JP2000323817A - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

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JP2000323817A
JP2000323817A JP11128311A JP12831199A JP2000323817A JP 2000323817 A JP2000323817 A JP 2000323817A JP 11128311 A JP11128311 A JP 11128311A JP 12831199 A JP12831199 A JP 12831199A JP 2000323817 A JP2000323817 A JP 2000323817A
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thermocompression bonding
head
thermocompression
heating temperature
bonding apparatus
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Makoto Aoki
真 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一熱圧着ヘッドにより1回の熱圧着処理
で、異なる熱圧着接続対象部分それぞれへの供給熱量、
温度を制御することができて接続信頼性を上げることが
でき、かつ汎用性を向上させる。 【解決手段】 熱圧着ヘッド10を、ヘッド本体11
と、このヘッド本体11に、均等に分布配置され、それ
ぞれが取外し可能なように取付けられる複数の温度調節
用ねじ12とを備えた構造とする。ヘッド本体11に
は、接続対象部材加圧接触面以外の面にこのヘッド本体
11を貫通するねじ穴13を設け、このねじ穴13を塞
ぐように温度調節用ねじ12を取付ける。温度調節用ね
じ12の取付け、取外し位置、数量等を選択して、各加
熱位置に対する温度を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱圧着装置に関し、
特に2枚の基板それぞれに設けられた接続端子の間に異
方性導電膜を介在させて熱圧着し、これら接続端子間を
接続するときに、圧着温度が圧着対象部分内の位置によ
って異なる場合に適した熱圧着装置に属する。
【0002】
【従来の技術】2枚の基板それぞれに設けられた複数の
接続端子電極の間を対応接続する場合、2枚の基板の接
続端子部分に異方性導電膜を介在させてこれらを熱圧着
させる構造とすることが多い。
【0003】このような接続構造の中で、例えば、液晶
表示装置における液晶表示部の基板とその駆動回路の基
板とを接続する場合、接続部分全体を一様な温度分布を
有する熱圧着ヘッドで熱圧着すると、液晶表示部側の基
板の透明電極の接続端子に断線が発生し、接続不良とな
ることがある。このような接続不良をなくすために、熱
圧着装置の熱圧着ヘッドや熱圧着対象の基板を搭載する
受け台に工夫をこらしている。
【0004】図4(a)〜(c)は、液晶表示装置にお
ける、液晶表示部の基板と、その駆動回路の基板との間
を、異方性導電膜を介して熱圧着する接続構造の斜視
図、断面側面図、及びこれら基板間を熱圧着接続する従
来の熱圧着装置の第1の例の要部断面側面図である(例
えば、特開平5−241180号公報参照)。
【0005】この第1の例の熱圧着装置が熱圧着接続す
る対象は、表面に透明電極の複数の接続端子電極520
(接続端子部)が形成された基板510と、この基板5
10上の液晶表示主要部分の液晶530及びフィルム基
板540とから成る液晶表示部500の、基板510の
接続端子部と、その駆動回路600の回路基板610に
形成された複数の接続端子電極620(接続端子部)と
の間に、異方性導電膜400xが介在する構造となって
いる。
【0006】この熱圧着接続構造において、液晶表示主
要部分側に近接する部分(図4(b)のAの部分)で
は、断線による接続不良が発生することなく接続できる
ようにやや低めの温度(例えば110℃)で熱圧着し、
駆動回路600側の部分(同図Bの部分)では、断線が
発生しても接続不良とならないので、十分な接着強度が
得られる温度(例えば130℃)で熱圧着するようにす
る。
【0007】このため、熱圧着ヘッド10xを、高めの
温度で熱圧着する部分Bと対応する部分はヘッド本体1
1xが直接、また低めの温度で熱圧着する部分Aと対応
する部分はヘッド本体11xの先端部分に取付けられた
シリコンゴム部15xが熱圧着する構造としている。な
お、ヘッド本体11x、受け台30xはアルミニウム製
である。このような構造とすることにより、単一の熱圧
着ヘッド10xにより、異なる温度の熱圧着部分A,B
を同時に、接続不良なしに接続することができる。
【0008】図5(a),(b)は従来の熱圧着装置の
第2の例における、熱圧対象の構造、及びその熱圧着接
続時の熱圧着装置の断面側面図である(例えば、特開平
5−241180号公報参照)。この第2の例では、熱
圧着ヘッド10yと、熱圧着対象物を搭載する受け台3
0yとに改良を加えている。すなわち、熱圧着ヘッド1
0yは、ヘッド本体11yの熱圧着面全面にトリコンゴ
ム部15yを取付けた構造とし、受け台30yは、低め
の温度で熱圧着する部分Cと対応する部分をアルミニウ
ム32で形成し、高めの温度で熱圧着する部分Dと対応
する部分を含むその他の部分をベークライト31で形成
した構造となっている。アルミニウム32及びベークラ
イト31の熱伝導率の差により、熱圧着する部分C,D
の温度差のを得ることができて、接続不良なしに熱圧着
することができる。
【0009】図6は従来の熱圧着装置の第3の例の、熱
圧着対象部材搭載状態の側面図である(例えば、特開平
10−62807号公報参照)。この第3の例の熱圧着
装置は、キャリアフィルム700に貼り付けられた異方
性導電膜400zを、受け台30zに搭載された回路配
線板800に熱圧着した後、キャリアフィルム700を
異方性導電膜400zから剥離する装置であり、このキ
ャリアフィルム700を剥離する際に、回路配線板80
0から異方性導電膜400zが剥がれないように、熱圧
着ヘッド10zaのほかに、異方性導電膜400zの端
部を高温で回路配線板800に熱圧着する熱圧着ヘッド
10zbを備えている。すなわち、2つの熱圧着ヘッド
10za,10zbで熱圧着する構造となっている。
【0010】また、タッチパネルなどでは、図7
(a),(b)に示すように、絶縁基板110の下面側
の一つの辺部分に形成された複数の接続端子電極120
(接続端子部)を含む上側回路配線板100と、絶縁基
板210の上面側の一つの辺の、上記複数の接続端子電
極120とは重ならない部分に形成された複数の接続端
子電極220(接続端子部)を含む下側回路配線板20
0とを重ね合わせ、これら上側回路配線板100及び下
側回路配線板200それぞれの複数の接続端子電極12
0,220を、可撓性基板310の上面側に形成された
複数の接続端子電極320a、及びその下面側の、接続
端子電極320aとは重ならない位置に形成された複数
の接続端子電極320bに、異方性導電膜400a,4
00bを介在させて熱圧着し接続する構造となってい
る。
【0011】すなわち、この熱圧着接続構造では、可撓
性配線板300(310,320a,320bを含む)
の幅方向に2分した一方の上面側に形成された複数の接
続端子電極320aと、上側回路配線板100の下面側
の複数の接続端子電極120との間に異方性導電膜40
0aが介在し、可撓性配線板300の幅方向に2分した
他方の下面側に形成された複数の接続端子電極320b
と、下側回路配線板200の上面側の複数の接続端子電
極220との間に異方性導電膜400bが介在してお
り、可撓性配線板300はこれらを2分する部分で折れ
曲がっている。
【0012】このような構造のものを熱圧着装置で熱圧
着接続する場合、図7(c)に示すように(第4の
例)、単一の均一に発熱する熱圧着ヘッド10dで熱圧
着すると、熱圧着接続する部分の、熱圧着ヘッド10d
の熱圧着面からの距離や、その間に介在する部材が異な
るので、2つの熱圧着接続対象部分に伝達される熱量が
違ってきて、2つの部分の熱圧着接続状態が異なり、接
続、圧着強度等の信頼性が低下する。また、図8
(a),(b)に示すように、2つの部分を別々に、2
回に分けて熱圧着接続する方法(第5の例)もあるが、
2倍の時間がかかることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の熱圧着
装置は、第1の例では、熱圧着ヘッド10xの先端部分
(熱圧着面部分)が、ヘッド本体11x直接の部分とヘ
ッド本体11xに取付けられたシリコンゴム部15xと
で構成されているので、2つの熱圧着接続対象部分に与
える熱量、温度を変えることができるが、構造が固定さ
れていてその熱量、温度の差を制御することができない
ため、汎用性に欠けるという問題点があり、第2の例で
も、同様に構造が固定されていて与えられる熱量、温度
の差を制御することができず、汎用性に欠けるという問
題点があり、第3の例では、熱圧着ヘッドを2つ(10
za,10zb)設けているので、2つの熱圧着接続対
象部分に与える熱量及び温度を任意に設定することがで
きて、この点では汎用性があるが、熱圧着ヘッドが2台
となるため高価になるという問題点と、熱圧着ヘッドの
形状が固定されるため、形状に対する汎用性が欠けると
いう問題点があり、第4の例の、均一に発熱する単一の
熱圧着ヘッド10dでは、2つの熱圧着接続部分の接続
状態、圧着強度に差が生じてその信頼性が低下するとい
う問題点があり、第5の例では2回に分けて熱圧着接続
するので、熱圧着処理時間が2倍になるという問題点が
ある。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、単一の熱圧着ヘッドにより、1回の熱圧着処理
で、異なる熱圧着接続対象部分それぞれに対する供給熱
量、及び温度を制御することができ、かつ、これら熱圧
着接続対象部分の位置や面積が変わっても対処すること
ができて汎用性、及び接続、接着強度の信頼性を向上さ
せることができ、しかも装置コストの上昇及び処理時間
を抑えることができる熱圧着装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の熱圧着装置は、
複数の部材間を、加圧及び加熱することにより接続する
熱圧着装置であって、上記の目的を達成するために次の
各構成を有することを特徴とする。 (イ)接続対象部材を搭載、配置する受け台 (ロ)前記受け台に搭載、配置された接続対象部材を、
この受け台との間に挟み込んで加圧、加熱するヘッド本
体と、このヘッド本体に、均等に分布配置され、それぞ
れが取外し可能なように取付けられる複数の加熱温度調
節用部材とを備え、前記ヘッド本体に対する前記複数の
加熱温度調節用部材の取付け、取外しの位置及びその数
量が選択されて前記接続対象部材の場所毎に求められる
加熱温度の設定を可能とする熱圧着ヘッド (ハ)前記熱圧着ヘッドに対する圧力源及び熱源となる
加圧・加熱部
【0016】また、前記熱圧着ヘッドが、加熱温度調節
用部材として、ねじ構造の棒状部材を有し、前記ヘッド
本体には、接続対象部材加圧接触面以外の面にヘッド本
体を貫通するねじ穴が設けられ、前記ねじ構造の棒状部
材がそのねじ穴に取付けられる構造であるか、加熱温度
調節用部材として放熱フィンを有し、前記ヘッド本体の
表面に前記放熱フィンが取付けられる構造である構成を
有している。
【0017】また、前記熱圧着ヘッドが、複数の加熱温
度調節部材としてねじ構造の棒状部材と放熱フィンとを
有し、ヘッド本体には接続対象部材加圧接触面以外の面
にヘッド本体を貫通するねじ穴が設けられ、前記ねじ構
造の棒状部材がそのねじ穴に取付けられるとともに、前
記ヘッド表面に前記放熱フィンが取付けられる構造であ
り、更に、ヘッド本体の表面の、前記ねじ構造の棒状部
材が取付けられていない部分に前記放熱フィンを取付け
た構造である構成を有している。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の熱圧着装置の一実施例の
形態は、接続対象の部材を搭載、配置する受け台と、こ
の受け台に搭載、配置された接続対象部材を、この受け
台との間に挟み込んで加圧、加熱するヘッド本体、及び
このヘッド本体に、均一に分布配置され、それぞれが取
外し可能なように取付けられる複数の加熱温度調節用部
材を備え、上記ヘッド本体に対する上記複数の加熱温度
制御用部材の取付け、取外しの位置及びその数量が選択
されて、上記接続対象部材の場所毎に求められる加熱温
度の設定を可能とする熱圧着ヘッドと、この熱圧着ヘッ
ドに対する圧力源及び熱源となる加圧・加熱部とを有す
る構成となっている。
【0019】このような構成、構造とすることにより、
ヘッド本体に対する複数の加熱温度制御用部材の取付け
位置、取外し位置及び取付け、取外し数量を制御する
と、接続対象部材に対する加熱場所毎の加熱温度を調節
できるので、単一の熱圧着ヘッドにより1回の加熱、加
圧処理で、接続対象の部材の異なる熱圧着接続対象部分
に対しそれぞれ適切な熱量、及び温度で熱圧着接続する
ことができ、その接続状態及び接着強度の信頼性を上げ
ることができ、また、加熱場所毎の加熱温度及びその面
積を調節できるので、汎用性を向上させることができ
る。しかも、単一の熱圧着ヘッドによる1回の加熱、加
圧処理で済むので、装置コストの上昇を抑え、かつ処理
時間も短くすることができる。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1(a),(b)は本発明の第1の実施例
を示す熱圧着ヘッド部分の正面図及び側面図、並びに接
続対象部材に対する熱圧着接続時の正面図である。この
第1の実施例の熱圧着装置は、接続対象部材の上側回路
配線板100、下側回路配線板200、及び可撓性配線
板300等を搭載、配置する受け台30と、この受け台
30上に搭載、配置された接続対象部材(100,20
0,300等)を受け台30との間に挟み込んで加熱、
加圧するヘッド本体11、及びこのヘッド本体11に均
等に分布配置され、それぞれが、ヘッド本体11の接続
対象部材加圧接触面以外の面にヘッド本体11を貫通す
るねじ穴13と結合し、このねじ穴13全体を塞ぐよう
に取付けられ、かつ取外し可能なねじ構造棒状部材によ
る複数の温度調節用ねじ12を備えて成る熱圧着ヘッド
10と、この熱圧着ヘッド10への圧力源及び熱源とな
る加圧・加熱部20とを有する構成、構造となってい
る。
【0021】この第1の実施例の熱圧着装置により、接
続対象部材の上側回路配線板100の下面側の複数の接
続端子電極120と可撓性配線板300の上面側の複数
の接続端子電極320aとを、異方性導電膜400aを
介在させて対応接続し、下側回路配線板200の上面側
の複数の接続端子電極220と可撓性配線板300の下
面側の、上記複数の接続端子電極320aの形成領域と
は重ならない領域に形成された複数の接続端子電極32
0bとを、異方性導電膜400bを介在させて対応接続
する場合、異方性導電膜400aによる熱圧着接続対象
部分には上側回路配線板100のみを介して熱圧着ヘッ
ド10からの熱が伝達され、異方性導電膜400bによ
る熱圧着接続部分には上側回路配線板100及び可撓性
配線板300を介して熱圧着ヘッド10からの熱が伝達
されるので、これら熱圧着接続対象部分に対し、熱圧着
ヘッド10から同一の温度で同一時間、熱を供給したの
では、供給される熱量、加熱温度が違ってしまい、同一
の接続状態、接着強度が得られなくなる。
【0022】そこで、図1(b)に示すように、熱圧着
ヘッド10の、熱伝達の悪い異方性導電膜400b側に
は温度調節用ねじ12を取付け、熱伝達の良い異方性導
電膜400a側では温度調節用ねじ12を取外してねじ
穴13の分だけヘッド本体11の表面積を増やして熱放
出を多くし、これら異方性導電膜400a,400bに
よる熱圧着接続対象部分の温度が等しくなるようにす
る。図1(b)の例では、異方性導電膜400b側で全
ての温度調節用ねじ12が取付けられ、異方性導電膜4
00a側では全ての温度調節用ねじ12が取外されてい
るが、熱圧着ヘッド10と熱圧着接続対象部分との間の
距離や、その間に介在する部材等の熱伝達特性等に応じ
て、温度調節用ねじ12の取付け数量、取外し数量を選
択、調整すればよい。
【0023】また、図4(a),(b)、図5(a)や
図6のように、1つの異方性導電膜400x,400z
のうちで熱圧着温度を変える必要がある場合には、低め
の温度で熱圧着する部分と対応する部分の温度調節用ね
じ12を熱圧着ヘッド10から取外せばよい。低めの温
度と高めの温度との間の温度差や、その部分の位置、面
積等は、温度調節用ねじ12の取付け数量、取外し数
量、取付け及び取外し位置等を調整することにより、変
えることができる。
【0024】このように、この第1の実施例では、熱圧
着ヘッド10に対する、温度調節用ねじ12の取付け数
量、取外し数量、取付け位置、取外し位置等を調整する
ことにより、単一の熱圧着ヘッド10により、1回の熱
圧着処理で、複数の熱圧着接続対象部分それぞれに、適
切な熱量、温度を与えて熱圧着処理することができるの
で、装置コストの上昇を抑え、処理時間を短く抑えつ
つ、各熱圧着接続部分の接続状態及び接着強度の信頼性
を向上させることができ、かつ、これら熱圧着接続対象
部分の位置や面積が変わっても対処することができるの
で、汎用性を高めることができる。
【0025】図2(a)〜(c)は本発明の第2の実施
例の、熱圧着ヘッド部分の正面図及び側面図である。こ
の第2の実施例は、熱圧着ヘッド10a(10b)のヘ
ッド本体11a(11b)に取外し可能なように取付け
られる複数の加熱温度調節用部材それぞれを、放熱フィ
ン14としたものであり、熱圧着ヘッド10aは、ヘッ
ド本体11aの片面にのみ複数の放熱フィン14が着脱
できる構造となっており、熱圧着ヘッド10bは、ヘッ
ド本体11bの両面に複数の放熱フィン14が着脱でき
る構造となっている。
【0026】放熱フィン14は、その放熱形態が温度調
節用ねじ12及びねじ穴13による場合と異なり、また
放熱効果も大きく、温度差等も大きくすることができ
る。この第2の実施例による作用効果は、第1の実施例
と同様である。
【0027】また、図には示されていないが、ヘッド本
体に、温度調節用ねじ12(13を含む)と放熱フィン
14とを組合せ配置することもでき、更に、図3に示す
ように(第3の実施例)、温度調節用ねじ12が取外さ
れた部分に、放熱フィン14を取付けると、この部分の
放熱量を更に大きくし、異なる熱圧着接続対象部分に対
する供給熱量、温度の差を更に大きくすることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱圧着ヘ
ッドのヘッド本体に、均一に分布配置されてそれぞれが
取外し可能なように取付けられる複数の加熱温度調節用
部材を設けた構成、構造とすることにより、これら複数
の加熱温度調節用部材のヘッド本体に対する取付け位
置、取外し位置、取付け数量、取外し数量を制御して、
熱圧着接続対象部材に対する加熱場所毎に、求められる
加熱温度に設定することができるので、単一の熱圧着ヘ
ッドにより1回の熱圧着処理で、異なる熱圧着接続対象
部分それぞれに適切な熱量、温度を与えて熱圧着処理す
ることができて、装置コストの上昇を抑え、かつ処理時
間を短く抑えつつ、各熱圧着接続部分の接続状態及び接
着強度の信頼性を向上させることができる効果があり、
しかも、異なる熱圧着接続対象部分の位置や面積が変わ
っても対処することができるので、汎用性が高くなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の熱圧着ヘッド部分の正
面図及び側面図、並びに受け台に接続対象部材を搭載、
配置して熱圧着処理するときの正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の熱圧着ヘッド部分の正
面図及び側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の、受け台に接続対象部
材を搭載、配置して熱圧着処理するときの正面図であ
る。
【図4】従来の熱圧着装置の第1の例の、熱圧着対象の
部材の斜視図及び断面側面図、並びに受け台に接続対象
部材を搭載配置して熱圧着処理するときの断面側面図で
ある。
【図5】従来の熱圧着装置の第2の例の、熱圧着対象の
部材の断面側面図、及び受け台に熱圧着対象部材を搭載
配置して熱圧着処理するときの断面側面図である。
【図6】従来の熱圧着装置の第3の例の、熱圧着対象部
材搭載時の側面図である。
【図7】従来の熱圧着装置の第4の例の、熱圧着対象の
部材の斜視図及び断面正面図、並びに熱圧着対象部材を
搭載配置して熱圧着処理するときの正面図である。
【図8】従来の熱圧着装置の第5の例の、熱圧着対象部
材を搭載配置して熱圧着処理するときの正面図である。
【符号の説明】
10,10a〜10e,10x,10y,10za,1
0zb 熱圧着ヘッド 11,11a〜11c,11x,11y ヘッド本体 12 温度調節用ねじ 14 放熱フィン 15x,15y シリコンゴム部 20,20d,20e,20za,20zb 加圧・加
熱部 30,30d,30e,30x,30y,30z 受け
台 100 上側回路配線板 110 絶縁基板 120 接続端子電極 200 下側回路配線板 210 絶縁基板 220 接続端子電極 300 可撓性配線板 310 可撓性基板 320a,320b 接続端子電極 400a,400b,400x,400z 異方性導電
膜 500 液晶表示部 510 基板 520 接続端子電極 600 駆動回路 610 回路基板 620 接続端子電極 700 キャリアフィルム 800 回路配線板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材間を、加圧及び加熱すること
    により接続する熱圧着装置であって、次の各構成を有す
    ることを特徴とする熱圧着装置。 (イ)接続対象部材を搭載、配置する受け台 (ロ)前記受け台に搭載、配置された接続対象部材を、
    この受け台との間に挟み込んで加圧、加熱するヘッド本
    体と、このヘッド本体に、均等に分布配置され、それぞ
    れが取外し可能なように取付けられる複数の加熱温度調
    節用部材とを備え、前記ヘッド本体に対する前記複数の
    加熱温度調節用部材の取付け、取外しの位置及びその数
    量が選択されて前記接続対象部材の場所毎に求められる
    加熱温度の設定を可能とする熱圧着ヘッド (ハ)前記熱圧着ヘッドに対する圧力源及び熱源となる
    加圧・加熱部
  2. 【請求項2】 熱圧着ヘッドが、加熱温度調節用部材と
    して、ねじ構造の棒状部材を有し、前記ヘッド本体に
    は、接続対象部材加圧接触面以外の面にヘッド本体を貫
    通するねじ穴が設けられ、前記ねじ構造の棒状部材がそ
    のねじ穴に取付けられる構造である請求項1記載の熱圧
    着装置。
  3. 【請求項3】 熱圧着ヘッドが、加熱温度調節用部材と
    して放熱フィンを有し、前記ヘッド本体の表面に前記放
    熱フィンが取付けられる構造である請求項1記載の熱圧
    着装置。
  4. 【請求項4】 熱圧着ヘッドが、複数の加熱温度調節部
    材としてねじ構造の棒状部材と放熱フィンとを有し、ヘ
    ッド本体には接続対象部材加圧接触面以外の面にヘッド
    本体を貫通するねじ穴が設けられ、前記ねじ構造の棒状
    部材がそのねじ穴に取付けられるとともに、前記ヘッド
    表面に前記放熱フィンが取付けられる構造である請求項
    1記載の熱圧着装置。
  5. 【請求項5】 熱圧着ヘッドが、ヘッド本体の表面の、
    前記ねじ構造の棒状部材が取付けられていない部分に前
    記放熱フィンを取付けた構造である請求項4記載の熱圧
    着装置。
JP11128311A 1999-05-10 1999-05-10 熱圧着装置 Withdrawn JP2000323817A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010062A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Panasonic Corp 電極接合ユニット、電極接合方法、及び電極接合構造体
JP2010040591A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 接着方法、太陽電池モジュールの製造方法及び電子部品の製造方法

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