JP2722963B2 - テープ状記録媒体用記録再生装置 - Google Patents

テープ状記録媒体用記録再生装置

Info

Publication number
JP2722963B2
JP2722963B2 JP4255861A JP25586192A JP2722963B2 JP 2722963 B2 JP2722963 B2 JP 2722963B2 JP 4255861 A JP4255861 A JP 4255861A JP 25586192 A JP25586192 A JP 25586192A JP 2722963 B2 JP2722963 B2 JP 2722963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
tape
directory information
recorded
directory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4255861A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0684331A (ja
Inventor
卓也 対馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP4255861A priority Critical patent/JP2722963B2/ja
Publication of JPH0684331A publication Critical patent/JPH0684331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2722963B2 publication Critical patent/JP2722963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ状記録媒体用の記
録再生装置に係り、特に、カセットに収納された磁気テ
ープに、映像信号や音声信号のみならず、TOCデータ
等のサブコードも記録,再生する機能を備えたテープ状
記録媒体用記録(及び/又は)再生装置(以下単に「装
置」又は“VTR”とも記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRに用いられるビデオテープ等の記
録媒体は、技術の進歩により1巻で数時間(標準モード
で3時間以上)も記録できるものも開発,市販されるよ
うになった。しかも、3倍モード等の長時間モードで記
録すると、更に長時間の記録が可能なので、現在では1
巻のビデオテープに、TV番組,或いは使用者によるカ
メラ撮り(ダビング)等の複数のプログラムを記録して
保存するのが常識となっている。
【0003】そして、後日、これらのカセットテープの
記録(録画)内容を忘れ(間違え)ないために、録画内
容,録画時間,カウンタ番号等を、使用者が手書きでイ
ンデックスラベル等に書込み、そのインデックスラベル
をカセットのラベル貼着面やカセット用ケースに貼付け
ていた。実際にはかかる作業は面倒であり、インデック
スラベルをカセット(ケース)に貼り忘れたり、カウン
タ番号等を書き忘れたりすると、後になってテープの録
画内容を調べたり、スタート部分を検索するのに手間ど
り、特に録画プログラムの冒頭や終了位置をアクセスす
るのにかなりの時間を要していた。
【0004】これに対して、FD(フロッピーディス
ク)等、コンピュータ関連の記憶媒体では“ディレクト
リ”という概念が古くから用いられ、使用者が1つのフ
ァイル(ビデオテープでは1つのプログラムに相当)を
記録したら、その名称,番号,容量等、後になって検索
するのに必要な情報を、ディレクトリエリアという特別
な固定エリア(領域)に記録している。そこで、かかる
固定エリアを上記ビデオ(カセット)テープにも適用し
ようとすると、ビデオテープをディレクトリエリアまで
巻戻したり早送りしたりせねばならず、FDにおけるエ
リアサーチに比べて多くの時間がかかってしまう。
【0005】そこで、ビデオテープを使用(記録又は再
生)する度毎にディレクトリ情報を記録した場合、その
テープを次に使用した際に得られたディレクトリ情報
は、どのディレクトリ情報がいつの時点で記録されたも
のかを判別することが困難であった。そのため、かかる
ディレクトリ概念は、VTRには適用できないものと、
従来より考えられていた。
【0006】しかるに、近年、特開昭64-53391号公報や
特開昭64-53392号公報において、かかるディレクトリ概
念をVTRにも適用できるようにした画期的なVTR
(情報信号記録又は再生装置)が発表された。このVT
Rは、磁気テープ等の記録媒体に記録された主情報信号
に関するディレクトリ情報を記憶するディレクトリ情報
記憶部と、記録又は再生装置のカセット装填直後にこの
主情報信号記録エリア以外の特定部分に記録したディレ
クトリ情報をこのディレクトリ情報記憶部に転送する手
段と、主情報信号を磁気テープに記録後、この主情報信
号に関するディレクトリ情報をディレクトリ情報記憶部
内で付加する手段と、上記カセットを取出す直前に磁気
テープ上の主情報信号記録エリア以外の特定部分に、上
記格納されたディレクトリ情報を記録する手段とを備え
たものである。そして、このディレクトリ情報は、その
新旧を識別できるデータを含んで形成されている。
【0007】以下、そのVTRの使用例について、図7
を参照して説明する。この図7において、(I) はビデオ
テープの記録内容を、(II)はVTR内に設けられたディ
レクトリRAM(Random Access Memory)の内容を夫々示
しており、ビデオテープTとして未記録のものを使用す
るものとする。また、テープTを収納しているカセット
には、不使用時の巻き弛みを防止するために、周知のブ
レーキ機構が設けられているものとする。
【0008】まず始めに、プログラムAをテープT上の
位置a〜bの区間に録画し、bの位置でEJ(イジェク
ト)キー又はP-OFF(電源切断)キーを操作すると、図7
(A) に示すように、ディレクトリ情報(A')の内容がテー
プTのs1 にセーブ(記録)される。EJキーを操作した
場合にはセーブの直後にテープカセットがVTRより排
出され、 P-OFFキーのみの操作ではテープカセットはV
TR内に装填されたままであるが、いずれの場合もテー
プTはbの位置で止まっているので、これを再びVTR
に装填したり装填状態で入電(P-ONキー操作)したりす
ると、テープTのbの部分が自動的に再生して、図7
(B) に示すようにディレクトリ情報(A')を上記ディレク
トリRAMにロードする。
【0009】そしてプログラムBをテープT上の位置b
〜cの区間に録画し、例えばcの位置でSTOPキーを操作
すると、ディレクトリ情報は(A')の内容から(B')の内容
に更新される。そしてcの位置でEJキー又は P-OFFキー
を操作すると、図7(B) に示すように、ディレクトリ情
報(B')の内容がテープTのs2 にセーブされる。次にカ
セットをVTRに装填したり、装填状態で入電したりす
ると、図7(C) に示すようにディレクトリ情報(B')の内
容をテープT上の位置cでディレクトリRAMにロード
する。そしてプログラムCをテープT上の位置c〜dの
区間に録画し、例えばdの位置でSTOPキー操作すると、
ディレクトリ情報は(B')の内容から(C')の内容に更新さ
れる。
【0010】次に、REW(巻戻し)キーの操作によりテー
プ始端aの位置まで巻戻し、そこでEJキー又は P-OFFキ
ーを操作すると、図7(C) に示すように、ディレクトリ
情報(C')の内容がテープTのs3 にセーブされる。その
後、カセット装填,又は装填状態で入電すると、図7
(D) に示すようにディレクトリ情報(C')の内容をテープ
Tの位置aでディレクトリRAMにロードする。そして
プログラムAの全部とプログラムBの途中まで再生し、
STOPキー操作後、eの位置でEJキー又は P-OFFキーを操
作すると、図7(D')に示すようにディレクトリ情報の内
容は更新せずに、テープTのeの位置でs4 にセーブさ
れる。
【0011】そして、カセット装填,又は装填状態で入
電すると、図7(E) に示すようにディレクトリ情報(C')
の内容をテープTの位置eでディレクトリRAMにロー
ドする。そしてプログラムBを途中から再生し、テープ
Tの位置fでSTOPキー操作後、EJキー又は P-OFFキーを
操作すると、ディレクトリ情報の内容を更新せずに、テ
ープTのfの位置でs5 にセーブするわけである。
【0012】このように、かかるディレクトリ情報をも
記録されたカセットテープTを、使用者がVTRに装着
(装填)すると、記録又は再生に先立って、CRT等の
表示画面に必ずディレクトリ情報が自動的に表示される
ので、磁気テープに記録されている番組内容を即座に認
識でき、見たい番組を捜す場合にも、その冒頭部分に素
早く到達できる。なお、ディレクトリ情報の新旧を識別
する情報としては番号や日時等が使用され、新旧ディレ
クトリ情報の比較(識別)は、VTRに設けられた専用
のシステムコントローラでソフトウェア的に行なわれ、
又はハードウェアで直接行なわれる。
【0013】具体的には、サブコード情報を、上記ディ
レクトリRAMを含んでいるサブコードバッファへロー
ドする際に、CPU等のシステムコントローラがディレ
クトリ情報に含まれるディレクトリ番号を監視し、その
番号で新旧比較をして、より新しいディレクトリ情報の
みをディレクトリRAMに格納する。そして、ディレク
トリ番号が減少する時点、即ち新情報から旧情報へ移る
時点、又は新情報が無くなった時点でサブコード情報の
ロード動作を終了することにより、多数のディレクトリ
情報が隣接し、混在している場合においても、常に最新
のディレクトリ情報を得ようとしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭64-53391,2
号公報に開示された従来技術では、上記のような新旧識
別方法を用いているので、多数のディレクトリ情報が互
いに隣接してセーブ(記録)されている場合には、どれ
が新しい情報かを識別して有効性を判断することはでき
る。しかるに、カセットテープを、例えばTOC等のデ
ィレクトリ情報を書込む機能を持たない他のVTRに装
着して再生したり、テープ巻戻し専用機にかける等し
て、テープ位置が大きく変った場合には、テープ上のデ
ィレクトリ情報を全て再生して比較しないと、どのディ
レクトリ情報が最新で有効なものか不明なので、正しく
判断するには長時間を要するという欠点があった。ま
た、時間をかけて捜さないと、古いディレクトリ情報を
有効と誤判断してしまいがちであるという問題があっ
た。
【0015】本発明のテープ状記録媒体用記録再生装置
は、上記カセットの該記録再生装置への装填時に該記録
媒体のサブコード記録エリアに記録されたディレクトリ
情報を再生して該ディレクトリ情報を一時記憶するメモ
リと、該メモリに記憶されたディレクトリ情報を必要に
応じて修正する修正手段と、上記カセットの該記録再生
装置からの排出時に、排出動作に先立って、上記メモリ
に記憶された最新のディレクトリ情報を上記サブコード
記録エリアに排出点印を含んで記録する読出し記録手段
と、上記カセットの該記録再生装置への再装填時に該記
録媒体に記録されているディレクトリ情報を再生し該デ
ィレクトリ情報に排出点印が含まれているか否かを検出
する検出手段と、排出点印が検出された際には該ディレ
クトリ情報を上記メモリに格納すると共に排出点印を消
去し、排出点印が検出されなかった際には読出した該デ
ィレクトリ情報を無効にする手段とを備えて構成するこ
とにより、上記課題を解決したものである。
【0016】
【実施例】本発明のテープ状記録媒体用記録再生装置
(VTR)は、使用するテープカセットに、不使用時の
巻き弛みを防止するために、ブレーキ機構が設けられて
いることに着目し、本発明の思想を実現した記録再生装
置のみを使用する限り、最新のディレクトリ情報が記録
されている位置でテープが止まっていることを利用して
いる。
【0017】以下、本発明装置の具体的実施例につい
て、図1以降を参照し乍ら説明する。図1は本発明の一
実施例装置1のブロック系統図であり、図中、3は入出
力インターフェース、4〜6は夫々オーディオ(音声)
信号,ビデオ(映像)信号,インデックス信号用の信号
処理回路、7はエンコーダやデコーダ等を含む記録再生
回路、8はマイコン等のシステムコントローラ、9は複
数の操作キーから成る操作系、11はメカコン/サーボ
回路(機構系の駆動,制御回路)12はタイマー、13
はテープカウンタ、14はメカ部(機構系)である。な
お、入出力インターフェース3を介して、チューナ2
(及びアンテナA)やCRT等の表示画面20などとの
信号の授受を行なっている。
【0018】操作系9には、電源スイッチ(P-ON,P-OFF
キー),録画釦,再生釦,早送り釦,巻戻し釦,停止
釦,ポーズ(一時停止)釦,イジェクト釦(EJキー)等
から成る。また、タイトル等を入力するためのテンキ
ー,アルファベットキー,更には仮名,漢字変換キー等
を備えると一層便利である。
【0019】H1 はビデオ,音声,インデックス各信号
用の録再ヘッドであり、これは周知の如く、回転ドラム
(図示せず)の側面に点対称の位置に取付けられる1対
の回転ヘッドから成る。なお、音声信号を、後述の如き
時分割や、β方式(登録商標)のような周波数分割によ
る記録ではなく、HiFi−VHS方式(登録商標)のよう
な磁性層分割方式の場合には、ビデオ用と音声用に1対
ずつ回転ヘッドが設けられる。更に、機種によっては3
倍モード用にもう1対のビデオ用回転ヘッドが設けら
れ、更にまた、回転ドラムの半径を標準サイズの 2/3
にしたVTRにおいては各々2倍の回転ヘッドが設けら
れるが、繁雑さを回避するために、図示の如く、1個の
録再ヘッドH1 で代表させている。
【0020】磁気テープTは、この回転ドラムに対して
180°よりも多目に捲回され、1対の録再ヘッドH1
よって、ビデオ信号が殆ど切れ目なく連続的に記録,再
生されるよう構成されることが多い。また、音声信号
は、記録エリアAUDIO の個所に時間軸圧縮されたディジ
タル信号として記録されるが、これに限らず、記録エリ
アVIDEO の個所に亘って、ビデオ信号と共に周波数分割
多重して記録しても良く、更に、別の回転ヘッドを備え
てビデオトラックVIDEO,オーディオトラックAUDIO の位
置に深層記録することも可能である。なお、H2 は LTC
/CTLヘッドであり、これは一般に2つの固定ヘッドにて
構成される。
【0021】図2はインデックス部(インデックス信号
処理回路)6の具体的構成をシステムコントローラ8の
具体的動作内容と共に詳細に示すブロック図であり、図
中、15はアドレスカウンタ、16はインデックスメモ
リである。入力端子In2 からは、上記録再ヘッドH1
び記録再生回路7を介して、テープTに記録されている
過去のインデックスデータが供給される。なお、インデ
ックス部6及びシステムコントローラ8の詳細な動作説
明に関しては後述する。
【0022】テープフォーマット(磁気テープTの記録
パターン)は、例えば図3に模式的に示すように、ビデ
オトラックエリア(VIDEO),音声トラックエリア(AUDIO),
及びインデックストラックエリア(INDEX)が、記録時に
多数本(そのうち1本のみ図示している)、いずれも録
再ヘッドH1 で形成される。ビデオ,音声両信号ともデ
ィジタル信号で時間軸圧縮記録されることを想定してお
り、図示の如く、各エリア間にはスペースエリアSEが形
成されているので、ビデオ,音声,インデックスの各エ
リア毎に、独立してアフレコ(後追い記録)可能となっ
ている。なお、インデックスデータ(ディレクトリ情
報)は全トラックエリアに記録されるものではなく、後
述する操作に従い、図7に示したように部分的に記録さ
れる。
【0023】なお、テープフォーマットは図3の内容に
限らず、インデックストラックエリア(INDEX)さえ独立
に形成されるものであれば、前記従来の各方式と同様な
フォーマットにすることもできる。その場合、磁気テー
プTの上縁に、長手方向に通常はアナログ音声信号が固
定ヘッド(図示せず)で記録されるが、その部分(又は
近傍)に LTCヘッドH2 でアドレスコード(Longitude T
ime Code)も記録される。従って、音声信号をアドレス
用トラック(LTC)以外のエリアに記録するようにすれ
ば、アドレスコードのS/Nが良くなる。また、磁気テ
ープTの下縁には、 CTLヘッドH2 でコントロールトラ
ック(CTL)が形成される。なお、この部分に、周知のVI
SS,VASS信号を CTLヘッドH2 で多重記録しても良い。
このようにLTC用と CTL用に専用のヘッドを夫々用いて
いるが、前記の如く、図1では便宜上両者を纏めて1つ
で図示してる。
【0024】上記インデックストラック(INDEX)には、
例えば図4に示すように、同期を取るためのヘッダ部,
イジェクトポイントマーク(排出点印記録)部,テープ
Tの絶対番地(アドレスコード)を示すテープアドレス
部,記録データの内容を示すディレクトリ部及びその他
の内容が、図示の順序で記録される。更に、ディレクト
リ部にはプログラム番号,録画した日時,及びその他の
内容が、図示の順序で記録されている。なお、イジェク
トポイントマークの有無は、実際にはそこの値が1
(有)か0(無)かで判断される。
【0025】ディレクトリ部に記録されるその他の具体
的内容としては、例えば図5に示すように、Ch(チャ
ンネル)分類、スタートアドレス、エンドアドレス、記
録モード、番組のタイトル等のTOCデータ(Tabl
e of Contents;目次=インデックスデー
タ、又はディレクトリ情報)である。このタイトルは、
操作系9のアルファベットキーを押すことによりマニュ
アル入力される(J**…)。なお、システムコントロ
ール8に仮名、漢字変換機能を持たせることにより、図
5図示の如く、仮名(サ**…、バ**…)、漢字(世
**…)も使用してタイトルを入力し、記録させること
もできる。
【0026】図1において、映像/音声入力端子In1 や
チューナ2から、入出力インターフェース3を介して供
給された映像信号や音声信号は、記録再生回路にてFM
変調,A/D変換,コード化等の所定の信号処理が行な
われ、録再ヘッドH1 により、例えば図3に示すような
パターンでテープTに時系列的に記録される。その際、
システムコントローラ8を介して、メカコン/サーボ回
路11により、装置1全体の動作制御が行なわれる。
【0027】一方、図3に示すアドレス用トラック(LT
C)とコントロールトラック(CTL)には、ヘッドH2
より夫々所定の信号(絶対番地等)が、上記映像信号や
音声信号と同時的に記録される。このとき、メカコン/
サーボ回路11には、テープカウンタ13からのカウン
ト信号が供給されるので、テープ走行時におけるテープ
Tの絶対位置(番地)は、常に把握されている。
【0028】ここで、本発明装置1の具体的な使用法,
動作について、図1,図2のブロック図及び図6のフロ
ーチャートを併せ参照して説明する。なお、ビデオテー
プTとして未記録のものを最初に使用する場合や、図7
(B) のように続けて録画する場合は前記従来装置と同じ
なので、既記録テープを使用するものとする。また、使
用するテープカセットには、前記の如く、巻き弛み防止
用のブレーキ機構が設けられているので、装置内に装填
されたままのテープは勿論、装置から排出されたテープ
も、捲回されていない部分{テープを装着した際に録再
ヘッドH1 に当接する部分}にインデックス部が形成さ
れている(ディレクトリ情報が記録されている)。更
に、装置1が電源OFF の場合には、使用者がテープカセ
ットを所定の挿入口から装填すると、装置1本体は自動
的に電源スイッチが閉成(ON)されるものとする。
【0029】まず、使用するテープTを装置1に装着す
る(ステップ1,2)と、システムコントローラ8,メカコ
ン/サーボ回路11,メカ部14等が自動的に働いて、
従来装置同様、テープTのインデックス部(INDEX)にセ
ーブされているディレクトリ情報を読出す。又は、イン
デックス部内のイジェクトポイントマーク部にイジェク
トポイントマーク(排出点印)が有るか否かをシステム
コントローラ8でまず自動的に検出し(ステップ3)、有
る時だけ、そのインデックス部(INDEX)に記録された図
5示のTOCデータ(インデックスデータ)を読出し
(ステップ4)てCRT等の画面20に表示し、図2に示
したインデックスメモリ(ディレクトリRAM)16に
格納した後、その排出点印のみをソフトウェア的に消去
し(ステップ5)、テープTを必要量巻戻して、排出点印
が無くなったTOCデータを上記再生した個所と同一の
インデックス部(INDEX)に記録する。
【0030】次に、使用者が操作系9の中にある目次表
示要求釦(図示せず)を押すことにより目次表示の要求
を行なった場合、システムコントローラ8はそれを検知
して、インデックスメモリ16のTOCを画面20に図
5の如く表示する(ステップ6,7)。また、使用者が画面
20に表示された複数のタイトルの中から、所望のタイ
トルを選択しようとして、操作系9中の所定の釦を押す
ことにより所望タイトルの頭出しの要求を行なった場
合、システムコントローラ8は現在のテープ位置と指定
のあったタイトルの冒頭のテープ位置を演算し、演算結
果に基いてメカコン/サーボ回路11を介してメカ部1
4を動作させ、テープTを早送り又は巻戻しさせる(ス
テップ8,9)。
【0031】しかる後、プレイ釦(図示せず)等各モー
ドキーが押されたら(ステップ10)、指定されたモード
に移行する(ステップ11)。かかる録画,再生等の諸動
作は従来装置と同じである。即ち、通常のTV番組を録
画したい時には、図1のチューナ2側に回路を接続し、
ビデオディスクや他の録画済みビデオテープから録画し
たい場合には、映像/音声入力端子In1 側に接続する。
また、早送り(+再生)や巻戻し(+再生),及びスチ
ル再生等も従来装置同様に行なうことができ、それらは
操作系9でのキー操作により容易に行なえる。
【0032】新しいテープやテープTの既記録テープの
途中から(未記録部分を含んでも良い)録画する場合に
は、通常の映像信号等の他に、アドレス用トラックLTC
に絶対番地が記録され、テープの最後まで記録したら自
動的に巻戻して停止する(以上ステップ14)。また、新
たに記録が行なわれたり、TOCが追加,訂正されたり
すると、インデックスメモリ16内のTOCデータが訂
正され、常に最新のTOCデータがインデックスメモリ
16内に保存される(ステップ14)。なお、既記録テー
プの途中から記録する場合には、前記ステップ4 の動作
により読出された絶対番地に続けて番地数が記録される
ので支障は無いが、テープの未記録部分に録画する場合
には、既記録個所に続けて記録しないと、絶対番地が連
続されないことになる。
【0033】ここで、所望番組の録画が終る等の理由に
より使用者が停止釦(STOPキー)を操作すると、TOC
データが更新されて排出点印(イジェクトポイントマー
ク)を含んだ最新のTOCデータがインデックスメモリ
16に書込まれる(ステップ12のSTOP時)。なお、再生
を停止した場合には当然TOCデータは更新されず、同
じ内容のままで排出点印が加わる{インデックスメモリ
16内のイジェクトポイントマーク部に書込まれる}こ
とになる。
【0034】次に、イジェクト釦又は電源スイッチ(P-O
FFキー)を操作すると(ステップ12)、テープTの排出
動作又は電源切断動作に先立って、その位置でインデッ
クスメモリ16内の上記排出点印を含んだ最新のTOC
データ(図4参照)が、録再ヘッドH1 によりテープT
上のインデックストラックINDEX に記録される(ステッ
プ12)。しかる後、カセットテープTが装置1本体より
排出されるか、又は装置内に装填されたまま電源OFF と
なる。なお、ステップ12における“LDG",“ULD
G”は、夫々テープTのローディング及びアンローディ
ングを意味する。
【0035】このように、カセット排出時又は電源OFF
に、これに先立って排出点印含んだ最新のTOCデータ
をインデックストラックINDEX に記録するようにし、カ
セット装着時(装填されている時には入電時)に、かか
る排出点印の有無を検出し、マークが有れば、TOCデ
ータは、前回のカセット排出時のTOCデータであると
判断して、これを図2のインデックスメモリ16に転送
した後、自動的にTOCデータを再生,表示し(ステッ
プ14)、排出点印をTOCデータより消去する。もし、
カセット装着時に排出点印が無いことが判断された時に
は、下記の原因によりテープ位置が変ってしまったもの
と判断し、TOCデータの取り込みを中止する。これに
より、カセット装着時に、直ちに有効なTOCデータか
否かを判断でき、何らかの原因でテープ位置が変った場
合でもそれを認識して、このように適切な処置をするこ
とができるのである。
【0036】なお、本発明装置以外のVTRや巻戻し専
用機を使用したことにより、排出点印が無いTOCデー
タ(ディレクトリ情報)であった場合には、読出しも表
示も行なわないが、これをインデックスメモリ16に格
納しさえしなければ、排出点印が無い旨のコメントを含
んで、ディレクトリ情報をCRT20に表示させるよう
構成してもよい。その場合、情報内容の更新は当然行な
われず、その後のテープTへのセーブも行なわれない。
【0037】以上の説明においては、インデックストラ
ックINDEX は録再ヘッドH1 により記録,再生されるも
のとしたが、これに限らず、別の回転ヘッドを備えて記
録,再生するよう構成しても良い。その場合、図3に示
したテープTの個所に時系列的に記録するのみならず、
ビデオトラックVIDEO 及び/又はオーディオトラックAU
DIO の位置に表層記録することも可能となる。或いは更
に、ヘッドH2 の他に固定ヘッドを設け、例えばコント
ロールトラックCTL の隣りにトラックを形成し乍ら記録
するよう構成することもでき、アフレコ可能でさえあれ
ば、いずれの手段でも良い。
【0038】また、テープTの例えば上縁に絶対番地
(アドレスコード)を記録する機能を有するものとした
が、コントロールトラックCTL に記録されたコントロー
ル信号をカウントし、そのカウント数又はこれを基にし
た数値をアドレスコードの代りに使用して表示するよう
構成すれば、 LTCヘッドH2 の無い装置にも、本発明の
技術思想を適用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のテープ状記録媒体用記録再生装
置は以上のように構成したので、有効なディレクトリ情
報(TOCデータ)か否かを、カセット装着時に直ちに
確実に判断でき、何らかの原因でテープ位置が変った場
合にはそれを認識して、TOCデータをキャンセルする
等の適切な処置をとることができる等の、優れた特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ状記録媒体用記録再生装置の一
実施例の主要部を示すブロック構成図。
【図2】本発明装置のインデックス部及びシステムコン
トローラの具体的ブロック図。
【図3】本発明装置にて作られるテープ記録パターンの
模式図。
【図4】インデックス部にて形成されるインデックスエ
リアの詳細図。
【図5】インデックスエリア内のディレクトリ部の具体
例を示す詳細図。
【図6】本発明装置の動作説明用フローチャート。
【図7】従来装置にてテープに記録,セーブされる仕様
を説明するための模式図。
【符号の説明】
1 記録再生装置 3 入出力インターフェース 4 オーディオ信号処理回路 5 ビデオ信号処理回路 6 インデックス信号処理回路 7 記録再生回路 8 システムコントローラ 9 複数の操作キーから成る操作系 11 メカコン/サーボ回路 12 タイマー 13 テープカウンタ 14 メカ部 15 アドレスカウンタ 16 インデックスメモリ 20 表示画面 H1 録再ヘッド H2 LTC/CTLヘッド T 磁気テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G11B 20/10 H04N 5/91 Z G11B 27/28 A 27/00 C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットに収納されたテープ状記録媒体に
    映像、音声等の主情報信号を記録したり、既記録信号を
    再生したりする機能と、上記主情報信号に関する所定の
    ディレクトリ情報をサブコードとしてアフレコ可能に記
    録、再生する機能を備えた記録再生装置において 記カセットの該記録再生装置への装填時に該記録媒体
    のサブコード記録エリアに記録されたディレクトリ情報
    を再生して該ディレクトリ情報を一時記憶するメモリ
    、該メモリに記憶されたディレクトリ情報必要に応
    じて修正する修正手段と、上記カセットの該記録再生装
    置からの排出時に、排出動作に先立って、上記メモリに
    記憶された最新のディレクトリ情報を上記サブコード記
    録エリアに排出点印を含んで記録する読出し記録手段
    と、上記カセットの該記録再生装置への装填時に該記
    録媒体に記録されているディレクトリ情報を再生し
    ィレクトリ情報に排出点印が含まれているか否かを検出
    する検出手段と、排出点印が検出された際には該ディレ
    クトリ情報を上記メモリに格納すると共に排出点印を消
    去し、排出点印が検出されなかった際には読出した該デ
    ィレクトリ情報を無効にする手段とを備えたことを特徴
    とするテープ状記録媒体用記録再生装置。
JP4255861A 1992-08-31 1992-08-31 テープ状記録媒体用記録再生装置 Expired - Fee Related JP2722963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4255861A JP2722963B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 テープ状記録媒体用記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4255861A JP2722963B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 テープ状記録媒体用記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0684331A JPH0684331A (ja) 1994-03-25
JP2722963B2 true JP2722963B2 (ja) 1998-03-09

Family

ID=17284605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4255861A Expired - Fee Related JP2722963B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 テープ状記録媒体用記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2722963B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3089185B2 (ja) * 1995-04-25 2000-09-18 シャープ株式会社 磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0684331A (ja) 1994-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04301285A (ja) ビデオテープレコーダ
JP2722963B2 (ja) テープ状記録媒体用記録再生装置
US5179543A (en) Dubbing apparatus for audio equipment
JPS5841472A (ja) カセツト
JP2604161B2 (ja) 情報信号記録または再生装置
JP3096938B2 (ja) 磁気記録再生装置
US5923810A (en) Index signal recording and reproduction apparatus and method for a recording medium
JP2612558B2 (ja) 情報信号の記録再生装置
JP2645650B2 (ja) 情報信号記録装置
JP2602430B2 (ja) 情報信号記録または再生装置
JP2604168B2 (ja) 情報信号記録または再生装置
JP2604162B2 (ja) 情報信号記録または再生装置
JP2962898B2 (ja) ビデオテープレコーダの記録方法
JPH0352157B2 (ja)
JP3287012B2 (ja) テープ状記録媒体の記録または再生装置
JPS62243187A (ja) ヘリカルスキヤン磁気記録再生装置
JP2602431B2 (ja) 情報信号記録または再生装置
JP3365514B2 (ja) Dat装置の絶対時間記録方法
JP2669403B2 (ja) 編集装置
KR0167892B1 (ko) 영상신호 기록 및 재생장치의 간편녹화/재생방법 및 그에 따른 회로
JP3099394B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JP2636328B2 (ja) 磁気記録装置
JP2699913B2 (ja) ディスクプレーヤ付きテープレコーダ
JP2000260161A (ja) 記録再生装置および媒体
JPH0684327A (ja) ビデオテープレコーダ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees