JP2000324712A - 電気二重層コンデンサ装置とその電圧制御方法 - Google Patents

電気二重層コンデンサ装置とその電圧制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気二重層コンデンサ装置300の端子間電圧
を高精度で均等化し電力供給を高効率で行なう。 【解決手段】電気二重層コンデンサ1、1a、1bに電
圧検出回路50と放電回路60を接続し、正極端子30
2と負極端子304の間に電流制御回路308と電流電
源306を配置し、充電時にいずれかの端子間電圧が定
格電圧に到達した後、充電電流を停止し、端子間電圧を
放電によって均等化電圧に向けて電圧降下し、電圧調整
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気二重層コンデン
サ装置、特に、自動車や鉄道などの車両、モータ駆動補
助電源として利用可能な電気二重層コンデンサ装置の電
圧制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例1(US5783928)の回路
構成を図13に示す。電気二重層コンデンサ1a、1
b、1が直列に接続された電気二重層コンデンサ装置で
ある。その正極端子10Aと負極端子10Bから充電を
行なう。1段の電気二重層コンデンサの正極端子3A、
負極端子3Bに対して並列に電流バイパス回路16が配
置される。抵抗13と抵抗15の抵抗比で三端子シャン
トレギュレータ7の動作電圧が決まる。電気二重層コン
デンサの充電上限電圧が均等化電圧として設定される。
三端子シャントレギュレータ7がオンし、抵抗5に電流
が流れるとPNPトランジスタ9がオンされ、抵抗11
を通して充電電流がバイパスされる。
【0003】従来例1の充電動作の一例を図14に示
す。電気二重層コンデンサ1aの容量C1aが1000
F、電気二重層コンデンサ1bの容量C1bが1150F
であり、10Aの定電流で充電を行なう。また、初期電
圧はともに0Vで、充電上限電圧VHは2.5Vであ
る。このとき、図14に示すように、容量の小さな電気
二重層コンデンサ1aの方が先に充電上限電圧VHに到
達する。そして、時間ΔTだけ遅れて電気二重層コンデ
ンサ1bが充電上限電圧VHに到達する。このΔTは、
充電電流をIとすると、ΔT=(C1b−C1a)・VH
I=37.5秒で近似できる。
【0004】次に従来例2(US5982050)につ
いて説明する。従来例2では、電気二重層コンデンサに
対してツェナーダイオードを含む回路を並列に配置し、
各電気二重層コンデンサの端子間電圧をほぼツェナー電
圧にクランプして均等化するように構成されている。
【0005】また、従来例3(特開平10−20109
1)では直列接続された各段の電気二重層コンデンサに
対して、それぞれ並列に接続された電圧調整素子と、電
気二重層コンデンサと電圧調整素子との間に配された放
電制御用スイッチ手段と、この放電制御用スイッチ手段
を駆動する操作用スイッチ手段を備えている。アクセサ
リスイッチによって比較動作が起動され、各段の電気二
重層コンデンサの端子間電圧が基準電圧と比較判断され
て、電圧調整が行なわれる。
【0006】また、従来例4(US5932932)で
は、電気二重層コンデンサ以外にフライングコンデンサ
と呼ばれる電圧補正用コンデンサを設ける。各電気二重
層コンデンサから電圧補正用コンデンサに電荷の移動を
順次行なって、端子間電圧の均一化を行なう手法が示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電気二重層コンデンサ
装置において、端子間電圧の均等化は重要である。ばら
つきが大きくなると、充電・電力放出の機能が低下し、
補助電源としての役割を失うからである。
【0008】従来例1では、上記ΔTの間にバイパスさ
れた充電電流Iによる発熱Pが発生する。P≒I・VH
=10A・2.5V=25Wである。このために、PN
Pトランジスタ9と抵抗11には、大きな許容熱容量の
素子が必要となり、小型化、放熱上の問題があった。特
に急速充電の用途では、充電電流Iの値が数10A〜数
100Aに達するので発熱量もさらに増大する。また、
電気二重層コンデンサの均等化電圧は充電上限電圧VH
に設定されるため、均等化電圧を変更する自由度が制限
されていた。
【0009】従来例2ではツェナーダイオードを用いて
いるために必要な精度を確保しにくい。さらに、温度ド
リフトの影響もあり、実用上の精度を達成するのが困難
であった。
【0010】従来例3では、充電動作中に各電気二重層
コンデンサの端子間電圧を基準電圧と比較するように回
路が設けられている。定電圧電源であるオルタネータか
ら充電を行ない、アクセサリスイッチをオンして各電気
二重層コンデンサの電圧調整を行なう。したがって、基
本的な手法は上記従来例1、2と同様である。また、エ
ンジン停止後に手動でアクセサリスイッチを操作して電
気二重層コンデンサの電圧調整を行なうことが示されて
いるが、人間による操作を必要とする。従来例4では、
各電気二重層コンデンサをフライングコンデンサに接続
するための回路構成が複雑になる。
【0011】本発明では、電気二重層コンデンサの端子
間電圧の均等化に伴う発熱を小さくし、均等電圧の設定
範囲を広くとれるようにする。また、電気二重層コンデ
ンサ装置の電力効率を向上しようとする。また、電気二
重層コンデンサの長期使用を達成しようとする。さら
に、個々の電気二重層コンデンサの特性にばらつきがあ
る場合にも、それを補償して電気二重層コンデンサ装置
としての安定した動作を自動的に得ることを目的とす
る。
【0012】また、ダイナミックな運転動作を行なうな
かで、確実に端子間電圧の均等化を達成し、高効率の電
力供給を安定して実行できるようにする。また、補助電
源としての電力効率を向上しようとする。また、運転維
持を容易に行なうことができる電気二重層コンデンサ装
置を得ようとする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の態様1は、複数
の電気二重層コンデンサが直列接続された電気二重層コ
ンデンサ装置において、電気二重層コンデンサの少なく
とも2段に対して放電回路と電圧検出回路が設けられ、
前記電気二重層コンデンサの端子間電圧が前記電圧検出
回路によって検出され、充電電流によって前記端子間電
圧が電圧上昇され、前記端子間電圧の1つが第1の電圧
1に到達された後に前記充電電流が停止され、前記端
子間電圧の調整時に、第2の電圧V2(第1の電圧V1
第2の電圧V2)よりも高い前記端子間電圧が前記放電
回路によって電圧降下され、第2の電圧V2以下の前記
端子間電圧が保持されてなることを特徴とする電気二重
層コンデンサ装置を提供する。
【0014】態様2は、前記放電回路と前記電圧検出回
路が設けられた少なくとも2段の前記電気二重層コンデ
ンサについては、前記端子間電圧のすべてがほぼ第1の
電圧V1に到達されてなる態様1に記載の電気二重層コ
ンデンサ装置を提供する。
【0015】態様3は、前記放電回路と前記電圧検出回
路が設けられた少なくとも2段の前記電気二重層コンデ
ンサについては、前記端子間電圧が前記放電回路によっ
て電圧降下され、それぞれ第2の電圧V2に達した時点
で前記放電回路による電圧降下が停止されてなる態様1
に記載の電気二重層コンデンサ装置を提供する。
【0016】態様4は、電気二重層コンデンサの段数を
Nとすると、3025≧N≧36であり、電気二重層コ
ンデンサ装置の放電開始電圧が100V以上である態様
1、2または3に記載の電気二重層コンデンサ装置を提
供する。
【0017】態様5は、電気二重層コンデンサの段数を
Nとすると、30≧N≧3であり、電気二重層コンデン
サ装置の放電開始電圧が50V以下である態様1、2ま
たは3に記載の電気二重層コンデンサ装置を提供する。
【0018】態様6は、複数の電気二重層コンデンサが
直列接続された電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方
法において、電気二重層コンデンサの少なくとも2段に
対して放電回路と電圧検出回路を設け、前記電気二重層
コンデンサの端子間電圧を前記電圧検出回路で検出し、
充電電流によって前記端子間電圧を電圧上昇し、前記端
子間電圧の1つが第1の電圧V1に到達した後に前記充
電電流を停止し、前記端子間電圧の調整時に、第2の電
圧V2(第1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前
記端子間電圧を前記放電回路によって電圧降下し、第2
の電圧V2以下の前記端子間電圧を保持することを特徴
とする電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方法を提供
する。
【0019】態様7は、複数の電気二重層コンデンサが
直列接続された電気二重層コンデンサ装置において、前
記電気二重層コンデンサの少なくとも2段に対して放電
回路と電圧検出回路が設けられており、前記電気二重層
コンデンサの端子間電圧を検出するように前記電圧検出
回路が設けられ、前記電圧検出回路によって検出された
前記端子間電圧が第1の電圧V1に到達したときに充電
が停止されるように電流制御回路が設けられ、第2の電
圧V2(第1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前
記端子間電圧を第2の電圧V2に向かって電圧降下する
ように放電させかつ第2の電圧V2以下の前記端子間電
圧を放電させない放電回路が設けられていることを特徴
とする電気二重層コンデンサ装置を提供する。
【0020】態様8は、複数の電気二重層コンデンサが
直列接続された電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方
法において、前記電気二重層コンデンサの少なくとも2
段の端子間電圧を検出し、前記端子間電圧の1つが第1
の電圧V1以上になったときに充電を停止し、第2の電
圧V2(第1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前
記端子間電圧を放電し、第2の電圧V2以下の前記端子
間電圧を放電しないことを特徴とする電気二重層コンデ
ンサ装置の電圧制御方法を提供する。
【0021】態様9は、複数の電気二重層コンデンサが
直列接続された電気二重層コンデンサ装置の電圧制御回
路において、前記電気二重層コンデンサの少なくとも2
段に対して放電制御手段と電圧判断手段が設けられてお
り、前記電気二重層コンデンサの端子間電圧が判断され
るように前記電圧判断手段が設けられ、前記端子間電圧
の1つが前記電圧判断手段により第1の電圧V1に到達
したと判断されたときに充電を停止する充電停止信号を
出力する表示等手段が設けられ、第2の電圧V 2(第1
の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前記端子間電圧
が第2の電圧V2に向かって電圧降下するように放電さ
せかつ第2の電圧V2以下の前記端子間電圧を放電させ
ない前記放電制御回路が設けられていることを特徴とす
る電気二重層コンデンサ装置の電圧制御回路を提供す
る。
【0022】上記の各態様において、全段の電気二重層
コンデンサに対して、それぞれ電圧検出回路と放電回路
を設けることが好ましい。また、用途に応じて放電回路
の放電抵抗値を決定することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、本発明の構成例1について
図1を参照して説明する。図1に示すように電圧検出回
路50は、各段の電気二重層コンデンサ1、1a、1b
(以下セルと呼ぶ)の正極端子302と負極端子304
の間に対応して接続されている。そして、各セルの端子
間電圧が、あらかじめ設定した電圧(上記の第2の電圧
2)を超えているか否かを判定する。放電回路60
は、電圧検出回路50が第2の電圧V2を超えていると
判定したとき、前記セルから電圧調整のために放電電流
を流す。電気二重層コンデンサ装置300中に、各セル
の特性に合わせて電圧検出回路50と放電回路60を設
ける。図1の例では全段に配置している。
【0024】一方、端子間電圧が第1の電圧V1以上で
あると電圧検出回路50が判定したときは、電流電源3
06と電気二重層コンデンサ装置300の間に配置した
電流制御回路308で充電電流を遮断する。充電後、第
2の電圧V2を超えて充電されている各セルのみから、
端子間電圧が放電回路60によって徐々に電圧降下され
る。以下の具体例の説明においては、第1の電圧V1
してVu、第2の電圧V 2としてVeを用いる。また、Ve
とVuを定数として説明を行なうが、時間の経過や使用
状態に応じて自動可変または設定変更することもでき
る。図6に電圧変化の状態の一例を示す。端子間電圧が
第2の電圧Veに到達したときに、各セルの電圧調整の
放電が停止され、端子間電圧が第2の電圧Veにほぼ一
致する。
【0025】しかし、充電完了時に必ずしもすべてのセ
ルの端子間電圧が均等化電圧となる第2の電圧Veを超
えて充電されていることを要しない。端子間電圧が均等
化電圧を超えているセルは、均等化電圧に向けて放電さ
れる。一方、端子間電圧が均等化電圧以下であるセルは
放電されない(図2のT0−T8期間の端子間電圧Vb
波形を参照)。しかし、この両者の電圧差は時間の経過
とともに縮小できる。均等化電圧まで放電させる電圧調
整の動作を繰り返し行えば、すべてのセルの端子間電圧
が均等化電圧にほぼ一致することになる(図2を参
照)。
【0026】期間tcにおいて充電が行なわれ、端子間
電圧VaとVbが上昇する。時刻T2において、端子間電
圧Vaが第1の電圧Vuに到達し、充電が停止される。そ
して、期間tdにおいて、端子間電圧Vaは電圧調整のた
めに放電されて電圧降下する。第2の電圧Veに到達し
ていない端子間電圧Vbはそのまま維持される。時刻T3
において電気二重層コンデンサ装置から電力放出が行な
われ、端子間電圧は降下する。時刻T5で電力放出が停
止する。
【0027】時刻T5から電気二重層コンデンサ装置が
待機状態に入り、時刻T6から充電がふたたび開始され
る。同様に時刻T8で他のセル(図示を省略している)
の端子間電圧が第1の電圧Vuに到達して充電が停止さ
れる。したがって、時刻T2で第1の電圧Vuに到達して
いたセルが、別の動作タイミング、つまり、図2の時刻
8では第1の電圧Vu未満で充電が停止することがあ
る。
【0028】充電停止後、端子間電圧はそのセルの内部
直列等価抵抗と充電電流との積で決まる電圧分だけ端子
間電圧が降下する。充電電流が流れなくなり、セルに蓄
積された電荷量によってのみ端子間電圧が決まるからで
ある。内部直列等価抵抗は一般的にミリオームの桁であ
って、電圧降下の状態は微小レベルであり、図2におい
てはその波形変化の図示を省略している。
【0029】本発明は、充電・電力放出をダイナミック
に繰り返して実行しながら、自動的に端子間電圧の均等
化が行なわれるように構成した。また、充電電流をその
ままバイパスする従来例1とは構成が異なり、電力損失
を低減できる。また、外部から手動操作をすることな
く、各セルの特性に応じて電圧調整用の放電電流を制御
する。したがって、電気二重層コンデンサの利点である
大電流入出力の特性を損なうことなく、均等化のための
発熱を小さくできる。
【0030】電圧検出回路と放電回路はトランジスタや
個別部品などを用いたアナログ回路で構成できる。この
場合、安価に回路を構成でき安定した動作を容易に達成
できる。また、集積回路でも回路を構成できる。電圧検
出結果は電圧検出回路50の動作電流、またはその電流
を電圧変換した信号出力でもよい。
【0031】放電回路60に用いるスイッチング素子
は、例えばトランジスタや半導体素子等である。このス
イッチング素子は信号出力に基づきオン、オフする。す
なわち、端子間電圧が均等化電圧を超えているときに
は、スイッチング素子をオンさせ、抵抗を通してセルか
ら電圧調整のための放電電流を流す。
【0032】一方、セルの端子間電圧が均等化電圧にな
ったときには、スイッチング素子をオフさせる。オフ状
態の電圧検出回路50側にはほとんど電流が流れないの
で、セルの端子間電圧は目標とする均等化電圧に維持さ
れる。
【0033】本発明においては、充電電流とは関係な
く、端子間電圧を調整しようとするセルからの放電のみ
を考慮すればよい。このため、放電回路に設けられた放
電電流を流す放電抵抗の値は、従来に比して大きく設定
できる。抵抗値を大きく設定できるので放電電流を小さ
くでき、発熱を抑制できる。ただし、均等化電圧に至る
までの時間が長くなるので、この時間と許容できる発熱
量の間で最適な抵抗値を決める。この抵抗は可変抵抗と
してもよい。図2中の端子間電圧Vaの破線部分が放電
を実行する期間である。
【0034】電圧検出回路50は、セルの端子間電圧が
上記の第1の電圧Vuを超えているか否かを判断し、判
断結果を信号出力する。表示手段を設けて端子間電圧が
第1の電圧Vuを超えた際に、その信号出力を表示する
こともできる。これにより、各セル毎に配置された表示
手段によって、人間が各セルの状態を直視できる。さら
に、電気二重層コンデンサ装置の両側端子における端子
間電圧が、充電装置側で独自に設定された電圧を超えた
場合に、充電電流の供給を自動停止させるように構成す
ることが好ましい。
【0035】なお、本発明に用いる電源は電流電源であ
り、時間とともに供給する電流値が可変できるものであ
ってもよい。好ましくは定電流電源とする。その値は数
Aから数100Aが使用でき、電気二重層コンデンサの
種別や用途に応じて設定する。
【0036】本発明では、上記信号出力を充電装置側に
対し送出し、充電電流を停止させる。このとき、少なく
とも1段のセルの端子間電圧が第1の電圧Vuを超えれ
ば、充電電流の供給を停止させればよい。従来例におい
て、このような停止を行なうと各セルの端子間電圧にば
らつきを生ずる。
【0037】本発明においては、ある状態において各セ
ルの端子間電圧がばらつきを有していても、動作を行な
いつつ、時間の経過とともに各セルの端子間電圧を均等
化電圧にほぼ一致させるように作用する。また、端子間
電圧が大きくばらついている場合でも、均等化電圧に一
致させる電圧調整の動作を繰り返して行なうことで、い
ずれは、ある時点において、すべてのセルが均等化電圧
にほぼ一致するように作用する。
【0038】また、本発明の態様として、電気二重層コ
ンデンサ、電圧検出回路、放電回路、および表示回路の
いずれか少なくとも一つは、収納箱に収納できる。電気
二重層コンデンサの特性から急速充放電が可能で、移
動、設置等が容易である。放熱等の考慮は不要なため、
構造的にも一層集約した形で構成できる。
【0039】また、本発明では、上記の複数の電気二重
層コンデンサが直列接続された電気二重層コンデンサ装
置において、電気二重層コンデンサの2段以上に対して
放電回路と電圧検出回路を設けているが、電気二重層コ
ンデンサの1段のみに対して放電回路と電圧検出回路を
設けた場合にも適用できる。例えば容量が大きい電気二
重層コンデンサ(セルA)と容量が小さい電気二重層コ
ンデンサ(セルB)を直列に接続した装置とし、セルB
のみに対して放電回路と電圧検出回路を設ける。充電に
よりセルBの端子間電圧がVuに到達したときに充電を
停止させ、Veまで放電させる。充電によりセルAの端
子間電圧がVe以下となっている場合はセルAとセルB
の端子間電圧を均等化させることができる。
【0040】本発明において、電圧検出回路と放電回路
は図1に示すように各セル毎に対応して設けることが好
ましい。しかし、図3に示すように、少なくとも1組の
電圧検出回路50と放電回路60を設けても本発明の効
果を得ることができる。図3では、特性がほぼ揃った2
つのセルに対して、電圧検出回路50と放電回路60の
1組が設けられている。なお、図3に示すように、電気
二重層コンデンサの等価回路は内部直列等価抵抗と理想
的なコンデンサの直列回路で表現される。厳密には、こ
の直列回路のコンデンサに対して並列抵抗が存在する。
しかし、この並列抵抗は大きな抵抗値を有しているの
で、本発明においては無視できる。
【0041】また、図4に示すように、2つのセルのみ
に対して電圧検出回路50と放電回路60を設けてもよ
い。各セルに対して、一対一に設けるのではなく、装置
全体のなかで間引きして設けることができる。これは、
電気二重層コンデンサ装置として、ダイナミックな運転
を行ないながら、各セルの端子間電圧を全体として均等
化されるようにできるからである。つまり、一定の時間
内、例えば、数時間から1日の間において、各セルの端
子間電圧の差が縮小される方向に電圧調整できる。この
とき電圧検出回路50と放電回路60を設けるセルとし
ては、相対的に容量が小さいセルを選択することが必要
である。
【0042】図5は構成例1の回路例である。直列接続
された電気二重層コンデンサ1a、1b、1を有する電
気二重層コンデンサ装置300である。1段の電気二重
層コンデンサ1aの正極端子3Aと負極端子3Bに並列
に回路が接続されている(他の段の図示は省略してい
る)。三端子シャントレギュレータ27、抵抗25、抵
抗21および抵抗23は定格電圧判断機能を有する。
【0043】三端子レギュレータ27のカソード側の端
子27bが正極端子3Aに、バイアス電位を入力する端
子27cが抵抗21と抵抗23との接続端子に接続され
る。抵抗21の他端は正極端子3Aに、抵抗23の他端
は負極端子3Bに接続される。三端子レギュレータ27
のアノード側の端子27aがNPNトランジスタ29の
ベースと抵抗25の一端に接続される。
【0044】抵抗25の他端は負極端子3Bに接続され
る。フォトカップラ31のアノード側端子が正極端子3
Aに、カソード側端子がNPNトランジスタのコレクタ
に、NPNトランジスタ29のエミッタが負極端子3B
に、接続される。NPNトランジスタ29およびフォト
カップラ31は、所定の電圧検出後の表示機能と信号出
力機能を有する。
【0045】三端子シャントレギュレータ37、抵抗3
5、抵抗41および抵抗43は、均等化電圧検出機能を
有する。抵抗41と抵抗43の抵抗比で均等化電圧を決
定する。端子37bは正極端子3Aに接続される。均等
化電圧を検出するには、基準電位や回路パラメータを変
更し、上記の定格電圧検出回路とほぼ同様の構成を設け
ればよい。
【0046】放電電流をスイッチングするために用いる
NPNトランジスタ39、抵抗45は、放電回路を構成
し、1段のセルの正極端子3Aと負極端子3Bとの間を
導通せしめる。三端子シャントレギュレータ37の端子
37aがNPNトランジスタ39のベースに接続され
る。抵抗45が放電抵抗である。
【0047】以上に述べたすべての回路および電気二重
層コンデンサは、図示しない一つの収納箱に収められ、
電気二重層コンデンサ装置を構成する。そして、接続端
子302と304は、電気二重層コンデンサ装置の充電
および電力放出のため露出されている。外部に設けられ
た充電用の電流電源306と接続して使用される。次
に、この回路での動作を説明する。
【0048】図5において、抵抗21および抵抗23の
抵抗比により三端子シャントレギュレータ27の動作電
圧を、電気二重層コンデンサ1の上限電圧である定格電
圧に設定する(第1の電圧Vu=定格電圧)。充電によ
り、いずれかの端子間電圧が定格電圧を超えたとき、三
端子シャントレギュレータ27が降伏して導通し、抵抗
25に電流が流れる。そして、NPNトランジスタ29
により信号増幅された後、フォトカップラ31から定格
電圧検出信号が電源側に設けられた電流制御回路308
へと送られる。そして、充電電流の供給を停止する。
【0049】一方、抵抗41および抵抗43の抵抗比に
より三端子シャントレギュレータ37の動作点が設定さ
れる。端子間電圧をあらかじめ設定した第2の電圧Ve
と比較する。この第2の電圧Veは定格電圧より低い値
に設定される。このため、充電停止後、充電されてほぼ
定格電圧に達した端子間電圧は、三端子レギュレータ3
7と抵抗35を通じて電流が流れる。そして、NPNト
ランジスタ39はオンし、電気二重層コンデンサ1aか
らの放電電流が抵抗45に流される。
【0050】この放電の結果、正極端子3Aと負極端子
3B間の端子間電圧が第2の電圧V e以下になったと
き、三端子シャントレギュレータ37に電流が流れなく
なる。したがって、NPNトランジスタ39はオフす
る。そして、電気二重層コンデンサ1aはあらかじめ設
定した目標電圧である第2の電圧Veにほぼ到達する。
これが均等化電圧となって、電気二重層コンデンサ装置
の待機状態においては保持される。
【0051】電気二重層コンデンサ1aの放電時のみな
らず、充電時にも端子間電圧が均等化電圧を超えれば、
NPNトランジスタ39はオンする。しかし、抵抗45
は充電電流を直接バイパスさせる目的を有しないため、
抵抗値を大きく設定できる。このため、消費電力も少な
く、充電中に上記の放電回路が動作しても全く支障はな
い。
【0052】図5の回路では、放電回路の動作点を第2
の電圧Veに設定したが、端子間電圧が第1の電圧Vu
上になった際に、この放電回路が起動されて放電電流が
流れるように、2段階の動作条件を設定できる。この場
合、各セルの端子間電圧からの電圧調整用の放電電流の
みが放電回路に流れて、充電電流のバイパスを防止でき
るので好ましい。電圧検出回路50に基準電位を2つ備
えて、第1の電圧V uと第2の電圧Veを比較検出する
(図3、図4を参照)。
【0053】この構成例1では精度を確保するため三端
子シャントレギュレータを用いたが、これのかわりに同
等以上の基準電圧精度を有する半導体素子を使用でき
る。高精度のツェナーダイオートを用いることもでき
る。
【0054】次に、本発明の構成例2について説明す
る。図7にその回路ブロック図を示す。放電回路60、
電圧検出回路50、ROM72、RAM73、CPU7
4、双方向性のバス71、アウトプットポート76、イ
ンプットポート75を有する演算制御部70、電流検出
回路80、遮断回路90が設けられた電気二重コンデン
サ装置300である。外部に電流電源306が備えられ
ている。構成例2の動作は以下のとおりである。図8に
その動作波形の一例を示す。
【0055】電流検出回路80で電気二重層コンデンサ
装置300を流れる電流の大きさと方向を検出する。そ
のデータはインプットポート75に送られる。演算制御
部70で、充電・電力放出動作の際における電荷量の全
体の変化を算出する。電圧検出回路50は各セルの端子
間電圧を検出し、インプットポート75に送る。ROM
72に処理プログラムが収容され、または、RAM73
に所定のデータが入力されている。
【0056】図8の期間tLにおいて、電力放出が行な
われてセルの端子間電圧が降下している。時刻T21から
22までは待機状態にあり、端子間電圧は一定してい
る。演算制御部70は各セルの静電容量を算出する。演
算制御部70は、すべてのセルが充電によってほぼ同時
に第1の電圧Vuに到達するような、それぞれのセルに
最適な端子間電圧を算出する。
【0057】その最適な端子間電圧に近くなるように、
各セルの放電回路60による放電量を制御し、各セル毎
に端子間電圧を降下せしめて電圧調整を行なう(図8の
期間tD)。図8に示すΔVaとΔVbが算出された差分
の電圧値である。放電によって電圧調整が不可能なセル
はその端子間電圧を維持される。そして、充電によって
各セルの端子間電圧は第1の電圧Vuに向けて電圧上昇
される(図8の期間tC)。
【0058】構成例2では、電圧調整されたセルの端子
間電圧がほぼ同時に第1の電圧Vuに到達する。しか
し、いずれかのセルの端子間電圧が第1の電圧Vuに到
達した場合には充電電流が遮断回路90によって遮断さ
れるようにする。この動作を繰り返すことにより、すべ
てのセルがほぼ同時に第1の電圧Vuに到達するように
なる。これに、一定の時間経過を要することもある。構
成例2では、第2の電圧Veを構成例1の場合よりも低
い値に設定して、電圧調整の幅を大きくすることが好ま
しい。セルの端子間電圧が低い領域で、電圧調整を行な
うことで、均等化に伴う消費電力をより小さくできる。
図9に構成例2のフローチャートを示す。
【0059】基本的な動作手順は次のとおりである。ま
ず、各セルの端子間電圧を検出する。電気二重層コンデ
ンサ装置の電力放出(セル全段からの電流放出)または
充電電流による各セルの蓄積電荷量の変化分ΔQを、電
流検出回路で検出した電流値を積算することで算出す
る。次に、電力放出後または充電後における各セルの端
子間電圧の変化量ΔVを検出する。各セル毎の静電容量
iを次式で計算する。Ci=ΔQ/ΔV(ステップS
1)。次に、各セルが第1の電圧Vuに到達するのに必
要となる電荷量Qiを算出する。Qi=Ci×(Vu
i)(ステップS2)。ここで、Viはその時点におけ
るセルの端子間電圧である。
【0060】次に、各セルのQi値を比較して、Qiの最
大値Qmaxを見出す(S3)。各セルについて、各セル
のQiとQmaxとの差、ΔQiを算出する(ステップ
4)。そして、各セルについての差分電圧を、ΔVi
ΔQi/Ciで算出する(ステップ5)。そして、求めら
れた差分の電圧、ΔViだけ放電回路で電圧降下せしめ
る(ステップ6)。次に、電気二重層コンデンサ装置に
対して充電電流を供給開始する(ステップ7)。電流源
として、定電流性の電源を用いる。
【0061】このとき、充電電流によって供給される電
荷量を計測する。その電荷量があらかじめ算出したQ
maxに到達するかどうかを判断する(ステップ8)。Q
maxに到達すれば充電電流の供給を停止する(ステップ
9)。そして、各セルの端子間電圧が第1の電圧Vu
ほぼ揃った状態を得ることができる。構成例2では、均
等化電圧を上限電圧の近傍に設定できるので、電力の利
用効率がさらに向上する。また、セルのダイナミック運
転に対応したセル毎の条件設定ができる。
【0062】次に本発明の構成例3を説明する。図10
に回路ブロック図を示す。充電バイパス回路100以外
の主要な回路は構成例2と同様である。構成例3では、
演算制御部70のRAM72に各セルの静電容量があら
かじめ記憶されている。電圧検出回路50で各セルの端
子間電圧を検出する。
【0063】演算制御部70は、すべてのセルが充電に
よってほぼ同時に第1の電圧Vuに到達するような最適
な端子間電圧を各セル毎に算出し、その目標となる端子
間電圧に近づくように、各セルの端子間電圧を放電によ
って電圧降下させる。演算制御部70はいずれかのセル
の端子間電圧が第1の電圧Vuを超えた場合に充電電流
を停止するか、充電電流バイパス回路100に充電電流
を流す。図11に構成例3のフローチャートを示す。
【0064】基本的な動作手順は次のとおりである。ま
ず、各セルの静電容量値Ciを計測しておき演算制御回
路70のRAM73に収容しておく(ステップ20)。
次に、電力放出後または充電後の現在の端子間電圧を検
出する。次にRAM73に記憶されている各セルの静電
容量値Ciから、各セルが目標とする第1の電圧Vuに到
達するのに必要とする電荷量Qiを算出する。Qi=Ci
×(Vu−Vi)(ステップS2)。ここで、Viはその
時点におけるセルの端子間電圧である。
【0065】次に、各セルのQi値を比較して、Qiの最
大値Qmaxを見出す(S3)。各セルについて、各セル
のQiとQmaxとの差ΔQiを算出する(ステップ4)。
そして、各セルについての差分電圧ΔViを、ΔVi=Δ
i/Ciで算出する(ステップ5)。そして、求められ
た差分の電圧ΔViだけ放電回路で電圧降下せしめる
(ステップ6)。次に、必要な充電時間Tcを算出する
(ステップ21)。
【0066】そして、電気二重層コンデンサ装置に充電
電流を供給開始する(ステップ21)。電流源として定
電流性の電源を用いる。このとき、充電時間を計測す
る。その電荷量があらかじめ算出したTcに到達するか
どうかを判断する(ステップ23)。充電時間がTc
到達すれば充電電流を停止する(ステップ24)。この
際、いずれかのセルの端子間電圧がVuに到達するかど
うかを別途判断することもできる。そして、各セルの端
子間電圧が第1の電圧Vuにほぼ揃った状態を達成でき
る。構成例3では、均等化電圧を上限電圧の近傍に設定
できるので、電力の利用効率がさらに向上する。
【0067】上記各構成例において、各セルに対応して
電圧制御を行なう回路を設けることが好ましい。つま
り、全段に設ければ、より高い精度で電圧調整できる。
または、より短い時間内で均等化を達成できる確率が高
まる。特にセルの特性のばらつきが大きい場合でも高い
精度で電圧調整できる。
【0068】次に、直列に接続するセルの段数Nは、充
電電圧の最高値を考慮して設定する。電解液が有機溶媒
系のセルの耐電圧は約3V、水系のもので約1Vであ
る。静電容量の値は、50〜100F/cm3程度であ
る。用途に応じて、数F〜数万Fの容量値を準備でき
る。例えば、充電電圧がDCで750〜5000Vの場
合には、耐電圧と段数との関係から、3025≧N≧1
88に設定することが好ましい。段数が多すぎると構造
が複雑になるからである。
【0069】また、100〜600Vの交流電源を整流
して電気二重層コンデンサ装置を充電して使用する場合
に対応するには高電圧・高出力が必要となるので、耐電
圧と段数の関係から、512≧N≧36に設定すること
が好ましい。また、一般の低電圧の制御用電源に用いる
には、30≧N≧3に設定することが好ましい。また、
調整電圧範囲として、900mV≧第1の電圧V1−第
2の電圧V2≧50mVに設定することが好ましい。均
等化の動作を行なう機会を適度に設定することと、放電
による電力損失を考慮したものである。
【0070】また、セル個々の容量の相対ばらつきは±
20%以内であることが好ましい。さらに、好ましくは
±15%以内である。あまりにもばらつきが大きくなる
と電圧の均等化に要する時間がより増大し、電力損失に
つながるためである。また、セルに供給される充電電流
の大きさの範囲は10A以上、特に25A以上であるこ
とが好ましい。高速充電・大電圧の用途においては、1
00A以上の充電電流を用いることもできる。電気二重
層コンデンサの持つ優れた特性を活かすことができるか
らである。
【0071】
【実施例】以下に構成例1の実施例として例1、例2お
よび例3を説明する。例1におけるセルは有機溶媒系の
電解液を有し、その個数は2段である。セル1の容量を
1000F、このセル1に直列に接続されたセル2の容
量を1150Fとする。第1の電圧Vuは2.5V、充
電電流は10Aの定電流、均等化電圧となる第2の電圧
eは2.1Vに設定する。セル1、2の初期電圧は0
V、抵抗45は100Ωとする。電気二重層コンデンサ
に対応する電圧制御回路は図5に示すものである。
【0072】図6において、充電電流は定電流のため、
セル1、2の端子間電圧Vc1、Vc2はそれぞれ直線的に
上昇する。そして、容量の小さいセル1は、先に2.5
V(第1の電圧Vu)に時刻t2で到達する。1段のセル
のみが第1の電圧Vuに到達した場合でも、電圧検出回
路内のスイッチング素子がオンし、定格電圧検出信号が
フォトカップラ31より電流制御回路308へ送られ、
充電電流の供給は停止される(図5参照)。このとき、
セル2の端子間電圧は2.17Vである。
【0073】なお、セル1、2にそれぞれ並列に接続さ
れているスイッチング素子は、ともに均等化電圧V
e(設定された2.1V)を通過時にオンしている。t0
≒210sec、t1≒242secである。セル2は
その端子間電圧が2.1Vになるt3まで放電され、セ
ル1は同様に時刻t4まで放電される。
【0074】そして、t2後のVC1の電圧変化は、VC1
≒2.5exp(−t/τ1)であり、τ1≒R・C1
100Ω・1000F=105sec、tはt2からの経
過時間である。VC2の電圧変化は、VC2≒2.17ex
p(−t/τ2)であり、τ2≒R・C2=100Ω・1
150F=1.15×105secである。
【0075】これより、図6のt3≒4000sec、
4≒18000secであることがわかる。また、セ
ル1の放電電流最大値i1は25mA程度である(i1
2.5V/100Ω=25mA)。セル2の放電電流最
大値i2は22mA程度である(i2≒2.17V/10
0Ω)。
【0076】例1では、放電電流が小さいため、NPN
トランジスタ39と抵抗45からなる放電回路での発熱
が少ない。最大瞬時値P=2.5V・25mA=62.
5mWと問題にならない。また、放電回路はt0〜t2
間も働いているが、回路に流れる電流が小さく、充電電
流と比べると十分小さいため(10A≫25mA)、充
電中の放電回路の働きは無視できる。
【0077】以上により、異なる容量のセルを用いて
も、上記の調整放電後は、各セルの端子間電圧は均等化
電圧である第2の電圧Veに維持される。すなわち、す
べてのセルの端子間電圧が均等化電圧である第2の電圧
eにほぼ一致し、揃った状態になる。
【0078】図6においては、充電完了時にセル1、2
の双方が第2の電圧Veを超えていた。しかし、必ずし
もすべてのセルの端子間電圧が第2の電圧Veを超えて
充電されていることを要しない。すなわち、第2の電圧
eを超えているセルは、放電により第2の電圧Veに向
けて電圧降下される。一方、第2の電圧Ve以下の端子
間電圧を有するセルでは、放電が行なわれずにその端子
間電圧を保持する。したがって、この両者の電圧差は縮
まり、均等化電圧である第2の電圧Veに一致させるよ
うに、上記の調整放電の作業を繰り返し行えば、いずれ
はすべてのセルが均等化電圧にほぼ一致することにな
る。
【0079】例2および例3では、表1に示す条件のセ
ルを用いた。容量値が1225F、1204F、118
5Fであるセルを3段直列接続した場合の電気二重層コ
ンデンサ装置である。図5に示す回路を用いて充電電
流、放出電流をともに25Aとした。例2の回路条件と
動作を表2に、例3の回路条件と動作を表3に示す。例
2において、1回目の調整放電後に20mV以内で端子
間電圧の均等化を達成できた。2回目の調整放電後では
10mV未満であった。例3では10mV未満であっ
た。
【0080】例2と例3の回路上の違いは、セルに対応
する放電抵抗値が5倍異なって構成された点である。ま
た、構成例1の運転動作の状態を図15及び表4に示
す。時間の経過とともに、各セルの端子間電圧が変動す
るが、一定の時間内に均等化される様子を示している。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】例3の方が均等化までの所要時間が短くな
っている。これは放電抵抗を5倍小さく設定したためで
ある。この例2と例3では、放電抵抗を流れる放電電流
による発熱が例1よりも大きくなるが、従来例よりは発
熱を低減できる。また、補助電源として用いられる電気
二重層コンデサンサ装置全体で求められる性能、例え
ば、電圧の均等化までの所要時間、充電・電力放出のサ
イクル時間、24時間あたりの均等化頻度などを考慮し
て設定すればよい。
【0086】本発明は、例えば、エレベーター等の夜間
停止する装置に対して、有効に寄与する。昼間は、充電
器からの充電と外部接続された負荷に対する放電が繰り
返される。このとき、放電回路はわずかの電力消費をす
るのみである。一方、夜間等の機器の停止中、または充
放電を行なっていない間にゆっくりと時間をかけて均等
化のための電圧調整を実行する。これにより、セルの端
子間電圧のばらつきを補正する。
【0087】また、本発明は電気自動車やハイブリッド
自動車、電車などの乗り物に使用できる。図12は電気
自動車400の模式図である。本発明の電気二重層コン
デンサ装置300、インバータ430および発電機44
0を搭載し、モータ410でタイヤ420を駆動する。
乗り物の場合には、回生に伴う電力を電気二重層コンデ
ンサ装置に蓄えて、自力走行時に貯蔵した電力を利用す
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、均
等化のための動作を確実に行なえる。セルに対応して電
圧検出回路と放電回路を設けて構成したので、セルに対
し電圧調整用の放電を行ない、全体のセルについて、均
等化電圧に容易に揃えることができる。また、この際の
発熱は小さく抑えることができる。均等化電圧の設定範
囲も、使用する際の上限電圧付近のみでなく広くとれ
る。
【0089】さらに、均等化電圧に至る放電時間は対象
となる設備に応じて容易に変更できる。長期間にわたっ
て、安定して均等化電圧を高精度で達成するように構成
できるので、電力を安定して供給できるようになる。シ
ステム全体としての電力効率も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例1の回路ブロック図。
【図2】構成例1の動作の一例を示す波形図。
【図3】構成例1の具体例1の回路ブロック図。
【図4】構成例1の具体例2の回路ブロック図。
【図5】本発明の例1の回路図。
【図6】例1の動作の一例を示す波形図。
【図7】構成例2の回路ブロック図。
【図8】構成例2の動作の一例を示す波形図。
【図9】構成例2のフローチャート。
【図10】構成例3の回路ブロック図。
【図11】構成例3のフローチャート。
【図12】本発明を用いた電気自動車の模式図。
【図13】従来例1の回路図。
【図14】従来例1の動作の一例を示す波形図。
【図15】構成例1の動作の一例を示す波形図。
【符号の説明】
1、1a、1b:電気二重層コンデンサ 302:正極端子 304:負極端子 45:抵抗 27、37:三端子シャントレギュレータ 29、39:NPNトランジスタ 10A、10B:接続端子 31:フォトカップラ 50:電圧検出回路 60:放電回路 300:電気二重層コンデンサ装置 308:電流制御回路 306:電流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H01M 10/48 P 7/10 H01G 9/00 301Z // H01M 10/48 521

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電気二重層コンデンサが直列接続さ
    れた電気二重層コンデンサ装置において、電気二重層コ
    ンデンサの少なくとも2段に対して放電回路と電圧検出
    回路が設けられ、前記電気二重層コンデンサの端子間電
    圧が前記電圧検出回路によって検出され、充電電流によ
    って前記端子間電圧が電圧上昇され、前記端子間電圧の
    1つが第1の電圧V1に到達された後に前記充電電流が
    停止され、前記端子間電圧の調整時に、第2の電圧V2
    (第1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前記端子
    間電圧が前記放電回路によって電圧降下され、第2の電
    圧V2以下の前記端子間電圧が保持されてなることを特
    徴とする電気二重層コンデンサ装置。
  2. 【請求項2】前記放電回路と前記電圧検出回路が設けら
    れた少なくとも2段の前記電気二重層コンデンサについ
    ては、前記端子間電圧のすべてがほぼ第1の電圧V1
    到達されてなる請求項1に記載の電気二重層コンデンサ
    装置。
  3. 【請求項3】前記放電回路と前記電圧検出回路が設けら
    れた少なくとも2段の前記電気二重層コンデンサについ
    ては、前記端子間電圧が前記放電回路によって電圧降下
    され、それぞれ第2の電圧V2に達した時点で前記放電
    回路による電圧降下が停止されてなる請求項1に記載の
    電気二重層コンデンサ装置。
  4. 【請求項4】電気二重層コンデンサの段数をNとする
    と、3025≧N≧36であり、電気二重層コンデンサ
    装置の放電開始電圧が100V以上である請求項1、2
    または3に記載の電気二重層コンデンサ装置。
  5. 【請求項5】電気二重層コンデンサの段数をNとする
    と、30≧N≧3であり、電気二重層コンデンサ装置の
    放電開始電圧が50V以下である請求項1、2または3
    に記載の電気二重層コンデンサ装置。
  6. 【請求項6】複数の電気二重層コンデンサが直列接続さ
    れた電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方法におい
    て、電気二重層コンデンサの少なくとも2段に対して放
    電回路と電圧検出回路を設け、前記電気二重層コンデン
    サの端子間電圧を前記電圧検出回路で検出し、充電電流
    によって前記端子間電圧を電圧上昇し、前記端子間電圧
    の1つが第1の電圧V1に到達した後に前記充電電流を
    停止し、前記端子間電圧の調整時に、第2の電圧V
    2(第1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前記端
    子間電圧を前記放電回路によって電圧降下し、第2の電
    圧V2以下の前記端子間電圧を保持することを特徴とす
    る電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方法。
  7. 【請求項7】複数の電気二重層コンデンサが直列接続さ
    れた電気二重層コンデンサ装置において、前記電気二重
    層コンデンサの少なくとも2段に対して放電回路と電圧
    検出回路が設けられており、前記電気二重層コンデンサ
    の端子間電圧を検出するように前記電圧検出回路が設け
    られ、前記電圧検出回路によって検出された前記端子間
    電圧が第1の電圧V1に到達したときに充電が停止され
    るように電流制御回路が設けられ、第2の電圧V2(第
    1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前記端子間電
    圧を第2の電圧V2に向かって電圧降下するように放電
    させかつ第2の電圧V2以下の前記端子間電圧を放電さ
    せない放電回路が設けられていることを特徴とする電気
    二重層コンデンサ装置。
  8. 【請求項8】複数の電気二重層コンデンサが直列接続さ
    れた電気二重層コンデンサ装置の電圧制御方法におい
    て、前記電気二重層コンデンサの少なくとも2段の端子
    間電圧を検出し、前記端子間電圧の1つが第1の電圧V
    1以上になったときに充電を停止し、第2の電圧V2(第
    1の電圧V1>第2の電圧V2)よりも高い前記端子間電
    圧を放電し、第2の電圧V2以下の前記端子間電圧を放
    電しないことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置の
    電圧制御方法。
  9. 【請求項9】複数の電気二重層コンデンサが直列接続さ
    れた電気二重層コンデンサ装置の電圧制御回路におい
    て、前記電気二重層コンデンサの少なくとも2段に対し
    て放電制御手段と電圧判断手段が設けられており、前記
    電気二重層コンデンサの端子間電圧が判断されるように
    前記電圧判断手段が設けられ、前記端子間電圧の1つが
    前記電圧判断手段により第1の電圧V1に到達したと判
    断されたときに充電を停止する充電停止信号を出力する
    表示等手段が設けられ、第2の電圧V2(第1の電圧V1
    >第2の電圧V2)よりも高い前記端子間電圧が第2の
    電圧V2に向かって電圧降下するように放電させかつ第
    2の電圧V2以下の前記端子間電圧を放電させない前記
    放電制御回路が設けられていることを特徴とする電気二
    重層コンデンサ装置の電圧制御回路。
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