JP2000318176A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2000318176A
JP2000318176A JP11127016A JP12701699A JP2000318176A JP 2000318176 A JP2000318176 A JP 2000318176A JP 11127016 A JP11127016 A JP 11127016A JP 12701699 A JP12701699 A JP 12701699A JP 2000318176 A JP2000318176 A JP 2000318176A
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ink head
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祐司 坂田
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文良 岩瀬
Kiyoshi Fujimoto
潔 藤本
Jun Ito
純 伊藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/005Cable or belt constructions for driving print, type or paper-carriages, e.g. attachment, tensioning means

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット方式により印刷を行う際に、イ
ンクチューブガイドの屈曲移動により生じる振動によっ
てインクヘッドが振動することを防止して、良好な印刷
結果を得ることができるようにする。 【解決手段】記録紙上を移動しながらインクジェット方
式により印刷を行うインクヘッドと、上記インクヘッド
と分離独立して配設され、上記インクヘッドの移動に同
期して移動する保持手段と、上記インクヘッドと接続さ
れ、上記インクヘッドにインクを供給する屈曲移動可能
なインクチューブと、上記インクチューブを保持する屈
曲移動可能なインクチューブ保持部材とを有するインク
ジェットプリンタにおいて、上記インクチューブ保持部
材を上記保持手段に支持させて、上記インクヘッドの移
動に同期して移動する上記保持手段の移動に伴い、上記
インクチューブおよび上記インクチューブを保持する上
記インクチューブ支持手段が屈曲移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙
上に印刷、例えば、高解像度でのカラー印刷などを行う
際に用いて好適なインクジェットプリンタに関する。
【0002】なお、本明細書において「記録紙」とは、
普通紙などの紙類は勿論のこと、OHPシートあるいは
PVCシートなどのような各種の厚さの薄い媒体をも含
むものとする。
【0003】
【従来の技術】従来より、マイクロ・コンピューターに
よって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給さ
れた記録紙上に記録紙の幅方向(なお、本明細書のおい
ては、当該記録紙の幅方向を、「主走査方向」と適宜称
することとする。)で移動するインクヘッドよってイン
クジェット方式により所定の印刷を行い、所定の印刷が
行われた部分の記録紙を、オートカッターが主走査方向
に移動することによって自動的に切り離せるようにした
インクジェットプリンタが知られている。
【0004】図1には、上記したようなインクジェット
プリンタの概略構成説明図が示されており、図2には図
1におけるA矢視概念図が示されている。
【0005】このインクジェットプリンタ100は、主
走査方向に延長して配設された固定系のベース部材11
2と、ベース部材112の左右両端でベース部材112
に直交して配設された側方部材114L、114Rと、
側方部材114R内に配設された6つのインクカートリ
ッジ116と、6つのインクカートリッジ116のそれ
ぞれから延長された6本のインクチューブ118と、6
本のインクチューブ118を内部に挿通して支持する管
状のインクチューブガイド120と、左右2つの側方部
材114L、114Rを連結する中央壁122と、中央
壁122の壁面よりベース部材112に平行して突設さ
れインクチューブガイド120を支持する板状のインク
チューブガイド受け部材123と、中央壁122の壁面
に平行して主走査方向に移動自在に配設されたワイヤ1
24と、ワイヤ124に固定的に配設されたインクヘッ
ドホルダー130と、インクヘッドホルダー130に記
録紙に対向するようにして配設された6つのインクヘッ
ド132と、インクヘッドホルダー130に隣接してワ
イヤー124に固定的に配設されたオートカッターホル
ダー134と、オートカッターホルダー134に記録紙
に対向するようにして配設されたオートカッター136
とを有して構成されている。
【0006】なお、こうしたインクジェットプリンタ1
00の全体の動作は、マイクロ・コンピュータ(図示せ
ず)によって制御されている。
【0007】ここで、6つのインクカートリッジ116
はそれぞれ液体状のインクを収容するものであり、6つ
のインクカートリッジ116にはそれぞれ異なる色彩の
インクが収容されている。
【0008】そして、6本のインクチューブ118は屈
曲可能に形成されており、6つのインクカートリッジ1
16のそれぞれから延長されて、側方部材114Rに穿
設された孔114aを貫通して側方部材114Rの外部
へと引き出され、さらに、インクチューブガイド120
の内部に挿通されて、それぞれ6つのインクヘッド13
2のいずれか1つへと至るものである。
【0009】従って、6つのインクカートリッジ116
に収容された液体状のインクは6本のインクチューブ1
18をそれぞれ通って6つのインクヘッド132にそれ
ぞれ供給されることになる。
【0010】また、インクチューブガイド120は内部
が中空の管状体であるが、このインクチューブガイド1
20は、複数のインクチューブ片120aをそれぞれ可
動自在に連結して構成されているので、隣合うインクチ
ューブ片120aの連結部120bにおいて屈曲するこ
とが可能なものである。
【0011】この管状のインクチューブガイド120は
両端の開口部120c、120dのうちの一方の開口部
120c側において側方部材114R近傍のインクチュ
ーブガイド受け部材123にネジ止めされ、他方の開口
部120d側においてインクヘッドホルダー130の上
部にネジ止めされており、インクチューブガイド120
はインクチューブガイド受け部材123上に屈曲した状
態で配設されるものである。
【0012】このようにして配設されているインクチュ
ーブガイド120の内部には、上記したように6本のイ
ンクチューブ118が開口部120cから開口部120
dへと屈曲した状態で貫通しているものである。
【0013】そして、ワイヤー124に固定的に配設さ
れたインクヘッドホルダー130とオートカッターホル
ダー134とは、ワイヤー124がモーターなどの駆動
装置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移
動すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁1
22の壁面に沿って主走査方向で移動するものである。
【0014】従って、インクヘッドホルダー130に固
定的に配設されたインクヘッド132は、インクヘッド
ホルダー130の移動に伴って、また、オートカッター
ホルダー134に固定的に配設されたオートカッター1
36は、オートカッターホルダー134の移動に伴っ
て、それぞれ記録紙上を主走査方向に移動するものであ
る。
【0015】図3には、インクヘッド132ならびにオ
ートカッター136が主走査方向に移動する際の移動状
態が時系列的に示されている。即ち、ワイヤー124の
移動に伴いインクヘッドホルダー130とオートカッタ
ーホルダー134とが側方部材114L側(図3(a)
に示す状態)からインクジェットプリンタ100の中央
(図3(b)に示す状態)を経て側方部材114R側
(図3(c)に示す状態)へと主走査方向に移動する
と、当然のことながら、インクヘッドホルダー130に
配設されたインクヘッド132ならびにオートカッター
ホルダー134に配設されてオートカッター136も記
録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0016】さらに、この際には、インクヘッドホルダ
ー130の移動に伴って、インクヘッドホルダー130
に開口部120dがネジ止めされているインクチューブ
ガイド120も、インクチューブガイド受け部材123
上を屈曲移動するものである。
【0017】なお、当然のことながら、インクチューブ
ガイド120の内部に挿通されたインクチューブ118
も、インクチューブガイド120とともに屈曲移動する
ものである。
【0018】以上の構成において、このインクジェット
プリンタ100を用いて記録紙上に印刷を行う場合に
は、まず、給紙装置(図示せず)によってベース部材1
12上に供給された記録紙上を、ワイヤー124の巻き
取りによるワイヤー124の移動に伴って、インクヘッ
ドホルダー130と一体化されたインクヘッド132な
らびにオートカッターホルダー134と一体化されたオ
ートカッター136とが主走査方向に移動する。
【0019】この際、インクヘッド132はインクチュ
ーブ118によって搬送されたインクを射出し、射出さ
れたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して所
定の印刷が行われる。
【0020】そして、所定の印刷が終了したならば、ワ
イヤー124の巻き取りによりワイヤー124の移動に
伴いオートカッターホルダー134を主走査方向に移動
させる際に、オートカッター136のカッターの刃部を
記録紙上に当接させた状態で移動させるようにして、所
定の印刷が行われた部分の記録紙を切り離なせばよい。
【0021】ところで、従来のインクジェットプリンタ
100を用いて上記したようにして記録紙上に印刷を行
う場合には、インクヘッド132が固定的に配設されて
いるインクヘッドホルダー130が主走査方向に移動さ
れることとなる。
【0022】そして、このインクヘッドホルダー130
の主走査方向への移動に伴って、インクチューブガイド
120がインクチューブガイド受け部材123上を屈曲
移動することになるが(図3(a)(b)(c) 参
照)、こうしたインクチューブガイド120の屈曲移動
により振動が発生されることとなっていた。
【0023】その結果、インクチューブガイド120が
屈曲移動することによって生じる振動が、インクチュー
ブガイド120が固定的に配設されているインクヘッド
ホルダー130へと伝播し、さらには、インクヘッドホ
ルダー130に固定的に配設されているインクヘッド1
32にまで伝播するので、記録紙への印刷時においてイ
ンクヘッド132が振動してしまうこととなっていた。
【0024】このようにしてインクヘッド132が振動
してしまうと、インクヘッド132から射出されるイン
クの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下しなくなること
があり、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題
点があった。
【0025】特に、高解像度でのカラー印刷の際には、
インクヘッド132から射出されるインクの飛滴の記録
紙上への落下位置を高精度で制御する必要があるが、上
記したようにインクヘッド132が振動してしまと、イ
ンクヘッド132から射出されるインクの飛滴の記録紙
上への落下位置を高精度に制御することが困難になり、
そのため良好な印刷結果を得ることができないという問
題点があった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、インクジェット方式に
より記録紙上に印刷を行うに際して、インクチューブガ
イドの屈曲移動により生じる振動によってインクヘッド
が振動することを防止して、良好な印刷結果を得ること
ができるようにしたインクジェットプリンタを提供しよ
うとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、記録紙上を
移動しながらインクジェット方式により印刷を行うイン
クヘッドと、上記インクヘッドと分離独立して配設さ
れ、上記インクヘッドの移動に同期して移動する保持手
段と、上記インクヘッドと接続され、上記インクヘッド
にインクを供給する屈曲移動可能なインクチューブと、
上記インクチューブを保持する屈曲移動可能なインクチ
ューブ保持部材とを有するインクジェットプリンタにお
いて、上記インクチューブ保持部材を上記保持手段に支
持させて、上記インクヘッドの移動に同期して移動する
上記保持手段の移動に伴い、上記インクチューブおよび
上記インクチューブを保持する上記インクチューブ支持
手段が屈曲移動するようにしたものである。
【0028】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、記録紙上を移動しながらインクジェット方
式により印刷を行うインクヘッドと、インクヘッドと分
離独立して配設されかつインクヘッドの移動に同期して
移動する保持手段と、インクヘッドにインクを供給する
屈曲移動可能なインクチューブと、インクチューブを保
持する屈曲移動可能なインクチューブ保持部材とを有す
るインクジェットプリンタにおいて、インクチューブ保
持部材は保持手段に支持されているので、インクヘッド
の移動に同期して保持手段が移動すると、保持手段に固
定されかつインクチューブを保持した状態のインクチュ
ーブ保持部材も屈曲移動して振動を生じるが、この振動
は保持手段のみに伝播し、保持手段から分離独立してい
るインクヘッドに伝播されることはない。このため、イ
ンクチューブ保持部材の屈曲移動による振動が発生して
も、インクヘッドは振動することなくインクを射出する
ことができるようになるので、インクの飛滴を記録紙上
の所定の位置に落下させて高品質な印刷を得ることがで
きる。
【0029】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記
インクヘッドは、上記記録紙の幅方向に移動自在に配設
されたワイヤーの所定の位置で固定的に配設され、上記
保持手段は、上記ワイヤーの上記インクヘッドが配設さ
れた位置と所定の間隙を有した位置に固定的に配設さ
れ、上記ワイヤーが巻き取られて上記記録紙の幅方向に
移動するときに、上記ワイヤーの移動に伴って上記イン
クヘッドと上記保持手段とが上記所定の間隙を保持して
上記ワイヤーに沿って上記記録紙の幅方向に移動するよ
うにしたものである。
【0030】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、ワイヤーの巻き取りによるワイヤーの移動
とともに、インクヘッドと保持手段とがワイヤーに固定
された際の所定の間隙を保持したままで必ず一緒に移動
するので、インクヘッドと保持手段とが移動するのに伴
って、インクヘッドと保持手段に支持されたインクチュ
ーブ保持部材との位置関係が変化することはなく、ま
た、インクヘッドとインクチューブとの接続が解除され
るようなこともない。
【0031】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、本発明のうち請求項1または請求項2のいずれか1
項に記載の発明において、上記保持手段は、上記記録紙
上を移動しながら、上記記録紙を切り離すようにしたも
のである。
【0032】従って、本発明のうち請求項3に記載の発
明によれば、インクヘッドの移動に同期して保持手段が
記録紙上を移動すると、記録紙を切り離すことができ
る。
【0033】なお、上記したインクチューブ保持部材を
支持する保持手段とは、後述する実施の形態において
は、オートカッター136を備えたオートカッターホル
ダー34に相当するが、オートカッター136に直接的
にチューブ保持部材を支持させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例
を詳細に説明するものとする。
【0035】図4には、本発明によるインクジェットプ
リンタの実施の形態の一例の概略構成説明図が示されお
り、図5には図4におけるB矢視概念図が示されてい
る。
【0036】なお、図4乃至図5において、図1乃至図
3と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図
3において用いた符号を用いて示すことにより、その詳
細な構成および作用の説明は省略する。
【0037】ここで、本発明によるインクジェットプリ
ンタ10と、「従来の技術」の項で説明した従来のイン
クジェットプリンタ100とを比較すると、従来のイン
クジェットプリンタ100においてはインクチューブガ
イド120の開口部120dが、インクヘッドホルダー
130にネジ止めされていたのに対して、本発明による
インクジェットプリンタ10においてはインクチューブ
ガイド120の開口部120dが後述するオートカッタ
ーホルダー34の上面板34bにネジ止めされている点
において、両者は異なっている。
【0038】即ち、本発明によるインクジェットプリン
タ10は、インクヘッドホルダー130と所定の間隙を
有するように隣接して、ワイヤー124に固定的に配設
されたオートカッターホルダー34を備えている。
【0039】このオートカッターホルダー34は、オー
トカッター136を配設されるとともにワイヤー124
に固定された主板34aと、主板34aの上端部からイ
ンクチューブガイド120側へ延設された上面板34b
とより構成されている。
【0040】そして、「従来の技術」の項で説明したよ
うに、インクチューブガイド120は内部が中空の管状
体であるが、このインクチューブガイド120には、複
数のインクチューブ片120aをそれぞれ可動自在に連
結して構成されているで、隣合うインクチューブ片12
0aの連結部120bにおいて屈曲可能となされてい
る。
【0041】この管状のインクチューブガイド120は
両端の開口部120c、120dのうちの一方の開口部
120c側において側方部材114R近傍のインクチュ
ーブガイド受け部材123上にネジ止めされ、他方の開
口部120d側においてオートカッターホルダー34の
上面板34bにネジ止めされており、インクチューブガ
イド120はインクチューブガイド受け部材123上に
屈曲した状態で配設されるものである。
【0042】このようにして配設されているインクチュ
ーブガイド120の内部には、6本のインクチューブ1
18が開口部120cから開口部120dへと屈曲した
状態で貫通しているものである。
【0043】そして、ワイヤー124に固定的に配設さ
れたインクヘッドホルダー130とオートカッターホル
ダー34とは、ワイヤー124がモーターなどの駆動装
置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移動
すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁12
2に壁面に沿って主走査方向に移動するものである。
【0044】従って、インクヘッドホルダー130に固
定的に配設されたインクヘッド132は、インクヘッド
ホルダー130の移動に伴って、また、オートカッター
ホルダー34に固定的に配設されたオートカッター13
6は、オートカッターホルダー34の移動に伴って、そ
れぞれ記録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0045】記録紙上を主走査方向で移動する際のイン
クヘッドホルダー130、インクヘッド132、オート
カッターホルダー34ならびにオートカッター136の
動作については、「従来の技術」の項で説明した従来の
インクジェットプリンタ100の図3に示す動作と同様
であるので、詳細な図示は省略するが、ワイヤー124
の移動に伴いインクヘッドホルダー130とオートカッ
ターホルダー34とが側方部材114L側からインクジ
ェットプリンタ10の中央を経て側方部材114R側へ
と主走査方向に移動すると、インクヘッド132ならび
にオートカッター136も記録紙上を主走査方向に移動
するものである。
【0046】さらに、この際には、オートカッターホル
ダー34の移動に伴って、オートカッターホルダー34
の上面板34bにネジ止めされているインクチューブガ
イド120も、インクチューブガイド受け部材123上
を屈曲移動するものである。
【0047】ここで、インクヘッドホルダー130とオ
ートカッターホルダー34とは、それぞれが独立してワ
イヤー124に固定的に配設されているものであるが、
インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー
34とが独立して移動すること、例えば、インクヘッド
ホルダー130は移動しているがオートカッターホルダ
ー34は移動していないというようなことはないもので
ある。
【0048】それは、インクヘッドホルダー130とオ
ートカッターホルダー34とが、それぞれがワイヤー1
24の所定の位置で固定的に配設され、ワイヤー124
の巻き取りによるワイヤー124の移動とともに移動す
るものなので、ワイヤー124に固定された際の間隙を
保持したままで、インクヘッドホルダー130とオート
カッターホルダー34とは必ず一緒に移動するものであ
る。
【0049】従って、インクヘッドホルダー130とオ
ートカッターホルダー34とが移動するのに伴って、イ
ンクヘッドホルダー130のインクヘッド132と、オ
ートカッターホルダー34の上面板34bに取り付けら
れたインクチューブガイド120の開口部120dとの
位置関係が変化することはない。
【0050】以上の構成において、このインクジェット
プリンタ10を用いて記録紙上に印刷を行う場合には、
まず、給紙装置(図示せず)によってベース部材112
上に供給された記録紙上を、ワイヤー124の巻き取り
によるワイヤー124の移動に伴って、インクヘッドホ
ルダー130と一体化されたインクヘッド132ならび
にオートカッターホルダー34と一体化されたオートカ
ッター136が主走査方向に移動する。
【0051】この際、インクヘッド132はインクチュ
ーブ118によって搬送されたインクを射出し、射出さ
れたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して所
定の印刷が行われる。
【0052】そして、所定の印刷が終了したならば、ワ
イヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に
伴いオートカッターホルダー34を主走査方向に移動さ
せる際に、オートカッター136のカッターの刃部を記
録紙上に当接させた状態で移動させるようにして、所定
の印刷が行われた部分の記録紙を切り離せばよい。
【0053】上記したように、記録紙上に印刷を行う場
合には、インクヘッド132が固定的に配設されている
インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー
34とが主走査方向に移動されることになる。
【0054】そして、オートカッターホルダー34の主
走査方向への移動に伴って、インクチューブガイド12
0がインクチューブガイド受け部材123上を屈曲移動
することになるが、こうしたインクチューブガイド12
0の屈曲移動により振動が発生する。
【0055】ところが、このインクチューブガイド12
0が屈曲移動することによって生じる振動は、インクチ
ューブガイド120が固定的に配設されているオートカ
ッターホルダー34には伝播されるが、オートカッター
ホルダー34から分離独立しているインクヘッドホルダ
ー130には伝播されることはなく、当然のことながら
インクヘッドホルダー130に固定的に配設されている
インクヘッド132にも伝播されることはないので、イ
ンクヘッド132がインクチューブガイド120の屈曲
移動に伴う振動によって、振動されるようなことはな
い。
【0056】即ち、インクチューブガイド120が屈曲
移動することによって生じる振動は、オートカッターホ
ルダー34にのみ伝播するので、インクチューブガイド
120の移動に伴ってインクヘッド132が振動するこ
とがなくなり、インクヘッド132から射出されるイン
クの飛滴は記録紙上の所定の位置に落下するようになる
ので、印刷結果は良好なものとなる。
【0057】従って、本発明によるインクジェットプリ
ンタ10によれば、インクチューブガイド120をイン
クヘッドホルダー130ではなくオートカッターホルダ
ー34にネジ止めするようにしたため、インクチューブ
ガイド120が屈曲移動することによって生じる振動
は、オートカッターホルダー34にのみ伝播されてイン
クヘッドホルダー130は伝播されないので、インクヘ
ッド132は振動することなくインクを射出することが
できるようになり、インクの飛滴を記録紙上の所定の位
置に落下させて高品質な印刷を得ることができる。
【0058】また、高解像度でのカラー印刷を行う際に
も、本発明によるインクジェットプリンタ10によれ
ば、インクチューブガイド120の屈曲移動に伴う振動
により、インクヘッド132が振動することがないの
で、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴の
記録紙上への落下位置が、インクチューブガイド120
の屈曲移動に伴う振動による影響を受けないので、極め
て良好な印刷結果を得ることができる。
【0059】なお、上記した実施の形態においては、イ
ンクカートリッジ116、インクチューブ118ならび
にインクヘッド132は6つずつ配設するようにした
が、これに限られることなく、インクカートリッジ11
6、インクチューブ118ならびにインクヘッド132
の個数は所望の印刷に応じたものとしてよいことは勿論
である。
【0060】また、上記した実施の形態においては、イ
ンクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー3
4とは、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー12
4の移動に伴って主走査方向に移動するようにしたが、
これに限られることなく、各々分離独立したインクヘッ
ドホルダー130とオートカッターホルダー34とが必
ず一緒に主走査方向に移動しさえすれば、例えば、モー
ターなどの駆動装置によってインクヘッドホルダー13
0とオートカッターホルダー34とが自走することによ
り移動するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、インクチューブガイドの屈曲移動により生
じる振動によってインクヘッドが振動することが防止さ
れ、良好な印刷結果を得ることができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェットプリンタを示す概略構成
説明図である。
【図2】図1におけるA矢視概念図である。
【図3】インクヘッドならびにオートカッターが主走査
方向に移動する際の移動状態を時系列的に示す説明図で
ある。
【図4】本発明によるインクジェットプリンタの実施の
形態の一例を示す概略構成説明図である。
【図5】図4におけるB矢視概念図である。
【符号の説明】
10、100 インクジェットプリンタ 34、134 オートカッターホルダー 34a 主板 34b 上面板 112 ベース部材 114L、114R 側方部材 116 インクカートリッジ 118 インクチューブ 120 インクチューブホルダー 122 中央壁 123 インクチューブガイド受け部材 124 ワイヤー 130 インクヘッドホルダー 132 インクヘッド 136 オートカッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 潔 静岡県浜松市新都田1丁目6番4号 ロー ランド ディー. ジー. 株式会社内 (72)発明者 伊藤 純 静岡県浜松市新都田1丁目6番4号 ロー ランド ディー. ジー. 株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA18 FA10 KB13 KC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙上を移動しながらインクジェット
    方式により印刷を行うインクヘッドと、 前記インクヘッドと分離独立して配設され、前記インク
    ヘッドの移動に同期して移動する保持手段と、 前記インクヘッドと接続され、前記インクヘッドにイン
    クを供給する屈曲移動可能なインクチューブと、 前記インクチューブを保持する屈曲移動可能なインクチ
    ューブ保持部材とを有するインクジェットプリンタにお
    いて、 前記インクチューブ保持部材を前記保持手段に支持させ
    て、 前記インクヘッドの移動に同期して移動する前記保持手
    段の移動に伴い、前記インクチューブおよび前記インク
    チューブを保持する前記インクチューブ支持手段が屈曲
    移動するものであるインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記インクヘッドは、前記記録紙の幅方向に移動自在に
    配設されたワイヤーの所定の位置で固定的に配設され、 前記保持手段は、前記ワイヤーの前記インクヘッドが配
    設された位置と所定の間隙を有した位置に固定的に配設
    され、 前記ワイヤーが巻き取られて前記記録紙の幅方向に移動
    するときに、前記ワイヤーの移動に伴って前記インクヘ
    ッドと前記保持手段とが前記所定の間隙を保持して前記
    ワイヤーに沿って前記記録紙の幅方向に移動するもので
    あるインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    に記載のインクジェットプリンタにおいて、 前記保持手段は、前記記録紙上を移動しながら、前記記
    録紙を切り離すものであるインクジェットプリンタ。
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