JP2000311404A - テープローディング方法および磁気記録再生装置 - Google Patents

テープローディング方法および磁気記録再生装置

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JP2000311404A
JP2000311404A JP11122941A JP12294199A JP2000311404A JP 2000311404 A JP2000311404 A JP 2000311404A JP 11122941 A JP11122941 A JP 11122941A JP 12294199 A JP12294199 A JP 12294199A JP 2000311404 A JP2000311404 A JP 2000311404A
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Shinji Kaneko
真二 金子
Atsushi Sawai
淳 沢井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ローディングによるストレスのない領域でスチ
ル再生を実行できるようにする。 【解決手段】カセット内の磁気テープを回転ドラムに巻
き付けるテープローディング方法において、スチル再生
を行うときには磁気テープをWa以上予め動かしてから
テープローディングを行う。ローディングされるテープ
領域はWbとなる。ローディングが完了した時点で磁気
テープを元の位置まで戻す。これによってローディング
によってストレスが発生してテープエッジ面が変形する
領域はWbであり、スチル再生を行う領域Waは全くス
トレスを受けない領域である。したがってストレスのな
い領域でスチル再生を実行できるから、長時間スチル再
生を行っても良好な再生を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテープローディン
グ方法およびこのテープローディング方法を用いた磁気
記録再生装置に関する。詳しくは、スチル再生を行うテ
ープ領域を外して回転ドラムへのローディングを行うこ
とによって、回転ドラムへのテープ巻き付けによって生
じたテープへのストレスによるテープエッジ面の変形に
基づく再生不良を改善できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】カセットに収納された磁気テープを引き
出してこれを回転ドラム(シリンダ)に巻き付けて情報
を記録再生するようにした磁気記録再生装置では、回転
ドラムに磁気テープを斜めに巻き付ける関係で、カセッ
トから引き出された磁気テープの角度を変えて回転ドラ
ムに巻き付ける必要がある。そして、回転ドラムに巻き
付けた磁気テープを元の高さに戻してから磁気テープを
カセットに収納するようにしている。
【0003】図5はテープローディング機構10の一例
を示すもので、図の例はいわゆるUローディング方式を
示す。このテープローディング機構10にあっては回転
ドラム12に近接してカセット14が位置する。カセッ
ト14は別のアップダウン機構(図示はしない)によっ
て回転ドラム12側まで誘導される。
【0004】回転ドラム12に近接して、テープ進入側
と退出側を決める一対の傾斜ガイド18,20が設けら
れる。この他にキャプスタン22を始めとして固定ガイ
ド24、26などが設けられる。そして回転ドラム12
の外周にはローディングリング30が配される。ローデ
ィングリング30にはピンチローラ32を始めとして複
数のテープガイド34〜38が設けられている。
【0005】これらピンチローラ32や複数のテープガ
イド34〜38は図5のようにカセット14の切り欠き
15と磁気テープ16との空間内に収まるようにローデ
ィングリング30上に配置される。さらにこの切り欠き
15内には回転アーム(図示はしない)に取り付けられ
たテンションレギュレータ用ガイド40や、同じく回転
アームに取り付けられた複数のガイド42〜48が収め
られている。
【0006】このように構成されたローディング機構に
あって、ローディングが開始されると、回転アームが回
動すると共にローディングリング30が回転して、最終
的には図6に示すようなテープパスとなるように磁気テ
ープ16のローディングが行われる。回転ドラム12に
近接配置された一対の傾斜ガイド18,20によって回
転ドラム12へのテープ巻き付け範囲および磁気テープ
16の進入角度が決まる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに回転ドラム12に磁気テープ16を斜めに巻き付け
る関係で、カセット14から引き出された磁気テープ1
6の角度を変えて回転ドラム12に巻き付ける必要があ
る。そして、回転ドラム12に巻き付けた磁気テープ1
6を元の高さに戻してからこの磁気テープ16をカセッ
ト12に収納する必要がある。そのため、一対の傾斜ガ
イド18,20が必要となる。
【0008】このように磁気テープ16の高さと角度を
変えながら磁気テープ16を回転ドラム12に巻き付け
る必要があるため、磁気テープ16の特にテープエッジ
面に過度のストレスがかかる。このストレスは磁気テー
プ16の厚みの薄いもの程その影響が大きい。記録時間
の関係から、最近のテープ厚は7〜8μmのように非常
に薄い磁気テープも出現している。
【0009】このような薄い磁気テープ16を使用する
とストレスが大きく、影響の度合いも大きくなり、その
エッジ面が波打ったような変形を受ける。この変形状態
は時間が経過すれば元に戻るが、波打った状態が戻らな
いうちに記録再生を行うと、回転ドラム12側に設けら
れた回転ヘッド(図示はしない)のテープ対接状態が悪
化し、記録再生不良を惹起する場合がある。
【0010】したがって、編集素材のテープやコマーシ
ャル放送用のテープなどでは、同一のテープアドレス
(同一トラック)を何度も使用することがあるので、ス
トレスの加わったテープ領域のトラックを繰り返し走査
するような上述のスチル再生のときは再生不良が特に顕
著である。
【0011】これはローディング完了状態のテープ巻き
付け位置がそのまま再生のスタート位置となるからであ
る。そのため、テープローディング中は供給リール17
Sのみにブレーキがかけられており、巻き取りリール1
7T側はバックテンションがかけられ、磁気テープ16
は巻き取りリール17T側が引き出されるように制御さ
れている。
【0012】磁気テープ16へのストレスはテープ進入
側にあっては傾斜ガイド18当たりからであり、テープ
退出側では傾斜ガイド20当たりまでであるが、完全に
その影響がなくなるテープパスとしてはテープ進入側に
あっては、テンションレギュレータ用ガイド40よりカ
セット14側であり、テープ退出側にあってはピンチロ
ーラ32の近傍に設けられたテープガイド34以降であ
る。
【0013】このような問題はテープローディング方式
がいわゆるMローディング方式やその他のローディング
方式でも発生することは容易に理解できる。そこで、こ
の発明はこのような従来の課題を解決したものであっ
て、特にスチル再生を行うテープ領域を避けてテープロ
ーディングするようにして、実際にスチル再生するとこ
ろではストレスが発生しないようにしたテープローディ
ング方法およびこのようなテープローディングを採用し
た磁気記録再生装置を提案するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るテープローディ
ング方法では、カセット内の磁気テープを回転ドラムに
巻き付けるテープローディング方法において、スチル再
生を行うときには上記磁気テープを予め動かしてからテ
ープローディングを行い、ローディングが完了した時点
で上記磁気テープを元の位置まで戻すようにしたことを
特徴とする。
【0015】また請求項4に記載したこの発明に係る磁
気記録再生装置では、回転ドラムに対して磁気テープを
斜めに巻き付けた状態で情報を記録再生するようにした
磁気記録再生装置において、テープローディング手段
と、供給リールおよび巻き取りリール制御手段と、スチ
ル再生用テープ制御を実行するための制御プログラムが
格納されたメモリ手段とを有し、スチル再生を行うテー
プ領域が上記回転ドラムにかからないように、上記磁気
テープを動かした状態でローディング処理を行うように
し、ローディング完了後に上記スチル再生用のテープ領
域まで上記磁気テープを戻すようにしたことを特徴とす
る。
【0016】この発明では、実際にスチル再生するテー
プ領域を避けてテープローディングを行う。このテープ
領域を比較的広めに採った場合はテンションレギュレー
タ用ガイドからピンチローラに近接したテープガイドま
でのテープ長までをスチル再生に影響を及ぼしかねない
テープ領域とする。ローディングを行う前に磁気テープ
をこのテープ長がローディングに必要なテープ長から外
れるように巻き戻す。その状態でテープローディングを
行う。ローディングが完了した段階で今度は同じテープ
長だけ磁気テープを巻き取る。そうすると、ストレスが
全くないテープ領域が再生(スチル再生)領域となるか
ら再生不良は発生しない。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るテープロ
ーディング方法および磁気記録再生装置の一実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明に係る
磁気記録再生装置50のテープ制御系を示す系統図であ
る。このテープ制御系にはシステム全体の制御を司るシ
ステムコントロール用のCPU(シスコン制御部)52
と、サーボ系の制御を司るサーボCPU(サーボ制御
部)54とを有する。システムコントロール用CPU5
2には各種の制御を行うための制御プログラムが格納さ
れたメモリ手段(ROM)56を有し、CPU52と5
4とは通信線(バス)58によって結ばれている。
【0018】サーボCPU54には磁気テープ16のロ
ーディングや走行を制御するため以下のような制御系が
構築される。これらは何れも周知の事項である。供給リ
ール17Sに関連して設けられた供給モータ60Sには
サーボCPU54で生成された制御信号がドライバ62
を介して供給されて供給モータ60Sの駆動状態が制御
される。供給モータ60Sには周波数発電機(FG:図
示はしない)が設けられ、そのFG信号の入力によって
回転数が監視される。
【0019】同様に、巻き取りリール17Tに関連して
設けられた巻き取りモータ60Tにも駆動用のドライバ
64が設けられ、サーボCPU54からの信号でその駆
動状態が制御される。また巻き取りモータ60Tに取り
付けられた周波数発電機63から得られるFG信号でそ
の回転数が監視される。
【0020】このFG信号(パルス)FGtは成形され
てカウンタ65に供給される構成となっている。必要な
ときカウンタ65にはFGパルスFGtが供給され、テ
ープ走行によってカウント値がカウントアップされる。
これによって、このカウント値から磁気テープ16の走
行停止位置などを知ることができる。換言すれば、この
カウント値がゼロになるまで磁気テープ16を走行させ
ると、磁気テープ16を元の位置に停止させることがで
きる。
【0021】キャプスタン22に対する駆動モータ(キ
ャプスタンモータ)60Cには、ドライバ66を介して
キャプスタン駆動信号が供給され、磁気テープ16の走
行状態が制御される。キャプスタンモータ60Cにも周
波数発電機(図示はしない)が取り付けられ、ここから
得られるFG信号によってその回転数などが制御され
る。
【0022】この他に、図示はしないが、カセット14
をアップダウンさせるためのモータを駆動するためのド
ライバを始めとして、供給リール17Sや巻き取りリー
ル17Tのリールブレーキを駆動するドライバ、ローデ
ィングリング30を駆動するモータに対するドライバ、
ピンチローラ32を圧着、離間させるためのモータドラ
イバなどが設けられており、これらを総称してその他の
ドライバ68として示す。
【0023】また、カセット14のアップダウンに伴う
位置検出するためのセンサ、テープテンションを検出す
るテンションセンサ、ローディングリング30の回転位
置を検出するセンサなどが設けられ、それらを総称して
各種センサ70として示す。この各種センサ70からの
出力信号がサーボCPU54に取り込まれて、対応する
制御が実行されることになる。
【0024】さらに回転ドラム12にはドラムモータ7
2が設けられ、サーボCPU54からの駆動信号がドラ
イバ74を介して供給される。ドラムモータ72には周
波数発電機の他に、パルス発生器(PG)(何れも図示
はしない)が設けられ、このFG信号とPG信号とがそ
れぞれサーボCPU54に供給されるように構成されて
いる。
【0025】回転ドラム12に磁気テープ16が巻き付
いた状態で回転ドラム12を回転させるとその回転ヘッ
ドより磁気テープ16からの信号が再生される。その内
のタイムコード信号TCがアンプ76を介してタイムコ
ードリーダ78に供給され、その値はメモリ(RAMな
ど)80にメモリされる。このタイムコードデータはロ
ーディング完了時の磁気テープ16の位置をメモりする
ときなどのときに使用される。このメモリ80のタイム
コードデータはローディングしたときのテープ位置を示
すものであるから、ストレスが発生しているテープ位置
を示すデータと言える。
【0026】さて、この発明ではスチル再生を行うよう
なときには次のようなローディング処理およびテープ走
行処理が行われる。図2および図3をそれぞれ参照して
テープローディング方法を説明する。
【0027】第1ステップS1:カセット14を装置内
に引き込む(カセットイン動作)。 第2ステップS2:引き込んだカセット14を回転ドラ
ム12が設けられた記録再生位置まで搬送(ダウン)さ
せる。このカセットダウンによって、供給リール17S
には供給モータ60Sが係合し、巻き取りリール17T
には巻き取りモータ60Tが係合する。 第3ステップS3:この状態で磁気テープ16を動か
す。この実施形態ではテープ巻き戻し方向にテープを動
かすようにした場合である。すなわちショートリワイン
ドモードに遷移させ、磁気テープ16を供給リール17
S側に所定長だけ巻き戻す。
【0028】上述したように、磁気テープ16へのスト
レスは図6において、テープ進入側にあっては傾斜ガイ
ド18当たりからであり、テープ退出側では傾斜ガイド
20当たりまでであるが、完全にその影響がなくなるテ
ープパスとしてはテープ進入側にあってはテンションレ
ギュレータ用ガイド40(A点とする)よりカセット1
4側であり、テープ退出側にあってはピンチローラ32
の近傍に設けられたテープガイド34(B点とする)以
降である。
【0029】この実施形態では、このA点からB点に至
るテープ領域Waがローディングしたときにストレスが
加わるテープ領域としてある。このテープ領域Wa内に
スチル再生として使用する記録トラックTが存在する
(図2A参照)。そこで、少なくともこの例ではこのテ
ープ領域Wa分だけ巻き戻す(図2B)。図2Bはこれ
よりも僅かに多く巻き戻した例を示してある。このテー
プ巻き戻し量(長さ)としては、実際には10cm程度
である。ディジタルビデオ装置VDでは時間にして3秒
位である。
【0030】第4ステップS4:第3ステップS3の巻
き戻し開始時から巻き取りモータ60TからのFGパル
スFGt(図1)がカウントアップされ、予め定められ
た巻き戻し量となるまでカウント動作が継続される。こ
のカウンタ65を利用することで磁気テープ16の巻き
戻し開始位置(元の位置)を知ることができる。 第5ステップS5:磁気テープ16の巻き戻し停止位置
で、供給リール17S側にブレーキをかける。 第6ステップS6:巻き取りリール17Tのブレーキを
解除して、代わりにバックテンションをかける。
【0031】第7ステップS7:回転アームを動かして
テープローディングを開始する。供給リール17S側は
ブレーキがかかっているため、磁気テープ16は巻き取
りリール17T側からだけ引き出される。 第8ステップS8:テープローディング開始とほぼ同時
に回転ドラム12を回転駆動する。これは回転ドラム1
2に磁気テープ16が巻き付いたときの摩擦を少なくす
るためである。
【0032】第9ステップS9:ローディングリング3
0を駆動し、磁気テープ16が所定のテープパス(図
6)となるまで回転させる。このとき回転ドラム12に
接触するテープ領域は図2のWbとなる。テープ領域W
bはローディングのときに使用したテープであるため、
上述したようなストレスが加わっているテープ領域とな
る。 第10ステップS10:ピンチローラ32をキャプスタ
ン22に圧着する。
【0033】第11ステップS11:タイムコードTC
を読み取る。その値をメモり80に格納する。このタイ
ムコードTCはテープ領域Wb内に存在する記録トラッ
クを再生したときのものである。このテープ領域Wbは
ストレスによるテープエッジ面の変形が発生しているテ
ープ領域であるから、このテープ領域Wb内の信号を再
生すると同じような再生不良が発生するおそれがある。
したがって、システムCPU52ではこのメモリ80に
メモリされたタイムコードの値を監視し、このタイムコ
ードを含むテープ領域がスチル再生エリアとして指定さ
れたときには、このテープ領域Wbでのスチル再生処理
を禁止する。メモリ80がクリアされているときはこの
限りではない。
【0034】この例では、メモリ80は数時間単位のタ
イマ出力でクリアされる。したがって数時間になればこ
のテープ領域Wb内でスチル再生が可能になる。これは
ストレスが加わった磁気テープ16であっても、それは
弾性変形であるため、時間の経過とともにストレスのな
い元の状態に戻るからである。
【0035】第12ステップS12:キャプスタン22
を駆動して磁気テープ16をショートリワインドした分
だけ巻き取る。この巻き取りモードのときカウンタ65
の値を監視し、カウントダウン値がゼロとなるまで巻き
取り処理を行う。カウント値がゼロになった位置が、ス
チル再生を行うときのテープ位置となる(図2C)。し
たがってストレスを全く受けないテープ領域でスチル再
生などのモードを実行できる。
【0036】第13ステップS13:ストップモードに
遷移させて、次のモードの待機状態とする。ストップモ
ードではピンチローラ32はキャプスタン22から離間
している。これで一連のテープローディングモードが終
了する。 第14ステップS14:スチル再生モードが選択される
と、ストレスの全く発生していないテープ領域Wa内で
のスチル再生が実行される。
【0037】次にアンローディングモードについて図2
および図4をそれぞれ参照して説明する。アンローディ
ングモードは、上述したローディングモードとは逆の動
作である。磁気記録再生装置50はストップモードに遷
移している。ストップモードであるから、ピンチローラ
32はキャプスタン22から離間している。
【0038】第15ステップS15:ショートリワイン
ドを行う(図2D)。上述した第3ステップS3と同じ
動作である。 第16ステップS16:第15ステップS15の巻き戻
し開始時から巻き取りモータ60TからのFGパルスF
Gtがカウントアップされ、所定の巻き戻し停止時まで
カウント動作が継続される。
【0039】第17ステップS17:磁気テープ16の
巻き戻し停止位置で、供給リール17S側にブレーキを
かける。 第18ステップS18:巻き取りリール17Tのブレー
キを解除して、アンローディングを開始する。つまりロ
ーディングリング30を時計方向に回転させると共に、
巻き取りリール17Tを駆動する。アンローディングさ
れるテープ領域はWbである。
【0040】第19ステップS19:磁気テープ16が
カセット14に完全に収められたら、磁気テープ16の
巻き取り処理を行う。このとき、カウント値を参照し、
これがゼロになるまで巻き取る。カウント値がゼロにな
ると、磁気テープ16は完全に元のスチル再生位置(テ
ープ領域Wa)に戻された状態でカセット14に収納さ
れたことになる(図2E)。 第20ステップS20:カセットアップ処理およびカセ
ット取り出し処理によってアンローディング処理が終了
する。
【0041】上述した実施形態では、スチル再生が行わ
れるテープ領域を避けるため、磁気テープ16を所定量
巻き戻したが、これとは逆に磁気テープ16を所定量巻
き取るようにしてもよい。上述した実施形態では、この
発明をいわゆるUローディング方式のものに適用した
が、いわゆるMローディング方式やその他のローディン
グ方式や、それを採用した磁気記録再生装置にも適用で
きることは容易に理解できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では磁気テ
ープを僅かに動かした状態でローディングを行い、その
後元の位置まで磁気テープを戻してからスチル再生を行
うようにしたものである。これによれば、スチル再生を
行うべきテープ領域と、ローディングのときのテープ領
域とは全く相違するので、テープローディング時に発生
するテープのストレスによるテープエッジ面の変形が全
くないテープ領域のところでスチル再生をおこなうこと
ができるから、良好な再生状態を実現できる。そのため
この発明は長時間スチル再生を行う傾向が強い、編集素
材テープやコマーシャル用テープなどが使用される磁気
記録再生系に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る磁気記録再生装置の一実施形態
を示す要部の系統図である。
【図2】この発明に係るテープローディング方法を説明
するための図である。
【図3】テープローディングモードの処理手順の一実施
形態を示すフローチャートである。
【図4】アンローディングモードの処理手順の一実施形
態を示すフローチャートである。
【図5】テープローディング機構の説明図であって、ロ
ーディング開始前の状態を示す図である。
【図6】テープローディング機構の説明図であって、ロ
ーディング完了状態を示す図である。
【符号の説明】 10・・・テープローディング機構、12・・・回転ド
ラム、14・・・カセット、16・・・磁気テープ、2
2・・・キャプスタン、30・・・ローディングリン
グ、32・・・ピンチローラ、50・・・磁気記録再生
装置、52,54・・・CPU(制御部)、60S,6
0T,60C・・・モータ、65・・・カウンタ、78
・・・タイムコードリーダ、80・・・メモリ、Wa・
・・スチル再生用テープ領域、Wb・・・テープローデ
ィング領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット内の磁気テープを回転ドラムに
    巻き付けるテープローディング方法において、 スチル再生を行うときには上記磁気テープを予め動かし
    てからテープローディングを行い、 ローディングが完了した時点で上記磁気テープを元の位
    置まで戻すようにしたことを特徴とするテープローディ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 上記磁気テープは所定長だけ巻き戻しさ
    れてからテープローディングが実行されるようになされ
    たことを特徴とする請求項1記載のテープローディング
    方法。
  3. 【請求項3】 上記所定長とは、上記回転ドラムへのテ
    ープ進入側に設けられたテンションレギュレータ用ガイ
    ドと、上記回転ドラムからのテープ退出側に設けられた
    テープガイドまでのテープパスの長さであることを特徴
    とする請求項1記載のテープローディング方法。
  4. 【請求項4】 回転ドラムに対して磁気テープを斜めに
    巻き付けた状態で情報を記録再生するようにした磁気記
    録再生装置において、 テープローディング手段と、 供給リールおよび巻き取りリール制御手段と、 スチル再生用テープ制御を実行するための制御プログラ
    ムが格納されたメモリ手段とを有し、 スチル再生を行うテープ領域が上記回転ドラムにかから
    ないように、上記磁気テープを動かした状態でローディ
    ング処理を行うようにし、 ローディング完了後に上記スチル再生用のテープ領域ま
    で上記磁気テープを戻すようにしたことを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記磁気テープは所定長だけ巻き戻しさ
    れてからテープローディングが実行されるようになされ
    たことを特徴とする請求項4記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記所定長とは、上記回転ドラムへのテ
    ープ進入側に設けられたテンションレギュレータ用ガイ
    ドと、上記回転ドラムからのテープ退出側に設けられた
    テープガイドまでのテープパスの長さであることを特徴
    とする請求項4記載の磁気記録再生装置。
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