JP2710050B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2710050B2
JP2710050B2 JP12046588A JP12046588A JP2710050B2 JP 2710050 B2 JP2710050 B2 JP 2710050B2 JP 12046588 A JP12046588 A JP 12046588A JP 12046588 A JP12046588 A JP 12046588A JP 2710050 B2 JP2710050 B2 JP 2710050B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオカセットテープレコーダ(以下、VT
Rと称する)などの磁気記録再生装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、VTRにおいては、磁気テープの位置情報を得る
手段として、供給リールと巻取りリールの回転により得
られた信号から、その回転数比等によりテープの位置あ
るいは残量表示を行うテープカウンタ(タイマ)が知ら
れている。また、最近のVTRの一部には、磁気テープの
コントロールトラックに記録されたコントロールパルス
をVTR内部のA/Cヘッドで読み取り計数することによって
テープの位置情報を得るようなVTRや、コントロールト
ラックに頭出し信号や番地コードを記録するようなVTR
が出現してきている。
また、VTRの再生信号にデジタル処理を施し、そのデ
ジタル処理された信号をVTR内部に設けられた半導体記
憶素子に記憶することによって種々な画像処理ができる
ようになり、例えば先に述べたような頭出し信号を記録
することのできるようなVTRにおいては、テープをテー
プトップからテープエンドまで一度走行させて、頭出し
信号が記録されている箇所の映像信号を再生し、その映
像信号を半導体記憶素子に記憶させておく。その結果、
頭出し信号が記憶されている箇所の映像信号を半導体素
子に記憶することになる。その映像を一画面を何分割化
した表示画面に表示できるようにデジタル処理を行い、
その分割された箇所に頭出し信号を記録されている箇所
の映像を挿入するように変換して表示するようなVTRが
出現してきている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記のような特徴をもたしても、頭出し信号
や番地コードをどのテープのどの位置に記録したかは、
使用者が記憶しておかなければならない。同一テープに
同じ番地コードを記録する可能性があり、また、頭出し
信号や番地コード記録した箇所のそのカセットにおける
絶対位置がわからない等、実使用上不便であるという問
題点と共に、頭出し信号や番地信号を記録した箇所の主
信号の内容を確認できないという問題点があった。
本発明の目的は、従来の欠点を解消し、磁気記録再生
装置に装着されているカセットのどの位置に頭出し信号
や番地コードが記録されているか、あるいは頭出し信号
や番地コードが記録されている箇所にはどのような主信
号が記録されているかを判断し、頭出し信号と番地コー
ドが記録されている箇所の位置情報や、その頭出し信号
や番地コードが記録されている箇所の主信号の内容を磁
気記録再生装置内のディスプレイ(表示部)に表示する
か、あるいは映像信号(または音声信号)に変換してテ
レビ画面に表示することによって、装着されたカセット
の頭出し信号を記録した箇所の位置情報と信号内容を迅
速に知ることができる磁気記録再生装置を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明の磁気記録再生装
置は、テープ位置に対応したアドレスデータを得る検出
手段と、磁気テープ上に主信号を記録再生する主信号記
録再生手段と、磁気テープ上に頭出し信号を記録再生す
る頭出し信号記録再生手段と、頭出し信号記録再生手段
によって頭出し信号を記録した時のアドレスデータと主
信号の少なくとも一方を記憶する記憶手段と、頭出し信
号記録再生手段によって頭出し信号を再生した時のアド
レスデータと主信号の少なくとも一方を記憶手段に既に
記憶されている複数個のカセットのアドレスデータと主
信号の少なくとも一方と比較することによって該当する
カセットを識別する識別手段と、記憶手段に記憶されて
いるアドレスデータと主信号の少なくとも一方を表示す
る表示手段とから構成したものである。
(作用) 本発明は、上記した構成により、従来のようにどのカ
セットのどの位置に頭出し信号や番地コードを記録した
か、あるいはどのような主信号を記録している。あるい
は再生している時に頭出し信号や番地コードを記録した
かを使用者が記憶しておく必要がなく、カセットを本発
明の磁気記録再生装置に装着して頭出し信号や番地コー
ドが記録してある位置にまで一度走行させ、頭出し信号
や番地コードが記録されているテープ位置でのアドレス
データあるいは映像信号を読み取ることによって、その
アドレスデータ、あるいは主信号と本発明の磁気記録再
生装置本体内にあるいは本発明の磁気記録再生装置と連
結動作しうるように設けられた記憶装置に記憶されてい
るアドレスデータ、あるいは主信号とを比較することに
よって現在本発明の磁気記録再生装置に装着されている
カセットのどの位置に頭出し信号や番地コードが記録さ
れているか、あるいは頭出し信号や番地コードが記録さ
れている箇所にはどのような主信号が記録されているか
を判断し、今後そのカセットに頭出し信号を記録する場
合は、そのカセットのアドレスデータおよび主信号とし
て記憶する、すなわち頭出し信号が記録されるカセット
をデーターベース化して記憶し、頭出し信号と番地コー
ドが記録されている箇所の位置情報や、その頭出し信号
や番地コードが記録されている箇所の信号の内容を本発
明の磁気記録再生装置内のディスプレイ(表示部)に表
示する。あるいは映像信号(あるいは音声信号)に変換
してテレビ画面に表示することによって、装着されたカ
セットの頭出し信号を記録した箇所の位置情報と信号の
内容を迅速に知ることのできる磁気記録再生装置を提供
するものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置につい
て、図面を参考にしながら説明する。第1図は本発明の
磁気記録再生装置の一実施例のブロック系統図、第2図
は本発明の磁気記録再生装置の一実施例の平面図、第3
図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例の動作説明
図、第4図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例のフ
ロントパネルである。
第1図,第2図および第3図において、VTR本体の機
構部2は、磁気テープ3に映像信号を記録再生するため
の回転ヘッドシリンダ4と、ピンチローラ5を磁気テー
プ3を介して圧着することによって磁気テープ3を一定
速度で駆動するキャプスタンモータ6と、キャプスタン
モータ6から上流側の磁気テープ3を巻取るための巻取
りリール7と、キャプスタンモータ6の下流側に磁気テ
ープ3を供給するための供給リール8と、回転ヘッドシ
リンダ4に所定の角度だけ磁気テープ3を巻回させるた
めのローディング手段9と、磁気テープ3の一部に頭出
し信号と番地コードを記録したり、読み取ったり、ある
いは消去したりするためのヘッド10とからなっている。
またここで、巻取りリール7には、巻取りリール7の
回転数を検出する検出回路11が設けてあり、その検出回
路11からの信号を計数する計数回路12と、計数回路12に
よって計数された値をアドレスデータに変換する変換回
路13と、アドレスデータと映像信号を記憶する記憶手段
14と、映像信号を記憶手段14に記憶するために映像信号
をデジタル量子化するための量子化回路15と、変換回路
13から得られたアドレスデータあるいは量子化回路15に
よってデジタル信号に変換された映像信号の少なくとも
一方と記憶手段14に既に記憶されている複数個のカセッ
トのアドレスデータと映像信号の少なくとも一方を比較
することによって該当するカセットを識別する識別回路
16と、これらの動作とVTRとしての基本動作を制御する
制御回路17とがVTR本体内にある。
また、第4図に示すように、VTR本体のフロントパネ
ルには、頭出し信号(あるいは番地コード)を打ち込む
ための頭出し信号記録ボタン18と、VTRの機能(記録,
再生,早送り,巻戻し,サーチ,停止など)を行うため
の操作ボタン19とが設けてある。また、頭出し信号が記
録されているアドレスデータと映像信号を表示するため
に表示手段20が設けられており、表示手段20は、表示さ
せるために記憶手段14に記憶されている信号から所定の
フォーマットに変換する表示回路21と表示部22とが設け
られている。
以下、第1図,第2図,第3図および第4図を用いて
その動作を説明する。
最初に、磁気テープ3上に映像信号が記録されていな
いカセットを使用した場合を説明する。カセットをVTR
本体内に装着すると、カセットは所定の位置に移動され
る。使用者が操作ボタン19を(記録あるいは再生)操作
することによって(タイマーなどを使用してVTR本体内
に組み込まれている制御回路17によって操作される場合
をも含む)、ローディング手段9がカセット内の磁気テ
ープ3をカセットハーフ内から引き出した後、磁気テー
プ3を回転ヘッドシリンダ4に所定の角度だけ巻回し、
かつヘッド10と接触するような第2図に示すような磁気
テープ走行系を形成する。回転ヘッドシリンダ4によっ
て磁気テープ3に信号の記録が開始されると、まず、ヘ
ッド10によって頭出し信号が記録されると共に、巻取り
リール7の回転数が検出され、計数回路12によって巻取
りリール7の回転数が計数される。ここで、計数回路12
から得られた値は、次のような原理でアドレスデータに
変換する変換回路13によって変換される。
その原理は、巻取りリール7のハブの半径をr(cm)
とし、磁気テープ3が巻回されている時の巻取りリール
7の半径をR(cm)とし、また、磁気テープ3の厚さを
t(cm)、巻取りリール7の一回転当りに発生するリー
ルの回転パルスをPr、回転開始から現在までのリールの
回転パルス数をPaとすると、半径Rとrとの間のテープ
巻数PnはPa/Prで表わされ、さらに半径Rは R=Pn・t+r (1) で表わされる。これにより巻取りリール7が巻き取った
磁気テープ3の長さをlとすると、lは l=π・(Pn2・2Pn・r) (2) で表わされる。これにより、巻取りリール7の磁気テー
プ3の巻数Pnとテープ長さlの関係が求められる。
また、計数回路12が検出回路11によって検出された巻
取りリールの回転パルスを計数することによって回転パ
ルス数Paが求められる。次に、リール一回転当りのパル
ス数は一定であり、しかも既知であることから、アドレ
スデータは、上式に基づいて算出したテープ長さlをテ
ープの走行速度vで除した値l/vで示される。つまり、
アドレスデータAは次式で求めることができる。
A=π・(Pn2・t+2Pn・r)/v (3) 以上のようにして、変換回路13によって磁気テープ3
の位置情報、すなわちアドレスデータが得られる。
ここで、使用者が頭出し信号記録ボタン18を使用して
頭出し信号を記録する場合、頭出し信号はヘッド10によ
って磁気テープ3上に記録され、その時の磁気テープ3
の位置情報は変換回路13によってアドレスデータに変換
されたアドレスデータとして記憶手段14に記憶する。こ
の時、同時に映像信号もそのアドレスデータと対応する
ように記憶手段14に記憶する。
以下、この操作を繰り返すことによって磁気テープ3
上に頭出し信号が記録され、それに対応したアドレスデ
ータと映像信号とが記憶手段14に同一テープのデータと
して記憶するように制御回路17が制御する。またここ
で、使用者が操作ボタン19を(停止あるいは一時停止)
操作して磁気テープ3に映像信号あるいは音声信号を記
録するのを停止(あるいは一時停止)する時、制御回路
17は磁気テープ3上にヘッド10によって頭出し信号を記
録し、その時のアドレスデータを変換回路13から、また
映像信号を量子化回路15から得た後、磁気テープ3の走
行を停止し、そのアドレスデータと映像信号を記憶手段
14に記憶するように制御する。なお、カセットがVTR本
体内から一度排出されると、そのカセットのアドレスデ
ータ並びに映像信号として記憶手段14に記憶するのを停
止する。
次に、磁気テープ3上に映像信号が記録されているカ
セットを使用した場合を説明する。
カセットをVTR本体内に装着すると、カセットは所定
の位置に移動される。使用者が操作ボタン19を(サー
チ)操作すると、制御回路17は次のような制御を行う。
まず、ローディング手段9がカセット内の磁気テープ3
をカセットハーフ内から引き出して、磁気テープ3がヘ
ッド10と接触するような第3図に示すようなテープ走行
系を形成する。その後、巻取りリール7を巻取り方向に
回転させることによって、まず、挿入されたカセットに
挿入された時のテープ位置に頭出し信号が記録されてい
るか否かを検出する。この時、頭出し信号が記録されて
いなかった場合、カセットを装着した時のテープの位置
を表わすために、ヘッド10によって頭出し信号を磁気テ
ープ3上に記録する。そして、磁気テープ3上に頭出し
信号が記録されている位置にまで、すなわちヘッド10が
頭出し信号を読み取る位置にまで巻戻される。
まず、この動作中に磁気テープ3に頭出し信号が記録
されている場合、制御回路17がどのような制御を行うか
を説明する。まず、ヘッド10によって頭出し信号が読み
取られた位置で巻戻し動作を停止する。次に、第2図に
示すようにローディング手段9によって磁気テープ3を
回転ヘッドシリンダ4の所定の角度だけ巻回させ、一定
速度で走行させる。磁気テープ3が一定速度で走行し始
めると、巻取りリール7の回転数が検出され計数回路12
によって計数さえ、その値は先に述べたような原理でア
ドレスデータに変換する変換回路13によってアドレスデ
ータに変換される。また、回転ヘッドシリンダ4によっ
て磁気テープ3上に記録されている映像信号が再生さ
れ、その映像信号を量子化回路15によって量子化する。
そのようにして求められた頭出し信号が記録されている
箇所のアドレスデータと、記憶手段14に既に記憶されて
いる複数個のカセットのアドレスデータとを識別回路16
によって比較することによって、該当するカセットを検
索し、識別する(またここで、カセットを識別する方法
は、頭出し信号が記録されている箇所の映像信号は先に
も述べている通り、量子化回路15によって既にデジタル
量子化されているので、その映像信号と記憶手段14に既
に記憶されている複数個のカセットの量子化された映像
信号とを識別回路16によって比較することによって、該
当するカセットを検索し、識別してもよい)。その後、
そのカセットがVTR本体内から一度排出されない限り、
頭出し信号が記録されると、該当するカセットがある場
合はその該当するカセットとしてその時のアドレスデー
タと映像信号とを、該当するカセットがなかった場合は
新規のカセットとしてその時のアドレスデータと映像信
号とを記憶手段14に記憶するように、記憶手段14の記憶
方法を決定する。そして、VTR本体は早送り動作にな
り、カセット挿入後最初に頭出し信号を記録した位置に
まで磁気テープ3を早送り動作を行い、カセット装着後
最初に記録した頭出し信号を消去して停止する。
次に、磁気テープ3上に頭出し信号が存在しなかった
場合、すなわちテープのトップまで巻戻しても頭出し信
号がなかった場合、制御回路17がどのような制御を行う
かを説明する。VTR本体は巻戻し動作を停止した後、早
送り動作に切り換えられる。カセットがVTR本体内に装
着された後最初にヘッド10が記録した頭出し信号のほか
に頭出し信号があった場合、つまり早送り状態になって
から2番目の頭出し信号がヘッド10によって検出された
場合、先に述べたように、磁気テープ3をローディング
手段9によって第2図に示すように回転ヘッドシリンダ
4に所定の角度だけ巻回した後、磁気テープ3を一定速
度で走行させることによって変換回路13によって変換さ
れた頭出し信号が記録されている箇所のアドレスデータ
(あるいは量子化回路15によってデジタル量子化されて
いる頭出し信号が記録されている箇所の映像信号)と、
記憶手段14に既に記憶されている複数個のカセットのア
ドレスデータ(あるいは映像信号)とを識別回路16によ
って比較することによって、該当するカセットを検索
し、識別する。制御回路17は該当するカセットを識別し
た後、カセットがVTR本体内から一度排出されない限
り、頭出し信号がそのカセットの磁気テープ3上に記録
される時は、該当するカセットがあった場合はその該当
するカセットとしてアドレスデータとその時の映像信号
とを、該当するカセットがなかった場合は新規のカセッ
トとしてアドレスデータとその時の映像信号とを記憶手
段14に記憶するように制御する。以上のように、記憶手
段14の記憶方法を決定すると、VTR本体は巻戻し動作に
なり、カセット挿入後最初の頭出し信号を記録した位置
にまで磁気テープ3を巻戻した後、カセット装着後最初
に記録した頭出し信号をヘッド10によって消去して停止
する。
また、ヘッド10によって再生された頭出し信号のアド
レスデータ(あるいは映像信号)と、記憶手段14に既に
記憶されている複数個のカセットのアドレスデータ(あ
るいは映像信号)とを識別回路16によって比較した結
果、該当するカセットが複数個存在した場合、まず、識
別回路16によってカセットの比較識別に用いたデータが
どちらであるかを判断し、比較識別に用いたデータと異
なるデータを用いてカセットを識別回路16によって識別
する。すなわち、アドレスデータを用いてカセットを識
別していた場合は今回は映像信号を用いて、映像信号を
用いてカセットを識別していた場合は今回はアドレスデ
ータを用いることによって、該当する複数個のカセット
の中から真に該当する一個のカセットを識別する。それ
でもカセットの識別ができなかった場合は、そのカセッ
トを確実に識別するために制御回路17はVTR本体を巻き
戻し、あるいは早送り動作をさせることによってその時
再生された頭出し信号のアドレスデータと異なるアドレ
スデータを持つ頭出し信号を捜し、その頭出し信号のア
ドレスデータ(あるいは映像信号)と先に識別された複
数個のカセットの複数のアドレスデータ(あるいは映像
信号)とを比較することによって、該当するカセットを
識別する。その結果、該当するカセットが複数個存在し
た場合は、以上述べてきた動作を繰り返すことによっ
て、該当するカセットを確実に識別する。制御回路17は
該当するカセットを識別した後、頭出し信号がそのカセ
ットに記録される時は、カセットがVTR本体内から一度
排出されない限り、該当するカセットとしてアドレスデ
ータとその時の映像信号とを記憶手段14に記憶するよう
に制御する。
最後に、挿入されたカセットに頭出し信号が全く記録
されていなかった場合、すなわちテープエンドまで早送
り動作を行ってもカセット挿入後最初に記録した頭出し
信号以外に頭出し信号が記録されていなかった場合、制
御回路17は次のようにVTR本体の動作を制御する。早送
り動作を終了した後、巻戻し動作を行い、カセット挿入
後最初に記録した頭出し信号の位置までテープを巻戻し
た後、その頭出し信号をヘッド10によって消去して停止
し、今後頭出し信号を記録した場合は、新規のカセット
としてカセットがVTR本体内から一度排出されない限
り、同一カセットのデータとしてアドレスデータとその
時の映像信号を記憶手段14に記憶するように制御する。
このようにして、該当するカセットを識別し、使用者
が頭出し信号記録ボタン18を使用して頭出し信号を記録
する場合、頭出し信号はヘッド10によって磁気テープ3
上に記録され、その時の磁気テープ3の位置情報は変換
回路13によってアドレスデータに変換され、アドレスデ
ータとして記憶手段14に記憶する。また同時に、頭出し
信号を記録する時の映像信号をその時のアドレスデータ
と対応するように記憶手段14に記憶する。以下、この操
作を繰り返すことによって、磁気テープ3上に頭出し信
号が記録され、その時のアドレスデータと映像信号が記
憶手段14に同一テープのデータとして記憶するように制
御回路17が制御する。またここで、使用者が操作ボタン
19(停止あるいは一時停止)を操作して磁気テープ3に
映像信号を記録するのを停止(あるいは一時停止)する
時、制御回路17は磁気テープ3上にヘッド10によって頭
出し信号を記録し、その時のアドレスデータを変換回路
13から得、またその時の映像信号を得た後、磁気テープ
3の走行を停止し、そのアドレスデータと映像信号とを
記憶手段14に記憶するように制御する。なお、カセット
がVTR本体内から一度排出されると、そのカセットのデ
ータとして記録するのを停止する。
このように、データベース化されたカセットは、制御
回路17によって番号が付けられ、その番号に映像信号を
記憶手段14に記憶するように制御される。
また、このようにしてデータベース化されたカセット
のデータ(カセット番号,頭出し信号が記録されている
箇所のアドレスデータおよび映像信号)は、頭出し信号
が記録されている箇所のアドレスデータによって、テー
プトップからデータを順番に並べ変えられて記憶手段14
に記憶する。
以上のように、識別回路16によって識別された結果
(装着されたテープのどの位置に頭出し信号が記録され
ており、また頭出し信号が記録されている箇所の映像信
号の内容はどんな映像であるか)は、表示回路21によっ
て所定の信号フォーマットに変換されて、VTR本体のフ
ロントパネルに設けられた表示部22にテープ番号と頭出
し信号とその時のアドレスデータおよび映像信号とを表
示するか、または外部機器に出力する。
なお、本実施例では、頭出し信号を専用のヘッドで磁
気テープ上に記録するように構成してあるが、頭出し信
号を記録する方法は本実施例に限ったわけではなく、例
えば走行系にコントロール信号を記録するためのコント
ロールヘッドが存在するような装置の場合、コントロー
ルヘッドによって記録されるコントロールパルスを正規
の幅で記録するのではなく、互換性を保つ範囲内でコン
トロールパルスの幅を変更したものを磁気テープ上に一
定時間記録することによって頭出し信号とするものや、
回転ヘッドシリンダ上のヘッドで頭出し信号を記録する
もの(回転ヘッドシリンダ上のヘッドで頭出し信号を記
録したり、映像信号や音声信号を記録している領域に重
畳して頭出し信号を記録するもの)でもよく、本実施例
に限ったものではない。
また、本実施例では、頭出し信号を記録した時のアド
レスデータと映像信号を記憶手段に記憶するように構成
しているが、アドレスデータと音声信号を記憶手段に記
憶するように構成してもよく(当然その場合は、量子化
回路によってデジタル信号に変換される信号は音声信号
となり、識別回路で識別される信号も音声信号となり、
表示回路は音声信号に変換する回路となる)、本実施例
に限ったものではない。
また、本実施例では、VTRを使用して説明を行った
が、VTRに限るものではなく、DAT,データストリーマな
どでもよく、応用機器は本実施例に限ったものではな
い。
また、本実施例では、回転ヘッドシリンダを使用して
磁気テープに記録しているが、記録方法は回転ヘッド方
式に限るものではなく、固定ヘッド方式でもよく、本実
施例に限ったものではない。
また、本実施例では、アドレスデータと映像信号を記
憶する記憶手段をVTR本体内に設けているが、記憶手段
を設ける場所は本実施例に限るものではなく、VTR本体
と連結動作できるように構成されたものであればよい。
また、本実施例に用いる記憶手段は、半導体素子,磁
気媒体を用いたもの,光ディスクを用いたものでもよ
く、記憶媒体になんらとらわれるものではない。
また、本実施例では、識別回路によって識別された結
果をVTR本体のフロントパネルに表示するように構成し
てあるが、識別結果を映像信号あるいは音声信号に変換
して表示してもよく、表示方法は本実施例に限るもので
はない。
また、本実施例では、頭出し信号を読み取った後、ロ
ーディング手段によって磁気テープを回転ヘッドシリン
ダに所定の角度だけ巻回させた後、磁気テープを一定速
度で走行させることによって巻取りリールの回転パルス
を検出して頭出し信号が記録されている箇所のアドレス
データを算出するように構成しているが、磁気テープを
回転ヘッドシリンダに巻回させることなくキャプスタン
モータによって一定速度で駆動するようにVTRの機構部
を構成し、そのキャプスタンモータによって磁気テープ
を駆動し、巻取りリールの回転パルスを得ることによっ
てアドレスデータを得るようにしてもよい。
また、本実施例では、巻取りリールの回転パルスから
アドレスデータを算出するように構成しているが、供給
リールの回転パルスからアドレスデータを算出するよう
に構成してもよい。
また、本実施例では、再生あるいは記録時にアドレス
データが得られるように構成しているが、巻戻しあるい
は早送り時や巻戻し時の巻取りリールや供給リールの回
転数からアドレスデータを算出するように構成してもよ
い。
また、本実施例では、カセット装着後最初に記録した
頭出し信号を消去するように構成しているが、頭出し信
号を消去せずにその時のアドレスデータを識別回路によ
って識別された後、そのカセットのデータとして記憶手
段に記憶するようにしてもよい。
また、本実施例では、カセット装着後、まず頭出し信
号を記憶するような構成になっているが、カセットを識
別した後、カセットを装着した時のテープの位置に戻れ
ればよく、例えばコントロール信号を記録するような機
器の場合は、コントロールパルスの数を計数することに
よって元の位置に戻すような構成にしてもよく、本実施
例のような構成に限るものではない。
また、本実施例では、頭出し信号を捜すために、まず
巻戻し操作を行うように構成してあるが、早送り動作を
先に行ってもよく、本実施例に限るものではない。
また、本実施例では、装着するカセットが記録済みの
ものか否かを使用者が判断して操作ボタンを操作するこ
とによって行っていたが、この操作を装置内で判断して
もよい(例えば、ローディング後テープを走行させて回
転ヘッドシリンダのヘッドが信号を読み取るか否かによ
って判断させ、あるいはコントロール信号を記録するよ
うな装置の場合は、コントロールヘッドがコントロール
信号を読み取るか否かによって判断させる)。
また、本実施例では、アドレスデータと映像信号の両
方を記憶するように構成してあるが、どちらか一方を記
憶すればよく、本実施例に限るものではない。
また、本実施例では、アドレスデータと映像信号の両
方を表示するように構成してあるが、どちらか一方を表
示すればよく、本実施例に限るものではない。
以上のように、テープ位置に対応したアドレスデータ
を得る検出手段と、磁気テープ上に主信号を記録再生す
る主信号記録再生手段と、磁気テープ上に頭出し信号を
記録再生する頭出し信号記録再生手段と、頭出し信号記
録再生手段によって頭出し信号を記録した時のアドレス
データと主信号の少なくとも一方を記憶する記憶手段
と、頭出し信号記録再生手段によって頭出し信号を再生
した時のアドレスデータと主信号の少なくとも一方を記
憶手段に既に記憶されている複数個のカセットのアドレ
スデータと主信号の少なくとも一方と比較することによ
って該当するカセットを識別する識別手段と、記憶手段
に記憶されているアドレスデータと主信号の少なくとも
一方を表示する表示手段とから構成したことによって、
従来のようにどのテープのどの位置に頭出し信号や番地
コードを記録したか、あるいはどのような映像の時に頭
出し信号や番地コードを記録したかを使用者が記憶して
おく必要がなく、カセットをVTRに装着して頭出し信号
や番地コードが記録してある位置にまで一度走行させ、
頭出し信号や番地コードが記録されている箇所のアドレ
スデータ(あるいは映像信号)を読み取ることによっ
て、そのアドレスデータ(あるいは映像信号)と、VTR
本体内にあるいはVTRと連結動作しうるように設けられ
た記憶装置に記憶されているアドレスデータ(あるいは
映像信号)とを比較することによって該当するカセット
を識別し、今後そのカセットに頭出し信号を記録する場
合は、そのカセットのアドレスデータと映像信号として
記憶する、すなわち頭出し信号が記録されているカセッ
トをデータベース化して記憶し、そのカセット番号を表
示するので、使用者がカセットの管理を行い易い、また
現在VTRに装着されているカセットのどの位置に頭出し
信号や番地コードが記録されているか、あるいは頭出し
信号や番地コードが記録されている箇所の映像信号はど
のような内容の映像信号であるかを判断し、頭出し信号
と番地コードが記録されている箇所の位置情報や、その
頭出し信号や番地コードが記録されている箇所の映像信
号の内容をVTR内のディスプレイ(表示部)に表示す
る、あるいは映像信号に変換してテレビ画面に表示する
ことによって、装着されたカセットの頭出し信号を記録
した箇所の位置情報と信号内容を迅速に知ることのでき
る、また、カセットがVTR本体から排出される時に頭出
し信号を磁気テープに記録するように構成してあるの
で、本装置で頭出し信号を記録したカセットについて
は、巻戻しあるいは早送り動作を行うことなくカセット
を識別できる磁気記録再生装置を提供するものである。
(発明の効果) 本発明によれば、テープ位置に対応したアドレスデー
タを得る検出手段と、磁気テープ上に主信号を記録再生
する主信号記録再生手段と、磁気テープ上に頭出し信号
を記録再生する頭出し信号記録再生手段と、頭出し信号
記録再生手段によって頭出し信号を記録した時のアドレ
スデータと主信号の少なくとも一方を記憶する記憶手段
と、頭出し信号記録再生手段によって頭出し信号を再生
した時のアドレスデータと主信号の少なくとも一方を記
憶手段に既に記憶されている複数個のカセットのアドレ
スデータと主信号の少なくとも一方と比較することによ
って該当するカセットを識別する識別手段と、記憶手段
に記憶されているアドレスデータと主信号の少なくとも
一方を表示する表示手段とから構成したことによって、
従来のようにどのカセットのどの位置に頭出し信号や番
地コードを記録したか、あるいはどのような映像あるい
は音声あるいはデータを記録あるいは再生している時に
頭出し信号や番地コードを記録したかを使用者が記憶し
ておく必要がなく、カセットを本発明の磁気記録再生装
置に装着して頭出し信号や番地コードが記録してある位
置にまで一度走行させ、頭出し信号や番地コードが記録
されているアドレスデータ(あるいは主信号)を読み取
ることによって、そのアドレスデータ(あるいは主信
号)と、本発明の磁気記録再生装置内にあるいは本発明
の磁気記録再生装置と連結動作しうるように設けられた
記憶装置に記憶されているアドレスデータ(あるいは主
信号)とを比較することによって、現在本発明の磁気記
録再生装置に装着されているカセットのどの位置に頭出
し信号や番地コードが記録されているか、あるいは頭出
し信号や番地コードが記録されている箇所にはどのよう
な主信号が記録されているかを判断し、頭出し信号と番
地コードが記録されている箇所の位置情報や、その頭出
し信号や番地コードが記録されている箇所の主信号の内
容を本発明の磁気記録再生装置内のディスプレイ(表示
部)に表示する、あるいは映像信号(あるいは音声信
号)に変換してテレビ画面に表示することによって、装
着されたカセットの頭出し信号を記録した箇所の位置情
報と信号内容を迅速に知ることのでき、その実用上の効
果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例のブロッ
ク系統図、第2図は本発明の磁気記録再生装置の一実施
例の平面図、第3図は本発明の磁気記録再生装置の一実
施例の動作説明図、第4図は本発明の磁気記録再生装置
の一実施例のフロントパネルである。 2…機構部、3…磁気テープ、4…回転ヘッドシリン
ダ、5…ピンチローラ、6…キャプスタンモータ、7…
巻取りリール、8…供給リール、9…ローディング手
段、10…ヘッド、11…検出回路、12…計数回路、13…変
換回路、14…記憶手段、15…量子化回路、16…識別回
路、17…制御回路、18…頭出し信号記録ボタン、19…操
作ボタン、20…表示手段、21…表示回路、22…表示部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ位置に対応したアドレスデータを得
    る検出手段と、磁気テープ上に主信号を記録再生する主
    信号記録再生手段と、前記磁気テープ上に頭出し信号を
    記録再生する頭出し信号記録再生手段と、前記頭出し信
    号記録再生手段によって頭出し信号を記録した時のアド
    レスデータと主信号の少なくとも一方を記憶する記憶手
    段と、前記頭出し信号記録再生手段によって頭出し信号
    を再生した時のアドレスデータと主信号の少なくとも一
    方を前記記憶手段に既に記憶されている複数個のカセッ
    トのアドレスデータと主信号の少なくとも一方と比較す
    ることによって該当するカセットを識別する識別手段
    と、前記記憶手段に記憶されているアドレスデータと主
    信号の少なくとも一方を表示する表示手段とを具備する
    磁気記録再生装置。
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