JP2626000B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2626000B2
JP2626000B2 JP31338388A JP31338388A JP2626000B2 JP 2626000 B2 JP2626000 B2 JP 2626000B2 JP 31338388 A JP31338388 A JP 31338388A JP 31338388 A JP31338388 A JP 31338388A JP 2626000 B2 JP2626000 B2 JP 2626000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオカセットテープレコーダ(以下VTR
と称する)などの記録再生装置に関するものである。
従来の技術 従来、VTRにおいては、磁気テープの位置情報を得る
手段として、供給リールと巻取りリールの回転により得
られた信号から、その回転数比等によりテープの位置、
あるいは残量表示を行うテープカウンタ(タイマ)が知
られている。
また、最近のVTRの一部には磁気テープのコントロー
ルトラックに記録されたコントロールパルスをVTR内部
のA/C(オーディオ/コントロール)ヘッドで読み取
り、計数することによって、テープの位置情報を得るよ
うなVTRやコントロールトラックに頭出し信号や、番地
コードを記録するようなVTRが出現してきている。
また、VTRの再生信号にデジタル処理を施し、そのデ
ジタル処理された信号をVTR内部に設けられた半導体記
憶素子に記憶することによって、様々な画像処理ができ
るようになり、例えば先に述べたような頭出し信号を記
録することのできるようなVTRにおいては、テープをテ
ープトップからテープエンドまで一度走行させて、頭出
し信号が記録されている箇所の映像信号を再生し、その
映像信号を半導体記憶素子に記憶させておく。その結
果、頭出し信号が記録されている箇所の映像を半導体記
憶素子に記憶することになる。その映像を一画面を何分
割化した表示画面に表示できるようにデジタル処理を行
い、その分割された箇所に頭出し信号が記録されている
箇所の静止画映像を挿入して表示するようなVTRが出現
してきている。
また、録画されたテープの所定時間ごとの映像を次々
に数秒間再生し、その最後の場面を一画面を何分割化し
た画面に静止画状態で表示するようなVTRも出現してき
ている。
さらに、頭出し信号が記録されている箇所、あるいは
所定時間毎の映像をテープの頭に録画して、それらの映
像を目次変わりにするようなVTRも出現してきている。
また、上記の情報をカセットの一部(例えば、カセッ
トの背ラベルや正面ラベルなど)に印字したり、別紙に
印字したり、さらには磁気テープ等の記憶媒体をカセッ
トの一部に貼り付けた後、そのテープに上記の情報を記
録するといったVTRがある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記した従来の構成では、頭出し信号
や番地コードをどのテープのどの位置に記録したかは、
使用者が記憶しておかなければならず、これでは同一テ
ープに同じ番地コードを記録する可能性があり、また、
頭出し信号や番地コード記録した箇所のそのカセットに
おける絶対位置がわからない等、実使用上不便であると
共に、頭出し信号や番地コードを記録した箇所の主信号
の内容を確認できないという課題があった。
また、テープを一度テープトップからテープエンドま
で走行させなければ、頭出し信号が記録されている箇所
の映像がどんなものであったかを確認できないと共に、
テープの頭に頭出し信号が記録されている箇所、あるい
は所定時間毎の映像を記録する場合はあらかじめテープ
の頭に録画しないようにしなければならず、また既にテ
ープの頭に映像を記録している場合は、VTRのそのよう
な機能を使用することができないという課題があった。
また、カセットの背ラベルや正面ラベルなどに頭出し
信号を印字した番地コードを印字した場合などは、印字
スペースをあらかじめ開けておかなければならず、使用
者がそれらのラベルにタイトルなどを自由に書き込むこ
とができない、あるいは市販のビデオソフトや既にタイ
トルなど書き込んであるカセットには応用が利かない
等、実使用上不便であるという課題があった。
また、頭出し信号を記録した番地コードを別紙に印字
した場合はその紙を紛失する可能性がある、さらには磁
気テープ等の記憶媒体をカセットの一部に貼り付けた
後、そのテープに上記の情報を記録する場合は、カセッ
トをVTR本体内に装着しなければ、記憶媒体内に記憶さ
れている情報を得ることができないといった問題点があ
った。
本発明の第1の目的は、従来の欠点を解消し、磁気録
再生装置にカセットを装着することなしに、カセットの
一部に記録されている識別番号を入力することによっ
て、そのカセットのどの位置に頭出し信号や番地コード
が記録されているか、あるいは頭出し信号や番地コード
が記録されている箇所にはどのような主信号が記録され
ているかを判断し、頭出し信号と番地コードが記録され
ている箇所の位置情報や、その頭出し信号や番地コード
が記録されている箇所の主信号の内容を記録再生装置内
のディスプレイ(表示部)に表示するか、あるいは映像
信号(または音声信号)に変換してテレビ画面に表示す
る、またはスピーカーから発音することによって、任意
のカセットの頭出し信号を記録した箇所の位置情報と信
号内容を迅速に知ることができる記録再生装置を提供す
ることである。
また、本発明の第2の目的は、第1の目的の他に、記
憶手段に記憶する情報を選択できるようにすることによ
って、必要な情報のみを記憶し、余分なメモリーを使わ
ずに済み記憶手段のメモリーの効率化を図ることができ
る記録再生装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の記録再生装置は、
テープカセットに捲装されているテープ上に主信号を記
録再生する主信号記録再生手段と、テープ上に副信号を
記録再生する副信号記録再生手段と、副信号記録再生手
段によって副信号を記録した時のテープ位置情報と主信
号の少なくとも一方を記憶する記憶手段と、副信号記録
再生手段によって副信号を再生した時のテープ位置情報
と主信号の少なくとも一方を記憶手段に既に記憶されて
いる複数個のテープカセットのテープ位置情報と主信号
の少なくとも一方と比較することによって該当するテー
プカセットを識別する識別手段と、識別手段によって付
与された識別記号をテープカセットに記録する記録手段
と、識別記号と記憶手段に記憶されているテープ位置情
報と主信号の少なくとも一方を表示する表示手段とから
構成したものである。
作用 本発明は、上記した構成により、テープカセット毎に
副信号を記録した時の主信号とテープの位置情報をデー
タベース化して記憶しているので、従来のように、どの
テープのどの位置に副信号を記録したかを使用者が記憶
しておく必要がなく、テープカセットの一部に記録され
た識別番号を確認し、操作するだけで、該テープカセッ
トの副信号が記録されている箇所の主信号と、位置情報
をVTR内のディスプレイ(表示部)や、映像信号(ある
いは音声信号)に変換してテレビ画面に表示する(発音
装置が発音する)ことによって、該テープカセットを装
置内に装着することなく、該テープカセットの副信号を
記録した箇所の位置情報と、主信号の内容を迅速に知る
ことができる。
また、記憶手段に記憶する滋養法を選択できる選択手
段を設けることによって、必要な情報のみを記憶するこ
とができるので、余分なメモリーを使わずに済み記憶手
段のメモリーを有効に使用することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の記録再生装置について、図
面を参考にしながら説明する。
第1図は本発明の記録再生装置の第1の実施例のブロ
ック系統図、第2図は本発明の記録再生装置の第2の実
施例のブロック系統図、第3図は,第4図は本発滅の記
録再生装置の一実施例の動作説明のための平面図、第5
図は記録再生装置に用いられている印字機構の動作説明
図、第6図はフロントパネルの平面図である。
第1図,第2図,第3図および第4図において、主信
号である映像信号や音声信号と、副信号である頭出し信
号や番地コードを記録するための磁気テープ1と、磁気
テープ1を捲装しているテープカセット2とがあり、VT
R本体の機構部3は、磁気テープ1に映像信号、あるい
は音声信号等を記録再生するための回転ヘッドシリンダ
からなる主信号記録再生手段4と、磁気テープ1を介し
てピンチローラ5を圧着することによって磁気テープ1
を一定速度で駆動するキャプスタンモータ6(キャプス
タンモータの軸は6a)と、キャプスタンモータ6から上
流側の磁気テープ1を巻取るための巻取りリール7と、
キャプスタンモータ6の下流側に磁気テープ1を供給す
るための供給リール8と、主信号記録再生手段4に所定
の角度だけ磁気テープ1を巻回させるためのローディン
グ手段9と、磁気テープ1の一部に頭出し信号、あるい
は番地コード等の副信号を記録したり、読み取ったり、
あるいは消去したりするための磁気ヘッドからなる副信
号記録再生手段10とからなっている。
またここで、巻取りリール7には、巻取りリール7の
回転数を検出する検出回路11が設けてあり、その検出回
路11からの信号を計数する計数回路12と、計数回路12に
よって計数された値からテープ位置情報を算出する算出
回路13と、テープ位置情報と映像信号を記憶する半導体
記憶素子からなる記憶手段14と、映像信号を記憶手段14
に記憶するために映像信号をデジタル量子化するための
量子化回路15と、算出回路13から得られたテープ位置情
報、あるいは量子化回路15によってデジタル信号に変換
された映像信号の少なくとも一方と記憶手段14に既に記
憶されている複数個のテープカセットのテープ位置情報
と映像信号の少なくとも一方とを比較することによって
該当するテープカセットを識別する識別回路16と、これ
らの動作とVTRとしての基本動作を制御する制御回路17
と、識別回路16によってテープカセットを識別される際
に付与された識別記号をテープカセット2の一部に記録
する記録手段18が設けられている。
ここで、記録手段18は、第5図に示してあるように、
熱転写印字方式を用いた印字装置からなっており、印字
装置はセラミックなどの基板(図示せず)上に発熱抵抗
体素子(図示せず)が一定の間隔で一列に配列され、か
つその各発熱抵抗体素子が、画信号に応じて選択的に通
電される構造となっているサーマルヘッド19と、熱溶融
性のインクが塗布されているインクリボン20と、インク
リボン20を正確に搬送するためのインクリボン送り機構
21とからなっている。
また、第6図に示すように、VTR本体のフロントパネ
ルには、頭出し信号、あるいは番地コード等の副信号を
記録/消去するための副信号記録操作部22と、VTRの機
能(記録、再生、早送り、巻戻し、サーチ、停止など)
を行うための操作部23と、識別記号を打ち込むための識
別記号入力部24が設けてある。また、副信号が記録され
ているテープ位置情報と、識別記号を表示するための表
示手段25は、表示部25aと、表示させるための表示回路2
5bとが設けられている。
また、VTR本体内には、記憶手段14に記憶されている
テープ位置情報と映像信号とを所定の規格のTV信号に変
換する変換回路26が設けられている。
さらに、前述の構成要素の他に、VTR本体のフロント
パネルにおける副信号記録操作部22の側に、副信号を記
録したときに記憶手段14に記憶するテータを選択(テー
プ位置情報だけを記憶する、映像信号を記憶する、テー
プ位置情報と映像信号の両方を記憶するの3種類)する
ための選択部27を設ける構成としても良い。
以下、第1図,第6図を用いてその動作を説明する。
最初に、磁気テープ1上に信号が記録されていない磁
気テープを使用した場合を説明する。テープカセット2
をVTR本体内に装着すると、テープカセット2はVTR本体
内に設けられているテープカセットローディング装置
(図示せず)によって、所定の位置に移動される。使用
者が操作部23を(記録、あるいは再生)操作することに
よって(タイマーなどを使用してVTR本体内に組み込ま
れている制御回路17によって操作される場合をも含
む)、ローディング手段9が、テープカセット2内の磁
気テープ1をテープカセット2から引き出した後、磁気
テープ1を主信号記録再生手段4に所定の角度だけ巻回
し、かつ副信号記録再生手段10と接触するような第3図
に示すような磁気テープ走行系を形成する。ピンチロー
ラ5が磁気テープ1を所定の圧着力でキャプスタンモー
タ軸6aに圧着して、ピンチローラ5とキャプスタンモー
タ6の協働により磁気テープ1を一定の速度で移送して
主信号記録再生手段4が磁気テープ1に映像信号の記録
を開始すると、まず副信号記録再生手段10によって頭出
し信号が記録されると共に、巻取りリール7が巻取り方
向に回転し、巻取りリール7の回転数が検出され、計数
回路12によって巻取りリール7の回転数が計数される。
ここで、計数回路12から得られた値は次のような原理で
テープ位置情報に変換する算出回路13によって変換され
る。
その原理は、巻取りリール7のハブの半径をr[cm]
とし、磁気テープ1が巻回されているときの巻取りリー
ル7の半径をR[cm]とし、また磁気テープ1の厚さを
t[cm]、巻取りリール7の一回転当りに発生する巻取
りリール7の回転パルスをPr、回転開始から現在までの
巻取りリール7の回転パルス数をPaとすると、半径Rと
rとの間のテープ巻数PnはPa/Prで表され、さらに半径
Rは、 R=Pn・t+r …… で表される。これにより、巻取りリール7が巻き取った
磁気テープ1の長さをlとすると、lは、 l=π・(Pn2・2Pn・r) …… で表される。これにより、巻取りリール7の磁気テープ
1の巻数Pnとテープ長さlの関係が求められる。
また、計数回路12が検出回路11によって検出された巻
取りリール7の回転パルスを計数することによって、Pa
が求められる。次に、巻取りリール7のリール一回転当
りのパルス数は一定であり、しかも既知であることか
ら、テープ位置情報は、上式に基づいて算出したテープ
長さlを磁気テープ1の走行速度vで除した値l/vで示
される。つまり、テープ位置情報Aは、次式で求めるこ
とができる。
A=π・(Pn2・t+2Pn・r)/v …… 以上のようにして算出回路13によって磁気テープ1の
テープ位置情報が得られる。
ここで、使用者が副信号記録操作部22を使用して頭出
し信号を記録する場合、頭出し信号は副信号記録再生手
段10によって磁気テープ1上に記録され、その時の磁気
テープ1の位置情報は、算出回路13によってテープ位置
情報に変換され、新しいテープカセットとして、識別回
路16によって記憶手段14に記憶されていない識別記号が
付与され、その識別記号とテープ位置情報とを記憶手段
14に記憶する。このとき、同時に映像信号も量子化回路
15によって量子化され、前述のテープカセットと同じ識
別記号を符して記憶手段14に記憶される。そして、記録
手段18は、サーマルヘッド19がVTR本体内に装着されて
いるテープカセット2の背ラベル(図示せず)の一部に
インクリボン20を所定の押圧力で押圧し、サーマルヘッ
ド19が発熱することにより、インクリボン20上の熱溶融
性のインクが剥離し、付与された識別記号をテープカセ
ット2の背ラベル上に印字する。その後、インクリボン
20のインクが剥離した部分はインクリボン送り機構21に
よって搬送される。ただし、記録手段18によってテープ
カセット2の背ラベルの一部に識別記号を印字するの
は、識別回路16によって、新しい識別記号が付与された
ときに限る。
以下この操作を繰り返すと、制御回路17は、磁気テー
プ1上に頭出し信号を記録し、それに対応したテープ位
置情報と映像信号とを記憶手段14に同一識別記号を付与
して記憶するように制御する。
またここで、使用者が操作部23を(停止あるいは一時
停止)操作して磁気テープ1に映像信号を記録するのを
停止(あるいは一時停止)する時、制御回路17は磁気テ
ープ1上に副信号記録再生手段10によって頭出し信号を
記録し、その時のテープ位置情報を算出回路13から得、
その時の映像信号を量子化回路11によって量子化した
後、磁気テープ1の走行を停止し、そのテープ位置情報
と映像信号とを記憶手段14に記憶するように制御する。
なお、テープカセット2がVTR本体内から一度排出さ
れると、同じ識別記号を符したテープ位置情報と映像信
号とを記憶手段14に記憶するのを停止する。
次に、磁気テープ1上に主信号が記憶されているテー
プカセットを使用した場合を説明する。
テープカセット2をVTR本体内に装着すると、テープ
カセット2はカセットローディング装置によって、所定
の位置に移動される。使用者が操作部23を(サーチ)操
作すると、制御回路17は次のような制御を行う。まず、
ローディング手段9がテープカセット2内の磁気テープ
1をテープカセット2から引き出して、磁気テープ1副
信号記録再生手段10と接触するような第3図に示すよう
なテープ走行系を形成する。その後、巻取りリール7を
巻取り方向に回転させることによって、まず、挿入され
たテープカセット2の磁気テープ1に、VTRに挿入され
たときのテープ位置に頭出し信号が記録されているか否
かを検出する。このとき、頭出し信号が記録されていな
かった場合、テープカセット2を装着した時のテープの
位置を表すために、副信号記録再生手段10によって頭出
し信号が磁気テープ1上に記録する。そして、供給リー
ル8を供給リール8の巻取り方向、すなわち、供給方向
と逆方向に回転させて、磁気テープ1上に頭出し信号が
記録されている位置にまで、すなわち、磁気テープ1は
副信号記録再生手段10が頭出し信号を読み取る位置にま
で巻戻される。
まず、磁気テープ1に頭出し信号が記録されている場
合、制御回路17がどのような制御を行うかを説明する。
まず、副信号記録再生手段10によって頭出し信号が読み
取られた位置で巻戻し動作を停止する。次に、第2図に
示すようにローディング手段9によって磁気テープ1を
主信号記録再生手段4に所定の角度だけ巻回させ、ピン
チローラ5が磁気テープ1をキャプスタンモータ軸6aに
圧着し、ピンチローラ5とキャプスタンモータ6の協働
により磁気テープ1を一定速度で走行する。磁気テープ
1が一定速度で走行し始めると、巻取りリール7が回転
し、巻取りリール7の回転数が検出され、その回転数が
計数回路12によって計数され、その値は先に述べたよう
な原理でテープ位置情報に変換する算出回路13によって
テープ位置情報に変換される。このとき、主信号記録再
生手段4によって磁気テープ1上に記録されている映像
信号が再生され、その映像信号を量子化回路11によって
量子化する。
まず、そのようにして求められた頭出し信号が記録さ
れている箇所のテープ位置情報と、記憶手段14に既に記
憶されている(識別記号のある)複数個のテープカセッ
トのテープ位置情報とを識別回路16によって比較するこ
とによって、該当するテープカセットを検索し、識別す
る。また、ここで、テープカセットを識別する方法は、
頭出し信号が記録されている箇所の映像信号が前述した
ように、量子化回路11によってデジタル量子化されてい
るので、その映像信号と記憶手段14に既に記憶されてい
る(識別記号のある)複数個のテープカセットの映像信
号とを比較する。例えば、量子化回路11の量子化ビット
数を8ビットとすると、記憶手段14に記憶されている8
ビットの数字と頭出し信号が記録されている位置の映像
信号を量子化回路11によって量子化された8ビットの数
字と比較することによって、該当するテープカセットを
検索し、識別してもよい。その後、そのテープカセット
2がVTR本体内から一度排出されない限り、頭出し信号
が記録されると、該当するテープカセットがある場合は
その該当するテープカセットの識別記号を符してテープ
位置情報とその時の映像信号とを記憶手段14に記憶す
る。また、該当するテープカセットがなかった場合は新
規のテープカセットとして新しい識別記号が付与されて
テープ位置情報とその時の映像信号とを記憶手段14に記
憶し、記憶手段18によってVTR本体内に装着されている
テープカセット2の背ラベルの一部に付与された識別記
号が印字される。そして、VTR本体は、テープカセット
2挿入後最初に頭出し信号を記録した位置にまで磁気テ
ープ1を巻取りリール7を巻取り方向に回転させること
によって、早送り動作を行い、テープカセット2を装着
した後最初に記録した頭出し信号を消去して停止する。
次に、磁気テープ1上に頭出し信号が存在しなかった
場合、すなわちテープのトップまで巻戻しても頭出し信
号がなかった場合、制御回路17がどのような制御を行う
かを説明する。
VTR本体は巻戻し動作を停止した後、早送り動作に切
り替えられる。テープカセット2がVTR本体内に装着さ
れた後最初に副信号記録再生手段10が記録した頭出し信
号の他に頭出し信号があった場合、つまり早送り状態に
なってから2番目の頭出し信号が副信号記録再生手段10
によって再生された場合、先に述べたように、磁気テー
プ1をローディング手段9によって第3図に示すように
主信号記録再生手段4に所定の角度だけ巻回した後、磁
気テープ1をピンチローラ5でキャプスタンモータ軸6a
に圧着した後、ピンチローラ5とキャプスタンモータ6
との協働により磁気テープ1を一定速度で走行させて算
出回路13によって変換された頭出し信号が記録されてい
る箇所のテープ位置情報(あるいは、量子化回路11によ
ってデジタル量子化されている映像信号)と、記憶手段
14に既に記憶されている複数個のテープカセットのテー
プ位置情報(映像信号)とを識別回路16によって比較す
ることによって該当するテープカセットを検索し、識別
する。制御回路17は該当するテープカセットを識別した
後、テープカセット2がVTR本体内から一度排出されな
い限り、頭出し信号がそのテープカセットに記録される
ときは該当するテープカセットがあった場合は、その該
当するテープテープカセットの識別記号を付してテープ
位置情報と映像信号とを記憶手段14に記憶する。また、
該当するテープカセットがなかった場合は、新規のテー
プカセットとして新しい識別記号を付与してテープ位置
情報と映像信号とを記憶手段14に記憶し、そして、記録
手段18は、サーマルヘッド19がVTR本体内に装着されて
いるテープカセット2の背ラベル(図示せず)の一部に
インクリボン20を所定の押圧力で押圧し、サーマルヘッ
ド19が発熱することにより、インクリボン20上の熱溶融
性のインクが剥離し、付与された識別記号をテープカセ
ット2の背ラベル上に印字する。その後、インクリボン
20のインクが剥離した部分はインクリボン送り機構21に
よって搬送される。
以上のように、記憶手段14の記憶方法を決定すると、
VTR本体は、供給リール8が巻取りリール7の巻取り方
向と逆の方向の回転することによって、巻戻し動作にな
り、テープカセット2を挿入した後最初に頭出し信号を
記録した位置にまで磁気テープ1を巻戻した後、テープ
カセット2が装着された後最初に記録した頭出し信号を
副信号記録再生手段10によって消去して停止する。
また、副信号記録再生手段10によって再生された頭出
し信号のテープ位置情報(あるいは映像信号)と、記憶
手段14に既に記憶されている複数個のテープカセット2
のテープ位置情報(あるいは映像信号)とを識別回路16
によって比較した結果、該当するテープカセットが複数
個存在した場合、まず識別回路16によってテープカセッ
トの比較識別に用いたデータがどちらであるかを判断
し、比較識別に用いたデータと異なるデータを用いてテ
ープカセット2を識別回路16によって識別する。すなわ
ち、テープ位置情報を用いてテープカセット2を識別し
ていた場合は映像信号を用いて、映像信号を用いてテー
プカセット2を識別していた場合はテープ位置情報を用
いることによって該当する複数個のテープカセットの中
から該当する一個のテープカセットを識別する。それで
もテープカセット2の識別ができなかった場合は、その
テープカセット2を確実に識別するために制御回路17
は、VTR本体を巻き戻し、あるいは早送り動作をさせる
ことによってそのとき再生された頭出し信号のテープ位
置情報と異なるテープ位置情報を持つ頭出し信号を捜
し、その頭出し信号のテープ位置情報(あるいは映像信
号)と先に識別された複数個のテープカセットの複数の
テープ位置情報(あるいは映像信号)とを比較すること
によって該当するテープカセットを識別する。その結
果、該当するテープカセットが複数個存在した場合は、
以上述べてきた動作を繰り返すことによって該当するテ
ープカセットを確実に識別する。制御回路17は、該当す
るテープカセットを識別した後、頭出し信号がそのテー
プカセット2に記録されるときは、テープカセット2が
VTR本体内から一度排出されない限り、該当するテープ
カセットとして同じ識別記号を符して位置情報とその時
の映像信号とを記憶手段14に記憶するように制御する。
最後に、挿入されたテープカセット2に頭出し信号が
全く記録されていなかった場合、すなわちテープエンド
まで早送り動作を行ってもテープカセット2を挿入した
後、最初に記録した頭出し信号以外に頭出し信号が記録
されていなかった場合、制御回路17は次のようにVTR本
体の動作を制御する。巻取りリール7を巻取り方向に回
転させて早送り動作を終了した後、供給リール8を巻取
りリール7の巻取り方向と逆の方向に回転させることに
よって、巻戻し動作を行い、テープカセット2を挿入し
た後、最初に記録した頭出し信号の位置までテープを巻
戻した後、その頭出し信号を副信号記録再生手段10によ
って消去して停止し、今後、副信号記録再生手段10によ
って頭出し信号を磁気テープ1上に記録した場合は、新
規のテープカセットとして新しい識別番号が付与され
て、テープカセット2がVTR本体内から一度排出されな
い限り、同一テープカセットのテープ位置情報と映像信
号として記憶手段14に記憶し、そして、記録手段18は、
サーマルヘッド19がVTR本体内に装着されているテープ
カセット2の背レベル(図示せず)の一部にインクリボ
ン20を所定の押圧力で押圧し、サーマルヘッド19が発熱
することにより、インクリボン20上の熱溶融性のインク
が剥離し、付与された識別記号をテープカセット2の背
ラベル上に印字する。その後、インクリボン20のインク
が剥離した部分をインクリボン送り機構21によって搬送
するように制御する。
このようにして、該当するテープカセットを識別し、
使用者が副信号記録操作部22を使用して頭出し信号を記
録する場合、頭出し信号は副信号記録再生手段10によっ
て磁気テープ1上に記録され、その時の磁気テープ1の
位置情報は、算出回路13によってテープ位置情報に変換
され、テープ位置情報として記憶手段14に記憶する。ま
た同時に、頭出し信号を記録するときの映像信号をテー
プ位置情報に対応するように記憶手段14に記憶する。以
下この操作を繰り返すことによって磁気テープ1上に頭
出し信号が記録され、さきに記憶したテープ位置情報と
映像信号と同じ識別記号を符して記憶手段14に記憶する
ように制御回路17が制御する。またここで、使用者が操
作部23を(停止あるいは一時停止)操作して磁気テープ
1に映像信号を記録するのを、あるいは再生するのを停
止(あるいは一時停止)する時、制御回路17は磁気テー
プ1上に副信号記録再生手段10によって頭出し信号を記
録し、その時のテープ位置情報を算出回路13から得、ま
た、量子化回路11によってその時の映像信号を得た後、
磁気テープ1の走行を停止し、そのテープ位置情報と映
像信号を記憶手段14に記憶するように制御する。なお、
テープカセット2がVTR本体内から一度排出されると、
そのテープカセットのテープ位置情報と映像信号として
同一の識別記号を符して記憶手段14に記憶するのを停止
する。
また、このようにしてデータベース化されたテープカ
セットのデータ(テープカセット識別記号、頭出し信号
が記録されている箇所のテープ位置情報、及び映像信
号)は頭出し信号が記録されている箇所のテープ位置情
報によってテープトップからデータを順番に並べ変えら
れて記憶手段14に記憶する。
以上のように、識別回路16によって識別された結果
(装着されたテープのどの位置に頭出し信号が記録され
ており、また頭出し信号が記録されている箇所の映像信
号の内容はどんな映像であるか)は、表示回路25bによ
って所定の信号フォーマットに変換されて、VTR本体の
フロントパネルに設けられた表示部25aにテープカセッ
ト識別記号と頭出し番号とその時のテープ位置情報及び
映像信号とを表示するか、または変換回路26によって識
別記号とテープ位置情報と映像信号を所定の信号フォー
マットに変換してVTR本体に接続されているTV等の外部
機器に出力する。
ここで、テープカセット2の背ラベルに印字されてい
る識別記号を直接識別記号入力部24(識別記号がアラビ
ア数字で与えられている場合はテンキー、アルファベッ
トで与えられている場合はアルファベットキー)を操作
して入力すると、表示部25aにはキーインされたテープ
カセット中の頭出し信号が記録されているテープ位置情
報が表示され、制御回路17はテープカセットが識別回路
15によって既に識別されているものとして、識別記号入
力部24を操作した後、副信号記録操作部22を操作して頭
出し信号を磁気テープ1上に記録した場合は、識別記号
入力部24によって入力された識別記号を符してテープ位
置情報と、テープ位置情報に対応する映像信号とを記憶
手段14に記憶するように制御する。
なお、第2図に示す実施例の場合は、使用者が副信号
記録部22を操作する前に、選択部27を操作することによ
って記憶手段14に記憶するデータを選択している場合
は、記憶手段14に記憶するデータは選択部27で選択され
ているデータを記憶手段14に記憶する。従って、識別回
路15がテープカセットの識別は選択部27によって選択さ
れたデータを用いて選択することになり、基本的な動作
は第1図に示す実施例で述べているものと同じ動作をす
る。
なお、本実施例では、副信号を専用のヘッドで磁気テ
ープ上に記録するように構成してあるが、副信号を記録
する方法は、本実施例に限ったわけではなく、例えば走
行系にコントロール信号を記録するためのコントロール
ヘッドが存在するような装置の場合、コントロールヘッ
ドによって記録されるコントロールパルスを正規の幅で
記録するのではなく、互換性を保つ範囲内でコントロー
ルパルスの幅を変更したものを磁気テープ上に一定時間
記録することによって、副信号とするものや回転ヘッド
シリンダ上のヘッドで副信号を記録するもの(回転ヘッ
ドシリンダ上のヘッドで副信号を記録したり、映像信号
や音声信号を記録している領域に重畳して副信号を記録
するもの)でも良く、本実施例に限ったものではない。
また、本実施例では、頭出し信号を記録したときのテ
ープ位置情報と映像信号を記憶手段に記憶するように構
成しているが、テープ位置情報と音声信号を記憶手段に
記憶するように構成してもよい。当然その場合は量子化
回路によってデジタル量子化される信号は音声信号とな
り、また識別回路で識別される信号も音声信号となり、
表示回路は音声信号に変換する回路となる。
また、本実施例では、VTRを使用して説明を行った
が、DAT、データストリーマなどでもよい。
また、本実施例では、回転ヘッドシリンダを使用して
磁気テープに記録しているが、固定ヘッド方式でもよく
本実施例に限ったものではない。
また、本実施例では、テープの位置情報を表す表現と
してテープ位置情報としているが、テープの位置を表現
としては、テープの頭からの絶対位置を表していればよ
く、例えば、テープ頭からの走行時間でテープ位置情報
を表しても良い。
また、本実施例では、テープ位置情報と映像信号を記
憶する記憶手段をVTR本体内に設けているが、記憶手段
を設ける場所はVTR本体と連結動作できるように構成さ
れたものであればよい。
また、本実施例に用いる記憶手段は、半導体素子とし
たが、記憶手段は磁気媒体を用いたもの、光ディスクを
用いたものでもよく記憶媒体になんらとらわれるもので
はない。
また、本実施例では、副信号を読み取った後、ローデ
ィング手段によって磁気テープを回転ヘッドシリンダに
所定の角度だけ巻回させた後、磁気テープを一定速度で
走行させることによって巻取りリールの回転パルスを検
出して副信号が記録されている箇所のテープ位置情報を
算出するように構成しているが、磁気テープを回転ヘッ
ドシリンダに巻回させることなくキャプスタンモータに
よって一定速度で駆動するようにVTRの機構部を構成
し、そのキャプスタンモータによって磁気テープを駆動
し、巻取りリールの回転パルスを得ることによってテー
プ位置情報を得るようにしてもよい。
また、本実施例では、巻取りリールの回転パルスから
テープ位置情報を算出するように構成しているが、供給
リールの回転パルスからテープ位置情報を算出するよう
に、あるいは巻取りリールと供給リールの両方の回転パ
ルスからテープ位置情を算出するように、さらにはキャ
プスタンモータの回転数と巻取りリールの回転パルス、
キャプスタンモータの回転数と供給リールの回転パル
ス、キャプスタンモータの回転数と巻取りリールと供給
リールの回転パルス等の情報からテープの位置を得るよ
うに構成してもよい。
また、本実施例では、再生あるいは記録時にテープ位
置情報が得られるように構成しているが、巻戻し、ある
いは早送り時や巻戻し時の巻取りリールや供給リールの
回転数からテープ位置情報を算出するように構成しても
よい。
また、本実施例では、テープカセットを装着した後最
初に記録した副信号を消去するように構成しているが、
副信号を消去せずにその時のテープ位置情報を識別回路
によって識別された後、そのテープカセットのデータと
して記憶手段に記憶するようにしてもよい。
また、本実施例では、テープカセット装着後、まず副
信号を記録するような構成になっているが、テープカセ
ットを識別した後、テープカセットを装着した時のテー
プの位置に戻れればよく、例えばコントロール信号を記
録するような機器の場合はコントロールパルスの数を計
数することによって元の位置に戻すような構成にしても
よい。
また、本実施例では、頭出し信号を捜すために、まず
巻き戻し操作を行うように構成してあるが、早送り動作
を先に行ってもよい。
また、本実施例では、装着するテープカセットが記録
済みのものか否かを使用者が判断して操作ボタンを操作
することによって行っていたが、この操作を装置内で判
断してもよい。例えば、ローディング後テープを走行さ
せて回転ヘッドシリンダのヘッドが信号を読み取るか否
かによって判断させる。あるいは、コントロール信号を
記録するような装置の場合は、コントロールヘッドがコ
ントロール信号を読み取るか否かによって判断させる。
また、本実施例では、テープカセットに捲装されてい
るテープを磁気テープとしているが、テープは、紙テー
プ光テープなどでもよく、テープの種類になんら捕らわ
れるものではない。
また、本実施例では、頭出し信号を記録し多彩に記憶
手段に記憶する情報として、テープ位置情報と映像信号
としているが、テープ位置情報と映像信号の少なくとも
一方を記憶すればよく、また、識別回路によるテープカ
セットの識別方法は、記憶手段に記憶されている情報を
用いて識別すればよく、記憶するあるいは識別する情報
としてはテープ位置情報、あるいは映像信号の少なくと
もどちらか一方の情報があればよい。
また、本実施例では、表示部に表示する情報として、
識別記号、テープ位置情報及び映像信号としているが表
示する情報としては、識別記号、テープ位置情報、映像
信号のうち少なくとも一方の情報を表示していればよ
い。
また、本実施例では、記録手段による印字をテープカ
セットの背ラベルの一部行っていたが、テープカセット
の正面ラベルに印字してもよく、識別記号を印字する位
置は本実施例に限るものではない。
さらに、本実施例では、記録手段による記録方法を熱
転写方式の印字装置で行っているが、ワイヤ・ドット方
式やインクジェット方式の印字装置やテープカセットの
表面部に刻印を記すようにしてもよく、なんら記録手段
に捕らわれるものではない。
以上のように、本実施例は副信号記録再生手段によっ
て副信号を記録した時のテープ位置情報と主信号の少な
くとも一方を記憶する記憶手段と、副信号記録再生手段
によって副信号を再生した時のテープ位置情報と主信号
の少なくとも一方を記憶手段に既に記憶されている複数
個のテープカセットのテープ位置情報と主信号の少なく
とも一方と比較することによって該当するテープカセッ
トを識別する識別手段と、識別手段によって付与された
識別記号をテープカセットに記録する記録手段と、識別
記号と記憶手段に記憶されているテープ位置情報と主信
号の少なくとも一方を表示する表示手段とを備えたこと
によって、従来のようにテープのどの位置に頭出し信号
や、番地コードを記録したかを使用者が記憶しておく必
要がなく、あるいは頭出し信号や、番地コードを印字し
たものを残しておいたりする必要がなく、テープカセッ
トをVTR本体に装着することなく、テープカセットの一
部に印字された識別番号を確認し、VTRに設けられてい
る操作部を操作するだけで、そのテープカセットのどの
位置に頭出し信号や、番地コードが記録されているかを
判断し、その位置の映像信号とテープの位置情報とをVT
R内のディスプレイ(表示部)や、映像信号(あるいは
音声信号)に変換してテレビ画面に表示することによっ
て、テープカセットの副信号を記録した箇所の位置情報
と映像信号とを迅速に知ることができると共に、テープ
カセットを排出したときのテープ位置情報が記憶されて
いるので、排出されたテープカセットのテープの位置が
わかるので、テープカセットをVTR本体に装着しなくて
も識別記号が印字されているテープカセットのテープ残
量などが簡単にわかり、また、テープカセットを本発明
の記録再生装置に装着して副信号や、番地コードが記録
してある位置にまで一度走行させ、頭出し信号や番地コ
ード等の副信号が記録されているテープ位置情報、ある
いは映像信号を読み取ることによって、そのテープ位置
情報(あるいは映像信号)と、VTR本体内に、あるいは
本発明のVTR本体と連結動作しうるように設けられた記
憶手段に記憶されているテープ位置情報(あるいは映像
信号)と比較することによって、VTR本体に装着されて
いるテープカセットには、テープのどの位置に頭出し信
号や、番地コード等の副信号が記録されており、そのテ
ープ位置の信号の内容を表示することにより、装着され
たテープカセットの副信号が記録されている箇所の位置
情報と信号の内容とを迅速に知ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明はテープ上に主信号を記録再生
する主信号記録再生手段と、テープ上に副信号を記録再
生する副信号記録再生手段と、副信号記録再生手段によ
って副信号を記録した時のテープ位置情報と主信号の少
なくとも一方を記憶する記憶手段と、副信号記録再生手
段によって副信号を再生した時のテープ位置情報と主信
号の少なくとも一方を記憶手段に既に記憶されている複
数個のテープカセットのテープ位置情報と主信号の少な
くとも一方と比較することによって該当するテープカセ
ットを識別する識別手段と、識別手段によって付与され
た識別記号をテープカセットに記録する記録手段と、識
別記号と記憶手段に記憶されているテープ位置情報と主
信号の少なくとも一方を表示する表示手段とから構成し
たことによって、従来のようにテープのどの位置に頭出
し信号や、番地コード等の副信号を記録したか、また副
信号を記録した位置の主信号の内容を使用者が記憶して
おく必要がなく、テープカセットをVTR本体に装着する
ことなく、テープカセットの一部に記録された識別番号
を確認し、本発明の記録再生装置を操作するだけで、そ
のテープカセットの頭出し信号や、番地コード等の副信
号が記録されている位置情報と、副信号が記録されてい
る位置の主信号の内容をVTR内のディスプレイ(表示
部)や、映像信号(あるいは音声信号)に変換してテレ
ビ画面に表示することによって、テープカセットの副信
号が記録されている箇所の位置情報と主信号の内容を迅
速に知ることができる。
また、記憶手段に記憶する情報を選択できるようにす
ることによって必要な情報のみを記憶することができる
ので、余分なメモリーを使わずに済み記憶手段のメモリ
ーを有効に使用することができ、その実用上の効果は極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録再生装置の一実施例のブロック系
統図、第2図は他の実施例のブロック系統図、第3図,
第4図は同記録再生装置の動作説明のための平面図、第
5図は記録再生装置に用いられている印字機構の概略
図、第6図はフロントパネルの平面図である。 4……主信号記録再生手段、10……副信号記録再生手
段、12……計数回路、13……算出回路、 14……記憶手段、15……識別回路、17……記録装置、25
……表示手段、27……選択部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットに捲装されているテープの
    位置情報を算出する算出手段と、前記テープ上に主信号
    を記録再生する主信号記録再生手段と、前記テープ上に
    副信号を記録再生する副信号記録再生手段と、前記副信
    号記録再生手段によって副信号を記録した時のテープ位
    置情報と主信号の少なくとも一方を記憶する記憶手段
    と、前記副信号記録再生手段によって副信号を再生した
    時のテープ位置情報と主信号の少なくとも一方を前記記
    憶手段に既に記憶されている複数個のテープカセットの
    テープ位置情報と主信号の少なくとも一方と比較するこ
    とによって該当するテープカセットを識別する識別手段
    と、前記識別手段によって付与された識別記号をテープ
    カセットに記録する記録手段と、識別記号と前記記憶手
    段に記憶されているテープ位置情報と主信号の少なくと
    も一方を表示する表示手段とを具備する記録再生装置。
  2. 【請求項2】記憶手段にに記憶する情報として副信号再
    生手段によって副信号を記録した時のテープ位置情報と
    主信号の少なくとも一方を選択する選択手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
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