JP4983377B2 - 蓄電素子の電圧検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電素子の電圧を検出するための電圧検出器に関するものである。
近年、環境への配慮や燃費向上のために自動車(以下、車両という)の駆動をエンジンだけでなくモータによっても行うハイブリッド車や、モータのみで駆動する電気自動車等が開発されている。これらの車両には、モータによる車両駆動を行うために、多数の蓄電素子(例えば二次電池やキャパシタ)が搭載されている。
このような蓄電素子に対しては、充放電制御や異常検知等のためにそれぞれの両端電圧を検出する必要がある。その検出方法として、例えば下記特許文献1に記載されているものが提案されている。図9は、その電圧検出器のブロック回路図である。図9において、複数の蓄電素子101(ここでは8個の二次電池)は直列に接続されている。各蓄電素子101の両端はそれぞれ抵抗器103を介して切替スイッチ105に接続されている。切替スイッチ105はマルチプレクサからなり、その切替制御は切替スイッチ駆動回路107により行われる。切替スイッチ105の出力は2個直列に接続したフライングキャパシタ109のいずれかの端子に接続されている。フライングキャパシタ109の端子にはそれぞれサンプリングスイッチ111が接続されている。従って、サンプリングスイッチ111は図9に示すように3個となる。それらの出力は電圧検出回路113に接続されている。電圧検出回路113の出力は異常判定回路115に接続されている。
次に、このような電圧検出器の動作を説明する。まず、切替スイッチ駆動回路107は例えば図9の一番上の切替スイッチ105と、その下の切替スイッチ105をオンにする。この時、あらかじめ全てのサンプリングスイッチ111をオフにしておく。その結果、図9の一番上の蓄電素子101の両端電圧が、上側のフライングキャパシタ109にコピーされる。その後、切替スイッチ駆動回路107は切替スイッチ105を全てオフにする。この状態で、一番上と二番目のサンプリングスイッチ111をオンにすることで、一番上の蓄電素子101の両端電圧が電圧検出回路113に入力される。電圧検出回路113は前記両端電圧を異常判定回路115に出力する。これにより、前記両端電圧が異常であれば異常判定回路115は外部に異常信号を発信する。
このような動作を全ての蓄電素子101に対して順次行うことにより、各蓄電素子101の両端電圧を電圧検出回路113で求めることができる上、異常判定回路115により蓄電素子101の異常を検出することができる。
特開2002−281681号公報
上記の蓄電装置によると、確かに各蓄電素子101の両端電圧を検出することができるのであるが、切替スイッチ105やサンプリングスイッチ111を切り替えてフライングキャパシタ109に両端電圧を一旦コピーしてから検出する動作を各蓄電素子101に対して順次行う必要があるので、全ての蓄電素子101の両端電圧を検出し終わるまでに時間がかかり、検出中に電圧が変動した場合等に検出精度が悪くなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高速に蓄電素子101の両端電圧を検出することができる高精度な蓄電素子の電圧検出器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の蓄電素子の電圧検出器は、正電極、および負電極を有する蓄電素子に対し、エミッタ端子を前記負電極に接続し、ベース端子とコレクタ端子を接続した第1pnp型トランジスタと、一端を前記正電極に接続した電圧電流変換素子と、エミッタ端子を前記電圧電流変換素子の他端に接続し、ベース端子を前記第1pnp型トランジスタの前記ベース端子に接続した第2pnp型トランジスタと、前記第1pnp型トランジスタの前記コレクタ端子に接続され、前記コレクタ端子から電流を引く電流源と、前記第2pnp型トランジスタのコレクタ端子に接続され、コレクタ電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路の出力から前記正電極と前記負電極の間の電圧を出力する電圧出力回路とを備え、前記蓄電素子の前記負電極は前記電流検出回路に対して正の電圧にバイアスされており、前記蓄電素子は直列に接続されるとともに、複数の前記蓄電素子の最大電圧を有する正電極と、複数の前記蓄電素子の最小電圧を有する負電極を除く他の負電極との間にそれぞれ電流補償抵抗器を接続した構成を有し、前記電流補償抵抗器は、前記各蓄電素子の負電極に接続された前記第1pnp型トランジスタの前記コレクタ端子から引かれる電流と前記各電圧電流変換素子に流れる電流の和電流を供給でき、かつ前記蓄電素子の電圧が均等である場合は前記各電流補償抵抗器に流れる電流と前記和電流が等しくなるような抵抗値を有するようにするとともに、前記電流源の電流値が直列接続された前記蓄電素子の総電圧に比例するようにしたものである。
また、本発明の蓄電素子の電圧検出器は、正電極、および負電極を有する蓄電素子に対し、エミッタ端子を前記正電極に接続し、ベース端子とコレクタ端子を接続した第1npn型トランジスタと、一端を前記負電極に接続した電圧電流変換素子と、エミッタ端子を前記電圧電流変換素子の他端に接続し、ベース端子を前記第1npn型トランジスタの前記ベース端子に接続した第2npn型トランジスタと、前記第1npn型トランジスタの前記コレクタ端子に接続され、前記コレクタ端子に電流を供給する電流源と、前記第2npn型トランジスタのコレクタ端子に接続され、コレクタ電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路の出力から前記正電極と前記負電極の間の電圧を出力する電圧出力回路とを備え、前記蓄電素子の前記正電極は前記電流検出回路に対して負の電圧にバイアスされており、複数の前記蓄電素子は直列に接続されるとともに、複数の前記蓄電素子の最小電圧を有する負電極と、複数の前記蓄電素子の最大電圧を有する正電極を除く他の正電極との間にそれぞれ電流補償抵抗器を接続した構成を有し、前記電流補償抵抗器は、前記各蓄電素子の正電極に接続された前記第1npn型トランジスタの前記コレクタ端子に供給される電流と前記各電圧電流変換素子に流れる電流の和電流を供給でき、かつ前記蓄電素子の電圧が均等である場合は前記各電流補償抵抗器に流れる電流と前記和電流が等しくなるような抵抗値を有するようにするとともに、前記電流源の電流値が直列接続された前記蓄電素子の総電圧に比例するようにしたものである。
本発明の蓄電素子の電圧検出器によれば、蓄電素子の負電極が正の電圧にバイアスされる場合、電流源を駆動して第1pnp型トランジスタのコレクタ端子から電流を引くことにより、第2pnp型トランジスタのコレクタ電流が蓄電素子の両端電圧に比例した電流となり、これを電流検出回路で検出することで、電圧出力回路で両端電圧として出力できるので、この電圧検出器を蓄電素子毎に設ければ各蓄電素子の両端電圧を直接検出でき、検出時間が短縮され、高精度な電圧が検出できるという効果が得られる。
また、本発明によれば、蓄電素子の正電極が負の電圧にバイアスされる場合、電流源を駆動して第1npn型トランジスタのコレクタ端子に電流を供給することにより、第2npn型トランジスタのコレクタ電流が蓄電素子の両端電圧に比例した電流となるので、これを電流検出回路と電圧出力回路で前記両端電圧として出力することで、上記と同様に検出時間が短縮され、高精度な電圧が検出できるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いたブロック回路図である。図2は、本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いた他の構成のブロック回路図である。図3は、本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のp型FETを用いたブロック回路図である。
図1において、複数の蓄電素子11は直列に接続されて蓄電部13を構成している。なお、蓄電素子11には急速充放電特性に優れる電気二重層キャパシタを用いた。蓄電部13は二次電池15とも直列に接続されている。この時、図1に示すように二次電池15の正極に蓄電部13が接続されているので、蓄電素子11はいずれも正の電圧にバイアスされていることになる。これら蓄電部13、および二次電池15は充放電装置17に接続されている。これにより、蓄電部13や二次電池15の充電や負荷19への放電等が制御される。
次に、各蓄電素子11の両端電圧を検出するための電圧検出器20について詳しく説明する。蓄電素子11は電気二重層キャパシタからなるので、正電極21と負電極23を有する。この内、負電極23には第1pnp型トランジスタ25のエミッタ端子が接続されている。また、第1pnp型トランジスタ25のベース端子とコレクタ端子の間も接続されている。
一方、正電極21には電圧電流変換素子27の一端が接続されている。電圧電流変換素子27は本実施の形態1では抵抗値Rの抵抗器とした。電圧電流変換素子27の他端には第2pnp型トランジスタ29のエミッタ端子が接続されている。第2pnp型トランジスタ29のベース端子には、第1pnp型トランジスタ25のベース端子と接続されている。
第1pnp型トランジスタ25のコレクタ端子には、電流源31が接続されている。電流源31は第1pnp型トランジスタ25のコレクタ端子から電流を引く動作を行うもので、具体的な回路は図1に示したように、2個の抵抗器31a、31bと、2個のトランジスタ31c、31dと、1個のツェナーダイオード31eからなる構成である。電流源31の駆動電力は駆動スイッチ32によってオンオフ制御される。これにより、電流源31は駆動スイッチ32により蓄電素子11の電圧検出時にのみ駆動され、それ以外の時は停止するように制御している。
一方、第2pnp型トランジスタ29のコレクタ端子には電流検出回路33が接続されている。これは、第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流を検出する回路であり、具体的には抵抗値R0の抵抗器から構成される。従って、電流検出回路33にコレクタ電流Iが流れたとすると、電流検出回路出力電圧VoはVo=R0・Iとなるので、電流値をそれに比例した電圧値に変換することができる。
電流検出回路33の出力は電圧出力回路35に接続されている。電圧出力回路35は電流検出回路出力電圧Voから正電極21と負電極23の間の両端電圧Vcellに換算して出力するものである。
以上の構成要素から蓄電素子11の電圧検出器20が構成されている。なお、図1では複数の蓄電素子11の内の1つだけに電圧検出器20が接続されているブロック回路図を示しているが、これは他の蓄電素子11にも同様に接続されており、図1ではわかりやすくするために1つの蓄電素子11にのみ接続した様子を示した。また、蓄電素子11だけでなく二次電池15のそれぞれにも同様に電圧検出器20を接続してもよい。
電圧出力回路35の出力はマイクロコンピュータからなる制御回路37に入力される。これにより、制御回路37は蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができる。また、制御回路37は電圧検出タイミング信号Tmを駆動スイッチ32と電圧出力回路35に送信している。
次に、このような蓄電素子11の電圧検出器20における動作について説明する。制御回路37は蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出するタイミング(例えば既定時間経過毎など)になれば電圧検出タイミング信号Tmを駆動スイッチ32と電圧出力回路35に送信する。これを受けると、駆動スイッチ32がオンになるとともに電圧出力回路35に対し蓄電素子11の両端電圧Vcellを出力するよう要求する。
駆動スイッチ32がオンになると、電流源31が駆動し、第1pnp型トランジスタ25のコレクタ端子から電流源31により定められた電流が引き込まれる。これにより、第1pnp型トランジスタ25はベース、エミッタ間が順バイアスされるので、電圧Vbe1が発生する。ここで、第2pnp型トランジスタ29のベース端子は第1pnp型トランジスタ25のベース端子と接続されているので、両者のベース電圧は等しくなる。一方、第2pnp型トランジスタ29のエミッタ端子は電圧電流変換素子27である抵抗値Rの抵抗器を介して正電極21に接続されているので、順バイアスされていることになる。従って、第2pnp型トランジスタ29のベース、エミッタ間には電圧Vbe2が発生し、エミッタ電流が流れる。
ここで、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29の順バイアス時のベース、エミッタ間電圧は、ほぼ等しくなるので(Vbe1≒Vbe2)、仮想的に第2pnp型トランジスタ29のエミッタ端子は負電極23の電圧と等しくなる。従って、電圧電流変換素子27には蓄電素子11の両端電圧Vcellが印加されるので、第2pnp型トランジスタ29のエミッタ電流はVcell/Rとなる。上記したように、第2pnp型トランジスタ29は順バイアスされているので、前記エミッタ電流のほとんどはコレクタ端子に流れ、コレクタ電流I=Vcell/Rとなる。
以上のことから、第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流Iは蓄電素子11の両端電圧Vcellに比例した電流となって電流検出回路33に流れ込む。その結果、電流検出回路33からは、電流検出回路33を構成する抵抗器の抵抗値R0とコレクタ電流Iの積で表される電流検出回路出力電圧Voが出力される。この電圧Voが電圧出力回路35に入力されると、電圧出力回路35は蓄電素子11の両端電圧Vcellに換算する。この時、既に制御回路37からは両端電圧Vcellの出力要求を受けているので、換算した両端電圧Vcellを直ちに制御回路37に出力する。
このようにして制御回路37は蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができるが、この際、従来のように多数のスイッチを順次切り替えたり、両端電圧をフライングキャパシタに一旦コピーする等の動作をする必要がなくなるので、従来よりも高速に蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができる。その結果、例えば二次電池15が負荷19の挙動により急激に変化しても、各蓄電素子11の両端電圧Vcellを直接検出しているので、検出中の電圧絶対値の変動に対しほとんど影響を受けず、高精度な両端電圧Vcellの検出が可能となる。
各蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出し終われば、制御回路37は駆動スイッチ32をオフにするよう出力電圧タイミング信号Tmを送信する。これにより、駆動スイッチ32がオフになり、電流源31は第1pnp型トランジスタ25のコレクタ端子からの電流引き込みを停止する。同時に、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29のベース電流の供給も停止し、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29はオフになる。これにより、第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流Iも0になる。従って、蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出する時にのみ駆動スイッチ32をオンにするように制御しているので、蓄電素子11からの不要放電を抑制することができる。
このような動作を繰り返すことにより不要放電を抑制しつつ各蓄電素子11の両端電圧Vcellを求めることができる。
なお、本実施の形態1では蓄電素子11の正電極21、および負電極23が二次電池15により正の電圧にバイアスされているため、電圧検出時には第1pnp型トランジスタ25や第2pnp型トランジスタ29のエミッタ端子にはコレクタ端子に対して高い電圧がかかる。従って、トランジスタとしてはpnp型を用いる必要がある。
また、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29の順バイアス時のベース、エミッタ間電圧Vbe1、およびVbe2はほぼ等しいとしたが、実際には第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29の特性バラツキと、両者に流れる電流の差により、Vbe1とVbe2で若干の差が発生する。この電圧差を無くすためには、電流源31の電流と第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流がほぼ等しくなるように、電流源31の抵抗器31bの抵抗値を設定し、かつ第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29で特性が揃ったものを用いるようにすればよい。これによって、より高精度な両端電圧Vcellが得られる。
さらに、電流源31の電流が蓄電素子11の正電極21と負電極23の間の電圧(両端電圧Vcell)にほぼ比例するように変化させることで、両端電圧Vcellが変化してもVbe1とVbe2の差が小さくなるため、より一層誤差が小さくなり高精度化が図れる。このような回路構成例を図2に示す。
図2における図1との相違点は電流源31の内部配線と駆動スイッチ32の接続配線である。すなわち、トランジスタ31cのコレクタ端子に駆動スイッチ32の一端が接続され、駆動スイッチ32の他端にはツェナーダイオード31eと抵抗器31aがこの順に直列接続される。ここで、抵抗器31aの抵抗値をRcとする。
抵抗器31aの他端は蓄電部13の最大電圧(Vc)出力に接続される。ここで、トランジスタ31cのベース、エミッタ電圧をVbe、二次電池15の出力電圧をVbとすると、ツェナーダイオード31eのツェナー電圧VzがVb=Vbe+Vzを満たすようなツェナーダイオード31eを選択する。これにより、第1pnp型トランジスタ25のコレクタ電流Ic(=電流源31が引き込む電流)はIc=Vc/Rcとなる。一方、蓄電素子11の両端電圧Vcellは蓄電部13の電圧Vcに比例するので、これらの関係からコレクタ電流Icは両端電圧Vcellに比例することになる。
このような構成とすることで、電流源31の電流(=Ic)が蓄電素子11の両端電圧Vcellにほぼ比例するように変化させることができ、さらに高精度な電圧検出器20を得ることができる。
以上の構成、動作により、高速に蓄電素子の両端電圧を検出することができる高精度な電圧検出器を実現できた。
なお、本実施の形態1では電圧検出器20の回路構成に第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29を用いたが、これは図3に示した回路構成のように、それぞれ第1p型FET39、および第2p型FET41に替えてもよい。但し、この場合は電流源31がオフの時、第1p型FET39と第2p型FET41を確実にオフにするために、オフ抵抗器42を第2p型FET41のゲート端子と正電極21の間に接続している。なお、図3でこれら以外の回路構成は図1と同じであるので、図1と同じ番号を付す。この場合、それぞれのソース端子、ゲート端子、およびドレイン端子は次のように接続される。
まず、第1p型FET39はソース端子が負電極23に接続され、ゲート端子とドレイン端子が接続される。また、ドレイン端子には電流源31が接続される。従って、第1pnp型トランジスタ25におけるエミッタ端子、ベース端子、およびコレクタ端子への接続を、第1p型FET39のソース端子、ゲート端子、およびドレイン端子にそれぞれ行うことになる。これにより、ドレイン端子から電流源31に電流が引き込まれる。
次に、第2p型FET41はソース端子が電圧電流変換素子27の一端に接続され、ゲート端子が第1p型FET39のゲート端子と接続される。また、ドレイン端子には電流検出回路33が接続される。従って、第2pnp型トランジスタ29におけるエミッタ端子、ベース端子、およびコレクタ端子への接続を、第2p型FET41のソース端子、ゲート端子、およびドレイン端子にそれぞれ行うことになる。これによりドレイン電流Iを検出することができる。
図3の構成における動作は図1と同じである。すなわち、第1p型FET39と第2p型FET41はお互いのゲート端子が接続されており、電流源31により引き込まれる電流で順バイアスされると、それぞれのゲート、ソース間には電圧Vgs1、Vgs2が発生する。ここで、第1p型FET39と第2p型FET41のゲートしきい値電圧Vthが等しく、かつ順方向伝導アドミタンスが大きいとすると、Vgs1≒Vgs2となり、第2p型FET41のソース電圧は負電極23の電圧と仮想的に等しくなる。従って、図1と同様に、第2p型FET41のソース電流はVcell/Rとなり、また、ソース電流はほとんどドレイン端子に流れるので、ソース電流とドレイン電流Iがほぼ等しくなる。これらのことから、I=Vcell/Rとなる。このドレイン電流Iから電流検出回路33と電圧出力回路35により高速に両端電圧Vcellを検出できる。
また、電流源31がオフの時は、オフ抵抗器42により第1p型FET39と第2p型FET41のゲート電圧が正電極21の電圧になるので、両者とも確実にオフとなる。これにより、電流が流れなくなるので、蓄電素子11の不要放電を抑制できる。
また、図1の構成では第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29においてそれぞれ僅かではあるがベース電流が流れるので、その分コレクタ電流Iに誤差が含まれる。しかし、図3のように第1p型FET39と第2p型FET41で構成すると、ベース電流に相当する電流が流れなくなるので誤差が低減され、図1の構成に比べさらに高精度な蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができる。
また、図1の場合と同様に、第1p型FET39と第2p型FET41で特性が揃ったものを用い、かつ両者に流れる電流の差が無くなるように電流源31の抵抗器31bの抵抗値を設定することによって、より高精度な両端電圧Vcellが得られる。
また、図3の構成においても電圧検出時に第1p型FET39と第2p型FET41のソース端子にはドレイン端子に対して高い電圧がかかるので、FETとしてはp型を用いる必要がある。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における蓄電素子の電圧検出器のnpn型トランジスタを用いたブロック回路図である。図5は、本発明の実施の形態2における蓄電素子の電圧検出器のn型FETを用いたブロック回路図である。
本実施の形態2の蓄電素子の電圧検出器の構成において、図1と同じ構成要素には同じ番号を付して詳細な説明を省略する。すなわち、本実施の形態2における特徴は以下の通りである。
1)蓄電部13が二次電池15の負極に接続され、かつ二次電池15の負極がグランドに接続される構成であるので、蓄電素子11は正電極21、および負電極23とも負の電圧にバイアスされる。そこで、図1の第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29に替わって図4の第1npn型トランジスタ43と第2npn型トランジスタ45を用いた。
2)蓄電素子11の正電極21、および負電極23は負電圧となり、その電圧絶対値は前者の方が後者より小さくなるので、第1npn型トランジスタ43のエミッタ端子には正電極21を接続した。
3)上記と同様の理由で、電圧電流変換素子27の一端は負電極23に接続した。
4)電流源31の電圧は正であるため、蓄電素子11の正電極21より電圧が大きい。従って、電流源31を駆動すると、電流源31から第1npn型トランジスタ43のコレクタ端子に電流が供給される。
5)それに伴い、第2npn型トランジスタ45のコレクタ電流は図1の場合とは逆方向に流れる。
次に、動作については電流の流れる方向が逆になるものの、蓄電素子11の両端電圧Vcellを求める方法は実施の形態1と全く同じになる。すなわち、電流源31から第1npn型トランジスタ43のコレクタ端子に電流が供給されると、第2npn型トランジスタ45のコレクタ電流Iが蓄電素子11の両端電圧Vcellに比例した電流(I=Vcell/R)となって電流検出回路33に流れる。この電流Iを電流検出回路33で電流検出回路出力電圧Voとして出力し、電圧出力回路35で蓄電素子11の両端電圧Vcellに換算する。
以上の構成、動作により、蓄電素子が負の電圧にバイアスされていても、高速にその両端電圧を検出することができる高精度な電圧検出器を実現できた。
なお、本実施の形態2では電圧検出器20の回路構成に第1npn型トランジスタ43と第2npn型トランジスタ45を用いたが、これは図5に示した回路構成のように、それぞれ第1n型FET47、および第2n型FET49に替えてもよい。但し、この場合も図3の構成と同様に、電流源31がオフの時、第1n型FET47と第2n型FET49を確実にオフにするために、オフ抵抗器42を第2n型FET49のゲート端子と負電極23の間に接続している。なお、図5でこれら以外の回路構成は図4と同じであるので、図4と同じ番号を付す。この場合、第1n型FET47と第2n型FET49のソース端子、ゲート端子、およびドレイン端子は、順に第1npn型トランジスタ43と第2npn型トランジスタ45におけるエミッタ端子、ベース端子、およびコレクタ端子の部分に接続する。
図5の構成における動作は図4と同じである。従って、高速に蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができる。なお、図5のように第1n型FET47と第2n型FET49を用いる構成とすることにより、図3の構成と同様にベース電流に相当する電流が流れなくなるので誤差が低減され、図4の構成に比べさらに高精度な蓄電素子11の両端電圧Vcellを検出することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における蓄電素子の電圧検出器のブロック回路図である。図7は、本発明の実施の形態3における蓄電素子の電圧検出器の実際の蓄電素子両端電圧Vcrと電流検出回路出力電圧Voの相関図である。
本実施の形態3の蓄電素子の電圧検出器の構成において、図1と同じ構成要素には同じ番号を付して詳細な説明を省略する。すなわち、本実施の形態3における構成上の特徴は以下の通りである。
1)電圧検出器20において、電圧電流変換素子27を抵抗値Rの抵抗器とし、抵抗値切替スイッチ51と、抵抗値Rbの切替抵抗器53を直列に接続した状態で電圧電流変換素子27の両端に接続した。これにより、抵抗値切替スイッチ51をオンオフ制御することにより、電圧電流変換素子27としての抵抗器の抵抗値Rを切り替えることが可能な構成となる。
2)蓄電素子11の両端にバイパス制御回路55を設けた。バイパス制御回路55は実際の蓄電素子11の両端電圧Vcrが過電圧となった時に、バイパス制御回路55に接続したバイパス抵抗器57により両端電圧Vcrを下げる役割を有する。
3)抵抗値切替スイッチ51はバイパス制御回路55を介して接続された制御回路37により送信されるバイパス制御信号Bcによってオンオフ制御される。
以上の構成により、蓄電素子11の過電圧を低減できるので、蓄電素子11の寿命を延ばすことができ、高信頼性が得られる。なお、抵抗値切替スイッチ51がオフの時は電圧電流変換素子27の抵抗値はRであるが、オンの時は切替抵抗器53が電圧電流変換素子27と並列に接続されることになるので、その合成抵抗値はR・Rb/(R+Rb)となる。なお、本実施の形態3ではR≒Rbとしたので、前記合成抵抗値は抵抗値切替スイッチ51がオフの時の電圧電流変換素子27の抵抗値Rの約半分になる。その結果、抵抗値切替スイッチ51がオンならば第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流Iは約2倍になる。
次に、本実施の形態3の蓄電素子11の電圧検出器20における動作について説明する。図6において、上記した構成上の相違点以外の部分の動作は実施の形態1と同じであるので、詳細な説明を省略し、ここでは本実施の形態3の特徴となる動作について説明する。
制御回路37は、実施の形態1で説明した動作により各蓄電素子11の両端電圧Vcellを求める。その結果、蓄電素子11の定格電圧(本実施の形態3では2.2Vとした)を上回る過電圧が、いずれかの蓄電素子11に印加されていたとする。この状態を放置すると、その蓄電素子11のみ劣化が進行してしまうので、これを抑制するために制御回路37は当該蓄電素子11に接続されたバイパス制御回路55に対してバイパス制御信号Bcを送信する。これを受け、バイパス制御回路55はバイパス抵抗器57を蓄電素子11の両端に接続するよう制御する。その結果、蓄電素子11の電荷はバイパス抵抗器57により放電され、その両端電圧Vcrは低下していく。やがて、定格電圧以下に下がると、バイパス制御回路55はバイパス抵抗器57を蓄電素子11の両端から切り離し、放電を停止する。
このような過電圧バイパス状態であることを明確に示すために、バイパス制御回路55はバイパス抵抗器57を蓄電素子11の両端に接続する際に、抵抗値切替スイッチ51をオンにする。これにより、実施の形態1と同じ動作により蓄電素子11の両端電圧Vcellを求めると、過電圧バイパス状態にある蓄電素子11は電圧電流変換素子27の実質抵抗値がR・Rb/(R+Rb)となるので、第2pnp型トランジスタ29のコレクタ電流Iは通常よりも多く流れることになる。その結果、電流検出回路33の出力が大きくなり、電圧出力回路35の出力である両端電圧Vcellも大きくなる。この通常とは明確に異なる電圧を検出することで、制御回路37を介して外部に蓄電素子11の過電圧バイパス状態を知らせることができる。
この時の実際の蓄電素子11の両端電圧Vcrに対する電流検出回路出力電圧Voの相関を図7に示す。図7において、横軸は実際の蓄電素子11の両端電圧Vcr、縦軸は電流検出回路出力電圧Voをそれぞれ示す。通常の蓄電素子11の両端電圧検出動作時は、図7の太実線に示すように、実際の蓄電素子11の両端電圧Vcrに対して傾きR0/Rに比例した電流検出回路出力電圧Voが得られる。
一方、過電圧バイパス状態時では、図7の太点線で示したように、実際の蓄電素子11の両端電圧Vcrに対して傾きR0/(R・Rb/(R+Rb))に比例した電流検出回路出力電圧Voが得られる。ここで、本実施の形態3では前記したようにR≒Rbとしているので、傾きはおよそ2・R0/Rとなり、太実線の傾きの約2倍になる。その結果、電流検出回路出力電圧Voも約2倍になる。但し、太点線の相関特性は抵抗値切替スイッチ51がオンになっている場合に得られ、これがオンになる時は蓄電素子11が過電圧の範囲にある時だけである。従って、図7の横軸に両矢印で示した過電圧範囲に電圧Vcrが入っている時だけ約2倍の電流検出回路出力電圧Voが得られることになる。これにより、図7からも明らかなように通常の蓄電素子11の両端電圧検出動作時に得られる電流検出回路出力電圧Voの幅(図7の縦軸における下側の両矢印)と、過電圧バイパス状態時に得られる電流検出回路出力電圧Voの幅(図7の縦軸における上側の両矢印)はオーバーラップすることなく完全に独立している。従って、電流検出回路出力電圧Voに応じた電圧出力回路35の出力である両端電圧Vcellを外部に出力することで、蓄電素子11が過電圧バイパス状態であるか否かを外部回路(図示せず)が容易に判断できる。
以上の構成、動作により、高速に蓄電素子の両端電圧を検出することで、前記両端電圧の高精度化が可能となる上に、蓄電素子が過電圧バイパス状態であることを外部回路が容易に判断できる蓄電素子の電圧検出器を実現できた。
なお、本実施の形態3では電圧電流変換素子27を構成する抵抗器の抵抗値を2段階に切替可能としたが、これは複数の切替抵抗器と、それらに直列に接続された複数の抵抗値切替スイッチを用いて、抵抗値を多段階に切り替える構成としてもよい。これにより、過電圧バイパス状態以外にも、例えば蓄電素子11の両端電圧が既定値より低くなる過放電状態等も、電圧出力回路35の出力である両端電圧Vcellにより、外部回路で容易に区別することが可能となる。
また、本実施の形態3においては、図1と同様に蓄電素子11の正電極21、および負電極23が正の電圧にバイアスされているので、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29を用いたが、これは図3に示す第1p型FET39、および第2p型FET41に替えてもよい。また、蓄電素子11の正電極21、および負電極23が負の電圧にバイアスされている場合は、図4に示す第1npn型トランジスタ43と第2npn型トランジスタ45を用いてもよく、また図5に示す第1n型FET47と第2n型FET49を用いてもよい。
また、実施の形態1〜3において、蓄電部13は複数の蓄電素子11を直列に接続した構成としたが、これに限定されるものではなく、負荷19が要求する電力仕様に応じて、並列や直並列接続としてもよい。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いたブロック回路図である。本実施の形態4の蓄電素子の電圧検出器の構成において、図1と同じ構成要素には同じ番号を付して詳細な説明を省略する。すなわち、図8において、本実施の形態4における特徴は以下の通りである。なお、図8では説明をわかりやすくするために、蓄電素子11が3個の場合について説明する。
1)蓄電部13は必ず複数の蓄電素子11の直列接続構成を有するようにした。この場合、蓄電素子11は並列接続されている部分があれば、並列接続部分をひとまとめにして、それ毎に全体が直列接続される構成とする。
2)複数の蓄電素子11の内、最大電圧を有する正電極(以下、最大電圧正電極61と呼び、図8では一番上の蓄電素子11の正電極に相当する)と、電流源31の基準電流入力部63との間に基準電流用抵抗器64を接続した。以下、基準電流用抵抗器64の抵抗値をRcとし、それに流れる電流値をIsとする。
3)最大電圧正電極61と、複数の蓄電素子11の内、最小電圧を有する負電極(以下、最小電圧負電極67と呼び、図8では二次電池15に接続される蓄電素子11の負電極に相当する)を除く他の負電極(図8における電極69)との間に、それぞれ電流補償抵抗器65を接続した。なお、図8において、一番上の蓄電素子11の負電極に接続される電流補償抵抗器65の抵抗値をRa2、その次の蓄電素子11の負電極に接続される電流補償抵抗器65の抵抗値をRa3とし、それぞれの抵抗器に流れる電流値を順にIsw2、Isw3とする。
4)電流補償抵抗器65は、各蓄電素子11の負電極に接続された第1pnpトランジスタ25のコレクタ端子から引かれる電流値Icと各電圧電流変換素子27に流れる電流値(I1、またはI2、またはI3)の和電流を供給でき、かつ蓄電素子11の電圧値(Vc1、Vc2、Vc3)が均等である場合は各電流補償抵抗器65に流れる電流値(Isw2、Isw3)と前記和電流が等しくなるような抵抗値(Ra2、Ra3)を有するようにした。
5)これにより、電流源31の電流値Isが、直列接続された蓄電素子11の総電圧値Vc(=Vc1+Vc2+Vc3)に比例するようにした。具体的には基準電流入力部63にコレクタを、基準電流用抵抗器64にエミッタを、最小電圧負電極67にベースをそれぞれ接続したpnp型のトランジスタ66を設けている。
6)電流源31の電流、および電流補償抵抗器65の電流を駆動停止する駆動スイッチ32をそれぞれ設けた。なお、電流源31に対する駆動スイッチ32は電流源31の一端(基準電流入力部63)に、電流補償抵抗器65に対する駆動スイッチ32は電流補償抵抗器65の一端にそれぞれ接続すればよい。図8の構成では、電流源31に対する駆動スイッチ32を最大電圧正電極61と基準電流用抵抗器64の間に、電流補償抵抗器65に対する駆動スイッチ32を最大電圧正電極61と電流補償抵抗器65の間に接続した。
7)駆動スイッチ32は蓄電素子11の電圧検出時にのみ同時にオンにして電流源31および電流補償抵抗器65を駆動させる構成とした。
ここで、4)の構成上の特徴から、基準電流用抵抗器64の抵抗値Rcと各電流補償抵抗器65の抵抗値Ra2、Ra3の決定方法について具体的に説明する。なお、電圧電流変換素子27の抵抗値は一番上の蓄電素子11の正電極に接続されているものから順にR1、R2、R3とする。
まず、各電流補償抵抗器65は全駆動スイッチ32がオンの時、第1pnpトランジスタ25のコレクタ端子から引かれる電流値Icと各電圧電流変換素子27に流れる電流値(I1、またはI2、またはI3)の和電流を供給でき、かつ蓄電素子11の両端電圧値(Vc1、Vc2、Vc3)が均等である場合は各電流補償抵抗器65に流れる電流値(Isw2、Isw3)と前記和電流が等しくなる抵抗値としなければならない。この条件から、まず電流値の式は以下のようになる。
Isw2=I2+Ic (1) Isw3=I3+Ic (2) さらに、電圧条件として、
Vc1=Vc2=Vc3 (3)となる。
また、電流源31は基準電流入力部63に流れる電流値Isが全ての第1pnpトランジスタ25のコレクタ端子から引かれる電流値Icと等しくなるように設定している。さらに、電流値Isは蓄電素子11の電圧バランスが取れている時、電圧電流変換素子27に流れる電流とも等しくなるように構成している。従って、Is=Ic=I1=I2=I3となる。
これらのことから、(1)、(2)式は
Vc1/Ra2=Vc2/R2+Vc/Rc (4) (Vc1+Vc2)/Ra3=Vc3/R3+Vc/Rc (5)となる。また、I3=Isより
Vc3/R3=Vc/Rc (6)が得られる。
ここで、電圧電流変換素子27の抵抗値R1、R2、R3が全て等しいとし(R1=R2=R3=R)、図8より蓄電素子11の総電圧値Vc=Vc1+Vc2+Vc3であるので、これらの関係式と(4)〜(6)式より、
Rc=3・R (7) Ra2=R/2 (8) Ra3=R (9)が得られる。このようにして、基準電流用抵抗器64の抵抗値Rcと各電流補償抵抗器65の抵抗値Ra2、Ra3を決定することができる。
次に、このような蓄電素子11の電圧検出器20の動作について説明する。
実施の形態1と同様に制御回路37が電圧検出タイミング信号Tmを駆動スイッチ32と電圧出力回路35に送信すると、全駆動スイッチ32がオンになる。これにより、基準電流用抵抗器64に電流値Isが流れ、電流源31が駆動する。その結果、各第1pnp型トランジスタ25のコレクタ端子から電流源31により電流値Icの電流が引き込まれる。この時、各第2pnp型トランジスタ29のコレクタ端子からは電流値I1、I2、I3の電流がそれぞれ流れる。この電流値は、上記したように、各蓄電素子11の電圧バランスが取れている時にIs=Ic=I1=I2=I3となるようにしているので、各蓄電素子11の電圧バランスが取れている限り、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29のエミッタ電流は蓄電部13の印加電圧が変化しても等しくなる。この場合、両者のベース−エミッタ間電圧はVbe1=Vbe2となる。このことから、各蓄電素子11の両端電圧に比例した正確な電流値I1、I2、I3が得られるので、さらに高精度な電圧検出が可能となる。
一方、各蓄電素子11の電圧バランスが取れていない時は、第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29のエミッタ電流が異なり、その差は各蓄電素子11に対してそれぞれ、電圧バランスが取れている時の電流値Ic(=Is)と、実際の蓄電素子11の両端電圧から求まる電流値I1=Vc1/R1、I2=Vc2/R2、I3=Vc3/R3との差となる。これらの電流差から第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29のベース−エミッタ間電圧の電圧差が若干発生するが、この差は電圧バランスが取れているほど小さくなる。実際、蓄電素子11は後述するように電圧バランスが取れていなくても取れる方向に制御されるため、ほぼ電圧バランスが取れている状態に保たれる。従って、ベース−エミッタ間電圧はVbe1≒Vbe2となる。ゆえに、十分高い電圧検出精度が得られる。
なお、具体的な電圧検出方法は実施の形態1と同様である。すなわち、I1=Vc1/R1、I2=Vc2/R2、I3=Vc3/R3となるので、制御回路37は電流検出回路33と電圧出力回路35を介して各蓄電素子11の両端電圧値Vc1、Vc2、Vc3を得ることができる。従って、実施の形態1と同様に高速に蓄電素子11の両端電圧を検出することができる。
ここで、式(1)、(2)が成立するように基準電流用抵抗器64の抵抗値Rcと各電流補償抵抗器65の抵抗値Ra2、Ra3を決定しているので、各電極69から電流が流れることはない。また、最大電圧正電極61と最小電圧負電極67からは充放電装置17を介して電流が供給される。ゆえに、実施の形態1のような電圧検出時の蓄電素子11からの電流持ち出しがなくなるので、電圧検出により蓄電素子11の電圧バランスが崩れることがない。
さらに、抵抗値Rc、Ra2、Ra3の決定条件として、各蓄電素子11の両端電圧値が均等(Vc1=Vc2=Vc3)になるような抵抗値としているので、駆動スイッチ32をオンにすることで、電流補償抵抗器65が各蓄電素子11の電圧バランスを取るように動作することになる。その結果、電圧にバラツキがあったとしても、電圧検出動作により各蓄電素子11の電圧バランスを取ることができる。
ここで、電圧バランスを取る動作の具体例について以下に説明する。
図8において、例えば電圧バランスが取れておらず、蓄電素子11の両端電圧値Vc2が他の両端電圧値Vc1、Vc3より大きい場合を考える。全蓄電素子11の電圧バランスが取れていると、両端電圧値はVc1=Vc2=Vc3=Vc/3となるので、電圧バランスが取れていない場合の両端電圧値は次の関係を有する。
Vc2>Vc/3 (10) Vc1<Vc/3 (11) Vc3<Vc/3 (12) ここで、Isw2=Vc1/Ra2、Is=Ic=Vc/Rcであるので、これらに(7)、(8)、(11)式を代入すると、
Isw2=Vc1/(R/2)<Vc/3/(R/2)=2Ic
∴Isw2<2・Ic (13)が得られる。
同様に、Isw3についても、Isw3=(Vc1+Vc2)/Ra3、Is=Ic=Vc/Rcであるので、(9)〜(11)式を代入し、
Isw3=(Vc1+Vc2)/R>2・Vc/3/R=2Ic
∴Isw3>2・Ic (14)となる。
また、両端電圧値Vc2は他の両端電圧値Vc1、Vc3より大きいので、抵抗値がR2の電圧電流変換素子27に流れる電流値I2は電圧バランスが取れている時の電流値Icよりも大きくなる。従って、
I2>Ic (15)となる。同様に、抵抗値がR3の電圧電流変換素子27に流れる電流値I3は電流値Icよりも小さくなる。従って、
I3<Ic (16)となる。
以上の(13)〜(16)式に示すように、それぞれの電流値に大小関係があるため、その差分にあたる電流が蓄電素子11から引き出されたり、蓄電素子11に供給されることになる。この時の電流の様子を図8の点線矢印で示す。電極69には蓄電素子11の放電電流Idisや充電電流Ichが流れ、蓄電素子11が充放電される。上記の具体例では前記充放電により、両端電圧値Vc2は小さくなる方向に、両端電圧値Vc1とVc3は大きくなる方向に、それぞれ変化する。その結果、各蓄電素子11の両端電圧値Vc1〜Vc3は電圧バランスが取れて安定化する。
逆に、蓄電素子11の両端電圧値Vc2が他の両端電圧値Vc1、Vc3よりも小さい場合も、各蓄電素子11の充放電が逆になるだけで、電圧バランスが取れる。
これらのことから、各蓄電素子11の両端電圧値Vc1〜Vc3がどのようなアンバランス状態であっても、電圧バランスが取れる方向に各蓄電素子11が充放電され、安定化することがわかる。
次に、各蓄電素子11の両端電圧値Vc1〜Vc3の検出が完了すれば、制御回路37は全駆動スイッチ32をオフにする。この際の動作の詳細は実施の形態1と同じである。なお、本実施の形態4においても、全ての駆動スイッチ32をオフにすることで、電圧検出器20の消費電力を0にすることができる。
以上の構成、動作により、高速に蓄電素子11の両端電圧を検出することができる上に、蓄電素子11からの電流持ち出しがない構成としているので、電圧バランスが崩れることなく高精度に検出可能な電圧検出器を実現できた。
なお、本実施の形態4では蓄電素子11の直列接続数が3の場合について説明したが、これは直列接続数が2や4以上の場合でも同様に構成することで、同等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態4においても、実施の形態1で説明したように第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29に替わって、それぞれp型FETを用いてもよい。
また、実施の形態2で説明したように、蓄電部13と二次電池15を逆に接続して、蓄電部13の最大電圧正電極61と二次電池15の負電極を接続する構成としてもよい。但し、この場合は次のように接続構成を変更する必要がある。
1)基準電流用抵抗器64は、複数の蓄電素子11の最小電圧負電極67と電流源31の基準電流入力部63の間に接続する。
2)電流補償抵抗器65は、複数の蓄電素子11の最小電圧負電極67と、複数の蓄電素子11の最大電圧正電極61を除く他の正電極との間にそれぞれ接続する。
3)第1pnp型トランジスタ25と第2pnp型トランジスタ29に替わって、いずれも図4と同様にnpn型トランジスタを接続する。
4)電流補償抵抗器65は、各蓄電素子11の正電極に接続された第1npnトランジスタのコレクタ端子に供給される電流と各電圧電流変換素子27に流れる電流の和電流を供給でき、かつ蓄電素子11の電圧が均等である場合は各電流補償抵抗器65に流れる電流と前記和電流が等しくなるような抵抗値を有するようにする。なお、各抵抗値は上記した計算方法と同様にして得られる。
また、実施の形態1〜4において蓄電素子11には電気二重層キャパシタを用いたが、これは電気化学キャパシタ等の他の蓄電素子でもよい。
また、蓄電部13と二次電池15も直列接続構成としているが、これに限定されるものではなく、並列接続としてもよい。
本発明にかかる蓄電素子の電圧検出器は、各蓄電素子の両端電圧を直接検出でき、検出時間が短縮され、高精度な電圧が検出できるので、特に電圧変動が大きい車両用の蓄電素子の電圧検出器等として有用である。
本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いたブロック回路図 本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いた他の構成のブロック回路図 本発明の実施の形態1における蓄電素子の電圧検出器のp型FETを用いたブロック回路図 本発明の実施の形態2における蓄電素子の電圧検出器のnpn型トランジスタを用いたブロック回路図 本発明の実施の形態2における蓄電素子の電圧検出器のn型FETを用いたブロック回路図 本発明の実施の形態3における蓄電素子の電圧検出器のブロック回路図 本発明の実施の形態3における蓄電素子の電圧検出器の実際の蓄電素子両端電圧Vcrと電流検出回路出力電圧Voの相関図 本発明の実施の形態4における蓄電素子の電圧検出器のpnp型トランジスタを用いたブロック回路図 従来の電圧検出器のブロック回路図
符号の説明
11 蓄電素子
20 電圧検出器
21 正電極
23 負電極
25 第1pnp型トランジスタ
27 電圧電流変換素子
29 第2pnp型トランジスタ
31 電流源
32 駆動スイッチ
33 電流検出回路
35 電圧出力回路
39 第1p型FET
41 第2p型FET
43 第1npn型トランジスタ
45 第2npn型トランジスタ
47 第1n型FET
49 第2n型FET
61 最大電圧正電極
63 基準電流入力部
64 基準電流用抵抗器
65 電流補償抵抗器
67 最小電圧負電極

Claims (8)

  1. 正電極、および負電極を有する蓄電素子の電圧検出器であって、
    エミッタ端子を前記負電極に接続し、ベース端子とコレクタ端子を接続した第1pnp型トランジスタと、
    一端を前記正電極に接続した電圧電流変換素子と、
    エミッタ端子を前記電圧電流変換素子の他端に接続し、ベース端子を前記第1pnp型トランジスタの前記ベース端子に接続した第2pnp型トランジスタと、
    前記第1pnp型トランジスタの前記コレクタ端子に接続され、前記コレクタ端子から電流を引く電流源と、
    前記第2pnp型トランジスタのコレクタ端子に接続され、コレクタ電流を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路の出力から前記正電極と前記負電極の間の電圧を出力する電圧出力回路とを備え、
    前記蓄電素子の前記負電極は前記電流検出回路に対して正の電圧にバイアスされており、
    前記蓄電素子は直列に接続されるとともに、
    複数の前記蓄電素子の最大電圧を有する正電極と、複数の前記蓄電素子の最小電圧を有する負電極を除く他の負電極との間にそれぞれ電流補償抵抗器を接続した構成を有し、
    前記電流補償抵抗器は、前記各蓄電素子の負電極に接続された前記第1pnp型トランジスタの前記コレクタ端子から引かれる電流と前記各電圧電流変換素子に流れる電流の和電流を供給でき、かつ前記蓄電素子の電圧が均等である場合は前記各電流補償抵抗器に流れる電流と前記和電流が等しくなるような抵抗値を有するようにするとともに、
    前記電流源の電流値が直列接続された前記蓄電素子の総電圧に比例するようにした蓄電素子の電圧検出器。
  2. 前記第1pnp型トランジスタ、および前記第2pnp型トランジスタに替えて、それぞれ第1p型FET、および第2p型FETを備え、
    前記第1pnp型トランジスタ、および前記第2pnp型トランジスタの前記エミッタ端子への接続を、前記第1p型FET、および前記第2p型FETのソース端子に、それぞれ行い、
    前記第1pnp型トランジスタ、および前記第2pnp型トランジスタの前記ベース端子への接続を、前記第1p型FET、および前記第2p型FETのゲート端子に、それぞれ行い、
    前記第1pnp型トランジスタ、および前記第2pnp型トランジスタの前記コレクタ端子への接続を、前記第1p型FET、および前記第2p型FETのドレイン端子に、それぞれ行った請求項1に記載の蓄電素子の電圧検出器。
  3. 正電極、および負電極を有する蓄電素子の電圧検出器であって、
    エミッタ端子を前記正電極に接続し、ベース端子とコレクタ端子を接続した第1npn型トランジスタと、
    一端を前記負電極に接続した電圧電流変換素子と、
    エミッタ端子を前記電圧電流変換素子の他端に接続し、ベース端子を前記第1npn型トランジスタの前記ベース端子に接続した第2npn型トランジスタと、
    前記第1npn型トランジスタの前記コレクタ端子に接続され、前記コレクタ端子に電流を供給する電流源と、
    前記第2npn型トランジスタのコレクタ端子に接続され、コレクタ電流を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路の出力から前記正電極と前記負電極の間の電圧を出力する電圧出力回路とを備え、
    前記蓄電素子の前記正電極は前記電流検出回路に対して負の電圧にバイアスされており、
    複数の前記蓄電素子は直列に接続されるとともに、
    複数の前記蓄電素子の最小電圧を有する負電極と、複数の前記蓄電素子の最大電圧を有する正電極を除く他の正電極との間にそれぞれ電流補償抵抗器を接続した構成を有し、
    前記電流補償抵抗器は、前記各蓄電素子の正電極に接続された前記第1npn型トランジスタの前記コレクタ端子に供給される電流と前記各電圧電流変換素子に流れる電流の和電流を供給でき、かつ前記蓄電素子の電圧が均等である場合は前記各電流補償抵抗器に流れる電流と前記和電流が等しくなるような抵抗値を有するようにするとともに、
    前記電流源の電流値が直列接続された前記蓄電素子の総電圧に比例するようにした蓄電素子の電圧検出器。
  4. 前記第1npn型トランジスタ、および前記第2npn型トランジスタに替えて、それぞれ第1n型FET、および第2n型FETを備え、
    前記第1npn型トランジスタ、および前記第2npn型トランジスタの前記エミッタ端子への接続を、前記第1n型FET、および前記第2n型FETのソース端子に、それぞれ行い、
    前記第1npn型トランジスタ、および前記第2npn型トランジスタの前記ベース端子への接続を、前記第1n型FET、および前記第2n型FETのゲート端子に、それぞれ行い、
    前記第1npn型トランジスタ、および前記第2npn型トランジスタの前記コレクタ端子への接続を、前記第1n型FET、および前記第2n型FETのドレイン端子に、それぞれ行った請求項3に記載の蓄電素子の電圧検出器。
  5. 前記電流源を駆動、停止させる駆動スイッチを前記電流源に接続し、前記蓄電素子の電圧検出時にのみ前記駆動スイッチをオンにして前記電流源を駆動させる請求項1、または3に記載の蓄電素子の電圧検出器。
  6. 前記電圧電流変換素子は抵抗器からなり、前記抵抗器の抵抗値が切替可能な構成とした請求項1、または3に記載の蓄電素子の電圧検出器。
  7. 前記電流源の電流が前記蓄電素子の前記正電極と前記負電極の間の電圧に比例するようにした請求項1、または3に記載の蓄電素子の電圧検出器。
  8. 前記電流源の電流、および前記電流補償抵抗器の電流を駆動停止する駆動スイッチを前記電流源、および前記電流補償抵抗器の一端に接続し、前記蓄電素子の電圧検出時にのみ前記駆動スイッチをオンにして前記電流源および前記電流補償抵抗器を駆動させる請求項1、または3に記載の蓄電素子の電圧検出器。
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