JP2000322604A - 発券装置 - Google Patents

発券装置

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JP2000322604A
JP2000322604A JP11132722A JP13272299A JP2000322604A JP 2000322604 A JP2000322604 A JP 2000322604A JP 11132722 A JP11132722 A JP 11132722A JP 13272299 A JP13272299 A JP 13272299A JP 2000322604 A JP2000322604 A JP 2000322604A
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Japan
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roll paper
paper
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transport
roll
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JP11132722A
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Akira Sugawara
晃 菅原
Taku Katayama
卓 片山
Motoko Mori
素子 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ロール紙が所定位置からずれた場合
には、ずれを修正して所定位置に送ることができるよう
にした発券装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、ロール紙1をそのロール部から
所定量引出し搬送する搬送ローラ3と、この搬送ローラ
3により搬送されたロール紙21を切断するカッタ6
と、このカッタ6により切断されたロール紙1に情報を
印字する印字部9と、ロール紙1が所定位置からずれた
とき、該ずれを検知する検知センサ12と、この検知セ
ンサ12によりロール紙1のずれが検知されたき、搬送
ローラ1を逆回転させてロール紙1を引き戻したのち、
再度、搬送して所定位置に送る制御手段19とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鉄道等で
使用する乗車券や定期券を発行する発券装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の発券装置は、ロール紙
を券紙のサイズに切断する切断機構、この切断機構によ
り切断された券紙、または、装置内に装填されているプ
レカットされたカード類を搬送する搬送機構、この搬送
機構によって搬送される券紙、カード類に必要事項を印
字する印字機構、また、磁気情報をエンコードするエン
コード機構を備えている。さらに、必要に応じて、券の
搬送方向を可変する可変機構も備えている。
【0003】この発券装置においては、ロール紙の切断
寸法について所定の規格があり、また、印字する範囲や
磁気情報をエンコードする位置も規格が定められてお
り、発券装置の性能として、常に規格内にあることが求
められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発券装置において、ロ
ール紙を一定寸法に切断するには、ロール紙を所定の位
置へ搬送してカットする際に、カット位置からずれてい
ないことが必要である。
【0005】しかし、係員などによる何らかの操作によ
り、ロール紙がずれると、券紙の寸法が一定にならなく
なるという問題がある。
【0006】従来の解決策としては、所定位置の近傍に
位置検出センサを設置し、ロール紙の切断後に、ロール
紙を搬送してその先端を検知することにより、所定位置
に送るような方法が取られている。
【0007】しかし、この方法は券紙が大型券サイズの
場合には問題はないが、所定の長さが短い普通券横サイ
ズ等の場合には、検知センサを置く空間が足りなくなる
ため、上記の方法を使用することができず、券長(券
幅)にばらつきがでるという問題があった。
【0008】また、普通乗車券などのエドモンソン券や
定期券などの大型券の2種類のサイズの券紙を発券する
装置においては、切断機構がそれぞれの券長に応じて2
つ必要であった。しかし、切断機構を複数設置すると、
コストが高くなるという問題があった。
【0009】そこで、単一の切断機構を共通に用いるも
のが開発されてきている。この場合には、1回目の印字
をした後に切断動作を行ない、その後、2回目の印字を
行なう。
【0010】しかしながら、この場合には、2回目の印
字時の券紙の開始時における券紙の搬送が安定しないた
め、1回目と2回目の印字間で、ずれが生じるという問
題があった。
【0011】さらに、2種類のサイズの券紙を発行する
装置においては、搬送路の幅を、大型券のサイズに合わ
せるため、エドモンソン券は、搬送路の左右どちらかに
片寄せする必要がある。
【0012】このため、従来においては、搬送ローラ対
による券紙の挟持を間欠的に行って券紙を搬送ローラ対
でグリップしていないときに券紙を横に滑らせて、片寄
せしている。
【0013】しかしながら、従来においては、搬送ロー
ラ対で券紙をグリップしていない状態があるため、券紙
の搬送方向が水平方向であれば問題ないが、垂直方向の
場合には、落下してしまう虞があった。
【0014】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
小サイズの券紙であてもその券幅をばらつかせるこなく
カットでき、また、1回目と2回目に分けて印字する場
合には、印字ずれを発生させることなく印字でき、さら
に、搬送ローラ対で券紙を挟持したまま券紙を片寄らせ
て整位できるようにした発券装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、ロール紙をそのロー
ル部から引出し所定位置に搬送する搬送ローラと、この
搬送ローラにより所定位置に搬送されたロール紙を所定
寸法に切断し券紙を形成するカッタと、このカッタによ
り切断形成された券紙に情報を印字する印字手段と、前
記ロール紙が所定位置からずれたとき、該ずれを検知す
る検知手段と、この検知手段により前記ロール紙のずれ
が検知されたき、前記搬送ローラを逆回転させて前記ロ
ール紙を引き戻したのち、再度、引出して前記所定位置
に送る制御手段と、を具備する。
【0016】請求項2記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から引出し所定位置に挟持搬送する搬送ローラ対
と、この搬送ローラ対により所定位置に搬送されたロー
ル紙を所定寸法に切断し券紙を形成するカッタと、この
カッタにより切断形成された券紙に情報を印字する印字
手段と、前記ロール紙が所定位置からずれて前記搬送ロ
ーラ対が連れ回りしたとき、この連れ回りを検知するこ
とにより前記ロール紙のずれを検知する検知手段と、こ
の検知手段により前記ロール紙のずれが検知されたき、
前記搬送ローラ対を逆回転させて前記ロール紙を引き戻
したのち、再度、引出して前記所定位置に送る制御手段
と、を具備する。
【0017】請求項3記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から引出し所定位置に挟持搬送する搬送ローラ対
と、この搬送ローラ対により所定位置に搬送されたロー
ル紙を所定寸法に切断し券紙を形成するカッタと、この
カッタにより切断形成された券紙に情報を印字する印字
手段と、前記ロール紙が所定位置からずれて前記搬送ロ
ーラ対が連れ回りしたとき、前記駆動モータの駆動電源
線に発生する、搬送ローラ対の回転に同期した逆起電力
を測定することによって前記ロール紙のずれを検知する
検知手段と、この検知手段により前記ロール紙のずれが
検知されたき、前記搬送ローラ対を逆回転させて前記ロ
ール紙を引き戻したのち、再度、引出して前記所定位置
に送る制御手段と、を具備する。
【0018】請求項4記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から引出し搬送する搬送手段と、この搬送手段に
より搬送されるロール紙に情報を途中まで印字する印字
手段と、この印字手段により途中まで情報が印字された
ロール紙を切断して券紙を形成するカッタと、このカッ
タにより券紙が形成されたのち、前記搬送手段を逆転さ
せて前記券紙を所定距離戻し、この戻し後、再度、前記
券紙を搬送し、前記戻した所定距離に対応する距離搬送
した時点から前記印字手段による残りの印字を再開させ
る制御手段と、を具備する。
【0019】請求項5記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から引出し搬送する搬送手段と、この搬送手段に
より搬送されるロール紙に情報を途中まで印字する印字
手段と、この印字手段により途中まで情報が印字された
ロール紙の先端を検知する検知手段と、この検知手段に
より前記ロール紙の先端が検知されたとき、途中まで情
報が印字されたロール紙を切断して券紙を形成するカッ
タと、このカッタにより券紙が形成されたのち、前記搬
送手段を逆転させて前記券紙を所定距離戻し、この戻し
後、再度、前記券紙を搬送し、その先端が前記検知手段
により検知された時点から前記印字手段による残りの印
字を再開させる制御手段と、を具備する。
【0020】請求項6記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から所定量引出し搬送する搬送ローラと、この搬
送ローラにより引出されたロール紙を切断して券紙を形
成するカッタと、このカッタにより形成された券紙に情
報を印字する印字手段と、この印字手段により情報が印
字された券紙をメインガイドに沿って搬送ガイドする搬
送ガイド手段と、とを具備し、前記搬送ガイド手段は、
前記券紙の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けら
れ、前記券紙を挟持搬送する搬送ローラ対と、この搬送
ローラ対によって搬送される券紙を前記メインガイドに
向って押圧することにより前記搬送ローラ対を同時に移
動させて前記券紙を前記メインガイドに沿わせる可動ガ
イドと、を具備する。
【0021】請求項7記載のものは、ロール紙をそのロ
ール部から所定量引出し搬送する搬送ローラと、この搬
送ローラにより引出されたロール紙を切断して券紙を形
成するカッタと、このカッタにより形成された券紙に情
報を印字する印字手段と、この印字手段により情報が印
字された券紙をメインガイドに沿って搬送ガイドする搬
送ガイド手段と、とを具備し、前記搬送ガイド手段は、
前記券紙の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けら
れ、前記券紙を挟持搬送する搬送ローラ対と、この搬送
ローラ対を前記メインガイドから離間する方向に付勢す
る付勢部材と、この付勢部材によって付勢される前記搬
送ローラを当接させて所定位置に停止させるストッパ
と、前記搬送ローラ対によって搬送される券紙を前記メ
インガイドに向って押圧することにより前記付勢部材の
付勢力に抗して前記搬送ローラ対を同時に移動させて前
記券紙を前記メインガイドに沿わせる可動ガイドと、を
具備する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態である発券装
置を示す構成図である。
【0024】図中1はロール紙で、このロール紙1は搬
送路2に沿って引出されるようになっている。
【0025】搬送路2中にはロール紙1を送り出す搬送
ローラ対3、ロール紙1の挿入を検知する挿入検知セン
サ4、ロール紙1の停止位置を検知する停止位置検知セ
ンサ5、ロール紙1を切断する切断カッタ6、券紙に印
字する印字部7が配設されている。
【0026】搬送ローラ対3は第1の駆動モータ8によ
って回転駆動されるようになっている。
【0027】印字部7はサーマルヘッド9とこのサーマ
ルヘッド9に対向するプラテンローラ10とからなる。
プラテンローラ10は第2の駆動モータ11によって回
転駆動されるようになっている。
【0028】また、第1の駆動モータ8の近傍には、第
1の駆動モータ8の駆動停止時に搬送ローラ対3が回転
されたときこれを検知する回転検知部12が設けられて
いる。回転検知部12は、グリップしている搬送ローラ
対3を駆動している第1の駆動モータ8の駆動電源線に
発生する回転に同期した逆起電力を測定することにより
搬送ローラ対3の回転を検知する。
【0029】なお、回転検知部12としては、例えば、
グリップしている搬送ローラ対3の回転軸にロータリエ
ンコーダやタイミングディスクを取り付けて構成される
ものであっても良いが、第1の駆動モータ8の駆動電源
線に発生する回転に同期した逆起電力を測定する方法
は、駆動モータ、搬送ローラ等の基本構成の他に部品が
不要で、制御電気基板内に、波形レベル測定用のA/D
コンバータを実装するのみで実現できる。
【0030】図2は発券装置の制御系を示すブロック図
である。
【0031】図中13は制御手段で、この制御手段13
には上記した挿入検知センサ4及び停止位置検知センサ
5さらに回転検知部12が信号路を介して接続されてい
る。また、制御手段13には制御回路を介してカッタ駆
動部14、第1及び第2の駆動モータ8,11、サーマ
ルヘッド駆動部17が接続されている。
【0032】次に、ロール紙の装填及び発券動作につい
て説明する。
【0033】ロール紙の装填時には、ロール紙1の先端
部を引出し、これを搬送ローラ対3間に挿入して搬送路
2に沿って送り出す。これにより、ロール紙1の先端部
が挿入検知センサ4により検知されると、制御手段11
により第1の駆動モータ8が駆動され、搬送ローラ対3
が回転される。この回転により、ロール紙1は印字部7
に向って搬送される。この搬送により、ロール紙1の先
端が停止位置検知センサ5によって検知されると、その
位置から一定量ロール紙1を搬送して印字部7で停止さ
せる。
【0034】発券する場合には、制御手段13に発券指
令が与えられ、カッタ駆動部14が動作される。これに
より、カッタ6が動作されてロール紙1が切断されて券
紙が形成される。しかるのち、制御手段13によりサー
マルヘッド駆動部17及び第2の駆動モータ16が動作
されてサーマルヘッド9が発熱されるとともに、プラテ
ンローラ10が回転されて券紙に情報が印字される。
【0035】ところで、上記したロール紙1のカット
時、或いは、搬送ローラ対3に人の手が接触するなどし
てロール紙1がずれてしまうことがある。このようにロ
ール紙1がずれると、一定寸法の券紙を発券できなくな
る。
【0036】そこで、この実施の形態では、ロール紙1
がずれた場合には、その位置を修正するようになってい
る。即ち、ロール紙1は搬送ローラ対3によりグリップ
されているため、ロール紙1がずれると、搬送ローラ対
3が回転されて第1の駆動モータ8が回転される。この
第1の駆動モータ8の回転は回転検知部12で検知さ
れ、この検知があると、制御手段13により、第1の駆
動モータ8が逆回転される。この第1の駆動モータ8の
逆回転により搬送ローラ対3が逆回転され、ロール紙1
は位置検出センサ3により検知されるまで戻される。ロ
ール紙1が位置検出センサ3により検知されると、再
び、第1の駆動モータ8が正回転されて印字部7へロー
ル紙1が搬送されロール紙1の位置が修正される。
【0037】この実施の形態によれば、ロール紙1が所
定位置からずれたときは、搬送ローラ対3を逆回転させ
てロール紙1を一旦戻して再び所定位置にセットし直す
ため、ロール紙1のずれによる券長のばらつきを減少さ
せることができる。
【0038】図3は本発明の第2の実施の形態である発
券装置を示す構成図である。
【0039】図中21はロール紙で、このロール紙21
は搬送路22に沿って引出されるようになっている。
【0040】搬送路22中にはロール紙21を送り出す
第1の搬送ローラ対23、ロール紙1を切断する切断カ
ッタ24、券紙に印字する印字部25、第2の搬送ロー
ラ対26、ロール紙21を検知する検知センサ27、及
び第3の搬送ローラ対28が配設されている。
【0041】印字部25はサーマルヘッド30とこのサ
ーマルヘッド30に対向するプラテンローラ31とから
なる。
【0042】プラテンローラ31と第1の搬送ローラ対
23はタイミングベルト32を介して第1の駆動モータ
33に接続され、第2及び第3の駆動モータ26,28
はタイミングベルト34を介して第2の駆動モータ35
に接続されている。
【0043】上記した検知センサ27は信号路を介して
制御手段20に接続され、制御手段20には制御回路を
介して切断カッタ24、印字部25さらに、第1及び第
2の駆動モータ33,35が接続されている。
【0044】制御手段20は1回目の印字を終えたロー
ル紙21の先端が検知センサ27によって検知される
と、切断カッタ24を動作させたのち、第1及び第2の
駆動モータ33,35を所定量逆回転させ、この逆回転
後、第1及び第2の駆動モータ33,35を所定量正回
転させてロール紙21を搬送し、その先端が検知センサ
27によって検知されると、印字部25を動作させて2
回目の印字を開始させるようになっている。
【0045】次に、発券動作について説明する。
【0046】最初に、小型券の発券動作について説明す
る。
【0047】まず、図4に示すように、カッタ24でロ
ール紙21を切断し小型券21Aを形成する。しかるの
ち、図5に示すように、第1の駆動モータ33を正方向
に駆動し、小型券21Aを搬送しながら印字ヘッド30
で印字する。この時、切断された残りのロール紙21側
の切断側部分21Bも同時に搬送される。この切断側部
分21Bが印字ヘッド30の下に来た瞬間に第1の駆動
モータ33の駆動が停止され、第2の駆動モータ35の
みが回転駆動される。これにより、図6に示すように、
第2及び第3の搬送ローラ対26,28が回転されて小
型券21Aのみが次の処理装置へ搬送され、ロール紙2
1の切断側部分21Bは先端が印字ヘッド30の下の位
置に達して停止し次回の発券に備える。
【0048】ついで、大型券の発券動作について説明す
る。
【0049】この発券時には、まず、図7に示すよう
に、第1及び第2の駆動モータ33,35が正方向に等
速で回転駆動される。これにより、第1及び第2の搬送
ローラ対23,26が回転され、ロール紙21が搬送さ
れて印字ヘッド30により、印字される。この印字中に
検知センサ27がロール紙21の先端を検知したら、図
8に示すように、第1及び第2の駆動モータ33,35
の駆動が停止されてロール紙21の搬送、印字が中断さ
れる(第1回目の印字終了)。しかるのち、カッタ24
が動作されてロール紙21が切断される。カッタ24と
検知センサ27との間の距離は大型券の長さに設定され
ているため、ロール紙21の切断により、大型券21C
が形成される。この切断後、大型券の券面の残りの部分
に第2の回目の印字をするのであるが、ロール紙21の
搬送が中断された位置から直ちに2回目の印字を始める
と、印字開始直後は速度が安定しないため、1回目の印
字と2回目の印字の繋ぎ目の部分に印字ずれ、印字ムラ
が発生してしまう。
【0050】このような問題を解決するため、この実施
の形態では、図9に示すように、第2回目の印字開始前
に第1及び第2の駆動モータ33,35を逆方向に定量
回転させ、大型券21Cを停止位置から少し(2〜3m
m)戻す。このとき、切断された残りのロール紙側の部
分21Dも同時に同量分(2〜3mm)戻す。ついで、
図10に示すように、第1及び第2の駆動モータ33,
35が正方向に回転駆動されて大型券21C及びロール
紙側の部分21Dが搬送され、大型券21Cの先端が検
知センサ27により検知されると(1回目の印字終了位
置)、2回目の印字が開始される。このとき、大型券2
1Cの搬送速度は定速になっているため、1回目の印字
と2回目の印字のつなぎ目にずれが発生するのを防ぐこ
とができる。大型券21Cを戻すための距離は、搬送を
開始してから定速になるまでの2〜3mm程度に設定す
る。ついで、ロール紙21の切断側部分21Dが図11
に示すように、印字ヘッド30に到達したら、第1の駆
動モータ33の駆動を停止し、第2の駆動モータ35の
みを回転駆動する。これにより、大型券21Cのみが次
の処理機構へ搬送され、ロール紙装填部側21Dの先端
は次の発券開始位置で停止する。第1の駆動モータ33
を停止するタイミングは、第2回目の印字開始からの駆
動モータ33のパルス数を設定することにより行なう。
【0051】図12は本発明の第3の実施の形態である
発券装置を示す構成図である。
【0052】なお、第2の実施の形態で示した部分と同
一部分については、同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0053】この実施の形態では、印字部7の券紙搬送
方向下流側に券紙を整列する整列装置40、券紙に対し
磁気処理する磁気処理部50が配設されている。
【0054】図13は整列装置40を示す平面図で、図
14はその側面図である。
【0055】2種類のサイズの券紙を発行する発券装置
においては、搬送路に沿ってメインガイド51を設け、
整列装置40により券紙をメインガイド51に沿わせる
ことにより、整位するようになっているが、小型券であ
るエドモンソン券等はガイド51に向って片寄せされて
整位される。
【0056】整列装置40は券紙を挟持搬送する駆動ロ
ーラ41と従動ローラ42を備え、駆動ローラ41は駆
動軸43にピン44を介して軸方向に沿ってスライド自
在に取付けられている。駆動軸43には駆動ローラ41
を矢印方向に付勢するスプリング45が巻回されている
とともに、付勢される駆動ローラ41を当接させて停止
させるストッパ46が取付けられている。従動ローラ4
2は駆動ローラ41の回転に伴って回転するとともに、
軸方向に移動する。
【0057】駆動ローラ41と従動ローラ42の券紙搬
出側には、メインガイド51に離間対向する可動ガイド
48が設けられている。可動ガイド48はスプリング4
7によりガイド51に向って付勢されている。
【0058】駆動ローラ41のスプリング45と可動ガ
イド48のスプリング47の付勢力の強弱関係は、スプ
リング45の付勢力<スプリング47の付勢力となって
いる。
【0059】次に、整列動作について説明する。
【0060】小型券であるエドモンソン券21Aが印字
後、搬送路に沿って搬送され、整列装置40に向って送
られてくると、エドモンソン券21Aはその長手方向が
搬送路に沿うように回転機構(図示しない)により回転
されたのち、整列装置40の駆動ローラ41と従動ロー
ラ42との間に送り込まれて挟持搬送される。しかるの
ち、エドモンソン券21Aは図15に示すように、可動
ガイド48によりエドモンソン券21Aの側面部が押圧
される。この押圧により、エドモンソン券21Aはガイ
ド51に向って押し付けられる。これにより、エドモン
ソン券21ととともに、駆動ローラ41と従動ローラ4
2とがスプリング45の付勢力に抗して移動される。こ
れにより、エドモンソン券21は駆動ローラ41と従動
ローラ42とにより常時挟持された状態で搬送され、メ
インガイド51に沿って整位される。
【0061】この実施の形態によれば、整位時において
も、エドモンソン券21を駆動ローラ41と従動ローラ
42とにより常時挟持した状態で搬送でき、従来のよう
に、エドモンソン券21を間欠的に挟持する必要がな
く、水平方向の搬送は勿論のこと、垂直方向の搬送も確
実に行うことができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、装填され
たロール紙が所定位置からずれた場合いは、ロール紙を
一端引き戻したのち、再度、所定位置に搬送するから、
券紙のカット位置のばらつきを防止し、所定サイズの券
紙の発行が可能となる。
【0063】また、大型サイズの券紙に印字する場合に
は、印字手段により途中まで印字されたロール紙を切断
して券紙を形成したのち、搬送手段を逆転させて券紙を
所定距離戻し、この戻し後、再度、券紙を搬送し、前記
戻した所定距離に対応する距離搬送した時点から残りの
印字を再開させるから、残りの印字開始時には、券紙の
搬送速度は定速となる。従って、1回目と2回目の印字
のつなぎ目に印字ずれを発生することがなく、良好な印
字が可能となる。
【0064】また、券紙をメインガイドに沿わせてガイ
ドするガイド手段において、券紙を挟持搬送する搬送ロ
ーラ対を券紙の搬送方向と直交する方向に移動自在に設
け、搬送ローラ対によって搬送される券紙を可動ガイド
によりメインガイドに向って押圧して移動させるときに
は、券紙の移動に伴って前記搬送ローラ対も移動させる
から、従来のように、搬送ローラ対による券紙の挟持を
間欠的に行う必要があない。従って、券紙を水平方向に
沿って搬送する場合には勿論のこと、垂直方向に沿って
搬送する場合でも確実に搬送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である発券装置を示す
概略的構成図。
【図2】発券装置の制御系を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施形態である発券装置を示す
概略的構成図。
【図4】ロール紙が切断されて小型券紙が形成された状
態を示す図。
【図5】小型券紙に印字する状態を示す図。
【図6】印字した小型券紙を搬送する状態を示す図。
【図7】大型券紙に1回目の印字を行う状態を示す図。
【図8】1回目の印字がされた大型券紙を切断する状態
を示す図。
【図9】1回目の印字がされた大型券紙を所定距離戻し
た状態を示す図。
【図10】2回目の印字がされた状態を示す図。
【図11】2回目の印字がされた大型券紙を搬送する状
態を示す図。
【図12】本発明の第3の実施形態である発券装置を示
す概略的構成図。
【図13】券紙を整列する整列装置を示す平面図。
【図14】券紙を整列する整列装置を示す正面図。
【図15】可動ガイドが動作して券紙を整列する状態を
示す平面図。
【符号の説明】
1…ロール紙 3…搬送ローラ 6…切断カッタ 7…印字部(印字手段) 12…回転検知部(検知手段) 13…制御手段 20…制御手段 21A…小型券 21B…ロール紙側の部分 21C…大型券 21D…ロール紙側の部分 21…ロール紙 23…第1の搬送ローラ対(搬送手段) 24…切断カッタ 25…印字部(印字手段) 26…第2の搬送ローラ対(搬送手段) 27…検知センサ(検知手段) 28…第3の搬送ローラ対(搬送手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 素子 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 2C058 AB15 AC06 AD09 AE04 AE10 AF20 AF51 LA02 LA23 LB06 LB17 LB35 LC10 3E026 FA01 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール紙をそのロール部から引出し所定位
    置に搬送する搬送ローラと、 この搬送ローラにより所定位置に搬送されたロール紙を
    所定寸法に切断し券紙を形成するカッタと、 このカッタにより切断形成された券紙に情報を印字する
    印字手段と、 前記ロール紙が所定位置からずれたとき、該ずれを検知
    する検知手段と、 この検知手段により前記ロール紙のずれが検知された
    き、前記搬送ローラを逆回転させて前記ロール紙を引き
    戻したのち、再度、引出して前記所定位置に送る制御手
    段と、 を具備することを特徴とする発券装置。
  2. 【請求項2】ロール紙をそのロール部から引出し所定位
    置に挟持搬送する搬送ローラ対と、 この搬送ローラ対により所定位置に搬送されたロール紙
    を所定寸法に切断し券紙を形成するカッタと、 このカッタにより切断形成された券紙に情報を印字する
    印字手段と、 前記ロール紙が所定位置からずれて前記搬送ローラ対が
    連れ回りしたとき、この連れ回りを検知することにより
    前記ロール紙のずれを検知する検知手段と、 この検知手段により前記ロール紙のずれが検知された
    き、前記搬送ローラ対を逆回転させて前記ロール紙を引
    き戻したのち、再度、引出して前記所定位置に送る制御
    手段と、 を具備することを特徴とする発券装置。
  3. 【請求項3】ロール紙をそのロール部から引出し所定位
    置に挟持搬送する搬送ローラ対と、 この搬送ローラ対により所定位置に搬送されたロール紙
    を所定寸法に切断し券紙を形成するカッタと、 このカッタにより切断形成された券紙に情報を印字する
    印字手段と、 前記ロール紙が所定位置からずれて前記搬送ローラ対が
    連れ回りしたとき、前記駆動モータの駆動電源線に発生
    する、搬送ローラ対の回転に同期した逆起電力を測定す
    ることによって前記ロール紙のずれを検知する検知手段
    と、 この検知手段により前記ロール紙のずれが検知された
    き、前記搬送ローラ対を逆回転させて前記ロール紙を引
    き戻したのち、再度、引出して前記所定位置に送る制御
    手段と、 を具備することを特徴とする発券装置。
  4. 【請求項4】ロール紙をそのロール部から引出し搬送す
    る搬送手段と、 この搬送手段により搬送されるロール紙に情報を途中ま
    で印字する印字手段と、 この印字手段により途中まで情報が印字されたロール紙
    を切断して券紙を形成するカッタと、 このカッタにより券紙が形成されたのち、前記搬送手段
    を逆転させて前記券紙を所定距離戻し、この戻し後、再
    度、前記券紙を搬送し、前記戻した所定距離に対応する
    距離搬送した時点から前記印字手段による残りの印字を
    再開させる制御手段と、 を具備することを特徴とする発券装置。
  5. 【請求項5】ロール紙をそのロール部から引出し搬送す
    る搬送手段と、 この搬送手段により搬送されるロール紙に情報を途中ま
    で印字する印字手段と、 この印字手段により途中まで情報が印字されたロール紙
    の先端を検知する検知手段と、 この検知手段により前記ロール紙の先端が検知されたと
    き、途中まで情報が印字されたロール紙を切断して券紙
    を形成するカッタと、 このカッタにより券紙が形成されたのち、前記搬送手段
    を逆転させて前記券紙を所定距離戻し、この戻し後、再
    度、前記券紙を搬送し、その先端が前記検知手段により
    検知された時点から前記印字手段による残りの印字を再
    開させる制御手段と、 を具備することを特徴とする発券装置。
  6. 【請求項6】ロール紙をそのロール部から所定量引出し
    搬送する搬送ローラと、 この搬送ローラにより引出されたロール紙を切断して券
    紙を形成するカッタと、 このカッタにより形成された券紙に情報を印字する印字
    手段と、 この印字手段により情報が印字された券紙をメインガイ
    ドに沿って搬送ガイドする搬送ガイド手段と、 とを具備し、 前記搬送ガイド手段は、 前記券紙の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けら
    れ、前記券紙を挟持搬送する搬送ローラ対と、 この搬送ローラ対によって搬送される券紙を前記メイン
    ガイドに向って押圧することにより前記搬送ローラ対を
    同時に移動させて前記券紙を前記メインガイドに沿わせ
    る可動ガイドと、 を具備することを特徴とする発券装置。
  7. 【請求項7】ロール紙をそのロール部から所定量引出し
    搬送する搬送ローラと、 この搬送ローラにより引出されたロール紙を切断して券
    紙を形成するカッタと、 このカッタにより形成された券紙に情報を印字する印字
    手段と、 この印字手段により情報が印字された券紙をメインガイ
    ドに沿って搬送ガイドする搬送ガイド手段と、 とを具備し、 前記搬送ガイド手段は、 前記券紙の搬送方向と直交する方向に移動自在に設けら
    れ、前記券紙を挟持搬送する搬送ローラ対と、 この搬送ローラ対を前記メインガイドから離間する方向
    に付勢する付勢部材と、 この付勢部材によって付勢される前記搬送ローラを当接
    させて所定位置に停止させるストッパと、 前記搬送ローラ対によって搬送される券紙を前記メイン
    ガイドに向って押圧することにより前記付勢部材の付勢
    力に抗して前記搬送ローラ対を同時に移動させて前記券
    紙を前記メインガイドに沿わせる可動ガイドと、 を具備することを特徴とする発券装置。
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