JP2002185125A - 電装部品の実装方法および同電装部品 - Google Patents

電装部品の実装方法および同電装部品

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JP2002185125A
JP2002185125A JP2000381991A JP2000381991A JP2002185125A JP 2002185125 A JP2002185125 A JP 2002185125A JP 2000381991 A JP2000381991 A JP 2000381991A JP 2000381991 A JP2000381991 A JP 2000381991A JP 2002185125 A JP2002185125 A JP 2002185125A
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Seisaku Hirai
誠作 平井
Akihiro Tanaka
彰弘 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電装部品の側面に設けられた電極部を、配線
板に設けられた回路構成部材に導電状態で接合して実装
する電装部品の実装方法において、、導電部材が片面に
しか設けられていない配線板にも、良好な導通状態で実
装可能な電装部品の実装方法を提供する。 【解決手段】 回路構成部材は互いに離間した第1と第
2回路構成部材24a,24bからなり、実装方法は、
第1と第2の一対のロウ金属層31a,31bを電極部
3sと第1と第2回路構成部材の間に介装させた状態
で、電装部品1を第1と第2回路構成部材側に押付けな
がら、第1と第2ロウ金属層に一対の溶接用電極44
a,44bを当ててこれらをジュール熱で再溶融する工
程を有する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装部品の側面に
設けられた電極部を配線板に設けられた回路構成部材に
導電状態で接合して実装する電装部品の実装方法、およ
び、電装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトレットコンデンサマイクロホン
など、電装部品の装置自身が熱によって損傷を受け易い
場合には、熱風によってハンダをリフローさせる実装方
法が採用できない。このような性質を持った電装部品に
も適用可能な実装方法としては、次の方法が知られてい
る。すなわち、電装部品からリード線を引き出しておい
て、このリード線を手ハンダなどで配線板に接合する方
法、電装部品をゴムなどのホルダ内に収納して、コイル
ばねの接点圧によって配線板に接合する方法、限られた
部位のみを瞬間的な加熱で接合する抵抗溶接法、およ
び、導電性接着剤による接合法である。
【0003】ゴムホルダまたはリード線を用いた方法
は、電装部品の実質的な体積を増大させるので、電装部
品を用いた電機製品の小型化を阻害するという別の問題
を有する。また、導電性接着剤による接合法は、導電性
接着剤を十分に使用に耐える接合強度まで室温で硬化さ
せるためには、数十時間もの長時間にわたって養生する
必要があり、製造能率を大きく低下させるので、実用的
でない。また、電装部品と導電性接着剤と配線板とから
なるアセンブリーの全体を150℃などの温度で数十分
間にわたって養生すれば、養生時間を短縮できるが、エ
レクトレットコンデンサマイクロホン等の熱によって損
傷を受け易い電装部品の実装方法としては、実質的に採
用できない。また、一般に導電性接着剤による接合法で
は、導電性接着剤によって形成された接合部の導電率が
十分に高くないという問題があった。
【0004】したがって、電機製品の小型化を阻害し難
い方法としては、リード線が引き出されていない電装部
品を配線板に実装可能な特別な抵抗溶接法が有効と考え
られる。この特別な抵抗溶接法では、例えば、メイン基
板にコネクタで接続された両面露出型の銅板からなる配
線板を介して電装部品を実装することができる。その実
装の手順としては、先ず、図5(a)に例示するよう
に、回路構成部材としての両面露出型の銅板124の第
1面に、予め錫またはハンダの層130をメッキ等で形
成しておく。そして、電装部品101の下面に形成され
た電極部106sが第1面に接するように、電装部品1
01を両面露出型の銅板124の上に載置する。次に、
図5(b)に例示するように(ここでは、銅板124と
電装部品101からなる全体が上下反転されている)、
一対の溶接用電極144a,144bを、銅板124の
第2面に接当させる。そして、錫またはハンダの層13
0と電装部品101の電極部106sの間に良好な導電
状態が得られるように、一対の溶接用電極144a,1
44bを、銅板124の第2面に強く押し付けながら、
一対の溶接用電極144a,144bの間に瞬間的に電
流を流す。これによって、錫またはハンダの層130が
ジュール熱で短時間の間だけ溶融され再び固化すること
によって、電装部品101の電極部106sと銅板12
4の第1面とが一時的に再溶融した錫またはハンダの層
によって一体化される。この場合、一方の溶接用電極1
44aから出た電流の少なくとも一部は、図5(b)の
矢印が示すように、銅板124内を先ず下向きに流れ、
次に錫またはハンダの層130を横向きに通過して銅板
124内の別の箇所を上向きに流れて、他方の溶接用電
極144bに戻るものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特別な
抵抗溶接法では、銅板の第1面に押付けられた錫または
ハンダの層に向かって、銅板の第2面側に接当された一
対の溶接用電極から電流を流す必要があるので、例え
ば、前述の従来例で示したような、銅板の第1面と第2
面の双方に銅板が露出した配線板にしか実装できないと
いう問題があった。すなわち、例えば、一方の面に銅箔
が設けられた樹脂製のフレキシブル配線板などには実装
できなかった。
【0006】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術による電装部品の実装方法、および、当該実
装方法によって実装された電装部品の持つ前述した欠点
に鑑み、導電部材が片面にしか設けられていない配線
板、例えば、一方の面に銅箔が設けられた樹脂製のフレ
キシブル配線板などにも、良好な導通状態で実装可能
な、実装電装部品の実装方法、および、当該実装方法に
よって実装された電装部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電装部品の実装方法は、特許請求の範
囲の欄の請求項1に記された特徴構成を備えている。す
なわち、本発明の請求項1による電装部品の実装方法
は、電装部品の側面に設けられた電極部を、配線板に設
けられた回路構成部材に導電状態で接合して実装する電
装部品の実装方法であって、前記回路構成部材は互いに
離間した第1と第2回路構成部材からなり、前記電装部
品の実装方法は、以下の工程を有することを特徴構成と
している、第1と第2の一対のロウ金属層を、前記第1
ロウ金属層が前記第1回路構成部材と、前記第2ロウ金
属層が前記第2回路構成部材と接し、且つ、前記第1と
第2ロウ金属層の双方が前記電極部と接するように、前
記電極部と前記第1と第2回路構成部材の間に介装させ
た状態で、前記電装部品を前記第1と第2回路構成部材
側に押付ける工程、前記押付け工程中に、前記第1と第
2ロウ金属層の各々、または、前記第1と第2回路構成
部材の各々に一対の溶接用電極を当てて、前記第1と第
2ロウ金属層の間に通電することによって、前記第1と
第2ロウ金属層をジュール熱で再溶融する工程。
【0008】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲第1項による電装部品の実装方
法では、強い電流が瞬間的に、溶接用電極の一方から、
第1ロウ金属層、電装部品の電極部、第2ロウ金属層の
順に流れて、溶接用電極の他方へ戻る電流回路が形成さ
れるので、この瞬間的な電流の流れによって第1と第2
ロウ金属層がジュール熱で再溶融する。すなわち、一対
の溶接用電極の間の通電に基づく電流回路の形成される
位置も、また、これによって発生する瞬間的な高温発生
部も、極めて局部的な箇所(すなわち、電極部が位置す
る電装部品の一側面部)に限定されている。したがっ
て、電装部品の内部が熱に曝されることなく確実な接合
が行われる。また、再溶融のための通電は瞬間的に終了
するので、実装効率が極めて高い。また、電装部品と配
線板の回路構成部材とは、ロウ金属からなる十分に高い
導電率を備えた接合部を介して実装されるので、接合部
の抵抗によって阻害されることなく、電装部品の本来の
性能が発揮される。さらに、電装部品は側面に設けられ
た電極部がロウ金属のみを介して回路構成部材に直接接
合されるので、電装部品に専用のリード線を設けてこの
リード線を介して回路構成部材に接合する方法に比し
て、電装部品と配線板とからなるアセンブリーが小型化
される。
【0009】上記目的を達成するために、本発明に係る
電装部品は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記された
特徴構成を備えている。
【0010】すなわち、本発明の請求項2による電装部
品は、請求項1に記載の電装部品の実装方法によって前
記配線板に実装されていることを特徴としている。この
ような特徴を備えているために、本発明の請求項2によ
る電装部品は、電装部品の内部が熱に曝される等の性能
低下を生じることなく、配線板の回路構成部材に確実に
接合されている。また、再溶融のための通電は瞬間的に
終了するので、実装効率が極めて高い。また、電装部品
は、ロウ金属からなる十分に高い導電率を備えた接合部
を介して配線板の回路構成部材に実装されているので、
その性能が十分に発揮される。さらに、電装部品はその
側面に設けられた電極部がロウ金属のみを介して回路構
成部材に直接接合されるので、電装部品に専用のリード
線を設けてこのリード線を介して回路構成部材に接合す
る方法に比して、基板などの配線板などに電装部品が占
める面積が少なくて済み、よりコンパクトな電気機器の
生産に役立つ。
【0011】尚、前記第1ロウ金属層は、予め前記第1
回路構成部材の上に設けられたハンダ層であり、第2ロ
ウ金属層は、予め前記第2回路構成部材の上に設けられ
たハンダ層である構成とすることができる。このように
構成すれば、実装段階では、これらのハンダ層を初めか
ら上に備えた各回路構成部材の上に電装部品を載置し、
圧子で押付けながら、溶接用電極で通電すれば良く、実
装段階でハンダ層を電装部品と各回路構成部材の間に挟
み込む操作が不要となるので、実装作業の能率が高ま
る。
【0012】前記押付け工程では、前記電装部品の前記
電極部が、前記一対の溶接用電極とは別に設けられた圧
子によって、前記第1と第2ロウ金属層に押付けられる
構成とすることができる。このように構成すれば、電装
部品を回路構成部材に押付け維持するために、圧子によ
って与えられる応力を、一対の溶接用電極を各ロウ金属
層、または、各回路構成部材に接触させる操作とは独立
して制御することができる。すなわち、接合操作を行う
間、電装部品は圧子によって十分に大きな応力で回路構
成部材に押付け維持される必要があるが、一対の溶接用
電極は、各ロウ金属層、または、各回路構成部材に通電
可能に軽く接触させるだけで良い。この結果、一対の溶
接用電極に不要な応力を掛ける必要がないので、一対の
溶接用電極およびこの溶接用電極の移動操作手段などを
より簡単な構造で実現することができる。さらに、一対
の溶接用電極に与える不要な応力を懸念することなく、
圧子によって電装部品を十分に大きな応力で回路構成部
材に押付け維持することができる。勿論、圧子と一対の
溶接用電極とは同時に接合箇所に配置できるように、互
いに一体的なアセンブリーとして構成することもでき
る。
【0013】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0014】
【発明の実施の形態】ECM(エレクトレットコンデン
サマイクロホン)1を、FPC(フレキシブルプリント
配線板)20に実装する場合を例に、本発明の実施形態
について解説する。
【0015】(ECMの構成)先ず、ECM1(電装部
品の一例)は、図1(a)に示すように、上面の一部に
音響導入孔を備えたアルミナ製のパッケージ2(セラミ
ック製のパッケージの一例)を有する。図1(b)にも
示すように、パッケージ2の下面2aには、一対の第1
と第2電極部3s,3tが形成されている。第1と第2
電極部3s,3tは、互いに離間した状態でパッケージ
2に固着された2枚のニッケル製の板状導体4s,4t
と、各板状導体4s,4tの下面に施された金メッキ層
6s,6tとからなる。特に図示されないが、パッケー
ジ2の内部には、前記音響導入口に隣接した振動膜、上
面に高分子フィルムからなるエレクトレット層が形成さ
れた背極、および、前記背極と前記振動膜の間に形成さ
れるコンデンサに生じる音響に起因する電気信号を低イ
ンピーダンス変換素子としてのFETが設けられてい
る。このFETのゲート電極は前記背極に電気的に接続
されている。そして、このFETのソース電極は、第1
と第2電極部3s,3tを構成するニッケル製の板状導
体4s,4tの内の一方の板状導体4sに接続され、F
ETの接地極は、他方の板状導体4tに接続されてい
る。因みに、前記エレクトレット層は、一般に熱に弱
く、例えば150℃を超える熱を数十分など長時間受け
ると電位低下などの損傷を受け、性能異常を来し易い。
【0016】(FPCの構成)次に、FPC20(配線
板の一例)は、図1(a)に示すように、ポリイミドフ
ィルムなどの可撓性の高い絶縁フィルムからなるベース
部材22と、ベース部材22の上面に接着剤(不図示)
で貼り付けられた銅箔24とからなる。ECM1の実装
箇所Pには、図1(a)の右側から2本の銅箔24a,
24b(第1と第2回路構成部材の一例)が互いに離間
した状態で平行に延びて来て、左側からも2本の銅箔2
5a,25b(同様に、第1と第2回路構成部材の一
例)が互いに離間した状態で平行に延びて来ている。図
の手前側に位置する右側の銅箔24aと左側の銅箔25
aとは、共通の軸芯に沿って延びているが、これら2つ
の銅箔24a,25aの間には十分な間隙が設けられて
いる。図の奥側に位置する右側の銅箔24bと左側の銅
箔25bも同じ関係にある。
【0017】このように実装箇所Pに向かって延びた、
全部で4本の銅箔24a,24b,25a,25bの各
端部付近は、予めメッキ等によって施されたハンダ層3
0(ロウ金属層の一例)によって被覆されている。右側
の銅箔24a,24bの端部付近は、それぞれハンダ層
31a,31bによって被覆され、左側の銅箔25a,
54bの端部付近は、それぞれハンダ層32a,32b
によって(第1と第2ロウ金属層の一例)被覆されてい
る。手前側の列のハンダ層31a,32aは、いずれも
第1ロウ金属層の一例であり、奥側の列のハンダ層31
b,32bは、いずれも第2ロウ金属層の一例を構成す
る。
【0018】(実装用装置の構成)ECM1をFPC2
0の実装箇所Pに実装するための実装用装置は、図2
(b)と図3に例示されるように、FPC20を載置す
るための支持台40、ECM1をFPC20の実装箇所
Pに押付けるための圧子42、一対の溶接用電極44
a,44b、および、一対の溶接用電極44a,44b
の間に溶接用の電流を流すための電源50を含む。尚、
圧子42と一対の溶接用電極44a,44bとは互いに
一体的に連結されていても良く、或いは、圧子42と一
対の溶接用電極44a,44bとが互いに一体的な動き
を呈するように、圧子42の操作アーム用の制御プログ
ラムと一対の溶接用電極44a,44b用の制御プログ
ラムとを互いに連係させても良い。
【0019】(実装作業の工程)ECM1をFPC20
の実装箇所Pに実装するための実装方法の一例を以下に
示す。下記の実装方法は、実質的に、ECM1が実装さ
れた配線板の生産方法を、或いは、ECM1が実装され
た配線板を備えた電気機器の生産方法の一部を示してい
る。
【0020】(1)先ず、支持台40上にFPC20を
載置しておき、図2(a)に示すように、このFPC2
0の実装箇所P上にECM1を配置する。この時、EC
M1の下面2aの一方の電極部3sが、互いに平行に延
びた一対のハンダ層31a,31bとだけ接し、他方の
電極部3tが、別の一対のハンダ層32a,32bとだ
け接するようにECM1の位置を決める。
【0021】(2)次に、圧子42と一対の溶接用電極
44a,44bを備えた溶接アセンブリーをECM1に
近付ける。そして、図2(b)と図3に示すように、一
方では、圧子42をECM1の上面に荷重Fが加えられ
るように押付け、他方では、ECM1の第1電極部3s
と接触している一対のハンダ層31a,31bの各々
に、一対の溶接用電極44a,44bをそれぞれ接触さ
せる。このように、圧子42によってECM1の上面に
一定の荷重Fを加えることで、ECM1とFPC20と
は、圧子42と下の支持台40の間に挟着される。した
がって、結果的に、第1と第2のハンダ層31a,31
bが第1電極部3sと右側の銅箔24a,24bの間に
介装された状態で、ECM1を右側の銅箔24a,24
bに押付けることになる。
【0022】(3)上記のように、圧子42をECM1
の上面に押付けたまま、一対の溶接用電極44a,44
bの間に大きな直流電流を瞬間的(例えば、30mse
cなど)に流す。これによって、第1と第2ハンダ層3
1a,31b内で一定量のジュール熱が発生し、第1と
第2ハンダ層31a,31bが短時間だけ再溶融して再
び固化することで、ECM1の第1電極部3sが、第1
と第2ハンダ層31a,31bを介して、右側の銅箔2
4a,24bに確実に接合される。この場合、図4に例
示するように、一方の溶接用電極44aから出た電流
は、第1ハンダ層31aから、ECM1の第1電極部3
sの金メッキ層6sを通り、さらに、第2ハンダ層31
bを通って、他方の溶接用電極44bに戻ると考えられ
る。引き続き、同じ要領で、一対の溶接用電極44a,
44bの接当位置だけを変えて再び通電することで、第
1と第2ハンダ層32a,32bを介して、ECM1の
第2電極部3tを左側の銅箔25a,25bに接合す
る。
【0023】〔別実施形態〕 <1>実装の作業時、溶接用電極44a,44bを、必
ずしも、ハンダ層31a,31b(または、32a,3
2b)そのものに接当させる必要はなく、ハンダ層31
a,31b(または、32a,32b)に適度に近接し
た銅箔24a,24b(または、25a,25b)の部
位に接当させて通電しても良い。
【0024】<2>ハンダ層31a,31b,32a,
32bは、銅箔24a,24b,25a,25bの各端
部上にメッキなどで接合しておく必要はなく、ハンダ層
31a,31b,32a,32b若しくはECM1の電
極部33s,3tに対して、粘着テープその他の何らか
の機械的な接合手段などで仮止めしておいても良い。
【0025】<3>圧子と一対の溶接用電極とが同時に
接合箇所に配置できるように、互いに一体的なアセンブ
リーとして構成する場合、一対の溶接用電極が不要に大
きな応力で各ロウ金属層、または、各回路構成部材に押
付けられないように、一対の溶接用電極を圧縮バネその
他の付勢手段を介してアセンブリーに取付けても良い。
【0026】<4>本発明による実装方法は、必ずしも
FPC20、すなわち、薄く柔軟な配線板への実装だけ
でなく、比較的剛性の高い厚い基板への実装にも使用で
きる。また、一方の面に銅箔が設けられた樹脂製の配線
板に限らず、銅板の第1面と第2面の双方に銅板が露出
した配線板への実装にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実装方法に用いられるECMとF
PCの例を示す斜視図
【図2】本発明による実装方法の工程を示す説明図
【図3】本発明による実装方法の一つの工程を示す側面
【図4】図3の工程を示す要部の正面図
【図5】従来の実装方法の一例を示す正面図
【符号の説明】
1 電装部品(ECM) 2 パッケージ 3s,3t 第1と第2電極部 4s,4t 板状導体(電極部) 6s,6t 金メッキ層(電極部) 20 FPC(配線板の一例) 22 ベース部材 24a,25a 銅箔(第1回路構成部材) 24b,25b 銅箔(第2回路構成部材) 30 ハンダ層(ロウ金属層) 31a,32a ハンダ層(第1ロウ金属層) 31b,32b ハンダ層(第2ロウ金属層) 42 圧子 44a,44b 溶接用電極 P 実装箇所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装部品の側面に設けられた電極部を、
    配線板に設けられた回路構成部材に導電状態で接合して
    実装する電装部品の実装方法であって、前記回路構成部
    材は互いに離間した第1と第2回路構成部材からなり、
    前記電装部品の実装方法は、以下の工程を有する、 第1と第2の一対のロウ金属層を、前記第1ロウ金属層
    が前記第1回路構成部材と、前記第2ロウ金属層が前記
    第2回路構成部材と接し、且つ、前記第1と第2ロウ金
    属層の双方が前記電極部と接するように、前記電極部と
    前記第1と第2回路構成部材の間に介装させた状態で、
    前記電装部品を前記第1と第2回路構成部材側に押付け
    る工程、 前記押付け工程中に、前記第1と第2ロウ金属層の各
    々、または、前記第1と第2回路構成部材の各々に一対
    の溶接用電極を当てて、前記第1と第2ロウ金属層の間
    に通電することによって、前記第1と第2ロウ金属層を
    ジュール熱で再溶融する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電装部品の実装方法に
    よって前記配線板に実装された電装部品。
  3. 【請求項3】 前記第1ロウ金属層は、予め前記第1回
    路構成部材の上に設けられたハンダ層であり、第2ロウ
    金属層は、予め前記第2回路構成部材の上に設けられた
    ハンダ層である請求項2に記載の電装部品。
  4. 【請求項4】 前記押付け工程では、前記電装部品の前
    記電極部が、前記一対の溶接用電極とは別に設けられた
    圧子によって、前記第1と第2ロウ金属層に押付けられ
    る請求項2または3に記載の電装部品。
  5. 【請求項5】 前記電装部品はセラミック製のパッケー
    ジと、前記電装部品の電極部を形成するために、前記パ
    ッケージの下面に取付けられた金属部材とを有する請求
    項2から4のいずれか1項に記載の電装部品。
  6. 【請求項6】 前記電装部品は、振動膜、エレクトレッ
    ト層を備えた背極を含むエレクトレットコンデンサマイ
    クロホンである請求項2から5のいずれか1項に記載の
    電装部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009527115A (ja) * 2006-02-16 2009-07-23 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール コンポーネントを順序付けて固定することによる電子モジュールの生産方法

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