JP2008062457A - ラインインクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】高精細で高速印字を行うことができるように、ラインインクジェットヘッドを圧電素子を用いて精度良く必要量だけ微小移動させることのできるラインインクジェットプリンタを提案すること。
【解決手段】ラインインクジェットプリンタ1では、圧電アクチュエータ8によって印字ライン方向に微小移動するラインインクジェットヘッドユニット5の両端部を、弾性板6、7によってガタツキあるいは遊びの無い状態で、左右の垂直サイドフレーム2、3に取り付けてある。ラインインクジェットヘッドユニット5を、印字ライン方向にインクノズルの配列ピッチの1/2だけ精度良く微小移動させることができる。1印字ライン当り、同一のインクノズルから2回のインク液滴の吐出を行わせることにより、2倍の解像度の高精細印字を行うラインインクジェットプリンタを実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】ラインインクジェットプリンタ1では、圧電アクチュエータ8によって印字ライン方向に微小移動するラインインクジェットヘッドユニット5の両端部を、弾性板6、7によってガタツキあるいは遊びの無い状態で、左右の垂直サイドフレーム2、3に取り付けてある。ラインインクジェットヘッドユニット5を、印字ライン方向にインクノズルの配列ピッチの1/2だけ精度良く微小移動させることができる。1印字ライン当り、同一のインクノズルから2回のインク液滴の吐出を行わせることにより、2倍の解像度の高精細印字を行うラインインクジェットプリンタを実現できる。
【選択図】図1
Description
本発明は高精細で高速印字を行うことのできるラインインクジェットプリンタに関するものである。さらに詳しくは、印字1ラインより僅かに短いラインインクジェットヘッドを圧電素子を用いてライン方向に微小移動させながら高精細で高速印字を行うことのできるラインインクジェットプリンタに関するものである。
インクジェットプリンタとしては、キャリッジに搭載されたインクジェットヘッドを記録紙搬送方向に直交する方向に往復移動させながら印字を行うシリアル型のものと、印字1ライン分の印字領域を備えたラインインクジェットヘッドを用いて印字を行うライン型のものが知られている。印字速度を高めるためにはインクジェットヘッドを走査する必要のないライン型のものが有利である。
後者のラインインクジェットプリンタにおいては、多数のインクノズルが微細なピッチで配列された構造の長いラインインクジェットヘッドが必要である。しかし、このようなラインインクジェットヘッドを精度良く製作することが困難であり、また、歩留まりが悪く、製造コストも高くなってしまう。そこで、特許文献1、2に記載の記録ヘッドでは、共通のヘッド取付板に、必要な個数の小型のインクジェットヘッドを千鳥状に取り付けてライン型のヘッドユニットを構成するようにしている。
一方、特許文献3には、サーマルプリンタにおいて、記録紙上に転写されるインクの面積を変えて各階調の階調画像を得る際にライン方向の各色の重なりがずれた場合における実質的な色の見えの変化を少なくして色再現性の向上を図ることを目的として、ラインサーマルヘッドをライン方向に移動自在に筐体に配置し、当該ラインサーマルヘッドを、圧電素子を用いてライン方向に微小移動させる構成が開示されている。
特開2002−292859号公報
特開2005−199696号公報
特開平10−286982号公報
ラインインクジェットプリンタにおいて、インクノズルの高密度化を図ることなく解像度を細かくして高精彩印字を実現するためには、圧電素子を用いてラインインクジェットプリンタを微小移動させることにより、各インクノズルから吐出されて記録紙上に形成されるインクドットのピッチを狭くすることが考えられる。例えば、ラインインクジェットヘッドとして印字1ラインを包含する長さのフルラインインクジェットヘッドの代わりに、印字1ラインよりも僅かに短いセミラインインクジェットヘッドと呼ばれるラインインクジェットヘッドをライン方向に移動自在に配置し、これを圧電素子によりライン方向に微小移動、例えば、インクノズルの配列ピッチの1/2の距離だけ微小移動させ、各インクノズルから2回インク液滴を吐出して1ライン印字を行う。このようにすれば、記録紙上の印字ドット間隔がインクノズルの配列ピッチの1/2となり、2倍の解像度の高精彩印字を実現できる。
しかしながら、シリアル型のインクジェットヘッドのように、ラインインクジェットヘッドをキャリッジガイドに沿って移動自在に支持し、これを圧電素子によって微小移動させた場合には、これらの部品のガタツキ、遊び等によって、圧電素子の歪によるラインインクジェットヘッドの微小移動量が吸収されてしまい、ラインインクジェットヘッドを精度良く微小移動させることができない。また、圧電素子は1ライン毎に駆動されるので、解像度を細かくした場合には、非常に短い駆動周期で圧電素子を駆動する必要がある。圧電素子の駆動周期には限界があり、短い駆動周期(高い周波数)で駆動する場合には十分な歪量を確保できず、ラインインクジェットヘッドを必要移動量だけ移動させることができないという問題が発生することがある。また、駆動周期が短いと圧電素子の発熱量が増加するという弊害もある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、高精細で高速印字を行うことができるように、ラインインクジェットヘッドを、圧電素子を用いて精度良く必要量だけ微小移動させることのできるラインインクジェットプリンタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のラインインクジェットプリンタは、
ラインインクジェットヘッドと、
このラインインクジェットヘッドにおけるインクノズルの配列方向である印字ライン方向に弾性変位可能な弾性部材と、
この弾性部材を介して前記ラインインクジェットヘッドが取り付けられているプリンタ本体フレームと、
前記弾性部材の弾性力に逆らって、前記インクノズルの配列ピッチ以下の微小移動量で、前記ラインインクジェットヘッドを前記印字ライン方向に移動させる圧電素子とを有していることを特徴としている。
ラインインクジェットヘッドと、
このラインインクジェットヘッドにおけるインクノズルの配列方向である印字ライン方向に弾性変位可能な弾性部材と、
この弾性部材を介して前記ラインインクジェットヘッドが取り付けられているプリンタ本体フレームと、
前記弾性部材の弾性力に逆らって、前記インクノズルの配列ピッチ以下の微小移動量で、前記ラインインクジェットヘッドを前記印字ライン方向に移動させる圧電素子とを有していることを特徴としている。
本発明のラインインクジェットプリンタでは、印字ライン方向に弾性変位可能な弾性部材によってラインインクジェットヘッドが支持されている。したがって、ラインインクジェットヘッドがスライド機構などによって印字ライン方向に移動自在な状態で支持されている場合とは異なり、ラインインクジェットヘッドは、印字ライン方向にガタツキあるいは遊びが無い状態でプリンタ本体フレームに取り付けられている。よって、圧電素子の歪が直接ラインインクジェットヘッドに伝達され、ラインインクジェットヘッドを精度良く微小移動させることができる。ラインインクジェットヘッドを、例えば、インクノズルの配列ピッチの1/2の量だけ移動させてインク液滴の吐出を行わせると、インクノズルの配列ピッチの1/2の解像度の高精細な印字を行うことができる。
ここで、前記弾性部材として、前記ラインインクジェットヘッドにおける前記印字ライン方向の両端部を支持している2枚の弾性板を用いることができる。印字ライン方向の両端部を弾性板によって支持すれば、ラインインクジェットヘッドの微小移動時におけるノズル面と記録媒体の間の距離(プラテンギャップ)の変動、および、ノズル面の向きの変化が殆どなく、実用上これらの変動、変化を無視できる。
次に、本発明においては、前記ラインインクジェットヘッドを、印字1ライン当り、前記インクノズルの配列ピッチの1/n(n=2、3、4・・・)の微小移動量で、(n−1)回一方向に移動させ、前記ラインインクジェットヘッドの各インクノズルからは、当該ラインインクジェットヘッドの微小移動開始前の時点と各微小移動後の時点において、1印字ライン当り合計n回インク液滴を吐出させるようにしている。
このようにすれば、ラインインクジェットヘッドを移動させない場合に比べて、解像度をインクノズルの配列ピッチの1/nに高めることができる。また、1ラインの印字においては、例えば、圧電素子に電圧を印加して、当該圧電素子を伸張させてラインインクジェットヘッドを一方向に移動させ、次のラインの印字においては、圧電素子への電圧印加を解除して、ラインインクジェットヘッドを元の位置に戻せばよい。したがって、圧電素子を印字2ライン毎に駆動するだけでよい。
この場合、前記ラインインクジェットヘッドによる印字位置を経由して、前記印字ライン方向に直交する方向に記録媒体を搬送する搬送機構を有しているときには、当該搬送機構は、前記記録媒体を一定速度で搬送すればよい。この代わりに、1印字ラインの印字が終了する毎に、前記配列ピッチの1/nずつ間欠送りしてもよい。また、間欠送りのピッチは前記配列ピッチの1/nに限定されるものではなく、任意に設定した搬送量(送りピッチ)で搬送することができる。
次に、本発明において、ラインインクジェットヘッドを廉価に構成するためには、当該ラインインクジェットヘッドを、ヘッド取付部材と、このヘッド取付部材に相互に位置決めされた状態で取り付けられている複数のインクジェットヘッドとを備えたヘッドユニットとすることが望ましい。また、この場合には、各インクジェットヘッドを、前記印字ライン方向に沿って千鳥状に配列した構成とすることが望ましい。
一方、本発明において、前記プリンタ本体フレームに搭載されているインクタンクを有している場合には、このインクタンクから前記ラインインクジェットヘッドにインクを供給するための弾性インク管を有し、前記弾性インク管を、前記インクノズルの配列方向に弾性変位可能なものとすればよい。ラインインクジェットヘッドは印字ライン方向に微小移動するだけなので、弾性インク管を用いて、ラインインクジェットヘッドにインクタンクあるいはインクカートリッジを搭載する構成に比べて廉価なインク供給機構を構築できる。
ここで、カラー印字を行う場合には、前記インクタンクとして、ブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの各インクタンクが備わっている。この場合には、前記弾性インク管として、ブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの各インクを供給するための4本の弾性インク管を配置すればよい。
また、この場合において、前記ラインインクジェットヘッドが、ヘッド取付部材と、このヘッド取付部材に相互に位置決めされた状態で取り付けられている複数のインクジェットヘッドとを備えたヘッドユニットであり、各インクジェットヘッドが、各インクを吐出する複数個のインクノズルを備えている場合には、前記ヘッド取付部材を、各弾性インク管から供給される各インクを各インクジェットヘッドにおける対応するインクノズルに供給するインク流路群を備えた構成のものとすればよい。
本発明のラインインクジェットプリンタでは、圧電素子によって印字ライン方向に微小移動するラインインクジェットヘッドを、弾性部材によってガタツキあるいは遊びの無い状態で、プリンタ本体フレームの側に取り付けてある。したがって、ラインインクジェットヘッドを印字ライン方向に精度良く微小移動させることができ、この結果、インクノズルの配列ピッチよりも細かな解像度の高精細印字を行うラインインクジェットプリンタを実現できる。
また、本発明では、ラインインクジェットヘッドを、印字1ライン当り、インクノズルの配列ピッチの1/n(n:正の整数)の微小移動量で、(n−1)回だけ一方向に移動させ、ラインインクジェットヘッドの各インクノズルからは、当該ラインインクジェットヘッドの微小移動開始前の時点と各微小移動後の時点において、1印字ライン当り合計n回インク液滴を吐出させるようにしている。このようにすれば、ラインインクジェットヘッドを移動させない場合に比べて、同一のラインインクジェットヘッドを用いて解像度をn倍に高めることができる。
この場合、1ラインの印字においては、例えば、圧電素子に電圧を印加して、当該圧電素子を伸張させてラインインクジェットヘッドを一方向に移動させ、次のラインの印字においては、圧電素子への電圧印加を解除して、ラインインクジェットヘッドを元の位置に戻せばよい。このようにすれば、圧電素子を印字2ライン毎に駆動するだけでよいので、その駆動周波数の増加を抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したラインインクジェットプリンタの実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態に係るラインインクジェットプリンタの主要部分を示す概略構成図であり、図2はその概略断面図である。本実施の形態のラインインクジェットプリンタ1のプリンタ本体フレームは、左右の垂直サイドフレーム2、3と、これらの間に架け渡した垂直リアフレーム4を備えている。垂直リアフレーム4の前側には、ラインインクジェットヘッドユニット5がプリンタ幅方向に向けて水平に配置されている。ラインインクジェットヘッドユニット5は、左右の弾性板6、7を介して、左右の垂直サイドフレーム2、3に取り付けられている。
弾性板6、7は、プリンタ前後方向に向けて垂直に配置されており、プリンタ幅方向に弾性変形可能である。弾性板6、7は、例えばステンレススチール板から形成されている。ラインインクジェットヘッドユニット5と、右側の垂直サイドフレーム3との間には、圧電アクチュエータ8が取り付けられている。圧電アクチュエータ8は例えば積層型圧電素子から構成されており、プリンタ幅方向に伸縮可能である。圧電アクチュエータ8を駆動すると(電圧を印加すると)、弾性板6、7によって支持されているラインインクジェットヘッドユニット5が、弾性板6、7の弾性力に逆らって、プリンタ幅方向(印字ライン方向)Xに微小移動あるいは微小振動する。
ラインインクジェットヘッドユニット5は下向きに配置されており、その下側には水平にプラテンガイド9が左右のサイドフレーム2、3の間に架け渡されている。不図示の搬送機構によって、プラテンガイド9に沿って記録紙10が搬送され、ラインインクジェットヘッドユニット5によって、搬送される記録紙10の表面に印字が行われる。
ラインインクジェットヘッドユニット5の上側には、左右の垂直サイドフレーム2、3の間に、インクカートリッジホルダ11が水平に取り付けられている。図1においてはインクカートリッジホルダ11を想像線で示してある。インクカートリッジホルダ11には、ブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの各インクが充填されている4個のインクカートリッジ12BK、12M、12Y、12Cが着脱可能な状態で装着されている(図2参照)。インクカートリッジホルダ11と、ラインインクジェットヘッドユニット5の間には、各インクを供給するための短い4本の弾性インク管13BK、13M、13Y、13Cが架け渡されている。弾性インク管13BK、13M、13Y、13Cはラインインクジェットヘッドユニット5のプリンタ幅方向への微小移動に追従できる弾性特性を備えている。
図3はラインインクジェットヘッドユニット5のノズル面を示す説明図である。図1〜図3を参照して説明すると、本例のラインインクジェットヘッドユニット5は、水平に配置されているヘッド取付板15と、このヘッド取付板15の下面に取り付けられている8個のインクジェットヘッド16(1)〜16(8)と、ヘッド取付板15の上面に取り付けられているインク集合流路部17とを備えている。8個のインクジェットヘッド16(1)〜16(8)によって1ライン分のラインインクジェットヘッドが構成されている。本例では、8個のインクジェットヘッド16(1)〜16(8)が千鳥状にプリンタ幅方向に配置されている。各インクジェットヘッド16(1)〜16(8)には、4本の弾性インク管13BK、13M、13Y、13Cを介して供給される各インクが、インク集合流路部17の内部に形成されている各インクの分岐流路(図示せず)を通って供給されるようになっている。なお、インクジェットヘッド16(1)〜16(8)は、例えば、静電駆動式のインクジェットヘッドである。
各インクジェットヘッド16(1)〜16(8)のノズル面16aには、各インクを吐出する4つのインクノズル列17BK、17M、17Y、17Cが配列されている。奇数番のインクジェットヘッド16(1)、16(3)、16(5)、16(7)の対応する各インクノズル列はプリンタ幅方向(印字ライン方向)Xに一列となっている。同様に、偶数番のインクジェットヘッド16(2)、16(4)、16(6)、16(8)の対応する各インクノズル列もプリンタ幅方向に一列となっている。各インクノズル列のインクノズルの配列ピッチは例えば180dpi(dot per inch)とされており、隣接するインクジェットヘッドにおける各インクノズル列の端に位置するインクノズルの間隔が180dpiとなるように、隣接するインクジェットヘッドのプリンタ幅方向の相対位置が規定されている。
ここで、図1〜図3を参照して、ラインインクジェットヘッドユニット5の支持機構を詳しく説明する。先に述べたように、ラインインクジェットヘッドユニット5は、そのプリンタ幅方向の両端部がステンレススチール板などからなる弾性板6、7を介して左右の垂直サイドフレーム2、3に取り付けられている。
左右の垂直サイドフレーム2、3には、弾性板6、7より広幅の矩形の開口部2a、3aが形成されている。弾性板6、7の上端部6a、7a(図においては上端部6aのみを示してある。)は、左右の垂直サイドフレーム2、3における各開口部2a、3aの上端縁部分の外側に、それぞれ、固定板21および複数本のビス22によって固定されている。各弾性板6、7の下端部6b、7bは、固定板23および複数本のビス24によって、L型断面の固定部材25の外側面に固定されている。固定部材25は、ラインインクジェットヘッドユニット5のヘッド取付板15の左右の端部15a、15bの下面部分に複数本のビス26によって固定されている。各弾性板6、7の下端部6b、7bは各開口部2a、3aの下縁部分よりも上方に位置している。したがって、各弾性板6、7は、各開口部2a、3aの内部を通ってプリンタ幅方向に弾性変形が可能となっている。
図4はラインインクジェットプリンタ1の制御系を示す概略ブロック図である。制御系は、マイクロコンピュータを中心に構成された駆動制御回路31を備え、ここには、上位機器30から印字指令および印字データが供給される。駆動制御回路31は、印字指令および印字データを受け取ると、モータドライバ32を介して搬送機構33の紙送りモータ34を駆動して記録紙10の搬送を開始する。記録紙10の搬送に同期させて、ヘッドドライバ35を介して、8個のインクジェットヘッド16(1)〜16(8)からなるラインインクジェットヘッドユニット5を駆動して、搬送される記録紙10の表面にインク液滴を吐出して印字を行う。
また、高精細印字モードにおいては、ラインインクジェットヘッドユニット5の駆動に同期させて、ドライバ36を介して圧電アクチュエータ8を駆動して、ラインインクジェットヘッドユニット5をプリンタ幅方向(印字ライン方向)Xに微小移動させる。ラインインクジェットヘッドユニット5はプリンタ幅方向に微小移動しながら、各インクノズルからインク液滴を記録紙10に向けて吐出して、当該記録紙10に印字を行う。
図5は高精細印字モードを示すタイミングチャートである。高精細印字モードでは、圧電アクチュエータ8によってラインインクジェットヘッドユニット5をプリンタ幅方向に、インクノズルの配列ピッチの1/2の距離だけ微小移動させながら印字を行うことにより、インクノズルの配列ピッチの1/2の解像度での印字を実現している。ラインインクジェットヘッドユニット5からのインク液滴の吐出は一定の周期で行われ、各時点T1、T3、T5・・・においてインク液滴が吐出する。
プリンタ幅方向である印字ライン方向Xに直交する搬送方向Yに1ライン分の紙送りを行った後の時点T1において、記録紙10上のラインL1にインク液滴が吐出され、インクドットD1が形成される。インク液滴吐出後の時点T2において圧電アクチュエータ8を駆動して、ラインインクジェットヘッドユニット5を印字ライン方向Xに、インクノズルの配列ピッチの1/2だけ微小移動させる(図5(d)の矢印x1)。配列ピッチが180dpiの場合には、約71μmだけ微小移動させる。ラインインクジェットヘッドユニット5が微小移動した後の時点T3においてインク液滴の吐出を再度行い、記録紙10の印字ラインL1上にインクドットD2を形成する。
この結果、1印字ラインにおいて、各インクノズルからそれぞれ2回ずつインク液滴が吐出され、形成されたインクドットD1、D2の間隔がインクノズルの配列ピッチの1/2である71μmとなる。したがって、180dpiのラインインクジェットヘッドユニット5を移動させずに各インクノズルから1回インク液滴を吐出して1印字ラインの印字を行う場合に比べて解像度が2倍、すなわち、360dpiの印字が行われる。
2回目のインク液滴の吐出後の時点T4において紙送りを行い、記録紙10を1印字ライン分だけ搬送方向Yに送り出す(図5(d)の矢印y1)。例えば、印字ライン方向Xの解像度に合わせ、搬送方向Yに記録紙10を搬送する。すなわち、71μmだけ送り出す。紙送り後の時点T5において新たな印字ラインL2に対してインク液滴を吐出して、インクドットD3を形成する。インク液滴吐出後の時点T6において静電アクチュエータ8への電圧印加を止める。この結果、静電アクチュエータ8を構成している積層型圧電素子が伸張状態から元の状態に復帰し、これにより、ラインインクジェットヘッドユニット5も印字ライン方向Xにおける元の位置に戻る(図5(d)の矢印x2)。ラインインクジェットヘッドユニット5が元の位置に戻った後の時点T7において2回目のインク液滴の吐出を行い、インクドットD4を形成する。この後は、記録紙10を1印字ライン分だけ搬送方向Yに送り出す(図5(d)の矢印y2)。以後、かかる動作を繰り返すことにより、インクノズルの配列ピッチの1/2の解像度で各印字ラインに印字が行われる。
ここで、インクノズルの配列ピッチの1/n(n=2、3、4、・・・)の解像度で印字を行うためには、ラインインクジェットヘッドユニット5を、印字1ライン当り、インクノズルの配列ピッチの1/nの微小移動量で、(n−1)回だけ一方向に移動させる。また、ラインインクジェットヘッドユニットの各インクノズルからは、当該ラインインクジェットヘッドユニットの微小移動開始前の時点と各微小移動後の時点において、1印字ライン当り、合計n回インク液滴を吐出すればよい。なお、記録紙10を一定速度で搬送しながら印字を行うようにしてもよい。また、印字ライン方向Xの解像度に合わせず、記録紙10の搬送量を任意に設定してもよい。印字モードにより、印字ライン方向Xの解像度と搬送方向Yの解像度をそれぞれ最適化することができる。
以上説明したように、本例のラインインクジェットプリンタ1では、圧電アクチュエータ8によって印字ライン方向に微小移動するラインインクジェットヘッドユニット5を、弾性板6、7によってガタツキあるいは遊びの無い状態で、左右の垂直サイドフレーム2、3に取り付けてある。したがって、ラインインクジェットヘッドユニット5を印字ライン方向に精度良く微小移動させることができる。よって、インクノズルの配列ピッチよりも細かな解像度の高精細印字を行うラインインクジェットプリンタを実現できる。
また、印字1ライン当り、ラインインクジェットヘッドを、インクノズルの配列ピッチの1/2の微小距離だけ一方向に移動させ、各インクノズルから、一定周期で2回インク液滴を吐出させるようにしている。この結果、ラインインクジェットヘッドユニット5を移動させない場合に比べて、同一のラインインクジェットヘッドユニット5を用いて解像度がインクノズルの配列ピッチの1/2の印字を行うことができる。
さらに、この場合において、1ラインの印字においては、圧電アクチュエータ8の圧電素子に電圧を印加して、当該圧電素子を伸張させてラインインクジェットヘッドユニット5を一方向に移動させ、次のラインの印字においては、圧電素子への電圧印加を解除して、ラインインクジェットヘッドユニット5を元の位置に戻している。したがって、圧電素子の駆動を印字2ライン毎に行えばよい。よって、1印字ライン毎に圧電素子を駆動する場合に比べて、その駆動周期を長くでき、充分な歪量を確保でき、また、発熱量も抑制できる。
なお、本例では、複数個のインクジェットヘッドを千鳥状に配置してラインインクジェットヘッドユニットを構成している。単一の長いラインインクジェットヘッドを用いることも可能である。
1 ラインインクジェットプリンタ、2,3 垂直サイドフレーム、2a,3a 開口部、4 垂直リアフレーム、5 ラインインクジェットヘッドユニット、6,7 弾性板、8 圧電アクチュエータ、9 プラテンガイド、10 記録紙、11 インクカートリッジホルダ、12BK,12C,12M,12Y インクカートリッジ、13BK,13C,13M,13Y 弾性インク管、15 ヘッド取付板、16(1)〜16(8) インクジェットヘッド、17 インク集合流路部、17BK,17C,17M,17Y インクノズル列、21,23 固定板、22,24,26 ビス、25 固定部材、31 駆動制御回路、32 モータドライバ、33 搬送機構、34 紙送りモータ、36 ドライバ、X 印字ライン方向(プリンタ幅方向)、Y 搬送方向、D1〜D4 インクドット
Claims (9)
- ラインインクジェットヘッドと、
このラインインクジェットヘッドにおけるインクノズルの配列方向である印字ライン方向に弾性変位可能な弾性部材と、
この弾性部材を介して前記ラインインクジェットヘッドが取り付けられているプリンタ本体フレームと、
前記弾性部材の弾性力に逆らって、前記インクノズルの配列ピッチ以下の微小移動量で、前記ラインインクジェットヘッドを前記印字ライン方向に移動させる圧電素子とを有していることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項1において、
前記弾性部材は、前記ラインインクジェットヘッドにおける前記印字ライン方向の両端部を支持している2枚の弾性板であることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項1または2において、
前記ラインインクジェットヘッドは、印字1ライン当り、前記インクノズルの配列ピッチの1/n(n=2,3,4・・・)の微小移動量で、(n−1)回一方向に移動し、
前記ラインインクジェットヘッドの各インクノズルからは、当該ラインインクジェットヘッドの微小移動開始前の時点と各微小移動後の時点において、1印字ライン当り合計n回のインク液滴の吐出が行われることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項3において、
前記ラインインクジェットヘッドによる印字位置を経由して、前記印字ライン方向に直交する方向に記録媒体を搬送する搬送機構を有し、
当該搬送機構は、前記記録媒体を一定速度で搬送する、又は、1印字ラインの印字が終了する毎に、前記配列ピッチの1/nずつ間欠送りする、若しくは任意に設定した搬送量で搬送することを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記ラインインクジェットヘッドは、ヘッド取付部材と、このヘッド取付部材に相互に位置決めされた状態で取り付けられている複数のインクジェットヘッドとを備えたラインインクジェットヘッドユニットであることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項5において、
各インクジェットヘッドは、前記印字ライン方向に沿って千鳥状に配列されていることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記プリンタ本体フレームに搭載されているインクタンクと、
このインクタンクから前記ラインインクジェットヘッドにインクを供給するための弾性インク管とを有しており、
前記弾性インク管は、前記インクノズルの配列方向に弾性変位可能であることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項7において、
前記インクタンクとして、ブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの各インクタンクを備えており、
前記弾性インク管として、ブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの各インクを供給するための4本の弾性インク管を備えていることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。 - 請求項8において、
前記ラインインクジェットヘッドは、ヘッド取付部材と、このヘッド取付部材に相互に位置決めされた状態で取り付けられている複数のインクジェットヘッドとを備えたヘッドユニットであり、
各インクジェットヘッドは、各インクを吐出する複数個のインクノズルを備えており、
前記ヘッド取付部材は、各弾性インク管から供給される各インクを各インクジェットヘッドにおける対応するインクノズルに供給するインク流路群を備えていることを特徴とするラインインクジェットプリンタ。
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Cited By (3)
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