JP3742247B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/005Cable or belt constructions for driving print, type or paper-carriages, e.g. attachment, tensioning means

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタに関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙上に印刷、例えば、高解像度でのカラー印刷などを行う際に用いて好適なインクジェットプリンタに関する。
【0002】
なお、本明細書において「記録紙」とは、普通紙などの紙類は勿論のこと、OHPシートあるいはPVCシートなどのような各種の厚さの薄い媒体をも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来より、マイクロ・コンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給された記録紙上に記録紙の幅方向(なお、本明細書のおいては、当該記録紙の幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインクヘッドよってインクジェット方式により所定の印刷を行い、所定の印刷が行われた部分の記録紙を、オートカッターが主走査方向に移動することによって自動的に切り離せるようにしたインクジェットプリンタが知られている。
【0004】
図1には、上記したようなインクジェットプリンタの概略構成説明図が示されており、図2には図1におけるA矢視概念図が示されている。
【0005】
このインクジェットプリンタ100は、主走査方向に延長して配設された固定系のベース部材112と、ベース部材112の左右両端でベース部材112に直交して配設された側方部材114L、114Rと、側方部材114R内に配設された6つのインクカートリッジ116と、6つのインクカートリッジ116のそれぞれから延長された6本のインクチューブ118と、6本のインクチューブ118を内部に挿通して支持する管状のインクチューブガイド120と、左右2つの側方部材114L、114Rを連結する中央壁122と、中央壁122の壁面よりベース部材112に平行して突設されインクチューブガイド120を支持する板状のインクチューブガイド受け部材123と、中央壁122の壁面に平行して主走査方向に移動自在に配設されたワイヤ124と、ワイヤ124に固定的に配設されたインクヘッドホルダー130と、インクヘッドホルダー130に記録紙に対向するようにして配設された6つのインクヘッド132と、インクヘッドホルダー130に隣接してワイヤー124に固定的に配設されたオートカッターホルダー134と、オートカッターホルダー134に記録紙に対向するようにして配設されたオートカッター136とを有して構成されている。
【0006】
なお、こうしたインクジェットプリンタ100の全体の動作は、マイクロ・コンピュータ(図示せず)によって制御されている。
【0007】
ここで、6つのインクカートリッジ116はそれぞれ液体状のインクを収容するものであり、6つのインクカートリッジ116にはそれぞれ異なる色彩のインクが収容されている。
【0008】
そして、6本のインクチューブ118は屈曲可能に形成されており、6つのインクカートリッジ116のそれぞれから延長されて、側方部材114Rに穿設された孔114aを貫通して側方部材114Rの外部へと引き出され、さらに、インクチューブガイド120の内部に挿通されて、それぞれ6つのインクヘッド132のいずれか1つへと至るものである。
【0009】
従って、6つのインクカートリッジ116に収容された液体状のインクは6本のインクチューブ118をそれぞれ通って6つのインクヘッド132にそれぞれ供給されることになる。
【0010】
また、インクチューブガイド120は内部が中空の管状体であるが、このインクチューブガイド120は、複数のインクチューブ片120aをそれぞれ可動自在に連結して構成されているので、隣合うインクチューブ片120aの連結部120bにおいて屈曲することが可能なものである。
【0011】
この管状のインクチューブガイド120は両端の開口部120c、120dのうちの一方の開口部120c側において側方部材114R近傍のインクチューブガイド受け部材123にネジ止めされ、他方の開口部120d側においてインクヘッドホルダー130の上部にネジ止めされており、インクチューブガイド120はインクチューブガイド受け部材123上に屈曲した状態で配設されるものである。
【0012】
このようにして配設されているインクチューブガイド120の内部には、上記したように6本のインクチューブ118が開口部120cから開口部120dへと屈曲した状態で貫通しているものである。
【0013】
そして、ワイヤー124に固定的に配設されたインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー134とは、ワイヤー124がモーターなどの駆動装置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移動すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁122の壁面に沿って主走査方向で移動するものである。
【0014】
従って、インクヘッドホルダー130に固定的に配設されたインクヘッド132は、インクヘッドホルダー130の移動に伴って、また、オートカッターホルダー134に固定的に配設されたオートカッター136は、オートカッターホルダー134の移動に伴って、それぞれ記録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0015】
図3には、インクヘッド132ならびにオートカッター136が主走査方向に移動する際の移動状態が時系列的に示されている。即ち、ワイヤー124の移動に伴いインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー134とが側方部材114L側(図3(a)に示す状態)からインクジェットプリンタ100の中央(図3(b)に示す状態)を経て側方部材114R側(図3(c)に示す状態)へと主走査方向に移動すると、当然のことながら、インクヘッドホルダー130に配設されたインクヘッド132ならびにオートカッターホルダー134に配設されてオートカッター136も記録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0016】
さらに、この際には、インクヘッドホルダー130の移動に伴って、インクヘッドホルダー130に開口部120dがネジ止めされているインクチューブガイド120も、インクチューブガイド受け部材123上を屈曲移動するものである。
【0017】
なお、当然のことながら、インクチューブガイド120の内部に挿通されたインクチューブ118も、インクチューブガイド120とともに屈曲移動するものである。
【0018】
以上の構成において、このインクジェットプリンタ100を用いて記録紙上に印刷を行う場合には、まず、給紙装置(図示せず)によってベース部材112上に供給された記録紙上を、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴って、インクヘッドホルダー130と一体化されたインクヘッド132ならびにオートカッターホルダー134と一体化されたオートカッター136とが主走査方向に移動する。
【0019】
この際、インクヘッド132はインクチューブ118によって搬送されたインクを射出し、射出されたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して所定の印刷が行われる。
【0020】
そして、所定の印刷が終了したならば、ワイヤー124の巻き取りによりワイヤー124の移動に伴いオートカッターホルダー134を主走査方向に移動させる際に、オートカッター136のカッターの刃部を記録紙上に当接させた状態で移動させるようにして、所定の印刷が行われた部分の記録紙を切り離なせばよい。
【0021】
ところで、従来のインクジェットプリンタ100を用いて上記したようにして記録紙上に印刷を行う場合には、インクヘッド132が固定的に配設されているインクヘッドホルダー130が主走査方向に移動されることとなる。
【0022】
そして、このインクヘッドホルダー130の主走査方向への移動に伴って、インクチューブガイド120がインクチューブガイド受け部材123上を屈曲移動することになるが(図3(a)(b)(c) 参照)、こうしたインクチューブガイド120の屈曲移動により振動が発生されることとなっていた。
【0023】
その結果、インクチューブガイド120が屈曲移動することによって生じる振動が、インクチューブガイド120が固定的に配設されているインクヘッドホルダー130へと伝播し、さらには、インクヘッドホルダー130に固定的に配設されているインクヘッド132にまで伝播するので、記録紙への印刷時においてインクヘッド132が振動してしまうこととなっていた。
【0024】
このようにしてインクヘッド132が振動してしまうと、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下しなくなることがあり、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題点があった。
【0025】
特に、高解像度でのカラー印刷の際には、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴の記録紙上への落下位置を高精度で制御する必要があるが、上記したようにインクヘッド132が振動してしまと、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴の記録紙上への落下位置を高精度に制御することが困難になり、そのため良好な印刷結果を得ることができないという問題点があった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクジェット方式により記録紙上に印刷を行うに際して、インクチューブガイドの屈曲移動により生じる振動によってインクヘッドが振動することを防止して、良好な印刷結果を得ることができるようにしたインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、記録紙の幅方向に移動自在に配設されたワイヤーの所定の位置に固定的に配設されたインクヘッドホルダーと、上記インクヘッドホルダーに上記記録紙に対向するようにして配設され、上記記録紙上を移動しながらインクジェット方式により印刷を行うインクヘッドと、上記インクヘッドと接続され、上記インクヘッドにインクを供給する屈曲移動可能なインクチューブと、内部が中空の管状体で両端に開口部を有し、一方の開口部から他方の開口部へと上記インクチューブを貫通させて保持する屈曲移動可能なインクチューブガイドと、上記インクチューブガイドの上記一方の開口部側が固定的に配設され、上記インクチューブガイドを屈曲した状態で支持するインクチューブガイド受け部材と、上記ワイヤーの上記インクヘッドホルダーが配設された位置と所定の間隙を有した位置に、上記インクヘッドホルダーと所定の間隙を有するように隣接して、上記インクヘッドと分離独立して固定的に配設され、上記インクヘッドの移動に同期して移動するオートカッターホルダーと、上記オートカッターホルダーに上記記録紙に対向するようにして配設され、上記インクヘッドの移動に同期して上記記録紙上を移動しながら上記記録紙を切り離すオートカッターとを有し、上記オートカッターホルダーは、上記オートカッターが配設されるとともに上記ワイヤーに固定される主板と、上記主板の上端部から上記インクチューブガイド側へ延設された上面板とより構成され、上記上面板に上記インクチューブガイドの上記他方の開口部側が固定的に配設され、上記ワイヤーが巻き取られて上記記録紙の幅方向に移動するときに、上記インクヘッドホルダーと上記オートカッターホルダーとが上記所定の間隙を保持して上記記録紙の幅方向に移動するのに伴って、上記インクチューブおよび上記インクチューブガイドが屈曲移動するようにしたものである。
【0028】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、インクチューブガイドはオートカッターホルダーに支持されているので、インクヘッドの移動に同期してオートカッターホルダーが移動すると、オートカッターホルダーに固定されかつインクチューブを保持した状態のインクチューブガイドも屈曲移動して振動を生じるが、この振動はオートカッターホルダーのみに伝播し、オートカッターホルダーから分離独立しているインクヘッドに伝播されることはない。このため、インクチューブガイドの屈曲移動による振動が発生しても、インクヘッドは振動することなくインクを射出することができるようになるので、インクの飛滴を記録紙上の所定の位置に落下させて高品質な印刷を得ることができる。
【0029】
また、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ワイヤーの巻き取りによるワイヤーの移動とともに、インクヘッドとオートカッターホルダーとがワイヤーに固定された際の所定の間隙を保持したままで必ず一緒に移動するので、インクヘッドとオートカッターホルダーとが移動するのに伴って、インクヘッドとオートカッターホルダーの上面板に取り付けられたインクチューブガイドの他方の開口部との位置関係が変化することはなく、また、インクヘッドとインクチューブとの接続が解除されるようなこともない。
【0030】
また、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、インクヘッドの移動に同期してオートカッターホルダーが記録紙上を移動すると、オートカッターホルダーの主板に配設されたオートカッターにより記録紙を切り離すことができる。
【0033】
なお、上記したインクチューブガイドを支持するオートカッターホルダーとは、後述する実施の形態においては、オートカッター136を備えたオートカッターホルダー34に相当するが、オートカッター136に直接的にチューブ保持部材を支持させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0035】
図4には、本発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例の概略構成説明図が示されおり、図5には図4におけるB矢視概念図が示されている。
【0036】
なお、図4乃至図5において、図1乃至図3と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図3において用いた符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0037】
ここで、本発明によるインクジェットプリンタ10と、「従来の技術」の項で説明した従来のインクジェットプリンタ100とを比較すると、従来のインクジェットプリンタ100においてはインクチューブガイド120の開口部120dが、インクヘッドホルダー130にネジ止めされていたのに対して、本発明によるインクジェットプリンタ10においてはインクチューブガイド120の開口部120dが後述するオートカッターホルダー34の上面板34bにネジ止めされている点において、両者は異なっている。
【0038】
即ち、本発明によるインクジェットプリンタ10は、インクヘッドホルダー130と所定の間隙を有するように隣接して、ワイヤー124に固定的に配設されたオートカッターホルダー34を備えている。
【0039】
このオートカッターホルダー34は、オートカッター136を配設されるとともにワイヤー124に固定された主板34aと、主板34aの上端部からインクチューブガイド120側へ延設された上面板34bとより構成されている。
【0040】
そして、「従来の技術」の項で説明したように、インクチューブガイド120は内部が中空の管状体であるが、このインクチューブガイド120には、複数のインクチューブ片120aをそれぞれ可動自在に連結して構成されているで、隣合うインクチューブ片120aの連結部120bにおいて屈曲可能となされている。
【0041】
この管状のインクチューブガイド120は両端の開口部120c、120dのうちの一方の開口部120c側において側方部材114R近傍のインクチューブガイド受け部材123上にネジ止めされ、他方の開口部120d側においてオートカッターホルダー34の上面板34bにネジ止めされており、インクチューブガイド120はインクチューブガイド受け部材123上に屈曲した状態で配設されるものである。
【0042】
このようにして配設されているインクチューブガイド120の内部には、6本のインクチューブ118が開口部120cから開口部120dへと屈曲した状態で貫通しているものである。
【0043】
そして、ワイヤー124に固定的に配設されたインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とは、ワイヤー124がモーターなどの駆動装置(図示せず)によって巻き取られて主走査方向に移動すると、このワイヤー124の移動に伴って中央壁122に壁面に沿って主走査方向に移動するものである。
【0044】
従って、インクヘッドホルダー130に固定的に配設されたインクヘッド132は、インクヘッドホルダー130の移動に伴って、また、オートカッターホルダー34に固定的に配設されたオートカッター136は、オートカッターホルダー34の移動に伴って、それぞれ記録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0045】
記録紙上を主走査方向で移動する際のインクヘッドホルダー130、インクヘッド132、オートカッターホルダー34ならびにオートカッター136の動作については、「従来の技術」の項で説明した従来のインクジェットプリンタ100の図3に示す動作と同様であるので、詳細な図示は省略するが、ワイヤー124の移動に伴いインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが側方部材114L側からインクジェットプリンタ10の中央を経て側方部材114R側へと主走査方向に移動すると、インクヘッド132ならびにオートカッター136も記録紙上を主走査方向に移動するものである。
【0046】
さらに、この際には、オートカッターホルダー34の移動に伴って、オートカッターホルダー34の上面板34bにネジ止めされているインクチューブガイド120も、インクチューブガイド受け部材123上を屈曲移動するものである。
【0047】
ここで、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とは、それぞれが独立してワイヤー124に固定的に配設されているものであるが、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが独立して移動すること、例えば、インクヘッドホルダー130は移動しているがオートカッターホルダー34は移動していないというようなことはないものである。
【0048】
それは、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが、それぞれがワイヤー124の所定の位置で固定的に配設され、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動とともに移動するものなので、ワイヤー124に固定された際の間隙を保持したままで、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とは必ず一緒に移動するものである。
【0049】
従って、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが移動するのに伴って、インクヘッドホルダー130のインクヘッド132と、オートカッターホルダー34の上面板34bに取り付けられたインクチューブガイド120の開口部120dとの位置関係が変化することはない。
【0050】
以上の構成において、このインクジェットプリンタ10を用いて記録紙上に印刷を行う場合には、まず、給紙装置(図示せず)によってベース部材112上に供給された記録紙上を、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴って、インクヘッドホルダー130と一体化されたインクヘッド132ならびにオートカッターホルダー34と一体化されたオートカッター136が主走査方向に移動する。
【0051】
この際、インクヘッド132はインクチューブ118によって搬送されたインクを射出し、射出されたインクの飛滴が記録紙上の所定の位置に落下して所定の印刷が行われる。
【0052】
そして、所定の印刷が終了したならば、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴いオートカッターホルダー34を主走査方向に移動させる際に、オートカッター136のカッターの刃部を記録紙上に当接させた状態で移動させるようにして、所定の印刷が行われた部分の記録紙を切り離せばよい。
【0053】
上記したように、記録紙上に印刷を行う場合には、インクヘッド132が固定的に配設されているインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが主走査方向に移動されることになる。
【0054】
そして、オートカッターホルダー34の主走査方向への移動に伴って、インクチューブガイド120がインクチューブガイド受け部材123上を屈曲移動することになるが、こうしたインクチューブガイド120の屈曲移動により振動が発生する。
【0055】
ところが、このインクチューブガイド120が屈曲移動することによって生じる振動は、インクチューブガイド120が固定的に配設されているオートカッターホルダー34には伝播されるが、オートカッターホルダー34から分離独立しているインクヘッドホルダー130には伝播されることはなく、当然のことながらインクヘッドホルダー130に固定的に配設されているインクヘッド132にも伝播されることはないので、インクヘッド132がインクチューブガイド120の屈曲移動に伴う振動によって、振動されるようなことはない。
【0056】
即ち、インクチューブガイド120が屈曲移動することによって生じる振動は、オートカッターホルダー34にのみ伝播するので、インクチューブガイド120の移動に伴ってインクヘッド132が振動することがなくなり、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴は記録紙上の所定の位置に落下するようになるので、印刷結果は良好なものとなる。
【0057】
従って、本発明によるインクジェットプリンタ10によれば、インクチューブガイド120をインクヘッドホルダー130ではなくオートカッターホルダー34にネジ止めするようにしたため、インクチューブガイド120が屈曲移動することによって生じる振動は、オートカッターホルダー34にのみ伝播されてインクヘッドホルダー130は伝播されないので、インクヘッド132は振動することなくインクを射出することができるようになり、インクの飛滴を記録紙上の所定の位置に落下させて高品質な印刷を得ることができる。
【0058】
また、高解像度でのカラー印刷を行う際にも、本発明によるインクジェットプリンタ10によれば、インクチューブガイド120の屈曲移動に伴う振動により、インクヘッド132が振動することがないので、インクヘッド132から射出されるインクの飛滴の記録紙上への落下位置が、インクチューブガイド120の屈曲移動に伴う振動による影響を受けないので、極めて良好な印刷結果を得ることができる。
【0059】
なお、上記した実施の形態においては、インクカートリッジ116、インクチューブ118ならびにインクヘッド132は6つずつ配設するようにしたが、これに限られることなく、インクカートリッジ116、インクチューブ118ならびにインクヘッド132の個数は所望の印刷に応じたものとしてよいことは勿論である。
【0060】
また、上記した実施の形態においては、インクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とは、ワイヤー124の巻き取りによるワイヤー124の移動に伴って主走査方向に移動するようにしたが、これに限られることなく、各々分離独立したインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが必ず一緒に主走査方向に移動しさえすれば、例えば、モーターなどの駆動装置によってインクヘッドホルダー130とオートカッターホルダー34とが自走することにより移動するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、インクチューブガイドの屈曲移動により生じる振動によってインクヘッドが振動することが防止され、良好な印刷結果を得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェットプリンタを示す概略構成説明図である。
【図2】図1におけるA矢視概念図である。
【図3】インクヘッドならびにオートカッターが主走査方向に移動する際の移動状態を時系列的に示す説明図である。
【図4】本発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例を示す概略構成説明図である。
【図5】図4におけるB矢視概念図である。
【符号の説明】
10、100 インクジェットプリンタ
34、134 オートカッターホルダー
34a 主板
34b 上面板
112 ベース部材
114L、114R 側方部材
116 インクカートリッジ
118 インクチューブ
120 インクチューブホルダー
122 中央壁
123 インクチューブガイド受け部材
124 ワイヤー
130 インクヘッドホルダー
132 インクヘッド
136 オートカッター

Claims (1)

  1. 記録紙の幅方向に移動自在に配設されたワイヤーの所定の位置に固定的に配設されたインクヘッドホルダーと、
    前記インクヘッドホルダーに前記記録紙に対向するようにして配設され、前記記録紙上を移動しながらインクジェット方式により印刷を行うインクヘッドと、
    前記インクヘッドと接続され、前記インクヘッドにインクを供給する屈曲移動可能なインクチューブと、
    内部が中空の管状体で両端に開口部を有し、一方の開口部から他方の開口部へと前記インクチューブを貫通させて保持する屈曲移動可能なインクチューブガイドと、
    前記インクチューブガイドの前記一方の開口部側が固定的に配設され、前記インクチューブガイドを屈曲した状態で支持するインクチューブガイド受け部材と、
    前記ワイヤーの前記インクヘッドホルダーが配設された位置と所定の間隙を有した位置に、前記インクヘッドホルダーと所定の間隙を有するように隣接して、前記インクヘッドと分離独立して固定的に配設され、前記インクヘッドの移動に同期して移動するオートカッターホルダーと、
    前記オートカッターホルダーに前記記録紙に対向するようにして配設され、前記インクヘッドの移動に同期して前記記録紙上を移動しながら前記記録紙を切り離すオートカッターと
    を有し、
    前記オートカッターホルダーは、前記オートカッターが配設されるとともに前記ワイヤーに固定される主板と、前記主板の上端部から前記インクチューブガイド側へ延設された上面板とより構成され、前記上面板に前記インクチューブガイドの前記他方の開口部側が固定的に配設され、
    前記ワイヤーが巻き取られて前記記録紙の幅方向に移動するときに、前記インクヘッドホルダーと前記オートカッターホルダーとが前記所定の間隙を保持して前記記録紙の幅方向に移動するのに伴って、前記インクチューブおよび前記インクチューブガイドが屈曲移動する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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