JP2000320563A - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手

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JP2000320563A JP11315929A JP31592999A JP2000320563A JP 2000320563 A JP2000320563 A JP 2000320563A JP 11315929 A JP11315929 A JP 11315929A JP 31592999 A JP31592999 A JP 31592999A JP 2000320563 A JP2000320563 A JP 2000320563A
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constant velocity
roller
universal joint
peripheral surface
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久昭 藏
Tatsuro Sugiyama
達朗 杉山
Kenji Terada
健二 寺田
Masayuki Kuroda
正幸 黒田
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
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    • F16D3/2055Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D2003/2026Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints with trunnion rings, i.e. with tripod joints having rollers supported by a ring on the trunnion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等速自在継手の誘起スラストやスライド抵抗
をより一層低減させる。 【解決手段】 円周方向に向き合って配置されたローラ
案内面14を有する3つのトラック溝12が形成された外側
継手部材10と、半径方向に突出した3つの脚軸22を備え
たトリポード部材20と、トラック溝12に挿入されたロー
ラ34と、脚軸22に外嵌してローラ34を回転自在に支持す
るリング32とを備え、ローラ34がローラ案内面14に沿っ
て外側継手部材10の軸方向に移動可能な等速自在継手に
おいて、リング32の内周面を円弧状凸断面に形成すると
共に、脚軸22の外周面を、縦断面においてはストレート
形状とし、かつ、横断面においては、継手の軸線と直交
する方向でリング32の内周面と接触するとともに継手の
軸線方向でリング32の内周面との間にすきまを形成する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は摺動式トリポード
型等速自在継手に関する。一般に、等速自在継手は駆動
側と従動側の2軸を連結して2軸間に角度があっても等
速で回転力を伝達することのできるユニバーサルジョイ
ントの一種であって、摺動式のものは、継手のプランジ
ングによって2軸間の相対的軸方向変位を可能にしたも
のであり、トリポード型は、半径方向に突出した3本の
脚軸を備えたトリポード部材を一方の軸に結合し、軸方
向に延びる3つのトラック溝を備えた中空円筒状の外側
継手部材を他方の軸に結合し、外側継手部材のトラック
溝内にトリポード部材の脚軸を収容してトルクの伝達を
行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】摺動式トリポード型等速自在継手の一例
を図10を参照して説明すると、外側継手部材1の内周
面の軸方向に3本の円筒形トラック溝2を形成し、外側
継手部材1内に挿入したトリポード部材4の半径方向に
突設した3本の脚軸5の円筒状の外周面に複数の針状こ
ろ6を介して回転可能に外嵌した円環状のローラ7をト
ラック溝2に挿入して構成される。各トラック溝2の円
周方向で対向する一対のローラ案内面3は軸方向に平行
な凹曲面であり、3本の脚軸5の各ローラ7の外周面は
ローラ案内面3に適合する凸曲面である。各ローラ7
は、対応するトラック溝2のローラ案内面3に係合して
脚軸5を中心に回転しながらトラック溝2に沿って移動
可能である。
【0003】図10(B)に示すように、継手が作動角
θをとった状態で回転力を伝達するとき、ローラ7とロ
ーラ案内面3とは図10(C)に示すように互いに斜交
する関係となる。この場合、ローラ7は図10(B)に
矢印tで示す方向に転がり移動しようとするのに対し
て、トラック溝2は外側継手部材の軸線と平行な円筒面
の一部であるため、ローラ7はトラック溝2に拘束され
ながら移動することになる。その結果、ローラ案内面3
とローラ7との相互間に滑りが発生してスライド抵抗が
発生し、さらに、この滑りが軸方向に誘起スラストを発
生させる。このようなスライド抵抗と誘起スラストは、
車体の振動や騒音の発生原因となり、自動車のNVH性
能に影響を与え、車両の足回りの設計自由度を低くする
ため、できるだけ低減させることが望まれる。
【0004】かかるスライド抵抗と誘起スラストの低減
を企図した摺動式トリポード型等速自在継手として、た
とえば図11に示す構造のものが知られている。すなわ
ち、図示するように、トリポード部材4の脚軸5の外周
面を真球面にして、この真球面に円筒状のリング8の円
筒形内周面が摺動可能に外嵌している。リング8とロー
ラ7とは転動体を介して相対回転自在のローラアセンブ
リを構成する。針状ころ6は、リング8の円筒形外周面
とローラ7の円筒形内周面との間にいわゆる総ころ状態
で配置され、円環状のワッシャ9で抜け止めがなされ
る。ローラ7は外側継手部材1のトラック溝2内に収容
され、トラック溝2のローラ案内面3上を転動しながら
外側継手部材1の軸方向に移動可能である。
【0005】脚軸5の外周面は脚軸5の軸線上に曲率中
心を持つ真球面で、この曲率中心の回りをローラアセン
ブリ(7,8)が首振り揺動する。ローラアセンブリが
首振り揺動自在であるため、外側継手部材1とトリポー
ド部材4が作動角をとった状態で回転力伝達を行うと
き、ローラ7は外側継手部材1の軸線と平行な姿勢を保
つように外側継手部材1のローラ案内面3によって案内
され、そのままの姿勢でローラ案内面3上を正しく転動
する。したがって、作動角運転時における滑り抵抗が低
減し、スライド抵抗と誘起スラストの発生が抑制される
というものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動車のエンジンから
車輪に回転力を等速で伝達するために摺動式トリポード
型等速自在継手を使用することが知られている。摺動式
トリポード型等速自在継手は、トリポード部材の脚軸に
球面ローラを取り付けてあり、脚軸外周面と球面ローラ
内周面間に転動体として針状ころが保持器なしの総ころ
タイプで用いられる。そして、角度をとった状態でトル
クを伝達するとき、内部部品間の相互摩擦によって、回
転中には誘起スラストが、また、停止状態でも強制的に
軸方向に伸縮させるとスライド抵抗がそれぞれ発生す
る。これら誘起スラストやスライド抵抗が関与する自動
車の代表的なNVH現象として、前者との関連では走行
中の車体の横振れ、後者との関連ではAT車における停
止時Dレンジのアイドリング振動現象がある。
【0007】自動車のNVH問題は、継手の誘起スラス
トやスライド抵抗の大きさを小さくすることが解決のポ
イントである。一般に、継手の誘起スラストやスライド
抵抗は作動角の大きさに依存する傾向がある。このた
め、自動車のドライブシャフトに適用する場合、作動角
を大きくできないという設計上の制約につながる。した
がって、自動車の足回り設計の自由度を高めるには、誘
起スラストやスライド抵抗の低位安定化が課題であっ
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、これら誘起スラ
ストやスライド抵抗の一層の低減および安定化を図るこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、円周
方向に向き合って配置されたローラ案内面を有する3つ
のトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に
突出した3つの脚軸を備えたトリポード部材と、前記ト
ラック溝に挿入されたローラと、前記脚軸に外嵌して前
記ローラを回転自在に支持するリングとを備え、前記ロ
ーラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向
に移動可能な等速自在継手において、前記リングの内周
面を円弧状凸断面に形成すると共に、前記脚軸の外周面
を、縦断面においてはストレート形状とし、かつ、横断
面においては、継手の軸線と直交する方向で前記リング
の内周面と接触するとともに継手の軸線方向で前記リン
グの内周面との間にすきまを形成するようにしたことを
特徴とする等速自在継手である。
【0010】脚軸の横断面形状について、継手の軸線と
直交する方向で前記リングの内周面と接触するとともに
継手の軸線方向で前記リングの内周面との間にすきまを
形成するような形状とは、言い換えれば、トリポード部
材の軸方向で互いに向き合った面部分が相互方向に、つ
まり、仮想円筒面よりも小径側に退避している形状を意
味する。その一つの具体例として楕円形が挙げられる
(請求項2)。
【0011】従来円形であった脚軸の断面形状を上記の
形状としたことにより、継手が作動角をとったとき、ロ
ーラアセンブリの姿勢を変えることなく、脚軸が外側継
手部材に対して傾くことができる。しかも、図1(C)
および図11(C)を対比すれば明らかなように、脚軸
の外周面とリングとの接触楕円が横長から点に近づくた
めローラアセンブリを傾けようとする摩擦モーメントが
低減する。したがって、ローラアセンブリの姿勢が常に
安定し、ローラがローラ案内面と平行に保持されるため
円滑に転動することができる。これにより、スライド抵
抗の低減ひいては誘起スラストの低減に寄与する。さら
に、脚軸の根元部の断面係数が増加することによる脚軸
の曲げ強度が向上するという利点もある。
【0012】なお、ローラアセンブリは脚軸と外側継手
部材との間に介在してトルクを伝達する役割を果たすも
のであるが、この種の等速自在継手におけるトルクの伝
達方向は常に継手の軸線に直交する方向であるため、当
該トルクの伝達方向において脚軸とリングとが接してい
ることでトルクの伝達は可能であり、継手の軸線方向に
おいて両者間にすきまがあってもトルク伝達に支障を来
すことはない。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の等速
自在継手において、前記脚軸の横断面を長軸が継手の軸
線に直交する略楕円形としたことを特徴とする。略楕円
形とは、字義どおりの楕円に限らず、一般に卵形、小判
形等と称される形状を含むものとする。より具体的に
は、請求項3乃至9に記載するような脚軸の横断面形状
を採用することにより、リングとの接触面圧が緩和さ
れ、脚軸の強度低下も避けられる。しかも、リングを傾
かせることなく脚軸が傾くことができるため、ローラが
傾くことなく円滑にローラ案内面を転動することができ
る。したがって、ローラの傾きを規制する目的で外側継
手部材のトラック溝に設けることのある鍔を省略するこ
とができる。鍔を省略することにより、外側継手部材の
軽量化、加工の簡素化が図れるばかりでなく、ローラと
鍔との滑り接触を原因とするスライド抵抗が皆無となる
結果、スライド抵抗の一層の減少と誘起スラストの低減
が達成される。
【0014】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかに記載の等速自在継手において、継手の円周方向
において、脚軸の外周面とリングの内周面との間に、脚
軸の略楕円形横断面の長軸半径をaとしたとき0.00
1a以上のすきまを形成したことを特徴とする。これに
より、トリポード型等速自在継手特有のトラニオン中心
振れ回りに起因する脚軸の傾きを吸収できるため、継手
横断面内でのローラアセンブリを傾かせる要因が解消
し、自動車のNVH性能の向上に寄与する。
【0015】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれかに記載の等速自在継手において、前記リングの
内周面の母線が、中央部の円弧部と両端部の逃げ部とで
構成されていることを特徴とする円弧部の曲率半径は、
2〜3°程度の脚軸の傾きを許容できる大きさとするの
が好ましい。
【0016】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
いずれかに記載の等速自在継手において、リングとロー
ラの間に複数の転動体を配置してリングとローラを相対
回転自在としたことを特徴とする。転動体としては、た
とえば針状ころ(請求項12)などの円筒形ローラのほ
か、ボールを使用することも可能である。また、脚軸と
リング内周面との当たり部が常にリングの幅方向の中央
にあるので、転動体が安定して転動する。
【0017】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
いずれかに記載の等速自在継手において、前記ローラの
外周面が球状に形成され、外側継手部材のローラ案内面
とアンギュラコンタクトすることを特徴とする。ローラ
とローラ案内面とがアンギュラコンタクトをなすことに
より、ローラが振れにくくなってその姿勢が一層安定す
るため、ローラが外側継手部材の軸方向に移動する際に
ローラ案内面上をより少ない抵抗で円滑に転動する。か
かるアンギュラコンタクトを実現するための具体的な構
成を例示するならば、ローラ案内面の断面形状をテーパ
形状またはゴシックアーチ形状とすることが挙げられ
る。
【0018】請求項15の発明は、請求項1乃至14の
いずれかに記載の等速自在継手において、脚軸の外周面
のうちリング内周面との接触領域を含む所定の範囲のみ
研削加工されていることを特徴とする。当該所定の範囲
は加工誤差等を勘案して接触領域より幾分広めに設定す
るのが好ましい。そして、当該所定の範囲以外の部分は
研削を施すことなく鍛造仕上げのまま残してもよく、こ
れにより加工時間の短縮、コストダウンが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、図1および図2に示す実施
の形態を説明する。ここで、図1(A)は継手の横断面
を示し、図1(B)は脚軸に垂直な断面を示し、図2は
作動角θをとった状態の継手の縦断面を示す。図1に示
すように、等速自在継手は外側継手部材10とトリポー
ド部材20とからなり、連結すべき2軸の一方が外側継
手部材10と接続され、他方がトリポード部材20と接
続される。
【0020】外側継手部材10は内周面に軸方向に延び
る3本のトラック溝12を有する。各トラック溝12の
円周方向で向かい合った側壁にローラ案内面14が形成
されている。トリポード部材20は半径方向に突設した
3本の脚軸22を有し、各脚軸22にはローラ34が取
り付けてあり、このローラ34が外側継手部材10のト
ラック溝12内に収容される。ローラ34の外周面はロ
ーラ案内面14に適合する凸曲面である。
【0021】ローラ34の外周面は脚軸22の軸線から
半径方向に離れた位置に曲率中心を有する円弧を母線と
する凸曲面であり、ローラ案内面14の断面形状はゴシ
ックアーチ形状であって、これにより、ローラ34とロ
ーラ案内面14とがアンギュラコンタクトをなす。図1
(A)に、2つの当たり位置の作用線を一点鎖線で示し
てある。球面状のローラ外周面に対してローラ案内面1
4の断面形状をテーパ形状としても両者のアンギュラコ
ンタクトが実現する。このようにローラ34とローラ案
内面14とがアンギュラコンタクトをなす構成を採用す
ることによって、ローラが振れにくくなるため姿勢が安
定する。なお、アンギュラコンタクトを採用しない場合
には、たとえば、ローラ案内面14を軸線が外側継手部
材10の軸線と平行な円筒面の一部で構成し、その断面
形状をローラ34の外周面の母線に対応する円弧とする
こともできる。
【0022】脚軸22の外周面にリング32が外嵌して
いる。このリング32とローラ34とは複数の針状ころ
36を介してユニット化され、相対回転可能なローラア
センブリを構成している。すなわち、リング32の円筒
形外周面を内側軌道面とし、ローラ34の円筒形内周面
を外側軌道面として、これらの内外軌道面間に針状ころ
36が転動自在に介在する。図1(B)に示されるよう
に、針状ころ36は、できるだけ多くのころを入れた、
保持器のない、いわゆる総ころ状態で組み込まれてい
る。符号33,35で指してあるのは、針状ころ36の
抜け落ち止めのためにローラ34の内周面に形成した環
状溝に装着した一対のワッシャである。これらのワッシ
ャ33,35は円周方向の一個所に切れ目を有し(図6
(B)参照)、弾性的に縮径させた状態でローラ34の
内周面の環状溝に装着するようになっている。
【0023】脚軸22の外周面は、縦断面(図1(A)
または図2(A))で見ると脚軸22の軸線と平行なス
トレート形状であり、横断面(図1(B))で見ると、
長軸が継手の軸線に直交する楕円形状である。脚軸の断
面形状は、トリポード部材20の軸方向で見た肉厚を減
少させて略楕円状としてある。言い換えれば、脚軸の断
面形状は、トリポード部材の軸方向で互いに向き合った
面が相互方向に、つまり、仮想円筒面よりも小径側に退
避している。
【0024】リング32の内周面は円弧状凸断面を有す
る。すなわち、内周面の母線が半径rの凸円弧である
(図1(C))。このことと、脚軸22の横断面形状が
上述のように略楕円形状であり、脚軸22とリング32
との間には所定のすきまが設けてあることから、リング
32は脚軸22の軸方向での移動が可能であるばかりで
なく、脚軸22に対して首振り揺動自在である。また、
上述のとおりリング32とローラ34は針状ころ36を
介して相対回転自在にユニット化されているため、脚軸
22に対し、リング32とローラ34がユニットとして
首振り揺動可能な関係にある。ここで、首振りとは、脚
軸22の軸線を含む平面内で、脚軸22の軸線に対して
リング32およびローラ34の軸線が傾くことをいう
(図2(A)参照)。
【0025】図11に示した従来の継手の場合、脚軸5
の外周面が全周にわたってリング8の内周面と接するた
め、接触楕円が図11(C)に破線で示すように円周方
向に延びた横長形状を呈する。そのため、外側継手部材
1に対して脚軸5が傾くとき、脚軸5の動きに伴ってリ
ング8を、延いてはローラ7を傾かせるように作用する
摩擦モーメントが発生する。これに対し、図1に示した
実施の形態では、脚軸22の横断面が略楕円状で、リン
グ32の内周面の横断面が円筒形であることから、図1
(C)に破線で示すように、両者の接触楕円は点に近い
ものとなり、同時に面積も小さくなる。したがって、ロ
ーラアセンブリ(32,34)を傾かせようとする力が
従来のものに比べると非常に低減し、ローラ34の姿勢
の安定性が一層向上する。また、図11の従来の継手の
場合、作動角0の状態では図11(A)に示されるよう
に脚軸5とリング8との当たり部がリング8の幅方向中
央部にあるが、継手が作動角をとった状態でトルクを伝
達するときは脚軸4が図11(A)の紙面の手前側およ
び紙背側に揺動するため、脚軸5とリング8との当たり
部がリング8の幅方向中央部よりも下方にずれることと
なる。その結果、針状ころ6の挙動が不安定となり安定
した転動が行なわれない場合がある。これに対して図1
の実施の形態では、脚軸22とリング32の内周面との
当たり部が常にリング32の幅方向中央にあるので、針
状ころ36が安定して転動する。
【0026】次に、図3および図4に示す実施の形態に
ついて説明する。なお、図3(A)では一部の部品すな
わち、リング32、ローラ34、ワッシャ33,35を
断面にしたものであるが、引出し線や中心線との輻輳を
避けるため、断面を表わすハッチングを省略してある。
この実施の形態は、リング32の内周面の母線が、上述
の実施の形態では単一の円弧で形成されているのに対し
て、中央の円弧部32aとその両側の逃げ部32bとの
組合せで形成されている点でのみ相違する。逃げ部32
bは、図3(C)のように作動角θをとったときの脚軸
22との干渉を避けるための部分であり、円弧部32a
の端からリング32の端部に向かって徐々に拡径した直
線または曲線で構成する。ここでは、逃げ部32bを円
錐角α=50°の円錐面の一部とした場合を例示してあ
る。円弧部32aは、リング32に対する脚軸22の2
〜3°程度の傾きを許容するため、たとえば30mm程
度の大きな曲率半径rとする。
【0027】トリポード型等速自在継手では、機構上、
外側継手部材10が1回転するときトリポード部材20
は外側継手部材10の中心に対して3回振れ回る。この
とき符号e(図2(A))で表わされる偏心量は作動角
θに比例して増加する。そして、3本の脚軸22は12
0°ずつ離間しているが、作動角θをとると、図2
(B)に示すように、図の上側に表われている垂直な脚
軸22を基本として考えると、他の2本の脚軸22は、
一点鎖線で示す作動角0のときのそれらの軸線からわず
かに傾く。その傾きは作動角θがたとえば約23°のと
き2〜3°程度となる。この傾きがリング32の内周面
の円弧部32aの曲率によって無理なく許容されるた
め、脚軸22とリング32との接触部における面圧が過
度に高くなるのを防止することができる。なお、図2
(B)は、図2(A)の左側面から見たトリポード部材
20の3本の脚軸22を模式的に図示したもので、実線
が脚軸を表わしている。さらに、かかるトリポード型等
速自在継手特有のトラニオン中心の振れ回りに起因する
脚軸22の傾きを吸収し得るすきまを脚軸22の長軸径
2aとリング32の内径との間に設ける。このすきまの
具体的数値については実施例の項で詳述する。
【0028】上述の実施の形態では、図1(A)および
図3(A)に示されているように、ローラ34の傾きを
規制する目的で、トラック溝12の奥側つまり外側継手
部材10の横断面で見て大径側に、ローラ34の端面と
対向した鍔を形成してある。しかしながら、上の各実施
の形態、さらには以下に述べる実施例にあっては、ロー
ラ34を傾かせる要因が除去されているため、必ずしも
トラック溝12に鍔を設ける必要はなく、図5に示すよ
うに鍔を省略することができる。その結果、ローラ34
が何らかの原因で一時的に振れたとしても鍔に接触して
滑り摩擦を発生させるといった心配が皆無となる。
【0029】
【実施例】本発明の実施をするにあたっては、図6に示
すように、横断面が略楕円形状の脚軸22と円形のリン
グ32とが接触してトルクを伝達することから、面圧の
緩和を図る必要がある。以下、そのための具体的な実施
例について説明する。なお、図6(B)において、紙面
の上下方向が負荷側であり、紙面の左右方向が非負荷側
となる。
【0030】継手が作動角θをとった状態でトルクを伝
達するとき、図6に破線で示すように、脚軸22はリン
グ32に対して作動角θの範囲内で往復揺動する。この
とき、非負荷側については、脚軸22とリング32の間
に比較的大きなすきまが存在するため、脚軸22がリン
グ32と干渉することなく揺動することができる。しか
しながら、負荷側については、作動角θが大きくなって
脚軸22の傾きが大きくなるにつれて図6(B)に破線
で示されているように脚軸22の見かけの曲率が大きく
なり、リング32の内径よりも大きな曲率になると脚軸
22とリング32とが2点当たりとなるに至る。する
と、それ以後は脚軸22のみが自由に傾くことはでき
ず、リング32を、延いてはローラアセンブリ(32,
34)を傾かせることとなる。したがって、所定の角度
範囲内では、脚軸22のみがリング32と干渉すること
なく傾くことができるように、脚軸22の横断面形状、
とりわけ負荷側の形状を決定する。
【0031】具体的には、最大作動角θmaxを25°
としたとき、図7に示すように、脚軸22の横断面の略
楕円形状の長軸半径aと短軸半径bならびにリング内周
面の曲率半径r(図1(c)および図4参照)を次のよ
うに設定すると、継手が最大作動角をとってもリング3
2が傾かないようにするとともに、脚軸22とリング3
2との間の面圧を最小にすることができる。 r=1.369a b/a=0.759 リング内周面の曲率半径rの推奨範囲を0.5r〜1.
5rすなわち0.684a〜2.053aとするなら
ば、そのときの楕円度b/aは0.836〜0.647
となる。
【0032】上述の設定では、しかしながら、形状的に
は可能であるが自動車用実使用になると脚軸22/リン
グ32間の面圧が高すぎる懸念がある。そのため、自動
車用途における常用作動角域で低振動を求められるので
あれば、ローラアセンブリ(32,34)が傾かない程
度まで作動角を下げれば面圧も下がり、実使用可能とな
る。たとえば、常用作動角θを10°を超え20°未満
の範囲とするならば、リング内周面の曲率半径rおよび
楕円度b/aの最適値および推奨範囲は表1に示すとお
りとなる。
【0033】
【表1】 既述のとおり、脚軸22の略楕円形状横断面の楕円度b
/aが小さいほど、より大きな作動角をとってもローラ
アセンブリ(32,34)を傾かせることなく脚軸22
が傾くことができるが、その反面接触部の面圧が上が
り、脚軸22の強度も下がる。そこで、図8に示す実施
例は、脚軸22の横断面形状を、リング32と接触する
領域すなわち接触領域βについてだけ楕円度b1/a1
を大きくし、他の非接触領域については最大作動角で干
渉しない程度の楕円度b2/a2とした複合楕円形状と
したものである。たとえば、常用作動角θmaxを15
°とし、リング32の内周面の曲率半径rを2.898
aとした場合、接触領域の楕円度b1/a1を0.85
9とし、非接触領域の楕円度b2/a2を0.635と
する。なお、図8では図の下側にのみ接触領域βの表示
をしてあるが、脚軸22の横断面は対称形であるため図
の上側にも接触領域が存在することは言うまでもない。
【0034】また、図9に示す実施例は、上記接触領域
βを単一楕円で構成するのではなく楕円度(b/a)を
連続的に変化させたものである。たとえば、上記と同様
に常用作動角θmaxを15°とし、リング32の内周
面の曲率半径rを2.898aとした場合、接触領域で
は、長軸と交わる位置の楕円度を1.0とし、その位置
から離れるにつれて楕円度を徐々に下げていき、非接触
領域では楕円度を0.635とする。あるいは、接触領
域、非接触領域に関係なく長軸側から短軸側に楕円度を
1.0から0.635まで徐々に下げた形状としてもよ
い。図9は、接触領域の長軸と交わる位置では楕円度を
1.0とし、その位置から離れるに従って、たとえば図
示するように所定の角度ごとに、曲率半径を漸減させる
場合を例示している。
【0035】上述のように脚軸22の横断面形状が略楕
円形状であるため、精度が要求される負荷側接触領域
(β)だけ研削を施す範囲とし、それ以外の非接触領域
については正規の楕円(図9に二点鎖線で示す)より内
径側に避退した形状に加工しておき、研削逃がしとする
こともできる。なお、この研削逃がし部分は必ずしも切
削その他の加工を積極的に施すことによって形成する必
要はなく、脚軸の鍛造の際に当該形状に形成して鍛造仕
上げのままとしてもよく、これにより加工時間短縮、コ
ストダウンにもなる。
【0036】トリポード型等速自在継手特有のトラニオ
ン中心の振れ回りに起因する脚軸22の傾きを吸収する
ため、脚軸22の長軸径2aとリング32の内径との間
に設けるすきまの値を例示するならば表2のとおりであ
る。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明は、円周方向に向き合って配置さ
れたローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成され
た外側継手部材と、半径方向に突出した3つの脚軸を備
えたトリポード部材と、前記トラック溝に挿入されたロ
ーラと、前記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支
持するリングとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面
に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継
手において、前記リングの内周面を円弧状凸断面に形成
すると共に、前記脚軸の外周面を、縦断面においてはス
トレート形状とし、かつ、横断面においては、継手の軸
線と直交する方向で前記リングの内周面と接触するとと
もに継手の軸線方向で前記リングの内周面との間にすき
まを形成するようにしたものであるため、継手が作動角
をとったとき、ローラアセンブリの姿勢を変えることな
く、脚軸が外側継手部材に対して傾くことができる。し
かも、脚軸の外周面とリングとの接触楕円が横長から点
に近づくため、ローラアセンブリを傾けようとする摩擦
モーメントが低減する。さらに、脚軸とリング内周面と
の当たり部が常にリングの幅方向中央にあるので、リン
グとローラの間に針状ころのような転動体を介在させた
場合でもこの転動体が安定して転動する。したがって、
ローラアセンブリの姿勢が常に安定し、ローラがローラ
案内面と平行に保持されるため円滑に転動することがで
きる。これにより、スライド抵抗の低減ひいては誘起ス
ラストの低減に寄与する。さらに、脚軸の根元部の断面
係数が増加することによる脚軸の曲げ強度が向上すると
いう利点もある。
【0039】本発明の等速自在継手は、特に自動車のド
ライブシャフト用に適用すればスライド抵抗や誘起スラ
ストの大きさが関与する自動車のNVH性能の改善に寄
与し得、車両足回り設計の自由度も高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示す等速自在継
手の横断面図、(B)は脚軸とローラアセンブリの脚軸
に垂直な断面図、(C)はリングの断面図である。
【図2】(A)は図1の等速自在継手の縦断面図であっ
て作動角をとった状態を示し、(B)は(A)における
トリポード部材の模式的側面図である。
【図3】(A)は一部を断面にした等速自在継手の端面
図であって本発明の別の実施の形態を示し、(B)は脚
軸とローラアセンブリの脚軸に垂直な断面図、(C)は
等速自在継手の縦断面図であって作動角をとった状態を
示す。
【図4】図3におけるリングの拡大断面図である。
【図5】一部を断面にした等速自在継手の端面図であっ
て外側継手部材の別の実施の形態を示す。
【図6】(A)は等速自在継手の縦断面図、(B)は脚
軸とローラアセンブリの平面図である。
【図7】脚軸の横断面図である。
【図8】脚軸の横断面図である。
【図9】脚軸の横断面図である。
【図10】(A)は従来の等速自在継手の横断面図、
(B)は(A)の等速自在継手の縦断面図、(C)は
(B)におけるローラとローラ案内面とローラとの相互
関係を示す模式的斜視図である。
【図11】(A)は他の従来のトリポード型等速自在継
手の横断面図、(B)は脚軸に垂直な断面図、(C)は
接触楕円を説明するためのリングの断面図である。
【符号の説明】
10 外側継手部材 12 トラック溝 14 ローラ案内面 20 トリポード部材 22 脚軸 a 長軸半径 b 短軸半径 32 リング 32a 円弧部 r 曲率半径 32b 逃げ部 34 ローラ 36 針状ころ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 健二 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 (72)発明者 黒田 正幸 大阪府大阪市西区京町堀1丁目3番17号 エヌティエヌ株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に向き合って配置されたローラ
    案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手
    部材と、半径方向に突出した3つの脚軸を備えたトリポ
    ード部材と、前記トラック溝に挿入されたローラと、前
    記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支持するリン
    グとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面に沿って外
    側継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継手におい
    て、前記リングの内周面を円弧状凸断面に形成すると共
    に、前記脚軸の外周面を、縦断面においてはストレート
    形状とし、かつ、横断面においては、継手の軸線と直交
    する方向で前記リングの内周面と接触するとともに継手
    の軸線方向で前記リングの内周面との間にすきまを形成
    するようにしたことを特徴とする等速自在継手。
  2. 【請求項2】 前記脚軸の横断面を長軸が継手の軸線に
    直交する略楕円形としたことを特徴とする請求項1に記
    載の等速自在継手。
  3. 【請求項3】 前記脚軸の横断面を長軸が継手の軸線に
    直交する楕円形とし、長軸半径をa、短軸半径をbとし
    たとき、b/aを0.50〜0.95としたことを特徴
    とする請求項2に記載の等速自在継手。
  4. 【請求項4】 前記リングの内周面の母線の中央部を凸
    円弧とし、その曲率半径を0.6a〜7.0aとしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の等速自在継手。
  5. 【請求項5】 前記脚軸の横断面形状を、リング内周面
    との接触領域とそれ以外の非接触領域とに分け、長軸半
    径をa、短軸半径をbとしたとき、接触領域における楕
    円度(b/a)を非接触領域における楕円度(b/a)
    よりも大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の等
    速自在継手。
  6. 【請求項6】 前記接触領域の楕円度(b/a)を0.
    8〜0.9とし、非接触領域の楕円度(b/a)を0.
    6〜0.7としたことを特徴とする請求項5に記載の等
    速自在継手。
  7. 【請求項7】 リング内周面の凸円弧の曲率半径cを
    2.8a〜2.9aとしたことを特徴とする請求項6に
    記載の等速自在継手。
  8. 【請求項8】 前記脚軸の略楕円形状横断面において、
    長軸半径をa、短軸半径をbとしたとき、長軸と交わる
    位置の楕円度(b/a)を1.0とするとともに前記位
    置から離れるほど徐々に楕円度(b/a)を小さくして
    リング内周面との接触領域の最外側位置で0.6〜0.
    7とし、前記接触領域以外では楕円度(b/a)を0.
    6〜0.7としたことを特徴とする請求項2に記載の等
    速自在継手。
  9. 【請求項9】 前記脚軸の略楕円形状横断面において、
    長軸半径をa、短軸半径をbとしたとき、長軸と交わる
    位置の楕円度(b/a)を1.0とするとともに前記位
    置から離れるほど徐々に楕円度(b/a)を小さくし、
    短軸と交わる位置の楕円度(b/a)を0.6〜0.7
    としたことを特徴とする請求項2に記載の等速自在継
    手。
  10. 【請求項10】 継手の円周方向において、脚軸の外周
    面とリングの内周面との間に、脚軸の略楕円形横断面の
    長軸半径をaとしたとき0.001a以上のすきまを形
    成したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の等速自在継手。
  11. 【請求項11】 前記リングの内周面の母線が、中央部
    の円弧部と両端部の逃げ部とで構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の等速自在
    継手。
  12. 【請求項12】 リングとローラの間に複数の転動体を
    配置してリングとローラを相対回転自在としたことを特
    徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の等速自在
    継手。
  13. 【請求項13】 前記転動体が針状ころであることを特
    徴とする請求項12に記載の等速自在継手。
  14. 【請求項14】 前記ローラの外周面が球状に形成さ
    れ、外側継手部材のローラ案内面とアンギュラコンタク
    トすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに
    記載の等速自在継手。
  15. 【請求項15】 前記脚軸の外周面のうちリング内周面
    と接触する領域のみ研削加工されていることを特徴とす
    る請求項1乃至14のいずれかに記載の等速自在継手。
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