JP3817415B2 - 等速自在継手 - Google Patents

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    • F16D2003/2026Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints with trunnion rings, i.e. with tripod joints having rollers supported by a ring on the trunnion

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は摺動式トリポード型等速自在継手に関する。一般に、等速自在継手は駆動側と従動側の2軸を連結して2軸間に角度があっても等速で回転力を伝達することのできるユニバーサルジョイントの一種であって、摺動式のものは、継手のプランジングによって2軸間の相対的軸方向変位を可能にしたものであり、トリポード型は、半径方向に突出した3本の脚軸を備えたトリポード部材を一方の軸に結合し、軸方向に延びる3つのトラック溝を備えた中空円筒状の外側継手部材を他方の軸に結合し、外側継手部材のトラック溝内にトリポード部材の脚軸を収容してトルクの伝達を行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
摺動式トリポード型等速自在継手の一例を図10を参照して説明すると、外側継手部材1の内周面の軸方向に3本の円筒形トラック溝2を形成し、外側継手部材1内に挿入したトリポード部材4の半径方向に突設した3本の脚軸5の円筒状の外周面に複数の針状ころ6を介して回転可能に外嵌した円環状のローラ7をトラック溝2に挿入して構成される。各トラック溝2の円周方向で対向する一対のローラ案内面3は軸方向に平行な凹曲面であり、3本の脚軸5の各ローラ7の外周面はローラ案内面3に適合する凸曲面である。各ローラ7は、対応するトラック溝2のローラ案内面3に係合して脚軸5を中心に回転しながらトラック溝2に沿って移動可能である。
【0003】
図10(B)に示すように、継手が作動角θをとった状態で回転力を伝達するとき、ローラ7とローラ案内面3とは図10(C)に示すように互いに斜交する関係となる。この場合、ローラ7は図10(B)に矢印tで示す方向に転がり移動しようとするのに対して、トラック溝2は外側継手部材の軸線と平行な円筒面の一部であるため、ローラ7はトラック溝2に拘束されながら移動することになる。その結果、ローラ案内面3とローラ7との相互間に滑りが発生してスライド抵抗が発生し、さらに、この滑りが軸方向に誘起スラストを発生させる。このようなスライド抵抗と誘起スラストは、車体の振動や騒音の発生原因となり、自動車のNVH性能に影響を与え、車両の足回りの設計自由度を低くするため、できるだけ低減させることが望まれる。
【0004】
かかるスライド抵抗と誘起スラストの低減を企図した摺動式トリポード型等速自在継手として、たとえば図11に示す構造のものが知られている。すなわち、図示するように、トリポード部材4の脚軸5の外周面を真球面にして、この真球面に円筒状のリング8の円筒形内周面が摺動可能に外嵌している。リング8とローラ7とは転動体を介して相対回転自在のローラアセンブリを構成する。針状ころ6は、リング8の円筒形外周面とローラ7の円筒形内周面との間にいわゆる総ころ状態で配置され、円環状のワッシャ9で抜け止めがなされる。ローラ7は外側継手部材1のトラック溝2内に収容され、トラック溝2のローラ案内面3上を転動しながら外側継手部材1の軸方向に移動可能である。
【0005】
脚軸5の外周面は脚軸5の軸線上に曲率中心を持つ真球面で、この曲率中心の回りをローラアセンブリ(7,8)が首振り揺動する。ローラアセンブリが首振り揺動自在であるため、外側継手部材1とトリポード部材4が作動角をとった状態で回転力伝達を行うとき、ローラ7は外側継手部材1の軸線と平行な姿勢を保つように外側継手部材1のローラ案内面3によって案内され、そのままの姿勢でローラ案内面3上を正しく転動する。したがって、作動角運転時における滑り抵抗が低減し、スライド抵抗と誘起スラストの発生が抑制されるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達するために摺動式トリポード型等速自在継手を使用することが知られている。摺動式トリポード型等速自在継手は、トリポード部材の脚軸に球面ローラを取り付けてあり、脚軸外周面と球面ローラ内周面間に転動体として針状ころが保持器なしの総ころタイプで用いられる。そして、角度をとった状態でトルクを伝達するとき、内部部品間の相互摩擦によって、回転中には誘起スラストが、また、停止状態でも強制的に軸方向に伸縮させるとスライド抵抗がそれぞれ発生する。これら誘起スラストやスライド抵抗が関与する自動車の代表的なNVH現象として、前者との関連では走行中の車体の横振れ、後者との関連ではAT車における停止時Dレンジのアイドリング振動現象がある。
【0007】
自動車のNVH問題は、継手の誘起スラストやスライド抵抗の大きさを小さくすることが解決のポイントである。一般に、継手の誘起スラストやスライド抵抗は作動角の大きさに依存する傾向がある。このため、自動車のドライブシャフトに適用する場合、作動角を大きくできないという設計上の制約につながる。したがって、自動車の足回り設計の自由度を高めるには、誘起スラストやスライド抵抗の低位安定化が課題であった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、これら誘起スラストやスライド抵抗の一層の低減および安定化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の等速自在継手は、円周方向に向き合って配置されたローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に突出した3つの脚軸を備えたトリポード部材と、前記トラック溝に挿入されたローラと、前記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支持するリングとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継手において、
前記脚軸の外周面が、縦断面においてはストレート形状であり、横断面においては、継手の軸線と直交する方向で前記リングの内周面と接触するとともに継手の軸線方向で前記リングの内周面との間にすきまを形成する形状であり、
前記リングの内周面が、前記リングの軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となることを特徴とする。
【0010】
従来円形であった脚軸の外周面を上記の形状としたことにより、継手が作動角をとったとき、ローラアセンブリの姿勢を変えることなく、脚軸が外側継手部材に対して傾くことができる。しかも、図1(C)および図11(C)を対比すれば明らかなように、脚軸の外周面とリングとの接触楕円が横長から点に近づくためローラアセンブリを傾けようとする摩擦モーメントが低減する。したがって、ローラアセンブリの姿勢が常に安定し、ローラがローラ案内面と平行に保持されるため円滑に転動することができる。これにより、スライド抵抗の低減ひいては誘起スラストの低減に寄与する。
【0011】
リングの内周面が軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となっているため、継手軸線に垂直な平面内においても脚軸とリングとの間で比較的大きな相対的な傾きが許容される。その結果、外側継手部材に対してローラアセンブリが僅かながら傾かざるを得ないようなときでも、脚軸とリングとが互いに干渉することなくローラアセンブリの円滑な回転が維持される。リングの内周面に関し、軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となるような形状の具体例としては、リングの内周面の母線を、長軸がリングの軸線と直交する方向に延びる楕円の一部で構成したもの(請求項2)、あるいは、リングの内周面の母線を、中央部の曲率半径の小さな円弧とその両端からリングの端面に至る接線とで構成したもの(請求項3)などが挙げられる。いずれにしても、リングの幅寸法が限られていることから、母線の中央部の曲率半径を小さくするほど脚軸との許容相対傾き角を大きく確保できる。もっとも、曲率半径が小さくなると接触面圧が増大するため、強度および耐久性の面から接触面圧の範囲が定められる(請求項4)。言い換えるならば、当該曲率半径は、接触面圧が許容される上限を超えない範囲で可及的に小さくするのが望ましい(請求項5)。
【0012】
ローラアセンブリは脚軸と外側継手部材との間に介在してトルクを伝達する役割を果たすものであるが、この種の等速自在継手におけるトルクの伝達方向は常に継手の軸線に直交する方向であるため、当該トルクの伝達方向において脚軸とリングとが接していることでトルクの伝達は可能であり、継手の軸線方向において両者間にすきまがあってもトルク伝達に支障を来すことはない。
【0013】
なお、リングとローラは相対回転自在のローラアセンブリを構成するが、両者を滑り接触させるほか、両者間に複数の転動体を配置することもできる。転動体としては、たとえば針状ころなどの円筒形ローラのほか、ボールを使用することも可能である。
【0014】
本発明の請求項2に記載の等速自在継手は、請求項1に記載の等速自在継手において、前記リングの内周面の母線が、長軸が前記リングの軸線と直交する方向に延びる楕円の一部であることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項3に記載の等速自在継手は、請求項1に記載の等速自在継手において、前記リングの内周面の母線が、中央部の凸円弧と、前記凸円弧の端部から前記リングの端面に至る接線とで構成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項4に記載の等速自在継手は、請求項1ないし3のいずれかに記載の等速自在継手において、継手の基本トルク負荷時における前記脚軸と前記リングとの接触面圧を270〜440kgf/mm2の範囲に設定したことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項5に記載の等速自在継手は、請求項1ないし3のいずれかに記載の等速自在継手において、継手の基本トルク負荷時における前記脚軸と前記リングとの最大接触面圧を440kgf/mm2に設定し、前記リングの内周面の曲率半径を可及的に小さくしたことを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項6に記載の等速自在継手は、請求項1ないし5のいずれかに記載の等速自在継手において、前記脚軸と前記リングとの負荷方向の許容相対傾き角を2〜5°の範囲に設定したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
まず、図1および図2に示す実施の形態を説明する。ここで、図1(A)は継手の横断面を示し、図1(B)は脚軸に垂直な断面を示し、図2は作動角θをとった状態の継手の縦断面を示す。図1に示すように、等速自在継手は外側継手部材10とトリポード部材20とからなり、連結すべき2軸の一方が外側継手部材10と接続され、他方がトリポード部材20と接続される。
【0020】
外側継手部材10は内周面に軸方向に延びる3本のトラック溝12を有する。各トラック溝12の円周方向で向かい合った側壁にローラ案内面14が形成されている。トリポード部材20は半径方向に突設した3本の脚軸22を有し、各脚軸22にはローラ34が取り付けてあり、このローラ34が外側継手部材10のトラック溝12内に収容される。ローラ34の外周面はローラ案内面14に適合する凸曲面である。
【0021】
ローラ34の外周面は脚軸22の軸線から半径方向に離れた位置に曲率中心を有する円弧を母線とする凸曲面であり、ローラ案内面14の断面形状はゴシックアーチ形状であって、これにより、ローラ34とローラ案内面14とがアンギュラコンタクトをなす。図1(A)に、2つの当たり位置の作用線を一点鎖線で示してある。球面状のローラ外周面に対してローラ案内面14の断面形状をテーパ形状としても両者のアンギュラコンタクトが実現する。このようにローラ34とローラ案内面14とがアンギュラコンタクトをなす構成を採用することによって、ローラが振れにくくなるため姿勢が安定する。なお、アンギュラコンタクトを採用しない場合には、たとえば、ローラ案内面14を軸線が外側継手部材10の軸線と平行な円筒面の一部で構成し、その断面形状をローラ34の外周面の母線に対応する円弧とすることもできる。
【0022】
脚軸22の外周面にリング32が外嵌している。このリング32とローラ34とは複数の針状ころ36を介してユニット化され、相対回転可能なローラアセンブリを構成している。すなわち、リング32の円筒形外周面を内側軌道面とし、ローラ34の円筒形内周面を外側軌道面として、これらの内外軌道面間に針状ころ36が転動自在に介在する。図1(B)に示されるように、針状ころ36は、できるだけ多くのころを入れた、保持器のない、いわゆる総ころ状態で組み込まれている。符号33,35で指してあるのは、針状ころ36の抜け落ち止めのためにローラ34の内周面に形成した環状溝に装着した一対のワッシャである。これらのワッシャ33,35は円周方向の一個所に切れ目を有し(図6(B)参照)、弾性的に縮径させた状態でローラ34の内周面の環状溝に装着するようになっている。
【0023】
脚軸22の外周面は、縦断面(図2(A))で見ると脚軸22の軸線と平行なストレート形状であり、横断面(図1(B))で見ると、長軸が継手の軸線に直交する楕円形状である。脚軸の断面形状は、トリポード部材20の軸方向で見た肉厚を減少させて略楕円状としてある。言い換えれば、脚軸の断面形状は、トリポード部材の軸方向で互いに向き合った面が相互方向に、つまり、仮想円筒面よりも小径側に退避している。
【0024】
リング32の内周面は円弧状凸断面を有する。すなわち、内周面の母線が半径rの凸円弧である(図1(C))。このことと、脚軸22の横断面形状が上述のように略楕円形状であり、脚軸22とリング32との間には所定のすきまが設けてあることから、リング32は脚軸22の軸方向での移動が可能であるばかりでなく、脚軸22に対して首振り揺動自在である。また、上述のとおりリング32とローラ34は針状ころ36を介して相対回転自在にユニット化されているため、脚軸22に対し、リング32とローラ34がユニットとして首振り揺動可能な関係にある。ここで、首振りとは、脚軸22の軸線を含む平面内で、脚軸22の軸線に対してリング32およびローラ34の軸線が傾くことをいう(図2(A)参照)。
【0025】
図11に示した従来の継手の場合、脚軸5の外周面が全周にわたってリング8の内周面と接するため、接触楕円が図11(C)に破線で示すように円周方向に延びた横長形状を呈する。そのため、外側継手部材1に対して脚軸5が傾くとき、脚軸5の動きに伴ってリング8を、延いてはローラ7を傾かせるように作用する摩擦モーメントが発生する。これに対し、図1に示した実施の形態では、脚軸22の横断面が略楕円状で、リング32の内周面の横断面が円筒形であることから、図1(C)に破線で示すように、両者の接触楕円は点に近いものとなり、同時に面積も小さくなる。したがって、ローラアセンブリ(32,34)を傾かせようとする力が従来のものに比べると非常に低減し、ローラ34の姿勢の安定性が一層向上する。また、図11の従来の継手の場合、作動角0の状態では図11(A)に示されるように脚軸5とリング8との当たり部がリング8の幅方向中央部にあるが、継手が作動角をとった状態でトルクを伝達するときは脚軸4が図11(A)の紙面の手前側および紙背側に揺動するため、脚軸5とリング8との当たり部がリング8の幅方向中央部よりも下方にずれることとなる。その結果、針状ころ6の挙動が不安定となり安定した転動が行なわれない場合がある。これに対して図1の実施の形態では、脚軸22とリング32の内周面との当たり部が常にリング32の幅方向中央にあるので、針状ころ36が安定して転動する。
【0026】
次に、図3および図4に示す実施の形態について説明する。なお、図3(A)では一部の部品すなわち、リング32、ローラ34、ワッシャ33,35を断面にしたものであるが、引出し線や中心線との輻輳を避けるため、断面を表わすハッチングを省略してある。この実施の形態は、リング32の内周面の母線が、上述の実施の形態では単一の円弧で形成されているのに対して、中央の円弧部32aとその両側の逃げ部32bとの組合せで形成されている点でのみ相違する。逃げ部32bは、図3(C)のように作動角θをとったときの脚軸22との干渉を避けるための部分であり、円弧部32aの端からリング32の端部に向かって徐々に拡径した直線または曲線で構成する。ここでは、逃げ部32bを円錐角α=50°の円錐面の一部とした場合を例示してある。円弧部32aは、リング32に対する脚軸22の2〜3°程度の傾きを許容するため、たとえば30mm程度の大きな曲率半径rとする。
【0027】
上述の実施の形態における脚軸22とリング32との接触の態様を図12に示す。すなわち、脚軸22の横断面が、長軸が継手の軸線に直交する楕円形状であって、リング32の内周面の母線は、脚軸22の外周面に適当なすきまをもって接する、大きな曲率半径rの凸円弧32aである。継手軸線に垂直な平面(図12)内においては、外輪10に対するローラアセンブリ(32,34)の姿勢を制御するために僅かなすきま分しか傾かないように設計してある。脚軸22とリング32との間で許容される相対傾き角を図12(B)に符号γ1で示す。しかしながら、継手各部分のすきま設定により、外輪10に対して継手軸線に垂直な平面内でローラアセンブリ(32,34)は多少傾かざるを得ず、その分脚軸22とリング32との間でも相対的な傾きが生じてしまうため、両者間で不要な干渉を招き、継手としてのNVH性能に悪影響を及ぼす場合がある。
【0028】
図13は、このような場合に脚軸22とリング32との間で不要な干渉を避け得る構成を例示したものである。すなわち、図13(A)に示す実施の形態では、リング32の内周面の母線を、長軸aがリング32の軸線と直交する方向に延びる楕円Eの一部からなる凸円弧32a′で構成してある。これにより、リング32の外周面は、リング32の幅方向中央から端面に近づくほど脚軸22から遠ざかるため、継手軸線に垂直な平面(図13)内において、脚軸22とリング32との間で所要の相対的な傾きが許容される。この場合に許容される脚軸22とリング32との相対傾き角を図13(A)に符号γ2で示してある。
【0029】
図13(B)(C)に示す実施の形態は、リング32の内周面の母線を、中央部の、接触面圧上可能な限り小さな単一曲率半径r′の凸円弧32a″と、凸円弧32a″の端と滑らかに連なりリング32の端面に至る接線32b′とで構成してある。これにより、リング32の内周面は、リング32の幅方向中央から端面側にゆくほど脚軸22から遠ざかるため、継手軸線に垂直な平面内において、脚軸22とリング32との間で所要の相対的な傾きが許容される。この場合に許容される脚軸22とリング32との相対傾き角を図13(B)に符号γ3で示してある。図12(B)、図13(A)、図13(B)における相対傾き角γ1、γ2、γ3の関係はγ1<γ2<γ3となる。
【0030】
表1に、各実施の形態について、許容相対傾き角γと、継手の基本トルク負荷時における接触面圧と、図12(B)の構成における接触面圧を1とした場合の面圧増加率を示す。
【0031】
【表1】
Figure 0003817415
【0032】
表1より、図12(B)の構成は、脚軸22とリング32との接触面圧は低いものの、許容相対傾き角が2°程度にとどまる。これに対し、図13(A)の構成、さらには図13(B)の構成になるほど許容相対傾き角が増加する。許容相対傾き角を5°に設定した場合、接触面圧は図12(B)の構成に比べて1.70に増加したことから、強度および耐久性の面を考慮すると、許容相対傾き角の上限を5°程度に設定する、言い換えるならば、継手の基本トルク負荷時における脚軸とリングとの最大接触面圧を440kgf/mm2に設定するのが望ましい。
【0033】
トリポード型等速自在継手では、機構上、外側継手部材10が1回転するときトリポード部材20は外側継手部材10の中心に対して3回振れ回る。このとき符号e(図2(A))で表わされる偏心量は作動角θに比例して増加する。そして、3本の脚軸22は120°ずつ離間しているが、作動角θをとると、図2(B)に示すように、図の上側に表われている垂直な脚軸22を基本として考えると、他の2本の脚軸22は、一点鎖線で示す作動角0のときのそれらの軸線からわずかに傾く。その傾きは作動角θがたとえば約23°のとき2〜3°程度となる。この傾きがリング32の内周面の円弧部32aの曲率によって無理なく許容されるため、脚軸22とリング32との接触部における面圧が過度に高くなるのを防止することができる。なお、図2(B)は、図2(A)の左側面から見たトリポード部材20の3本の脚軸22を模式的に図示したもので、実線が脚軸を表わしている。さらに、かかるトリポード型等速自在継手特有のトラニオン中心の振れ回りに起因する脚軸22の傾きを吸収し得るすきまを脚軸22の長軸径2aとリング32の内径との間に設ける。このすきまの具体的数値については実施例の項で詳述する。
【0034】
上述の実施の形態では、図1(A)および図3(A)に示されているように、ローラ34の傾きを規制する目的で、トラック溝12の奥側つまり外側継手部材10の横断面で見て大径側に、ローラ34の端面と対向した鍔を形成してある。しかしながら、上の各実施の形態、さらには以下に述べる実施例にあっては、ローラ34を傾かせる要因が除去されているため、必ずしもトラック溝12に鍔を設ける必要はなく、図5に示すように鍔を省略することができる。その結果、ローラ34が何らかの原因で一時的に振れたとしても鍔に接触して滑り摩擦を発生させるといった心配が皆無となる。
【0035】
【実施例】
本発明の実施をするにあたっては、図6に示すように、横断面が略楕円形状の脚軸22と円形のリング32とが接触してトルクを伝達することから、面圧の緩和を図る必要がある。以下、そのための具体的な実施例について説明する。なお、図6(B)において、紙面の上下方向が負荷側であり、紙面の左右方向が非負荷側となる。
【0036】
継手が作動角θをとった状態でトルクを伝達するとき、図6に破線で示すように、脚軸22はリング32に対して作動角θの範囲内で往復揺動する。このとき、非負荷側については、脚軸22とリング32の間に比較的大きなすきまが存在するため、脚軸22がリング32と干渉することなく揺動することができる。しかしながら、負荷側については、作動角θが大きくなって脚軸22の傾きが大きくなるにつれて図6(B)に破線で示されているように脚軸22の見かけの曲率が大きくなり、リング32の内径よりも大きな曲率になると脚軸22とリング32とが2点当たりとなるに至る。すると、それ以後は脚軸22のみが自由に傾くことはできず、リング32を、延いてはローラアセンブリ(32,34)を傾かせることとなる。したがって、所定の角度範囲内では、脚軸22のみがリング32と干渉することなく傾くことができるように、脚軸22の横断面形状、とりわけ負荷側の形状を決定する。
【0037】
具体的には、最大作動角θmaxを25°としたとき、図7に示すように、脚軸22の横断面の略楕円形状の長軸半径aと短軸半径bならびにリング内周面の曲率半径r(図1(c)および図4参照)を次のように設定すると、継手が最大作動角をとってもリング32が傾かないようにするとともに、脚軸22とリング32との間の面圧を最小にすることができる。
r=1.369a
b/a=0.759
リング内周面の曲率半径rの推奨範囲を0.5r〜1.5rすなわち0.684a〜2.053aとするならば、そのときの楕円度b/aは0.836〜0.647となる。
【0038】
上述の設定では、しかしながら、形状的には可能であるが自動車用実使用になると脚軸22/リング32間の面圧が高すぎる懸念がある。そのため、自動車用途における常用作動角域で低振動を求められるのであれば、ローラアセンブリ(32,34)が傾かない程度まで作動角を下げれば面圧も下がり、実使用可能となる。たとえば、常用作動角θを10°を超え20°未満の範囲とするならば、リング内周面の曲率半径rおよび楕円度b/aの最適値および推奨範囲は表2に示すとおりとなる。
【0039】
【表2】
Figure 0003817415
【0040】
既述のとおり、脚軸22の略楕円形状横断面の楕円度b/aが小さいほど、より大きな作動角をとってもローラアセンブリ(32,34)を傾かせることなく脚軸22が傾くことができるが、その反面接触部の面圧が上がり、脚軸22の強度も下がる。そこで、図8に示す実施例は、脚軸22の横断面形状を、リング32と接触する領域すなわち接触領域βについてだけ楕円度b1/a1を大きくし、他の非接触領域については最大作動角で干渉しない程度の楕円度b2/a2とした複合楕円形状としたものである。たとえば、常用作動角θmaxを15°とし、リング32の内周面の曲率半径rを2.898aとした場合、接触領域の楕円度b1/a1を0.859とし、非接触領域の楕円度b2/a2を0.635とする。なお、図8では図の下側にのみ接触領域βの表示をしてあるが、脚軸22の横断面は対称形であるため図の上側にも接触領域が存在することは言うまでもない。
【0041】
また、図9に示す実施例は、上記接触領域βを単一楕円で構成するのではなく楕円度(b/a)を連続的に変化させたものである。たとえば、上記と同様に常用作動角θmaxを15°とし、リング32の内周面の曲率半径rを2.898aとした場合、接触領域では、長軸と交わる位置の楕円度を1.0とし、その位置から離れるにつれて楕円度を徐々に下げていき、非接触領域では楕円度を0.635とする。あるいは、接触領域、非接触領域に関係なく長軸側から短軸側に楕円度を1.0から0.635まで徐々に下げた形状としてもよい。図9は、接触領域の長軸と交わる位置では楕円度を1.0とし、その位置から離れるに従って、たとえば図示するように所定の角度ごとに、曲率半径を漸減させる場合を例示している。
【0042】
上述のように脚軸22の横断面形状が略楕円形状であるため、精度が要求される負荷側接触領域(β)だけ研削を施す範囲とし、それ以外の非接触領域については正規の楕円(図9に二点鎖線で示す)より内径側に避退した形状に加工しておき、研削逃がしとすることもできる。なお、この研削逃がし部分は必ずしも切削その他の加工を積極的に施すことによって形成する必要はなく、脚軸の鍛造の際に当該形状に形成して鍛造仕上げのままとしてもよく、これにより加工時間短縮、コストダウンにもなる。
【0043】
トリポード型等速自在継手特有のトラニオン中心の振れ回りに起因する脚軸22の傾きを吸収するため、脚軸22の長軸径2aとリング32の内径との間に設けるすきまの値を例示するならば表3のとおりである。
【0044】
【表3】
Figure 0003817415
【0045】
【発明の効果】
本発明は、円周方向に向き合って配置されたローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に突出した3つの脚軸を備えたトリポード部材と、前記トラック溝に挿入されたローラと、前記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支持するリングとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継手において、前記脚軸の外周面が、縦断面においてはストレート形状であり、横断面においては、継手の軸線と直交する方向で前記リングの内周面と接触するとともに継手の軸線方向で前記リングの内周面との間にすきまを形成する形状であり、前記リングの内周面が、前記リングの軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となるものであるため、継手が作動角をとったとき、ローラアセンブリの姿勢を変えることなく、脚軸が外側継手部材に対して傾くことができる。しかも、脚軸の外周面とリングとの接触楕円が横長から点に近づくため、ローラアセンブリを傾けようとする摩擦モーメントが低減する。したがって、ローラアセンブリの姿勢が常に安定し、ローラがローラ案内面と平行に保持されるため円滑に転動することができる。これにより、スライド抵抗の低減ひいては誘起スラストの低減に寄与する。
【0046】
とくに、リングの内周面が軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となっているため、継手軸線に垂直な平面内においても脚軸とリングとの間で比較的大きな相対的な傾きが許容され、外側継手部材に対してローラアセンブリが僅かながら傾かざるを得ないようなときでも、脚軸とリングとが互いに干渉することなくローラアセンブリの円滑な回転が維持される。
【0047】
本発明の等速自在継手は、特に自動車のドライブシャフト用に適用すればスライド抵抗や誘起スラストの大きさが関与する自動車のNVH性能の改善に寄与し得、車両足回り設計の自由度も高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示す等速自在継手の横断面図、
(B)は脚軸とローラアセンブリの脚軸に垂直な断面図、
(C)はリングの断面図である。
【図2】(A)は図1の等速自在継手の縦断面図であって作動角をとった状態を示し、
(B)は(A)におけるトリポード部材の模式的側面図である。
【図3】(A)は一部を断面にした等速自在継手の端面図であって本発明の別の実施の形態を示し、
(B)は脚軸とローラアセンブリの脚軸に垂直な断面図、
(C)は等速自在継手の縦断面図であって作動角をとった状態を示す。
【図4】図3におけるリングの拡大断面図である。
【図5】一部を断面にした等速自在継手の端面図であって外側継手部材の別の実施の形態を示す。
【図6】(A)は等速自在継手の縦断面図、
(B)は脚軸とローラアセンブリの平面図である。
【図7】脚軸の横断面図である。
【図8】脚軸の横断面図である。
【図9】脚軸の横断面図である。
【図10】(A)は従来の等速自在継手の横断面図、
(B)は(A)の等速自在継手の縦断面図、
(C)は(B)におけるローラとローラ案内面との相互関係を示す模式的斜視図である。
【図11】(A)は他の従来のトリポード型等速自在継手の横断面図、
(B)は脚軸に垂直な断面図、
(C)は接触楕円を説明するためのリングの断面図である。
【図12】(A)は等速自在継手の横断面図、
(B)は図12(A)のB部拡大図である。
【図13】(A)は図12(B)と類似の断面図であって別の実施の形態を示す、
(B)は図12(B)と類似の断面図であってさらに別の実施の形態を示す、
(C)は図13(B)のC部拡大図である。
【符号の説明】
10 外側継手部材
12 トラック溝
14 ローラ案内面
20 トリポード部材
22 脚軸
a 長軸半径
b 短軸半径
32 リング
32a 円弧部
r 曲率半径
32b 逃げ部
34 ローラ
36 針状ころ

Claims (6)

  1. 円周方向に向き合って配置されたローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に突出した3つの脚軸を備えたトリポード部材と、前記トラック溝に挿入されたローラと、前記脚軸に外嵌して前記ローラを回転自在に支持するリングとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能な等速自在継手において、
    前記脚軸の外周面が、縦断面においてはストレート形状であり、横断面においては、継手の軸線と直交する方向で前記リングの内周面と接触するとともに継手の軸線方向で前記リングの内周面との間にすきまを形成する形状であり、
    前記リングの内周面が、前記リングの軸方向中央部から端面側に至るにつれて大径となることを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記リングの内周面の母線が、長軸が前記リングの軸線と直交する方向に延びる楕円の一部であることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  3. 前記リングの内周面の母線が、中央部の凸円弧と、前記凸円弧の端部から前記リングの端面に至る接線とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  4. 継手の基本トルク負荷時における前記脚軸と前記リングとの接触面圧を270〜440kgf/mm2の範囲に設定したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の等速自在継手。
  5. 継手の基本トルク負荷時における前記脚軸と前記リングとの最大接触面圧を440kgf/mm2に設定し、前記リングの内周面の曲率半径を可及的に小さくしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の等速自在継手。
  6. 前記脚軸と前記リングとの負荷方向の許容相対傾き角を2〜5°の範囲に設定したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の等速自在継手。
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