JP2015136209A - 蓄電電圧比較検出回路、蓄電電圧調整回路、及び電池パック - Google Patents

蓄電電圧比較検出回路、蓄電電圧調整回路、及び電池パック Download PDF

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Abstract

【課題】
部品点数削減することで回路を簡素化する蓄電電圧比較検出回路が提供される。
【解決手段】
直列に接続された複数の蓄電手段BAT1〜BATnと接続される蓄電電圧比較検出回路130であって、
前記複数の蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続される複数の検知抵抗Rd2〜Rdnと、
前記複数の検知抵抗と直列に接続可能に、前記複数の蓄電手段に対応する複数のトランジスタQ1〜Qnと、
一端が前記トランジスタと直列に接続され他端が接地端子と直列に接続される、前記蓄電手段と同数の複数の基準抵抗Rr1〜Rrnと、
前記トランジスタと前記基準抵抗の間の複数の接続点から入力される電圧における最小電圧又は最大電圧を出力する比較器20と、
を有する、蓄電電圧比較検出回路、を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充放電可能な複数の蓄電手段の電圧を比較、検出する蓄電電圧比較検出回路、蓄電電圧調整回路、及び電池パックに関する。
従来、複数の二次電池(セル)を直列接続した組電池の蓄電電圧を検出する際、隣同士のそれぞれのセルの電圧差を、電池と同じ数配置された個々の比較器で検出していた。
例えば、特許文献1では、隣同士の二次電池の電圧差を測る際、二次電池と同じ数の比較器を配置して比較結果によりどの電位差が一番小さいかそれぞれ計算していた。(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記構成だと、複数の二次電池それぞれの電位差を隣の二次電池と比較、加算して求めるため、キャパシタと比較器が二次電池と同じ個数必要になり、回路が複雑化し、回路規模が大きくなってしまった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決するように、一つの案では、部品点数を削減することで回路を簡素化する蓄電電圧比較検出回路の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、一つの案では、
直列に接続された複数の蓄電手段と接続される蓄電電圧比較検出回路は、
前記複数の蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続される複数の検知抵抗と、
前記複数の検知抵抗と直列に接続可能に、前記複数の蓄電手段に対応する複数のトランジスタと、
一端が前記トランジスタと直列に接続され他端が接地端子と接続される、前記蓄電手段と同数の複数の基準抵抗と、
前記トランジスタと前記基準抵抗の間の複数の接続点から入力される電圧における最小電圧又は最大電圧を出力する比較器と、を有する。
一態様によれば、部品点数を削減することで回路を簡素化する、蓄電電圧比較検出回路の提供を目的とする。
本発明の実施形態に係る蓄電電圧比較検出回路の回路図である。 図1の蓄電電圧比較検出回路が搭載されたフライバックコンバータ型蓄電電圧調整回路の図である。 図1の蓄電電圧比較検出回路が搭載されたフォーワードコンバータ型蓄電電圧調整回路の図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔実施形態〕
図1は本発明による第1実施形態に係る、蓄電電圧比較検出回路130を示す構成図である。蓄電電圧比較検出回路130は、直列に接続された充電可能な複数の二次電池(蓄電手段)BAT1〜BATnを含む組電池200と接続しており、組電池200内の二次電池BAT1〜BATnでの最小電圧、または最大電圧の二次電池BATxを検出する。図1に示されるように、蓄電電圧比較検出回路130は、電圧検知回路10と、比較器20を有する。
電圧検知回路10は、N個の基準抵抗Rr1〜Rrn、N−1個の検知抵抗Rd2〜Rdn、N個のバイポーラトランジスタQ1〜Qnを有する。N個の基準抵抗(折り返し比較抵抗)Rr1〜Rrnは基準となる接地端子GNDと接続されている。N−1個の検知抵抗Rd1〜Rdnは複数の二次電池BAT1〜BATnの正極と負極の間に並列に接続されている。N個のバイポーラトランジスタQ1〜Qnは検知と電圧のレベルシフトを行うため、複数の検知抵抗Rd2〜Rdnと直列に接続可能に、複数の二次電池BAT1〜BATnに対応しており、下記のように接続している。
より詳しくは、接地端子GNDに最も近い位置にある二次電池BAT1に対応するトランジスタQ1は、エミッタ(一の端子)が二次電池BAT1の正極と直接接続され、ベース(二の端子)がコレクタ(三の端子)と接続され、コレクタが接続点J1と接続されている。また、トランジスタQ1以外のトランジスタQ2〜Qnは、エミッタ(一の端子)が直列に接続された検知抵抗Rd2〜Rdnを介して二次電池BAT2〜BATnの正極と接続され、ベース(二の端子)が二次電池BAT2〜BATnの負極に接続され、コレクタ(三の端子)が接続点J2〜Jnと接続されている。
なお、検知抵抗Rd、トランジスタQ、折り返し比較抵抗となる基準抵抗Rrは基本的には同数である。ただし、接地基準(0V)で折り返した場合、接地端子GNDに最も近い位置にある二次電池BAT1の電圧検出は回路上検出抵抗Rd1と比較抵抗Rn1は同一になるため、図1のように、検出抵抗Rd1は設置しなくても構わない。
電圧検知回路10は、二次電池BAT1〜BATnのそれぞれの正極と負極の間の蓄電電圧(電池電圧)を、検出抵抗Rd1〜Rdnと、バイポーラトランジスタQ1〜Qnと、一端が接地端子GNDと接続された基準抵抗Rr1〜Rrnとにより検知する。
より詳しくは、この電池電圧回路10において、まず各々の電池電圧VBAT1、VBAT2、・・・・VBATn−1、VBATnを検知抵抗Rd1〜Rdnで検出し電流変換する。
トランジスタQ1〜Qnの電流増幅率hfeが十分高いとした場合、「エミッタ電流IE=コレクタ電流IC」となる。よって、夫々のトランジスタQ1〜Qnのベースーエミッタ電圧VBE1〜VBEn、検知抵抗Rd1〜Rdnの抵抗値Rd1〜Rdnを用いて、電池電流IBAT1〜IBATnの値は下記のように表せる。
BAT1=(VBAT1−VBE1)/Rd1
BAT2=(VBAT2−VBE2)/Rd2


BATn−1=(VBATn−1−VBEn−1)/Rdn−1
BATn=(VBATn−VBEn)/Rdn
ここでPNP型バイポーラトランジスタQ1〜Qnのトランジスタ特性が揃っているとすると、ベースーエミッタ電圧VBEは、
BE=VBE1=VBE2=・・・・・VBEn−1=VBEn である。
また、対応する検出抵抗Rdと比較抵抗Rrの抵抗値を同一(Rd1=Rr1、Rd2=Rr2・・・・・Rdn-1=Rrn-1、Rdn=Rrn)とした場合、回路の接続点J1〜Jnの電圧VJ1〜VJnはそれぞれ下記のように表せる。
J1=VBAT1−VBE
J2=VBAT2−VBE


Jn−1=VBATn−1−VBE
Jn=VBATn−VBE
このように、接続点J1〜Jnの電圧値VJ1〜VJnは、各電池電圧VBAT1〜VBATnからトランジスタQ1〜Qnのベースーエミッタ電圧VBE分引いた値をGND基準に折り返した形になる。前述の通り、トランジスタ特性によりベースーエミッタ電圧VBEは同一なので、接続点VJ1〜VJnの電圧を比較することにより、電池電圧VBAT1〜VBATnの大小を検出することができる。
なお、上記前提条件「エミッタ電流IE=コレクタ電流IC」でなく「エミッタ電流IE=コレクタ電流IC+ベース電流IB」の場合、電池電圧の計算式が多少複雑になる。しかし、ベース電流IBが流れ込む接続点J1の電圧VJ1のみRr1×IB1分(hfe=100なら1%)電圧が高くなるので、VJ1のみ補正をかけることで計算できる。もしくは、電界効果トランジスタMOSFETの場合、ゲートーソース間電圧VGSのバラツキが大きい点もあるが、バイポーラトランジスタでなくMOSFETを使用することにより補正が必要なくなる。上記の構造とトランジスタの種類は用途によって、適宜選択できる。
比較器20は、バイポーラトランジスタQ1〜Qnと基準抵抗Rr1〜Rrnの間のN個の接続点J1〜Jnから、前述のグランドを基準とした電圧が入力されている。比較器20は、入力された電圧を比較し、値が最も小さい二次電池の電圧(最小電圧)を出力する。または比較器20は、入力された電圧のうち、値が最も大きい二次電池の電圧(最大電圧)を出力する。
以上のように、本実施形態では、各電池電圧を比較する場合は、二次電池BAT1〜BATnの電池電圧を、グランドレベル(0V)を基準とした電圧へレベル変換する。そして、グランドを基準とした電圧は、接続点J1〜Jnを介して比較器20に入力され、電圧の値の大小関係が比較される。
よって本実施形態では、二次電池BAT1〜BATnの数に応じた複数の比較器を配置するのではなく、比較器20の1つのみが利用される。このため本実施形態によれば、比較器を複数設置する場合と比べて構成を簡素化できる。
なお、本発明に用いる比較器20として、ヒステリシスコンパレータが好ましい。比較器20がヒステリシスコンパレータだと、蓄電電圧比較検出回路130は、いずれか一個の二次電池の電池電圧を最小電圧又は最大電圧だとして検出する。
ここで、ヒステリシスコンパレータでは、マイナス(―)からプラス(+)になるときの閾値と、プラス(+)からマイナス(ー)になるときの比較の閾値が異なるように設定されているため、比較結果のノイズの影響を受けづらい。また、比較の閾値が異なるので、例えば、ヒステリシスコンパレータが最小電圧を検知して、後述する蓄電状態調整回路等によりその最小電圧を増加させていき、最小から二番目の電圧と同じ値まで増えた場合、ヒステリシスコンパレータ完全に逆転した後で最小から二番目だった電圧を検知する。
具体的には、蓄電状態調整回路等により、電圧値が最小だった二次電池の電池電圧が二番目に小さかった二次電池の電池電圧に追いつき同じ値になった場合、ヒステリシスコンパレータは、電圧が追いついた方よりも当初最小だった方を優先して検知する。
蓄電状態調整回路等により、電圧値が最小だった二次電池の電池電圧が二番目に小さかった二次電池の電池電圧をヒステリシスの閾値分よりも大きくなったら、ヒステリシスコンパレータは二番目に小さかった電池電圧を有する二次電池を検知する。
反対に、ヒステリシスコンパレータが、最大電圧を検知して、蓄電状態調整回路等によりその最大電圧を有する二次電池の電池電圧を減少させていき、電圧値が最大だった二次電池の電池電圧が二番目に大きかった二次電池の電池電圧に追いつき、同じ値にさせた場合、ヒステリシスコンパレータは電圧が追いついた方よりも当初最大だった方を優先して検知する。
蓄電状態調整において、電圧値が最大だった二次電池の電池電圧が二番目に大きかった二次電池の電池電圧をヒステリシスの閾値分よりも小さくなったら、ヒステリシスコンパレータは二番目に大きかった電池電圧を有する二次電池を検知する。
しかし、本実施形態では、それぞれの電池電圧を検知する際、電圧検知回路10で抵抗2つとバイポーラトランジスタのみで検知できるため、例えばADコンバータとキャパシタを使用して電流を検知して電圧を測定するよりも、構成が簡素化できる。
なお、バイポーラトランジスタQ1〜Qnは、電界効果トランジスタ(MOSFET)に置き換えることもできる。バイポーラトランジスタの方が閾値VTのばらつきがないため、より好ましい。
このような構成により、電池間の電位差を二次電池と同じ数のコンパレーターで比較・検知する必要がないため、回路が簡素化でき、部品点数を削減し、消費電流を低減ができる。
(搭載例1)
次に、図1の蓄電電圧比較検出回路130が搭載された、蓄電電圧調整回路を有する、電池パックを示す。図2において、本実施形態の電池パック1は、トランス300、P+端子、P−端子、蓄電状態調整回路(セルバランス回路)100、組電池200を有する。
本実施形態の蓄電状態調整回路100は、組電池200に含まれる複数の二次電池の電池電圧の均一化を図り、各二次電池における、電気の蓄積状態(すなわち蓄電状態)を調整する。
蓄電状態調整回路100は、一次側駆動部110、二次側分配放出部120、前述の蓄電電圧比較検出回路130を有する。
一次側駆動部110は、制御回路(制御部)111、駆動スイッチ素子SW、及び抵抗Rsを有し、一次側であるエネルギー蓄積元となる。本実施形態の駆動スイッチ素子SWは、例えばMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)等の半導体スイッチ素子等である。
二次側分配放出部120は、スイッチS1、S2、S3を有し、蓄電電圧比較検出回路130から入力された信号に基づいてスイッチS1、S2、S3を切り替えることで、二次電池BAT1〜BAT3のいずれか一つに電力を放電、再配分する。
蓄電電圧比較検出回路130は、図1と同様に電圧検知回路10と、比較器20を有する。
なお、図2及び後述の図3の電圧検知回路10において、検知抵抗Rd1〜Rd3は蓄電手段(二次電池BAT1〜BAT3)と同数含まれている。しかし、図1で示すように、接地端子GNDに最も近い位置にある二次電池BAT1に対応する基準抵抗Rr1で電池電圧の検知を兼ねて行い、検知抵抗Rd1を設置しないように構成してもよい。
電池パック1において、蓄電状態調整回路100に接続された組電池200は、複数(n個)の充放電可能な二次電池(電池セル、蓄電池、蓄電手段とも言う)BAT1〜BATn(本実施例では三つの二次電池BAT1、BAT2、BAT3)を含む。
本実施形態のトランス300はフライバックトランスであり、トランス300において、一次側コイルLpは一次側のインダクタ、二次側コイルL1、L2、L3は二次側のインダクタである。
蓄電状態調整回路100は、フライバックコンバータ回路を構成している。より詳しくは、一次側駆動部110は、組電池200の正極からエネルギー供給を受け、制御回路111が駆動スイッチ素子SWを制御し、駆動スイッチ素子SWがオンしている時に抵抗Rsで設定された電力を一次側コイルLに蓄積する。
一次側コイルLは組電池200の正極に接続されているため、充電時は充電器及び組電池200全体から電力の供給を受ける。この電力は駆動スイッチSWがオフしている際、二次側コイルL1〜Lnに再分配され、二次側コイルL1〜L3が分配された充電器および電池電圧からなる電力を電池電圧の小さい二次電池に供給する。
また、一次側コイルLは負荷接続時、組電池200全体から電力供給を受ける。この電力は、駆動スイッチSWがオフしている際、二次側コイルL1〜L3に再分配され、二次側コイルL1〜L3が分配された電池電圧からなる電力を、電池電圧の小さい二次電池に供給する。
二次側分配放出部120は、放電・再分配部であり、駆動スイッチ素子SWがオフの時に、一次側コイルLに蓄積された電力を、スイッチS1、S2、S3を通して対応する二次電池BAT1〜BAT3に放電供給する。
本実施形態のトランス300は、駆動スイッチ素子SWのオン期間中に一次側コイルLpに電力を蓄える。そして本実施形態のトランス300は、駆動スイッチ素子SWがオフに切り替わると、一次側コイルLpの逆起電力を利用して、蓄えられていた電力を一気に二次側コイルL1、L2、L3に出力する。
本実施形態では、蓄電状態調整回路100とトランス300を含む装置を蓄電状態調整装置と呼ぶ。電池パックのP+端子は充電器又は負荷の正極と接続され、P−端子は充電器又は負荷の負極と接続されている。
組電池200において、二次電池BAT1、BAT2、及びBAT3は、直列に接続されており、二次電池BAT3の正極は、P+端子と接続され、二次電池BAT1の負極がP−端子と接続されている。
組電池200の二次電池BAT3の正極は、一次側コイルLpの一端と接続されており、一次側コイルLpの他端は駆動スイッチ素子SWの一端と接続されている。駆動スイッチ素子SWの他端は、抵抗Rsを介して二次電池BAT1の負極と接続されている。
二次側コイルL1の一端は、二次電池BAT1の負極と接続されており、二次側のコイルL1の他端はスイッチS1を介して二次電池BAT1の正極と接続されている。スイッチS1は、一端が二次側コイルL1の他端と接続され、他端が二次電池BAT1の正極と接続されている。スイッチS1には蓄電電圧比較検出回路130から信号が送られている。
二次側コイルL2の一端は、二次電池BAT1の正極と二次電池BAT2の負極に接続されており、二次側コイルL2の他端はスイッチS2を介して二次電池BAT2の正極と接続されている。スイッチS2は、一端が二次側コイルL2の他端と接続され、他端が二次電池BAT2の正極と接続されている。スイッチS2には蓄電電圧比較検出回路130から信号が送られている。
二次側コイルL3の一端は、二次電池BAT2の正極と二次電池BAT3の負極に接続されており、二次側コイルL3の他端はスイッチS3を介して二次電池BAT3の正極とP+端子にと接続されている。スイッチS3は、一端が二次側コイルL3の他端と接続され、他端が二次電池BAT3の正極と接続されている。スイッチS3には蓄電電圧比較検出回路130から信号が送られている。
本実施形態の制御回路111は、駆動スイッチ素子SWのオン/オフを制御するスイッチ素子制御信号を生成し、出力する。具体的には、スイッチ素子制御信号は、例えば駆動スイッチ素子SWを所定のタイミングでオンさせるパルス信号等である。
蓄電電圧比較検出回路130は二次電池BAT1、BAT2、BAT3のうち、最も小さい電池電圧を有する二次電池を検出し、検出した最小電池電圧を有する二次電池へ電流を供給できるように、スイッチS1、S2、S3を制御する。
図2で示したように、蓄電電圧比較検出回路130の比較器20はヒステリシスコンパレータであることが望ましい。本搭載例の蓄電電圧比較検出回路130で比較器20がヒステリシスコンパレータだと、いずれか一つの二次電池のみに対して電池電圧の均一化、即ち電池電圧の調整が行われる。
即ち、比較器20がヒステリシスコンパレータであると、最小電圧または最大電圧を一つのみを順次検出でき、接続先の二次電池のうち、一つの二次電池のみに所定電流を流して複数の二次電池BAT1〜BATnの電池電圧を均一化させる。
以下の説明では、図2の組電池200において二次電池BAT1の電池電圧VBAT1>二次電池BAT2の電池電圧VBAT2>二次電池BAT3の電池電圧VBAT3である場合を例として説明する。
この際、ヒステリシスコンパレータを用いると、最小電圧を持つ二次電池BAT3を検出して蓄電状態調整回路100が電池電圧の調整を行っている際、その二次電池BAT3の電圧が上昇し、別の二次電池BAT2に追いついて同じ電圧になった場合は(VBAT3=VBAT2)、ヒステリシスコンパレータは先に電池電圧の調整を行っていた二次電池VBAT3を優先的に電池電圧の調整を続ける。
そして、二次電池BAT2の電池電圧VBAT2が当初最小だった二次電池BAT3の電池電圧VBAT3より高くなったら、電池電圧の調整により電力を供給する電池を二次電池BAT2へ変更して、電池電圧の調整を行う。そのため、電池電圧の調整動作中は常に1個の二次電池のみに対して、順次電池電圧調整動作が行われる。
そのため、同時に二つ以上の二次電池の二次電池の均等化を行う場合よりも、1次側コイルに貯まった電圧を分配することなく、1個の二次電池に順番に供給できるので、より早く効率的に電池電圧調整を行うことができる。
また、本搭載例において、二次電池の最小電圧を検出するために、電池間の電位差を二次電池と同じ数のコンパレーターで比較・検知する必要がないため、回路が簡素化でき、部品点数を削減し、消費電流を低減ができる。
(搭載例2)
搭載例1では、図2に示すように、本発明の蓄電電圧比較検出回路130は、フライバックコンバータ型蓄電電圧調整回路100に搭載されたが、図3に示すように、フォーワードコンバータ型蓄電電圧調整回路100Aに搭載されてもよい。本変形例の電池パック1Aでは、フォーワード方式のトランスを採用している。
図3に、第1実施形態の蓄電状態調整回路100Aの二次側分配放出部120Aに、フォワードコンバータータイプを採用した例を示す。本変形例2のトランス300Aは一次側コイルLp'の巻き線方向が、図2のトランス300の一次側コイルLpとは逆である。
本回路において、駆動スイッチ素子SWをONにすると、一次側コイルLpには逆起電力と二次側コイルL1、L2、L3には誘電起電力が発生してスイッチS1、S2、S3を通して、二次電池BAT1、BAT2、BAT3のいずれかに電流が流れる。このときチョークコイルL4、L5、L6にエネルギーが蓄えられる。
駆動スイッチ素子SWをOFFにすると、電流変化を妨げるようにチョークコイルL4、L5、L6に起電力が生まれ、蓄えられたエネルギーが放出されて、電流経路を確保するスイッチ素子S4、S5、S6を通して、電流が流れて還流される。
なお、この駆動スイッチSWがONすると同じ時間の比率で二次側にエネルギーが伝達され、スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6、チョークコイルL4、L5、L6によって整流され安定化された直流を得る事ができる。このように、整流直後にチョークコイルが設置されるチョーク入力方式にできる為、より広い用途に適用することができる。
以上のことから、蓄電状態調整回路100では、搭載する機器の電流量、電圧量に応じて、所望のタイプのトランスの方式と回路を選択すると好ましい。
スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6には蓄電電圧比較検出回路130から信号が送られている。蓄電電圧比較検出回路130は二次電池BAT1、BAT2、BAT3のうち最も小さい電圧の二次電池を検出し、検出した1の最小電池電圧の二次電池へ電流を供給できるように、スイッチS1とS4、スイッチS5とS6、スイッチS3とS6を制御する。
なお、この例でも比較器20はヒステリシスコンパレータが好ましい。1次側コイルに貯まった電圧を分配することなく、一番電池電圧が最小の二次電池に順番に供給できるので、より早く効率的に電池電圧を調整することができる。
また、本搭載例において、二次電池の最小電圧を検出するために、電池間の電位差を二次電池と同じ数のコンパレーターで比較・検知する必要がないため、回路が簡素化でき、部品点数を削減し、消費電流を低減ができる。
1、1A 電池パック
10 電圧検知回路
20 比較器
130 蓄電電圧比較検出回路
200 組電池
BAT1、BAT2、BAT3、BATn−1、BATn 二次電池(蓄電手段)
Rd1、Rd2、Rd3、Rdn−1、Rdn 検知抵抗
Rr1、Rd2、Rd3、Rdn−1、Rrn 基準抵抗
Q1、Q2、Q3、Qn−1、Qn バイポーラトランジスタ(トランジスタの1例)
J1、J2、J3、Jn−1、Jn 接続点
100、100A 蓄電電圧調整回路
110、110A 一次側駆動部
111、111A 制御回路(制御部)
120、120A 二次側分配放出部
300、300A トランス
LP LP'一次側トランス
L1、L2、L3、L1'、L2'、L3' 二次側トランス
L4、L5、L6 チョークコイル
SW 駆動スイッチ素子
Rs 抵抗
S1、S2、S3、S4、S5、S6 スイッチ素子
特開2009−254008号公報

Claims (7)

  1. 直列に接続された複数の蓄電手段と接続される蓄電電圧比較検出回路であって、
    前記複数の蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続される複数の検知抵抗と、
    前記複数の検知抵抗と直列に接続可能に、前記複数の蓄電手段に対応する複数のトランジスタと、
    一端が前記トランジスタと直列に接続され他端が接地端子と接続される、前記蓄電手段と同数の複数の基準抵抗と、
    前記トランジスタと前記基準抵抗の間の複数の接続点から入力される電圧における最小電圧又は最大電圧を出力する比較器と、
    を有する、蓄電電圧比較検出回路。
  2. 前記複数の基準抵抗のうち1つの基準抵抗は、前記接地端子に最も近い位置にある蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続されており、
    前記複数の検知抵抗の数は、前記複数の蓄電手段の数よりも一つ少ない、請求項1に記載の蓄電電圧比較検出回路。
  3. 前記複数のトランジスタのうち、前記接地端子に最も近い位置にある蓄電手段に対応する1つのトランジスタは、一の端子が前記蓄電手段の正極と直接接続され、二の端子が三の端子と接続され、三の端子が前記接続点と接続されており、
    前記複数のトランジスタのうち、前記1つのトランジスタ以外のトランジスタは、一の端子が前記直列に接続された検知抵抗を介して前記蓄電手段の正極と接続され、二の端子が前記蓄電手段の負極に接続され、三の端子が前記接続点と接続されている、
    請求項2に記載の蓄電電圧比較検出回路。
  4. 前記複数の検知抵抗の数は、前記蓄電手段の数と同数であり、
    前記複数のトランジスタは、前記複数の検知抵抗と夫々直列に接続している、請求項1に記載の蓄電電圧比較検出回路。
  5. 前記比較器は、ヒステリシスコンパレータである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電電圧比較検出回路。
  6. 直列に接続された充放電可能なN個の蓄電手段と、前記N個の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、前記N個の蓄電手段のそれぞれに並列に接続されたN個の二次側コイルと、に接続される蓄電状態調整回路であって、
    前記N個の蓄電手段と前記N個の二次側コイルとの間にそれぞれ接続されるN個のスイッチ素子と、
    前記N個の二次側コイルに対して電流の供給するタイミングを制御する制御部と、
    前記制御部によりオン/オフのタイミングが制御される駆動スイッチ素子と、
    前記N個のスイッチ素子と前記N個の蓄電手段との間に接続される蓄電電圧比較検出回路と、を有し、
    前記蓄電電圧比較検出回路は、
    前記N個の蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続される複数の検知抵抗と、
    前記複数の検知抵抗と直列に接続可能に、前記N個の蓄電手段に対応する、N個のトランジスタと、
    一端が前記トランジスタと直列に接続され他端が接地端子と接続されるN個の基準抵抗と、
    前記トランジスタと前記基準抵抗の間のN個の接続点から入力される電圧における最小電圧又は最大電圧を出力する比較器と、
    を有する、蓄電状態調整回路。
  7. 直列に接続された充放電可能なN個の蓄電手段と、
    前記N個の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、
    前記N個の蓄電手段のそれぞれに並列に接続されたN個の二次側コイルからなるトランスと、
    前記トランスと接続される蓄電状態調整回路と、を有する電池パックであって、
    前記蓄電状態調整回路は、
    前記N個の蓄電手段と前記N個の二次側コイルとの間にそれぞれ接続されるN個のスイッチ素子と、
    前記N個の二次側コイルに対して電流の供給するタイミングを制御する制御部と、
    前記制御部によりオン/オフのタイミングが制御される駆動スイッチ素子と、
    前記N個のスイッチ素子と前記N個の蓄電手段との間に接続される蓄電電圧比較検出回路と、を有し、
    前記蓄電電圧比較検出回路は、
    前記N個の蓄電手段の正極と負極の間に並列に接続される複数の検知抵抗と、
    前記複数の検知抵抗と直列に接続可能に、前記N個の蓄電手段に対応するN個のトランジスタと、
    一端が前記トランジスタと直列に接続され他端が接地端子と接続されるN個の基準抵抗と、
    前記トランジスタと前記基準抵抗の間のN個の接続点から入力される電圧における最小電圧又は最大電圧を出力する比較器と、
    を有する、電池パック。
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