JP2000312560A - オリーブオイル油脂をベースにしたアイスクリーム組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コレステロール及びトリグリセリドの発生を
少なくするために主成分としてオリーブオイルを用いた
アイスクリーム組成物。 【解決手段】 無脂肪粉末ミルク１２．５５重量％と、
乳酸タンパク質１．２５重量％と、蔗糖１０重量％と、
グルコース６重量％と、オリーブオイル７重量％と、マ
ルトデキストリン２重量％と、オリゴフルクトース５重
量％と、水５５．６５重量％とを含有するオリーブオイ
ル油脂をベースにしたアイスクリーム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はオリーブオイル油脂をベ
ースにしたアイスクリーム組成物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在まで公知のアイスクリームの組成物
は基本的な成分として、例えばココナッツオイルを使用
している。この種のオイルは健康問題を形成するコレス
テロール及びトリグリセリドの量の増大を促進させる飽
和油脂である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は不飽和
油脂を含有するオリーブオイルを混入させ、飽和油脂の
使用から生じるコレステロール及びトリグリセリドの増
量により発生する健康問題を防止するオリーブオイル油
脂をベースにしたアイスクリーム組成物を提供すること
にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明によるオリーブオ
イル油脂をベースにしたアイスクリーム組成物は無脂肪
粉末ミルク１２．５５重量％と、乳酸タンパク質１．２
５重量％と、蔗糖１０重量％と、グルコース６重量％
と、オリーブオイル７重量％と、マルトデキストリン２
重量％と、オリゴフルクトース５重量％と、水５５．６
５重量％とを含有するものである。

【０００５】

【実施例】本発明を実施するための工程を以下に説明す
る。

【０００６】本発明のアイスクリームを形成する成分を
軸が１分間につき５００回転で回転するブレードを備え
た撹拌器を有する混合器に配置させる。これらの成分
を、均質混合物が得られるまで、２０分間混合させる。

【０００７】その混合物を６０℃の温度に到達するまで
混合器に形成した同じ容器で３０秒間加熱させる。

【０００８】その後、混合物を８０℃の温度及び１８０
バーの圧力で２０秒間均質にさせる。

【０００９】これに続き、混合物には８０℃の温度のま
まで１分間パスツリゼーションを受けさせる。

【００１０】パスツリゼーション後に、混合物を５℃の
温度に３０秒間冷却させ、そしてその後混合物を２℃の
温度に再び冷却させることにより８時間熟成させる。

【００１１】その加工混合物を容器に詰め込んで−５℃
の温度に冷凍させ、そして−２５℃の温度で３０分間フ
リーザートンネルに配置させ、その後容器を販売のため
に厚紙箱に配置し、そして内部温度を−２５℃にした保
持室に保管する。

【００１２】

【発明の効果】本発明はアイスクリームの主成分として
不飽和油脂のオリーブオイルを使用するために、コレス
テロール及びトリグリセリドの増量を阻止し、健康に良
好なアイスクリームを提供することができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無脂肪粉末ミルク１２．５５重量％と、
   乳酸タンパク質１．２５重量％と、蔗糖１０重量％と、
   グルコース６重量％と、オリーブオイル７重量％と、マ
   ルトデキストリン２重量％と、オリゴフルクトース５重
   量％と、水５５．６５重量％とを含有するオリーブオイ
   ル油脂をベースにしたアイスクリーム組成物。