JP2004345610A - 車両のパワープラントマウント取付け構造 - Google Patents

車両のパワープラントマウント取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車体メンバの剛性の低下を抑えつつ、車体メンバの内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収めることができる車両のパワープラントマウント取付け構造を提供する。
【解決手段】本発明の車両のパワープラントマウント取付け構造は、車体メンバ1eの外面に開口部分20を形成し、この開口部分20に筒状のマウントブラケット12を嵌め込んで車体メンバ1eの内部に収め、このマウントブラケット12内にパワープラントマウント13を収めて組付ける構成を採用して、開口部分20に筒状のマウントブラケット12が収まる構造、マウントブラケット12にパワープラントマウント12が収まる構造で、開口部分20がもたらす剛性強度の低下が抑えながら、車体メンバ1eの内部にマウントブラケット12、パワープラントマウント13が収められるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパワープラントを車体メンバにマウントするパワープラントマウントの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車(車両)は、例えばエンジンやトランスミッションやモータなどで構成されるパワープラントを車体に取付けて、パワープラント、すなわちエンジンやモータなどから発する動力で走行が行われるようにしている。
【0003】
ところで、パワープラントは作動に伴い振動が発生する。このため、パワープラントは、通常、振動の伝播を抑える専用のマウント、例えばエンジンマウントを介して車体メンバに取付けて、パワープラントの振動が車体へ伝わるの防いでいる。多くは、振動吸収部品であるパワープラントマウントと、接続用部品であるマウントブラケットを組合わせたマウント構造が用いられ、このうちの例えばパワープラントマウントをパワープラントであるエンジン側の各部に取付け、マウントブラケットを車体メンバの各部に取付けることによって、パワープラントマウントを車体メンバにマウントさせている(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
こうしたマウント構造の各部品は、いずれもパワープラントの側面や車体メンバの側面など、部品の外面に艤装される構造である。
【0005】
ところが、こうした各部品の艤装だと、パワープラントの取付けの際には、予めパワープラントおよび車体メンバ以外に、パワープラントマウント、マウントブラケットを設置するためのスペースを、別途、確保しなければならない。このため、昨今の狭いエンジンルームに対して、大形のパワープラントが収められる傾向が高い自動車は、パワープラントマウント、マウントブラケットを取付けるスペースの確保が難しい。
【0006】
一方、自動車のサスペンションの分野では、サスペンションの支持部を中空の車体メンバに埋める技術、具体的にはサスペンションボルトの頭部側を車体メンバ端から挿入して、車体メンバの内面に固定し、サスペンションボルトの先端側を車体メンバの側壁に形成した切欠きから外部に突出させる技術が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−51117号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平6−329047号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記サスペンションボルトの頭部を車体メンバ内に埋める技術を適用して、車体メンバの内部にマウント構造の主要部を収めて、省スペース化を図ることが考えられる。
【0010】
ところが、パワープラントマウントやマウントブラケットは、サスペンションボルトよりもかなり大きな外形を有しているので、上記のように単純に車体メンバ端から部品を挿入することはできない。このため、車体メンバの内部に主要部を収めるには、車体メンバの側壁に外形に見合った大きな開口を形成して、該開口から主要部を車体メンバ内へ挿入することとなる。
【0011】
しかし、車体メンバは、開口が形成されると、同メンバがもつ本来の剛性強度が低下する。この剛性強度の低下は、開口が大きくなればなる程、顕著に表れる。このため、車体メンバの剛性強度が極度に低下して、車体剛性が保てなくなる問題がある。
【0012】
そこで、本発明の目的は、車体メンバの剛性の低下を抑えつつ、車体メンバの内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収めることができる車両のパワープラントマウント取付け構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、車体メンバの外面に開口部分を形成し、この開口部分に筒状のマウントブラケットを嵌め込んで少なくともその一部を車体メンバの内部に収め、このマウントブラケット内にパワープラントマウントを少なくともその一部を収めて組付ける構成とした。
【0014】
同構成により、車体メンバの開口部分が形成される地点での剛性強度は、開口部分に筒状のマウントブラケットが嵌まるという構造により補償される。そして、このマウントブラケット内にパワープラントマウントを収める構成により、マウントブラケットならびにパワープラントマウントの車体メンバへの埋め込みが可能になる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記目的に加え、さらに大きな外形のマウントブラケットやパワープラントマウントの埋め込みが実現されるよう、車体メンバには角形部材を用い、開口部分は、角形部材の一側面に形成された嵌込み用の開口部と、角形部材の角部を挟んで一側面と隣合う他側面に形成された張出し用の開口部とによって構成し、マウントブラケットが張出し用の開口部から外周部の一部が張り出しつつ嵌込み用の開口部に嵌め込まれて角形部材の空間部に収まるようにした。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記目的に加え、さらに二面が開放した車体メンバの部分の剛性強度が補われるよう、張出し用の開口部から張り出すマウントブラケットの外周部には、車体メンバの他側面にならって外側へ張り出す壁部を形成して、張り出した壁部で二面が開放した車体メンバ部分を補強する構成とした。
【0017】
請求項4に記載の発明は、前記目的に加え、さらにパワープラントマウントが、マウントブラケットによる補強を損なわずに組付くよう、マウントブラケット内に収まる本体部と、この本体部の外面から張り出し嵌込み用の開口部から臨むマウントブラケット端に固定されるフランジ部とを有した構成とした。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記目的に加え、さらに二面が開口した車体メンバの部分の剛性強度が補われるよう、フランジ部には、嵌込み用の開口部を挟んだ一側面の地点でそれぞれ固定される固定座を有した構成を採用して、フランジ部で二面が開放した車体メンバ部分を補強する構成にした。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図5に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0020】
図1は本発明を適用した自動車(車両)のシャシフレーム構造の一部(アンダボディ構造の一部)を示し、図2はその図1中のA−A線に沿う断面を示している。
【0021】
同図中1a,1bはシャシフレーム2を構成する車幅方向両側に対に配置されたサイドフレーム(本願の車体メンバに相当)である。サイドフレーム1a,1bには、いずれも車体前後方向(一方向)に沿って延びる細長の部材、例えば押出し成形によって成形されたアルミ製の角筒形部材(押出し成形部材)が用いてある。つまり、サイドフレーム1a,1bは、長手方向に中空部1cが連続する角形部材で形成してある。
【0022】
これらサイドフレーム1a,1bのうち、例えば端部側は、例えば上下方向に傾斜していて、車体の中央部に配置されるフレーム部分(図示しない)より、車体の端側に配置されるフレーム部分1dを高い位置に配置している。図1はそのフレーム部分1dが配置される部位を示している。そして、例えば傾斜したフレーム部分1eおよびフレーム部分1dで囲まれる空間から、自動車のパワープラントを収める領域、例えばエンジンルーム5を構成している。このエンジンルーム5内に、パワープラントとして、例えばエンジン、トランスミッションおよびモータといった各モジュールを一体に組付けたパワーユニット6が収まる。
【0023】
このパワーユニット6の例えば車幅方向両側の部分が、それぞれパワープラントマウント構造10(片側しか図示せず)を用いて、サイドフレーム1a,1bにマウントさせてある。これらパワープラントマウント構造10の主要部は、いずれも例えばフレーム部分1dの高さ寸法と略同じ外形をもつ。これらパワープラントマウント構造10の主要部が、エンジンルーム5を形成するフレーム部分1eとフレーム部分1dとの境界部分αに埋め込んである。このパワープラントマウント構造10の埋め込み構造が図2〜図4に示されている。
【0024】
同構造について説明すると、パワープラントマウント構造10には、図2〜図4に示されるように円筒状のマウントブラケット12と、このマウントブラケット12内に挿脱可能に収まるパワープラントマウント13とを組合わせる構造が用いてある。
【0025】
パワープラントマウント13は、本体部となる例えば図2に示されるように円柱状の振動吸収部17(振動を吸収する部材で形成された部分)と、この振動吸収部材17の外周に組付く板状のフランジ部18とを有して構成されている。このうち振動吸収部17は、例えば短柱状の弾性部材14の外周面を有底状のケーシング15で囲い、同弾性部材14の軸心部にエンジン支持用の支持筒16を埋め込んで構成される。なお、振動吸収部17は、同構造により、例えば中空部1cの高さ寸法を超える外径をもつ短柱形状になっている。フランジ部18は、ケーシング15の端部外周(本体部の外面)に取着してある。
【0026】
またマウントブラケット12は、振動吸収部17を挿脱可能に収める大きさを有する短筒状の部材から形成されていて、パワープラントマウント構造10の全体をコンパクトな円盤形にしている。
【0027】
一方、境界部分αをなす外面、例えばフレーム部分1eの外面には、図4に示されるようにパワープラントマウント構造10を嵌め込むための開口部分20が形成されている。開口部分20は、パワープラントマウント構造10の大きさを考慮して、図2、図4および図5に示されるようにフレーム部分1eの車幅方向内側の側面22と、下部側の側面23との二面を開放させた二面開放部分から形成してある。具体的には二面開放部分には、角部24を挟んで隣接する側面22および側面23のうち、側面22にマウントブラケット12の外形が嵌まる形状の開口部、具体的には下側の円弧部分が欠けた略円形形状の開口部25を形成し、隣接する側面23に、マウントブラケット12の下側の円弧部分を外側に張り出させる形状の開口部、例えば開口部25から角部24を経て連続する矩形状の開口部26を形成して、双方の開口部25、26を、フレーム部分1eの内部となる中空部1cで連通させた構造が用いてある。
【0028】
そして、図2および図3に示されるようにマウントブラケット12は、例えば溶接により、開口部26から外周の一部を張り出しつつ、開口部25へ嵌め込んで固定される。マウントブラケット12は、中空部1cの内面と突き当るまで嵌め込まれていて、マウントブラケット12の略全体を中空部1c内に収めている。このフレーム部分1eと密着して行われるマウントブラケット12の嵌込みにより、二面の開口で剛性強度が低下しているフレーム部1eの強度を補償している。なお、中空部1cの内面と突き当るマウントブラケット12の端面は、例えば溶接で中空部1cの内面に固定してある。28はその溶接を行うのに用いるフレーム部分1eの車幅方向外側の側面27に形成してある複数の小孔を示している(図1、図2に図示)。またマウントブラケット12が側面22と交わる部分(開口部25の側面22における外周)には溶接が施され(図示せず)、マウントブラケット12がフレーム部分1eに固定される。
【0029】
開口部26から張り出すマウントブラケット12の外周部分には、同部分から径方向両側へ一体に張り出す壁部29が形成されている。これら壁部29は、フレーム部1eの下部側の側面23にならって外側へ張り出ている。壁部29の周縁と側面23の間には溶接が施され(図示せず)、ここでもマウントブラケット12がフレーム部分1eに固定される。この張り出た壁部29で、二面が開口した部分を挟む両側のフレーム部位を剛体で支えて、二面の開放で剛性強度が低下するフレーム部分1eを補強している。なお、マウントブラケット12には、例えばアルミニウム塊を押出し成形した押出し部品が用いてある。
【0030】
マウントブラケット12内に収まる振動吸収部17は、図2に示されるようにフランジ部18を用いて、マウントブラケット12に組付けてある。すなわち、フランジ部18は、例えば開口部25の周りの側面22を覆うように張り出ている。このフランジ部18のうちの下部が、開口部25から臨むマウントブラケット端に固定してある。具体的には、例えば図3に示されるようにフランジ部18の下部両側には、それぞれ通孔30(一部だけ図示)が形成されていて、同通孔30からそれぞれボルト31をマウントブラケット端の下部両側に形成されたねじ孔32へ螺挿することによって、フランジ部18をマウントブラケット端に固定させてある。この固定により、マウントブラケット12内に収めた振動吸収部材17がマウントブラケット12内から抜け出ないようにしている。
【0031】
また図2に示されるようにフランジ部18は、フレーム部1eの側面22にも固定してある。すなわち、例えば図3および図4に示されるようにフランジ部18の上部のうち、開口部25を挟む地点には、一対の固定座33が形成されている。これら固定座33には固定孔33aが形成されていて、その固定孔33aから、それぞれボルト34を、開口部25の挟んだ側面22部分に設けたねじ孔36へ螺挿することによって、フレーム部分1eの側面22に固定してある。なお、ねじ孔36には、ナットパイプ37をフレーム部分1eに貫通させて固定した構造が用いてある。この固定がもたらす剛性強度の付与により、二面の開放で剛性強度が低下するフレーム部分1eを補強している。
【0032】
そして、図1に示されるようにフレーム部分1eに収めたパワープラントマウント13の支持筒16の先端部に、エンジン側支持部品38を介し、パワーユニット6を接続して、サイドフレーム1a,1bにパワーユニット6をマウントさせている。38aはそのエンジン側支持部品38を支持筒16に組付けるためのボルトを示している。
【0033】
こうしたフレーム部分1eにマウントブラケット12を嵌め込み、このマウントブラケット12内にパワープラントマウント13を収める構造は、筒状のマウントブラケット12の剛性強度を活用して、開口部分20がもたらすフレーム部分1eの剛性強度の低下が補えるから、たとえフレーム部分1eに大きな開口部分20が形成されても、フレーム部分1eの内部にパワープラントマウント13を取付けることができる。つまり、開口部分20がもたらすフレーム部分1eの剛性低下を防ぎつつ、フレーム部分1eの内部へマウントブラケット12、パワープラントマウント13を収めることができる。
【0034】
その結果、省スペース化を図りつつ、パワーユニット6をマウントさせることができる。特にフレーム部分1eの二面を嵌込み用の開口部25、張出し用の開口部26で開口させ、マウントブラケット12を開口部26から一部を張出しつつ開口部25内に嵌め込む構造だと、たとえフレーム部分1eの高さ寸法を超えるような大きなマウントブラケット12やパワープラントマウント13でも、フレーム部分1eの剛性強度の低下を抑えつつ、フレーム部分1e内にマウントブラケット12やパワープラントマウント13を収めることができるので有効である。
【0035】
またマウントブラケット12に壁部29を形成して、二面が開放した部分をさらに補強するようにしたことにより、一層、高い剛性強度を確保することができる。そのうえ、パワープラントマウント13の固定には、フランジ部18でマウントブラケット端に固定する構造を用いたので、マウントブラケット12や壁部29による補強効果を損なわずに、マウントブラケット12に組付けることができる。加えて開口部25を挟んだフレーム部1eの両側にフランジ部18を固定する構造を採用したので、パワープラントマウント13を固定するフランジ部18も、剛性強度の低下を抑える補強部材として機能させることができ、効果的な補強ができる。特にこのように種々の補強構造を組合わせると、高い補強効果を確保することができる。
【0036】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した一実施形態では、矩形断面をもつ角形部材の内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収める構造を挙げたが、これに限らず、例えば断面がハット形の角形部材の内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収めるようにしてもよい。また各種壁部、フランジ部を用いた補強構造も、全てを用いず、適宜に用いればよい。また上述の一実施形態は、サイドフレームの内部に、マウントブラケット、パワープラントマウントを収める構造を挙げたが、これに限らず、他の車体メンバにマウントブラケット、パワープラントマウントを収めてもよいことはいうまでもない。また上述した一実施形態では、車体メンバの内部にマウントブラケットの全体を収める構造を挙げたが、少なくとも一部が車体メンバの内部に収まる構造であればよい。またパワープラントマウントも、マウントブラケット内に大部分を収めたが、少なくとも一部がマウントブラケット内に収まる構造であればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、マウントブラケットを組付ける開口部分がもたらす車体メンバの剛性低下を防ぎつつ、車体メンバの内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収める構造が実現できる。
【0038】
それ故、省スペースを図りつつ、パワープラントを車体メンバにマウントさせることができる。
【0039】
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、さらに車体メンバの各部寸法を超える大きなマウントブラケットやパワープラントマウントでも、車体メンバの剛性低下を防ぎつつ、車体メンバの内部にマウントブラケット、パワープラントマウントを収めることができるといった効果を奏する。
【0040】
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加え、さらに壁部により、二面が開放した車体メンバの部分の剛性強度を効果的に補強することができるといった効果を奏する。
【0041】
請求項4に記載の発明によれば、上記効果に加え、さらにマウントブラケットがもたらす補強を損なわずに、パワープラントマウントをマントブラケットに組付けることができるといった効果を奏する。
【0042】
請求項5に記載の発明によれば、上記効果に加え、さらにパワープラントマウントをマウントブラケットに組付けるフランジ部を活用して、二面が開口した車体メンバの部分を補強できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパワープラントマウント取付け構造を適用してパワープラントを車体にマウントした状態を示す斜視図。
【図2】図1中のA−A線に沿う断面図。
【図3】車体メンバからパワープラントマウントを取り外した状態を示す分解斜視図。
【図4】さらに車体メンバからマウントブラケットを取り外した状態を示す分解斜視図。
【図5】図4中のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1c…中空部、1e…フレーム部分(車体メンバ)、12…マウントブラケット、13…パワープラントマウント、17…振動吸収部(本体部)、18…フランジ部、20…開口部分、25…嵌込み用開口部、26…張出し用開口部、29…壁部、33…固定座。

Claims (5)

  1. 車体の一部を形成する車体メンバと、
    前記車体メンバの外面に形成された開口部分と、
    前記開口部分に嵌め込まれて前記車体メンバの内部に少なくともその一部が収まる筒状のマウントブラケットと、
    前記マウントブラケット内に少なくともその一部が収められて組付くパワープラントマウントと
    を具備したことを特徴とする車両のパワープラントマウント取付け構造。
  2. 前記車体メンバは、角形部材から形成され、
    前記開口部分は、前記角形部材の一側面に形成された嵌込み用の開口部と、前記角形部材の角部を挟んで前記一側面と隣合う他側面に形成され前記嵌込み用の開口部から連続して開口する張出し用の開口部とから形成され、
    前記マウントブラケットは、前記張出し用の開口部から外周部の一部が張り出しつつ前記嵌込み用の開口部に嵌め込まれて前記角形部材の内部に収まる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のパワープラントマウント取付け構造。
  3. 前記張出し用の開口部から張り出すマウントブラケットの外周部には、前記他側面にならって外側へ張り出す壁部が形成してあることを特徴とする請求項2に記載の車両のパワープラントマウント取付け構造。
  4. 前記パワープラントマウントは、前記マウントブラケット内に収まる本体部と、この本体部の外面から張り出すように設けられ前記嵌込み用の開口部から臨むマウントブラケット端に固定されるフランジ部とを有して構成されることを特徴とする請求項2に記載の車両のパワープラントマウント取付け構造。
  5. 前記フランジ部は、前記嵌込み用の開口部を挟んだ前記一側面の地点でそれぞれ固定される固定座を有して形成されることを特徴とする請求項4に記載の車両のパワープラントマウント取付け構造。
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