明において、マウンティ
ングメンバには、絞り成形することにより形成され、ダ
イナミックダンパが取付けられる取付け座部が設けられ
ることを特徴とする。
は、請求項1又は2に記載の発明において、マウンティ
ングメンバには、絞り成形することにより形成され、ダ
イナミックダンパが取付けられる取付け座部が設けられ
ることを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、ダイナミ
ックダンパをマウンティングメンバに固定するためのス
タッドボルト及びナットがマウンティングメンバから突
出することなく絞り成形することにより形成された取付
け座部に収納されるので、スタッドボルト及びナットの
スペースを余分に確保する必要がない。
ックダンパをマウンティングメンバに固定するためのス
タッドボルト及びナットがマウンティングメンバから突
出することなく絞り成形することにより形成された取付
け座部に収納されるので、スタッドボルト及びナットの
スペースを余分に確保する必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図6に基づいて説明する。まず、図示しない車両におけ
る、エンジンマウント部1の構成の概略について説明す
る。図3に示すように、エンジン2と変速機3とが一体
で組付けられたパワープラント4は、フロントフレーム
5、サスペンションフレーム6、ライトフレーム7及び
レフトフレーム8とからなるフレーム構造と、一端がフ
ロントフレーム5に固定されると共に他端がサスペンシ
ョンフレーム6に固定されたマウンティングメンバ9と
により支持されている。マウンティングメンバ9の略中
央部には、図4に示すように、ダイナミックダンパ10
が取付けられており、このようなマウンティングメンバ
9がエンジンマウント部1の所定の位置に設置されるこ
とにより、図1に示すように、ダイナミックダンパ10
の上方にはオイルパン22が位置されている。なお、図
1に示す符号23は、排気パイプである。そして、マウ
ンティングメンバ9は、このダイナミックダンパ10を
パワープラント4から生じた所定の振動数の振動に共振
させることにより、パワープラント4から生じた振動を
吸収する構造になっている。
図6に基づいて説明する。まず、図示しない車両におけ
る、エンジンマウント部1の構成の概略について説明す
る。図3に示すように、エンジン2と変速機3とが一体
で組付けられたパワープラント4は、フロントフレーム
5、サスペンションフレーム6、ライトフレーム7及び
レフトフレーム8とからなるフレーム構造と、一端がフ
ロントフレーム5に固定されると共に他端がサスペンシ
ョンフレーム6に固定されたマウンティングメンバ9と
により支持されている。マウンティングメンバ9の略中
央部には、図4に示すように、ダイナミックダンパ10
が取付けられており、このようなマウンティングメンバ
9がエンジンマウント部1の所定の位置に設置されるこ
とにより、図1に示すように、ダイナミックダンパ10
の上方にはオイルパン22が位置されている。なお、図
1に示す符号23は、排気パイプである。そして、マウ
ンティングメンバ9は、このダイナミックダンパ10を
パワープラント4から生じた所定の振動数の振動に共振
させることにより、パワープラント4から生じた振動を
吸収する構造になっている。
【0014】次に、ダイナミックダンパ10の取付け構
造について詳細に説明する。まず、ダイナミックダンパ
10の構成について説明する。ダイナミックダンパ10
は、図1に示すように、略コの字形状に形成されたプレ
ート11の対向面の間に、振動子としてのマス12をラ
バー13を介在させて設けることで、マス12が図1中
の上下方向に所定の固有振動数を有するように形成さ
れ、プレート11には、ダイナミックダンパ10をマウ
ンティングメンバ9に取付けるためのスタッドボルト1
4が圧入されること等によりマス12と反対の方向に延
出するよう設けられている。
造について詳細に説明する。まず、ダイナミックダンパ
10の構成について説明する。ダイナミックダンパ10
は、図1に示すように、略コの字形状に形成されたプレ
ート11の対向面の間に、振動子としてのマス12をラ
バー13を介在させて設けることで、マス12が図1中
の上下方向に所定の固有振動数を有するように形成さ
れ、プレート11には、ダイナミックダンパ10をマウ
ンティングメンバ9に取付けるためのスタッドボルト1
4が圧入されること等によりマス12と反対の方向に延
出するよう設けられている。
【0015】また、マウンティングメンバ9は、図1に
示すように、それぞれ別個に成形されたマウンティング
メンバアッパ15とマウンティングメンバロア16とを
溶接等で接合することで内部に空間17を有して形成さ
れ、その内部の空間17には、ダイナミックダンパ10
を取付ける取付け座部18が絞り成形されることにより
設けられている。取付け座部18は、図5に示すよう
に、マウンティングメンバロア16に絞り成形すること
で底面部が円形状に形成されており、その底面部の中央
部分には、ダイナミックダンパ10のスタッドボルト1
4を貫通させる通し穴19が設けられている。また、マ
ウンティングメンバアッパ15には、マウンティングメ
ンバ9の内部の空間17に形成された取付け座部18に
ダイナミックダンパ10を取付ける際に、ダイナミック
ダンパ10をマウンティングメンバ9の内部の空間17
に挿通させるための開口部20が、図2及び図4に示す
ように、取付け座部18を覗くようにして形成されてい
る。なお、取付け座部18の底面部の形状は、略円形状
に限定せず、図6に示すような長方形形状等であって
も、ダイナミックダンパ10が取付けられるような形状
であれば、どのような形状でもよい。
示すように、それぞれ別個に成形されたマウンティング
メンバアッパ15とマウンティングメンバロア16とを
溶接等で接合することで内部に空間17を有して形成さ
れ、その内部の空間17には、ダイナミックダンパ10
を取付ける取付け座部18が絞り成形されることにより
設けられている。取付け座部18は、図5に示すよう
に、マウンティングメンバロア16に絞り成形すること
で底面部が円形状に形成されており、その底面部の中央
部分には、ダイナミックダンパ10のスタッドボルト1
4を貫通させる通し穴19が設けられている。また、マ
ウンティングメンバアッパ15には、マウンティングメ
ンバ9の内部の空間17に形成された取付け座部18に
ダイナミックダンパ10を取付ける際に、ダイナミック
ダンパ10をマウンティングメンバ9の内部の空間17
に挿通させるための開口部20が、図2及び図4に示す
ように、取付け座部18を覗くようにして形成されてい
る。なお、取付け座部18の底面部の形状は、略円形状
に限定せず、図6に示すような長方形形状等であって
も、ダイナミックダンパ10が取付けられるような形状
であれば、どのような形状でもよい。
【0016】そして、マウンティングメンバアッパ15
に形成された開口部20にダイナミックダンパ10を挿
通させて、ダイナミックダンパ10のプレート11から
延出するスタッドボルト14を取付け座部18に形成さ
れた通し穴19に貫通させることで、絞り成形すること
により形成された取付け座部18の裏側の凹部24にス
タッドボルト14に形成された図示しないねじ部を突出
させて、そのねじ部にナット21を螺合して締結するこ
とにより、マウンティングメンバ9にダイナミックダン
パ10が取付けられる構造になっている。
に形成された開口部20にダイナミックダンパ10を挿
通させて、ダイナミックダンパ10のプレート11から
延出するスタッドボルト14を取付け座部18に形成さ
れた通し穴19に貫通させることで、絞り成形すること
により形成された取付け座部18の裏側の凹部24にス
タッドボルト14に形成された図示しないねじ部を突出
させて、そのねじ部にナット21を螺合して締結するこ
とにより、マウンティングメンバ9にダイナミックダン
パ10が取付けられる構造になっている。
【0017】このような構成において、本実施の形態の
車両用ダイナミックダンパ10の取付け構造の作用につ
いて説明する。図1及び図2に示すように、ダイナミッ
クダンパ10は、マウンティングメンバアッパ15とマ
ウンティングメンバロア16とにより形成されたマウン
ティングメンバ9の内部の空間17に内装されると共
に、ダイナミックダンパ10をマウンティングメンバ9
に固定するためのスタッドボルト14及びスタッドボル
ト14に螺合されるナット21がマウンティングメンバ
ロア16に絞り成形することで形成された取付け座部1
8の裏側の凹部24に収納されるので、限られたエンジ
ンルームのスペースを有効利用することができる。ま
た、図1に示すように、ダイナミックダンパ10との干
渉を避けるためにオイルパン22の底部の形状をへこま
せる必要がないので、オイルパン22の必要オイル容量
を確保することができることでオイルの温度を低く保つ
ことができ、エンジン及びエンジンオイルの寿命を長く
することができる。更に、ダイナミックダンパ10がオ
イルパン22に干渉するのを避けるために、マウンティ
ングメンバ9のダイナミックダンパ10を取付ける部分
の高さを低くする必要がないので、マウンティングメン
バ9の剛性を確保することができると共にダイナミック
ダンパ10の大型化を防止することができる。
車両用ダイナミックダンパ10の取付け構造の作用につ
いて説明する。図1及び図2に示すように、ダイナミッ
クダンパ10は、マウンティングメンバアッパ15とマ
ウンティングメンバロア16とにより形成されたマウン
ティングメンバ9の内部の空間17に内装されると共
に、ダイナミックダンパ10をマウンティングメンバ9
に固定するためのスタッドボルト14及びスタッドボル
ト14に螺合されるナット21がマウンティングメンバ
ロア16に絞り成形することで形成された取付け座部1
8の裏側の凹部24に収納されるので、限られたエンジ
ンルームのスペースを有効利用することができる。ま
た、図1に示すように、ダイナミックダンパ10との干
渉を避けるためにオイルパン22の底部の形状をへこま
せる必要がないので、オイルパン22の必要オイル容量
を確保することができることでオイルの温度を低く保つ
ことができ、エンジン及びエンジンオイルの寿命を長く
することができる。更に、ダイナミックダンパ10がオ
イルパン22に干渉するのを避けるために、マウンティ
ングメンバ9のダイナミックダンパ10を取付ける部分
の高さを低くする必要がないので、マウンティングメン
バ9の剛性を確保することができると共にダイナミック
ダンパ10の大型化を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、ダイナミックダンパは、マウンティングメンバア
ッパとマウンティングメンバロアとにより形成されるマ
ウンティングメンバの内部の空間に設けることで、ダイ
ナミックダンパとの干渉を避けるためにオイルパンをへ
こませる必要がないので、必要オイル容量が確保されて
オイルの温度を低く保つことができることにより、エン
ジン及びエンジンオイルの寿命を長くすることができる
と共に、オイルパンとの干渉を避けるためにマウンティ
ングメンバの高さを低くする必要がなく、マウンティン
グメンバの剛性を確保することができ、ダイナミックダ
ンパの大型化をさけることができる。
れば、ダイナミックダンパは、マウンティングメンバア
ッパとマウンティングメンバロアとにより形成されるマ
ウンティングメンバの内部の空間に設けることで、ダイ
ナミックダンパとの干渉を避けるためにオイルパンをへ
こませる必要がないので、必要オイル容量が確保されて
オイルの温度を低く保つことができることにより、エン
ジン及びエンジンオイルの寿命を長くすることができる
と共に、オイルパンとの干渉を避けるためにマウンティ
ングメンバの高さを低くする必要がなく、マウンティン
グメンバの剛性を確保することができ、ダイナミックダ
ンパの大型化をさけることができる。
【0019】本発明のうち請求項2に記載の発明によれ
ば、マウンティングメンバには、ダイナミックダンパを
挿通させる開口部が設けられているので、ダイナミック
ダンパをマウンティングメンバに形成された開口部から
挿入して、マウンティングメンバの内部空間に設置する
ことができる。
ば、マウンティングメンバには、ダイナミックダンパを
挿通させる開口部が設けられているので、ダイナミック
ダンパをマウンティングメンバに形成された開口部から
挿入して、マウンティングメンバの内部空間に設置する
ことができる。
【0020】本発明のうち請求項3に記載の発明によれ
ば、マウンティングメンバには、絞り成形されることで
形成されて、ダイナミックダンパを取付けるための取付
け座部が設けられているので、ダイナミックダンパをマ
ウンティングメンバに固定するためのスタッドボルト及
びナットがマウンティングメンバから突出することなく
絞り成形された取付け座部に収納させることができる。
ば、マウンティングメンバには、絞り成形されることで
形成されて、ダイナミックダンパを取付けるための取付
け座部が設けられているので、ダイナミックダンパをマ
ウンティングメンバに固定するためのスタッドボルト及
びナットがマウンティングメンバから突出することなく
絞り成形された取付け座部に収納させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るダイナミックダンパ
の取付け構造を示すと共に、ダイナミックダンパが取付
けられたマウンティングメンバの配置を示す説明図であ
る。
の取付け構造を示すと共に、ダイナミックダンパが取付
けられたマウンティングメンバの配置を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るダイナミックダンパ
の取付け構造を上面から見た図である。
の取付け構造を上面から見た図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るエンジンマウント部
のフレーム構造を示す説明図である。
のフレーム構造を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るダイナミックダンパ
の取付け構造を示す斜視図である。
の取付け構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る取付け座部の状態を
示すために一部を破断した斜視図である。
示すために一部を破断した斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例の形態を示す一部を破断し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図7】従来のダイナミックダンパの取付け構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】従来のダイナミックダンパの取付け構造を示す
と共に、ダイナミックダンパが取付けられたマウンティ
ングメンバの配置を示す説明図である。
と共に、ダイナミックダンパが取付けられたマウンティ
ングメンバの配置を示す説明図である。
【図9】従来のダイナミックダンパの取付け構造を上面
から見た図である。
から見た図である。
2 エンジン 3 変速機 9 マウンティングメンバ 10 ダイナミックダンパ 15 マウンティングメンバアッパ 16 マウンティングメンバロア 17 空間 18 取付け部 20 開口部 22 オイルパン
Claims (3)
- 【請求項1】マウンティングメンバアッパとマウンティ
ングメンバロアとにより形成されてエンジンを車体に取
付けるマウンティングメンバと、オイルパンとにより形
成される空間に設けられ、エンジン及び変速機が発生す
る振動を抑制する車両用ダイナミックダンパの取付構造
において、 前記ダイナミックダンパは、マウンティングメンバアッ
パとマウンティングメンバロアとにより形成される前記
マウンティングメンバの内部の空間に設けられることを
特徴とする車両用ダイナミックダンパの取付構造。 - 【請求項2】前記マウンティングメンバには、前記ダイ
ナミックダンパを挿通させる開口部が設けられることを
特徴とする請求項1記載の車両用ダイナミックダンパの
取付構造。 - 【請求項3】前記マウンティングメンバには、絞り成形
することにより形成され、前記ダイナミックダンパが取
付けられる取付け座部が設けられることを特徴とする請
求項1又は2に記載の車両用ダイナミックダンパの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140015A JP2000326736A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 車両用ダイナミックダンパの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140015A JP2000326736A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 車両用ダイナミックダンパの取付構造 |
Publications (1)
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JP2000326736A true JP2000326736A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15258962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11140015A Pending JP2000326736A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 車両用ダイナミックダンパの取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2000326736A (ja) |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP11140015A patent/JP2000326736A/ja active Pending
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