JP2000317160A - ミシンの縫製部旋回装置 - Google Patents

ミシンの縫製部旋回装置

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JP2000317160A
JP2000317160A JP11126309A JP12630999A JP2000317160A JP 2000317160 A JP2000317160 A JP 2000317160A JP 11126309 A JP11126309 A JP 11126309A JP 12630999 A JP12630999 A JP 12630999A JP 2000317160 A JP2000317160 A JP 2000317160A
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sewing
sewing machine
needle bar
rotation
rotating
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JP11126309A
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Kenji Murai
健二 村井
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Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、作業スペースを広くとる
ことができると共に被縫製物を痛めることなく縫製を行
うことができるミシンの縫製部旋回装置を提供すること
である。 【解決手段】 針棒を回転させる針棒回転機構44
と、ミシンの縫製面の下側に設けられミシン針14との
協働で縫目を形成するルーパー機構8と、該ルーパー機
構8を針棒13とほぼ同軸中心で回転させる下部回転機
構45と、前記縫製面の下側からミシンの上アーム部5
2まで伸び、前記針棒回転機構44および下部回転機構
45の回転に伴って回転することで前記針棒回転機構4
4および下部回転機構45の回転をリンクさせる回転軸
9とを備えたミシンの縫製部旋回装置1である。そし
て、該ミシンの縫製部旋回装置1は、前記針棒13側か
らミシンアームの縦胴部54側を見て、前記回転軸9が
前記縦胴部54の中央から左右何れかにずれた位置に配
置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針棒回転機構及び
下部回転機構の回転をリンクさせるミシンの縫製部旋回
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンを用いた縫製を行う際に、ミシン
の縫製部を旋回させる必要がある場合としては、例えば
ミシンを用いて被縫製物に鳩目穴等の釦穴を設ける場合
に、該釦穴の端において釦穴の周囲に沿って縫製物を縫
製する場合がある。そこで、従来は、ミシンに設けられ
たミシンの縫製部旋回装置によってミシンの縫製部を旋
回させると共に、針棒上下駆動機構及び針振り機構によ
って、上記例のような縫製を行っていた。以下、従来の
ミシンの縫製部旋回装置の構成を示す。
【0003】図6に示すように、ミシンの縫製部旋回装
置41は、針棒回転機構42と、下部回転機構43と、
回転軸9とで概略構成される。針棒回転機構42は、中
空円筒状の針棒旋回プーリ12の中空部分に針棒13が
上下動自在に収納された構成であり、針棒旋回プーリ1
2と針棒13とが共に旋回するものである。そして、針
棒13の下部に取り付けられたミシン針14が針棒13
と共に旋回する。なお、図7に示すように針棒旋回装置
42はミシン70のアーム部71に回動自在に設けられ
る。
【0004】下部回転機構43は、モータ2の回転を、
モータ2に回動自在に取り付けられた旋回モータプーリ
3から、タイミングベルト4を介して、下部縫製手段旋
回プーリ7に伝える。そして、下部縫製手段旋回プーリ
7を回転させる。なお、下部回転機構43には、タイミ
ングベルト4のたわみを防止するためのテンションプー
リ6が回動自在かつタイミングベルト4に嵌合するよう
に備えられている。下部縫製手段としてのルーパー機構
8はミシンの縫製面の下側に設けられミシン針との協働
で縫目を形成するものであって、このルーパー機構8が
下部縫製手段旋回プーリ7に固定されている。従って、
ルーパー機構8が下部縫製手段旋回プーリ7と共に旋回
する。なお、図7に示すように、ルーパー機構8及び下
部回転機構43は縫製面72の下側に設けられ、特に下
部縫製装置8は針棒13とほぼ同軸中心で回転するよう
な位置に設けられる。
【0005】そして、回転軸9の一方に固定された回転
プーリ5がタイミングベルト4に嵌合することにより、
回転軸9はモータ2の回転即ち下部回転機構43の回転
に伴い回転する。さらに、回転軸9の回転即ち下部回転
機構43の回転は、回転軸9の他方に固定された回転プ
ーリ10から、タイミングベルト11を介して針棒旋回
プーリ12に伝えられ、針棒旋回プーリ12及び針棒1
3を旋回させる。従って、回転軸9が針棒回転機構42
及び下部回転機構43の回転に伴って回転するため、針
棒回転機構42及び下部回転機構43の回転をリンクさ
せる。なお、図7に示すように回転軸9は縫製面の下側
からミシンのカッター部73を貫いてアーム部71まで
伸びており、アーム部71に設けられた針棒回転機構及
び縫製面72の下側に設けられた下部回転機構43の回
転をリンクさせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成において、ミシン本体70の内部には、ミシンの構成
に必要な針棒上下駆動機構及び針振り機構を構成する部
材(図示せず)が密に入っているため、図7に示すよう
に回転軸9は本体70の外部に露出せざるを得なかっ
た。しかも針棒13側から縦胴部74側を見たとき、回
転軸9は縦胴部74の中心にあったため、回転軸9がア
ーム部71の懐即ちミシンの作業スペースの一部を占め
てしまっていた。従って、ミシンの作業スペースを広く
とりにくくなるため、被縫製物を縫い進めて縦胴部74
の方に送っていく際に、被縫製物が回転軸9に触れやす
くなってしまう。従って、回転軸9に付いた潤滑油等の
油で被縫製物が汚れてしまうことがあるという課題を発
生させた。さらに、回転軸9は、針棒13側から縦胴部
74側を見て針棒13のほぼ真後ろにある場合が一般的
であったため、この場合においては、上記課題の他、被
縫製物を縫い進めて被縫製物を回転軸9の奥即ち回転軸
9と縦胴部74との間に送ることが困難になるため、更
に作業スペースが狭くなってしまうという課題も発生さ
せていた。
【0007】この発明の目的は、上記実状に鑑みてなさ
れたもので、作業スペースを広くとることができると共
に被縫製物を痛めることなく縫製を行うことができるミ
シンの縫製部旋回装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に示す手段の説明中、
括弧書きにより実施の形態に対応する構成を1例として
例示する。実施の形態と同一の単語を使用している場合
には、符号のみ示す。上記課題を解決するため、請求項
1記載の発明は、針棒(13)を回転させる針棒回転機
構(44)と、ミシンの縫製面の下側に設けられミシン
針(14)との協働で縫目を形成する下部縫製手段(ル
ーパー機構8)と、該下部縫製手段を針棒とほぼ同軸中
心で回転させる下部回転機構(45)と、前記縫製面の
下側からミシンのアーム部(上アーム部52)まで伸
び、前記針棒回転機構および下部回転機構の回転に伴っ
て回転することで前記針棒回転機構および下部回転機構
の回転をリンクさせる回転軸(9)とを備えたミシンの
縫製部旋回装置(1)において、前記回転軸(9)は前
記針棒(13)と重ならない位置までずれて配置されて
いることを特徴とする。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、前記針
棒側からミシンアームの縦胴部側を見て、前記回転軸は
前記針棒と重ならない位置までずれて配置されているた
め、被縫製物を縫い進めて前記縦胴部の方向にいくら送
っても被縫製物が回転軸にぶつかることはない。従っ
て、前記縦胴部と前記回転軸との間に被縫製物を配した
状態での縫製が可能となると共に、作業スペースを広く
とることができる。
【0010】ここで、前記針棒側からミシンアームの縦
胴部側を見たときの、前記回転軸の位置としては、針棒
中心から40mm以上オフセットされた位置が好まし
く、更に好ましくは50mm以上、更に好ましくは60
mm以上オフセットされているとよい。その他、20m
mや10mm程度ずれていてもある程度の効果は得られ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ミシンの縫製部旋回装置であって、前記針棒(13)側
からミシンアームの縦胴部(54)側を見て、前記回転
軸(9)が前記縦胴部(54)の中央から左右何れかに
ずれた位置に配置されていることを特徴とする。この請
求項2記載の発明によれば、前記針棒側からミシンアー
ムの縦胴部側を見て、前記回転軸が前記縦胴部の中央か
ら左右何れかにずれた位置即ち作業スペースからはずれ
た位置に配置されているため、ミシンの作業スペースを
より広くとることができる。従って、被縫製物を縫い進
めて縦胴部の方に送っていく際に、被縫製物が前記回転
軸に触れ、回転軸に付いた潤滑油等の油で被縫製物が汚
れてしまうことを回避できる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載のミシンの縫製部旋回装置であって、前記回転軸
(9)が、ミシンアームの縦胴部(64)内に設けられ
ていることを特徴とする。この請求項3記載の発明によ
れば、前記回転軸が、ミシンアームの縦胴部内に設けら
れているため、縫製作業中における前記回転軸からの影
響を完全に回避することができる。即ち、作業スペース
が広くとりにくいこと及び被縫製物が回転軸に触れてし
まうことを完全に回避することができる。従って、より
効果的に請求項1又は請求項2に記載の発明の効果が得
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に示す実施の形態中、従来の
技術において示した従来のミシンの縫製部旋回装置と同
様の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略
する。 〈第1の実施の形態例〉以下、この発明に係る第1の実
施の形態例について、図1〜図3の図面を参照しながら
説明する。図1は本実施の形態例に用いられるミシンの
縫製部旋回装置1を適用したミシン50の一部破断部分
を含む側面図であり、図2はミシン50を正面から見た
ときの一部破断部分を含む側面図であり、図3は、ミシ
ンの縫製部旋回装置1の構成を示した図である。
【0014】まず、本実施の形態例に用いられるミシン
の全体構成を説明する。図1に示すようにミシン50は
略短形の箱状をなすベッド部51と、該ベッド部51の
奥行き方向から上部前方に伸びるミシンアームとから構
成される。ミシンアームは、ベッド部51から上方に伸
びる縦胴部54と、該縦胴部54の上方から前方に向か
って伸びる上アーム部52とから構成される。該ミシン
50はミシンテーブル53に載置されている。上アーム
部52の前方頭部には、下端部にミシン針14を備えた
針棒13が上下動及び回動可能かつ左右に針振り運動可
能に設けられ、ベッド部51には、針棒13の直下に位
置するルーパー機構8が設けられ、ルーパー機構8はベ
ッド部51の上端面55に設けられた図示しない穴を通
じて、その一部がベッド部51外部に露出している。そ
して、針棒13とルーパー機構8とが協働して被縫製物
に縫い目を形成する。なお、針棒13及びルーパー8の
運動は、本発明の実施の形態例に係る針棒旋回装置1及
びミシン50の内部に設けられた図示しない針棒上下駆
動機構及び針振り機構を構成する部材によってなされ
る。
【0015】次に、図1〜図3を用いて縫製部旋回装置
1の構成について説明する。まず、下部回転機構45に
ついて説明する。モータ2は、モータ軸18を上に向け
た状態でモータブラケット19を介してベッド部51内
部に設置される。ここで、モータブラケット19に設け
られたモータブラケット19とベッド部51とを締結す
るネジ用の貫通穴19a,19a,19aは長穴になっ
ており、モータブラケット19及びモータ2をベッド部
51内部に取り付けた状態でモータブラケット19及び
モータ2の位置を調整できるようになっている。従っ
て、タイミングベルト4が撓んでも、モータ2の位置即
ち旋回モータプーリ3の位置を調節することにより、タ
イミングベルト4を張らせることができる。なお、この
ような構成にするほか、テンションプーリ6を設けた構
成にしてもよい。
【0016】モータ軸18には旋回モータプーリ3が軸
穴3aを通して固定され、旋回モータプーリ3はモータ
軸18と共に回転する。なお、モータ2の回転位置等
は、モータブラケット19にセンサブラケット16を介
して接合された旋回センサ17及び旋回モータプーリ3
に設けられた旋回センサスリット20によって検知され
る。下部縫製手段旋回プーリ7は、ベッド部51内部に
回動自在に設けられた下部縫製手段旋回プーリ回転軸3
1に軸穴7aを通して固定されている。そして、下部縫
製手段旋回プーリ7と下部縫製手段旋回プーリ回転軸3
1の少なくとも一方にルーパー機構8がルーパー台8a
によって固定されている(図1,図2参照)。従って、
ルーパー機構8は下部縫製手段旋回プーリ7と共に回転
する。そして、タイミングベルト4が、旋回モータプー
リ3及び下部縫製手段旋回プーリ7に嵌合し、旋回モー
タプーリ3の回転を下部縫製手段旋回プーリ7に伝え
る。
【0017】次に、針棒回転機構44について説明す
る。針棒旋回プーリ12は、上アーム部52の頭部下面
に回動自在に設けられ、その軸穴12aに針棒13が上
下動自在に収納されている。そして、針棒13と針棒旋
回プーリ12は共に回転することができる。
【0018】回転軸9は、ベッド部51内部から、ベッ
ド部51の上端面55に設けられた図示しない貫通孔を
通じて外部に露出して、上アーム部52まで伸びてお
り、かつ回動自在となっている。回転軸9の一方におい
て、回転プーリ5が、ベアリング21a及び平座金22
aを配した状態で、軸穴を通して回転軸9に固定されて
いる。そして、回転軸9の他方においても同様に、回転
プーリ10がベアリング21b及び平座金22bを配し
た状態で固定されている。そして、回転プーリ5はベッ
ド部51内部に、回転プーリ10は上アーム部52の下
面付近にそれぞれ配置される。また、回転軸9の中間に
は、カラー23が設けられている。そして、回転プーリ
5がタイミングベルト4に嵌合すると共に、タイミング
ベルト11により回転プーリ10の回転を針棒旋回プー
リ12に伝えることにより、モータ2の駆動を針棒旋回
プーリ12に伝えることができる。従って、回転軸9
は、針棒回転機構44及び下部回転機構45の回転をリ
ンクさせる。
【0019】一方、上アーム部52には、テンションプ
ーリブラケット30が設けられ、このテンションプーリ
ブラケット30には、タイミングベルト11に嵌合して
タイミングベルト11のたわみを防ぐテンションプーリ
24が回動自在に設けられている。テンションプーリ2
4は、その上面及び下面にて、ベアリング(25a、2
5b)、平座金(26a、26b)及び固定リング27
(片面のみ)が配され、テンションプーリ軸28及びナ
ット29によりテンションプーリブラケット30に回動
自在に固定されている。なお、このテンションプーリ2
4は、タイミングベルト11が撓むことがなければなく
ともよい。
【0020】そして、図2に示すように、回転軸9は、
針棒13から縦胴部54を見て、回転軸9が針棒13と
重ならず、かつ縦胴部54の中央から横にずれたところ
に配置されるように、ミシンアーム50に設けられてい
る。ここで、針棒13から縦胴部54を見た方向とは、
上アーム部52が、縦胴部54に向かう方向のことであ
り、例えば、被縫製物に設けられた釦穴を縫製するため
に被縫製物を後述する送り台の上に載置した際に、該釦
穴が向いている方向である。これは、また、ミシン50
に設けられた、被縫製物に釦穴を設けるためのカッター
部(図7参照、図1、図2には示していない。)の刃部
分が向いている方向でもある。
【0021】次に、針棒旋回装置1を備えたミシン50
の使用方法の一例として、被縫製物に設けた釦穴周辺の
縫製について述べる。まず、ベッド部51の上面55
に、図示しない送り台を配設する。この送り台には、被
縫製物を縫製作業に応じて移動させる図示しない送り装
置が設けられている。この送り台の移動パターンは、被
縫製物に形成された釦穴の形状に沿うように設定され
る。次に、この送り台の上に被縫製物を載置し、ミシン
50を駆動させる。被縫製物はミシン針14の直下の必
要位置に移動され、針棒13とルーパー機構8との協働
により釦穴の切り込み縁部に順次縫製を行っていく。そ
して、縫製の進行に従って被縫製物は縦胴部54に向か
って進んでいくことになるが、回転軸9は上記のような
位置に設置されているため、被縫製物が回転軸9にぶつ
かることはなく、従って作業スペースを広くとることが
できる他、被縫製物を回転軸9と縦胴部54との間に送
ることもできる。
【0022】以上のように、この実施の形態の縫製部旋
回装置1によれば、回転軸9が、針棒13から縦胴部5
4を見て、縦胴部54の中央から横にずれたところに配
置されるため、作業スペースを広くとることができる。
従って、被縫製物を縫い進めて縦胴部54の方に送って
いく際に、被縫製物が回転軸9に触れ、回転軸9に付い
た潤滑油等の油で被縫製物が汚れてしまうことを回避で
きる。さらに、針棒13から縦胴部54を見て、回転軸
9が針棒13と重なっていないため、被縫製物を縫い進
めて縦胴部54に送っていく際に、被縫製物を縦胴部5
4の方向にいくら送っても被縫製物が回転軸にぶつかる
ことはない。従って、被縫製物を回転軸9と縦胴部54
との間に送ることもできる他、作業スペースをより広く
とることができる。
【0023】なお、以上の実施の形態例においては、プ
ーリ又はプーリの上下に平座金やベアリングを配したよ
うな回転部材を用いる構成としたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の回転部材を用いてもよい。
なお、ベッド部51内における下部回転機構45を構成
する部材の配置及び設置方法や、針棒回転機構44の上
アーム部52における配置については上記機能を満たす
範囲でならば任意である。また、回転軸9のずらす方向
及びずらす幅についても任意である。また、各構成部材
の大きさ等も任意であり、その他、具体的な細部構造等
についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0024】〈第2の実施の形態例〉以下に、本発明に
係る第2の実施の形態例を図3,図4及び図5に基づい
て説明する。図4は本発明を適用したミシンのミシン6
0の一部破断部分を含む側面図であり、図5は本発明を
適用したミシンのミシン60を正面から見たときの一部
破断部分を含む側面図である。この第2の実施の形態例
では、回転軸9の配置場所が異なるのみで、その他は第
1の実施の形態例と同様である。よって、同様の構成要
素には同一の符号を付してその説明を省略する。図4に
示すように、回転軸9が、ミシン60の縦胴部64内に
設けられていると共に、図5に示すように、針棒13側
から縦胴部64を見て、針棒13と重ならず、しかも縦
胴部64の中央から横にずれた位置に配置されている。
そして、縦胴部64には、タイミングプーリ11が貫通
する図示しない貫通孔が設けられており、タイミングベ
ルト11はその貫通孔を通って、回転プーリ10と針棒
旋回プーリ12及びテンションプーリ24とをつないで
いる。
【0025】この第2の実施の形態例によれば、回転軸
9が、ミシン60の縦胴部64内に設けられているた
め、縫製作業中における回転軸9からの影響を完全に回
避することができる。即ち、作業スペースが広くとりに
くいこと及び被縫製物が回転軸9に触れてしまうことを
完全に回避することができる。従って、被縫製物を縫い
進めて縦胴部64の方に送っていく際に、被縫製物が回
転軸9に触れ、回転軸9に付いた潤滑油等の油で被縫製
物が汚れてしまうことを完全に回避できる。
【0026】なお、以上の実施の形態例においては、針
棒13側から縦胴部64を見て、針棒13と重ならず、
しかも縦胴部64の中央から横にずれた位置に配置され
ているとしたが、これは、ミシン60内部に設置される
図示しない布切り機構や針棒上下駆動機構及び針振り機
構の邪魔にならないようにするためである。従って、本
発明はこれに限定されるものではなく、縫製部旋回機構
1の機能を達成できれば、回転軸9はミシン60内部の
任意の部分に設けてよい。また、回転軸9のみを縦胴部
64内に設ける構造としたが、ミシン60外部に露出し
ている他の縫製部旋回装置1を構成する部材(例えばテ
ンションプーリ24やタイミングベルト11)をミシン
60内部に設けた場合も同様の作用、効果が得られる。
なお、各構成部材の大きさ等も任意であり、その他、具
体的な細部構造等についても適宜に変更可能であること
は勿論である。
【0027】
【発明の効果】この請求項1記載の発明によれば、従来
の縫製部旋回機構の効果が得られる他、前記針棒側から
ミシンアームの縦胴部側を見て、前記回転軸は前記針棒
と重ならない位置までずれて配置されているため、被縫
製物を縫い進めて前記縦胴部の方向にいくら送っても被
縫製物が回転軸にぶつかることはない。従って、前記縦
胴部と前記回転軸との間に被縫製物を配した状態での縫
製が可能となると共に、作業スペースを広くとることが
できる。
【0028】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1に記載の発明により得られる効果に加え、前記針棒側
からミシンアームの縦胴部側を見て、前記回転軸が前記
縦胴部の中央から左右何れかにずれた位置即ち作業スペ
ースからはずれた位置に配置されているため、ミシンの
作業スペースをより広くとることができる。従って、被
縫製物を縫い進めて縦胴部の方に送っていく際に、被縫
製物が前記回転軸に触れ、前記回転軸に付いた潤滑油等
の油で被縫製物が汚れてしまうことを回避できる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、前記回転軸
が、ミシンアームの縦胴部内に設けられているため、縫
製作業中における前記回転軸からの影響を完全に回避す
ることができる。即ち、作業スペースが広くとりにくい
こと及び被縫製物が回転軸に触れてしまうことを完全に
回避することができる。従って、より効果的に請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例に用いられるミシンの縫製
部旋回装置を適用したミシンの一部破断部分を含む側面
図である。
【図2】同、ミシンの縫製部旋回装置を適用したミシン
を正面から見たときの一部破断部分を含む側面図であ
る。
【図3】同、ミシンの縫製部旋回装置の構成を示した図
である。
【図4】第2の実施の形態例に用いられるミシンの縫製
部旋回装置を適用したミシンの一部破断部分を含む側面
図である。
【図5】同、ミシンを正面から見たときの一部破断部分
を含む側面図である。
【図6】従来の縫製部旋回装置の構成を示した図であ
る。
【図7】従来の縫製部旋回装置を適用したミシンの構成
を示した図である。
【符号の説明】
1 縫製部旋回装置 2 モータ 3 旋回モータプーリ 4 タイミングベルト 5 回転プーリ 7 下部縫製手段旋回プーリ 8 ルーパー機構 9 回転軸 10 回転プーリ 11 タイミングベルト 12 針棒旋回プーリ 13 針棒 14 ミシン針 24 テンションプーリ 31 下部縫製手段旋回プーリ回転軸 44 針棒回転機構 45 下部回転機構 50 ミシン 51 ベッド部 52 上アーム部 54 縦胴部 60 ミシン 61 ベッド部 62 上アーム部 64 縦胴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針棒を回転させる針棒回転機構と、 ミシンの縫製面の下側に設けられミシン針との協働で縫
    目を形成する下部縫製手段と、 該下部縫製手段を針棒とほぼ同軸中心で回転させる下部
    回転機構と、 前記縫製面の下側からミシンのアーム部まで伸び、前記
    針棒回転機構および下部回転機構の回転に伴って回転す
    ることで前記針棒回転機構および下部回転機構の回転を
    リンクさせる回転軸とを備えたミシンの縫製部旋回装置
    において、 前記針棒側からミシンアームの縦胴部側を見て、前記回
    転軸は前記針棒と重ならない位置までずれて配置されて
    いることを特徴とするミシンの縫製部旋回装置。
  2. 【請求項2】 前記針棒側からミシンアームの縦胴部側
    を見て、前記回転軸が前記縦胴部の中央から左右何れか
    にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項
    1記載のミシンの縫製部旋回装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸が、ミシンアームの縦胴部内
    に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のミシンの縫製部旋回装置。
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